橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成29年7月

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平成29年7月31日

良い終わり方をした漫画

  6月とは逆に、「良い終わり方をした漫画ランキング」でも作ろうかとしたのだが、途中で面倒になってきて中断(笑) 私の偏見だが、連載漫画の多くは作者の構想よりも編集部の都合(つまり読者人気)が優先されて早く終わったり引き延ばしされたりする。早く終わった場合(=打ち切り)は言わずもがな、人気作品も人気のある限り、つまり面白いとどんどん連載期間が延び、陰りが出てようやく完結許可が出る。最終巻のあたりは“出涸らし”状態で、「良い終わり方」ができる漫画ってほとんどないんじゃないかと。思い付きで文章を打ち込んでいるので、例外反例多数かと思われます(笑) どちらかというと週刊少年漫画にその傾向が強く、月刊誌や青年漫画になるとそうとも言えなくなりそう。
  せっかくリストアップしたのに消すのも勿体ないので、一言二言添えながら列挙だけしてみる。星印はいつもの通り、作品通しての私の評価で、若干思い出補正などが入っている。また、「終わり方」といっても、「最終回」だけではなく、最終回に至るまでの最終“章”とでも言うべき部分で評価しているものもある。

◇『めぞん一刻』:☆☆☆☆
  「良い終わり方をした漫画」で真っ先に思いつくのがコチラ。高校時代に読んだのだが、最終シーンは漫画で初めて感動した。

◇『武装錬金』: ☆☆☆★
  打ち切りらしく、確かにラストに入る前の展開が急というか雑というか無理やりだが、逆にそれが幸いとなったか最後はよくまとまっていると思う。バトルものでありながら“ラストボス対主人公”がほぼないのも斬新? 

◇『決してマネしないでください』:☆☆☆☆
  私が読んだのが今年という意味での“新作”だが、これは外せない。全3巻という短さもあってか、すっきりと完結している。

◇『医龍』:☆☆☆☆
  前回の「漫画処分祭」の際に一度は消えかけた漫画。主要登場人物それぞれのその後が描かれているのが私的には好み。伊集院作曲の歌についてはノーコメント(笑)

◇『あずまんが大王』:☆☆☆★
  日常系の走り? ギャグマンガでありながら最後はちょっと狙ったのか余韻のあるシーンでまとめてあって、良い意味で意外で良いんじゃないかと。

◇『ロケットマン』:☆☆☆★
  最後の宇宙へ飛び立つ辺りからの話を評価。タイトルの『ロケットマン』は全てここへ繋がっている。地球へ帰還する最後の最後まで緊迫感のあるストーリーが続くのも良い。但し、最後の一コマだけはちょっと間の抜けた感じがするかなあ?

◇『YAIBA』:☆☆☆★
  『医龍』と同時に消え去る予定だった漫画。風神に取り憑かれた鬼丸を倒して終わり、じゃなく、その後ノーマル鬼丸と戦うところまで続けたのが私的には高評価。ちなみに一番好きなシーンは龍神の玉を獲るところ(処分を免れた最大の要因)。

  もう少しありそうなのだが、「7つ」にすると数字的に見栄えがいいのでこれにて終了。機会があったら書き直ししてみたい。そしていつものやつの始まり始まり。

【タヌキとキツネ】1巻(既刊):☆☆★
  先月、本屋で見かけて気になっていた本。漫画といっていいのかどうかちょっと怪しい。タイトル通り、タヌキとキツネのショートショート。先日の『ハリー』と同じく、動物キャラが可愛いのがウリ。うん、キャラクターは可愛い、圧倒的に。ストーリー性は圧倒的に少なく、純粋にのんびりほんわか、そしてクスっと笑えるところもある。悪くはないんだけど、さすがに中身がなさすぎかなあ。オールカラーなせいか1冊950円もするのもちょっとマイナスポイント(『ハリー』も900円近くする)。仮にこれがモノクロだったとすると魅力が大幅に落ちそうではあるが。これを買うなら、素直に『ヒロアカ』あたりの続きを2冊買った方が良かったかもしれない――と、漫画感想文に関しては珍しくコストパフォーマンス的な話が混じってしまった。

【軍靴のバルツァー】10巻(新刊):☆☆☆★
  反攻に転じてからは割とあっさりという感じ。帯に「そして戦友はヴァルハラへ」とあったので、「ヴァルハラってどんな原だっけ?」とすっとぼけていたのだが、表紙を飾ったユルゲン以下がまさかの戦死。あとがきにあったが、作者としても苦渋の決断?だったようだ。この後ヘルムートがどういう思いで残りの物語を歩むのかにも注目。まあなんていうか全体的に、今回は主人公のバルツァーの影がいつもよりは薄めだったかな。内戦は終わったけど、まだヴァイセン陸軍参謀総長やらエルツライヒやらリープクネヒトやら、いろいろあるのでまだまだ話は続きそう。
  印象に残ったシーン三選。バルツァーの真似をしてみた第二王子。側近?に殴られた第一王子。最後にユルゲンの思い描いた理想(妄想?)……安らかに眠ってくれ。

【僕のヒーローアカデミア】7巻(既刊):☆☆☆☆
  たった1冊でめっちゃストーリーが進んだ気がする。濃密。
  ワン・フォー・オールの謎。緑谷少年は血を舐められたときにワン・フォー・オール継承の儀式を忘れていたが、これ、覚えてた読者いるのかね? 私は完璧に忘れてた。作者も忘れてて、誰かに指摘されて、それで慌てて「継承する意思」の必要を付け加えてそう(笑) まあ、その辺りを含めてワン・フォー・オールの能力と継承の謎が俊……オールマイトの口から語られる。なるほど、この辺りの設定は上手いなあ。
  一方で「?」だったのが、ヒーロー殺し逮捕後に入院していた3人の元へ警察の面構犬氏がやってきたところ。規則云々の話をし出すのだが、この世界に正当防衛とか現行犯とかいう概念はないのかな? 相手が個性使って暴れてたことを考えたら、普通に考えてこちら側も出来得る限りのことをして当然で許されるはずだろう。犬氏は「超常黎明期に警察は“個性”を“武”に用いないことにした」と言うが、その表現やったらそれは警察でのルールやん。この世界では警察に立法権があるのかな? 法律と言わずに規則といってるから、その部分はきっちり押さえていると思われるのだが、だったらヒーローの卵たちがそれに従う道理はない。で、結局「警察としての意見」の後に「個人の感情論」に基づいた話を始めて“落としどころ”となるのだが、結局それも規則無視で警察としての仕事を放棄してないか? ここの行はこの3人を“メディアに露出させない”という展開にしたかったがためのものというのは分かるのだが、「ワン・フォー・オール誕生の秘密及びそれが語られる経緯」と比べると出来が悪いなあと思った。

【私の少年】3巻(新刊):☆☆★
  よくあるパターンで、段々評価が下がってきました。
  1巻冒頭のシーンがどうやら3巻始めのそれらしい。どっちかというと1巻、2巻みたいな感じで、それこそ主人公聡子が言うような「ささやかな日常」がずっと続くような漫画であればよかったんだけど、3巻途中から事態は急変。ちょっと読んでて、重くてしんどい感じがしたかな。元々軽い系の漫画ではないんだけど(笑) 一番「あれっ?」と思ったのが、1巻か2巻のどこかであった育児放棄を匂わせるような描写が、3巻で初登場した真修父に全く感じられないところ。あれは一体何だったんだ? そのせいでこの展開に違和感を覚えて、結果こういう感想を書くに至ったのかもしれない。

【兎 野性の闘牌】17巻(新刊):☆☆★
  完結。前からずーーーっと言ってるけど、この漫画に格闘シーンの必要性を感じない。アクセント程度に入るならともかく、これだけページ数が多いと肝心の麻雀シーンのテンポが悪いだけ。何より格闘シーンの描写が上手いとはお世辞にも言えない。描きたいんならもっと上達してからにして欲しい。ネコが飛んで頭突きかましてるシーンなんか、見開きなせいか輪をかけて酷い。何と表現すればいいのか難しいが、血が通っていないというか、「まるで人形にポーズを取らせてるみたい」? 
  というあたりでやや減点。本筋の麻雀の決着は、前にもどこかであったようなシーン(チャップマンがブチ切れてたときに、俊は四暗刻を聴牌するが、6種の手配全てがチャップマンの当たり牌……だったような。『凍牌』でもあったし、麻雀漫画では割と定番なのかね)。物語としては、めでたしめでたしで終わ――ればいいものを、続編が描けるようなエンディングに。作者の思惑なのか、編集部があわよくばと思っているのか。俺は続きが出ても読みたいと思わない。
  読み始めてから完結までずいぶん長い年月が経った。最後の4、5冊は刊行ペースも遅かったし、正直しんどかった。作者が遅筆なのかもしれないけど、もうちょいなんとかならかなったのかね? まあひとまず、完結おめでとさんでした、と言っておこう。何がめでたいって、もう新刊を待つ必要も読む必要もなくなったってところがだ。最初の頃はあんなに面白かったのにねえ。

  本来ならこの次に『青山くん』が入るはずだった。「本来なら〜はずだった」ということは、「現実はそうはならなかった」ということである。何故『青山くん』が入らなかったのか。「近所の本屋に売っていなかった」というのも一因なのだが、『青山くん』は読まなくてもいいかな、と思い始めていた。先月2冊新刊が出て、今月もまた1冊。ちょっと惰性に流され始めている気がして、それなら『緑谷くん』の続きを行った方が建設的な気がしてきた(『僕のヒーローアカデミア』のことです念のため)。色的には黄色が混じって、地形的には凸から凹になっただけなので特に問題はないだろう(どういう考え方だよ)。
【僕のヒーローアカデミア】8巻(既刊):☆☆☆★
  8巻もテンポ良く話が進む。これは素晴らしいことだ。前巻の後半に始まった話がこの巻の前半で終結し、次へと話が移る。このリズムは忘れないでいて欲しい。

>先生がんばっちゃうぞ
なにこのノリノリ。先生怖い(笑)

>マトリョーシカ
マトリョーシカの中に閃光弾入ってたらもうそれマトリョーシカじゃないんじゃないの?(笑) マトリョーシカの中身はマトリョーシカじゃないと!

>マキビシ
拘束を燃やし切ったあと、即座に地面に氷張ればいいだけのような気がするんですが。

このあとの轟、反省するあたりとかが妙に大人な気がする。

>相澤先生「んだこれ」
「何だこれ?」と思ったものには迂闊に手を出しちゃいけない気がするんですが。電車に乗ったら車掌さんも言ってるでしょ? 不審物には手を触れずお知らせください、って。

その後もノリノリなオールマイト先生。多分多くの悪党どもを見てきたせいで悪党のマネをするのはお手の物……ということにしておこうか。

【凍牌 人柱篇】16巻(新刊):☆☆☆★
  完結――と予測していたのだが、『人柱篇』が終わっただけでその次があるらしい(次章で完結とのこと)。
  後半の流れは物語の締めに相応しい。イカサマから始まって、タガログ語の通しで大三元アシストと見せかけての同テンからダブロン直撃狙い、というブラフ。高津はまんまと引っ掛かって、ツモ牌東で和了を宣告してのチョンボ。「Kを倒したかったら何もせず、自分の麻雀をすることが一番」と途中で分かっていたはずなのに、最後の最後でそれができなかった(「相手の当たり牌掴んだんだからしょうがないじゃん」って思うかもしれないけど、相手の当たり牌だと分かった理由を考えれば自分の麻雀をやってないと言える――アミナとKの通しに耳を傾けたからまんまとブラフに引っ掛かったのである)。Kは高津に対して「あなたは僕のようになりたかった」といい、高津は「お前になりたかったんじゃなく、お前を超えたと証明したい」と言い放った。最後の故意によるチョンボは果たして「Kの戦い方」なのか「Kを超えた精神力」によるものなのか。ここは主役のKの主張、そして一度故意のチョンボを戦法として取り入れたのがKであること、最後に結果論を重ね合わせて「自分の戦い方が出来なかった」高津の敗北ということにしておこう。それでも15巻までだったら5回引こうが出なかったであろう弾が出た理由とは? まあ、物語の進行上の都合なんだろうけど(笑)、ここも登場人物に敬意を表し、堂島の主張通り「負けを認めなければ弾は出ない」――出たのは高津がついに負けたと感じたから、ということにしておこう。
  『凍牌』の物語の始点であるタガログ語をここクライマックスで持ってきたことに作者の構想力の高さを感じるのだが、惜しむらくは物語がまだ続くこと。最終巻は結構盛り上がったけど、そろそろ飽きてきたってのが本心。まだ続きがあるからか、『人柱篇』のエンディングはかなり駆け足で淡泊だった。ここで止めちゃうとちょっと気になるし、最終章もとりあえず最初の何冊かは買っておくかね。あ、そうそう、やっぱり優は生きていたんだね。意識不明の重体だけど……この後彼女に救いはあるのだろうか。

【山賊ダイアリーSS】1巻(新刊):☆☆☆★
  舞台は山から海へ! それもう山賊じゃなくて海賊じゃない?というツッコミは作者自らが否定している。海賊というと某人気漫画に勝てないから自重したのか?(笑)
  山賊の時はお仲間がいて楽しそうだったのだが、何故か海編の今回は単独行動。海で単独行動は本人が言うように危険度が高いのだが、それ以上に漫画を読んでいても……うーん、なんかちょっと寂しい。
  ところで、ウオノエを喰うのは流石にグロいんですが。いや、絵がそこまでリアルじゃないから何とかなるんだけど、「えっ、それも食べるの……?」と軽く引きました。

【王室教師ハイネ】9巻(新刊):☆☆☆
  なんか突然王宮を出て行く王子たち。一人立ち?留学等々。これで6人兄弟のうち4人が王宮を離れることに(長兄は漫画が始まった時点で既にいない)。某ニート六つ子さんたちも少しは見習ったらどうですかね。
  という話がメインで、ハイネの秘密に近付くようなシーンは一切なし(笑) そこが一番気になってるところなんですがね。とは言え、ストーリーとしては大きな動きがあったわけで、起承転結で言えばまさしく転の章。平和でのほほんとした感じの『ハイネ』も面白かったが、いよいよ物語の終結と向かっていくのだろうか? 

【ライジングサン】13巻(新刊):☆☆★
  富士山25km行軍の話がなかなか前へと進まない。というだけで最近の私の漫画に求めるものから外れていることを察して頂けよう。評価にも大きく反映させてある。何よりうっそうと茂った森の中のシーン。しかも夜。さらには雨。登場人物の気持ちは暗くなるばかりなのだが、読んでいるこっちまで鬱っぽくなってしまう。ひょっとしたら作者がこの漫画に込めた思いはこのシーンに詰まっているのかもしれないのだけれど、

  今月も2桁10冊。最も予定外な行動は、『青山くん』を一旦お休みにしてその分『ヒロアカ』を進めたところ。
 青→緑
 山→谷
である。現状最新刊が14巻なので、ひと月に2冊ずつ買って行けば10月に追いつく……わけがなくて、多分その頃には15巻が出ているであろう。それはともかく、ネットで評判を見ているとこの後右肩下がりなのが気にかかるところ。15巻買う前にこれまた一時停止ボタンを押すって可能性もあるってことだ。『キツネとタヌキ』は動物が超絶カワイイのだが、これを漫画と呼んでいいのかどうか微妙なライン。漫画コーナーに置いてあったし漫画として買ったし、「漫画じゃなけりゃなんなの?」と言われたら返事に困るので漫画扱いしておく。2巻も出てるが、余程のことがない限り買わない。でもグッズは欲しい。
  さて、8月の新刊は……反動が来るかと思ってたけど、思ったより普通だった。復権なるか『ワンパンマン』、そろそろ飽きて来たかな?『マージナル・オペレーション』、まさかの実写ドラマ化決定『将棋めし』。以上3冊、に加えて『山賊ダイアリー』でお馴染みの岡本健太郎原作の『ソウナンですか?』を検討中(今のところ8−2ぐらいで買う予定)。その他既刊の追っ掛けを予定。多分またしても10冊前後になるかと思うのだが、本棚の残りスペース的に月10冊前後が常態化しつつあるのはあまりよろしくない。とは言え、読みたい漫画があってそれを買うのは仕方ない。また裏技発動させて逃げることにしよう。

(2017-58 07-09)


平成29年7月29日

  前回のタイトル、「RAQ」の間違いです(汗) ギャグじゃなく素でボケてました。もちろん「Rarely Answerd Question」の略です。

USB2.0

  詳細はまた後日だが、例のティルトシフト付マウントアダプター、E-PM2やGX7 MarkIIのボディに比べて径が大きいため、三脚に固定しようとすると雲台に干渉する。撮影しにくいことこの上ないので、色々考えた結果小型の雲台を買うことにした。兎にも角にもサイズ優先で探し、自由雲台タイプと3ウェイタイプ(実際には2ウェイだった)があったので後者を購入(2ウェイだったので失敗したと思っている)。小型だけあって値段も安いので、特に悩むことなく速攻でのお買い上げ。サイズ優先で選択の余地がほとんどなかったのだが、私が手にする初のクイックシュー方式の雲台となった。昔、クイックシューはそうでないのに比べて安定度が低いとか何とか聞いたのもあるのだが、たまたま巡り合わなかったというのが正解かもしれない。で、クイックシューの着脱が面倒なのだが、残念ながらE-PM2の場合、バッテリーやSDカードの蓋が干渉するため付けっ放しにはできない。せめてSDカードの着脱時には……と思って、引き出しの奥からE-PM2の付属品が入った袋を探し出してUSBケーブルを取り出した。E-PM2のUSB端子はちょっと変わったタイプで、普段あまり目にしない。DiMAGE A1のと同じような気もするのだが、DiMAGE A1のケーブルを探すよりはE-PM2のを探した方が早い。で、当たり前と言えば当たり前なのだが、USBは3.0じゃなくて2.0。そもそもこのタイプの端子の3.0は存在しないかもしれない。E-PM2が登場した時期や、E-PM2というカメラのランクを考えればUSB2.0でいいやとメーカーが思っても仕方がないしね。そもそも、カメラ側でUSB3.0に対応している機種ってあるんだろうか?
  まあそんなわけだから、クイックシューを外さずにデーターをやり取りしようと思うとUSB2.0のゆっくり転送になる。たくさん撮影した場合はクイックシューを外した方が早い可能性が出てくるわけで、でも手間を考えると外したくないという葛藤が。尤も、模型の撮影に特化させるとなればRAWデーターも記録しないし、そんな大量のデーターを転送するケースも稀になるんじゃないかな。電池の問題は、ACアダプターがあれば買ってこようかとも思ったのだが、残念ながらE-PM2には用意されてない様子。ま、カメラのランクを考え(以下略)。残るはUSB端子経由の充電だが、できたかどうかよく覚えていないので、説明書を読み返すとしよう。あーもう何か、色々と面倒だ。

(2017-57 07-08)


平成29年7月27日

RQA

(滅多にない質問とその答え)
Q:『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』はどない?
A:買ってません


白兎「え? なんでなの?」
雪翼「いやー、なんとなく」
白兎「あんなに楽しみにしてたのに?」
雪翼「……そう、だっけ?」
白兎「『ポスター今も飾ってるよ』って言ってなかった?」
雪翼「言ったね。今も飾ってるよ」
白兎「詳しく訊くと長そうだから、百字以内でまとめなさい!」

結局のところ「同じゲーム」だし、インターナショナル版と同じくジョブ決めで悩んで止めてしまいそう。ゲームしてると他の趣味にも影響出るし、二ヵ月後に『閃の軌跡III』も出るから今はお休みしようかな、と。

  ……よし、百字以内で収まった。ちなみに最大の理由は「ジョブが決められない」です。

(2017-56 07-07)


平成29年7月25日

ニコン創立100周年

  今日、ニコンが創立100周年を迎えたらしい。とりあえずおめでとうございます。この記念日に、D810の後継機の発表があるかと期待していたのだが……「開発中」という発表があったのみ。機種名はどうやら「D850」になる模様。
  酸っぱい葡萄になってしまうが、D850を買う可能性は低いと言っておこう。第一にD810はまだ買ったばかり(1年と4ヵ月半ほど)。そしていつも、2400万画素あれば充分と豪語しているように、これ以上高画素化されてもあまり嬉しくない。ティザームービーの最後で8Kタイムラプスが謳われていたので、α99IIやα7RII同等以上になるんじゃないかと。画素数控えめの高感度強化型の派生モデルが発売されないかなー、なんて。とりあえず今、D810の画質には満足していて、多分来年も再来年も5年後も不満を抱くようなことはあまりないだろう。強いて言うなら高感度が向上すれば嬉しいというぐらい。それに、どちらかというとニコンを使うのは一時的なもので、最終的にソニーに回帰してEマウントユーザーになる気満々。D810から買い替えたくなる頃に私の気に入るEマウント機が出ていれば、ニコンのデジタル一眼レフはD810一台のみに終わるかもしれないということだ。
  それでも新機種は気になるし、こんな戯言まとめて吹き飛ばすような魅力的なカメラをニコンに期待している面もある。主に財政面とD810の“償却”という2つの理由で、発売されても買う(買える)のは2年後3年後ぐらいになりそうだけど(笑)

(2017-55 07-06)


平成29年7月21日

予告通り

  本日は前々回予告の画像で侃侃諤諤をお送りしまーす。

パナソニックフォーカス合成の実力に迫る!

(2017-54 07-05)


平成29年7月14日

期待外れ

  GX7 MarkIIを購入!したのだが、テンションはかなり低い。一番の目玉であるフォーカス合成が期待外れなものだったからだ。仕方がないから、主目的であるE-PM2の置き換えとして活躍してもらうことにしよう。
  言いたいことはいくつかあるけど、一番重要なのは「画質」。合成処理に無理があるらしく、ところどころ乱れて不自然な仕上がりになる。継ぎ目の処理が上手く行かないのだろうか? 操作していての私の想像なのだが、49点あるフォーカスポイントそれぞれでピントを合わせた写真を撮影し(実際には動画形式)、合成処理をしている。レンズのピント位置をずらしながら、ではなくフォーカスポイントごとというところがミソ。つまり、私が撮影したい模型車両のように手前から奥まで連続した位置にある被写体の場合、途中に49のフォーカスポイントから外れてしまう部分が生じてしまい、合成処理してもボケたままになるのだろう。少し絞れば被写界深度が深くなって多少はマシになりそうなのだけど、それも厳しい。フォーカス合成するためのデーターは4Kフォトのフォーカスセレクトで撮影するのだが、4Kフォトはカメラ内での扱いが動画形式となるようだ。シャッター速度に制限が出て、1/30秒より長く設定できない。確かα77だと動画撮影時に長めのシャッター速度も選ぶことが出来るのだが(動きがカクカクの動画になる)、パナソニックは動画重視なせいかそういった“裏技”は受け付けてくれない。1/30秒では、部屋の明るさが絞るためには不足して、そのためには感度を上げるしかなくなる。ところがマイクロフォーサーズ機で感度を上げるということは(以下略)。照明を増やすという手もあるが、追加でライティングシステムを買うとなるとちと無理のある出費になってくる。
  こんなんだったら、α77で撮って後ろがボケてる方がマシなんじゃないかと思い始めた。と同時に、ティルトシフト機能付きのマウントアダプターの復活を検討中。オリンパスOMマウントのレンズをマイクロフォーサーズ機で使えるようにするのみならず、アダプターの厚みを活かしてティルトあおりとシフトあおり機構を組み込んだ例のアレである。こちらも画質の面で言うとやや厳しく、特にシフトの方は画面の左右で明るさが極端に変わってしまって使い物にならなかった。ティルトはと言うと、画面端で収差の影響が無視できない。が、フォーカス合成よりは見れる画質で、ウェブにアップするサイズの画像なら全く問題なし? プリントアウトするにしても、元々模型の写真はあまり引き延ばさないので、多少の甘さは無視していいかもしれない。今回久しぶりに使ってみたのだが、割とバッチリ!な写真が撮れた。その後ティルトに関してちょっと研究していたのだが、ちょっと思い違いをしていたようだ。思ったよりこのアダプター、使えるかもしれない。
  というわけで、今考えているのは、編成写真はE-PM2でティルト撮影、部分部分のアップ写真はα77で、という2台体制。面倒だけどね(苦笑) ティルトの方で新しいGX7 MarkIIを使えばいいじゃん、という意見は出そうだが、多分細かいところでいろいろあってE-PM2を“使い続ける”ことになるんじゃないかと。画質面もGX7 MarkIIで思ったほどは(思った通り?)良くなってなさそうだし。
  本当は画像で侃侃諤諤したかったのだけれど、冒頭に書いたように気分が乗らないので今日は文字だけ。気が向いたら後日載せます。というか、載せたいとは思っています。

(2017-53 07-04)


平成29年7月5日

E-PM2の後継を買ったらα77も引退するかもしれない

  

  その頃に書いたような気がするのだが、記憶はあやふや。去年の今頃ぐらいから、私が現役で使っているデジタルカメラのうち、ローエンドのE-PM2の買い替えを検討している。α99IIの電撃登場及び購入のせいで影が薄かったが、隙あらば買う体勢にはしていた。OM-D E-M1が理想通りの値下がりをしてくれていたら、去年のうちにそれを買っていたのだろうけれど、残念ながら去年に記した通り思ったより安くならないまま市場から消え去ってしまった。私は同MarkIIの値段が高かったせいだと思っている。同様にα6300もα6500の登場で安くなることを願ったのだが、それ以前にα6500の存在が絶対的になってしまったが故に候補から脱落。本気撮りのα99IIと持ち歩き用のα7RIIという究極プランは、やはり究極すぎてボツになった。ま、最後のは妥当だろう。
  時は移ろい、今考えている候補は2機種。α6300から候補の座を受け継いだα6500と、新対抗馬として初のパナソニック機であるGX7MarkII。双方共に魅力的であると同時にマイナスポイントがあり、結局のところ両方買うのが財政面以外では一番幸せ(笑) もちろん、財布の紐は緩みっぱなしとは言え、切れてなくなってしまったわけではない。どちらか一方に絞らなくてはいけない。というわけで重要視するポイントを比較してみると……

≪α6500(と16-70mmF4)≫
◎画質とスペックに秀でる
○いつかはEマウント機買うつもりだったので
△純正アダプターでαマウントレンズが使える、が
△操作系はいまいち?(E-PM2よりは良い)
×E-PM2よりかなり重い(約2倍)
×高い
?年内に後継機が登場しそうな予感(笑)

≪GX7 MarkII(ズームキット)≫
◎フォーカス合成機能搭載
◎重量増が最小限で抑えられる
◎お財布に優しい
○まあまあと思われる操作系
×画質がE-PM2から大してアップしない

項目のマルバツで見れば圧倒的にGX7 MarkIIなのだが、最後の画質が問題点。センサーサイズが小さいから仕方がないのだが、E-PM2の最大の不満点がカメラを新しくしても大して改善されないのでは盛り上がらない。画質を考えればα6500の重量容積は許容できないこともないが、やはり値段がネック。去年、α6300、α6500が矢継ぎ早に発売されたのを見ているから、その次の動きを警戒してしまうのもある。そんなこと言ってたらカメラ買えないんだけどね(笑) 一方で、将来的には本気撮りも普段の持ち歩きもEマウント系を持つことになるだろうと感じている。それが10年先のことか3年先のことか分からないけど、ひょっとしたら持ち歩き用は今年からEマウントになるかもしれない――なんて考えると、α6500を買おうかな、という気になるのである。
  そんなこんなで、GX7 MarkIIとα6500の間で揺れ動いていた。実際、某ヨから始まる家電量販店のカメラコーナーに行くたび、GX7 MarkIIとα6500の間をウロウロ(笑) α6500はよくタイムセールをやっていて、何度衝動買いしそうになったことか(笑) 店員さんに「6300だったら安いですよ」って言われても、「いや、買うとしたら6500って決めてるんです!」と力説(笑) トータルではα6500に傾いている時間が長かった。けれど、今は大幅にGX7 MarkIIが優勢で、そして大詰めを迎えつつある。重視したのはココ。
◎フォーカス合成機能
名前は違うけど、オリンパスE-M1に求めていたのと同じものである。模型を撮影するときにもっと被写界深度が欲しいと思ってたアレである。パナソニックのものをオリンパスのと比べると、
○レンズの制限がない
×画素数が4K相当に落ちる
オリンパスのはいいレンズを用意しなきゃ使えないのだが、パナソニックは何でも行ける(“パナソニックなら”何でもなのか、“マイクロフォーサーズなら”何でもなのかは知らない)。但し、E-M1を買う時は“いいレンズ”のキットを買うつもりだったからあまりデメリットではなかった。一方で画素数の減少。実はこれもデメリットにはならない。この機能を使う目的は模型の撮影だが、模型撮影に限れば画素数はそんなに必要ない。今もα77で中央をクロップして600万画素相当でしか撮ってない。むしろ4K相当の800万画素になるなら増えることになる。フォーカス合成する前の元ファイルが4K動画っぽいものになるそうで、それを保存しておくとなると「800万画素相当のくせにファイルサイズが重い」というデメリットとして捉えられなくもないが(笑) 
  実際のところ、フォーカス合成がどの程度のものなのかは未知数ではあった。ところが先日、珍しく某ヨから始まる家電量販店にパナソニックの人がいるときに行ったので、あれこれ聞いて実演もしてもらった。結果、背面モニターでの評価にはなるが「なかなか良さそう」。合成処理に多少時間はかかるが、撮影と合成処理は別行程なので、とりあえず撮影作業だけ済ませて、後からのんびり操作するという手順が踏めるので大した問題ではなさそう。他、多少疑問点は残るものの、気がかりだったポイントはほぼ解決。パソコン上で処理できるのが一番いいのだが、パナソニックがそこをどう捉えているか(フォーカスセレクトはパナソニック純正ソフト上で可能?)。
  GX7 MarkIIの発売当初の値段はあまり知らないのだが、チェックし始めてからもいくらか安くなってきている。なかなか落ちてこないα6500を見ているせいもあって、何だかお買い得に感じてしまう(笑) 実は先日の模型(815系)完成の際、報告を少し遅らせてGX7 MarkIIを買いに行き、そのまま電撃デビューというプランもあった。台風で外出を控えたりで中止になったのだが、それぐらいもう“決まり”かけている。それで気付いたのが、GX7 MarkIIで815系を撮影していたら今回α77の出番がなかったということ。今回だけじゃなく、今後もそうなるだろう。つまりそれは、E-PM2の置き換えのつもりで検討していたのに、α77の仕事も担当しちゃうってこと。一台二役と考えると……台風襲来でケチがついたかなと思ったけど、こりゃ揺るがなさそう。
  というわけで次回の画像で侃侃諤諤は、
「パナソニック・フォーカス合成の実力に迫る!」
をお送りする予定です!

※次回予告は都合により変更されることがございます。

(2017-52 07-03)


平成29年7月3日

815系完成

林檎製作所815系キット完成

  先日お話した計画変更で作り始めた815系が完成した。ほぼ半年ぶりの新作完成ということでテンションが上が……ればいいんだけど、逆にサボりっぷりを振り返ってちょっと自己嫌悪気味。それもほどほどにして、さてこの次は何を作りましょうかね。しばらくは“リハビリ”モードで行きましょう。
  それはさておき、画像で〜の写真は相変わらずα77を使っているが、それも今回でラストになるかもしれない(爆弾発言)。なぜそうなるのかというと、また明日以降に。

(2017-51 07-02)


平成29年7月2日

2敗目

  一昨日の一件です。一昨日は漫画感想文の日だったので昨日書くつもりだったんだけど、昨日は昨日で大山のプロ入り初安打(連敗脱出決勝3ランホームラン)で全てぶっ飛んでしまった。ちなみに、一昨日の試合でも「すわプロ入り初安打がホームランか!?」というような打球をかっ飛ばしていて、まさかの日を跨いでの“打ち直し”となった……一昨日打っとけよなあ(本音)。まあともかく、これで今季3勝2敗。うち2勝が広島相手。あの頃のタイガースはどこへ行ったのでしょうか。今年もそろそろ諦めた方がいいみたいだね。でもせめて、“貯金”をキープしての3位以上は頼むぜ。あと、来年に繋がるよう育成を進めておくれ。

(2017-50 07-01)


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