[ 橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成21年9月上旬分

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平成21年9月10日

  何か……ソニーはα850を日本で売る予定がないらしい。α550のみ検討中で、α500も予定なし。ん〜、どうなるんだろう。だったらそれはそれで仕方がないので早くα700の後継機を。いやほんっとにソニーの戦略が分からない。
  一方でライカが元気があったり。M8.2でついにデジタル化したM型ライカだが、早く?もM9の登場。M9はなんと、35ミリ判フルサイズCCDを搭載してのお出ましである。しかしM型ライカの歴史は面白いね。まずM3が登場し、廉価版M2、特殊用途?のM1が出る。M4はコストダウン機。M5でモデルチェンジしたらブーイング出まくりでM6で先祖回帰。ちょいとアップグレード版のM6TTLが発売される。ここまでかなりの年月を費やしている。M7になってシャッターが機械式から電子式に。電池がないと撮影できない初のM型ライカとなる。そしてM8でデジタルに。マイナーチェンジ版のM8.2が出て、そしてフルサイズCCDのM9が発表された。M3〜M6にかけた時間とM6〜M9にかかった時間がまるで違う。カメラの中身としても、M3〜M6があまり変わってないのに対して、M7以降の変化はあまりにも大きい。M6までは変わらないのがライカの良さ、だと思われていたのがM7以降で急激に時代の変化に追い付いて来た。ライカに何があったのか。ちなみにM9の予価は77万7000円らしい。スリー7を狙ったのかどうかはよく分からないが。フルサイズ判のデジタルカメラとしては安めかもしれない。キヤノンEOS-1DsやニコンD3Xとの比較ではあるが。ライカのカメラがスペックに比して値が張ることを思えば、ライカファンには値頃感があるのではないだろうか。よく分からないけど。
  ところで、ライカは他にも新システムを立ち上げている。35ミリ判フィルムの1.6倍の面積を持つCCD(CMOSではなかったと思う)を持つ"中判"デジタル一眼レフだ。この撮影素子の大きさは中判フィルムともまた違うと思うのだが、何を基準に中判と言っているのかは分からない。でもまあ、35ミリ判よりは大きい。そして、新システムで同時にレンズが4本ほど発売される様子。これ、売れるのかねえ……。画素数は確かにα900やD3Xの1.5倍程度なのだけれど、レンズが圧倒的に少なく連写もできない。レンズも過去の資産を活かすことができないわけだし……。ネイチャーフォトで少しでも解像度が欲しく、そしてじっくり撮影できるプロ向き? ま、別にライカがこけようが何しようがあんまり私に関係はないのだが(それを言っちゃあお終めえよ)。
  あーあ、ソニーは何やってるのかねえ。


平成21年9月9日

  「漫画の感想文」に、Web上で(タダで)読める『(隔)週刊イガワくん』を含めるべきかどうか検討中です(笑)

  少し前に、高校野球の公式ソング「栄冠は君に輝く」をネット検索していたら「夏川りみ」という歌手の歌った2006年バージョンの動画に行き当たった、という話をした(ところでこの橘雪翼、あまり流行の歌とかに詳しくないので"夏川りみという人"なのですよ)。で、とうとうCDを買った。某通販サイトにて、一番新しそうだったアルバム「ココロノウタ」と、「栄冠は君に輝く」の夏川りみバージョンはないのでごく普通の盤の2枚を。一通り聞いてみたのだがなかなか良いね。どこかで聞いたことがあるようなのも混じっていた。というか、聞いたことあるなあと思ったら「揖保の糸」のCMソングだった(笑)
  ところで、「なつかわりみ」と打ち込むと「夏変わり身」と変換されるのはどうしようか(笑)

  マヤ20が完成したあとの模型いじりの報告。長いこと買ったまま放置に近い状態のグリーンマックスの完成品のセットアップを進めている。具体的にはナンバーのインレタを貼ったりパーツを取り付けたりしている。一番最初に作業したのは、近鉄シリーズ21の先頭部TNカプラー化。近鉄シリーズ21はGMの最近発売された新製品だ。シリーズ21は先頭部床下に標識灯があり、GMの模型でも余すところなく再現されている。が、この標識灯が邪魔して見栄えと機能を両立させたボディマウントタイプのTNカプラーがそのままでは取り付けられない。メーカーではTNカプラーに代わるものとしてドローバーを用意してくれているが、とにかく扱いにくいので私はそれを使うのが嫌だった。というわけでなんとしてでもTNカプラーを。ボディマウントタイプがベストなのだが、それがダメなら単純に首を振るだけででもいいから取り付けるつもりだった。が、工夫の末ボディマウントタイプのTNカプラーの取り付けに成功。その後、インレタでナンバーを入れ、小パーツを塗装の上取り付け……と作業を進めている。小パーツの塗装は、同じ近鉄の特急車両も同時進行。というか、買ってから4、5年は放置してたな、近鉄22000系ACE。スナックカーも同様。そして阪急2800系、8000系、8300系、7000系、京阪3000系も放置。何故か。パーツを取り付けないと見栄えがしないのだが、それらのパーツは未塗装で"いかにもプラスティックです"という質感に乏しい物。だから塗装した上で取り付けたいのだが、それはそれで手間である。ので放置されてしまうのである。何でだろうね。キットのパーツ塗る手間は惜しまないのにGMの完成品のパーツ塗るのは面倒臭がる。ついでに、取り付け済みのパーツの一部も、未塗装であることが安っぽく見えたりするので取り外して塗ったりする。何で"完成品"って謳ってる物を分解して塗り直してるんだろうね、俺。ついでに、インレタは貼りっ放しにしておくと剥がれてきたり汚くなったりするので、クリアーコートすることにしている。つまり、インレタを貼った後のクリアーコートのために分解が必要なわけで(窓ガラスのパーツまでクリアーを塗っちゃうのは良くないので)。何で"完成品"買ったはずなのに分解して組み立ててるんだろうね、俺。ま、実はインレタを貼るべき完成品は軒並みこれをやっているわけで……。カトーの機関車でナンバーをインレタで入れるもの、トミックスの車両でナンバーをインレタで入れるもの、これらは全て一度私の手で分解されてその後組み立てられているわけである。
  ――というのは少しウソで
それが面倒なので、機関車を除くほとんどの車輌にはナンバーが入ってない。ナンバーなんて走らせちゃえば分からないからね。機関車だけ別扱いなのは、機関車にはナンバーがないとしまらないのと、機関車は1両単位なので作業量がそんなに多くないから。まあでも、1両のためだけにエアブラシを洗浄するのは面倒だから、何両か溜まるまで待って作業しているけど。最近は手があまり器用でないユーザーがインレタに拒否反応を示しているようで、少なくともカトーはインレタ方式から従来のナンバープレート方式に戻しているようで。それはそれで楽だけど、何だか寂しい気がしないでもない。
  で、シリーズ21がほぼ作業完了。22000系ACEは問題発生(苦笑)。12200系スナックカー(しかし近鉄は桁数が多いなあ)も悩み中。鉄道模型の多くの車両が、屋根板とクーラーが別パーツ化される傾向にある昨今。のはずなのに、12200系スナックカーは屋根板とクーラーが一体になっている。別パーツ化されていると、屋根板を濃いグレーに、クーラーは少し薄いグレーにと塗り分けて存在感を立たせることができる。ちなみに実車は……作りたてピカピカの時は別の色なんじゃあないかなあ? いや、あんまり知らないんだけど、これまでいっぱい作ってきたのと最近のメーカー完成品を見て来て、屋根板とクーラーの色は違うことが模型としては"正しい"ような気がするのである。キットの説明書にも大抵は「屋根板:ダークグレー、クーラー:ねずみ1号」みたいに書いてあるしね(ねずみ1号はダークグレーより明るい灰色である)。ところが最近の完成品である12200系スナックカーの屋根とクーラーは切っても切れない一蓮托生モード。同じメーカーの古いキット、12400系をオマケパーツを使って12200系を作れば屋根板とクーラーは別パーツなのに、これじゃ退化してるよ。以前、カトーの阪急6300系のクーラー(屋根板と一体成型)をマスキングして塗り分けたことがあるのだが、今回のはちょっと話が違う。12200系の1両あたりのクーラーの数が多いのと、パンタグラフ付き車両の周囲にあるごちゃごちゃしたものがマスキングの難易度を跳ね上げているのだ。どうするかねーこれ、面倒だなあ。でも小パーツを明るいグレーで塗っているのにクーラーが屋根板と同じグレーというのも……。面倒だけど筆塗りが現実的なところかなあ。
  近鉄が終わったら、次は阪急をなんとかする予定。8000系、8300系、7000系などで全部で30両前後ある(苦笑) 面倒だなあ……。阪急のクーラーも未塗装でかっこ悪いので全部塗る予定。これもいろいろと面倒なんだよなあ……。ちょっとグリーンマックスは、俺のテンションのために完成品としてではなくキットとして車両を販売して欲しいなあ。箱に"キット"って書いてあったら製作意欲が湧くからさ(笑)


平成21年9月8日

  今日手帳に書き込んだ。12月17日のところに。そう、
  ――FinalFantasyXIII発売日
と。



  ゴメン、ウソ。そんなこといちいち書きませんよ(笑) まあでも、FFXIIIが12月17日に発売されるらしい。多分買う。というわけで、遅くとも12月17日までに我が家にPS3も導入されることが決定的となった。早めに買って格闘ゲームのどれかでも遊びますかねー。というか、ヘタするとPS3ってFFXIII専用機になるかもしれないんだよな。だから格闘ゲーム買うわけではないけれど。過去にゲームキューブがほぼFFCC専用機になってしまったという例がある。辛うじてGBAプレーヤーの存在で完全専用機ではないものの、GCのソフトはFFCC一本。ただ、今になってマリオカートを中古ででも探そうかどうか検討中(検討し始めて1年ぐらい経つが)。そういえばワンダースワンカラーというゲーム機も持っていたなあ。こちらもある意味専用機で、初代FFとFFIIの移植版の。あ、一応SaGaの移植版もあったかな。全部現・スクエアエニックスだ(笑) Wiiもマリオカートしか持ってないが、そもそもWii本体が姉からの借り物なのでソフトが1本だろうが100本だろうが気にする必要はない。まだ現役バリバリのハードで、これから何か買う可能性はかなり高いしね。PSPもソフトがあんまりない。本体と一緒に買ったFFVII CCは途中(しかもかなり序盤)で攻略を放棄したし、DFFもイマイチ面白くなくて……そんなわけでPSPはクリアしたゲームなしという状況。今月Y'sVIIを買うけれど、これが初のクリアゲームになるんだろうか。


平成21年9月7日

  先日、マヤ20の集電板を隠すパーツの色を塗ろうとしたときの出来事(?)
沈殿する塗料


平成21年9月6日

  京都の友人と電話で話をしていて、プロ野球の話題になったとき。私が「クライマックスシリーズっていいよな。阪神今から全試合勝てば日本一だぜ(*1)」と発言。で、友人が「日本一になりながらも一番低い勝率ってどれぐらいだろう?」という問題を提出してくれました。まだ前の「将棋は最短何手で詰むか? またその手順は?」という問題を(解けたけど)まだ画像で侃侃諤諤で披露してないのに(笑) あれはちょっとアニメーションGIFを作っているので、もう少し時間を下さい。>期待されている皆様方
  で、要は、3位に入ればいい話なので……計算は楽勝? ポイントは上2チームではなく下位3チーム。この下位3チームの勝率をなるべく低く抑えることが「勝率はむっちゃ低いけど3位」という状況が作りやすくなる。なお、最近のプロ野球と同じ制度、試合数の条件下で考える。つまり、同一リーグと24試合ずつ、交流戦で他リーグの6チームと各4試合ずつ。と書いた時点で分かると思うけれど、3位以下のチームは交流戦で全敗していただく(笑) まあ上位2チームも全敗してもいいんだけど、全勝してもどうでも構わない。さて、この時点で24敗が確定。自分で言ってて酷いシーズンだな。で、先日から散々言ってることだけど、下位3チームが同時に全敗することはありえない。だってお互いのチームと対戦するのに全部負けちゃあおかしいでしょ。と考えた時点で光明が見えたような気がする。下位3チームはお互いと戦う時……全部引き分けてもらおうか。引き分け試合の計算は、試合数に入れず勝数にも敗数にも入らないことになっている。つまり、"全敗"はないけど"0勝"はありえる話なのだ。この時点でほぼ解答が出たような気がする。下位3チームの成績が同率で並ぶ。「0勝??敗??引き分け」の勝率0割。3位チームは「1勝??敗??引き分け」が最低勝率だ。では「?」マークで書いた敗数と引き分け数の計算に移ろう。当たり前だが、3位チームはひたすら負けていいわけではない。4〜6位になる予定のチームに負けてしまうと、4〜6位になる予定のチームに勝ち星が付いてしまい「0勝」の条件を満たさなくなってしまうからだ。つまり3〜6位のチームはお互いとの試合で全部引き分けるのだ。書いてて思った。毎度12回延長引き分けお疲れ様です。ま、別に、12回引き分けでなくても、5回裏終了降雨コールドゲーム同点引き分け、でもいいんだけど。いいんだけど、最近ドーム球場多いからなあ。あ、でも、今年の順位表そのままでいいのか。ヤクルト、阪神、広島、横浜、全て屋外球場だ。あとは降雨量が多ければいい。それも試合開始後1時間半ぐらいしたら激しく降ってもらおう。と、余計な心配は脇に置いといて……この時点で「24敗72分」が確定する。まったく、酷い数字だな(笑) あと、4〜6位チームは上位2チームには全部負ければいいのか。「72敗72分」――全くもって酷い成績だ。そして3位チームは上位2チームのどちらかに1勝だけすればいい。「1勝71敗72分」。勝率を計算すると……(笑) さて、ここで疑問が湧いてくる。敗数だけを増やせば勝率はもっと下がる。なんとかならないものか? ここで下位3チームの成績に目を向ける――0勝72敗72分。これ、仮に敗数そのままで引き分け数だけ1つ減らし、勝数が1つ減った場合どうなるだろう? つまり「1勝72敗71分」ではどうかと。この1勝は3位になる予定のチームから挙げるわけである。が、しかし、このとき、3位になる予定のチームの成績は同じ「1勝72敗71分」になってしまう。一応、同じ成績で並んだら前年度の成績を参照する、というルールがあったような気がしないでもないが……。なお、これ以上敗数を増やして勝率を下げようとすると、今度は4位予定の「1勝72敗71分」を下回ってしまうので順位が逆転する。そして2勝してしまうと、「1勝72敗71分」より勝率を下げるために144敗以上しなくてはいけなくなるが、当然144試合しかないのでそれは不可能。というわけで多分「1勝72敗71分」で前年度成績が良かったチームが最低勝率の3位チームになりそうな……気がする。
  で、このあとクライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズで勝てばよい。もちろん各ステージにおいて負けられるだけギリギリ負けて最終的に勝利するのが望ましいだろう(笑) 結論としては、シーズン「1勝72敗71分」のチームが"日本一"になったら、確実に翌年からクライマックスシリーズの制度は廃止されるか制度が変わるだろう、ということだ(笑)

  と、ここまで記してから気付いた。「勝率が並んだ場合、前年の成績を参照する」のであれば……「0勝72敗72分」で4チームを勝率0割で並ばせ、その中で去年の最高順位のチームを3位とすれば……………………

………………あははははははははははは。

*1 阪神は残り試合全部に勝つと、ヤクルトの勝率を上回り最低3位に食い込むことが出来る。「今から全試合勝てば」というのは当然、クライマックスシリーズや日本シリーズの試合を含んでのことなので、3位以内に入れるのなら日本一になれるのである。


平成21年9月5日

  先月に発売された隔月刊の鉄道模型雑誌「エヌ」を昨日にようやく買ってきた。先月は久しぶりに「とれいん」買ったから「エヌ」のことをすっかり忘れていたのだ(*1)。で、その「エヌ」の今回の金属キット組み立て記事は……ワールド工芸キワ90であった。そう、先日組み立てたキワ90。発売日は組み立て開始ギリギリ前だったので……先に買っておくべきだったかも? まあ別に記事を参考にしたりすることはほとんどないけどね。でも下回りの塗装の様子が載っていて、どうやら車軸受け(模型としては車軸を受けないダミーのパーツ)を先に取り付けてもマスキング可能だったようだ……。強度を必要としないのでゴム系でもギリギリ問題ないと言えばないのだが、やっぱりハンダ付けでしっかり取り付けておくべきだったかなあ? その他の部分には「えー、そんな組み立て方しないだろー」という突っ込みを入れて楽しんでいた。例えばヘッドライトのパーツ。塗装後にゴム系接着剤で取り付ければ良さそうな物なのに、雑誌では先にハンダ付けしていた。これこそ取り付け強度は全く必要ない。銀色で塗ることを考えれば塗装後に付けた方が楽。床下のエンジンも早々に固定していたけれど、凹凸が大きい上に奥まったところに取り付けるので塗料が回りにくい。こちらも強度はあまり考えなくていい部品なので、塗装を考えると先に固定してしまうメリットはあまりない。あと、前面に付くハシゴ。基本的に橘雪翼が塗装後に取り付けたパーツは雑誌では塗装前に全部ハンダ付けしていたと思っていい。ハシゴがあるとマスキングが面倒なので私は取り付けずに別々に塗装した。まあこういうのは大体製作者の好みなんだけどね。
  さて、「エヌ」と言えば……かつて侃侃諤諤か"徒然"で書いたのだが、実車説明に模型を使ったりしていて、それがどこか安っぽいというか子ども向けっぽい感じがしていた。おそらく雑誌として歴史が浅く、実車写真のストックがない(そして提供者も少ない)のだろう。あ、でも、文体がどことなく子ども向けっぽいのだよ。ところが最新号のページを繰っていると、"やたらリアルな模型の写真"が目に付いた。おいおい、どこの名人がディティールアップとウェザリングを施したんだよ、とじーーーーーーーっと見つめていてようやく気付いた。模型じゃなくて実車写真じゃないか。そりゃリアルとかいうレベルじゃない(笑) で、そんなことがあったせいか、何となく今号は実車写真の割合が増えたような気がする。今走っている列車の話題が多かったせいかもしれないが……。

*1 橘雪翼は気が向いた時だけ「とれいん」を買っている。隔月刊の「エヌ」は毎号買っている。


平成21年9月4日

  Yahoo!にて「ごおgぇ」と入れて検索すると……一番上に「google」が出てくる。
  !googleも含めて検索しています。ごおgぇのみで再検索
という注釈付きで。その「再検索」をクリックすると、今度は
  googleではありませんか?
という注意喚起の文字列が。にしても、「ごおgぇ」で検索しても何もヒットしないだろうなあと思ったら……これが意外に(笑) まあとりあえず、「ごおgぇ」できっちり「google」が出て来たときはかなり笑えた。

  去年ハマったパソコンゲーム『英雄伝説VI 空の軌跡』シリーズが漫画化されるらしい。ん〜、微妙だ。以前はこうしたメディアミックスには喜んだ物だが、流石にこうも"はずれ"続きだと俺も学習するよ。ゲームを漫画化したってロクなことにはならない。漫画をゲーム化したり、小説を漫画化したり、等……成功例は数少ない(橘雪翼基準で、だが)。直近のものでは、ゲームの漫画化としてFFXIIや逆転裁判、小説を漫画化したもので春季限定いちごタルト事件、スカイクロラ(は、映画とゲームを挟んでる?)。尽く失敗だなあと思わせる出来。もっとも世間での評価はどうか分からない。逆転裁判は連載が終わった物の、続編逆転検事が同じ作者によって漫画化されているらしい。スカイクロラも始まったばっかりのようだったし。春季限定〜は続編夏季限定〜では作者が変わるらしいが、これは元からその予定だったのか、それとも春季限定〜が不人気だったから……? メディアミックスでの数少ない成功例は、吸血鬼ハンターDの映画化とDEATH NOTEの小説版ぐらいかなあ。というわけで漫画版『空の軌跡』には何も期待しない。1巻が出たらとりあえず買ってみるが(笑)


平成21年9月3日

  昨日完成してたけど都合で今日になったマヤ20。画像10枚越えの大スケールでお送りします!
マヤ20完成!
マヤ20点灯システム

  スニ41なんか画像2枚しかなかったのにな……。そのスニ41、カトーから製品化が発表されちゃったよ。救いは単品ではなく、急行「能登」セットの一部としてなんだけど。でもスニ41を作って何がやりたかったかというと、やりたかったことの1つは「能登」だったような気がするんだけどなあ(苦笑)
  製品化が発表されちゃったよシリーズとしては、鉄道コレクションの次期第11弾は元京王5000系の譲渡車になっちゃったらしい。元京王5000系の譲渡車というのは、例えば一畑2100系だったりね。あと今から作ろうと思っていた富士急行1000系1200系も含まれる。ま、もっとも、これは諦めがつく。というかあまり悔しくない。別に私の作った一畑2100系が色褪せるわけではない。2種類あるけど、多分鉄コレではどちらか一方しか出ないしね。富士急行1000系も、出たタイプによって参考にしてみたり、鉄コレベースで改造してみたりする予定。グリーンマックスのキットが現在手に入らないので、鉄コレを素材として活用するのもアリだなあと思っている。グリーンマックスが対抗心を燃やして鉄コレ11弾発売前にキットを再生産してくれるのが一番嬉しいのだけど(笑)
  他、これは去年の時点で判明したことだけど70系が鉄コレで出たり(現在キットを組み立て……始めて放置中)。まあでも、相手が鉄コレだとあまり悔しくないんだなあ。カトーやトミックスが本ちゃんで製品作るとなると……何だかなあ。もう少し早く発表しといてくれよ!って気分になる(苦笑) こういうことがあるから、カトー完成品改造の「はつかり編成」の着手は躊躇してしまうぜ。


平成21年9月2日

  ええと、今年の観戦記録は……どうだったかな。忘れちまったよ。これまでが4勝4敗で、今日で5勝4敗になったのかな……? というわけで、珍しく画像で侃侃諤諤。
9月2日対ヤクルト戦観戦記録

  あと、マヤ20が完成した。けど、こちらはまた明日に。

  読漫画感想文番外編? 鉄道模型雑誌「RMM」と「とれいん」に連載されている漫画のコメントでも(笑)

【ほびこヤード】
  「RMM」に連載されている4コマ漫画で、ここ数ヶ月は3本載っている。主人公ほびこ(多分Hobby+子ではないかと。女の子)と、動植物キャラクターの面々の織り成す鉄道模型ストーリー……? 物語は商店街の福引でNゲージのセットを引き当てたところから始まる。何故かトータルのセットではなくレールのみのセット。それ以来、ほびこたちは何とかして車両を手に入れようと奔走する。まあホントいろいろ紆余曲折があるんだけど、ちょっといい話だった回の内容を紹介。ある模型店の店頭に飾られていた500系新幹線の模型。毎日その姿を覗きに来ていたほびこ。しかしある日、ショーケースの中には想いの500系新幹線(の模型)の姿がなかった! 慌てて店主のおじさんに「あの模型、売れたんですか!」と聞くほびこ。店主のおじさんは「だったらいいんだけどねぇ」と言ってレジの奥から箱を取り出す。その箱は500系新幹線の模型のケースであり、「売約済」の札が貼られていた。店主のおじさんはポツリと一言「あんたが毎日見に来るからさ……」。それまでの回で、どうにも頭の堅い頑固じじいっぽいところがあったんだけど……あんた、いい人だったんだな……。
  で、話は進んでついに500系新幹線を入手したほびこと愉快な仲間たち。っていうか手に入れちゃったら話終わるんじゃないの!?と思ったけどまだ続いている。10月号(8月21日発売なので、2ヶ月先の号になる)では、魚のキャラクター(名前忘れた……)がうっかり動力車を分解して元に戻せなくなっちゃう、というストーリー。最初は怒られると思ってほびこには必死に隠しているんだけど、やっぱりばれてしまう。でもほびこは怒らずに「模型店に行って修理してもらうね」と言って向かうのだが、途中嵐に会って、それでも這うようにして模型店に到着する。で、オチに力がなくイマイチだったなあ……。

  【きんぐ おぶ ほびぃ?】
  「とれいん」に連載されている9コマ漫画。タイトルが本当にコレなのかどうか疑わしいが、多分そうだと思われるので『きんぐ おぶ ほびぃ?』ということにしておく。なお鉄道模型は、欧州では「キング・オブ・ホビー」なのである。漫画の体裁としては、吹き出しやセリフが一切ないという独特のものになる。で、その漫画について別の人がコメントを書いている、というのもまた独特である。例えば最新号(とれいんは20日発売なので9月号)では、主人公キャラが模型を組み立てて(今号の特集に合わせてかハンダ付けしている)、完成させて線路の上を走らせている。と、蚊が一匹落ちてきた。すると模型車両もコテンと倒れた。時は夏、蚊取り線香が焚かれている。その煙は蚊のみならず、鉄道模型までも退治してしまった……。
  アリエナイ、などと一言で片付けてはいけない。これはあくまで漫画なのだから(笑) 鉄道模型と蚊取り線香。私の家は蚊が多い。夏場は蚊取り線香が欠かせない。というのは、旧家の方の話である。半分建て直した新しい方の家は、最近の構造らしく機密性が高い。蚊はたまに入ってくるが、ほとんど気にならない。ところが鉄道模型を製作している作業場は話が異なる。対策をせずに模型製作作業に没頭しようものなら、30分ももたないと言っていいだろう。その間に5箇所10箇所血を吸われて痒さでハンダ付けも切削作業も塗装もできないに違いない。というわけで蚊取り線香の出番。時に火をつけたつもりがきちんとついておらず、気が付くと足が数箇所噛まれた後だったり……。別の日は作業が終わって消したつもりが、後で戻ってくると部屋が煙で燻されていたり。そんな蚊取り線香の煙だが、漫画のように鉄道模型にも効いたりしなくてほんと良かったよ。
  ところで、「とれいん」の最新号はハンダ付け特集なのだが……あ、違った。「真鍮模型の工具図鑑」だった。それに関係する1ページの漫画が「きんぐ おぶ ほびぃ?」とは別に掲載されていた。「きんぐ おぶ ほびぃ?」と同じコンビで、原案なんこう、作・画:小森太郎万作、とある。漫画の題名は「おねーさんが教えてあげる」というややアレなもの。主人公のおにーさん(自己申告によると引き篭もり)が真鍮キットを買ってきたものの工具がなくて途方に暮れている。何故か秋葉原の喫茶店っぽくメイド服をきたおねーさんが「どうしたの?」と相談に乗って、現在の工具入手環境を丁寧に教えてくれる……という構成。「きんぐ おぶ ほびぃ?」と違って吹き出しセリフ付きである(笑) 12コマ目におにーさんが「工具を買うお金がないよ」と発言してオチが付く。が、しかし、この漫画の最強のオチは欄外にある。「おねーさん」と呼ばれたそのキャラクターは……「実は男」らしい。しかもその注釈はタイトルの横にさりげなく書かれている。「出オチ」ってやつですか? まあなんと言うか、硬派だと思っていた「とれいん」にこういう漫画が載るなんて……時代の流れですかねえ。


平成21年9月1日

  今日から9月。ということで8月の漫画感想文をば。これ、元々は月末にやるはずだったんだけど、翌月入ってからになっちゃってるね。ま、どっちでもいいか。

【バクマン。】4巻(新刊):☆☆
  んー、3巻に比べてイマイチ。展開が早いというか何と言うか。そんなに早く連載が決まってしまっていいのだろうか? 何だか『バクマン。』本体よりも劇中劇の方を読みたくなってきた(笑)

【エンバーミング】3巻(新刊):☆
  極めて微妙。漫画本編より、登場キャラクターが当時のイギリスを解説するページ(漫画書き下ろしと思われる)の方が興味をそそられるかも。

【王様の仕立て屋】23巻(新刊):☆☆
  ハリウッド編。舞台が固定されていたので1巻通じて話に変化がなくてどうもね……。1話完結型じゃなかったっけ?

【おうちがいちばん】4巻(7月発売):☆☆☆☆
  『OL進化論』の秋月りす作品でこれも4コマ漫画。りす作品は舞台設定が違うだけで大体どれもこれも傾向が近い。であるにも拘らず、よくこれだけ安定したものを供給し続けられることに驚嘆。

  ギャグ漫画のほうが評価が甘いような気がする(笑)

【遮那王 義経 源平の合戦】8巻(新刊):☆☆☆☆☆
  『遮那王 義経』シリーズの途中から感じていた。それは「義経が身代わりの人間だった」って設定の意味が薄れてきていないか?ということ。でもまあ、物語のラストに関係して来るのかなぁ……ぐらいに考えていた。だがしかし、この『源平の合戦』の8巻で「牛若丸≠義経」の設定が大きな意味を持ち始めた。沢田ひろふみがやりたかった源平記はこれだったのか!と身震いする思いである。これだけでは漫画読んでない人には何のことか分からないのであらすじを書く。
  京都に清盛の容態を探りに来た義経は清盛本人との接触に成功する。そこで清盛の口から語られた言葉とは……「わしは民のことを考えてこの国が栄えることを夢見て来た。頼朝は平家の権力だけを羨み、武家のことしか考えていない。義経、お前は民に目を向けろ。それが民に生まれたお前の役目だ」と。
  細かいところはどうでもいい(というか清盛のセリフだけが重要なのだ)のでかなり要約した。清盛には既に、「牛若丸≠義経」であることがバレている。義経はもちろんシラを切ったのだが、清盛の「民に生まれたお前」というセリフは自身の仮説にかなりの確信を持っていることが窺える。ここまでこの漫画を読んでいて、「牛若丸≠義経」の設定を頼朝の義経追討の理由にするんじゃないかと思っていた。武家でも何でもないただの"下賤の民"が源姓を騙ったこと、それが頼朝の怒りを買うのではないかと。だがしかし、この清盛のセリフを見ると、平家討伐後、義経が民に目を向けようとし、そこから頼朝との確執が生まれて……というストーリーになるのではないかと思いたくなる。
  おそらく我々は、源平の時代に想いを馳せるときにある見方をしてしまっているだろう。それは「平家=悪、源氏=正義」という固定観念である。しかし忘れてはいけない。(小説『Q.E.D.』シリーズで教えられたのだが)歴史とは勝者が語るものである。「平家=悪、源氏=正義」という構図は、敗れた平家の視点でもなければ当時の中立の立場にある者が記したものでもない。どちらかといえば源氏寄りの物と考えた方が良いだろう。とすればまず、「平家=悪」の構図を疑わなくてはならない。ひょっとすれば源頼朝とその協力者たちは、隆盛を極めた同じ武家である平家の栄華が羨ましかっただけなのかもしれない。考えてみれば「平家の悪政が民を苦しめていたので、我々が立ち上がって悪を滅ぼしたのです」なんて話は作られた美談でしかないだろう。源氏一派に平家に成り代わり天下を取ろう、という心が全くなかったとは考えにくい。もちろん、清盛がまっとうに当時の日本を治めていたとも思えないが……可能性はゼロではない。少なくとも、現在我々が抱いているイメージよりはマシだった可能性は低くないだろう。それに、もしも、であるが、もしも清盛が民衆のことを考えた政治をしていたらどうだろう? 当時の背景を考えると、政治は公家が栄えることが第一だったのではないか。まずそこに、武家が政治に入り込み、武家が栄えることが第一の"事件"なわけだ。さらにそこで清盛が民衆視点に立った政治をしたら? 当時最もないがしろにされていたところを重要視するわけである。他の武家や公家から見たら「おい清盛は一体何を考えているんだ? あいつ頭がおかしいんじゃないか?」となったのかもしれない。そんなやつらに日本の国を任せられるか、と武力蜂起した――まああまり考えにくいことではあるが、絶対ないとも言えないのではないか。今から遡ること900年近い昔の話である。今の常識とは違う常識があったはずだ。
  でまあ、この漫画のすごいところはそういう物語を構成したところ以外にある。『義経』と題した物語の中に平家寄りの視点を持ち込んだことにある。この先のストーリーの展開次第によってはかなり面白いことになるかもしれない。

【ムダヅモなき改革】1巻(既刊):☆☆
  この漫画、ジャンルとしてはギャグになるのかな……? 過去に様々(というほどでもないが)な麻雀漫画を読んだが、盲牌で牌の字面を削り取って白にするという発想は初めて見た。これはもう、ギャグ以外の何者でもないだろう(笑) というか、いくらなんでも手牌全てが白というのは無理があるだろ。勝手に「天地創世(ザ・ビギニング・オブ・コスモス)」って役作ってるし(笑) あと、麻生タロー氏がモデルになった人物よりカッコ良すぎます(笑)

【サマーウォーズ】1巻(新刊?):☆☆☆★
  『エヴァ』の映画観に行った時、予告編で流れていて少し気になっていた。原作は小説らしいが、売り切れ中だとか。で、漫画が平積みになっていたので買ってみた。舞台は田舎の旧家なんだけど、話の軸になるのがインターネット上の仮想空間。この辺りは現代っぽい物語だ。話のテンポが良く、期待は裏切られなかった。2巻以降にも期待。
  ところで、ヒロインの親戚の警官が乗っている車がFD3S RX-7なのを橘雪翼の目は見逃さなかったぞ!(笑)

【あずまんが大王 新装版】3巻(新刊):☆☆☆
  3巻は修学旅行編以降ヤママヤーが出てくる(もしくはヤマピカリャー。イリオモテヤマネコのこと)。このヤママヤーが可愛い。猫が好きなのに猫に嫌われる榊に唯一懐く猫。イリオモテヤマネコは天然記念物なので飼ってはいけないのだが……まあそこは漫画ということで。
  3巻中のエピソードで一番好きなのは体育祭のクラス対抗リレー。ちよちゃん(飛び級で5年ぐらい飛ばして高校生に入っているので運動では不利)が走っていて次走者は榊。隣にいた別のクラスの次走者(男子)がちよちゃんの走りを見て、運動会のテンションゆえかこう言い放つ。「ははは、おせえな! 3組は勝つ気ねーのか?」 榊はそれを横で聞いてはちまきを締め直す。ちよちゃんからバトンを受け取った榊は、陸上部顔負けの走りで一気に首位に躍り出る。とまあここまでは熱い友情の物語なんだけど、最後は担任が全てをダメにするというオチが付く。まああずまんがだしな。

【ムダヅモなき改革】2巻(新刊):☆☆
  1巻を読んで、決して気に入ったわけではないのに2巻を買ってしまう私(笑) なんかこう、めちゃくちゃはおいしくないけどクセになる味? 2巻では序盤を除きますますカオス度が上がっている。やっぱりこれ、麻雀漫画とは言えないかもね(笑) しかしこの人たち、毎回のように役満手が入ってくるってどこの権左ェ門さんですか(笑)(*1)

*1 権左ェ門:『兎 〜野生の闘牌〜』の登場人物。暖まって来ると毎回役満手が入ってくる。

【かっこいいスキヤキ】(既刊):★
  『王様の仕立て屋』の主人公、織部悠のところに居候しているマルコという靴職人見習いがいる。このマルコが妙に詳しくて、とある巻でとあるネタに走る。そこに悠が突っ込みを入れる。「こんな場所で『かっこいいスキヤキ』ネタをやるな!」と。で、ある日見つけたのがその『かっこいいスキヤキ』。文庫版だったので小説だと思って買ったらこれが漫画。漫画文庫なんて嫌いだー。で、件のネタになった話は面白かったのだが、それ以外が……。

【ぼのぼの】32巻(新刊):☆☆
  シマリスくんと私とは立場が似ている。姉が2人いる。甥っ子がいる。その甥っ子に懐かれている……かどうかは微妙だが。

  今月の予定外は先月のチェック漏れ『おうちがいちばん』の他、『サマーウォーズ』『ムダヅモなき改革』『かっこいいスキヤキ』、以上5冊。来月は『はじめの一歩』『MAJOR』『史上最強の弟子ケンイチ』『医龍』の4冊。前例から言ってこの4冊で終わるわけがない(笑) 最初の『はじめの一歩』の発売が17日だから、10日前後で禁断症状が出るに違いない(笑) で、注目しているのは『医龍』。久々の単行本だ。前の20巻が2月だったから7ヶ月ぶりということになる。それまで4ヶ月おきに出ていたはずなのに……この間の長さは何? 休載していたのか、それとも2ヶ月連続で新刊が出るのか。


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