橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成21年7月上旬分

▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲

平成21年7月10日

  漫画の話。感想文系じゃないイレギュラーネタ。
  新装版になった『あずまんが大王』。一応新作も入ってて、旧作部分もちょっと変わってて……と以前書いたのだが、気になって新装版と従来版を並べて見比べてみた。結果、全部描き直していることが判明。キャラクターの雰囲気が違うなーと思っていたら、絵が全部変わっていた。オチのコマの構図が変わっている話が多いのは気付いていたが。これはファンなら新旧両方を必携か?
  今月、『エンバーミング』の2巻が発売された。1巻から間が空いていて待たされた感じ。そして来月の発売予定表を見たら、3巻が挙がっていた。2ヶ月連続刊行!? そのために2巻が待たされたのか?? でも、1、2巻の連続月刊行や同時刊行はたまにある出来事だけど、何故2巻と3巻が……。訳が分からない。連載誌を見れば何かのキャンペーンでもやっていたのかもしれないが、見てないので分からない。そして今月、27日に『ぼのぼの』の最新刊が発売されるのだが、これもまた来月の予定表に『ぼのぼの』の文字が。一瞬、今月のが来月に延期になったのかと危惧した。以前に別の漫画で、「あれ? 2ヶ月連続?」と思ったら何のことはなく延期されただけだった、ということがあったからだ。しかし今度の『ぼのぼの』は今月に31巻、来月に32巻だった。『ぼのぼの』はあまり単行本が出ない漫画なのだが、それでも同じ年に数ヶ月空けて2冊ということはたまにある。が、おそらく2ヶ月連続というのは初だと思われる。ちょっと嫌な予感(連載終了)もあるけれど、大好きな漫画の新刊が2ヶ月連続で読めるので今は素直に楽しみにしておこう。
  今月は現時点で5冊の新刊を購入。『エンバーミング』『STEEL BALL RUN』『頭文字D』『百鬼夜行抄』『範馬刃牙』。『頭文字D』は乱丁があったのだが、全く気付かなかった。義兄に聞いても「乱丁を知ってて読んだけれど分からなかった」との答え。現在まだ義兄の手元にあるので確認ができないのだが。まああれだ、『頭文字D』は話によっては順序が入れ替わってても全く問題ないということだ(笑) で、既に5冊の新刊が出ているわけだが、ここから残り3冊は月末にならないと発売されない。二週間ほどの禁欲生活(笑) また何か手を出すかも……(既に出しているのだが、既刊2冊は早々に手に入れてしまった……)。そういや最近『医龍』の新刊が出てないなあ。チェック漏れを心配して再チェックしたけど、やっぱり2月の20巻の後、8月末までに発刊予定はなさそう……。


平成21年7月9日

  神、器、封、殺、と4つの漢字を並べてあなたは何を連想するだろうか? 例えば最初の二文字、「神」と「器」ではなく、「鳥」と「谷」に置き換えてみる。「内野ゴロで一塁ランナーの鳥谷が二塁フォースアウト」という意味合いの「鳥谷封殺」となる。ということは、これはきっと「神器」という名前の選手がいて、一塁ランナーとして出塁していて(以下略)

  正解は、小説『QED』シリーズの文庫版での最新刊となる『QED 神器封殺』である。どうでもいいが、漫画『Q.E.D.』は省略を表す「.」が入っているのに、小説『QED』にはそれがない。何故だろう? 数学において最後、「QED」と書いてもいいのか、それとも「Q.E.D.」と書くべきなのか。正直どっちでもいいので話を先に進める。
封印

  さて2日前、七夕の日の侃侃諤諤の最初の文章を覚えておいでだろうか? 「覚えてないよー」とか「読んでないよー」という方は是非ともちょっとスクロールして見て欲しい。たった2日前のことなのだから。しかも昨日の侃侃諤諤はそんなに長くない……こともないと思うのだが、一般的に言って8日の文章は長いのかな? 侃侃諤諤としては比較的大人しめだと思うのだが……。あと、携帯電話の画面で当コンテンツをご覧になっている猛者な方にも厳しいかもしれないが、どうせ携帯電話からアクセスするぐらい猛者な方なのできっとこれぐらいのスクロールは容易いことと信じている。信じています
白兎 「こらー、話がまた脇道にそれてるぞー!」
で、実はその2日前、「Q.E.D.」と書いてしまった。『QED』とすべきだったのに……。実は最近、本や映画のタイトルは二重括弧で括ると自分の中で決めたのに、何故か2日前は単純な括弧にしてしまった。迂闊だった。そして、『Q.E.D.』ではなく『QED』である。先ほど書いたように、漫画は『Q.E.D.』、小説は『QED』。これ、実は、解説を読んでいて気が付いた。解説者が漫画『Q.E.D.』にも少し触れていて、それで『Q.E.D.』と『QED』が並んでいて、省略を表す「.」の存在の有無にようやく気付いた次第である。
白兎 「それ、本題じゃないよね……」
いい加減2日前の話に戻ろう。「七夕」と『QED』、何の関係があるのか。『Q.E.D.』とはあまり関係がない。そして『QED』は「七夕」ネタを取り扱っても良さそうな気がするが、でもある点が理由でそれもなさそうな気がする。なぜならば、『QED』のヒロインのフルネームは「棚旗奈々」――「たなはた なな」。彼女の名前は「7月7日七夕」をもじったものなのだ。
  ところで、解説に『QED』年表が載っていた。登場人物の誰それが何年に生まれて、何年にどういう事件があったのか、という年表である。桑原崇、昭和42年生まれ。
  ――んんんん?
どこかで桑原崇がひつじ年生まれのようなことが書いてあったような気がするので、勝手に同年齢だと思って親近感を持っていたのだが……ひと回り年上だったよ!(笑) シリーズの最初の作品が平成一桁の時代の設定のようなので……というか『神器封殺』も10年以上前の扱いだ(笑) 年齢的にはちょうど今の私ぐらいの頃の桑原崇の活躍(?)ということになるのだろう。


平成21年7月8日

  少し前の話になるが、怪しい電話がかかってきた。普段なら「ご主人様ですか?」――いいえ、「あ、息子さんですか、お父さんおらっしゃいますか?」というような流れなのだが、珍しくピンポイントで私を名指しだったのでついついはいと答えてしまった(まあその時点では怪しいかどうか断定できないから仕方なく返答していたのだが)。で、その内容が「源泉徴収されたお金が返ってきます」というもの。しかも「20万円から30万円」と来たもんだ。残念ながら私はこんなものに惑わされない。だって源泉徴収されてないからね(笑) 会社勤めじゃないと伝えると向こうはすごすごと引き下がった。
  まず1点。私を名指しという点で、よくある広告勧誘の電話よりよく調べて電話している。広告勧誘の電話の場合、「ご主人様」「奥様」だもんね。その割りに抜けているのが、私が会社勤めかどうかまでは調査できていない。ま、個人の名前の方が調べやすいかな。で、大切な2点目。源泉徴収の詳しいシステムは忘れたが、簡単に20万も30万も戻ってくるわけないよね? 戻ってくるとしたら、かなり特殊な条件を満たしているだろう。そんなんで私は今は源泉徴収関係ないんであやふやな推測を元に書くけど――ある程度高級取りで、年の途中で仕事をやめた、場合なんかが該当するかな? 確か源泉徴収というのは、1年間を通じて同程度の給与が支払われることが前提なので、戻ってくるとしたらそこを崩さなきゃいけない。ということは……例えば仕事をやめれば、以後の給与も発生せず、結果所得にかかる税金よりも源泉徴収が上回ってたという事態が起こりうる。で、何故「ある程度高級取り」か。それはもちろん、源泉徴収でそれだけ引かれないと20〜30万円も戻って来るはずないからね。しかも年間で、ではなく、途中で退職することが前提なので、12よりも少ない回数でその条件を満たさないといけない。それっていっぱいお金もらってるってことじゃないだろうか。詳しい計算はしてないので、気になる人は誰か頑張ってみてください(笑)あとは、必要経費としてかなりの金額を申告して、それが通れば戻ってくる……かな。
  まあともかく、源泉徴収されたお金が戻ってくる、という話は怪しい。年の途中で仕事を辞めた人なんかは自分で申告するなり、あるいは会社が何かしてくれるだろう。普通のサラリーマンが必要経費の申告で20〜30万円取り戻すのもかなり大変な気がする。高額医療費なんかはまた別の話だろうし。よって私が勝手に下した判断、普通はそんなに戻ってこない。そこまで調べが付いてて電話しているのだったらいいけれど、先述のとおりだからねえ……(笑) ちゅうわけで私はちょっと心待ちにしている。新聞に「新手の詐欺にご注意」って記事が出るのを。でも今のところ……私が見落としているだけかもしれないけれど、そういう報道を見ていない。そういうこともあって今、警察に届け出るべきなのかどうかちょっと悩んでいたりもする。


平成21年7月7日

  今日は七夕。というわけで読みかけの「Q.E.D.」を読み進めました(謎)

  粗製濫造モードに突入しようと思っていたのに、新たなボス(*1)のお出ましだ。
新ボス? EF500-901ボディキット
ところで、「粗製濫造」とは言ってるものの、既に粗製濫造できない体質になっていることを実感。とある客車を軽〜〜〜く組もうとして、「あ、ここの部品は別パーツ化したほうがいいな」となって作業中断。そんなことしなきゃ今頃箱になってるはずなのに、パーツを買いに行くまでその車輌には手が付けられない。仕方ないので別の車両を先にすると、車高の問題とか部品の合いが悪いのであれこれやったり、気になる部分をヤスリで削ってシャープにしたり。まあでも、EF500-901よりは気楽な作業(のはず)なので、しばらくのんびりしてからボスに挑戦しよう。

*1 ボス:工作難易度の高い(高そうな)キットを、橘雪翼はRPGになぞらえて"ボス"と呼ぶ。


平成21年7月6日

  昨日、兵庫県県知事の選挙があった。現職の県知事が3選を果たした――けど、今日の話はそこではなくて。そんなわけで昨日は、我が家の上空付近をヘリコプターが飛んでいた。「今日は選挙だから投票しましょう」という内容のことをスピーカーから流しながらの飛行である。さて、この文言の中に以下のようなものがあった。
「あなたの一票、日本を変える」
2点。県知事選挙だよね? 先日の県議員選挙のときも、選挙カーで「日本を変えてみせます」というようなことを声高に叫んでいる候補者がいたが、県議員だよね? 狭い日本だけれど、されど日本。地方政治で日本を変えるというのは少々風呂敷を広げすぎではないだろうか。兵庫県が変われば日本としてもわずかに変わったことになるのかもしれないが、でっかい声でアピールするべきことなのだろうか。もう1点。こっちの方が大事。
  アメリカの新大統領も「Change!」と叫んでいるようだが、「変える」ってそんな意味だったっけ? 変わるといっても、方向性がいろいろある。1つ目、良い方へ変わる。2つ目、変わったけど以前と比べて良いとも悪いとも言えない。3つ目、変わって悪くなってしまった。変えるという単語にいいイメージを乗せようとしているみたいだが、現代の日本語において「変わる」という言葉が「良くなる」という意味を含んではいないはずだ(英語の「change」はどうか知らないが)。変化したものの悪くなってしまったら当然、「変えない方が良かったね」ということになる。なのに彼らはどうして安易に「変える」と叫んで、それを有権者の良いイメージにつなげようとしているのだろうか? どうせ言うなら「良くしてみせます」じゃないのか? 選挙管理委員会のヘリの方は「あなたの一票が日本の未来を左右する」ぐらい? まさかとは思うが、後から「変わったけど良くなるとは誰も言ってないよ」という言い訳にするつもりじゃないだろうな? それとも、「なんかよーわからんけどとりあえず変えてみます」というつもりだろうか。
  日本語には、「変わる」に「良い方に」という意味合いをプラスした「改革」という言葉があるんだよ。


平成21年7月5日

  粗製濫造モードに入る前に、先月からの宿題を完了させた。
カトー153系のグレードアップ
完了しなかった理由は書いたっけ……? 屋根に塗るつもりだったダークグレーの塗料のストックを切らし、尚且つ尼崎や三宮の模型店で手に入らなかったために延び延びになってしまった。その期間中、日本橋に行くついでもなかったしね。結局、大阪梅田に行ったときに某音速模型まで足を伸ばし、そこで無事入手した。ただ、画像で〜に書いてあるように、これも一応完了は完了だけど、まだ若干の課題を残したままになってしまった。新快速色の加工もやりたいしね。ちなみに、画像中にある比較用の同社の165系をやる予定はない。何故ならば、トミックスのハイグレード165系を持っていて、あまり出番がない車両だから(モッタイナイ)。この作業、付き詰めて行くと……カトーの旧設計の製品を全部やらなきゃなんなくなってくるんだけど、目下お気に入り度で153系だけになるかなあ。手間がかかるからなあ。


平成21年7月4日

雪翼 「おーい白兎、セラミックグリス知らない?」
白兎 「知らないよ。雪翼は物をきちんと管理できない子だなー」
雪翼 「"できない子"って言うな……お、あったあった」
白兎 「悔しかったら人に聞く前に自分で見つけなさい」
雪翼 「あれ……? グリスってこんなに白かったっけ……」
白兎 「?」
雪翼 「クンクン、匂いも何かコンパウンドっぽいなあ」
白兎 「それはコンパウンドそのものだこのうつけ者!」

  セラミックグリスは無事見つかりました。何故か以前、コンパウンドのチューブを見てセラミックグリスだと思ったことがあるのです。

  最近バッティングセンターでの戦果を話してないけど、つまりそういうことです。ホームランは2月以降一本もなし。先日天井に跳ね返ったのがプレートに当たったんだけど、天井弾なので申告せず。一応音は鳴ったので、言えば店員さんを騙せたと思うけど。地元の方では、メーカー公称1.2キロのバットに80グラムのバットカバーを付けて主に125km/hのボールを打ってるけど、あまり上達してる感触がない(苦笑) 良く言えば伸び悩み、悪く言えば身体能力の限界が訪れたかと。にしても最近、また手の皮が破けることが増えてきて、風呂及び食器洗いが辛かったりする。しかも治りが遅いと来たもんだ(苦笑)

  もうそろそろ「その話題は聞き飽きた」と思われているだろうビスタEXの車高問題。ビスタEXを作る母体にしたトミックスビスタカーは最新ロットのもの。そして現在、私の手元に存在するノーマルの(改造していない、EXでない)ビスタカーは前のロットのもの。何故か先頭車の車高が違う。まさかロットの違いで車高に差が出るとも思えないし……。多分一度分解して、組み立てたときに私がミスしたか、ツメの合い具合が変わってしまったか。なお、あれこれいじくり倒していないトミックスの製品状態のビスタカーの方が0.5ミリほど車高が高い。つまりその状態であれば……特に加工することなく、グリーンマックスの完成品やキットと連結して楽しむことができるわけである。さあてどうしたものか……


平成21年7月3日

  今や携帯電話になくてはならない機能。それは「メール」。正確には「電子メール」もしくは「Eメール」だが、今時ダサ過ぎで死語の領域をはるかに超えていると思われる。さて、そんな「メール」だが、携帯電話のメールはとても腹の立つ側面も持ち合わせている。一つは絵文字。紛らわしいので解説しておくと、「(^-^)」とか「:)」とかいうのは"顔文字"ね。絵文字は本当に"絵"になってる文字。同じキャリア(会社)同士であればきちんと表示されるが、違うキャリアの携帯電話宛てに送ると表示されない――そんな問題も最近になってクリアされ、そしてウィルコムまでが新機種で絵文字をサポートするようになった。ただ、各社で絵文字の柄が少々違うらしく、聞いた話ではそれでちょっとした誤解も起きているとかいないとか。
  さて、それはそれで腹が立つのだが、今日は別のお話で盛り上がりたい。何の話かというと、それはパソコンからのメールを受信しない、という設定をしている人が少なからず存在すること。彼らは携帯電話同士でしかメールの送受信を行わない閉鎖的な社会を形成している。連絡先、としてメールアドレスを受け取ったはいいが、そこへ(パソコンから)メールを送っても届かない。当然だが、アドレスの入力ミスをしたときと違ってエラーメールも返って来ない。ので、届いていないのか届いているけど未返信なのか判別付かない。そこで仕方なくPHSからもメールを送ってみるのだが、これは返事を催促しているように受け取られかねないので文面にかなり気を使う。携帯電話には携帯電話の世界があるのかもしれないけれど、インターネットを利用してメールの送受信をしている以上、特定されたドメインからのメールしか受信しないという姿勢は如何なものか。
  いや、分かってるんだけどね。何故携帯電話のユーザーがパソコンからのメールをシャット・アウトするのか。それは迷惑メールの存在。誰だよ、こんなこと考え付いたやつは。というか、迷惑メール送ってる連中は自分のメールアドレスに大量に迷惑メールが届くことをどう思っているんだろうか。お互い様? それとも「他人がやってるから俺も」なんていう子どもっぽい行動原理なのだろうか。そもそもあれ、送ることがどういう利益に繋がっているのか分からない。ここんところは誰かが何とかしなきゃいけないね。
  で実は、もう一つ気に食わないことがあったりする。それは頻繁にメールアドレスを変える人。気が付いたら「メールアドレス変えました」っていうメールが来る。その度にいちいち登録しなきゃいけない。古いメールアドレスの登録を消すと、そのアドレスから来たメールが誰からのものか分かりにくくなる。よって前のアドレスも残しておきたいところ。しかしそうすると、今度はどのメールアドレスが有効なものか分かりにくくなる。何度存在しない旧アドレスにメールを送ったことか……。パソコンのメールアドレスも変更する人はいる。ただ、それは、プロバイダを変更したりという理由のことがほとんど。プロバイダを変更したらメールアドレスが変わるのは仕方ないし、そして頻度もそんなに多くない。ところが携帯電話のアドレスを変える人は……原因が見えてこない。携帯電話の会社がアドレス変更するサービスをやっちゃってるものだから、どう考えても"気分"で変えてるとしか思えない人間が……。連絡先をコロコロと変えるんじゃねえ!と本人に言えばいいのに、毎度毎度愚痴を言いつつ登録作業をやっている小心者の私がいる。
  いやね、これも一説によると「迷惑メールが届くようになったから」メールアドレスを変えている、という人もいるらしい。ホントかどうか知らないけど。ただ、一人、違うと言い切れる友人がいる。何故ならば、彼にパソコンからメールを送ってみたところ、「届いてない、パソコンからのメールは遮断している」との回答があったから。別の友人の話によると「女にフラれるたびにメールアドレスを変えている」らしいが、さらに別の友人の話によるとそれも違うとか……。とりあえず思うことが一つ。私も一度、常用メールのアドレス(PHSでなくパソコン)を変更したことがあるのだが、その際にみんなにそれを知らせるメールを送るのが面倒だった。何故頻繁にこんな思いをしてまでメールアドレスを変更するのだろう? 私は友人知人は多くない方だと思っているのだが、まさかこの私より友だち少ないのか?

  何でこんな話をするのかと言うと、鉄研の新入生にメールを送ってみたら返信がない。アドレスをよ〜〜〜〜くみると携帯電話のアドレスだ。これはひょっとして……と思ってPHSからメールを送ってみたわけですよ。まあ結果から言うと、最初のメールも届いてたようだけど。こういう気の揉み方しなきゃいけないのもパソコンからのメールを拒否する携帯電話ユーザーがいるから。なんだけど、それは迷惑メールが多数存在する世の中だからであって……。何と言うか、いつもにも増して取り留めのない話でした。


平成21年7月2日

ネタバレ注意
なので、画像で侃侃諤諤ページに隔離?してみました(笑) まあなんていうか、時代遅れのDATポータブルプレイヤーに2度も感涙しそうになりました(笑)


平成21年7月1日

  というわけで(突然の振り)、6月に買った漫画の感想を。昨日貼っ付ける予定だったんだけど、全部書けてるはずが一部消えてて、それでテンションが下がって(言い訳)。最近ちょっとテンションが低めだよな……。

【バクマン。】3巻(新刊)
  なんかすんげー面白いんですけど(笑) 新妻エイジのキャラがいい。最初のシーンでは鼻持ちならないやつだと思っていた。編集者に言う「僕がジャンプ一番の作家になったら、嫌いな連載を一つ終わらせる権利をください」という言葉、これは将来的に主人公たちと敵対関係になる伏線かと思っていたのだが……少なくとも3巻時点では両者友好的関係。オトモダチ、ではないけど、お互い切磋琢磨し合うという意味でのライバル。
  文字数は多いけど、惹き込まれるものがある。さすがは『DEATH NOTE』コンビといったところか。

【ストライプブルー】11巻(新刊;最終巻)
  甲子園出場を懸けた一戦。普通野球モノだとこういう試合は単行本にして2〜3冊かけて描写されるんだけど、この作者にはそれがない。無駄に長くないので飽きない(笑) それも試合が始まるのが単行本の1/3あたり。しかも一回の表の先頭打者にかけたページ数が一番多いので、あとは早送り(笑) その一回表の先頭打者は、主人公たちのレギュラー入りにより控えに回った主将。代打の切り札なのだが、その切り札を先頭打者として使い、その後交代させるという博打的起用。そこに一番ページ数が割かれている。つまりそれはどういうことかというと、主人公が出てこない(笑) その起用が当たり、縞青高校が先制。でもってあとは0更新(数ページで7回まで進む(笑))。最終回に駄目押し点が入り、小沢亜穂が完封勝利で甲子園へ。というところで漫画が完結する。
  前作『ショー☆バン』の続編にあたる『ストライプブルー』。主人公は前作の小沢番太郎からその弟、小沢亜穂へと継承。前作では中学野球だったが、『ストライプブルー』では高校野球である。そして小沢亜穂の売りはなんと言っても両投げであるということ。右はノーコンの剛速球、左は多彩な変化球をきっちり投げる軟投派スタイル。左右両方に装着できる特製グラブを手に、カウントによって左右を投げ分ける……というところが面白いはずなのだが、途中から主将縞青海(しまお・かい)とその義父及び監督の家族愛?ストーリーに変わってしまっている(笑) つまんなくはないのだけれど、11巻で終わってしまったことが全てを物語っているのだろうか。

【はじめの一歩】88巻(新刊)
  ――森川ジョージ先生、そのネタ2回目です!(笑)
私の予想は外れて?きっちり宮田が逆転勝ち。何かちょっと力づく、といった感じがしないではないが。そして宮田VSランディ戦が終わって帰路に就くお客さん。テレビ中継もまた終了の雰囲気……?というところで気が付く。メインイベントがまだ(笑) 怒る鷹村。この分だと、89巻では3ページぐらいで世界戦に決着が付きそうだ(笑) そしてこのネタは以前にもあった。千堂の復帰戦の前座、千堂の後輩でもある星が一撃必殺で相手をのした後のインタビュー。星がコメントの最後でこう締める。「皆さんお気をつけてお帰りください!」 その後千堂に大目玉を食らったのは言うまでもない。だがしかし、88巻ではスケールアップ?している。舞台の大きさもそうだし、鷹村が忘れ去られている感は完璧に近いし、そして88巻のラストはストーリーに完全に一段落付いているし(笑)

【Q.E.D.〜証明終了〜】33巻(新刊)
  宇宙のシュヴァルツヴァルトを発見したのはシュヴァルツシルトさん?
  という折り返しネタは置いといて。珍しく収録された2話に2話とも死者がでる。一応1つめのほうは自然死? トリックというか、ミステリー部分が徐々に概念的になって来て、若干付いていけない人が増えてそうな予感……。そして燈馬君の一声。「人は証明なしに夢と現実を区別できます」――のコマに651系スーパーひたちのような電車が描かれている。いや、だから何だというわけじゃないんだけど、アシスタントに好きな人がいるのではないかと(笑) 2話目、被害者は東中。容疑者は3人、舞竹、締地、榎木……マイタケにシメジにエノキで全員キノコの名前。死体の第一発見者は東中の恋人、森野。キノコは森に生えるとして……「東中」だけに関連性が見当たらない。はて。この謎を誰か解いてください。

【C.M.B. 森羅博物館の事件目録】11巻(新刊)
  宇宙マイクロ波背景放射、のことをCMBというらしい。
  という折り返しネタは置いといて。通算27話「初釜事件」。冒頭でストーリーとは直接関係のないシーン。森羅博物館に燈馬想と水原可奈が訪れる。正月ということで水原可奈は着物姿。さてここで思い出してみよう。森羅博物館は一階エントランスの扉が壊れているか何かで、2階から出入りすることになっていたはず。その2階へは木を登り降りするんじゃなかったっけ? ということは、着物姿の水原嬢は一体どうやって……。ま、もっとも、逆に水原嬢だからそこのところは問題ないのかもしれない。七瀬立樹と合わせたダブルヒロインで、砂漠の盗賊一団を一蹴した実績があるのだから、木の登り降りぐらい着物だろうが何だろうが問題ないのだろう。

【MAJOR】72巻(新刊)
  故障ネタ。それでも投げる吾郎君。そりゃあんなフォームで投げてたら体壊しますわ――というのは、この作者の絵、たまにピッチングフォームがおかしかったりする。今回はあんまりなかったような気がするけど、リリースポイントや腕の振る位置が変なことが散見される……。
  W杯編でもこの72巻でもそうなのだが、チームの特定の選手がナインに喝を入れると、劣勢・負けの雰囲気漂うチームの空気が一変する。そして一挙に反撃ムードへと向かうのであるが……そんなに簡単にヒットが打てるようになったら誰も苦労してないって(笑) そりゃ人間、多少の気持ちの持ちようで持てる力が発揮できたり、できなかったりするのだけれど、でもプロとしてはそこまでムラがあったらいかんでしょう。とは思うものの、そんな感じで阪神タイガースの面々に喝を入れてくれる人が出現してくれたら、と思わずにはいられない(笑)

【凍牌】7巻(新刊)
  侃侃諤諤初登場の漫画。麻雀モノである。麻雀モノというと大概がバクチ、○○団がらみになってくる。そうでない漫画は、最近アニメ化されて人気が出ている?「咲」とかいうやつぐらいのもんじゃないだろうか。というわけで、『凍牌』も大多数の部類に入る漫画。絵柄は割と少年漫画風なんだけど、中身は結構えげつなかったりする。7巻は普段あまり出番のないヒロインが、いろいろあって巻き込まれるという話がメインなのだが……何か救いがないというか。

【うちの場合は】11巻(新刊?)
  新聞4コマ。これこそ感想文と題して書くことがない(笑) 作者は森下裕美、『少年アシベ』で有名な漫画家だ。

【アタゴオルは猫の森】14巻(新刊)
  唐突に夢の中での出来事、みたいな話が2つ続く。巻末の作者のコメントを見たら、まさしく「夢で見たことを漫画にしてみたかった」というようなことが書いてあった。「夢を漫画で表現するのは難しい」とあったが、充分夢物語……じゃなくて夢らしいストーリーだった。ただ、アタゴオルシリーズかどこかでも夢の世界みたいな話があったような気がする。作者のチャレンジしているテーマなのかも。

【あずまんが大王 新装版 一年生】(新刊)
  新装版、とあるとおり、既に『あずまんが大王』という漫画は発売されている。あまり新装版は買わないようになったのだが、今回買ったのは……新たに連載が始まっているらしく、そこから一部収録されていたり、旧作部分にも加筆訂正が入っているとの情報を得たから。微妙に書き直されている部分や、細々と追加された部分もあるような?
  漫画の体裁は4コマ漫画で、若干のストーリー性がある。舞台は高校で、仲良し女子グループを主体とした何でもない日常が描かれる。

【黒執事】7巻(新刊)
  うむ、何と言うか、展開がイマイチ、かも。黒幕のケルヴィン伯爵とやらの行動原理が分からない。ただの変態で悪趣味な異常者なのか? きっかけはともかく、行動の方向性がねえ……。巻末に漫画制作舞台裏が載っていたのだが、そのケルヴィン伯爵を描くにあたっての云々。はっきり言ってその努力は報われていません(苦笑) ただ、最後の最後で次巻への期待が。「あいつらを誰だと思っている。ファントムハイヴ家の使用人だぞ」――まさか、あくまで使用人なんですか!?(笑)

【仮面レンジャー田中】(既刊)
  『天体戦士サンレッド』を描いているくぼたまこと作品。本屋で見つけたので買ってみた。2007年の刊行らしい。そして漫画自体は1995年ごろに連載されていたらしく、単行本発刊が10年以上も間を開けている。作者のコメントによると、「当時不評で」らしいが、今読んでも不評だよ(苦笑) 漫画の内容自体は『天体戦士サンレッド』と同じ系列である。そしてその『サンレッド』の1〜2巻に収録されている、『サンレッド』の前身の『気象戦隊ウェザースリー』に近いモノがある。やってることは『サンレッド』と大差ないのだけれど、『サンレッド』は面白いが『田中』も『ウェザースリー』もイマイチ。この作者が最近になって力をつけてきた、という証だろうか。

6月の予定外のもののうち、『うちの場合は』と『あずまんが大王 新装版』について。共にチェック漏れではなく、書店のコミックス新刊予定に書いてなかったような気がするのだが……。『うちの場合は』はいつもリストにないと思われるが、『あずまんが大王』はごく普通の漫画のくせに。しかも近くの本屋には置いてなくて入手に苦労した。そして、リストアップしたものの『きょうのおことば』は結局買わなかった。
  7月も多め。『エンバーミング』『STEEL BALL RUN』『頭文字D』『百鬼夜行抄』『範馬刃牙』『もやしもん』『天体戦士サンレッド』『ぼのぼの』。多いのに加えて、レア物構成比が高いのも特筆だ(笑) 『エンバーミング』は『るろ剣』で有名になった和月伸宏氏の最新作。なのだが、1巻は思ったより面白くなくて、今度発売される2巻次第で続きを買うかどうかが左右される。もっと頻繁に単行本出るかと思ったら全然なくて、連載終わったんじゃないかと思ってたぐらい。というわけでレア物認定(笑) 特にレアの定義はしてないけど、半年に一冊以下の刊行ペースを目安としてレアと勝手に呼んでいる。『STEEL BALL RUM』『頭文字D』あたりも間隔は長めに感じる。『D』は延期されることもあるしね……。『百鬼夜行抄』『ぼのぼの』は1年に1冊出ないと思われる。2〜3年前に、『ぼのぼの』の29、30巻あたりが1年間の間に"続けて"発売されたこともあったけど、ま、珍しい出来事だ。『天体戦士サンレッド』は今年に入ってからはまった久々の大ヒット作品。8巻が1月に出たので、ちょうど半年に1冊ペース……? 『もやしもん』も久々。という具合で、7月は『範馬刃牙』だけが2〜3ヶ月に一冊の頻出漫画。6月終盤から7月にかけてはレア物ラッシュなのだ(笑)


▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲