銀色のパンタグラフ

エボ103系に取り付けたパンタグラフを銀色に塗り直してみた

  先日、リニア鉄道館の展示車両を見て、「国鉄のパンタグラフの本来の色は銀色(だったんじゃなかろうか)」という結論に至った(旧国時代は黒だけど)。暫定完成していたエボリューションキットの103系はとりあえずねずみ1号で塗ったのだが、何となくしっくりこなくて悩んでいた。そういうわけだから早速銀色に塗り直してみた。使った銀色は、ガイアノーツのステンレスシルバーに白を混ぜたもの(以前、山陽5000系を塗るときに混ぜた塗料の残り)。展示車両のパンタグラフがメタリック感全開じゃなかったのと、いくら実車に近づけると言えども悪目立ちするのを避けたかった、という理由あっての選択。まずは不要となったパンタグラフで試してみて、悪くなかったのでそのままPS16に吹きつけた。ちなみに不要パンタとは、トミックスから正規品が発売されてお役御免となったPS11のあまり出来の良くない代用品(酷い評価だ)。

こちらリニア鉄道館で撮った写真

  参考にしたのはこちら。リニア鉄道館に展示されていた電気機関車のパンタグラフ(ED18だったかな)。機関車と電車で色が違う……という可能性もなきにしもあらずだが、国鉄もわざわざそんな面倒なことしてない……よね? 色自体もポイントだが、もう一点注目すべきは、全体的に色が揃っていること。材質そのままというよりは、上から塗っているような印象を受けた。だから模型のパンタグラフも、各部で塗り分けすることなく全部一度に塗った(追求するなら集電シューの部分は別色にすべきだが:あと、隣にいたED12か何かは、ベースの部分が黒かった)。

0系用パンタ? 本物?

  この展示物は、来館者が紐を引っ張ったりして?昇降させることのできるパンタグラフ。新幹線車両の横にあったのと、形状からして0系か100系用のパンタグラフじゃないかと(*1)。あと、昇降用の展示モデルなので本物かどうか分からないのだが、とにかくご覧の通り先ほどの電機同様の銀色に塗られている。そんなわけだから、普段目にするパンタグラフは汚れていて元々の色が分からないが、リニア鉄道館のピカピカの展示物を見る限りは銀色なんじゃないかと思った次第。もちろん、よく目にする汚れている状態としてグレー系の色を塗るのも模型の在り方として正解だろう。私は、少なくとも今回はピカピカ103系にしたかったので、銀色に塗ったのである。
  ちなみに、この横にあったシングルアームパンタ(700系用か?)はグレーだった。但し、シングルアームが全部グレーかどうかはこれまた別問題の要検証。JR東海は国鉄時代の車両の床下も黒からグレーに塗り替えていたので、こうした機器類をグレーに塗るのが好きなだけかもしれないから。

*1 0系用と100系用でパンタが同じかどうか知らない。模型は同じだったりするんだが……ってええっ? E1系やE2系まで同じ??? 実物はそんなわけないよね???

(2013.08.29)

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