黒標記時代の大糸線旧型国電
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昨年夏に制作を開始した「旧型国電大糸線 黒標記時代」が、半年してようやくの「仮」完成となった。「仮」となった理由は、制作途中にグリーンマックスが新製品の床下機器パーツを発表したため。該当部分は現在空白となっており、新製品が発売されるまで本完成はお預けだ。
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クモハ41 015
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オーソドックスなクモハ41で、奇数向き。動力を組み込んだ。 |
クモハ41 117
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半流クモハ40を片運転台化したクモハ41。半流クモハなのに前パン、そして連結面側が特徴的な1両だ。向きの特定に苦労したが、どうやら偶数向きだったようである。 |
クモハ60 024
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オーソドックスなノーシル・ノーヘッダーのクモハ60。偶数向き。 |
クハ55 026
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オーソドックスな平妻クハ55。半室運転台なのでタヴァサのパーツを使って窓を加工した。奇数向き。 |
クハ55 049
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オーソドックスな半流クハ55。奇数向き。 |
クハ55 430
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サハ57改造のクハ55で、トイレ取り付け車。今回トイレ付の車両がこの1両だけになってしまった。偶数向き。 |
クモハユニ64 000
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1両1形式のクモハユニ64。実車の青色22号に塗られた写真は見たことがないが、とある本には剥がれた銘板の下からこの色が覗いている写真が掲載されている。 |
クモユニ81 003
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当時海坊主とも呼ばれていたクモユニ81。 |
半流なのに前パン、な2両
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旧型国電は最初の頃は運転室側にパンタグラフが設置される「前パン」だったが、前面が丸い半流型になると後部に設置されることが多くなった。今回は例外的?な「半流前パン」を2両も同時進行で作ることになってしまった。そして今回の“挑戦”として、パンタ鍵外し線を別パーツ化して白色で塗り、塗装後の接着としてみた。0.2mm径の真鍮線を使ってみたが、それでもやや太く、そして屋根上の配線とは繋がらず浮いてしまっているので……どことなくマイ○ロエ○ス感漂う仕上がりとなってしまった。次回はランナー引き伸ばし線で挑戦してみたい。なお、パンタグラフが後部に設置されている車両については連結面になって目立たないので施工していない。 |
クモハ40改造故のクモハ41 117の独特な連結面
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クモハ41 117は半流クモハ40を片運転台化した車両である。客室に改造された側はモハ63や72系のような形態をしており、模型でも制作上の大きなポイントとなった。 |
手前が今回のクモハ60 024、奥が以前作ったクモハ54 101
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今まで半流型クモハを制作するときは、パンタグラフ周りはキットそのまま(クモハ51屋根)にしていたが、今回は全ての配管を削って付け直ししている。
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クモユニ81 003同士(手前が今回で奥は以前のもの)
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クモユニ81についても同様に配管工作をした。またベンチレーターについても、キットのモールドとパーツを使うのではなく、屋根上の足を削り取り、一次型80系付属のベンチレーターの余りを取り付けている。余談だが、最近作った80系のベンチレーターは通風口をダークグレーで塗り分けている(本体はねずみ1号)。その際はマスキングして吹き付け塗装をしていたのだが、今回は筆塗りにしてみた。というのも、今回使ったのは最初期に制作した80系の予備で余っていたもの。既にねずみ1号の単色塗装が施されており、再塗装が面倒だった(*1)ため、数も多くないので筆塗りでいいだろうと思ったのである。これが想像以上に楽な作業だった(*2)ので、次回からは数が多くても筆塗りにするつもりである。
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クハ55 430のトイレ部分
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以前作ったトイレ付クハ55やサハ57は元々の窓を狭めるだけにしていたのだが、今回図面を見ていて位置が若干ズレていることに気付いた。どうしようか少し迷ったが、図面通り(そして実車写真の印象通り)に加工した。
(2022.01.21)
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