JR九州817系0番台
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林檎製作所(KitcheN)のJR九州817系0番台が完成した。いろいろ追求するとかなり面倒なキットなのだが、何箇所か割り切ってやや完成を優先した作りにした。
部品関係では……動力はトミーテック鉄道コレクション用。おそらくキットが発売された時にはまだなかったTM-14を使って台車間隔を非動力車と統一。通常の20m級動力とは動力フレームの形状が違うため?標準位置のツメを使えないので、低車高用のツメに0.5ミリのプラ板を足して動力を固定してある。台車は両車共にグリーンマックスのDT50。台車の鮮明な写真をネットで発見したのだが、一部を削るとよりリアルだったかも(“暫定”の理由その一)。台車を含めて床下はFARBEの床下グレーで塗装。台車は本来塗装できない素材だが、ガイアノーツのマルチプライマーで下塗りした上で塗装している。乱暴に扱わない限りは剥がれて来ない、と思う。それでも剥がれてみっともなくなったら、また塗ればいいやと考えている。パンタグラフはカトーの885系用。カプラーは、中間部アーノルドで前面はダミーで済ませてある(ここをダミーで妥協すると制作がとても楽になる)。
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ドアは別色で塗ってみたが……
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車体色は、ガイアノーツのステンレスシルバーに白を混ぜたもの。ドアはそのままステンレスシルバーで、屋根は同じくステンレスシルバーにニュートラルグレーIIを少し混ぜたもの、クーラーはダークステンレスシルバー。屋根の一段くぼんだところと前面周りはクレオスの黒である。ドアに関しては、車体色と変えすぎても悪目立ちするし、かといって微妙すぎる差ではわざわざ塗り分けている意味が薄れてしまう……といったあたりで色の選定に悩んだ結果無難な選択に? 見る角度によっては結構違って見えるのだが、写真に撮ってみると違いがあまり出てこない。うーん。まあ、このあたりは自己満足。
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窓ガラスはボナファイデプロダクト製品
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窓ガラスはボナファイデプロダクトの部品を使っている。おそらくアクリルの削り出しで、平面性と透明性に非常に優れる。大手メーカーの完成品に使われている成型品では勝負にならない素晴らしい素材なのだが、高価なのが難点。モデラ買って自分で量産すればいいんだろうけどなあ……(アクリル板自体は割と安かったような)。その窓ガラスに“模”えすぎてしまい、実車ではスモークのガラスになっているところ、そうするのが何となく勿体無くて作業していない(“暫定”の理由その二(笑))。
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クハ先頭部
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クハの前面には自動幌というものが付いているのだが、この部品をランナーから切り離すのが……結構難しい。クモハとクハのランナーにそれぞれ付属しているのだが、1個失敗してしまった。で、残る1個は何とか使える状態にできたのだが……形状自体は微妙。動力のストックがなかったので買いに行ったお店でブラついていると、カトーの813系用の幌パーツを発見。というわけで、そちらを採用している。
前面のダミーカプラーはグリーンマックスの塗装済みキットで余った物を使っているのだが、ちょっと分厚めのスカートのせいかちょっと引っ込み気味? ダミーカプラーの柄の長さにはまだ余裕があるので、後日また調整しておこうと思う(“暫定”の理由その三)。あと、屋根上のアンテナ類が屋根と一体成型で、塗装後に色指しの必要がある。でもちょっと時間の都合で……というわけでこれも“暫定”の理由だ。
同時期に815系も製品化されていて、そちらもストックしてある。ボナファイデの窓ガラスパーツももちろん抜かりなく確保してある(「もちろん」とは、よく抜かっている人間が言えるセリフではないな)。で、もしも817系をいまから増備するにしても……このボナファイデの部品がほぼ入手不可能(だよね? だよね? まだ売ってる店があったら教えて欲しい!)。あっても、値が張るからまた買うのか……と躊躇してしまう。そんなわけで、私の817系はこれ以上増やす予定ナシ。だから連結相手もいないので前面をTNカプラーにする必要もなし。というわけで、楽するついでにダミーカプラーにしたのだ(笑) でも817系3000番台ってのがあるみたいだから、それはちょっと作ってみたい気も(0番台とは連結しない?から前面カプラーはダミーのままでいいし、窓ガラスのクオリティが違ってもそんなに問題ないだろう)。
(2013.12.18)
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