「私鉄の103系」と呼ばれてるらしいが、関西人には馴染みがない
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東武8000系の模型が完成した。先月始まった「塗装済みキットを消化する月間」の一環、と言えるかな? 例によってグリーンマックスの塗装済みキットである。内容は8両編成、6両編成、2両編成の3編成合計16両。キットとしては4両基本セット2種に4両増結セット、2両増結セット、2両先頭車セット、という5セット分になる。東武8000系の曲者なところが、8両編成から2両抜いても6両編成にはならないこと。6両編成には6両編成にしか入ってない車両が有るのだ。2両編成についても2両編成にしか入ってない車両があり、即ちどういう編成を作りたいのかよく考えた上でキットを買ってこないといけないということである。 |
見慣れぬ前面2種、細かく言うと3種
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そんな東武8000系だが、関西人の目から見れば関東ローカルの鉄道である(失礼? でも私鉄って他地方の人間にしてみたら全部そうでしょ。もちろん阪神阪急近鉄も関東の人間からすれば関西ローカル)。で、前面が2種類ある。細かく言うと3種なのだが詳細は後述。何故同一形式なのに2種類? とまあ、簡単に言えば最初は皆一番左のような顔をしていた。後になって更新工事が始まり、一番左のままで残ったものもいれば右2つのような近代的な顔つきになったものもいる、ということである。中央と右との違いは、ヘッドライトが四角いか丸いかである。一番右のはHIDランプらしい。キットとしては左の「旧前面」と右2つの「新前面」の2種類が発売されていて、ヘッドライト部分は別パーツになっていて選択できる。ちょうど3編成作るので各1種類ずつ製作できたというわけだ。 |
幌付き前面……幌には凝りました
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反対側の先頭車には幌が付く。というわけでさくっと取り付けてもよかったのだが……実車を見ると、幌の最前部の枠の部分は車体色同様に塗り分けられていた。最近幌にもひと手間加えるのが標準になりつつあるので、今回もちょっと凝ってみることにした。ところでこのキット、どこかの寸法が変なのか幌の部品と車体の貫通扉のサイズが合わない。幌パーツのほうが上下に長いのだ。そのまま取り付けると……ズレてみっともないのでさてどうしよう。あれこれ考えた結果、幌のサイズを縮めることにした。即ち横に切断して、長さを詰めて再結合。但し、継ぎ目消しなんて悠長なことをこのサイズの部品に対してはやってられないので、繋ぎ目が目立たないように切ることにした。さらに塗装を簡単にするために、一旦グレーの部分の最前部の白・青になる部分を切り離してから作業することに。我ながらよくこんな面倒な作業するよなあ。 |
アップにしたところ。幌の繋ぎ目が見える……はず
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というわけで、幌部分をアップにしてみた。前枠については青のラインの下側で切断。グレーの幌本体については元々あったパーティングラインのところで切断し、それぞれ長さを詰めてある。再結合については……接着面積が小さすぎてあまり綺麗にはくっ付いていない。車両の前面部との接合面で接着面積を稼いでいる。なお、青の部分は当初マスキングして吹きつけ塗装の予定だったが、枠が細すぎてマスキングしづらかったので筆塗りに変更した。
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屋根上
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屋根はダークグレー、クーラーやベンチレーターには初の試みでMr.カラーの明灰白色を使ってみた。若干青っぽく見える……? パンタグラフにはねずみ1号を使っているので、何故か3色の賑やかな屋根になっている(笑) 実車のクーラーも写真を見る限りやや青っぽく、そして明るいグレーなので雰囲気はこんな感じかな……? (2011.11.22)
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