橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成20年7月下旬分

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平成20年7月31日

飲みすぎたーっ!

  2時間少しでカシスグレープフルーツ×1、梅酒ロック×3
  ――少し調子に乗りました
頭ずきずきする。
  今日の話を時系列順に話そう。まず、昼間。旧家で"お仕事"していたのだが、ちょいと雑用で新築へ。階段を上ろうとしたときに2階から振動音が聞こえてきた。しまった、またもPHS絶賛放置キャンペーンを行ってしまったか。と慌てて駆け上がるも手遅れ。見てみると「不在着信5 新着メール1」――ぬおおおお! 誰だか知らぬがすまん! 内容を見てみると、
  1:メールは後輩から
  2:最新の着信は行きつけの模型屋
  3:今日の飲み会の幹事さん
さて、このうち一番重要なのはどれで、一番どうでもいいのはどれでしょう?
  ――模範解答
一番重要なの:3番
一番どうでもいいの:2番
  ――おいおい、模型屋はどうでもいいのかよ
まあ実は、内容が分かってるからね。何か新製品が入ったんでしょう。またそのうち足を運べばいいことです。電話に出られないのはいつものことなのです。
  ――とゆーわけで
急いで掛け直すと……「モニターが大破したので、飲み屋の割引クーポンを代わりに印刷してくれないだろうか?」とのこと。モニターが大破!?(笑) まあともかく、その手でパソコンに電源を投入。ここであることに気付いた。HDDを新しく買ってきて、ウィンドウズを入れなおして、プリンターのドライバは入れなおしていない(笑) というわけで、CD-ROMの捜索開始(笑) まあ、古いほうのHDDのウィンドウズから起動しなおすという手もあったのだが、いずれドライバは必要になるので今日のこの機会にというわけで。インストールが完了した後、プリンタヘッドの調整をしろというメッセージが出て来た。実行するとエラーが出て来た。何か修正方法も示されたのだが、面倒だったのでそのまま割引クーポンを印刷。普通に印刷できたぢゃないか!(笑)
  まあそんなこんなで。飲み会は神戸方面だったので、当然途中で六甲の模型屋に立ち寄る(笑) この前梅田の某音速模型で買えなかったOn30の"なべとろ"を無事入手! 最初は1セットだけのつもりだったのだけれど、某音速模型で売り切れだったことを受けて2セットに変更。で、六甲の在庫が見事2セット。いやあ、こんな都合のいいこともあるものですね。飲み会に遅れないよう早めに出発していたのだけれど、予想外に時間が余りそうだったので店内をウロウロ……しているとハマってしまいました(笑) 昔、大昔高校生の頃に買って、放置され、そしてハンダ付けの練習台になってボロボロになって破棄された車輌キット、の単品売りを発見した。まだ売ってたなんてびっくり。確か当時、3両5000円だったはずなのだが、1両1800円。まあ、単品の方が高いというのは納得行くし、当時と比べて10年も経った今ではいろいろ値上がりしていてもおかしくない。だけれど問題がないではない。どんな車輌かというと、古典客車、という小型の車輌である(最近の俺、小型車輌ブームだな)。車輌を組み立てるのはいいとして、完成した後何に牽かせればいいんだ? 車輌として一番マッチするのは小型の蒸気機関車である。ディーゼルや電気機関車は時代的に合わなくなってくる。というわけで小型蒸気機関車……持ってるには持っているが、全て客車とのセットになっている。どうしようか悩んだ。とても悩んだ。山よりも低く、海よりも浅く悩んだ(本当に悩んだのか?)。おまけに、在庫数が結構あった。「今日買わなくても、今度来たときでいいんじゃないか? こんなもん、今更誰も買わんぞ」――というわけで、3つ手に持ってレジへ。
  ――というわけの前後が噛み合ってませんが
  でまあ、その後、飲み会に参加して、ちょっと梅酒が美味かったもので飲みすぎたというわけであります。


平成20年7月30日

  あー……今日ボクシングの世界戦やってたの忘れてたよ。だから見てない。せっかくチャンピオン内藤のK.O.勝ちだったのに……。

  模型製作、次回作は平行作業中。HOとNとで平行(笑) Nの方は、一番面倒な作業がやっとこさ終わった。
面倒な作業‐阪急ドア抜き編
この後、前面の改良も考えているんだけど難航しそう……。


平成20年7月29日

  左腕が痛い。筋肉痛というレベルを超えた痛さの筋肉痛(結局筋肉痛なのか?)。最近バッティングセンターでの調子が上がらないのは振り込みの量が足りないせいだと断定。そして3日前に頑張ったらこのザマだ。筋肉痛?になったのは翌日なんだが、そこから3日間治らないのが問題だ。


平成20年7月28日

  前に言ったような言ってないようなちょっと忘れたんだけど、パソコンゲーム「英雄伝説VI 空の軌跡」の2周目のプレイを開始している。もちろんシリーズ最初のFCの最初から。1ヶ月前に始めたようで、2周目はゆっくりプレイで現在最終章中盤。2周目なので攻略本、攻略サイト解禁でプレイしているのだが……ゲーム中盤から錬金術ができることが判明。"錬金術"ってのはもちろん、武装して戦うあれではありません(謎) 無限にお金を生む方法……まあ、RPGは敵と戦ってると(シリーズにもよるけど)倒した敵がお金を落としてくれるので、戦うこと自体が"錬金術"なんですがね。まあもちろんここで言う錬金術とは、効率よくお金を稼ぐ方法。アイテムを買って、何かして、それを売るとあら不思議、所持金が前より増えてるじゃありませんかーというタイプのもの。古くはFFVIIIであったなあ。禁断魔法生成だったか何かのアビリティを使って、アイテムを変換して売るとお金儲けが出来る。さて、空の軌跡FCでの錬金術とは……お料理システム。食材を買ってきて、もしくはモンスターが落とす食材を使って"料理"するシステムが搭載されている。このうち、店で買える食材だけで出来る料理がいくつかある。そして、もう言わなくても分かると思うけど、「食材費<売却費」という錬金術を生む素晴らしい不等式が成り立つ料理がある。ま、いくつかあるんだけど、検討の結果実用的なのは1つだけだった。栄えあるその料理の名前は「アップルアイス」。HPを300回復してくれると言う、序〜中盤専用かと思われる料理だ。なお、お友達に「オレンジアイス」というのもあって、材料も完熱リンゴか情熱オレンジかという違いだけで効果も全く一緒の料理があるのだけれど……何故か売却価格(店頭売り価格)に違いがあって、リンゴは当選、オレンジは落選となりました。このアップルアイスのレシピが手に入れば、以降お金に困らないことが判明。ま、10万ミラ稼ごうとすると結構時間がかかるんですが(苦笑) ちなみに、やりました。10万ミラぐらいは"錬金術"しました。最終章で武具防具を買うお金が足りなくて……2度目をプレイしていても、この辺りバランスがちょっと厳しいなと思います。
  さて、他にも「食材費<売却費」の成立した料理はあった。でも落選。何故か? ま、容易に想像できそうなのが「売却費−食材費=1」だったりするやつね。確かに儲かるけど、1万ミラ稼ぐのに何回やらなあかんねん!ということになる。あ、そうそう、一度に最大99個までお料理できます。この辺りはRPGの王道ですな。99個作って、99個売って、食材買って、99個料理して、また99個売る。以下繰り返しね。で、組み合わせの中には「売却費−食材費」の値がアップルアイスを余裕で越えてくれる物があった。これはいい。いくら普通に戦って稼ぐよりもはるかに効率がいい"錬金術"とは言え、その手間がより省けるに越したことはないからね。で、食材の内容を見て、やる前に落選通知を出した。何故ダメだったのか。アップルアイスの材料は「とれたて卵、新鮮ミルク、完熱リンゴ、メイプルシュガー」の4つだった。そのNG料理は、食材が20種類ぐらい必要なのか? いや、違う。確かに必要な食材の種類は少し多かったが……問題だったのは「挽きたて小麦粉×5」というところだった。そう、食材1種類につき1つしか使わないわけではない。ものによっては2とか3とか4とか5とか要求されるのである。アップルアイスは各1だった。同じ種類のアイテムを99個まで持てるので、各食材を99個買ってまとめて99個料理することが出来た。が、×5の食材があるということは、一度にまで19個しか料理できないという意味でもある。いくら1個あたりの効率が多少良くても、1回あたりが1/5弱ではお話にならない。というわけで落選。そして実用的なのはアップルアイスだけということになった。そういうわけで、おそらく終章グランセルのお店にはアップルアイスの大量の在庫が……(笑) こういうときRPGっていいよね。いくらあっても値崩れしないんだからさ(笑) ちなみに、FCでは売却価格が店頭価格の半分。これも多くのRPGがそうなっている。ところが、SCでは何と1/4になっていた! 実はSCで「食材費×2<店頭価格」な組み合わせを発見して、レッツ錬金術!と喜んだのも束の間、売却価格が予定外に低くて即ロードし直しとなった(苦笑) うーん、シビアだねえ。
  2周目してて気づいたこと。王家の姓が「アウレーゼ」だと思ってたんだけど、正しくは「アウスレーゼ」だった。橘ちゃん横文字に弱いんだからもう! で、攻略本の類を精読してて判明したこと。その王家の女の子、クローディア姫が幼少期に孤児院にお世話になっていたことを疑問に思っていたのだが……理由が分かった。両親が死んだから預けられた、ものだと勝手に思っていたのだけれど、そもそもそこからして違ったんだ。ゲームの時期から去ること10年前に戦争があって、そのときの混乱でお付きの人とはぐれてしまった(ちなみに、両親はその時点で既に他界)。そこを孤児院の親先生に拾われてしばらくお世話になった……ということらしい。なーるほどね。
  2周目をやっていると「あれこはこれだったのか」というのがいろいろ分かって面白い。FFだとあまりそういうことがなさそうだけど、空の軌跡は伏線張りまくりだからね。直近では、ヨシュア女装イベントPart2でヨシュアが名乗った偽名が実はお姉さんの物だった、とかね。ほんの些細なことなんだけど、些細なことだったからSCでヨシュアのお姉さんの名前が出て来たときに全然気付かなかった。
  しかし、1周目はもっと短時間でクリアしたような記憶があるのだが、このペースでやってると……SCの2周目が終わるのってFFXIIIが発売されるぐらいじゃないかな? こりゃちょうどいいやわははははは! ……って流石にそこまでかからないだろうし、そこまでFFXIIIの発売も早くないよね。


平成20年7月27日

痛ッ!

  先月完成した、HOゲージの客車、昨日何気なく持ち上げると……「ボロッ!」という感じで上回りと下回りが分離。上回りと下回りをネジで留めていたのだが、上回りのネジ支持部分が取れてしまった。その支持部分は、エッチング板を折り曲げて作る構造になっていたのだが、補強にとハンダを流していた。しかしその後やったことがいけなかったようだ。折り曲げの足のわずかなでっぱりが気持ち的に余分だったので、ヤスリで削り落とした。その関係で支持部分は、上回りの車体とはハンダで固定されただけの状態になった。ハンダは私の中では強固な接着手段なので大丈夫と思っていたのだが……思っていたよりは強くなかったらしい。そんなわけで、泣きべそかきながらエポキシ系接着剤で付け直しすることにした。もう組み立ても塗装も完了しているので、今更ハンダ付けのやり直しはできない(やったことがないから分からないけど、危ない橋を渡って失敗すると泥沼なので自重した)。とれたのは2両あるうちの1両だけだが、無事な方も根元を固めておいた。しかしこれ、エポキシ系も強力だ"と思っている"わけなんだけど、またしても思ったほどは強くなかったらどうしようかねえ。ま、いずれにせよ、力のかかる部分はあまりいじらない方がいいというのがよく分かった。もう1両か2両、将来的に作る計画があるけれど、そのときには無難に行くことにしよう。


平成20年7月26日

  詰め将棋の話題アゲイン。懸賞詰め将棋の部分を切り取って置いてあるのだが、いつも解けたら右端の空白スペースに答えを書いておくことにしている。で、指し将棋の場合は駒を動かせば事は済むのだが、それを記録する「棋譜」にはちょっとした慣れ?が必要で。駒の場所を座標で表すのはいいとして……よく忘れるのが
  「不成」(ナラズ)
とか
  「打」
とか
  「右」
とか。「不成」の対義語?みたいなのに「成」があるのだが、これはまず間違えない。理由は後述。「不成」ってのは、駒が成れるのに敢えて成りませんでした、ってときに後ろに書く。例えば「5五金不成」という具合にね。
  ――ちょっと待て
5五の位置で成れるのは飛車角だけだろうが(笑) しかも金はどうあがいても成れないから、「不成」なんて後ろに付くことはない。まあ将来、将棋の派生ゲームが誕生して、金が成れるようになるかもしれないけれど。で、だ。真面目に書いて、例えば「5一桂不成
白兎「どこが真面目やねん!」
桂馬が敵陣5一の場所に成らない状態でいるってことは、それ以上動くことが出来ない。そういう場合は必ず成らないといけないので、「5一桂不成」はルール違反。というわけで、今度こそ真面目に……「5一銀不成」とか言う具合に使う。歩や大駒(飛車角)の場合はまず成らないなんてことはないのだが、銀の場合は特に、桂馬や香も往々にして成らないという使い方をする(桂馬も三段目であれば成らないという選択肢が取れる)。で、次、「打」。例えば既に盤上に金将がいて、その隣に持ち駒の金将を打つとしよう。ただ単に「5五金」と書くだけだと、それは金将を5五の位置に動かしたのか持ち駒を打ったのかが分からない。なので、前者の場合は単に「5五金」でいいのだが、後者の場合は「5五金打」と表記しないといけない。「右」も同じで、2枚金将が並んでいて、前方に進んだ場合……どちらの駒が進んだのか棋譜では分からないので、右の金を動かしたときは「5五金右」、左の金なら「5五金左」という具合に。この右左にはいろいろバリエーションがあって、元の配置が斜めだとまた違う書き方をする。「引」とか「直」とかいろいろあるんだけど、全部は覚えていなかったりするのですよ……。
  で、最初の方に書いた「成」を忘れない理由。成るときは、実際将棋を盤と駒で指しているときは「駒を裏向ける」という動作をするわけです。だから棋譜に書くときも、頭の中では指先で裏返す動作を思い浮かべつつペン先で「成」と書く。ところが、成らない場合ってのはそのまま駒を進めるわけで。実際に指していると「なにもしない」わけだから、それを棋譜に記すときもついうっかり「後ろに何も書かない」わけでして。「右」とか「打」も同様で。指していると何もしなくてもどの駒を動かしたのか、持ち駒から打ったのか明らかなわけで。だから棋譜にも書く習慣がない。いや、本来ならば書く習慣が付いてなきゃいけないんだけどね。あまり棋譜付けなかったもので……。
  で本日の締め。先々週の問題、十三手目、「1三桂不成」と書いて完璧に気が緩んだ。今日は不成って書くのを忘れなかったぞー! そして十五手目、正解は「2二金」。一方私の"答案"は……


平成20年7月25日

  昨日言ってた「玉電デハ80形」だが……あれから調べていると、とあることが分かった。実車は最初、1両で走れるように車輌の両側に運転台を付けていた。後年、改造されて2両ワンセットになって、片側の運転台が撤去されたらしい。まあ、それはキットの説明書の記述で少しは知っていたのだが……キットをそのまま組み立てるならば、片側の運転台を撤去したものとして組み立てなくては実車にはそぐわなくなってしまう模様。というのも、ドアが3枚あるのだが、その内の真ん中のドアが初期の頃には、これが全く意味不明なのだが、他の2箇所に比べて高い位置にある。バスを想像してもらえれば分かると思うが、バスは乗降口が地面に合わせて低く作られており、車内はというと1段〜2段ぐらい高い高さに床面が来る。最近はバリアフリー設計で、低床車も増えているが。デハ80形もそうで、前後のドアは地面の高さより少し高い位置にドアがある。しかしながら、中央のドアだけ車内の床面と同じ高さになっているのだ。これは推察するに、車輌が登場した頃には路面電車区間と専用軌道の両方があって、専用軌道の方は普通の電車と同じようなプラットフォームを使用していたのかもしれない。で、改造されて中央のドアも地面高さと同じになった。言われてみれば、説明書にあったオプションパーツのイラストに背の低いドアが含まれていたなあ……。初期の状態を再現するためのパーツだったか。
  まあそんなわけで、キットをそのまま組もうとすると片側の運転台を撤去した仕様にしなくてはいけない。まあ、「絶対にそうしないと人として間違ってます」というレベルの「しなくてはいけない」ではないので、私は自分で好きなように作ればいいんだけどね(笑) ただ、ある程度実車同様を追求するならば、このキットは、真ん中のドアを"復元"しない限りは2両ワンセットで考えるべきである。で、まあ、片側の運転台を撤去した仕様にするためのパーツは付属している。運転台撤去そのものに関しては側面は影響がなく、前面パーツのライト類が付いてないパーツだ。付いているパーツを削るのは、面倒だが今回は許容範囲内。さて問題は……1両をツートンカラー、もう1両を一色塗りにしようとしていた件についてである。2両ワンセットで走っていたらしいのだが、塗装変更されるときも2両まとめて行われていたと考えられる。だから、私が考えている2両を別々の装いにして……というのは実車ではなかったことなのである。先ほども言ったように、模型なんだから自分で自由に作ればいいのだが……この辺り我ながら解脱できてないと思うばかりなのだが、実車のことを知ってしまうと縛られてしまう。ここは俺様イズムを貫き通して2両別々の色に塗るか(この場合両運転台仕様)、実車という幻想に縛られて2両編成を作るか(この場合片運転台仕様)で悩み始めた。だから作業が進んでいないと言いたいのである(笑)
  にしても、実車のことは全然知らずに「なんとなく」2両買ったのだが、実車も2両だったとは恐るべき偶然である(笑) この2セット買いは過去に何度かやっていて、そのうちの何度かは"失敗"している(笑) 2つも買うようなものじゃなかったり、実車が1セット分しか存在しなかったり……。なのにどうして橘雪翼は2つも買ってしまうのか? それは……大いなるヴェールに包まれた謎なのである。この謎を解き明かした物にはノーベル賞が降ってくるとか降ってこないかとかいう噂は全く存在しないので、そんな努力はしないようくれぐれも忠告申し上げる。


平成20年7月24日

  今日は画像で侃侃諤諤だけです。
今度はプラ製HOキット


平成20年7月23日

久々の詰め将棋の話題

  最近話題に出してない、神戸新聞土曜日夕刊の懸賞付き詰め将棋の話。最近ここを見てくれるようになった人には「何のこと?」だが(どうもここ一ヶ月ぐらいで、毎日のアクセス数が増えているような……多分新たに常連さんが増えたんじゃないかと思う。ありがとうございます)、まあそういうのがあったと思って欲しい。
  で、相変わらずずっと解答し続けて(応募はしていない)、正答も出し続けていた(2、3ヶ月ぐらい前に久々に間違えてしまったが)。しかし今月頭ぐらいに、ついに「解けない」ということが起こってしまった。この懸賞の応募期限は、翌週の金曜日必着。正答が発表されるのはさらにその翌週の土曜日の夕刊。懸賞に応募するなら、問題が出されてから2〜3日のうちに解かないといけないが、私は応募しないのでマイルールとして2週間後の土曜日の夕刊を見るまでを期限としている。ま、大抵の場合は割とすぐに解けるんだけどね。でもたまに、変なツボにはまってしまって延々と悩み続けることもある。20分ぐらい睨めっこしていると、図が完全に頭の中に入ってしまうので、いつなんどきでも思い出しては頭の中で駒を動かしている。そういう問題が解けるのが多いのは、布団の中。眠れないときは詰め将棋タイムだ。当然、翌朝目が覚めてみると忘れているとか……(笑) なんてことはないことはないけれど、あまりないよ〜。忘れることもあるけれど、ごく稀に幻だったってこともなくもない。
  さてさて、二週間かけたのに解けなかったのが記憶に新しいところなのだが、実は先々週の問題も考慮し始めてから二週目に突入してしまった。こうなると、焦る。何せ解けてない問題が2つもあるのだから、焦らないわけがない。そういうときは一気に2つ並べて気合で2つとも解いてしまうことが多い。大体二週難問が続くことはあまりない。ところが、今回溜めた2つの問題が……解けない。困った。先日解けなかった分と合わせて私の傾向を分析すると、どうも桂馬に弱いらしい。桂馬というのは、チェスで言うところの騎士(ナイト)。将棋の桂馬は2方向にしか動けないが、ナイトはその4倍の8箇所に動かせる強力な駒だ。もっともチェスの駒は全般的に、将棋に比べると動ける範囲が広くて強力だ。さらに言うと、今一般的な将棋(小将棋って言えばいいのかな?)は1マスずつ動かす駒が多いのだが、中将棋とか大将棋になると派手な動きをするやつらが多くなる。麒麟とか、酔象とか、太子とか。太子は"居食い"ができるやつだっけな? 居食いというのは……駒を動かすとき、普通一回しか動かせないよね。ところが太子は2度動かせる(太子じゃなかったかもしれないが、とにかくそういう駒がある)。一回一回は王将と同じ動きなのだが、2回動かせるというのが様々な汎用性を生む。先ほどの居食いというのは、敵の駒を取ってから、元の場所に戻ることを言う。強力なので、確か何か特別ルールもあったような気がするのだが……細かいことは忘れた(笑) そういうのを考えると、今の将棋は地味である。言ってみれば、チェスや中将棋がホームラン連発の野球とすると、今の将棋は単打をつないでいく今年の阪神タイガースの打線みたいな(結局そういうところに話が落ち着くのね(笑))。
  ――で、何の話だっけ?
そうそう、桂馬。桂馬は将棋の駒の中でもイレギュラーな動きをする。チェスのナイトも然り。もっとも、チェスはポーン(歩兵)もある種イレギュラーな動きをするのだが。桂馬は、2つ前方の、今いる筋の隣のマスへ移動する。ぴょんと飛び越えて、少し横へずれるわけだが……間に駒があっても関係なくそういう動きをする。初心者が慣れないうちに戸惑う駒の動きは、金と銀の違いと、この桂馬の動かし方だろう。で、その桂馬に弱いということは……俺初心者丸出し?(笑) まあ、私はどう控えめに見ても「初心者」ではないだろうけど(何せ17手詰めの詰め将棋を解いたりするんだから)、桂馬の動きには弱いのだ。まあ実戦で間違えることはないのだが、詰め将棋で持ち駒として桂馬が用意されていると解くのに時間がかかるっぽい。余談だが、以前友人ととある方法で将棋を指した。普通に盤と駒を使うのではなく、お互いに"棋譜"を言いもって頭の中に盤と駒をイメージしながら指す「目隠し将棋」。結果は……途中、友人が桂馬の動きを把握できずに投了。始まってから20手も進んだかどうか。というわけで、私が特に桂馬に弱いわけじゃないんだよ!と弁解してみる(笑)
  ――話を戻して
詰め将棋ではとあることが言われている。持ち駒に桂馬があったらとりあえず打ってみろ、と。桂馬はその動きの特殊性と、頭が丸い(前方に移動できない)ことから、単独では玉を追い詰めるのには向かない。盤上にあれば、敵陣に成り込むことで金と同じ動きの成桂として使えるが、手駒にある場合は少なくとも最初の一回は桂馬としてしか使えないわけだ。そして、詰め将棋は(上手く出来た詰め将棋ほど)最初より最後の方が駒の数が少ないことが多い。よって、持ち駒の桂馬は詰み直前よりは連携させる駒の多い序盤の方が活躍しやすいというわけだ。そんなわけで、初手、とりあえず持ち駒の桂馬を打ってみると上手く行く……ことが多いという傾向が見出されたのではないかと思われる。そんなわけで、桂馬を持っていれば、とりあえず初手、打ってみることを考える……んだけど、桂馬打っても王手かからないところに玉がいたりする(笑) つまりこの場合、途中で使え、と。じゃあいつ使えば……とかになってくると、私の脳回路がどうやら困ってしまうらしい。しかも、桂馬1枚ならまだしも、「桂二」とか書かれてると途方に暮れる。初手、桂馬が打てそうなんだけど……二枚目をどこで使えばいいのやら。
  今回、溜めた2問のうちの1つの初期持ち駒が「飛、金、桂二」という"豪華"な布陣。実戦だったら桂馬のことはひとまず先において、飛車と金将で必死(*1)を掛けに走るね。まあ必死掛けるのも得意じゃないんだけど……。しかしここは詰め将棋。頑張って桂馬2枚もフル活用して解かなきゃいけない。どう考えても初手は「3三桂」なんだが……。困った橘雪翼クン、ついに最終奥義にして禁じ手を使うことにした。最終奥義にして禁じ手とは? コンピューターソフトに入力してちょちょいのちょい……
  ――ではもちろんない
それ、自分で解いたことにならないから。最終奥義にして禁じ手とは、自慢の六寸盤(*2)にちょっといい駒。つまり、実際に駒を動かして解いてみようというわけである。それが何故禁じ手なのかというと……まあ別に構わんとは思うんだけどね。モラルに反するとか、詰め将棋のルールに反するとかではない。ただ、20手もしない詰め将棋に盤と駒を持ち込むのは如何なものかという武士道的な面子があって禁じ手にしているのだ。まあ普通ならば、盤と駒で実際にやってみようが頭の中で解いてみようが、あまり差はない。盤と駒は実際に並べてみる手間がかかるので、頭の中でイメージした方が手っ取り早い。けどまあ、今回は問題の桂馬である。駒の効きを見逃しているのかもしれないし、実際に盤上に並んだ駒の動きを見れば新たな着想が沸くかも知れない。
  ――考えること20分
2問とも解決。桂馬の問題は飛車の成り捨てが見えていなかった。桂馬の使い方は2枚とも合っていた。そしてもう1問は……まだ締め切り前なので一切の詳細は書かないことにしておきます(笑) でもまあ、たまには駒にも触らないとね。
  そうそう、それで思い出したのがだが……今回使った駒も割といい駒なのだが、六寸盤に付属していた物で、書体が簡易なタイプなんだ。で、ちゃんと「飛車」とか「金将」とか一般の人にも読める字体でかかれた駒で、ちょっと値が張るやつを持っていたはずなのだが……行方不明(泣) 以前将棋盤を持ち出したときに、一緒に置いてなかったことが判明して探したんだけど……見つからなくてちょっとショック。それを思い出して、またちょっと憂鬱な気分。どこへ行ったのかねえ。

*1 必死  命を懸けんばかりに一心不乱に何かすること……ではなくて。相手がどう受けても、その次の手からの連続王手で相手玉を詰ませることが出来る状態。通常、必死がかかると勝負が決定的になるが、必死を掛けたと思ったらこっちの王様が詰まされちゃいました、なんてことも(そういうのは厳密には必死と呼ばないかも)。長手数の連続王手による詰みを読み切ることも棋力の一つだが、必死を掛けることに長けることの方が実戦では役に立つことが多い。少し前に将棋雑誌にプロ棋士インタビューが載っていて、こんな質問をしていた。「長手数の詰みと簡単な必死の両方を見つけた場合、詰ませに行きますか?」と。プロなら当然、簡単な必死を掛けにいくだろう……と思って回答を読んだら意外にそうじゃなかったり。「後で『見えてなかっただろう』と言われるのが嫌だから詰ませに行きます」というコメントも(笑) 言われてみれば当然だが、長手数の詰みの内容にもよるという冷静な意見も。簡単な並べ詰め(普通に玉を追っていけば詰む手順)なら詰ませに行けばいいが、途中に妙手好手を連発しての詰みなら読み間違いが怖いということだ。棋譜は後々まで残るので、そういう妙手好手連発の詰み手順を記録に残すのも棋士冥利に尽きる、という側面もありそうだが。世には詰め将棋の方が圧倒的に多いが、必死をかける手順を見つけ出す問題もある。
*2 六寸盤  持ち運びできる薄っぺらい折りたためるものではなく、厚みがあって足も付いている盤。厚みはもちろん六寸で、これ以上厚い盤はない(いやまあ、作ろうと思ったらいくらでも作れるけどね)。プロの対局ではもちろん、六寸盤が用いられる。値段はピンキリで、私のは最安値クラスの物だが、高いのになるとキヤノンEOS-1Dsが平気で買えたりするぐらいの値段になる。いいものは駒を打ったときの音もいいらしい。囲碁盤も同じく、六寸が通常一番厚い盤で、プロ棋士のプロとしての対局は六寸盤を使って対局する。


平成20年7月22日

懲りずにプロ野球のマジックで数学してみる

  先日の計算はちょっと間違っていたっぽい……。思いつきで喋った7月19日の話のね、あれ、違うようだ。うーん、面白い計算方法だと思ったんだけどなあ……。
  なにはともあれ、阪神に優勝マジック46が点灯。マジック対象チームは中日だ。阪神が残り試合で46勝すれば
阪神 103勝40敗1分 勝率 0.72027972027972027972027972027972
一方中日は、全勝しても
中日 100勝40敗4分 勝率 0.71428571428571428571428571428571
で届かない。んだけど、阪神が1つ勝てばマジックは1つ減る。中日が1つ負けるとマジックが1つ減る……と計算するとおかしなことになる。優勝マジックは、0になったそのときにちょうど優勝が決まる物でないと困る。マジックが0にならないうちは優勝が決定していない、というのがポイント。阪神は残り57試合ある。仮に38勝19敗の成績だったとしよう。今の成績に足すと、
阪神 95勝48敗1分 勝率 0.66433566433566433566433566433566
十分立派な成績だ。さて、さっきの計算で行くと、マジックが0になるためには中日が最低でも8試合負けてもらわないと困る。ところが、だ、中日が残り56試合を驚異の勝率を叩き出して49勝7敗で切り抜けたとしよう。まあ、こんだけ勝てるようだったら誰も苦労はせんがね。まあともかく、今の成績にこの数字を足すと……
中日 93勝47敗4分 勝率 0.66428571428571428571428571428571
数字が微妙な差なので、もう一度書き出しておく。
阪神 勝率 0.66433566433566433566433566433566
中日 勝率 0.66428571428571428571428571428571
ほんのわずかだが、阪神の方が勝っている。だがしかし、阪神は今日の時点から38勝しかしておらず、中日は7つしか負けていないはず。マジックナンバーは45しか減っていないはず。確か今日点灯した数字は46だったはず。
  ――残り1つはどこへ行った
さて、ここで復習。勝率の計算方法は……
勝数/(勝数+負数)
だ。ポイントは、引き分けは試合数に含みませんよ、というところにある。阪神の勝率と中日の勝率を比較する計算をしてみよう。
阪神の勝数/阪神の試合数−中日の勝数/中日の試合数
を計算して、0より大きければ阪神の方が上位に来るし、0より小さければ中日の方が上に来る。さっき、ポイントとして引き分け数が試合数に含まれないことを挙げた。そのポイントに注目すると、阪神は残り試合で引き分けがなければ全部で143試合戦ったことになり、中日も同じく引き分けがなければ140試合戦ったことになる。中日の方が試合数が少ないのである。いやまあ、実際には双方144試合やってるんだけどね。勝率計算としては、の話だからね。さっきの
阪神の勝数/阪神の試合数−中日の勝数/中日の試合数
を計算するにあたって、一番分かりやすい計算は……通分して、分子の大きさを競うというもの。つまりは
(阪神の勝数×中日の試合数−中日の勝数×阪神の試合数)/阪神の試合数×中日の試合数
に持ち込むというもの。分母の計算結果はこの式が0より大きいか小さいかには関係しないので、今は無視していい。つまり、
阪神の勝数×中日の試合数−中日の勝数×阪神の試合数
だけを考えよう。この式のうち、引き分けがないと仮定すると確定する部分が2箇所ある。それは阪神の試合数と中日の試合数だ。前者は143で後者は140。つまり、今後両チームに引き分けがないという仮定の下では……
阪神の勝数×140−中日の勝数×143
という計算をすればいいことになる。これ、見れば分かるとおり……同じ1勝でも中日の方がウェイトが大きい。阪神の1勝には140しかかからないのに、中日の1勝には143もかけられる。不公平だ!(笑) まあ、中日は引き分けが多い分、勝てる試合を逃してきたとも言えるし、負ける試合を負けなかったとも言える。微妙なところだが、これが現時点でのプロ野球界の勝率の計算方法なので仕方がない。というわけで、阪神は中日よりも多く勝たねばならない。両チーム勝数が多い間はより多く、両チームの勝数が少し減ると余分に勝たなければいけない分が減るというわけだ。そのラインがさっきの「阪神残り試合38勝19敗、中日残り試合49勝7敗」と言うわけだ。
  ちなみに計算方法は……マジック46がちょうど0になってシーズンを終えるとすると、阪神は中日よりも3つ勝数が多い。というところから、「じゃあちょうど2つだけ多かったら?」という仮定をする。阪神の勝数をxとおくと、中日の勝数はx−2と表現できる。故にさっきの計算式は
x×140−(x−2)×143
になる。xと×(かける)が紛らわしくてごめんよー(笑) カッコを外して同類項をまとめると、
286−3x
になる。xが96より大きいとこの数値はマイナスになり、95より小さいとプラスになる。あとは現在の成績と照らし合わせて引き算すれば、さっきの成績が算出できる。分子の差は1で分母が143×140だから、勝率の差もほんの僅かというわけだ。
  で、結論としては……阪神が1つ勝てばマジックが1つ減る、中日が1つ負ければマジックが1つ減る、という計算はどこかで狂う可能性があるということだ。状況次第で1度だけ、一気に2つ減るポイントがあるはず。それは……実は詳しく考察してないんだけど、中日の今から7敗目じゃないかと思う。


平成20年7月21日

  実は体重が増えてきて……63キロ目前まで来てしまった。以前は「喰っても太らないぜ!」とこのご時世に低燃費ボディを自慢していたのだが……歳は重ねたくないものよのう。まあ、体重増えても筋肉で増やせば問題はないわけで。というわけで体脂肪率も計っているのだが、3年ほど前に馬鹿みたいに縄跳びしてたころの水準とは比べるべくもなく。あの時は確か、8%台だぜ!とか喜んでいたのだが(注:運動後や入浴後に計ると低く出る)、今は12%台。体脂肪率は計測するのが難しいと言われるが、こういう数値の変化を見るとなかなか説得力があるね。1年前ぐらいからそういう状態だったと思うので、増えたけど体脂肪率がぐぐっと上がっているわけではないので大丈夫かな、と。それでも、ここ2年で一気にブクブク来たのでやっぱり内心焦っている私。というわけでプチ食糧制限敢行。私の場合簡単で、夜食を減らす。まあ、夜食喰ってたら太るわねえ(笑) 結構すぐに61キロ台に復帰。でも体脂肪率はほぼ変わらず。減った1キロのほとんどは筋肉ですかあ?(涙)
On30(Oナロー)第一陣完成!
いきなり文章の流れと関係ない画像で侃侃諤諤(笑) ではまた明日会いましょう!


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