平成23年11月30日
月末ということでいつものあれ。
【パタリロ!】87巻(新刊):☆★ 最近の傾向に特に変化はナシ。
【王様の仕立て屋】32巻(新刊):☆☆★ や〜ら〜れ〜た〜。最終巻なので結末だけ読んでおこうと思って買ったのだが……タイトル名変えて再出発、の最終巻であり、最終話ではなかった。最後の終わり方が終わりという雰囲気でなくて、「え? 何? これ、最終話の盛り上がり方じゃなかったよね?」と思って、帯とか封入されているチラシとか確認しまくったよ。結果としては、『王様の仕立て屋』のサブタイトル『サルト・フィニート』が変わって新しいシリーズで再出発しているらしい。や〜ら〜れ〜た〜。 他の話は、良くも悪くも『王様の仕立て屋』っぽいストーリー。急ぎかつややこしい注文が入って、それを織部悠が解決していく……という、私が読むのをやめた理由である「ワンパターン」の繰り返し。何故これがここまで続くのか分からない。一応「ビジネスジャンプ」だったかの連載で、日本のビジネスマンがファッションやエレガンスなるものを学びたがっているのだろうか……? だったらモノクロのこんな漫画より、カラーのファッション雑誌ないし実際に店頭に赴いて流行を勉強したほうが良いと思うんだが。
【スーパーキャット】(新刊?):★ 『パタリロ!』のスピンオフ。スーパーキャットというスーパーマンの猫版?が主人公の物語。はっきり言ってつまらない。いくらなんでもこれはない。買って損した。魔夜峰夫もそろそろアイディアが出尽くしたのかな……。
【遮那王 義経 源平の合戦】17巻(新刊):☆☆☆★ 五臣の最後、峨山を加えていよいよ平家討伐へ。というところで、義経の正体がバレそうになったりという話がちょこっと入る。ついでに、頼朝の性格がやや豹変しかかっているのも終幕へ向けての布石なのか。 見た目が女の子な男性キャラ登場。いくら流行りとは言え沢田ひろふみ、あんたまでが真似をすることはないだろうに……。 17巻で一番面白かったセリフは、義経の策が炸裂したあとの土肥殿の冷や汗かきながらの心中。「出会ったとき与太者扱いしたこと怒ってないかなぁ……」の次、「忘れてくれてれば良いなぁ」。戦の最中で、しかもそれなりに名のある人物なはずなのにこの小心っぷりというか、ある意味暢気な発想が場の雰囲気に合ってなくていいアクセント?だった。大丈夫、義経はそんなこといちいち気にしてませんよー。
というわけで4冊。1冊予定外が入って1冊買うのを回避した。全体的に低調だったかなあ。 来月も4冊の予定。『牌王伝説 ライオン』『はじめの一歩』『ジョジョリオン』『げんしけん』。『ジョジョリオン』は『ジョジョの奇妙な冒険』の最新作である。『S.B.R.』の最後がグダグダだったから……1冊だけ読んでやめるかもしれない。
平成23年11月29日
スクエアエニックスのプレイアーツ改(アクションフィギュアのブランド)の、ストリートファイターシリーズのキャラクターが発売されていた。前に 「え? これがリュウ? 違うだろ? この表情は三島一八だ!」 って言ってたあれである。とりあえず発売されていたのはリュウと春麗(*1)。豪鬼は……まだ? 春麗の方が目立つ位置に陳列されていたので、まず春麗のパッケージを手にとって見る。 ――うん? いいんじゃないだろうか。特に春麗ファンというわけではないのだが、対戦でまあまあ良く見るストIVの春麗とよく似た造形の物体がそこにあった。これは製品版で改良されたのか、期待大だな……と思ってリュウを見ると ――うーん? 試作品より随分マシになっている。が、若干まだ甘いかなあ。試作品画像での俺の評点を30点とすると、55点ぐらいにはなってるけど。にしても何が悪いのかなあ。眉毛と口元の角度がキツすぎるのかもしれない。リュウは確かにヘラヘラした表情を見せないけど、これだと険しすぎるんだよ。何というか、闘志溢れる表情だけどそこに狂気はないと表現すべきか。三島平八とか一八は狂気をはらんでいるんだけどね。まあ、そういう意味ではリュウは難しいと言えるかもしれない。その点豪鬼はきっと楽だ。 ――きっと楽なはず だから、製品化の暁にはもっと似ている豪鬼が登場することを願っていよう。 ところが、某通販サイトでシリーズ第二弾の豪鬼とキャミィを見たら……キャミィは似てるよな気がする。このキャミィならファンも怒らないだろう。しかし豪鬼は……何がこれ違和感をもたらしているのだろう? リュウより出来が悪い。豪鬼のよくできたコスプレをしている人、にしか見えない。ってか、女性キャラに力は入れたが男性キャラは手抜きしたな!? ちくしょう……そういうことか……っ! 市場原理には逆らえんか……。 で、これ、地味に値段するんだよね。定価5000円オーバー。2000〜3000円ぐらいなら「ま、一応買っとくか」でいいんだけど、半人分(*2)はなぁ……。でかくて迫力あるのはいいんだけどね。いやいや、大きく作るならもっと似るように作れよ! 私の見た画像がまだ試作品で、本製品ではもっと良く出来ていることを願うしかない。
*1 ちなみに、「チュンリー」と読みます。ハルウララではありません。はるうらら、で変換してるけど(爆) *2 例のあの高級和紙には偉人さんが印刷されています。
平成23年11月28日 昨日の予告通りです。 東武、野岩、会津各鉄道6050系完成
さて次は、旧作の京阪9000系を例のあの液体にぶちこんで、塗装剥がして7200系に”改装”しますかね。塗料も買って来たし……にしてもどうして京阪用の塗料はスプレーしかないんだろう。スプレーの中身を上手いこと取り出す作業が余分にかかるので大変(ちなみにこれは、例のかの液体同様メーカーの推奨していない使い方)。あと、スプレー缶一本で大体……8両ぐらい?しか塗れないんだけど(標準的な大きさを持つNゲージの車体の場合)、中身を取り出すとざっとその3倍ぐらいは最低でも塗れそう。厳密に一本丸々をやったことはないので分からないけど。ひょっとしたら瓶入り塗料2本分相当ぐらい入ってるかもしれないので、かなりの面積塗れそうだ。目下、7200系を作ったあとは京津線の小型車両を作りたいと思っているので、その分の塗料はがっちり確保できたと考えて良さそう。最近、グリーンマックス以外のメーカーも鉄道模型用の塗料を作っているので、ひょっとしたら京阪カラーも……と一瞬思ったのだが、関西のローカルカラーなので作られるとしてももっと後になるだろう。というわけで、大人しく缶スプレーの中身を確保する作業に移るとしよう。
平成23年11月27日
突貫工事で東武6050系塗装済みキットを完成させる予定だったが……ダメだった。タイムアタック失敗。 最近立て続けに模型屋で貰ったFLEISCHMANNのNゲージカタログを見ている。日本人はターゲットになっていないらしく、日本語版カタログというものはないらしい。これが仮に日本型の模型を作っていたらあるのかもしれないけれど、ヨーロッパ型オンリーだからね。で、写真を眺めるだけではなく、それなりに書いてある文字を追う。単語力がないことを除けばまあまあ読めないこともない。 ――うん? どうしてFLEISCHMANNのカタログが読めるんだ? FLEISCHMANNはドイツのメーカーだぞ? と思って見返してみるとやっぱり英語だった。ヨーロッパのメーカーでヨーロッパ型の模型作ってるくせにカタログは英語表記か……英語恐るべし(多分ドイツ語やフランス語のカタログもあるんだろう)。って思ったんだけど、ヨーロッパにはイギリスという国があることに気付いた。「英語=アメリカの言語」と思い込んでいる自分をどつきたい。 何気なくキットを積んでいる棚を見て数を数えていた(そんなことしてるから時間が足りなくなるんだ)。ざっくばらんに言って200両は軽い。塗装済みキットを大量完成させる前の時点で300両ぐらいはあったということか。うーん、積みすぎ。200両超のうち、150両ぐらいが旧型国電だったり。キット形態ではないが、加工しようと思って積んである鉄道コレクションや、先日再生が決定した京阪9000系旧作(7200系になる予定)も含めるともっと数が増える。計画変更で構想外になったものもあるのだが、それは計算に入っていなかったり。何も考えずに素組みすれば2年で消化できる(かもしれない)量なのだが、今更GMキットの素組みはない(GMキット以外はほぼ素組みになるだろうけど、割合は数パーセント?)。第一旧国メインだしね。先日の大糸線のペースだと……3ヶ月で5両だから年間20両。旧国以外をどう組むかにもよるけど、おおよそ10年間近く楽しめる陣容ですね。まあ、大糸線第二弾は内容がハードだった割にモチベーションがあまり高く保てなかったので、そこんところ何とかなればもっとハイペースになるけどね。本当にそんなに上手く行くかどうか自信ないけど。 で、冒頭の6050系に話が戻る。実は昨日か一昨日ぐらいに発表があって、東武鉄道限定の鉄道コレクションが登場することになった。ちょっとだけ――ほんのちょっとショック? まあでも相手が鉄道コレクションだからなあ。多分ボディ本体の塗装が二流で窓ガラスが三流。GM製6050系の塗装も二流三流だったりするのでいい勝負か。そのうち気力が充実して、さらに他の作るモンがなくなったら塗装剥がして塗り直したいところだ(それがいつになるかは誰にも分からない)。唯一しまったなあと思っているのが、鉄道コレクションでそういうアイテムが発売されると……某社がそれに対応したインレタを作るんだよね。鉄道コレクションは車体ナンバーにシールしか用意されてなくて、だからサードパーティがインレタ作ってくれると凝ったユーザーには嬉しかったり。GMキットにはもちろん車体ナンバー用のインレタが付属している。厳密に言うと基本セットに付属していて増結にはない。私は純正動力がいらないので増結セットばっか買って来たのだが……仕方ないのでGMストア行って買ってきましたとも。これが孔明の罠というやつか! まあそれはさておき。GMキット用のインレタにもないものがある。これまた厳密な話をすると、”東武”6050系を作る分には何の問題もない。しかしながら、野岩鉄道6050系を作るときや会津鉄道6050系を作るときに困る。野岩鉄道及び会津鉄道の6050系とは、車体ナンバーと社紋が違うぐらいで東武鉄道6050系とほぼ同一の車両である。ナンバーは網羅されているのに、何故かインレタには野岩も会津も社紋が収録されてないのだ。多分東武の社紋が赤一色なのに対して野岩と会津の社紋が多色なのが問題だったのだろう。代わりにシールに両社の社紋が印刷されているのだが……シールねえ。鉄道模型でシール表現が許容されるのは、方向幕ぐらいなもの? その他の部分はシールでは厚みが目立つので歓迎されない。せめてデカール、できることならインレタ、というのが昨今の鉄道模型の標準だ(だから鉄コレの車体ナンバーのシールが嫌われて、サードパーティに商機があるのである)。幸いにして社紋のサイズがあまり大きくないので、これなら辛うじてシールでもいいかなあ……と思って私は我慢することにした。が、これ、某社(ええい書いちゃえ、ジオマトリックスデザイナーズインク、だ)が社紋を含んだインレタを発売したらちょっとショックだなあ。1枚買っておいて、塗装をやり直す際に活用するという考え方もアリと言えばアリなんだけど。 というわけで(話の流れと全然違う”というわけで”)、明日予告。GM塗装済みキットの東武6050系の画像で侃侃諤諤をやります!
……やれたらいいなあ。
平成23年11月26日
18〜34歳の未婚男性の約6割に恋人がいないらしい。
――悪かったなあ!
それはともかくとして、いくら法律的に結婚できるとは言えこの調査で「18〜」なのはどうなんだろう。「22〜」とかじゃダメなのか? それはともかくとして。昨日友人たちと飲み会に行っていたわけだが、待ち合わせ時刻になっても私と幹事の2人だけという状況。待ち合わせ場所を間違えてるんじゃないかと近隣をちょいと探して回ったのだが、その時に友人が放った言葉。 「あっちにリア充がおるわ。見てるだけでも辛いから離れてよう」 当サイトでは意図的にネットスラングを避けてる部分があるのだが……皆さんは「リア充」でお分かり頂けます……よね? ネットでよく「リア充爆発しろ!」とかいう使い方をされている(この用法はもはや古いかもしれない)、そのリア充だ。まあ、あんま目の前でイチャイチャされると「このやろー場所を弁えろ!」と言いたくなる気持ちも分かるのだが、普通にカップルで街を歩いていたりするのを見るだけでそんなに過敏に反応するものなのだろうか? ネット上ではしばしば、ネタ(ジョーク)としてそういう発言をしたりすることがあるようだが、友人の反応は……割と本気? そういえばあと1ヶ月を切った例年のあのイベント。どう考えても産業界の陰謀としか思えないキリスト教関係のイベントに便乗したアレ、こちらも「リア充爆発しろ」的な発想で「クリスマス中止のお知らせ」みたいな単語がネット上を賑わせているらしい。何で皆そんなに過敏に反応するの? でも考えてみれば漫画『Q.E.D.』でもそんな行があったなあ。それが普通なんかなあ。そうそう―― クリスマスソングと言えば「ジングルベル♪ジングルベル♪鈴が鳴る♪」で始まる曲が有名だが、その「シングルベル」にかけて一人で過ごすことを「”シ”ングルベル」とか言ったりして……これまた使い古された表現で、そろそろ死語と化していても私は別に驚かない。まあ、その「ジングルベル♪」を「シングルベル♪」以下に置き換えた曲(替え歌?)を作って売ってる人がいるらしい。某動画サイトで見たのだが、PV付きで結構面白い。よくここまで自虐的になれるなあ(笑) ちなみに私が何を見たかは「クリスマス?なにそれ?美味しいの? ヒャダイン 2011」あたりで検索すると見つかるかと思うので、興味の向きは各自よろしく(いつか書こうと思ってたんだけど、侃侃諤諤から他所へのリンクは滅多なことでは貼らないのだ)。またまたあんまり関係ない話を書いておくと、そのPVの冒頭で本来の「ジングルベル♪」を歌ってる女優さんがめっちゃ美人です。 何の話だっけ。んー、そうそう、他人が幸せそうにしているのを見て皆そんなに妬くのか、と。他人は他人、自分は自分……と割り切ってる人間の方が珍しいのかなあ? まああれだ、しばらく前に書いた話題のスポーツ新聞の四コマ漫画ネタ――「夜の遊びと聞いて夜キャッチボールすることを連想する祐ちゃん」と言えば思い出してもらえるだろうか。あの日の話の一番の核心は、某飲み会でガールズバー(というキャバクラの安価版みたいな店?)の話題になって云々で、1時間3000円と聞いて「ああ、俺ならバッティングセンターで汗を流すなあ」と思った(だけじゃじゃなく、それに近い発言もした)出来事である。そういうところ執着心がないから、「リア充」を見ても何とも思わないしクリスマス一色の街を見ても心が苦しまないし6割のうちの1人になっちゃうのかなあ? うーん。
平成23年11月25日
初終電 鉄道模型の話で「集電」という言葉を使うのだが、一発変換は不可能である。変換候補でいつも見かける「終電」という言葉を使うのはこれが初めてじゃないだろうか……ま、過去に2回ぐらいあったかな? というわけで、生まれて初めて終電で帰ってきました。出町柳〜京橋の終電(最終急行列車)には乗ったことがあるけど、最寄り駅まで走る大阪からの終電は初体験であります。 今日は飲み会に行っていた。実は「この後カラオケオールな!」という流れになってたんだけど、熟考の結果中座させて頂くことに。その流れになった2店目でちょっとしたトラブルが。1店目で既にみんなお腹一杯。飲むだけ飲める店を探してたんだけど、店外で呼び込み(っていうのかな?)してたおにーさんが「じゃあ飲み放題だけでもいいですよ。1000円です」っていうのでその店にした。店に入ってからコースか一品かと聞かれて、一品だとお通し420円とか言われて……おいおい聞いてないぞ。まあこれは他のメンバーが件のおにーさんから聞いてたそうだし、最初に説明されたのでまあよしとする。飲み物も2杯目に入り盛り上がってたところで……突然店の人に「すみません、一人一品頼んでいただくシステムになってるんですが……」と来たもんだ。 ――きーてねーよ というわけですったもんだ。大体それなら最初のコースがどーのこーの言ってるときに説明しなきゃ。結局、「飲み放題1000円だけでいいって言われたからこの店に入ったんだ」というこっちの主張を押し通して決着。「今回はそれでいいですけど、本来は一品頼んで頂くシステムですので」云々かんぬん言われたけど、それは往生際が悪いというやつである。「他のお客様にはそうお願いしているので、次回からはよろしくお願いします」 ――もーこんな店こねーよ っていうか他の客がどうのこうのは関係ないだろ。だって他の客はどうだか知らんが俺らは飲み放題だけでいいって説明されたんだから。客にうだうだ言う前に店員かバイトか知らないけど自店の説明がきちんとできるように教育しとけっつうの。 というわけで、今日は初の終電で帰って来ました、というお話でした(?)
平成23年11月24日
キンニクスリー 困ったことに筋肉痛が3日目に入ってしまった。今まで2日で治ることが多かったのになあ。というわけで、3日目のキンニク”ツー”だからキンニク”スリー”と呼んでみた。
平成23年11月23日
鉄道模型のメーカー、とは言えないかもしれないが、それに近い形で鉄道模型ファンに認識されている「さんけい」という会社がある。紙製の建築模型の組み立てキットを作っているところで、そのスケールは1/150や1/220(1/80もあったかもしれない)。即ち日本型NゲージやZゲージ(HOゲージ)のストラクチャーとして使えるペーパーキットであり、鉄道模型店での取り扱いもある。1つだけ組み立ててみたことがあるのだが……そういや画像で侃侃諤諤しなかったな。元が紙と侮ること勿れ。印刷の良さとレーザーカットによる細かい表現のおかげで、完成後は知らなければ紙とは一目に気付かない仕上がりとなる。プラ完成品のストラクチャーとは違って、組み立てるだけで建物らしい質感に仕上がる他、プラ完成品は金型の都合上メーカーにとって種類を増やしにくいが、紙製ならバリエーション展開にかかるコストも安く付く。トミーテックは「建物コレクション」というブラインドパッケージのNゲージサイズのストラクチャーを発売しているが、どうにも二線級の仕上がりのような気がしてあまり好きになれない。 で、今日の本題は鉄道模型としてのさんけい製品ではなく……一昨年か去年ぐらいに発売されたアイテムの話。「サツキとメイの家」だ。「サツキとメイって誰?」という日本人は少ないと思う。『となりのトトロ』のサツキやメイが越してきたあの家を再現するペーパーキットが発売されたのだ。さらにその後、「グーチョキパン店」(『魔女の宅急便』)、ハッター帽子店(『ハウルの動く城』)と続いて、今度は『千と千尋の神隠し』の序盤に出てきた「不思議の町」が発売されるという。少し前までの私であれば、おそらく「メイとさつきの家」はいの一番に買って来て組み立てていただろう。ところが『ハウル』『ゲド』の連続撃沈により、ジブリファンを辞めていたので「メイとさつきの家」も「グーチョキパン店」も買っていない(帽子店? 当然買うわけがない)。超余談だが、この製品で始めて『魔女宅』のパン屋の名前を知った。でだ。幸か不幸か『コクリコ坂』でジブリを少しだけ見直したので「メイとさつきの家」はやっぱり買っておこうかと再考中。幸いにしてまだ模型屋に並んでいたと思う(鉄道模型関連の商品って大体のものが売り切れるとずっと売り切れっぱなしだからね)。シリーズ展開で『コクリコ坂』の「カルチェラタン」もしくは主人公が住む下宿(忘れたけど、名前の設定あったっけ?)が発売されないかなあ、とも思っている。「カルチェラタン」の方が建物自体は見栄えがするけど、後者は後者で旗を掲げたり出来そうなのでそれはそれで良さそう(カルチェラタンにおまけで旗のポールという組み合わせが”最強”か)。まあ、この夏に公開されたばっかりでもあるし、とりあえずは『千と千尋の〜』に先を譲るのもいたし方がない。のだが……「不思議の町」ってどういうチョイスなんだ? 流石に油屋はでかすぎるのだろうけど、「不思議の町」はないだろ……。2棟ずつのセットで3種類。それぞれ4500円ずつぐらいするので、コンプリートすると…… ――うん、計算はやめておこう!(爽やかに) 夢がなくなるからね。「不思議の町」にどういう夢が詰まっているのかは知らないけど! まあなんというか、悪いけどあまり売れなさそうなチョイスである。 4500円が高い!と思うかもしれない。というか、私もちょっと高いと思う。しかしながら、普通の建物シリーズもNゲージメーカーが作っているストラクチャーと比べて特に安いというわけではない。1棟あたり1800円ぐらいするんだったかな。元は紙なのにどうして……と思うがあまり値段のことを言うのはヤボである。おそらくレーザーカット代がタダじゃないのと、印刷もしないといけないし、設計するのにも多少コストがかかっているはず(って思いっきり価格のことを言ってるやん)。に加えて、ジブリシリーズには版権代が思いっきり上乗せされてそう。まあ、いずれもそこそこデカい――組み立てたわけじゃないので本当に大きいかどうかは知らないけれど、少なくともパッケージは大きくて、そして分厚く中身の詰まった印象がある。紙の面積あたりの値段で話をすれば、普通のシリーズに比べて極端な差はないんじゃないかな。 てなわけで、目下ターゲットは「メイとさつきの家」。そして次は「カルチェラタン」が発売されるといいなー、と願っておこう。というか、以前組み立てた「郵便局」の画像で侃侃諤諤もしておこう(屋根に埃が積もってないかな……)。
平成23年11月22日
東武8000系の模型が完成したよ。
今年もプロ野球はFA権を取得した選手がたくさん。阪神は鳥谷、新井、藤川と主力が揃って獲得。誰一人として欠けては困る戦力なので
――と書くと突っ込みいれる人がいそうだなあ
誰一人として欠けては困る戦力なので阪神球団側は必死の引き止めに奔走しているようである。とは言え、どうやら新井はFA残留するらしい。鳥谷と藤川は……国内FA権なので、どうせするなら来年を待ってからだろうなあ(既に1年契約で話が進んでるんだっけ?)。かの東の球団はFA流出が止まらなくてたまらないらしいが、あそこは戦力の抱え込みすぎなのでちょうどいいんじゃない? で、他を見ると横浜村田とかソフトバンク杉内とかがFA宣言しそうな大物らしい。阪神は過去にFA選手を獲得してきたから今年も……と思わせておいて、今日の記事によると「FA補強はしない」らしい。「現有戦力で頑張る」んだそうな。の割に五十嵐とか井川の獲得調査をしているという話があったはずだが……? さてここでクイズ。杉内や村田と五十嵐、井川との大きな違いはなんでしょう? 国内移籍? メジャー組? まあそうなんだけど、杉内や村田をFA宣言後に獲得すると……去年の例のあれが待ってるんですよ。人的補償ってやつが。去年高濱を取られてアイタタタ、”高濱と引き換えに”獲得した小林宏が活躍しなくてさらにアイタタタ、の人的補償です。もちろん横浜やソフトバンクが人的補償でなく金銭補償を選ぶ可能性はあるんだけど、特に横浜は選手を狙ってくるだろうなあ。ソフトバンクはこれまた戦力が充実してるから大丈夫かもしれない。村田と杉内だったら杉内の方が活躍しそうだし。能見、岩田がいるのにさらなる先発左腕かよ!ってなるかもしれないけど、先発投手は何人いてもいいっていうからいいんじゃない? 完投能力も高いし(パからセに来ることを考慮すべきではあるが)。と気軽なファンとして思ってるんだけど、とにかく今年はFA補強はしないらしい。やっぱり本音では人的補償を恐れているんだろう。熱さに懲りてなますを吹く、にならなきゃいいんだけど……。だってさ、きっと杉内は小林宏よりも活躍してくれるぜ。ついでに言うと五十嵐や井川と比べても”格上”じゃないかな。まあ獲得資金とかの問題もあるだろうし、井川が戻ってくるなら戻って来て欲しいけど(阪神ファンの多くは「要らない」って言いそうだが)。
平成23年11月21日
模型は……半分は完成したんだけど、全部揃ってから画像で〜にします。というつもりなんだけど、実は勘違いして間違えた屋根に穴開けちゃって修復の必要性が出てきた。屋根板一枚塗装のやり直しの可能性が発生したので、明日になっても全16両は揃わないかも……。上手く誤魔化せたら話は別だけどね。 先月とちゅうからあった地味な問題点。鉄道模型、特にNゲージの場合、ケースに入れて収納する。以前どこかで話をしたことがあると思うんだけど、作ったもの買って来たもの全てを飾っておけるほどのスペースを持っている人は極めて稀と思われる。他ジャンルの模型とは大きく違って、鉄道模型は大概の場合ケースにしまわれて厳重に?保管されているのだ。さて、キットを組み立てた車両の場合……まずもってケースは付属ではない。これはNでもHOでも多分そう。まだ完成してない、のぞみ工房のペーパー製キットの場合はパッケージがそのまま保管用の箱になるようだが、そういうケースは極めて稀だ。あ、別にシャレじゃないよ(ケース:保管ケースとケースバイケース)。というわけで先月の64両、元々完成品として売られていた京阪2400系を除いて保管ケースはキットとは別途用意しないといけない。私は頻繁にキットを作るので、ある程度別売りの車両ケースのストックを確保している。とはいえ、64両は完全に計算外(苦笑) いやまあ、本来はキット買うついでに車両ケースをキープしておくのが先を見越した行動なんだろうけど……ここで皆さんに一つ思い出して欲しいことがある。 ――橘雪翼の部屋にはキットが山積みになっている その上さらに車両ケースを山積みにしろと言うのか?(笑) 何年後に製作を開始していつ完成するのか分からないもののための収納ケースを置いておくだなんて、非常に不合理な話である。って、そこ、いつ作るか分からないものをたんまり買い込むなって突っ込むんじゃないよ。
――お願いだから突っ込まないで下さいすんません(涙声)
そんなわけだから現在、車両ケースが足りない。この車両ケースが地味にマネーイーター(*1)で、定価で某メーカーのものは1600円、違うメーカーは1800円する。カトーの8両ケースは、一部の車両を収納するのに不都合(何でこんなウレタンの切り方してるんだ……)。トミックスの8両ケースはもっと不都合(パンタグラフ位置固定って使い勝手悪すぎだろ)。キャスコのが一番汎用性が高いのだが、仕切りが若干細すぎるような気がするのと、さっきの値段の高いほうだったりする。あと、最近になってグリーンマックスも8両入る別売りケースを売り始めたのだが、まだ買ったことがないからよく分からない(ちなみに1800円コース)。マイクロエース? 知らん。なお、世の中には10両用とか11両用とかいうケースもある(主にキャスコ製品)。8両ないし9両を横に、残る2両を縦に入れるのだが……縦横に車両入れたら美しくないだろ。いくら1ケースに10両11両収納できて便利だからって……車両を縦に保管するのもちょっと躊躇われるしね。 そんなわけで東武8000系、完成しても保管場所は……とりあえず飾り棚が空いてるのでそこに放り込む予定だが、近いうちに買ってこなきゃいけない現実には変わりない。あーあ、どっかでセールやってないかなあ(*2)。
*1 コストがかかる、っちゅうことやね *2 セールじゃないけど安く買えるチャンスがある模様。但し車両ケースは売り切れやすいので…… 恋焦がれて…… 今日の本題はこっちのつもりだったのだが(苦笑) 最近インターネットが発達してあまり良くない。これは実に良くない。自宅にいながらにして世界のことが分かってしまう。まあもちろん、狭い窓から覗き込んで分かる範囲などたかが知れているのだが、ちょっとした欲に火をつける分には全く問題ない。一週間ほど前のあの日から「模」える(*3)ばかりである。 鉄道模型を製作していて分からないところがあると、インターネットで検索して実車資料や”諸先輩方”の作品を拝見したりするわけだが、最近動画サイトが引っ掛かることが多くてどうにも困る。動画の場合は列車の通過シーンなどが多く、模型製作で知りたいディティールはまずもって分からない。動画サイトなんて邪魔なばかりだ! そう思っていた時期があった。ところがこれ、見方によっては別の資料になりえる。文字や写真だけのサイトでは列車の編成が分からないことが多い。何両ぐらい繋いでいるのか、とか何を繋いでいるのか、とか。ところが動画サイトの場合、列車の通過シーンが映像として流れる。列車の先頭から最後尾まで記録されている。これ、実は列車の編成を見る意味では意外と役に立つ。 先日画像で〜でお見せしたスイス連邦鉄道のIC2000、あれも動画で勉強してみた。RMMの記事にも編成例は載っていたのだが、やはり実物の動画は一味違う。IC2000オンリーの8〜10両編成もあれば、別形式が何両かくっついた列車もあった。IC2000は2階建てだが、おそらくIC2000登場前から走っていた1階建て(?)の車両が数両、多客増結なのか回送なのかは分からないが繋がっていた。それもRMMの記事中にあったのとは別パターンで。RMMは「機関車を挟んで反対側」だったのだが、制御客車のさらに前(後)に繋いであるのを目撃。日本でもよくある編成パターンだ。さらに、IC2000の制御客車のさらに前に同じIC2000が、なんてのもあり、そういう変な編成を見るとどうしても模型で再現したくなってしまうのがモデラーの性。だがしかし、現状IC2000の模型はあれ以上買ってこれないのも事実。世の中思い通りにいかないこともある(むしろその方が多い)んだと自分に言い聞かせて……でも今度はその「1階建て」車両のほうが欲しくなってきてしまった(笑) あ、言い忘れてたけど、列車の走行シーンがカッコいいんだよ。IC2000も1階建てのやつも。時速200kmで風を切るシーンも、発車して加速していくシーンも、駅を間近にしてゆっくりと走ってるシーンも。日本でも列車の動画を撮影している人がいるんだけど、その気分が分かるようになってしまった。
――…… 動画が撮影できるカメラ、欲しいなあ。
ちなみにヨーロッパの車両は、日本のとは違ってあまり形式名がない様子。例えば日本だと103系とか500系とか12410系とか8000系とか各鉄道各車両に何らかの系列(もしくは型番)が存在する。ところが海外の車両には……それがない? ドイツの有名なICEシリーズやフランスのTGV、それからイギリスへ渡るユーロライナーなど、そういう車両にしか名前がない――否、それらだって愛称というか通称と言うか、列車名のこともあるだろうし正確な名称は実は知らない。向こうの鉄道会社はどうやって車両を呼称しているのだろうか……? で、IC2000とくっ付いていた1階建て車両の名前もよく分からない。この前模型屋でフライシュマンのカタログを貰ったのだが、どうやらそれによると「EW-IV」という名前……らしいのだが、製品名にそう書いているわけではない。制御客車の製品名が 「Driving trailer for the EW-IV-commuter train,SBB」 で、普通の中間車が 「1.2nd class passenger wagon,SBB」 「2.2nd class passenger wagon,SBB」 となっている。ちなみに「1.2nd」がどうやら1等車、「2.2nd」が2等車なのだが、どうして「1.2」とか「2.2」なのかよく分からない。あと、制御客車の模型は後発らしい。実車も後から登場したのか? で、「EW-IV」というのは解説によると、「EW」が「standard wagons」で、「IV」はローマ数字の4をアルファベットで表現したもののようだ。 「何でstandard wagonがEWなんだ? SWじゃないのか?」 というのは、おそらくドイツ語か何かにすると「standard」が「E」始まりの単語になるのだろう。というわけで、どうやら私が新たに欲しくなった車両は「EW IV」、標準型客車の四代目になるよだが、これが日本だと例えば「321系」だったり「225系」だったりするわけで、どうにも調子が狂う。 そんなわけで、動画サイトの検索ボックスに「SBB EW IV」と入れてエンターキーを押したりしてみる。ふむふむ……一杯出てくるなあ。機関車はRe460が多い。赤い機体で3倍速……じゃなくて200km/hでかっ飛ばしているようだ。日本の新幹線に比べると鈍足だが、客車列車であることを考えると常識外のスピードだ。そして困ったことに……EW IVも制御客車の前にさらに繋いで走ってたりするじゃないか(苦笑) これは模える、実に模える。どーにもこーにも止まらない。さらに言うとEW IV以外の車両も混在しているようだが……あまりやり過ぎると収集(収拾)が付かなくなるので程度のいいところで切り上げておこう。とりあえずEW IVだ……おお、手元にあるのはフライシュマンのカタログ、フライシュマンはEW IVを製品化している。お値段は…… ――99.00ユーロ んー、1ユーロって何円だっけ? ちなみにそれは制御客車の値段で、中間車はもっとお求め安く34.90ユーロ。どうして値段表記に小数点以下が出てくるかねえ。かの国々では0.05ユーロとか0.10ユーロとかの硬貨が存在するのだろうか?(*4) これに空輸代とかがかかるから……んー、やっぱり外国製品は日本型に比べて値が張るねえ。可能ならば Bt―B―A―Bt―B―B―B―A―A―A (Bt:制御客車 B:2等車 A:1等車) ぐらいの編成がやりたいんだけどねえ。あ、ちなみに、カタログ写真見る限りBt車の運転台側には連結器が付いていない。何らかの方法で連結できるようにしないと制御客車の前に増結することは不可能。先日のIC2000はスカート部が別パーツになっていて、潔く取り外すことで連結器が取り付けられるようになっていたが……メーカーとかが違うからフライシュマンのEW IVがどうなってるのかは取り寄せてみないと分からない。まあどうしてもって場合は何とでもなりそうだけど……単価高い製品に手をつけて失敗したらショックだからねえ(とは言え、ワールド工芸のキットも単価は大概なものである)。 ああ、どうして突然外国型車両にこんなに恋焦がれるようになってしまったのだろう。全てはRMMと動画サイトが悪い! と責任を転嫁して今日はとりあえず寝るとしよう。
*3 今流行の「萌え」に対抗してみた表現。模型で再現したいという欲求を表す橘雪翼独自の言い回しである。 *4 こっちは割と本気の疑問……というか姉がユーロ圏に行ったことがあったはずだ。明日訊いてみよう。
昨日の侃侃諤諤、タイミングよくアクセスした人は「あれ?」って思ったに違いない。更新時点ではまだ野球は試合の途中だったのだから。でも既に「3−0」で負けていて、とりあえず下書きだけして野球が終わるまで待って、万一逆転したら書き直そうと思っていたのだ。でもそのことをすっかり忘れていて、後半部分を書き終わった勢いでそのまま更新しちゃったんだね……。ま、「予言」通り負けてしまったからよしとしよう(全然良くない!)
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