【第一位】 トミックス 221系
221系は私にとってトップ3にこそ入らないものの大好きな形式。私の中では「221>223-1000>223-2000>225……」とJR西日本が近郊型の新車を発表するたびに評価が右肩下がりだ(225系は100番台で持ち直したが)。そんな221系は以前はカトーからのみ発売されていた。近年になって更新車もラインナップに加わったが、より好きな原形車は古い設計の製品のみ。そこをトミックスが突いてきた形になる。出来は文句なし。今後のラインナップ――私の本命である大和路快速仕様に期待がかかる。
【第二位】 ポポンデッタ キハ189系
ベストシリーズ初登場のポポンデッタ製品! キハ189系は初回生産の際に悩んでいたら完売御礼の札がかかった。ちょっぴり後悔していたら早々に再生産……厳密にはリニューアル新製品発売の運びとなった。買い逃してちょっぴりラッキー? 方向幕が光るという謎仕様だが(モノホンは走行中LEDを消灯する)、絶妙な光り加減でこれはこれで面白い。カプラーもTNチックなものが付くなど、値段は高かったが満足度も高かった。
【第三位】 カトー 283系
何年も前にマイクロエースから出ていた形式だが、ここに来てまさかのカトーからの製品化。マイクロ製品も持ってるけどカトーが出すなら買いますよ! 当初の予定では12両だけのつもりが、結局実車と同じ18両行ってしまった……実車数が手頃ってのは罪だね。当初はこちらを「第二位」としていたのだが、キハ189系は普段から実車を見るし、乗ったこともあるのに対して、283系は見た回数がそもそも少ない上に乗ったことがない。レア物感がある283系の方が上になりそうなところ、今回は馴染みの深さが順位につながった。
3つ全てがJR西日本で、メーカーはばらけるという結果に。他印象的な新製品は「キハ183お座敷」とか「リニューアルやくも」……さっき書いたように買うものを絞っているので、こうやって挙げていくとすぐに「今年買ったもの全部」になりそうだ。
いつもは書かないワーストを、今年に限り書いてみよう。
▼ カトー E3系 ▼
再生産品。E2系だけを持っていて長く首を伸ばして待っていたのだが……ウリのギミックだったオープンノーズカプラーが採用されなくなった理由がよく分かる(そもそも対象が限られているが)。E2系を見て扱いにくいな、と感じていたがこのE3系は特にひどかった。カバー開こうとするとバラバラになっちゃうんだけど? 個体差で外れ引いた? それとも私のレバー操作が雑なの? もう2度と開かない! E2系とE3系の連結運転はトミックス製品に任せた!! ワーストとは言っているが、買わないと分からないことなので納得はしている。
棚のスペースが限界に近付いてきたので、車両ケース内に収める車両数を増やしてケース数を減らす作戦に出た。鉄道模型界隈では一般的な手法だが、今まで私が積極的でなかった理由は2つ。
1:収納スペースに余裕があったから
2:1ケースに大量に入れるのは見栄えが悪い
「1」が消滅しかかっているので、背に腹は代えられなくなった、というわけ。「2」については、ケース内で横入れ縦入れが混在するのが嫌だった。しかし、今や大手であるトミックスやカトーも車両セット付属のケースで採用し始めているので、少しだけだが嫌悪感が薄れた。
1ケースの収納数を増やすといっても、何でもかんでも詰めていけばいいものではない。編成ごと、形式ごとにしていかないとぐちゃぐちゃになってしまう。「あと1、2両」のせいで2ケースに分かれている、そんな車両たちのみが対象であり、全体から言って数は多くない。それでも焼け石に水よりではない。一つ空きが出来れば一つ新たに買う余地が生まれるのだ。ま、この辺話し始めるとまたいろいろとあるので、今日は省略。また気が向いたら更新ネタにすることもあるだろう。
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そんなこんなで限界は見えてきたものの、楽しい一年だったと思う。来年も良い年になるよう、制作にも節度を持った完成品収集にも励みたいものである。
(2023.12.27)
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