橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成21年12月中旬分

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平成21年12月20日

  昨晩は鉄研に呼ばれて(ちょっと早い)クリスマス会に参加してきた。現役生のイベントにいつまでも付き合ってる場合じゃないんだけど、MT比(*1)が低めとかでセントレア一号車君に泣き付かれた(??)ので行ってきました〜。
  食事とプレゼント交換会が終わって――プレゼントは例年ロクなものが当たらないのだけれど、久々にまともなものを引いた。というかみんな、笑いに走りすぎだぜ……。一通り終わった後、とある一回生がファンタジー系のボードゲームを持ってきていた(よく持ってきている)のでそれに参加しようか早めに帰るか思案していたら、会長がカード麻雀を持ってきていたのでこれはやらねばならんでしょう(笑) 自分がやりたいというのと、面子の意味との2通りで(笑) ちなみに現会長というのが、某麻雀漫画を読んで麻雀にハマったという……麻雀漫画のタイトルは鉄研会長の名誉のために伏せさせて頂きます(謎) まあ実は、カード麻雀というものを初めて体験。他にどんな麻雀を体験したかというと、普通に牌を使うもの、コンピューターと対戦するタイプ(いわゆるテレビゲーム)の2つ。え? 脱衣麻雀(*2)なんか知りませんよ。

*2 嗚呼、これ見た瞬間「画像で侃侃諤諤ネタ行きだ!」と思ったんだけど、侃侃諤諤の品位が下がるので自重していたのに……ついにやっちまったよー!!!

  というわけなのだが……まず麻雀牌の数を再確認。136枚あります。カードも当然136枚。混ぜにくい。そして、13枚のカードを持つのは大変なのでカードホルダーが付いているんだけど、これがまた使いにくい。半分根性、半分意地で私は手で持ってやってましたが。そして、当然だけど盲牌が出来ない。愚痴ってたら、「表面削って白(ハク)にはできませんよ」というナイスボケも飛んできた。っていうかそれを知っているというのが驚きだ!(笑) 時間の都合で東風戦。慣れない紙の麻雀でのプレイとあって大人しめに進んでいたんだけど……上家の轟盲牌ネタを振った後輩が、親番でリーチ一発ツモタンヤオ三色ドラ2(表裏各1)の倍満を上がって一気にリード。私も負けじとオーラスの親で、これまたリーチ一発ツモにダブ東と裏ドラを一枚乗っけたハネ満で対抗。しかし抵抗も空しく結局2位で終局。次はちゃんとした牌でやろうぜ、と話しながらお開きとなった。

  あ、もちろん金銭の類は賭けてませんよー。

*2 MT比:前に解説したっけ……? 本来鉄道用語で、編成中の動力の付いている車両とそうでない車両の比率のこと。MTはそれぞれ「モーター(Motor)」と「トレーラー(trailer)」を指す。例えば国鉄型電車の8両編成の場合、4両の動力車に4両のトレーラー車が入るのが普通。「1:1」と書いてもいいのだが「4M4T」というような書き方が一般的。「X:Y」の形じゃないと「比」ではないじゃないか!と思う向きもあるかもしれないが、「MT比」は「xMyT」と書くものなのである。ちなみに、同じ8両編成でも、東海道山陽緩行線で一時期走っていた103系の8両は「6M2T」だった。関東の武蔵野線の205系も確か一時期コレだったはず。現在のJRの最新型車両になると、動力車の性能が上がっていることもあって「3M5T」というような組成も多くなってきた。
  で、本侃侃諤諤での「MT比」とは、これに引っ掛けて「参加メンバーのうちお金を出す組と出さない組(主に一回生の面々)の人数比」の意味の私の造語。鉄道の「MT」と同じく、お金出す人が動力となってタダ組を牽引するという意味合いもあるし、「Money」と「Tada」の「MT」という意味もあったりする。なお、完全な奢りでなくとも、一回生は傾斜割り勘で負担額が少ないのが原則となるので、拡大解釈で「T」に入ったりする。


平成21年12月19日

  何の関係もない2つの事柄を強引に「似ている」とくっ付けるシリーズ第三弾――正確にはよく覚えていないが思い出せる数から推測すると三つ目。一つ目は「藤原とうふ店のハチロクにはマリオカートのミニターボ機能が付いている」、二つ目は「武内樹と青木勝は主人公の運転する車に轢かれかけた(樹は藤原とうふ店の漫画、青木勝はボクシングの漫画)」。説明が長くなったが第三弾。島袋岩男と李雷薙。
  ――はい皆さんチンプンカンプンですね。
まずはキャラクターの紹介から。島袋岩男は『はじめの一歩』の登場人物で、主人公幕之内一歩の王座に挑戦した選手。沖縄に生まれ育つ"海人(ウミンチュ)"であり、長時間の素潜りが得意。チャンピオンを"海の底に連れて行く"というコメントを試合前に口にしたが、鷹村守曰く「海の中なら一歩の勝ちはなかった。が、ここはリングの中だ」――ということで最終的に王座奪取はならず、引退した。李雷薙(リ・ライチ)は『史上最強の弟子ケンイチ』の登場人物。梁山泊と敵対する"闇"側の達人李天門の娘にして弟子。酔拳の一種を使い、地面スレスレのところからの攻撃を得意とする。これに対してケンイチは"居捕り"という技を使って対抗。二度関節を取るも、二度とも相手の身を案じ手を離してしまう。その二度目の後、ライチはケンイチの首元に両手をかけるが、「二度も手を離されてしまっては……私にも武道家としての誇りがあるの」と言って敗北を認める。
  さて、この二人の共通点とは……? その前に主人公サイドの二人の共通点を確認しなくてはいけない。フェザー級ボクサー幕之内一歩、"一人多国籍軍"白浜兼一、両者共に身長は170センチ未満(だったと思う)で格闘技をやるのに体格的には恵まれているとは言えない。相手は常に自分と同じぐらいか大きな相手だった。それまで二人は下からの攻撃を受けた経験が乏しかった――それが島袋岩男と李雷薙の共通点。主人公にとって不慣れな、下からの攻撃を見舞った人物なのだ。どちらの漫画でも周囲で戦いを見守るメンバーが似たようなコメントを発している。「今まで下から攻撃されることなんて滅多になかった」と。
  だから何だと言われても困りますが(笑) いや、同じ格闘漫画とは言え片やプロスポーツ、片や武術。かなり毛並みが違うんだけど、それでも同じテーマを扱うことがあるんだなあ、って。ちなみに今のところ、『バキ』シリーズでこのテーマは特になし。範馬刃牙も格闘家とは小柄な方(もっとも、もっと小さい格闘家も出てくるが)。確か身長これまた170センチ未満というデーターをどこかで見たような。ちなみに橘雪翼の身長は起き抜けの時点で約174センチ。彼らと戦うとアッパー系の技をガスガス喰らうことになるわけです(笑) もっとも、アッパー系以前にいろいろと何かアレで終わってそうですが。ところで、某レッドスターさんも身長170センチぎりぎり……(公称データーは怪しいよな、絶対170ないよね)。幕之内一歩とか白浜兼一とか範馬刃牙とかぐらい頑丈な体があれば甲子園の天然芝ダイブでもへっちゃらだったのにねえ……って漫画の主人公と一緒にするなっつうの。


平成21年12月18日

  鉄道模型のポイント線路(分岐線路)を遠隔操作するためのユニットのコードの長さが足りないので、延長コードを買いに出かけていた。で、今日は漫画の発売日でもあるので、途中ついでに買いに行っていたのだが……というわけで画像で侃侃諤諤。友人が喜んで電話を掛けて来そうなネタである。
25分列に並んで買ったもの、他
ちなみに、『けいおん!』3巻、『史上最強の弟子ケンイチ』35巻、の他に『Major』とか『ワルタハンガ』とかもリストアップしていたのだが、前者は保留措置、後者は何故か置いてなかったので買えなかった。アニメ系ショップだから漫画にも強いと思っていたのだが、マイナーでかつ可愛い女の子が出てくるわけでもない漫画は取り扱いがないのかなあ。ちなみのその店、以前『バキ』の最新刊だけをレジに持って行ったら店員にすんげー反応をされてしまった。「……え? お客様、お買い物はこれだけですか!?」みたいな。あの時はもう一生行くまい(少なくとも買い物はするまい)と思ったものだが……。


平成21年12月17日

旧型国電の話題

  ここ最近完成させた鉄道模型は、いずれも70系の4両編成。70系というのは国鉄時代の、それも吊り掛けという動力システムを採用した"旧型"と呼ばれる国鉄型電車である(略して旧国)。そして組み立てたキットは、いずれもタヴァサホビーハウスのコンバージョンキット。主に側面妻面(と小パーツ)がエッチング板でセットされていて、屋根や床下といった部分はグリーンマックスの他のキットから調達する。そしてキットの説明書には、昭和初期の頃の70系が配属されていた電車区の他形式を含む車両所属データーと、各路線の編成例が載っている。それを見ていると……もうお分かりですね(笑) いろいろ作りたくなってくる。今まで京阪神地区の旧型国電というのにはあまり手を出して来なかった。唯一80系関西急電があるのみ(過去ログ探すのが面倒だったので画像で〜へのリンクはありません(笑))。今まであまり資料がなかったような、そんな感じで興味はあったけどなかなか手が出なかったんだね。で、まあ、その資料が出て来た。クハなんたらの何番とか、クモハなんたらの何番とか、それが分かれば別の本を当たればいい。そういう本は幸いにして持っているので。タヴァサの説明書には編成も載っていたので結構これがまた大きい。どういう編成か、私の持っている資料本ではあまり分からなかったからね。具体的には、4両編成がクハの両端にモハのを2両挟んだ物。新型国電ならごく普通の編成だけど、旧型だとクモハ、サハ、モハ、クハという編成があるし、何よりクモハ、クハが2組だったり、考えられるバリエーションが多すぎる。モハは新型みたいな2両1ユニットを組むようなものでもないから、何でもあり状態。説明書には「原則モハ72同士、モハ70同士の2両が挟まっていた」とあったが、資料となる本に載っていた写真はモハ70とモハ72が仲良く並んでいた。旧型国電は知れば知るほど何でもありなので、そろそろ何があっても驚くに値しない。というぐらい各形式ごちゃ混ぜもいいところ。ホント何をつないだらいいのかよく分からない。ということもあって、関西にクハなんたらが何両あって、という情報が手に入ったことでようやく何か掴めてきた。ま実際のところ、資料が充分かというとそこまでは言えないので、最終的に雰囲気重視ということになりそうなのだが……。
  で、実は、しっかり本を読んでいればそれなりにきちんとした情報はあったようである……。若干編成が分かってない部分はあったものの、ね。興味はあったけど手が出せなかった片町線とか、阪和線とか、頑張れば結構楽しめそう。で、関西地区はそれでいいとして……新潟地区の車両ももうちょっと作りたい。何故こんな縁も何もないとこの車両が欲しくなるんだろうね〜?(笑) それから、前々から興味があったのが大糸線。新潟地区の旧国は塗装が特徴的であったが、大糸線も面白い。何せスカイブルー一色だったのだ。スカイブルーというと、京阪神緩行線の103系、201系もそうだった。多分私は、あの電車を見ていて青色が好きになったんじゃないかと思う。それと同じ色で旧型国電が走っていた。これは興味を惹かないわけがない。ちなみに、富山港線も同じスカイブルーだった。トミックスから発売された模型はもちろん購入済み。なお、京浜東北線の103系や201系もも同じスカイブルーだったが、アンチ首都圏気味の私はそこは追及しないことにしている(一切関東圏の車両を持っていない、興味がない、かと言うとそういうわけでもないが)。そんなわけで大糸線の車両のデーターにも目を通していたのだが……グリーンマックスのカタログを見ていて非常に大切なことに気が付いた。
  103系や201系のスカイブルー一色の車両は、車体表記(番号とか所属の記号ね)は白文字である。というのは鉄道ファンには割と常識。ところが、国鉄が最初の頃車両をスカイブルー一色に塗り始めた頃は黒文字だった。途中で白文字になったらしいけど(トミックスの富山港線は白文字)、旧型国電に限ってはスカイブルーの塗装に黒文字という組み合わせがあったのだ。ということは、旧型国電で遊ぶなら是非その組み合わせもやってみたい、となる。ところがである。グリーンマックスの表記用インレタには……旧国の黒文字がない。なんてこったい。とは言え、他形式の(多分103系のから引っ張ってくることになる)ものを流用すればなんとかなる。と思っていたのだが……大糸線にいたクモユニ81は外せない。クモユニ81というのは、国鉄初の中長距離用電車80系に繋げて運用するために製造された荷物・郵便車両である。それまでの荷物車郵便車というのは、古くなった旅客用車両を改造して作られることが多かったのに対し、クモユニ81は完全に新しく作られた車両だ。で、そのうちの1両が大糸線にやってきて、スカイブルー一色に塗られたというわけである。ところが、そのクモユニ81の車体表記を黒文字にするのが難しい。まず、「クモ」まではいいのだが「ユニ」が103系にはないのでグリーンマックスのインレタにはないだろう。電車のみならず、客車も白文字が基本なので望みは薄い。さらに、荷物車両には「荷物」、郵便車輌には「郵〒便」というマークが入っているのだが、こちらも「ユニ」同様絶望的。……となると、やっぱり白文字時代として製作しないといけないのか。せっかく作るのなら黒文字で行きたいところなんだけどね。自作も含めて模索の余地はあるけれど、出鼻をくじかれた感じが。
  目下考えているのは、関西地区の列車。それから、旧型国電には切妻タイプと半流タイプとがあるのだけれど、グリーンマックスからはクモハ41、クハ55は切妻、クモハ51、クハ68は半流タイプしか発売されていない。さてどうしたものか、と考えた時……両者の先頭部の切り継ぎでクモハ41、クハ55の半流、クモハ51、クハ68の切妻が作れないかなあ、と。これらは異形式ではあるものの、(多分)前面デザインや乗務員扉のあたりは見た目にほとんど変わらない。細部を煮詰めるとどうかは知らないけれど、雰囲気としては行けるのではないか……と考えている。上手く作れそうならバリエーションが飛躍的に(と言っても高々倍だが)増えるので、当分の間旧型国電で楽しく遊べそうである。


平成21年12月16日

  11月17日の侃侃諤諤。「腰に4328のダメージ」がうんたらかんたらという話題だけど、覚えている人も少なそうなので是非読み返して欲しい。あれからふと思ったんだけど、4328のダメージを受けたからといって最大ヒットポイントがそれ以上である必要はない。HPが100ぐらいでも4328のダメージを喰らうことはできる。別にダメージを喰らって立っていなければいけない理由はどこにもない(笑) そして連想したこと。「腰に」っていうところがRPGのラストボスっぽいなあって。最近のRPGのラストボスは巨大だったりして、各パーツにHPが設定されていたりする。そして各パーツを順に攻撃して撃破して、そして最後にようやく本体が叩けるようになる。
白兎 「ええと、つまりそれは……雪翼がラストボスってことか? 弱いラストボスだね。」

  昨日の侃侃諤諤。2つの話題を組み合わせると答えが見えてきた。つまり、「配達日のご指定がない限り」――本来は「ご指定」という尊敬語は客に対するものでなければいけないのだが、通販業者、つまり小売店が客に対する文章においてもメーカーに敬語を使っていた場合――「メーカー様が配達日をご指定されているので」発送日の翌日に荷物が届かないことがある、というわけだ。いずれにしろ、橘雪翼の視点から言えば敬語の使い方としては間違えているのだが。
  なお、何故配達日が指定されているかというと、指定しないと発送日の翌日、即ち商品の発売日より1日早く届いてしまう。これは実質的に発売日を守らなかったことになり、メーカーから文句が来るのだろう。これが価格だったら何たら法(独禁法?)に引っ掛かるけれど、発売日遵守の強制は問題なさそう。もっとも、こっそりと1日早く店頭に並べている小売店はあちこちにありそうだけどね。
  なお、「発送完了メール」は今日届いて、商品発送の日付も今日(16日、発売日の前日)になっていた。他のゲームソフトだと小売店に届くのが2日前で、その日に発送されたりするのに、何故今回がそうでないか理由は分からない。

  過去の侃侃諤諤シリーズ第3弾。今月11日の話題より。現状では夜間電力を節約したって大した意味がないんだよ〜という内容。世間的には「消費電力を少なくすればエコロジーである」と思われているが、これが間違いの元なんだよね。どっちかというと、「発電量を少なくすればエコロジー」なのである。消費電力が多かろうが少なかろうが、発電量に変化がなければ結局使っているエネルギーに変化がない。夜間電気が余っているのなら、むしろ夜間の使用電力を増やしたって問題がない。そしてそれは、発電してしまったものを有効活用するという意味では建設的である。まあどう使うかによって建設的かどうか変わってくるけど……。さらに言うと、発電量が増えてもエコロジーに反するとは言えない。仮に、今から日本の全ての建物に太陽光発電パネルを設置したとしよう。そこで発電する電力の半分でも火力発電等の発電量を減らせば、総発電量は増えるがエコロジーであると言える(但し、太陽光発電パネルの製造にかかるエネルギーは考えないとする。又、太陽光発電パネルによる発電量は曇りの日に激減するため、実際には発電所の発電量を大きく減らせるかと言うとそうではないような気がする)。

  最後に未来の侃侃諤諤について言及する。明日からかなりおざなりな更新になると思われます(笑)


平成21年12月15日

  小ネタ。例によってしつこいが……。とある模型などを扱う販売店にて。とあるメーカーの商品にちょっとしたトラブルが発生しているのだが、それに関する店の張り紙に「メーカー様」と書いてあった。う〜ん、私の考え方は間違っているのかなあ?(*1)

  明後日、例のアレの発売日である。そう、アレ。アレとは何か。

白兎 「漫画『はじめの一歩』90巻だね」
雪翼 「うん、間違ってはいないがわざわざ話題に出すほどのことかね」
白兎 「いつも雪翼がやってるボケをちょっと真似してみただけじゃないか」
雪翼 「なぬっ!? 俺は普段そんなに下らないことは言ってないぞ!」
白兎 「ありゃりゃ……自覚がないのか。こりゃ重症だね」

という会話があったかどうかはさておき、『FinalFantasy XIII』の発売日である。通販で予約しているので、その日に届くはず……。
  で、これ、過去に書いたような気がするのだが、ファイル検索しても見当たらないので……書いてないのかな? ま、話題が以前のと被ってたらすんません、てことで書く。その通販サイトで注文すると、品物を発送した後に「発送しましたよ」というメールが届く。ま、多くの通販サイトでやってそうなサービスだが。で、そのメールにはこんなことが書いてある。「配達日のご指定がない場合、品物の到着は出荷日の翌日になります」――ところが、だ。ゲームを予約注文するとよく、発売日の2日前にこのメールが届く。私は配達日なんて指定していないので、翌日荷物をワクワクしながら待つわけである。ところが届かない。さらにその翌日(つまり本来のゲームの発売日)に荷物が届く。配達伝票を見ると配達日が指定されている。さてこれは一体どういうことだろうか? 仮に今、FFXIIIの入った小包を発送しましたよ、というメールを通販業者が送って寄越してきたとする。例によってメールの本文には「配達日のご指定がない場合、品物の到着は出荷日の翌日になります」という文言が記されている。くどいようだが私は荷物の配達日を指定していない。そして荷物の発送主(つまり通販業者)が指定している。そして荷物はFFXIIIの発売日である12月17日に届く。これは業者の説明が不足しているのではないだろうか?
「翌日配達は配達日の指定がない場合だろ? 通販業者が指定してんじゃん。別におかしくないだろ」
と思ったあなたは少し前の文章を読み返して頂きたい。翌日配達の条件は「配達日の指定がない場合」である。「ご指定」というのはおそらく「指定」の尊敬語だろう。業者が客である私に対してメールを送った。尊敬語を使う対象は誰だろう? 言うまでもなく客である私のことだろう。つまりこの場合、「客である橘雪翼が配達日の指定をしていない限り」荷物は翌日に届く。通販業者が発送日を指定する場合はそこに含まれていない。だって、通販業者が、自分たちに対して、尊敬語で、「ご指定」、だなんて言うはずないもんね〜♪ しかしながら現実には、荷物の配達は送り主の手によって2日後に指定されており、メールで言うところの「出荷日の翌日」には届かない。そんなことするなら、発送のお知らせメールに「発売日がメーカーにより指定されている商品につきましてはこちらで発送日を指定させていただきます」等と書いておくべきではないだろうか? それとも……通販業者が配達日を指定する場合を「配達日の指定がない場合」に含めてしまっているのか。
  今回はまだ「発送しました」メールが来ていないのだが、これから届くだろうからワクワクしている。メールの文面が変わっておらず、そして荷物がやっぱり17日まで届かなかった場合、ちょいと久しぶりに「意見」メールでも送ってやろうと思っている。

白兎 「性格悪いね〜雪翼は。前から知ってたけどね。」

*1 小売店が客の応対をするとき、小売店はメーカー及び問屋とは協力体制にあると考えられる。よって小売店は、メーカー及び問屋を建前上"身内"として扱うべきである。つまり、小売店は客が読むことを前提にした文書を作る時、メーカーや問屋に敬称を付けてはならない……という考え方。


平成21年12月14日

  ようやく完成。
旧型国電70系新潟色
4両増えて、これで今年はトータルで65両に。そして今年はこれで打ち止め。新たに何か作り始めたとしても、とてもじゃないが残り17日では完成するまい。他に色々やりたいことがあるからね。そう、FF13と線路の模様替えがなければ無理やりにでもあと1編成ねじ込むのだが。
白兎 「無理やりねじ込むな!」
鉄道コレクションの70系がもろに被ってしまった。まさかまさか新潟色が出るとは思っていなかったし、おまけに一方のクハが75と来たもんだ。こりゃ急いで作らないと、鉄コレが出たらそれを買って満足、キットは半永久的にお蔵入り……になる危機である。実は以前にも、70系のキットを積んで置いたらマイクロなんたらが製品化を発表。慌てて作り始めたものの、テンションが足りずにマイクロなんたらの製品が市場に出てしまった。しかし塗装がおかしい――と思ったのは私の知識不足で実は正しかったのだが。自分の好きな塗り分け(の時代設定)で作ったキットの方が優位性ありで事なきを得た。ところが一難去ってまた一難、というわけだ。こんな幸運二度も重なる物か、と作っていたのだが……実は先日、試作品の展示を見たのだが出来に不満点が。窓サッシの表現で、鉄道コレクションはクリアーパーツの周囲に段を付けて塗装で表現してある。鉄道コレクションに限らないのだが、窓のクリアーパーツに表現された窓枠は材質のせいかツヤが強く、車体の塗装と馴染んでいないことが多々ある。窓ガラスに相当する部分をマスキングして自分で塗ればいいのだろうけど……わざわざそんなことするの面倒だよね。ちなみに、カトーの旧型客車スハ43スハフ42も同様の表現なのだが、やはり周囲とはツヤが違って悪目立ちしている。何故カトーがこんなことをやったかというと、窓ガラスパーツの交換で、窓サッシがアルミサッシに改装された姿をお手軽に再現できるようにするための措置である。そのために犠牲になったものは小さくないような……。さらにマイクロなんたらの旧型国電も同様。各メーカー取捨選択をしているわけだが、捨てる場所を間違えているような気がしてならない。もっとも、完成品メーカーの"失敗"はキットを作るモチベーションの一つにできなくもない。ま、例によって私は、今後も今までどおり我が道を行く。


平成21年12月13日

藤川、何故謝る?

  少し古い話題だが、"阪神タイガース"の藤川。その日の新聞報道によると「真っ先に謝罪した」とあったが……。
  ――あ、球児じゃなくてドラフト5位の藤川俊介外野手の話ね。

白兎 「絶対分かっててそういう表現してるだろ……」

事の始まりは阪神がドラフトの5位で指名したことにある。藤川俊介選手は、ドラフトで4位以下なら東邦ガスに入社するという約束をしていたらしい。そして指名は5位。当然だが東邦ガスに入社するのが自然な流れである。もちろん阪神タイガースとしても、藤川俊介選手がチームに欲しいから指名したわけで、「はいそうですか」と簡単に引き下がれない。東邦ガスとの約束があるけど熱心に(5位で指名した)阪神が入団してくれと言いに来る。心中複雑だろうね〜。ドラフト4位以下だったのだから約束は守らなくてはいけない――というわけで、新聞報道によると阪神入団に相当な難色を示していたらしい。「評価としてはドラフト2位クラス」「ドラフト5位まで残っててラッキーだった」とか何とか、阪神側の言い分はスポーツ紙の表現としてはそう書いてあったが、何せ事実としてドラフトの指名順位としては「5」位なのである。となってくると、阪神から熱心に誘われてもなかなか首を縦には振れない。阪神が他のドラフト指名選手との契約を済ませ、そして入団発表が済んでも「藤川問題」には決着が付かないままだった。そうした紆余曲折の末に阪神入団で話がまとまった。その「藤川阪神入団」の報道で「真っ先に謝罪した」とあったのだ。長いことごたごたさせてすみません、という意味での謝罪なのだろうが、藤川俊介選手にとっては自分の進路。悩んで当然。時間がかかって当然。ごねたわけでもなく意地を張ったわけでもない。ドラフトで指名されたからといって入団しなくてはいけないわけでもない。あれは球団の優先交渉権の獲得らしいからね。でもって過去にいたよね? 希望球団じゃないからって理由で指名を蹴った人が。それと比べれば東邦ガスとの約束は充分悩んで然るべき理由。むしろ5位以下で指名してそういう事情を知ってなお強く入団交渉した阪神の方が「いろいろとごめんなさい」じゃないかなあ。まあ、大人な受け答えとしてはとりあえず「済みませんでした」なのかもしれないけど……。
  というわけで、来季阪神タイガースには藤川が2人いることになる。皆さんご存知守護神藤川球児。そして新入団の藤川俊介。ということで、おそらくユニフォームには「K.FUJIKAWA」「S.FUJIKAWA」という具合に区別が付くようファーストネームのイニシャルが入るのだろう。球場の電光掲示板も「藤川 球」に「藤川 俊」といった感じで(もっとも、後者が来季の甲子園球場の電光掲示板に表示されることはない可能性が高そうだが……)。あるいはどちらかが登録名にひと手間加える可能性もあるけれど……藤川(球)が今更登録名を「球児」にするとは考えにくいし、かといって新人がいきなり「俊介」なんてのもやらないだろうし。ということは、侃侃諤諤で阪神ネタで話をするときも藤川球児が出てくるたびにわざわざ「藤川(球)」とかいう具合に書くことになるのかな。面倒だなー――とはあまり思ってないが(笑) いちいちそんな書き方しない。「藤川」と言ったら藤川球児。俊介が万一話題に上るとしても当面は「藤川(俊)」。来年までそんなこと覚えているかどうか分からないけどね(笑) 新人とは思えぬほどに大活躍したら"格上げ"して、球児の場合にも「藤川(球)」という括弧書きを付け加えることにしよう。あ、今日のタイトルと本文の最初は「藤川」だけど、藤川俊介です(笑) それから、藤川球児の話題の時はいっつもフルネームで「藤川球児」もしくは「球児」って書いてたような気もするかなあ?(笑)


平成21年12月12日

  久々に神戸新聞の懸賞詰め将棋のお話でも。もちろん画像で侃侃諤諤。「そんなんやってる暇があったら『馬鹿本将棋』の答えをやれ!」と京都から声が飛んできそうだが。
12月6日の神戸新聞の懸賞詰め将棋を検証してみる
郵便での締め切りが昨日必着、メールは同日午後5時までだったのだが……私が解けたのは夜布団に入ってから(笑) いや〜、今回のは手応えあった。で、解いてみると面白かった。毎度の事ながら解けないうちはイライラするんだよね(笑) 解けるときは問題を見てから10分ぐらいなんだけど……それはそれで物足りないと思う。どっちかはっきりしなさい!って怒られそう(笑) 解けないと、盤面を覚えて夜布団の中で考えたりするのです。それで解けることもあるし、解けないこともあるし。でも解けることの方が多いかな。この問題に関しては夢にも出てきた。問題が解けないまま2週間が経ち、解答の掲載を見て地団太を踏む、というものだった(解答の掲載は2週間後)。目がぱっちり覚めて、何だよ夢だったのかよ……とガックリ来そうになって気が付いた。あ、夢で解答を見たということは、夢で詰め将棋を解いたってことじゃないか。俺って天才♪ と思って夢で出て来た手順を再検討すると全然答えになってない。ま、当たり前だね。その後どうしたかって? まだ起きる時間じゃなかったから二度寝したよ。


平成21年12月11日

  大阪の某所を歩いていると、結構目に付く場所にある広告。現代のキーワードとも言えるエコにからめた電化製品の広告で、その文字を読む限りは「夜間使わない間の電力を節約します」というようなもの。多分冷蔵庫あたりじゃないかと。ところで、前にも書いたかもしれないのだが、現在の日本で夜間電力を節約することはあまり意味がないらしい。ま、私とて聞いた話なので、それが本当に完全に正しいのかどうか分からないのだけれど、今日の話は(まあいっつもかもしれないけど)それが正しい物として進める。
  何故夜間の電力を節約しても意味がないのか。それは夜間の発電量が必要量に対して大きく上回っているから。数字は私のイメージだが、昼間の必要な電力に対する発電量は110〜120%(若干余裕がないと困るからね)、これが夜間になると200%とか250%になってしまう。友人から聞いた話だと、ある程度余剰電力も有効活用されているようだが、それでも使い切れずに"捨てて"いる状態だという。で、次なる疑問は以下のようなものだろう。「じゃあ夜間の発電量を減らしたらいいんじゃないの?」 現実には夜間も発電していて、それがかなりの量になっている。何故夜間の発電量が減らせないのか。まず原子力発電。核分裂によるエネルギーを使って発電しているシステムで、発電所の規模に対しての発電量や、二酸化炭素を発生させないという意味では大変優れたシステムである。しかし事故発生時のリスクが他の発電システムとは比べ物にならず、特に日本ではかなり敬遠される傾向にある(諸外国でどう受け止められているのか知らないが)。しかしもう一つの欠点がある。それは、発電量をコントロールしにくいところにある。現在人為的に起こらせている核分裂反応は、連鎖反応的なものである。一回核分裂が起きると、そこからまた次の核分裂が発生し、そしてさらに別の箇所で核分裂が……という具合である。一気にやると核爆弾と同じなので、制御棒を入れてある程度のところまでは緩やかに反応するようにコントロールしている。が、ある程度以下にはできないし、一度止めると再開するのに結構な手間がかかるらしい。というわけで、原子力発電というのは、常に一定量の発電をし続けないといけないシステムなのだ(実際発電させなくても、エネルギーとしては一定量発生し続ける)。つまり極端な話、電力が全て原子力発電で賄われるようになったとしよう。そうすると、昼間100発電していたら、夜間も100か、それに近い数字発電し続けてしまうわけである。しかし人類――少なくとも日本では、昼間と夜間の使用電力量に大きな差があるため、原子力発電で昼間の必要電力を賄うことは夜間に大きなロスを産むことを意味してしまう。まあそれが他の発電システムにも言えることである。風力や水力といったところは夜間に止める(?)ことも出来るらしいが、全体としてはコントロールしにくい発電システムがかなりの割合を占めている。よって、夜間の発電量は必要量をかなり上回ってしまい、だから夜間の電気節約はあまりエコロジーとは関係ないということらしい。素人考えでは電池か何かに電力を蓄えれば?と思うのだが、友人によるとあまり効率的でないとか。日本人が一斉にそれをやったらまた違うんだろうけどね……。携帯電話やDS、PSP、そしてエネループの充電は全て夜間。って、流石に全電力消費量からすれば小さすぎるな。とにかく、現状では使用する電力の大きい昼間を何とかしないとエコロジーには繋がらない、ってことだ。
  さて、じゃあ何でメーカーはそういう謳い文句で商品を売ろうとするのだろうか? 私の伝え聞いた話が間違っているのだろうか? それともメーカーは分かっててやってるのだろうか。後者だった場合、消費者はかなり馬鹿にされているというか、羊頭狗肉という四字熟語がぴったり当てはまるというか。


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