一年を振り返って〜鉄道模型編〜
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  制作は「長期計画」の2周目を無事終えて3周目に突入。今年完成したのは5作で、

阪急5100系 5100F(昨年制作開始)
旧型国電 片町線 第二期
“EVO”103系 3連×2
旧型国電 東海道山陽緩行線 第二期(*1)
PLUM 201系京阪神緩行線

*1 今回は「東海道山陽緩行線」としたが、次回以降「京阪神緩行線」に改称予定。

 細かく見ると順調でないところ、予定外もあるのだが、2年目を終える時点で3周目に入っているのは悪いペースではない。但し――この2年間はコロナ禍ということで、それまで主に後輩を招いて開いていた「模型運転会」と「ドミニオンの会」を休止していた。先日3年ちょっとぶりに開き、来年以降例年通りのペースに戻す予定だ。両会が近付くと私は準備として家の中を片付けなくてはいけない。普段散らかしまくっているせいで時間がかかる……今回は久しぶりだったので早めに始め、2週間ぐらいかかってようやく人が来ても恥ずかしくない状態に戻せた。流石にいつも2週間ってことはないのだが、とにかく年3回制作ペースが落ちる時期が訪れる、というのが重要。普段から整理整頓していれば大した問題にならないのだが、それが出来る性格ならこんなに苦労はしていない。さっき書いた「2年目を終える時点で3周目に入っている」ペースは目標達成のための必要最低限に近いかもしれない。ま、色々頑張りますよ。制作ももう少し集中してやればペースアップできるし、完璧でなくとも多少はマシになるよう部屋の整理も心掛けますよ。

 完成品収集については、ペースダウンしないと早々に破綻することが棚の整理で改めて確認できた。数年前からブレーキは掛けているのだが、より一層強めないと真に欲しいものが発売されたときに置いとく場所がなくなってしまう。というわけで、「何が欲しいか」を明文化してみた。例のリストがそれだ。ところが、最初書いてから次々に「そういやあれ欲しかったな……これもあったな……」とどんどん増えていく始末(*2)。ダメだコイツ、早めに何とかしないと。尤も、いくら最近製品化される車両の幅が広がったとはいえ、私の欲しい車両が全て製品化される見込みは薄い。WIN350とか絶望的だもんね! そう考えるとリストの厚みと同じだけの空きスペースは必要ではない……?

*2 今日も増えた(笑)

 というわけなのだが、今年ももちろんいくつか完成品を買っている。その中でベスト3を挙げてみよう。

今年のベスト3

【第一位】 トミックス 221系
 221系は私にとってトップ3にこそ入らないものの大好きな形式。私の中では「221>223-1000>223-2000>225……」とJR西日本が近郊型の新車を発表するたびに評価が右肩下がりだ(225系は100番台で持ち直したが)。そんな221系は以前はカトーからのみ発売されていた。近年になって更新車もラインナップに加わったが、より好きな原形車は古い設計の製品のみ。そこをトミックスが突いてきた形になる。出来は文句なし。今後のラインナップ――私の本命である大和路快速仕様に期待がかかる。

【第二位】 ポポンデッタ キハ189系
 ベストシリーズ初登場のポポンデッタ製品! キハ189系は初回生産の際に悩んでいたら完売御礼の札がかかった。ちょっぴり後悔していたら早々に再生産……厳密にはリニューアル新製品発売の運びとなった。買い逃してちょっぴりラッキー? 方向幕が光るという謎仕様だが(モノホンは走行中LEDを消灯する)、絶妙な光り加減でこれはこれで面白い。カプラーもTNチックなものが付くなど、値段は高かったが満足度も高かった。

【第三位】 カトー 283系
 何年も前にマイクロエースから出ていた形式だが、ここに来てまさかのカトーからの製品化。マイクロ製品も持ってるけどカトーが出すなら買いますよ! 当初の予定では12両だけのつもりが、結局実車と同じ18両行ってしまった……実車数が手頃ってのは罪だね。当初はこちらを「第二位」としていたのだが、キハ189系は普段から実車を見るし、乗ったこともあるのに対して、283系は見た回数がそもそも少ない上に乗ったことがない。レア物感がある283系の方が上になりそうなところ、今回は馴染みの深さが順位につながった。

 3つ全てがJR西日本で、メーカーはばらけるという結果に。他印象的な新製品は「キハ183お座敷」とか「リニューアルやくも」……さっき書いたように買うものを絞っているので、こうやって挙げていくとすぐに「今年買ったもの全部」になりそうだ。

 いつもは書かないワーストを、今年に限り書いてみよう。
▼ カトー E3系 ▼
 再生産品。E2系だけを持っていて長く首を伸ばして待っていたのだが……ウリのギミックだったオープンノーズカプラーが採用されなくなった理由がよく分かる(そもそも対象が限られているが)。E2系を見て扱いにくいな、と感じていたがこのE3系は特にひどかった。カバー開こうとするとバラバラになっちゃうんだけど? 個体差で外れ引いた? それとも私のレバー操作が雑なの? もう2度と開かない! E2系とE3系の連結運転はトミックス製品に任せた!! ワーストとは言っているが、買わないと分からないことなので納得はしている。

 棚のスペースが限界に近付いてきたので、車両ケース内に収める車両数を増やしてケース数を減らす作戦に出た。鉄道模型界隈では一般的な手法だが、今まで私が積極的でなかった理由は2つ。

1:収納スペースに余裕があったから
2:1ケースに大量に入れるのは見栄えが悪い


「1」が消滅しかかっているので、背に腹は代えられなくなった、というわけ。「2」については、ケース内で横入れ縦入れが混在するのが嫌だった。しかし、今や大手であるトミックスやカトーも車両セット付属のケースで採用し始めているので、少しだけだが嫌悪感が薄れた。
 1ケースの収納数を増やすといっても、何でもかんでも詰めていけばいいものではない。編成ごと、形式ごとにしていかないとぐちゃぐちゃになってしまう。「あと1、2両」のせいで2ケースに分かれている、そんな車両たちのみが対象であり、全体から言って数は多くない。それでも焼け石に水よりではない。一つ空きが出来れば一つ新たに買う余地が生まれるのだ。ま、この辺話し始めるとまたいろいろとあるので、今日は省略。また気が向いたら更新ネタにすることもあるだろう。

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 そんなこんなで限界は見えてきたものの、楽しい一年だったと思う。来年も良い年になるよう、制作にも節度を持った完成品収集にも励みたいものである。

(2023.12.27)
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