橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成25年8月下旬分

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平成25年8月31日

夏ももう終わりか……

  今年も気温は暑く、阪神はお寒い夏だった(でもロード期間中の勝率は結構高かったんじゃないか?)。さてさて、今月私の買った漫画はどんな風だったんだろうか(誰もそんなことに興味ない)。

【ワンパンマン】4巻(新刊):☆☆☆☆
「ヒーローが逃げたら誰が戦うんだよ」
4巻はサイタマのこの一言に尽きる。ジェノスが急いで書き留めていたが、その気持ちが良く分かるカッコ良さだ。
  でもまあ、現実問題としてはですね……(漫画の中での話だけど)サイタマぐらい強ければそれでいいんだけど、普通のB級C級ヒーローにしたらやっぱり、自分が行っても役に立たないむしろ足手まといになるような強力な怪人が出たら家で大人しくしてるべきなんですよ(それでも一般人の避難誘導ぐらいはできそな気がしないでもないが)。
  投獄された音速のソニックがあっさり脱獄してて笑った。っていうかまあ、普通にできるでしょうソニックなら。戦った相手が悪いだけで、この漫画の中では上位に入る凄腕なんじゃなかろうか。むしろどうやって特殊監獄まで連れてきたのか不思議。強いS級ヒーローがいるのか? で、脱獄に関しては実際のところ獄中ヒーローの脱獄に便乗しただけなのだが、この獄中ヒーローがなかなかの曲者。というか、クセのあるキャラクターだ。ところで、「檻の中のヒーロー」で連想するゲーム、漫画が2つある。一つは『逆転裁判5』の、服役中の検事・夕神迅。もう一つは『刃牙』のミスターアンチェインことビスケット・オリバ(結局こいつは何の罪で服役中なんだったっけ?)。最近のトレンドなんかなあ。『ワンパンマン』の獄中ヒーローは自ら檻の中に入っているわけだが、男色家で、特殊監獄を自らのハーレム化している。ソニックが監獄に入ってすぐ、元いた囚人たちが洗礼を浴びせようと騒いだ時に「うるさい!」と一言で鎮めたのだが、その際の独り言が面白い。「後で全員、ディープキッスの刑だな」――つまりこいつは、自分のその行動が囚人達にとって罰になることを自覚しているということだ。

【頭文字D】47巻(新刊):☆☆☆★
  他人がバトルを眺めながら藤原拓海を語ってるシーンが多少ウザい。板垣恵介の真似か?(板垣だと「後に○○は語る」の形式だが) もっとも『頭文字D』の場合、序〜中盤にあった作者による「○○でのバトルを覚えておいでだろうか?」的な解説を「ウザイ」と思った読者がいるのかもしれないが……。シンジのノンブレーキ走法を解説してくれたパープルシャドウの神の手足のおっさん2人に関してはいいんだけど、拓海の後追い時の先行車の走りをコピーする”能力”は、既に散々描写されてきたから何もここであらためて書くことないような気がした。まさかひょっとしてページの水増しか? 
  既に連載完結という情報を受けて読んでいたので、シンジ先行のまま1本目が終わって、47巻後半〜48巻で2本目になるのかと展開を予想してたら、途中で抜き返してびっくり。さらにシンジが抜き返しそうな雰囲気になって、おいおい”残りページ数”足りねえんじゃないか?と思ったら、最後の最後でプロDが仕組んだハチロクのエンジンの話が出てきて、次巻、つまり最終巻が面白そうな終わり方だった。

【はじめの一歩】104巻(新刊):☆☆☆
  一歩は世界2位と世界前哨戦? 板垣は一歩が日本王者返上に伴い、王座決定戦へ。以前の『一歩』の面白さというのは、試合と試合の間のこういうところも飽きさせないところだった。ギャグもかなり冴えてたのに……最近切れ味なさすぎだね。伏線張ってるようにも見えるんだけど、ちょっとくどさがある。104巻で良かったシーンは、リカルド・マルチネスが一歩のことを思い出すところぐらいか。

【遮那王 義経 源平の合戦】24巻(新刊):☆☆☆
  23巻のラストでインパクトのある顔を見せた田口教能だが、何か24巻では印象が違って見える。23巻では壮年のように思えたのだが、実際はもっと若い? 24巻の中でもコマによって別人物に見えるような……。描くのがムズい顔なのかな? ところでこれ、私の読解力が低いせいかもしれないけど、騙して味方に引き入れたんだよね……?
  あと、水軍を味方に付ける話、ロジックがよく分からない。前もって義経と話を合わせていたわけでもなさそうだし、だとすれば義経が相手方の事情を深く知っていないと使えない作戦のようにも見える。牛若丸が義経に送った書物の中の息抜きの一冊が関係するようだが、だとすればその書物がどういうものだったのかもうちょっとよく説明してくれないとなあ。

【神様がくれた背番号】2巻(新刊):☆☆☆★
  ある意味阪神ファンの夢みたいな漫画なので……赤星が現役だったり金本が現役だったり球児が残ってたりする。それはさておき、プロ野球界の上下関係ってどうなってるんだろう? 高卒で入ってくる選手もいれば、大卒、社会人もいる。先輩後輩はプロ何年目で決まるのか、それとも年齢なのか。金本、矢野、下柳のトリオを見ていると、多分年齢のような気がする。「歳は違うが阪神入団は同期なので」という感じの選手コメントを見たこともあるが、それは年上が年下に対して言っているだけで、年下側が年上側に馴れ馴れしくしている印象はない。というわけで非常に疑問なところ。ケンちゃんは40歳という設定(もう少し若く見えるが)。球児は今年で33歳。この2人タメ口で話してるんだよね……(むしろケンちゃんが恐縮してるが、まあそこはそれそういうキャラクターだから)。年齢で上下あるなら球児は絶対丁寧語以上で話さないといけないはずなんだけど……まあ、ケンちゃんの性格からいって「絶対敬語なんか使わないでくれ」とか言ってそうではあるが。
  後半、ケンちゃんが元ホームレスであることがバレてしまう。ファンからの心無い声を浴び、ケンちゃんは試合に集中できず投手としては打ち込まれ、打者としては連続三振を喫する。しかしその試合、阪神ナインが奮起して逆転し、ケンちゃんを支えるとともにヒーローインタビューでファンに、ケンちゃんもタイガースの一員であることを呼び掛ける(ここの阪神タイガースは強いなあ、現実とはえらい違いや)。が、ここに多少の疑問がある。もし、だよ。現実に贔屓球団に謎のスーパーヒーローが現れたら、「その正体が元ホームレスでした」ぐらいでファンの対応は冷たくなるかな? 漫画中のセリフにあったとおり元犯罪者とかだったらちょっとアレだけど、そうじゃないんだし。ボールを投げれば160km/h台連発、打てば半分以上がヒット、そんな選手の活躍を見ればちょっとやそっとのことぐらいじゃファンの心は離れないような気がする。まあ、その直前にマスコミがスキャンダルとして必要以上の扱い方をしたってのがあるから……でも阪神ファンはそれぐらいじゃ流されないと思うぜ。選手に「勝てば官軍、負ければ賊軍」を思い知らせることにかけては世界一のファンだからな(メジャーも結構なものだと聞いたことはあるが)。

【御伽大戦ファンタズマ】1巻(既刊:7月発売):☆☆☆
  「うさぎ枠」で買ってみた……なんかシュール系デザインのうさぎと、うさ耳付けた女の子が表紙に出てたから手にとってみた。裏表紙によると女の子の名前は「かぐや」で、何だか某剣術(?)漫画の中盤〜終盤に出てくる月からやってきたあの人を連想する(*1)。かなり「萌え」系っぽい設定の漫画だったのだが、絵柄はまだギリギリ普通だった(*2)ので買ってみた。
  簡単に内容を説明すると……主人公山田太郎。平凡に暮らしている男子高校生。しかしその正体は「神聖ファンタズマ王国国王の第一子」。ファンタズマ王国にいると命を狙われるから、ということで日本?へとこっそり逃がされた?ようだが、本人の記憶は失われている?ようである。太郎の護衛兼寵姫として現れたかぐやは、国王(=太郎の父)の死を告げ、次期国王を亡き者にしようとしている存在を太郎に伝える。間髪いれず刺客が現れたり、その刺客を差し向けた張本人である次郎(太郎の弟:本人はその名前を嫌ってジェレミィと名乗っている)が出てきたりという展開が1巻の大まかな内容。
  冴えない(かどうかは分からないが)男子高校生の元にある日突然女の子が接近したりとか、狙ってくる刺客が軒並み女の子とか、際どい?シーンも多少あったりとかもろにそっち系の漫画。が、文字にして冷静に見てみると、大まかに言って『らんま1/2』ぐらいの漫画だよな。緊迫度は違うが、主人公が命を狙われているところもそっくり(笑) 多少アクションシーンに迫力が欠けるというか、率直に言って下手なのだが、その他はまあまあ面白い……かも。どうしても萌え漫画という色眼鏡で見てしまうから冷静な評価を下すのが難しい(だったら最初から買うなよ)。ちなみに、ファンタズマでは魔法が存在し、ファンタズマの人物は皆魔法が使える(「魔宝」という単語で表現されている)。王族は上位の魔法を使うことが出来て、上位の前では下位の魔法は完全に無効化されてしまう。太郎もどうやら使えるようだが、現時点では無意識下でしか発動できない?模様。ちなみに、太郎と次郎の魔法で具現化される鎧みたいなのが、どことなく「エヴァンゲリオン」っぽいデザインをしている(特に胸の中央あたりにコアっぽいのがあるところが……ってエヴァのコアは拘束具で隠されてるんだっけか)。
  てな感じで、続きを買うかどうかは微妙なところ。読み返すと結構面白いんだけどね。

【万能鑑定士Qの事件簿】1巻(新刊):☆☆☆
  同名の小説のコミカライズ。ちなみに、小説コーナーに並んでいる同書の表紙イラストを見て、最初男か女か分かんなかった。女っぽいんだけど、最近漫画でこういうビジュアルの男性主人公多いもんで(例えば誰?って言われて即答はできないけど。主役以外では『餓狼伝』の姫川とか)。あと、何となく『金田一少年の事件簿』の作者と絵柄が近かったので、金田一の作者がイラスト書いてるのかと思ってた時期もあった(『探偵学園Q』ってのもあったしね……あ、この主人公、『探偵学園Q』の登場人物の1人に似てるかも。確かこいつは男だったはず)。
  まあ、そんなわけで、先日書いたとおり漫画と小説両方買って来て、敢えて原作じゃなく漫画から先に読んでみた。結論は微妙。悪くないが特に良くもない。主役の凛田莉子は、シャーロック・ホームズ風に推理力に長けていて、持ち込まれた品物の”鑑定”をする(探偵物のあの推理手順の説明って、全てシャーロック・ホームズを参考にしているんだろうか)。物語は雑誌記者小笠原の視点で話が進む。記事を書くために藁をも掴む思いでQこと莉子の元へと訪れるのだが、漫画第一巻では小笠原の知りたい謎の答えは出てこない。実はここが最大の不満。一巻ぐらいは綺麗に話まとめとこーぜ。
  諸般の事情により、原作小説の一冊目はまだ読んでる途中。そんなに分厚くないんだから月末までにきっちり読んどけよな俺。現状では漫画版とどっこいどっこいなのだが、最初の謎の解け方次第では小説版に軍配が上がる可能性が。やはりミステリーは、最後まで読んだらきちんと謎が解けていないと困るよね。漫画第一巻の後半のエピソードが、もしかすると漫画版オリジナルかもしれない(多分小説一冊目の内容が漫画一冊に収まりきらないことが最初から分かっていたため、漫画第一巻の読後感を良くするために一つ簡単な事件を挟んだのかもしれない――小説一冊目を今日までにきちんと読んでおけばこんな推測する必要もなかったのに)。このレベルでオリジナルエピソードが入るなら漫画版にも価値がありそうだが、そうでなければ(原作をなぞるだけの漫画なら)私は小説を選びたい。無論、小説読んで続きを読みたければの話だが。

  という具合に、今月は2冊予定より増えた。しかしながら、今後購入する漫画の増加には繋がらなさそうな予感。まあ、例によって「漫画テンション」が低くて全体的に低評価なんだけど……。真剣に「求ム!面白い漫画!」なのだが、そんなに面白い漫画がたくさんあっても大変だから、地道に発掘する作業を続けてみようか。
  9月の新刊をチェックの最中、全然購入予定がなくて「まさか遂に0冊か!?」と心配し始めたところでレアタイトル2冊に救われた(いやまあ、0なら0で新規開拓の月にしたんだけど)。『兎 野生の闘牌』と『閃光少女』。『兎』には「完」マークがなかったのだが、まだ続くんだろうか……そろそろ終わりそうだと思っていたのだが。

*1 正解は『YAIBA』の、月から地球を奪いに来たあの人。
*2 少なくとも、この漫画に挟まってたチラシの他の萌え系漫画の絵柄よりははるかに普通。


平成25年8月30日

エボ103系!

  日付け変更線を小一時間オーバー・ランしてしまったが、開き直って堂々と昨日名義で更新します(爆)

”エボ”103系、とりあえず完成!


平成25年8月29日

  今日は久々に更新テンションが高いので、謎の2本立て。まずは画像で侃侃諤諤。
また一つ、エボ103系がカッコ良くなってしまったぜ
作業が納得行くまでできるかどうか分からないが、とりあえず明日、その時点でのエボ103系の完成状態をお見せする予定。

スポーツ記事に物申す

  久しぶりな気がするプロ野球の話題。セ・リーグは面白くないのでセ・リーグの話題はヤクルトのウラディミール・バレンティン選手のホームラン数ぐらいしかないので、お隣パ・リーグのお話。楽天に球団創設以来初の優勝マジックが点灯した。それに関連する記事にこんなタイトルが付いていた。

『ロッテ皮肉、勝って楽天にM点灯』

現在ロッテは楽天に次ぐ2位である。しかし自力優勝の可能性は消滅していて、昨日の試合前の時点では唯一3位のソフトバンクに自力優勝の可能性が残っていた。2位チームの自力優勝の可能性が消えているのに3位に残っている、というのは不思議な感じがしないでもないが、首位チームとの残り試合数の関係でこうしたことが(割と良く)起きる。ちなみに、ペナントレース最終盤では、2位チームにマジック点灯という可能性もある。さてさて、昨日ソフトバンクはロッテに負けて自力優勝の可能性が消滅した。これで楽天以外の5球団の自力優勝の可能性がなくなり、楽天に優勝マジックが点灯した。ロッテが勝っていなければ、ソフトバンクに負けていれば楽天の優勝マジックは点灯しなかったのだが、果たしてロッテの勝利は逆転優勝を狙う自身にとって皮肉な結果だったのだろうか?
  優勝マジックが点灯するといよいよ優勝が差し迫った感じがする。ある意味で正しいのだが、それが全てではなかったりする。優勝マジックと自力優勝の可能性には密接な関係があるが、この「自力優勝の可能性」というのは首位チームとの残り試合数にも密接な関係がある。日程の都合で残り試合数が多ければ自力優勝の可能性は消えにくく、少なくなれば消えやすくなる。首位とのゲーム差も関係はあるのだが、一概に自力優勝の可能性の有無と逆転優勝の可能性の高低に直接の関係があるとは言えない。昨日の時点ではロッテは楽天と4.5ゲーム差、ソフトバンクは6.5ゲーム差だった。当然ながら4.5ゲーム差を逆転するほうが6.5ゲーム差を引っくり返すより簡単な話だ。ソフトバンクに首位チームを直接叩く「チャンス」が多くあったというだけで、それは勝利できるという保障ではない。逆転優勝の可能性は、ロッテにも同じぐらい(あるいはそれ以上に)あったんじゃないだろうか。
  ということを踏まえて、昨日の試合結果「ロッテがソフトバンクに勝利した」を考えてみる。ロッテが逆転優勝に向けてできることは、毎試合勝つよう努力をすることだ。対戦相手が、最後まで自力優勝の可能性を残していたソフトバンクだろうがその他のチームだろうが関係ない。昨日の試合は「勝った」ということが重要であり、「相手のチーム」はさほど重要ではない。試合内容についてはよく見てないので分からないが、星勘定の話だけであれば間違いなく最高の結果である。負けていれば楽天に優勝マジックは点灯していなかったが、ゲーム差は5.5に広がって逆転優勝の可能性は勝った時より低くなるのだ。もっと言うと、ロッテにとってソフトバンクの自力優勝の可能性なんて何のなぐさめにもならない。「楽天の優勝を阻止する」という目的だけならば違うかもしれないが、ロッテの目的はロッテが優勝することだろう(もし違ってたらごめんなさい)。当然といえば当然だが、ロッテは優勝を考えた場合、自球団以外の5球団全てが敵チームであり倒すべき相手なのだ。自力優勝の可能性が消えている状態では、楽天の優勝マジックの点灯、消滅に大した意味はない。まずは自分たちが勝って、そして楽天が負けるのを待ち、ゲーム差を縮めた上で楽天の優勝マジックが消えるのでなければいけない。結果的に楽天の優勝マジックを点灯させることになった昨日のロッテの勝利、それは皮肉でも何でもない。逆転優勝に一縷の望みを託す文句なしに素晴らしい勝利だ。
  ということで、その記事書いた記者は「優勝マジック」という言葉のイメージに捉われすぎな気がした。まだプロ野球観戦歴が浅いのか「優勝マジック」と「自力優勝の可能性」の仕組みが良く分かっていないのか。ロッテ伊東監督は楽天の優勝マジック点灯を意に介していなかったようなのだが、もちろんそれがあるべき姿だろう。特にロッテを応援しているわけではないが、こんな報道に惑わされず、しっかりと残り試合を戦って欲しいものだ。ロッテにはあの借りがあるので日本シリーズで再会したいところだが……阪神が無理だよなあ。


平成25年8月28日

GMのブログに物申す

  鉄道模型メーカーのグリーンマックスには公式ブログが存在する。具体的にGMの誰が書いているのか良く分からないのだが、おそらく直営店のスタッフの何人かが主体となって更新作業を行っているようだ。で、このブログに時折間違い(と思しき記述)を発見する。多分私のこの侃侃諤諤にも間違いはたくさんあるのだろうけど、個人が趣味でやっているものと仮にもメーカー公式を謳っているものとではその重さが違うはずだ(開き直り)。とりあえず今日は、自分の事は棚に上げてGMブログに突っ込みを入れてみる。直接GMの私の声を届けたほうが建設的だが、正直面倒なので自サイトに書き連ねて自己満足に浸ることにする。
  GMの最新シリーズであるエボリューションキット第一弾の103系。非常に出来が良くて私も只今絶賛中。過去のNゲージ製品でおそらく再現されていなかったポイントに、モハ102の妻面に付く配電盤?が挙がる。おそらく初期車の、冷房改造の際に取り付けられたもので(そもそも冷房改造された初期車の製品があまりなかったのだが)、実は私も模型を見るまではその存在を知らなかった。さて、これに関しての記述で「市販Nゲージでは初の表現」とあった。少なくともこれ書いた人が、他社製品をよーく見てないのがよーく分かるコメントである。先日発売されたばかりのトミックスのハイグレードシリーズの103系もGMのエボ103系とほぼ同じ車両を模型化しているのだが、HGシリーズだけあってモハ102の配電盤(だと思う)も抜かりなく表現されている。そしてここが重要なのだが、トミックス製品の方が、エボ103系より数ヶ月先に発売されているのだ。故に、「初」はトミックスの製品。ひょっとしたら企画とか設計とか試作品の公開とかはGMの方が早かったのかもしれないが、市販品である以上発売された年月を基準にすべき。設計段階ではトミックス製品もまだ発売されておらず、社内では「初」という認識になってたんだろうなあ。別にそれはそれで構わないんだけど、ブログに書くんならきちんとチェックを入れておき、「先を越された!」と地団駄踏んでおくべきだったね。ちなみに、先ほど私は「模型を見て知った」旨を書いたが、その「模型」はGM製品ではなくトミックス製品だ。あと、このブログ記事によってGMのエボ103系が色褪せることはないので誤解なきよう。
  最近の更新で、「お客様から、ビン入り塗料1本で車両が何両塗れますかという質問を受けました」てな話が出ていた(話の流れからして、エアブラシ前提)。回答として「おおよそ6〜8両、もしかしたら10両くらい塗装できるかも」と書かれていたのだが、いくらなんでもその塗り方はヘタクソなんじゃないかな?(ちなみに、塗る対象はエボ103系) そのブログ記事に書かれているとおり、色(塗料)によって発色や隠蔽力が異なってくるので一概に何両と答えるのは難しい。しかしながら、GMが発売している103系の基本色であればその3倍ぐらいは塗れるはず。何の3倍かというと「およそ6〜8両」じゃなくて、「もしかしたら10両」の方の3倍――即ち30両である。黄色5号のみ少し怪しいが、エボ103系のボディはそれまでのキットと比べるとグレーが明るめなので、多分GMの作っている黄色5号だったら他の色にそう劣らないだろう。今回私がエボ103系を作るにあたって、昨日画像で侃侃諤諤でお見せしたような自家調色塗料を使用した。故に、ビン一本で何両塗れるという話には相応しいかどうか分からないが、参考までに書いておこう。タミヤのスペアボトルに、原液同士を混ぜ合わせて調色した塗料約5ミリリットルを入れ、クレオスの薄め液で約3倍に薄めて塗装した。7両塗るのに全部使ったわけではなく、先ほど確認したら約半分残っていた。つまり、あと7両ぐらい塗装が可能ということになる。少なく見積もっても、5ml(希釈前)の塗料で10両は塗れるだろう。GMの瓶入り塗料は1本で18ml入っているので、同じように塗っていけば30両は充分塗装できる計算になる。もう少し現実に即し、5mlで12両と計算し、18mlを余すことなく使うとどうなるか。43両――以前113、115系22両を同時に制作したことがあるのだが、その時の「一瓶で何両塗れるか」の計算結果とほぼ一致する。
  エボシリーズに合わせて発売された塗料セットは、瓶入り塗料が6本組になっている。グレー3種類が各1本と、このセットのみの発売となる淡緑が1本、それから車体色で6本だ。今のあなたと発表されたばかりの製品概要を斜め読みした以前の私は同じ事を考えている。「おいおいちょっと待て1本足りないぞ」と。足りない1本の答えは、「車体色は同じ色が2本セットされている」だった。製品概要を精読した私は非常に疑問を感じた。同じ色を2本セットする意味があるのだろうか、と。GMの人は瓶入り塗料1本で何両のNゲージが塗れるのか知っているのだろうか、と。普通、103系が好きでも同じ色に何十両と塗るだろうか? 何十両と103系を作る人なら、青と黄緑と黄色とオレンジと……という具合にいろんな色に塗るんじゃないだろうか。同じ色に塗る人もいるかもしれないけれど、多分少数派で、そういう人は別に車体色を買い足せばいいんじゃないだろうか。そんな疑問はある意味でこのブログ記事によって氷解した。GMの人は瓶入り塗料1本で多くても10両しか塗れないのだ。だから塗料セットに車体色を2本セットにしたのだ。ある意味納得。でも別のところで納得できない。エアブラシを使って瓶入り塗料1本でせいぜい10両なんて、GMの人たちは塗装作業がヘタクソ過ぎる!
  少し前のブログ記事になるのだが、エコノミーキットの組み立て日記みたいなのが連載されていた。最後の仕上げで窓セルを貼り付けるのだが、「流し込み接着剤」で固定していた。ひょっとしたら、私の知らないところに窓セルが接着できる流し込み接着剤が存在するのかもしれない。が、タミヤの緑キャップ他、私が見た事のある流し込み接着剤に窓セルの接着に適したものはない。前の版のGMカタログや公式サイトにキットの組み立て方法が載っているのだが、そこにはっきりと「窓セルの取り付けにはゴム系接着剤を使いましょう」ということが書かれている。ひょっとしたら、最近になって窓セルに使える流し込み接着剤が新発売されたかもしれないのだが……少なくとも私は模型屋でそんなのは見たことがないし、そんな新しい製品なら「コレが使えます」みたいな感じでブログで紹介しておいて欲しいところ。まあ、多分ないけどね、そんな品物(あったとしても一般的に手に入りにくいとか)。つまりその記事書いた人は、自分ところが出してるカタログやサイトをよく読んでおらず、メーカー公式ブログの初心者向け記事に、邪道な自己流を堂々と記述していたことになる。どの程度の人がGMのブログ見ているのか知らないけれど、入門者が見て真似したら……と思うとぞっとしない。
  不思議に思うのだが、ブログの記事をGMの内部の人間で相互にチェックしたりしないのだろうか。公式ブログといえど若干砕けた感じがするので、たまに間違いが載せられてしまっても仕方のない雰囲気はある。ただ、間違いはそのまま放置せず、後からでもいいから訂正の一言ぐらいは入れるべきじゃないかな。ちなみに、ブログにはコメント欄が用意されていたりするが、GMブログのコメント欄は封鎖されている(多分当初から)。あれば一言質問形式でコメントしておくのだが……(流し込み接着剤はどこのメーカーのなんて製品使ってるんですか?とか。それでタミヤの緑キャップとか瞬間接着剤って答えが返ってきたら、GM公式サイトの組み立て方法の記述に言及する。まあ、緑キャップ流し込んでおけば、”こびり付く”感じで弱く固定できそうなんだけどね。でも私なら、キット組み立て入門者には絶対そんな方法教えない)。

追記:「GREENMAX and GREENMAX the store Official blog 大山通信」のほうです。「the store」が入らない公式ブログもあるって事に後から気付きました。


平成25年8月27日

カメラのクリーニング

  先日の大雨の前の前の日。関西では久々に「降った」と思える量の雨が降った日。降り始めは激しい雷雨だった。稲光が見えて、私は「写真に撮ってみよう」と思い立った。こういうとき、フィルムじゃなくデジタルを使う。稲妻を撮ったことがなく、ノウハウも経験もなくてコツもあまり良く分からない。分かっていたところで、失敗写真量産が前提になりそうなので、フィルムじゃなくデジタルで撮っていた可能性は高い。ともかく、F11ぐらいに絞ってバルブでシャッターを開き、光ったと思ったらシャッターを閉じる。一応撮れるには撮れた。が、お世辞にも上手く撮れたとは思わないので公開はやめておく。それよりも重大な事が判明した。
  画面に、黒い点が、ポツ、ポツ、と。最初レンズの後玉かもしれないと思ってレンズ交換してみたのだが、全く同じ位置に出るのでカメラ側という結論に。どうやらα77のトランスルーセントミラーに付着しているようだったのだが、ブロワーで風を送っても恐る恐る綿棒で軽く擦っても取れない。そんな訳で、今日、ソニーストア大阪に行ってクリーニングしてもらった。所要時間2時間少し、金額は1575円だった。事前にカメラ屋で相談したところ、「ニコンやキヤノンは確か1000円でやってくれると聞いたよ」と聞いていたので、ちょっと高いが法外な値段ではない。何だか端の方が微妙に取りきれてないような気はするのだけれど、そもそも今まであんなに盛大に汚れていたのに気付かなかった訳で、画面端にわずかに残ってるぐらいだったら格ゲーじゃあるまいしまず問題ないだろう。
  そんなわけで、クリーニングしたカメラで早速撮影。エボ103系がらみのお話です。
青22号

*1 画面端:格闘ゲームにおいては、キャラにもよるが、画面端に追い詰めたほうはチャンス、追い詰められたほうは大ピンチになる。故に、写真と違って画面端には常に気を配らないといけない。って全然違う話なんですがね。


平成25年8月26日

昨日と今日の出来事

  昨日今日と家族旅行?で名古屋へ。昨日は皆さんご存知の通り、関西大雨で水浸し。雨が一番激しい頃に出発し、電車が止まってて身動き取れなくなって、それでも旅行を取り止めない我々(苦笑) 運転見合わせは灘〜尼崎間、という誤情報を真に受けて、義兄の車とタクシーを使って尼崎まで行ったら、宝塚〜尼崎〜大阪(厳密にはもっと向こうまで)止まってて足止めを喰らう。あまり関係ないが、タクシーの順番待ちを抜かした女性には天罰が下って欲しいところ(しかも運ちゃんに「JR尼崎までいくらかかるんですか」とか何かややこしいこと聞いてた)。私一人で乗ろうとしてたら多分軽くキレてたと思うんだけど、母親いたし、次のタクシーはすぐ来たから事を荒立てないでおいた。今思い出してもちょっと腹が立つ。
  結局3時間ぐらい遅れて新大阪に辿り着き、指定券の窓口に長い列が出来ていたので新大阪始発の列車の自由席を狙うことに。予定していたリニア鉄道館には行けず、夕食+αを楽しむのみとなった。
  で、今日。本来なら母と私、姉2人と甥、の組み合わせで別行動の予定だったのだが、昨日の予定を今日にする感じで、次姉、甥、私の組み合わせでリニア鉄道館に行くことに。当初は明治村に行くことになっていたのだが、既に何度も行ってるし、また改めて季節のいい頃に来ようという話になった(というか、した)。リニア鉄道館ではクモハ52さえ見れればいいや……と思っていたのだが、いざ現物を見ると血が滾ってくるのを感じた。ごめん、いつも鉄ちゃんやめました宣言してるけど、蛙の子は蛙ですわ(意味不明な誤用)。床下がグレーなのが減点なものの、クハ381とか、茶色なのが惜しいけどEF58とか、生で間近で思う存分観察・撮影できるのは楽しすぎる。他にもクモハ12とかモハ1とかホジなんたらとか(蒸気動車:以前別形式だが模型を組み立てたことがある)、見ていたらあっという間に時間が経っていた。最初の最初で次姉が私の”異変”を察知し、早々に別行動となった。途中で一旦合流する約束していたのに、私は時間を忘れて没頭してしまい、メールに気付いたときは冷や汗ものだった。
  鉄道館の車両はいずれもピカピカの新品みたいな?状態だったのだが、パンタグラフの正しい色、が知れたのが模型制作の上では大きなポイント。まあ、鉄道館のが正しいとも限らないんだけど、そこはそれ。実は、パンタグラフの色は以前から疑問に思いつつ、ちゃんと調べなくて、模型では塗らなかったり、グレー一色にしたりでお茶を濁していた。疑問におもったきっかけは多分阪急電車。銀色に塗ってある模型を見て、カッコいいと思って真似したのだが、その次に作った京阪(塗装済みキット)ではグレーに。鉄道会社が違っても同じ銀色のよーな気もしたのだが確証がなく、無難な選択肢としてグレーを選んだ。他、富士急行は銀色で塗ってみたり、先日の路面電車はやっぱりグレーにしたり。ちなみに旧国が黒というのは正しいようである(大糸線はグレーという記述をどこかで見て、それを裏付ける資料には現在巡り遭っておらず、多分今後も目にする確率は低いだろう)。現在暫定完成中のエボキットの103系は……グレーで塗ってみた。それまでのグリーンマックスの塗装済みキットは塗らないことが多かったのだが、エボキットはそういうところでは手を抜きたくなかったのだ。で、今日見てきた感じでは……正解は銀色。但し、ガイアノーツのなんたらシルバーをそのまま塗るとニセモノっぽくなる(阪急の完成品のメイクアップをしたときは、そのまま塗ってカッコ良かったが)。つや消しの銀、マットシルバーみたいな感じで塗るのが良さそう。ガイアノーツの銀の上からつや消しクリアーで再現できると良いのだが、この辺りは要研究。銀色の塗料で上手く行かなきゃ、明るめのグレーで代用することも考えないといけない。
  もう一つ、模型制作とは直接関係ないのだが、ホンモノの色の塗り方。もし模型で、100系新幹線や300系新幹線の色を塗るとしたら、青、白の順序になると思う。発色の点では白、青の順だが、マスキングのしやすさでは青、白の順なのだ。ここんところ実車はどうなってるんだろう? 300系の青いラインをよーく観察していると……何か薄手のステッカーを貼ってあるように見える、のだが、二本の青いラインの間の白い部分もステッカーみたいな印象。ただ、ステッカーにしては塗り分けラインがシャープじゃなくて、やっぱり塗ってあるようにも見える。良く分からない。以前、雑誌の特集で京阪電車の塗装風景がレポートされていたのだが、模型と違って、色Aを塗るときは色Aを塗るべきところだけを残してマスキング、色Bを塗るときは色Bを塗るべきところだけ残してマスキング……とやっていた。模型なら全体をAを塗ってからマスキング……という手順になる。実車の手順のメリットもよく分かるのだが、同じ事を模型でやると、相当上手くない限り塗り残しが出たり、重ね塗りになった部分が汚くなるだろう。そんなわけだが、新幹線もひょっとしたら青と白、両方でマスキングして塗っているのだろうか??? 一方で同じ新幹線の100系は青、白の順序で塗っているような気がしたのだが、微妙なところ確信は持てない。青の部分の方が一段凹んでいるような気がしたのだが、境目に300系と似たような妙な段差も確認できた。クモハ52も見たのだが、やはり同様によく分からない。いずれも指で触ってみたのだが……傍から見て変人っぽい行動だっただろうなあ(笑)

  ――え?

「ぽい」じゃなくて「変人そのものだ」って? ……何も言い返せないじゃないか(笑) 
  蒸気動車のホジなんたらは、ぶどう色1号に赤帯(三等車を示すライン)という塗装。多分、だけど、赤、ぶどう色1号の標準的な塗り方だと思う。クハ381も調べておきたかったのだけど、ちょっと時間に追われていて忘れてしまった。多分、見ても分からなかったとは思うけど。ちなみに、実車がどうあれ模型の塗り方を変えるつもりはない。純粋に興味の観点で知りたかっただけのこと。
  全く関係ないけど、トレインシミュレーターの切符販売所で怒鳴ってるおっさんがいた。一番印象に残ったセリフが「日本人だと思って馬鹿にしやがって!」――詳細は分からないが、大声でがなっているのを見るに俗に言うクレーマーというやつだろう。子どもの教育に悪いし、聞いててこっちも気分悪くなる。ああいう人種には天罰が下って欲しいと思う。
  帰りの新幹線でもちょっとしたトラブル?が。窓口で3席隣同士の席を所望。「ちょっと混雑しているので、お席を探します」との窓口駅員氏。少しして何も言わずに発券を開始したので、ああ3席連続したところが見つかったんだな、と思って何の疑問も思わずお金を払って(払ったのは次姉だが)券を受け取ってホームへ。列車が来る直前に席番号などを確認したら……号車は同じでA、B、Cの三席。但し、AとCの切符の座席番号は同じだが、Bだけ随分と離れた場所になっていた。それだけなら特に問題ないが、Bの切符が子ども用の切符だったことはちょっと解せない。三席連続して取れなかったこと自体は仕方がないが、子どもの席を離れたところにするのはおかしくないか? その場できちんと確認しなかったのも悪いが、発車時刻が多少迫っていたので仕方がない。列車に乗り込んだところ、真ん中のB席も空いていたので3人で座った。もしB席に誰か来たら私がAかCの切符を持ってBの切符に指定された席に移動するつもりにしていた。Bの切符は子ども用だから、Bの切符を持つよりは席番号は違ってもAかCの切符を持つべきだろう。結局、Bには誰も来ず、検札に来た車掌さんにも何も言われなかった(というか切符の席番号までちゃんと見たかどうか疑わしい。AとCの席番は合っていたので、Bも当然合っていると思った可能性も?)。多分、発券する窓口氏が子ども用のを発券するときにうっかり間違えて押しちゃったんだろうなあ。もしもBに誰か来た場合、証拠写真と共に「気の利かないJR東海名古屋駅みどりの窓口係員!」というタイトルで書くつもりだったんだけど、無事に新大阪に辿り着けたので「うっかりミス」で済ませることにする。人間だからミスがあったってしょうがないよね、特にこのぐらいだったら。よってこの窓口氏には、「コンビニで買い物したら703円だったけど財布の小銭は702円しかなかった」ぐらいの天罰を受けて欲しい(謎)。
  昨日の大雨で計画が狂ったせいで、帰りの新大阪到着は予定より早くなった。甥が新幹線見たい、というのでホームでうろうろしていたら、ドクターイエローに遭遇! 子ども連れがたくさん集まっていて、駅員さんが「ホームの黄色い線より内側に下がってください」を連呼してたけど、多数が守らず……おいおいおい、そんなんじゃ黄色の新幹線は幸運を運んで来てくれないぞ。その後、駅売店付近でウロウロしていたら、私、知らない人に話しかけられる。原因はぶら下げていたカメラ――OM-3Ti。カメラ(オリンパス)好きなのか、オリンパス関係者なのか良く分からなかったが、未だにフィルムカメラを使っていることにいたく感動されたそう。八王子がナントカと仰っていたのでさっき調べてみたのだが、良く分かったような分からないような(オリンパスと何か関係はありそう)。今後も、胸を張ってフィルムを使い続けようと思う(リニア鉄道館ではデジタルばっか使ってたんだけど)。
  帰ってマウンドの例のシートを剥がしてみると、ぐっしょり濡れていた。あれだけ降ったらしょうがないよね。


平成25年8月25日

正解者向け猫画像

  昨日の侃侃諤諤(数時間前)の正解発表。答えはなんと!

2:猫の糞尿対策

でした! みんな、正解したかな?

  猫がアレしたあとを見るたび憤慨していた私。どうすれば防げるだろうか考えていて、甲子園のアレをヒントに思いついた方法が上から何か被せておくこと。スーパーで売っていたレジャーシートを敷いて、拳大ぐらいの石で四隅を抑える。翌朝。レジャーシートが剥がされ、そこに小山が出来ていた。どうやら石が軽すぎたようだ。にしても、石をどけてシートを剥がすとはなかなか賢い猫だ。そこで、重石を重くすることにした。私が生まれたときからガレージに積んである謎の瓦。なぜ、何のためにそこにあるのかよく知らない。先祖は空手家だったのだろうか。そんな話も聞いたことがない。ともかく、特に意味があって置いてあるわけでもないようなので使わせてもらうこととにした。これなら猫もどかせまい。翌日。シートの端の、ほんのわずか覆えてなかった部分に……。そんなにここが気に入ったのか? 仕方がないので、レジャーシートをもう一枚買って来た。これでマウンド全体を……覆うことはできないのだが、私が使って砂地っぽくなった部分はカバーできるようになった。翌朝から、猫がそこでした形跡がなくなった(他のどこかではしているはずなのだが……)。弱点としては、投球練習するときにいちいち外さなきゃいけないこと。はっきり言って面倒だ。でも、猫の糞尿処理するよりはマシか。それに、雨対策になることも判明した。まあ、そこで試合するわけじゃないから濡れたって構わないんだけどね。雨の日は基本的に練習しないし。
  というわけで、気付けば2週間ぶりの猫画像のパート3はこちら。パスワードを要求されたら正解番号(2)を入れたってください。

猫画像パート3〜子猫二号〜


平成25年8月24日

エボ103系暫定完成

  もうちょっと詰めたい部分があるので、お披露目はもう少し後で。
  昨晩、久々に雨が降った。まとまった量降ったのは一ヶ月半ぶりぐらい?(小雨とかは何度かあったかも) 今日もそれなりに降って、かなり涼しくなった(家の温度計で29度ぐらい)。さて、先日も話をしたようにうちの庭には”マウンド”がある。家を建て替えた時、冗談の通じない庭担当者が私の戯言を真に受けて作ったものである(笑) そのマウンドにはレジャーシートがかけてある。昨晩雨が上がったときに、少しめくって見るとシートの内側のほうは濡れていなかった(そりゃまあ多少は湿ってたと思うけど)。甲子園球場で雨が降ると、マウンドやベースの土の部分にビニールシートをかけるけど、あれってやっぱり効果あるんだなーと実感。
  さて、どうして私はマウンドにレジャーシートをかけていたのでしょうか? 例によって○択クイズ。正解者は明日(の日付けで)公開予定の猫画像をご覧いただけまーす。一応ヒント――「雨が降ってからかけたわけではない」「先週からかけ始めた」

1:雨対策
2:猫の糞尿対策
3:土砂の飛散防止
4:落とし穴の隠蔽
5:埋蔵金を守るため


平成25年8月23日

そら完成せえへんわ

  エボリューションシリーズの103系、塗装も終わって後は部品を組み立てるだけ……なのになかなか完成しない。古いキットだと最後の最後で部品の合いが悪くて、塗装の後も調整しながらの組み立てになったりして時間がかかったりする。ところがエボキットは新しいだけあって部品の合いは良好。上からはめ込むガラスパーツなんて、ゲート処理が完璧でなくても取り付けられるよう、ボディ側に凹みまで付いてるというトンデモ(なく気が利いた)仕様。設計の新しいプラキットといえばリトルジャパンのクモハ40のときに感激したが、今回はそれ以来のそれを上回りそうな好感触キットである。

な・の・に、なかなか完成しない。何故?

部品を一つ付けては上下左右斜めあらゆる角度から眺めてニヤニヤ。本付けの前に仮止めしては「なるほどここはこう仕上がるのか」とニヤニヤ。そんな調子でやってるからなかなか完成しない。いやあ、早いところ線路の上に並べてニヤニヤしたいんですがね。
  それはそうと、床下機器に一捻りというか工夫を入れるかどうか思案のしどころ。ボディは最新設計の現時点で最高とも言える素晴らしい製品なのだが、純正下回りは塗装済みキットの流用品。上がこんだけ素晴らしいのに下がコレってのはどないやねん。そこにケチ付けるならトミックスかカトーの下回りを使えばいいのだが、そこまでするといくら大好きな103系といえど流石にコストパフォーマンスが悪くなりすぎる。というわけで、動力だけトミックスであとは純正下回りを使うことにしたのだが……うーん、やっぱりちょっといじったほうがいいかなあ。というあたりで悩んでます。とりあえず一旦完成させて、床下機器のことはおいおい研究することにしようかな。


平成25年8月22日

『逆転裁判5』

  『逆転検事2』の悲劇(*1)を繰り返さないためにも、発売日に届いた『逆転裁判5』をその翌日開封してプレイを開始した。

  〜只今3日ほど放置中〜

ダメじゃん俺……。発売日に届けておいてもらいながら、プレイ開始が翌日という時点で既に怪しいスタート。少し進めてはセーブして電源切っての繰り返しで、気が向かないと1〜2日放置する。面白くないことはないんだけど、矛盾を探すの面倒だったりするんだよなー。ちなみに、現在は第三話の序盤?(法廷パート1日目) 第五話ぐらいまでありそうなので、大体半分に届いてないぐらいか。来月の『閃の軌跡』予約してしまったから、それまでには終わらせておきたい。とかいいつつ、終わらず、そして『閃の軌跡』を買ったまま放置してたりして(爆) というか、実は『碧の軌跡』を終盤まで進めておきながら終わらせてないんだよな……。何か最近、ゲームに対する情熱すら失われつつある。俺、何を楽しみに人生送ってるんだろう(阪神は今年も優勝しそうにないし)。




  あ、そうそう、HobbyTrainのrailjetオーストリア連邦鉄道175周年記念塗装、何であんなに高いん? 欲しいんだけど、去年出たノーマル塗装と比べても妙に高いからかなり躊躇してる。大人しく諦めるのが無難な選択肢だが、無難な人生送ってるつもりはないんでね(何を偉そうに)。他の欲しいものを削って買うか(模型に限らずレンズとか:レンズの具体的購入計画は今んところないけど)、素直に貯金が減るのを許容するか、余裕のあるときに買うべく行きつけの店に数ヶ月単位の取り置きをしてもらえるよう交渉しようか、とかとかいろいろ悩んでる(店に嫌われそうだが、普段は横車押してない(つもりだ)し(*2)、今回明らかに値段高すぎだし、10月分ぐらいまでその店で新製品いろいろ予約してるわけだから許してもらえないかな……?)。

白兎「……あんた充分楽しそうに生きてるよ」


*1 同じく発売日に届けてもらいながら、開封したのは今年の夏になってから(2年?3年?放置してた)。
*2 最初いらないって言ってたのに発売数日前になって突然「あれやっぱ欲しいからもう一個追加発注しといて」とか、E6系買うのに「トミックス製品とカトー製品よく比較吟味してから買いたいから両方見せて」とか、「○○社の新製品取り寄せられない? そこんところ何とか頼みますよー」とか、「225系はカトーとトミックス両方買います」と宣言しつつ予約しなかったことを盾に買わなかったりとか(一応反省して287系は自主的に予約した、トミックスのだけだけど)、マイクロエースの新製品に店頭でイチャモン付けてキャンセルしたり(通算2回?3回?)とか、某ドイツメーカーの製品が壊れたとき丸ごと無償交換してもらったり(買ってから2〜3年後)とか、考えてみると色々と横暴な客である。20年以上の付き合いになるが、ここに書いたのマイクロの件除いてここ5年少々の出来事ね(爆) まあ、つい先日の社長のチョンボ(結果論&メーカー担当者が一番悪い)で全部チャラかな(外道)。


平成25年8月21日

再びEVOシリーズ103系の話

  2日前に車両マークとシールが高い!と愚痴った、その車両マークについて。EVOシリーズ(一昨日はエボシリーズって書いたけど、今日はEVOにしてみる)の車両マークは、ナンバーと一緒に所属標記が並んでいて、ドアコックの「▽」マークもセットになっている。もし今後、汎用のインレタを使ってお茶を濁すとなると……多分私は車両ナンバーしか貼らなくなると思う。例えば旧国シリーズがそうなっている。旧国も今回の103系と同じ、国鉄の車両である。ナンバー以外に、103系と同じくドアコックやエンド標記、所属標記に搭載ATSの記号が一通り揃っているはず。にも拘わらずそういうレタリングを省略したのは……面倒だから、というのもあるが、特に所属標記は使いやすい製品がなかなかないから。ここでいう「使いやすい製品」というのは、製品そのものの使い勝手に加えて「入手のしやすさ」もポイントになってくる。所属標記は、種類が多すぎるせいか大手メーカーの製品がない。必然的にガレージメーカーを頼ることになるが、そうすると取り扱いのある店が限られてくる上に、在庫の安定性にも問題が出てくる。かつて売られていたがここ何年も在庫が切れたまま、なんて製品は存在しないのとあまり変わらない。それから旧国の場合、所属標記が今と違っている可能性がある(よく調べてないけど、阪和線の旧国は今のとは違っていたような……)。まあ、細かいから一文字目さえ合ってれば誤魔化せそうな気もするけどね。ともかく、拘り出すとキリがないのでスパーンと省略することにしたのだ。だがしかし、今回の103系のインレタには幸か不幸か、それらが一通り含まれている。ついでにいうと、GMの103系や201系の塗装済みキット付属のインレタにもちゃんと収録されていて、「あるのなら」ということで一通り貼り付けている。GM、意外に細かいところで至れりつくせりなんだよなあ……。ちなみに、カトーやマイクロエースは印刷済み、トミックスは細かい標記類を省略している。あんまり関係ないが、私はトミックス贔屓で、だから多少の標記類の省略が気にならないのかもしれない。
  といったあたりで、今回の東海道山陽緩行線の青い7両編成にどこまでインレタを貼るのかという問題になってくる。さっき書いたように、今後いろいろ作るとなると特に所属標記で困ることになる。全体で仕様を揃えるなら省略という方向になる。とは言うものの、手元にせっかくあるのに使わないのも勿体無い話である。でも、最初に貼ってしまうと後々の車両にも貼らないといけなくなるから、もし手に入らなかったときが困る(もしくは高いEVO用インレタをまた買う羽目に陥る)。結論が出せないまま布団に入って悩み、そして朝起きて閃いた。私の中で103系は特別だが、その中でも東海道山陽緩行線の103系は別格である。しかも、今回のは至高とも言える原型ライト車。ヒエラルキーの最上級の頂点にいる車両だ。自分の中では格の違う車両なので、他のものよりグレードの高い特別仕様であっても何ら問題ない。だったら、できることは全てやっておいて、後から作る車両のことはそのときに考えよう。まあ、特別な車両の割に究め方が足りないような気はするが、過ぎたるは何とやらなので今回はこれぐらいにしておく。
  ところで、所属標記は有名ながらあまり店に置いてあるのを見かけない某メーカーの製品を、通販で直接頼むのが一番無難なよう。一方で、ドアコックやATS標記は実は銀河モデルが出しているので、思ったよりも手に入りやすそう(でもチェックしてないので、よく行く店に在庫があるかどうかは分からない)。ただ、あれこれ買い揃えているうちに出費も嵩むし手間もかかる。先日「高い!」って文句付けたGM純正インレタを買った方が、結局は話が早くて安くつく可能性もありそう。ナンバーの自由度が少ないのは問題だが、架空の編成にするときはナンバーだけ他のインレタから拾ってくればいいことだ。


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