橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成24年4月上旬分

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平成24年4月10日

  ようやく暖かくなってきて、寒いの苦手な私としては喜ばしいことこの上ない。鉄道模型のキット製作にも精が出るぜ!となればさらによいのだが、残念ながら先月休止した山陽5000系はまだ箱の中。とりあえず現在は別件を先に片付けるべく作業中(を本当は画像で侃侃諤諤にしたかったのだが、テンション不足につき本日は文字のみ――いや、画像は用意したんだけどねえ)。線路配置の改良も完了したので、走らせることにも時間を割いたり。前プランより”は”単純化したんだけど、やっぱり私がやることだから何かと慣れるまでは分かりにくい部分も多いかもしれない。後輩たちが遊びに来て、何と言うかだな。今までは口頭でしか説明したことがないので、余計に分かるはずもなかった。という反省のもと、今回のは「説明書」も作っておこう。その前に、どのポイントコントロールボックスがどのポイントに対応するのかを示すシールも作らないといけないなあ。真の作業完了はもうちょっと先のことになりそうだ。


平成24年4月9日

懐中時計を新調した


平成24年4月8日

たった一杯で

  え? ああ、阪神? ムリムリ。優勝なんて今年も夢のまた夢だよ。



  上喜撰は四杯飲むと夜も眠れないそうですが、橘雪翼は阪神が一敗するだけで夢見ることを諦めてしまいます。


平成24年4月7日

  デジタルカメラや携帯電話が普及して、同時に多機能化してよく耳にするようになった会話。「機能が多すぎて使いこなせへんわ」――これに対して以前持論を語ったことがある。付いている機能を全部使うことがその機械を使いこなすことではない。自分に必要な機能を便利に使えることがその機械を使いこなすことである。必要もないのに付いている機能を使うのは、使いこなしているのではなく機械に使われているだけ。
  これに関係するようなしないような話なのだが、しばしば思う「こいつにこの機械を使う資格はないわ!」という事例。いやまあ、私が他人に対して資格云々を語れるのかというと疑問ですがね。ともかく、そう思わせることによくお目にかかる。まず1つ目、携帯電話をマナーモードにしない。電車の中などで会話しているのも時と場合によってはイライラするが、もっと腹が立つのがキーの確認音を鳴らしながらメール打ってる人間。自分で使っていても神経に触る音なのに、それを公共の場で平気で鳴らしているといことは相当神経が鈍いのだろう。私は新しい機械を買うと真っ先にその音を消すので分からないのだが、あの音はマナーモードに切り替えれば消えるはずだよね? ということは、ピッピッと音を鳴らしながらメールを打ってるやつはマナーモードにしていないということでもある。そんな大人としての心構えに欠ける人には、携帯電話なんていう高尚なものは不相応だと思うのだが?  マナーモードへの切り替え方が分からないのなら、取扱説明書を開くべき。分厚くて読む気がしない、とか言われる携帯電話の説明書だが、皆さん思い出して欲しい。学生の頃はあれより分厚い辞書を片手に国語や英語、古文といった勉強をしていたはず。あの頃は「勉強しなくてはならない」と周りの大人から半ば強制されていただろうけど、携帯電話は自分の好きで持っている人がほとんど(仕事上仕方なく、と言う人もいるかもしれないけれど)。自分の自由で進んで持つ機械のことなんだから、多少の調べ物ぐらいしたらどうなんだ? それが嫌なら、電車やバスに乗るときはいっそ電源を切ってしまうべき。
  次にカメラのフラッシュ。野球場へ試合を見に行くと、それがナイターだったりすると特にフラッシュの光が目立つ。贔屓の選手が出てきたときに写真を撮るわけだが、オートモードになっていると自動的にカメラが判断して発光させてしまう。東京ドームなんかははっきりフラッシュを禁止しているようだが、先日マリナーズが試合をしたときはイチローの打席で凄まじかったらしい。他、ちょっと前までなら鉄道ファンの間では「走行中の列車に向かってフラッシュ炊くのは厳禁」だったのだが、最近ブームになって人口が増えた際にそうした常識を知らない人が増えたとも聞く。フラッシュ光がどれだけ強烈で、その場にいる他人にとってどれだけ不快なものか分かってない人が多いようだ。これまたフラッシュをオフにする方法を知らない人間もいるようだが、説明書を読めよ。全部読めと言ってる訳じゃなくて、フラッシュの消し方ぐらいは確認しておくべき。カメラメーカーもオフの状態で出荷すればいいものを、「フラッシュが発光しなくて綺麗に撮れなかった」という苦情が怖いからか最初はオンになっている。メーカーにとってみればカメラを買う人はお客だが、そのお客が傍若無人にフラッシュを炊きまくって迷惑を被る人が客かどうか分からないので、とりあえず確定している客を優先しようということなのだろう。カメラの操作方法を確認しない人ほど、写真が上手く撮れなかったと文句を言う声がデカそうだしね(これは流石に偏見入りすぎか?)。
  総じて携帯電話もデジタルカメラも、製品とそれを作った人たちの技術は素晴らしいのだが、総じてそれらを使役する人間の能力というか心構えは今ひとつのことが多いよな気がする。高性能多機能な機器を手に入れて気持ちが大きくなって、まるでそれらの機械が自分の能力であるかのように錯覚しているんじゃないだろうか。実際は、いい機械を手にしても、それを使いこなせていない無能っぷりを露呈しているだけなのに。冒頭で「自分に必要な機能を便利に使う」ことが「使いこなす」ということだと書いたが、その機械が持つ他人に迷惑をかける可能性を把握し、どう使えばそれを回避できるのか、というあたりも「使いこなし」に含めたいところだ。


平成24年4月6日

  先日の大雨の日に撮った写真の現像が出来上がった。出来具合は……思ったより悪くなかったが、ベストショットはデジタルのα350で撮ったあの一枚かな。もうちょっと露出計の表示に素直に従っても良かったかもしれない。OM-3Tiはともかく、α-9ではフィルム一本丸々それに使ったんだから、もっと大胆にブラケットを効かせるべきだった(*1)。逆光に近い条件下で、ファインダー内の表示が見辛かったというのも多少はあるが……。デジタルの結果を反映させる、という小技に走っても良かったかもしれない。構図を変えて撮った方はまあまあイメージどおりだったんだけどね。久々の写真撮影(*2)なので、元々ヘボい腕がさらにさび付いていたという可能性も捨てきれない。ない腕をこれ以上ヘタらせないためにも、フィルムの残存期間を考えても写真趣味を復活させたいところなのだが、いろいろやりたいことが多すぎてどうにもこうにも。

*1 ブラケット:条件をいろいろ変えること
*2 橘雪翼が「写真撮影」と言ったら、それは多くの場合フィルムでの撮影を指し、デジタルカメラを含まない


平成24年4月5日

  昨日の話の続き。ユーロスター(の模型)について。侃侃諤諤を書き終わってから模型を見ていていくつか分かった。まず実車編成について。某所の実車説明と後輩の話、そしてカトーの説明書を見て総合的に考えた結果を書いてみる。あくまで私の推測だが……。
  実車は20両。両端が機関車で間に18両の客車を挟む。ユーロスターはフランスTGVと同じく、連接車と呼ばれる構造を取っている。多くの車両では1両に2つの台車を備えているが、連接構造車は2つの車両の間に1つの台車を置く。これに何のメリットがあるのかというと……忘れた(爆) 台車の数が減るのでメンテナンスの手間が云々だったかなあ? まあそれは置いといて。ユーロスターは連接車なのであるが、全ての連結箇所においてその構造を採用しているわけではない。機関車と次の車両(前後2箇所)、それから客車18両のちょうどド真ん中の部分、合計3箇所が普通の鉄道車両と同じような連結方法になっている。さて、カトーのユーロスターの説明書から推察するに、客車の形式名はR1〜R9の9種類のようである。そのR1〜R9を順に繋ぎ、それを2組繋いで中間部の18両を構成している。機関車の次からR1、R2、……と続き、R9まで行くとその次は再びR9、そこからR8、R7と繋げて最後のR1の後にもう1両機関車を繋ぐ。R1〜R9の間は連接構造で、機関車とR1、R9同士は普通の連結方式となる。これが多分こうなっているであろうユーロスターの編成。
  昨日、食堂車の数が云々の話をしたが、この編成なのであればユーロスターに食堂車は2両ということになる。編成の前半部と後半部にそれぞれ1両、だ。模型の増結セットは持ってないのだが、基本セットに入っている説明書に増結についても書かれている。それによるとR6が食堂車のように見える。一応可能性としては、編成の片側のみ食堂車で、反対側には一等車か二等車が多く繋げられているかもしれない。ユーロスターの20両編成というのは欧州で見ても長いので、食堂車が2両あってもいいような気はする(*)。そんなわけだから、カトー製品でフル編成を組むことを考えた場合、増結セットに入っている食堂車は2両目までは有効活用できる(というか必要)。しかし3セット目の食堂車の行き場がなく、実車同様の編成に凝るなら4セット目の必要が出てくる。次に一等車と二等車の話。R1からR5までが二等車、R7からR9が一等車と思われる。基本セットに入っているのは、R1、R2、R9の3種が2両ずつ。二等車が3両2組、一等車が2両2組不足するわけで、説明書によると増結セットには二等車2両、一等車1両が入っている。3セットでは二等車が必要数揃うが、一等車は1両足りない。4セット買えば足りない一等車が補える。まとめると、基本8両セットに増結セット4組で実車通りの20両編成が作れるが、食堂車2両と二等車2両が余る不経済な買い方でもある。なお、カトーの模型ではR1からR9までの全種は揃わない。R4、R5がなくR3で代用(実車では整理の都合上別形式になっているだけで、完全同一車体という可能性もある)、R8も同様にR7で代用、というのがカトーの説明書から窺える模型事情だ。カトーのみならず、模型界ではよくある流用である。
  さて、昨日は「増結AとBの2種類を発売して」云々と書いた。けれどもちょっと違ったようだ。増結セットは2種類にする必要はない。R3〜R8の二等車3両食堂車1両一等車2両の6両増結セットを発売してもらえれば、同じものを2つ買い足して20両編成に出来る。実車編成が前後で同じ、というのが1種類で済むポイントである。
  も1つ説明書を見て驚いたこと。昨日書いた「カトー直々の販売」というところに関係するのだが、説明書が日本語で書かれている。カトーの海外製品の説明書には日本語がないのが普通である(私が知る範囲内で、だが)。ところがユーロスターはばっちり日本語がメインになっている。海外型でありながら日本での販売を重視した製品ということなのだろう。と同時に、アッシーパーツ(分売パーツ)の設定もあった。これも昨日書いたように、他の海外型車両では(例によって私の知る限り)ないことである。とゆーことはですな、アッシーパーツで車両を組み立てればセット構成に捉われることなく自由に増結できるわけで……フル編成化できるじゃん!

  ――あかん、全然無理や

やはりこれも昨日書いたとおりで、増結セットがないと食堂車が手に入らない。あと、一等車R7も増結セットにしか入ってない(同じ一等車でも、R7とR8は両側が連接車体、R9は片側が非連接なので基本セットのR9では代用不可)。んー、セット構成は変えなくていいから、増結セットも再生産して欲しいなあ。

* 他の欧州の長い列車にはドイツのICE(初代)があり、フル編成だと14両。食堂車は1両しかない。車体長の違いはあるが、食堂車の席数の割合はICEの方が格段に少ないと思われる。他は……あまり良く分からないけれど、高速列車だとTGVや2以降のICEが2編成繋いでの最高20両がある模様。但しその場合、各編成に食堂車が1両入っているので、2編成つなげると2両ということになる。


平成24年4月4日

  一時期侃侃諤諤の話題がそれで埋まったが、現在のところ欧州鉄道熱は落ち着いている。最後に話題にしてからまたぽつぽつと欲しい模型は増えてるが(どこが「落ち着いた」んだろうね)。断っておくと、海外型の模型を買ったのは今回が初というわけではない。模型を始めて間もなくの頃にオリエントエクスプレスを中古品で見つけて手に入れた他、カトーがたまに発売するTGV系の車両やトリックスのICEなんかが手元にある。日本の車両も非常にバラエティに富んでいるのだが、どこかに「日本」という枠組みは感じられる。悪い意味ではなく、日本には日本の文化、日本らしさがあってとてもいいことだ。一方で欧州の鉄道車両にも欧州らしさがある。欧州といっても様々な国があるので、2文字で「欧州」と括るのは失礼かもしれないが、最近ハマっただけのにわかなので私には細かいところがよく分からない。故に今日のところは「欧州」の一言で表現することにする。その欧州っぽさに惹かれて、実車のことはよく分からないけど模型を手に入れたりするのである。
  現在、私の歴史の中では一番欧州の鉄道に熱を挙げているわけで、そうした中で過去に買った欧州型鉄道模型を見てみるといろいろ思うところがある。オリエント急行は、日本にやってきた編成をつい先日カトーが模型化たので半ば用無し(酷い扱いだな)。カトーから発売されたThalys(タリス)は、赤い先頭部(機関車)の印象が鮮烈なフランスの高速列車。国際列車に使われているらしいが、残念ながら今最も重視しているスイスには走ってこないらしい。模型は独特な構造の連結器が扱いにくく、フライホイールがやたら効くのが特徴と言えば特徴か。似た構造で編成両数も同じスペインのAVEも持っている。白ベースの車体に、鳥の羽ばたいた様子のマークが入ったシンプルなデザインの列車。トリックスのICEは、1つはかなり昔の製品の初代ICE。フル編成だと全部で14両ぐらいになるらしいが、模型で持っているのは”たったの”6両でちょっと扱いに困っている。最近分かったのだが、旧塗装で帯の色が2色である。この模型を見慣れているせいか、新塗装よりも落ち着いた感じの旧塗装の方が初代には似合っている気がする。もう1つは5年ぐらい前に出た廉価版のICE-3。8両でフル編成と取り回しはいいのだが、模型は廉価版だけあって特に中間車が流用で実車との相違点が多い。ま、雰囲気を味わう分にはまあまあかな。こちらは構造的にはスイスに乗り入れられるようだが、スイス乗り入れにはICE-Tが使われている……らしい? そして最後に、カトーのユーロスター。海底トンネルを通ってヨーロッパ大陸からイギリスへ走る国際列車だ。実車は20両だったかの長編成で、模型は8両基本セットと4両増結セットの2種類の発売。基本セットに4両増結を3つ買うと20両になる……数字の上では。しかしセット内容がアレなので、増結を3つ買っても余分な車両と足りない車両が出てくるらしい。フル編成にしようとすると”余り”を出す覚悟でたくさん買わないといけない。今なら「お前はBトレインショーティーか!」と突っ込みを入れているところである。同時に、今そういう構成で商品を売ったらファンから総叩きの憂き目にあうことだろう。私は何故か基本セットだけ買ったようで、今思えば「何故?」。多分フル編成が組みにくいから基本だけにしたんだろうなあ。増結がたくさん必要だし、20両も並べる場所が当時なかった。中間車の車長が短めなので、20両でも新幹線16両分と同じか少し長いぐらいで収まるはず。今なら行けるんだけどなあ。まあともかく、基本しか持ってない。後から増結を買おうにも、市場からはほぼ完全に売り切れて中古市場でも高騰、さらにメーカーが再生産することもなかった(はず)。
  で、どうやら今日、カトーの7月発売予定の新製品と再生産品が発表されたらしい。新製品も割と熱いのだが、今日の話題は微妙なところ熱いのか熱くないのかよく分からない再生産品。そう、ユーロスターが、多分新発売以来となる再生産。しかも基本セットだけ。

  ――え? 何で?

ちょっとズッコケそうになった。多分世間では増結セットの数が圧倒的に足りてないはず。基本セットを再生産するのが悪いとは言わないのだが、そうするなら増結セットも再生産するべきではないのか? 一体カトーは何を考えているのだろうか? ここで自分に都合の良い解釈をすると次の結論が導き出される。増結セットは先ほど書いたように、フル編成化するには向いてないセット構成である。食堂車が基本ではなく増結に入っているのだが、1編成中に食堂車は3両も繋がれていない。そこんところがネックで、増結を3セット買い足して20両にしても実車の20両編成にはならない。あと、1等車2等車の割合についても怪しくて、ひょっとしたら4セットじゃ足りなくて5セット目が必要になってくるかもしれない。そんなわけで、カトーは時代のニーズに応えることにした(あくまで私の願望ですヨ)。「フル編成化したい! でも無駄に多くの増結セットは買いたくない!」――と思った熱心なファンが、毎日毎日何年間も欠かさずにカトーにメールを送り続けたのだろう(ンなワケねーだろ)。カトー幹部は会議でついに決断を下した。「ユーロスターを再生産しよう! 今度は増結セットの構成を変更して、無駄に購入することなく実車と同じ20両編成を組めるようにしよう!」 今ふと妄想の合間に思ったのだが、これでセット構成が基本8両に増結12両だとそれはそれで暴動が起きそうだな……(家のレイアウトの都合で、基本だけだと物足りないけどフル編成はムリ、という人も多いと予測される)。ユーザーのニーズに可能な限り応えるには、6両増結Aと6両増結Bといった具合の2種構成にする形がいいだろう。
  以上、「そうだったらいいのにな」という私の勝手な希望(願望とか妄想とかとも)である。もしも実際そうなのであれば、基本セットと同時に「増結セットを構成見直しで新発売」と発表するはずである。現実は厳しくて、基本セットの再生産のみが案内されている。増結セットがそこにないのは、増結セットは作る予定がないからなのだろう。かなり前向きに考えるのであれば、生産ラインの都合で基本は7月に作れても増結が8月以降に持ち越しになる……まあ可能性は低いだろうなあ。
  そんなこんなの熱いのか熱くないのかよく分からない再生産予定の発表だった。カトーの場合、日本型製品であればアッシーパーツ(分売部品)を1両分丸ごと買って来て組み立てる、という”裏技”があるのだが、外国型の場合はパーツの分売がないからなあ。あったら根性出すことも考えられたのだが(あ、でも増結の再生産がないから食堂車が手に入らないのか)。ところで、話は急に変わる。ユーロスターの基本セットの値段だ。1万8千円弱――一般的には「高い」と思われる値段だが、鉄道模型としては妥当な値段。10年ぐらい前?の新発売のときと変わってないと思う。8両でこの値段は今なら普通(か少し安いぐらい)、当時としては少し高かったかな? それは「日本型Nゲージとしては」という注釈が必要かもしれない。ここが重要なのだが、海外型の鉄道模型としてはかなり安かったりする。同じカトーが作っていても先ほどのタリスやAVEは3万円以上する。2両多いが、8両と10両でこの価格差ならユーロスターの圧倒的な”勝ち”である。先ほど書いたトリックスの廉価版ICE-3は8両で4万円を越えた。日本への輸送費や関税、それからユーロのレートの違い(今よりも高かったはず)を考慮に入れる必要はあるが、”廉価版”ですらそれぐらいの値段になってしまう。他、先ほど少し話題にしたICE-Tの模型はフライシュマンが発売していたが、7両(411形のフル編成)だと日本国内では10万円前後必要だったはず。これらはメーカーがぼったくってるわけではなくて、それが海外型鉄道模型の「常識的」な値段である(ICE-Tはちょっと法外な値段だけど)。海外ではNよりHOが主流で、日本国内のものほど量産効果が出ないのが主な原因と思われる。なのに……どうしてユーロスターはこんなに安いのか。発売当時は気にも留めなかったが、今思うととても不思議である。カトーの海外型は日本国内ではホビーセンターカトー扱いになることがほとんどなのだが、ユーロスターだけはカトー直々の発売。この辺りが何か関係しているのか……?
  まあともかく、増結セットを何とかして欲しいなあ。もし新構成で発売されたら? もちろんフル編成化するぜ!


平成24年4月3日

  今日の風雨は酷かった。予報の通りまるで台風が来たかのようだった、それも結構大型の。以前に2度、「庭が水浸しだぜオーマイガッ!」なんて画像で侃侃諤諤したが、今回も同様に水没。しかも過去にないほどまでに水位が上がって少々大変だった。というわけで今回も記録撮影したんだけど、途中で「お日様サンサンでも風は強い」という状況になり、記録写真から自称作品撮影にスイッチ。最初DiMAGE A1を持ち出していたんだけど、OM-3Tiにセットしたフィルムの余りを消化すべく持ち替え。フィルムが終わった後にα350を手にし、その後フィルムでももう少し撮っておきたくなって今度はα-9にフィルムを装填。電池が怪しかったのだが、半ば無理やり36枚撮り1本を撮りきって、さらに今度は動画もと思ってDiMAGE A1。しかしここでも電池がなくなってしまったので、随分前に買って以来侃侃諤諤では話題になっていないCyber-shot T200(ソニーのコンデジ)の出番。都合5台のカメラで撮影……って我ながらバカだなあ(笑) なお、姉と母に怒られました。風も強い中、何かが飛んできて頭にでも当たって大怪我したらどうするんだ、と。突風でカメラがしっかり構えられなかったり、ちょっとよろけてしまったり(*)で、確かに何か物が飛んで来てもおかしくない状況だった。
  話は全然違う方向に行くが、やはりα350はよくない。今日使った5台のカメラの中で一番ファインダーが小さい。まあ、DiAMGE A1とT200は光学式ファインダーじゃないので比較するのはおかしいかもしれないけど。それにα350もライブビュー撮影という手もあるし……。まあともかく、α350のファインダーを覗いて一瞬「なんじゃこりゃ!」と思ったのは確かである。
  というわけで今日は久しぶりの画像で侃侃諤諤をば。
水没

* バッティングがどーのこーのといっている割に、橘雪翼の足腰はそんなに強くありません


平成24年4月2日

  昨日のは分かりにくいけど一応エイプリル・フール企画です。いや、まあ、最初はやるつもりじゃなかったんだけど、いつもの更新した後に「そういや過去ログ整理しないといけないなー。ん? そうだ、過去ログ整理したら間違って今日の分も消してしまった、と思わせる仕掛けはどうだろう?」と思い立って実行に移してしまった。尚、ページのソースを表示させるとちゃんと4月1日分が読めたりできました。

  昨日の野球の帰り、梅田の本屋で(*1)先月買えなかった『ののちゃん』と『弟子ケン』(*2)を買おうとした。『ののちゃん』はあったのだが、『弟子ケン』は40巻と42巻の間が抜けていた。41巻って何かの理由があってたくさん売れたのか? それとも侃侃諤諤をチェックしている誰かが嫌がらせで関西一円の本屋の41巻を全部買い占めたとか? と一瞬疑ったりしてないけど、今日ちょっと足を伸ばしてようやく置いてある本屋にめぐり合えた。本屋にしてみたら、巻数が40を越えてくるといちいち在庫するのも大変だよねえ。でも某野球漫画はしっかり置いてあるイメージがあるのだが……やっぱり格闘モノと球技モノとでは売れ行きが違うのか。
  また近日中に、地元の本屋で42巻以降をぽつぽつ買い揃えていこうと思っている。これでもし42巻が売り切れていたりすると、やはり誰かの悪戯を疑うべきだろう。そうなるとこちらも対策を立てねばなるまい。43巻を買ってから「よーし明日は43巻買いに行くぞー」と嘘をついて43巻を無駄に買い占めさせ、私は悠々と44巻を買う。どうだ、いい考えだろう? ってここで堂々と作戦ばらしてどうする。

*1 昨日の試合は京セラドーム大阪。甲子園ではない。
*2 くどいけど、『史上最強の弟子ケンイチ』を私はこう略す。


平成24年4月1日

  今年の生観戦第一戦目は……7回が、ね。あとはあれかな、あれ、ほら、去年の”三冠王”の新井さん。1戦目の併殺(昨年併殺王)、2戦目の打点(昨年打点王)に引き続き今日は失策(昨年失策王)と去年の三冠をこの3連戦で見事にプレイバック。特に失策で先制点を奪われ(*)、その後のチャンスで打てなかったのはどーなの。あんま私は流れ論者じゃないんだけど、その直後に5点取られたら流れ云々を言いたくなるところですヨ。そんな試合だけど、見所はあった。小宮山は盗塁を2つ刺し、金本は本塁へのダイレクト送球が2度、そして7回裏の反撃2ラン。これだけ見れたから良しとしよう……とでも言わなやってられん今日の7回だった。ただ、打てない打線も問題あり。ほら、昔の有名な人も言ったじゃないか。

「投手陣がダメなら、打線が頑張ればイイじゃない」

今日は終わったことなので仕方ないから、明後日からは頑張れ阪神打線!

* 仮にボールをこぼしてなくても、内野安打になって先制されてそうなタイミングだったが……


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