平成21年8月31日
とりあえずライトは点灯したけれど
マヤ20が上手く行ったら日本橋のパーツ屋にLEDと抵抗を買いに行くとしますか(笑) まずは自作の阪急電車群、今年作った鉄コレの秩父鉄道1000系、あとは……ま、そのあたりから順次ライト点灯化していきたいな。もっとも彼らの場合、台車の集電対応化改造という別の難関が待っているのだが。
平成21年8月30日
キワ90が順調に完成した。 今年2台目のキワ90 なお、昨日画像載せると言ってた動力の話だが、撮影し忘れたので割愛。また分解するの面倒なんだ……ごめんちゃい。言葉で説明しておくと、以前のキワ90や他のキットでは、モーターの固定はモーター固定板へのハンダ付けであった。でも今回のキワ90はネジ留め。一番厄介な位置決めが一発で完了したので作業が速攻で終わってしまった。走行も快調……? 音はうるさいけどとりあえず良く走る(笑) 少しグリスアップした方がいいかな。あと、最後にマヤ20の画像が出ているが、こちらもライト点灯化機構以外はほぼ完成。上手く行けば明日完成お披露目だが、果たしてどうなるか……?
阪神が巨人に勝ち越し。これで5カード連続勝ち越し、対巨人も4カード連続勝ち越し、月間勝ち越し、と弱い阪神とは思えない景気のいい単語が並ぶ(笑) ただ、勝ち越しは全部2勝1敗で、3タテが一つもないんだよな……(贅沢) 明後日からはヤクルトとの"直接対決"。ここでコケるのが弱い阪神タイガースなんだよな……。
平成21年8月29日
一週間ぶり?の鉄道模型トーク。というか、画像で侃侃諤諤ですが。 キングスホビー スニ41 その一週間前の侃侃諤諤では、今月中には完成しない、と諦め宣言を出した。別に三味線弾いてたわけでもなんでもなく、本心からそう思ったからそう書いたのに、何故かあれから作業がサクサク進んで今月中に3両とも完成しそう?(3両の内訳は、上記スニ41にキワ90とマヤ20) 一番の誤算はキワ90。動力を組まなくてはいけないので時間がかかるだろうと思っていたのだが、これがまた実にあっさり一日もかからず終わってしまった。その理由はまた明日、画像で侃侃諤諤にてやろうかなと思っているのでお楽しみに。目下一番完成から遠いのはマヤ20。ライト点灯化のためにいろいろとやらなきゃいけないからだ。まあでも、何とかなる……かな?
平成21年8月28日
結局今週もα700の後継機の発表がなかったみたいだ。どうしちゃったんだろうねえソニー。その代わり海外でα850とα550とα500が発表されたらしい。って、何で最初に日本で発表しないの??? 日本市場を重視してないのソニーは??? まあα900は日本発だったような気がするし、海外で発表されたラインナップに700番台がないのも週明けに日本で発表するつもりかもしれないので、素直に新機種が出ることを喜ぼう。あ、まだ日本での発売は決定してないらしいけど、内容からいってまず海外オンリーってことはないでしょう。では順番に手に入れた情報の整理と見立てを。
○ α850 ・α900のコストダウン機 ・α900と比してファインダー視野率が約100%から約98%へ。 (倍率は一緒) ・連写速度が5コマ/秒から3コマ/秒に。 ・アクセサリー類はα900のものが使える ・価格は米で2000ドル(900の実勢価格は約2700ドルとのこと)
まず気になる点。α800ではなくα850であるところ。いきなり800番台中盤の850の意図は何なのか? さらにコストダウンしたα800を出すつもりなのだろうか? α900とほとんど同じボディを採用しているらしく、視野率と連写以外はα900のままといっていいかもしれない。CMOSにもう少し画素数が少ないものを採用したりすればさらなるコストダウンは可能かもしれない。その他の点は……あまりにもα900譲りなのでコメントする部分がないかも(笑) α900のファインダーは視野率だけでなく見え方も素晴らしいものである。現時点では情報がないのだが、α850が視野率だけを落としたのか、それともこの見え方の質も落ちてるのか……。落ちてないことを期待したい。多分買わないけど。
○ α550及びα500 ・α380やα330の上位機種? ・300番台に搭載されているクイックAFライブビューに加え、撮像素子でのライブビュー機能「Manual Focus Check Live View(マニュアルフォーカスチェックライブビュー)」を搭載 ・撮影素子はCMOSセンサー(300番台はCCD) ・α550は1420万画素、α500は1230万画素 ・α550はspeed priority modeにおいて秒間7コマの撮影が可能 ・連写枚数は光学ファインダー時5コマ/秒、ライブビュー時4コマ/秒
他にもいろいろあるけど、まあざっとこんなもん。α300番台の上位機種だが、私の興味の対象にはならない。今判明している情報では良く分からないのだが、「speed priority mode」って何? そういうモードがあるのだろうけど、その次に「光学ファインダー時5コマ/秒、ライブビュー時4コマ/秒」って書いてあったので、じゃあ「speed priority mode」は光学ファインダーでもなくライブビューでもないのか?と問いたくなる。あまりにも意味不明なのでほっとこう。まさかノーファインダー撮影ってことはないだろうな?(笑) 私が一眼レフカメラにおいて重視するグリップ部の前後ダイヤル、残念ながらα550にもα500にも前側にしかダイヤルは装備されていないようだ。あと、動画撮影機能はまだ入ってないようだ。ソニーはそこんところどう考えているんだろうか……。
○ 28-75mm F2.8 SAM ・35mmフルサイズ対応
最後にレンズ。ものすごく見覚えのあるスペック(笑) タムロンが発売し、末期コニカミノルタも瓜二つのレンズを売っていた。そのレンズと同じ焦点距離、開放F値。違うのはSAM搭載であることぐらい? SAMというのは焦点合わせのためにレンズを動かす直流モーター。一部を除く高級レンズにはSSMという超音波モーターを採用しているので、SAMというだけで普及価格帯のレンズであることが窺える。タムロンや末期コニカミノルタのレンズもそうだったから、そういうところまで一緒だ(当時はボディ内のモーターでレンズを動かしていた)。実際SAM搭載のレンズを使ったことはないのだが、他社の直流モーター搭載のレンズなら触らせてもらったことがある。ボディ内モーター駆動時の音とさしたる違いのない音が聞こえてきて懐かしかった。いや、今でもボディ内モーターのお世話になってますが。なお、そのメーカーの直流モーター搭載レンズでは、オートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替えがシームレスではなかった。超音波モーター搭載レンズならそれが出来るのに。ソニーのSAMもAFとMFの切り替えは面倒なのかなあ……? ひょっとすると、構造的に超音波モーターの専売特許なのかもしれない。 開放F値はVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM と同じだけど、焦点距離が違う。広角側は28ミリまでと少し狭く、望遠側は75ミリと少し広い。ミリ数で行くと1ミリ多いのだけれど、感覚的には狭くなっている。望遠側の5ミリより広角側の4ミリのほうが"大きい"からだ。どうにも廉価版レンズというのは、戦略的な意図かコストダウンの意味か広角側が弱い傾向にある。このレンズの場合、古い設計をそのまま再利用しました、っていうオチが付くかもしれないけれど(設計が新しいかどうかは現時点では不明)。ただ、軽いのがいいねえ。約565グラム。先述のバリオ・ゾナーは1キロ近いから。旅行に持っていくことを考えると、軽いのは大きな魅力になる。あ、別に購入意欲をそそられているわけではないよ。これぐらいのを持って行きたくなったら、義兄(もしくは姉?)のタムロンのほぼ同スペックレンズを貸してもらえるよう交渉します。 最後に、当然だけど「Carl Zeiss」の銘も「G」マークも入らないようだ。でも普及価格帯のレンズが充実するのはいいことだ。「Carl Zeiss」や「G」レンズに比べて軽くて小さいしね。にしても28-75mmF2.8が"復活"するとは驚きだ。まさか17-35mmF2.8-4も"復活"するなんてことはないだろうな……?(先月、コニカミノルタ時代の物を中古で買ったばかり)
平成21年8月27日
白兎 「雪翼がまた下らないジョークを思いついたようです。 聞いてあげないと拗ねて後々面倒なので、皆さん聞くフリだけでも……」
今日も2安打絶好調のブラゼルの攻略法が分かったぞ! 低めの変化球をふらせるといいぞ! もしくは大き目のヘルメットをかぶらせるといいぞ! あるいはバット振りをにぶらせるといいかも!
低めの変化球を空振りしまくるのはブラゼルの特徴だし、ヘルメットでかいと気になって打てないだろうし、振りが鈍けりゃそりゃ打てません。というか、2安打しても得点に結び付いてないし、阪神負けたし。
平成21年8月26日
今日の阪神タイガース・ブラゼル内野手 1点先制された次の回、6回表の攻撃。先頭打者、クレイグ・ブラゼルが同点ソロホームラン。いろいろあって同じ回にもう一度打席が回って来た。状況は1アウト1、2塁。初球、またもやホームラン!! 実はこれには"裏"があった。1本目のホームランのあと、ベンチに戻ってくると息子が生まれたことを聞かされたらしい。そりゃまた同じ回に打席が回ってきたら気合入るわな。 1イニングに2本ホームランを打つのは、セ・リーグでは2006年のラロッカ以来、9人目10度目になるらしい。阪神では1982年の掛布以来だとか。そして……阪神では4人目。全部で9人しか記録してないのに、半数近い4人が阪神ですか??? 9人目10度目ということで誰かが2度記録しているわけだが、残念ながらその2度記録した選手が誰かは書かれていなかった。 ともかく、ブラゼル選手おめでとう!! 面白いことがある日は重なるようで、隣リーグではロッテが1安打で2点取って勝利したらしい。四球のあとホームランが出て2得点。そのホームランと四死球を除くと全部凡打。原理的には無安打での勝利もありえるのだが、1安打勝利でも十分珍しい。負けたほうはかなり悔しいだろうなあ。
ところで、ここ数日いきなり涼しくなったねえ。橘雪翼は暑いのには強いけど寒いのには弱いから、この調子で気温が下がると今年の冬が無事越せるのかどうか大変不安であります。一時期暑いのにも寒いのにも強いってのがウリだったはずなのに、いつの間にか片一方だけになっちゃったよ……。もっとも、暑いのに強いと言いながら夜布団かぶって寝てると、いつの間にか蹴り飛ばして涼しい格好で寝ている。そのくせ寒くて目が覚めて、足蹴にしていた布団を引っ張り上げてまたかぶるんだけど。ひょっとしてこの人暑いのも寒いのも弱いんじゃないかな……。
平成21年8月25日
何かと感化されやすい橘雪翼 昨日に引き続き野球がらみのトーク。去年のオールスターをテレビで観ていてとあるものにハマってしまった。それはNPB(日本プロ野球機構)の公式?ソング『野球場へゆこう』である。今まで何度も聞いてきた(球場で流れることもあるからね)わけだが、あらためてしっかり聴いてみるとこれがなかなか良い。CDをiTunesで読み込ませると、ジャンルが「Children's Music」に分類されていた。その通り確かに子ども向けソングなのだが、こういう底抜けに明るい曲もたまにはいいじゃないか。ところで、このCDの入手に難儀した。一般のCDショップでは売られていない。NPB公式サイトの通販か12球団のフランチャイズ球場に行かなければ手に入らない。ならば、と甲子園球場の物販コーナーへ行ったのだが売ってなかったんだよなあ。店員に聞いても知らないと言われるし。売り切れではなく取り扱ってない様子だったね。NPBしっかりしてくれよ。仕方ないので通販を申し込んだのだけれど、橘雪翼は根っからの大阪人なので 白兎 「兵庫生まれの兵庫育ちだけどね(ぼそっ)」 送料がかかると非常に損した気分になる。某Jから始まる家電量販店の通販では極力送料がかからないようにまとめて注文している(多分、だけど一回も送料負担したことないんじゃないかなあ)。まあそれで却って余分に品物を買っているという説もあるんだけど。で、NPB公式サイトのショップコーナーももちろん一定額買えば送料をまけてくれる。が、CD一枚1000円だったかな。送料無料ラインまであと9000円。って金額にして10倍買わなきゃ無理じゃん。これは流石に本末転倒なので大人しく送料を支払った。ま、もちろん、欲しいモノがあればついでに買えば良かったんだけどね。でも欲しいものなかったから。ここでWBC公式球とかがあったら買ってたと思うけど、NPBがWBC公式球売るとは思えないしね。そもそも去年の話なので、WBC熱も何もなかったし。あと、WBC公式球が売られていたとして、せいぜい2000円か3000円ぐらい? やっぱり送料無料ラインまでは遠く、仮にもっと高かったとしたら「じゃあ要らない」になってただろうし。 と、今日の話題のメインはそこじゃないのにまたしても盛り上がってしまった。悪い癖だなあ。というかこれが橘雪翼クオリティですから。昨日、そんなんで高校野球決勝戦を観ていた。普段なら試合が終わったら即テレビの電源を落とすのだけれど、最後ちょっと心動かされる物があったので閉会式も観ていた(あ、去年も閉会式は観てたかも)。厳密に言うと、ハンダ付けしながら聞いていたというのが正しいのだが。決勝戦の余韻があったせいか、高校野球のテーマソングが妙に心に沁みてきた。これまた過去に何度も耳にしたメロディなのだが、人が歌っているのを聞いたのはあまり記憶にない。歌詞を聞くと何だかまた……ね。調べてみると『栄冠は君に輝く』という曲らしい。で、とりあえずどこかで試聴でもできないかと検索していると……某動画サイトで2006年に夏川りみという歌手が歌ったバージョンに行き着いた。聞いてみると……なんと心を打つ歌声か。高校野球に相応しく、はきはきとして清清しい。さらに調べてみると毎年歌手を選んでこの曲を歌ってもらっているらしいが、その中でこの2006年のが検索で上位に引っ掛かった理由がよく分かる。で……ね。さらに調べたんだけど、どうやらCDの発売予定はないらしい(高校野球の公式サイトにそう明記されていた)。うーん、残念。そのうち歴代の『栄冠は君に輝く』とかいってまとめたCD売らないかなあ? さし当たって、他バージョンの『栄冠は君に輝く』のCDを手に入れるとして……あと、夏川りみさんのCDをどれか一枚買ってみようかな。
平成21年8月24日
それでも勝ちは勝ち 高校野球決勝戦、中京大中京対日本文理は10-9で中京大中京が7度目の優勝を飾った。同点で迎えた6回裏、中京大中京が一挙に6点を挙げ大きく優位に立った。7回にも両チームが点を取り合い、日本文理はさらに8回にも1点を取る。この時は誰もが思っていただろう。大量点差を前に焼け石に水である、と。9回表、7回途中で外野の守備に回った中京大中京エースが再びマウンドへ。2アウト、2ストライク(ボールカウントは忘れた)でランナーはなし。ここから今年の高校野球決勝戦が大きく盛り上がる。四球、ヒットで繋いで行き、ついにはエースを引きずり降ろす。そこからも粘りを見せて1点差まで詰め寄り、2アウト1、3塁に。最後のバッターの打球も鋭い当たり。飛んだ先が悪く三塁手のグラブに直接収まってしまったのだが、この回の日本文理の攻撃はまさに「野球は9回2アウトから」の言葉どおりであった。 6点のリードを奪い、1点返された後の7回裏の中京大中京の攻撃。ノーアウトのランナーを犠牲バントで2塁へ送った。この後ヒットが出て得点に結び付いたが、5点差で犠牲バントか……と正直思わないでもなかった。高校野球なら問題ないけれど、メジャーリーグだったらナントカ死球もののプレイである。が、この試合はここで得点していなければ、9回表に逆転されていたのだ(もちろん、ここで得点していないことが選手のメンタルに何らかの影響を与え、9回の攻撃がなかった可能性はあるけれど)。「得点は取れる時に取っておけ」とも言う。その言葉どおりを実践したが故に中京大中京は最後、逆転されずに済んだのである。 さて、テレビで解説がこう言っていた。「ピッチャーに最後かっこよく締めようという気持ちがあるのかもしれませんね。」と。2ストライクからなかなか最後のアウトが取れず、日本文理のバッターにかなりファールで粘られていた。ここでいう"かっこよく"というのは、ズバッと三振で、というような意味合いである。三振を取りに行くからバッターに粘られる。解説はそういうことを言っていたのである。もしもこの言葉が正鵠を射たものだと仮定して話そう。最後の締め方を考えて投げていたのだとしたら……悲しいかな、これは高校球児の"弱さ"だろう。トーナメントの最終戦、同じ勝つにしてもかっこよく終わりたいと思うのは心が弱いせいである。最後にどんないい当たりをされようと相手のミスがあろうとアウトが取れればいいのである。どんなに泥臭くてもいいから勝つことが重要なのである。かっこつけて負けたら意味がないのである。9回2アウト2ストライクから、かっこよくアウトを取ることではなく、ただ純粋に打者を打ち取ることを考えなくてはいけなかったのである。でもまあ、そういう弱さは嫌いではない。甲子園には魔物が棲む、というが、この魔物の正体は選手の心の弱さではないかと思う。9回2アウトを取れば、プロのピッチャーでさえそれまでになかった緊張を感じるに違いない。プロでない高校生にとっては尚更のことであろう。その緊張に負けたとき、勝利への意識が目の前の打者への意識を上回ってしまった時、9回の大逆転劇が生まれる。それは言葉に表現すると「未熟」という単語になるだろうが、何故かその未熟が生み出すものは時に感動的で、時にドラマチックなものなのである。 余裕を持って迎えたはずの最終回が、最後の最後で薄氷のものになってしまったが、それでも中京大中京の勝ちという結果には変わりない。負けた日本文理の選手の目に涙はなく、勝った中京大中京のエースは号泣した。「まるで立場が逆のよう」と表現されていた。確かに最後ギリギリまで詰め寄られたわけだが、しかし勝利という結果が付いてきたのは「取れるときに取れるだけ取っておいた」からである。6〜7回の攻撃でしっかりと点を取っておいたことが、中京大中京がこの試合で見せた"強さ"である。最後は多少かっこ悪かったかもしれないけれど胸を張っていい。どういう形であれ試合に勝って、そして優勝したのだから。
平成21年8月23日
――椅子に座り、おもむろに机の上の100円ライターに手を伸ばす。カチっという音と共にライターに火が灯る。左手に持ったとあるものの先端を火にかざす。ふうっ、という溜息と共に白煙が立ち上り、周囲にちょっときな臭い匂いが漂う。
白兎 「……雪翼、蚊取り線香で何遊んでるの?」 雪翼 「いや……今年も蚊が多いな、って」
模型の製作場は古い家なので、この季節蚊が発生する。何もしないと10分で20箇所ぐらい噛まれる勢いなので(ちとそれは言い過ぎか)蚊取り線香が欠かせない。蚊取り線香はそのままでは当然効力を発揮しないので、火をつけるものが必要である。というわけで100円ライターもまた手放せないのである。100円ライターは他にも、ランナー引き伸ばし線を作るのにも役立つ(模型のパーツを切り取った後に残った枝の部分、これを熱して両側を引っ張ると、とても細いプラスティックの線が作れる)。橘雪翼は周囲には知られた嫌煙家であるが、100円ライターにはお世話になっている。 ところで、去年ぐらいまでは家に転がっていた出自不明のものを使っていたが、いよいよガス欠になってきたのでスーパーで他の買い物ついでに生まれて初めて100円ライターを買ってきた。そのライターを見てしみじみ感じた。こういうところも年月と共に進歩が感じられるなあ、と。古のライターは火をつけるのにちょっとしたコツみたいなものがいる。コツというほどのことでもないけれど、何だか丸いやつを勢い良くこする?みたいにして火花を起こさなくてはいけない。この時の勢いが足りなくて火がなかなかつかなかったりする。もっとも、愛煙家の人にしてみればごく日常の当たり前の動作でコツも何もないだろう。あくまで煙草を吸わない橘雪翼にとって、ライターで火をつける機会が少ないからちょっと慣れが必要、と感じてしまうのだろう。ところが今売られているライターはどうだ。カバーみたいな物をスライドさせるだけで勢い良く火がつく。何という手軽さ。何という確実性。これなら不器用でも子どもでも簡単に火が起こせるだろう。 火の対極と言えば氷もしくは水(RPGの世界の話だけどね)。水といえば日本人にとって蛇口を捻ると出てくるもの、である。ところがこの蛇口も年を追うごとに徐々に少なくなっているのだろう。今はレバーを上に(もしくは下に)下げると水が出てくる蛇口が増えている。我が家の蛇口も軒並みそのタイプである。捻る蛇口は庭木に水をやるための家の外壁に面したものだけである。蛇口を捻るという動作よりレバーを上下させる方が簡単であり、バリアフリーと言う考え方に則った場合は後者が優れた物になる。しかし、少し前に何かで読んだのだが、今、小学校の現場でそれがちょっとした問題になっているらしい。学校の施設はそうそう新しくなるものでもできるものでもないので、古いものがたくさん残っている。蛇口もそのうちの一つ。新しく入ってきた子どもの中にはこの蛇口が捻れない子もいるのだとか。家ではレバーを上下させるだけの簡単な構造の蛇口ばかり。それで慣れてしまうと、ちょっと力を入れて捻らなければいけない蛇口は難敵になってしまうのだろう。力のいらない蛇口はバリアフリーという観点では確かにいいのかもしれない。けれどそれは、バリアフリーが必ずしも必要でない層に対しては"甘やかし"であり、子どもに対しては健常な発達を妨げる可能性だってあるということを認識しておくべきだろう。 と、新しい構造のライターを見ていて、これもそうかなと思ったとある夏の日の話である。子どもはライターを触らないだろうけどね。でも世の中どんどん楽になって、人間はどんどん退化していくんだろうなあ。まあそんなこと、ずっと昔から言われ続けているけどね。
平成21年8月22日
ハンダ付けの際には、耐熱フィンガーという指サック?みたいなものを左手の指にめている。HOゲージでは有名な某メーカーの製品だ(何故"某"かというと、どこだったかうろ覚えなので(笑))。5個セットで、片方の手の指全の分がカバーされているわけだが……5つはめるのも面倒なので親指、人差し指、中指の3本だけに装着。それがいけなかったんだよなあ……。屋根の部品をハンダ付けするとき、左手で車体を持ち車体内部のほうにコテ先をあてようとした。普段なら耐熱フィンガーのことを考慮して3本指で保持し、薬指と小指は伸ばすんだけれど……今日は何故か車体を優しく5本の指で包み込むように持ってしまった。そして耐熱フィンガーのない薬指にコテの中間部(ヒーターのある箇所)がジュッ(*1)。
……もう熱いのなんのって。夜になってようやく痛みは引いたけど、こてに触れた部分の皮が固くなってるよ。
*1 実際にそんな音しないけどね(笑)
そんなわけでとりあえず作っているのは、先日から言ってるマヤ20。動力化も何もしなくていいので楽勝で完成させられるだろう……と思っていたのだけれど、一昨日書いたようにライト点灯化しようかなんて考え始めた。別に理由はそれだけではないのだけれど、じっくり腰を落ち着けて構えていると気が付けば作業開始から随分日数が経っている。今月中にキワ90とスニ41とまとめて完成させようと思っているのだが……急いでもいいことないのでいついつまでとか考えるのはやめておこう。 マヤ20というのは、先日"粗製濫造モード"で完成させた車両のうちのスハ32(画像2枚目)の改造車にあたる。豪華(当時)寝台客車20系用の電源車で、特急「さくら」(や「みずほ」も?)に連結されていた。20系客車には電源車と呼ばれる車両が編成に1両だけ連結されていた。普通に走らせる分には1両で問題ないのだが、途中で分割して別々の方向へ走らせるときに問題になった。電源車が片方にしかないので、残る編成への電力供給ができない(もちろん車両を回送するだけなら問題ないのだが、お客を乗せているからね)。そこで分割する駅に電源車を1両待機させることになったのだが、新しく作るとお金がかかるので当時余剰だった車両を改造して電源車にしたというわけだ。20系客車は優雅な曲線を描く車両なのだが、新たに加わったマヤ20形の外観はスハ32形当時の面影を色濃く残していた。このアンバランスさがまた模型ファンとしては面白いわけ。20系客車は昔からカトーが製品化しているのだが、こういった異端者はラインナップに挙がっていない。で、ある日突然欲しくなって、当時発売されていた初代ワールド工芸製マヤ20を探した。が、発売からちょ〜っと時間が経っていて市場在庫ナシ。そこに降って沸いたように改良されて再び発売されるというのだからたまらない……とここまで来て同じようなことを前に書いたような気がしてきた。ま、せっかく打ち込んだし、このまま入力しておこう。 そのマヤ20の屋根部品をハンダ付けしようとして、左手薬指をやっちゃったわけである。
平成21年8月21日
侃侃諤諤ではあまり食べ物の話題が出てこない。前に書いた気がするのだが、小学校6年生の時毎日の宿題として「日記」があったのだが、ある日の先生のコメント「橘くんはいつも食べ物のことばかりだね」――当時は受験勉強の毎日だったから他に書くことなかったんだよなあ。しかし今ではメシの話なんて超が付くほどレア。全くないってことはないだろうけど、年間で3回ぐらいか? そして画像で侃侃諤諤では……ああ、"一蘭"ネタがあったかな。それでもなお言えること。今日のは今までになかった画像で侃侃諤諤である。 マンゴープリンを作ったぞ 料理、と呼ぶにはあまりにもヘボいものではありますが一応は料理ネタかな……?
|