林檎製作所815系キット完成

JR九州815系

     林檎製作所(KitcheN)のJR九州815系が完成した。いろいろ追求するとかなり面倒なキットなのだが、何箇所か割り切ってやや完成を優先した前回の作りを踏襲した。ちなみに、ここの文章もベースは前回のものである(笑) そこまでやるなら、写真も前回のを踏襲すればよかったかも。
  動力はトミーテック鉄道コレクション用。おそらくキットが発売された時にはまだなかったTM-14を使って台車間隔を非動力車と統一。説明書にあるTM-08とはフレームの形状が違うのか、標準位置のツメが使えないのでプラ板を足して動力のストッパーとした。台車は両車共にグリーンマックスのDT50(動力車は枠だけ切り取って貼り付けた)。前回「台車の鮮明な写真をネットで発見したのだが、一部を削るとよりリアルだったかも」と書いたが、そんなことはすっかり忘れてそのまま使用している。台車を含めて床下はFARBEの床下グレーで塗装。台車は定番のガイアノーツのマルチプライマーで下塗りした上で塗装している。前回作った817系のはまだ剥がれてきていない。パンタグラフはカトーの885系用。カプラーは、中間部アーノルドで前面はダミーで済ませてある(ここをダミーで妥協すると制作がとても楽になる)。
  車体色は、ガイアノーツのステンレスシルバーに白を混ぜたもの。前回作って以降、作り足したりしたために今回少し色味が変わってしまった。ドアはMr.カラーのスーパーイタリアンレッド。屋根は前回の塗料がそのまま残っていたのでそのまま使用(ガイアノーツのステンレスシルバーにニュートラルグレーIIを少し混ぜたもの)。クーラーはダークステンレスシルバー。屋根の一段くぼんだところと前面の黒はクレオスの半ツヤの黒である。
  窓ガラスはボナファイデプロダクトの部品を使っている。おそらくアクリルの削り出しで、平面性と透明性に非常に優れる。大手メーカーの完成品に使われている成型品では勝負にならない素晴らしい素材なのだが、高価なのが難点。モデラ買って自分で量産すればいいんだろうけどなあ……(アクリル板自体は割と安かったような)。前回同様、実車ではスモークのガラスになっているところ、その再現は行っていない。
  クハ前面の自動幌は、前回買ったカトーのパーツの残りを使うつもりだったのだが、探したところ行方不明だったため見つかるまでは保留。パンタグラフの残りはしっかり保管してあったのにねえ。
  前面のダミーカプラーはグリーンマックスの塗装済みキットで余った物を使っているのだが、ちょっと分厚めのスカートのせいかちょっと引っ込み気味? 何とかしようかと思ったのだが、前回のもそのままだし、今回もそのままにすることにした(爆)
  屋根上の一体成型のアンテナ類を、今回は色差ししてみた……が屋根色の都合で極めて分かりにくい。目立つようであれば前回の817系も一緒に作業しようと思ったのだが、面倒になってパスすることにした。

並べてみた

  基本的に前回と同じなので、特に見せ場もなく撮影も気合が入らず。でも1枚だけだと寂しいよな、ということで前回の817系と並べて撮ってみた。あ、そうだ、今回はライトレンズに銀河モデルN-081「シールドビームレンズ」を入れてある。817系は前面にカバーみたいなものがつくので目立たなかったが、815系で何もナシはちょっと格好が付かない。パーツ自体は特に加工する必要もなく、裏側からはめ込み。そのままだと出すぎてしまうので、ゴム系接着剤を使って「これぐらいかな?」という位置で固定した。

(2017.07.03)

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