橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成21年6月上旬分

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平成21年6月10日

  隠しカウンタが14000を記録。本日夜10時過ぎに訪れた方、記念すべき?にはちょっと中途半端ですが延べ14000人目のお客様ということになります(当然だけど誰かは分からない(笑))。さらに当然ですが、特に記念品とかはありません(こら)。今日はたまたまカウンタを見た時にキリのいい数字まであと1つだったので、複数回チェックしていたのでこんなことが書けるのです。ちょうど1万人目とか11111人目とか12345人目は知らない間にすぎていました(笑) なおこの数字は、「侃侃諤諤」以降であって「徒然」時代は含まず。そしてここ2年ぐらいは、書いたものがちゃんと反映されているか、画像で侃侃諤諤へのリンクが間違ってないかチェックするために自分で一度アクセスしているので、その分カウンタの回りが速くなってます(笑)
  ところで、カウンタカウンタと書いているけど、普段私は語尾を伸ばす派である。だから「カウンター」と表記するのが私の本当の姿(ンな大げさなものか?)なのである。何で今日だけ「カウンタ」なのか。どうでもいいけど、「カウンター」と言ってもいろいろ意味があるよね。数を数えるカウンター。ボクシングで相手のパンチに合わせてブン殴る高等技術。それから飲食店などのカウンター席。今日のカウンターはもちろん2番ですな。



おっと番号を付けるの忘れていた。
(2)数を数えるカウンター
(19)ボクシングのカウンター
(-13)カウンター席
以上です。何? 数字が不自然? いいじゃないか、たまには変な番号付けたって。
  話が思いっきり脱線したけど、今日は脱線した物に関係するかもしれないお話。森博嗣という作家の話を過去にさんざんしているが、その森博嗣氏は鉄道模型が好きなことでも有名……かもしれないが、まあここではそういう前提で行く。ミステリーや『スカイ・クロラ』シリーズ以外にも、ご自身の庭に展開されている大型鉄道模型の本が出ていたりする。そのうちの一冊『ミニチュア庭園鉄道』という本を随分昔に買って、そしてあまり読んでいなかった。というわけで最近ページをパラパラとめくっているのだけれど、随所に森博嗣氏らしい表記が。それが今日の「カウンタ」と関連する。氏は工学系の研究をしているせいか、こういった外来語の語尾を伸ばさない。「コンピュータ」「プリンタ」「スキャナ」、多分この辺りは"常識"として、他何でもかんでも徹底して語尾の「ー」がない。あ、でも、「ナロー」は「ナロー」のままだなあ。「ナロー」を「ナロ」にしちゃうと、国鉄の客車と紛らわしいからだろうか。「ストラクチャ」「ガーダ」「ポータ」「ドライバ」「メーカ」「トレーラ」「ブースタ」「サーフェイサ」「スポイラ」「グライダ」……列挙にしんどくなったのでこの辺で。さすがに伸ばさないと意味が分からなくなりそうな単語は、「ボギィ」「トロリィ」「バッテリィ」「グレイ」「ホビィ」と言う具合に「ィ」で逃げたりもしている。「バッテリー」は「バッテリ」でもいいような気がするけど、何か法則があるのかもしれない。
  で、話が『スカイ・クロラ』へ向かう。当然だけど『スカイ・クロラ』でも語尾の「ー」のない表記が多い。途中で敵方に回る「ティーチャ」とか、「プッシャ」(後ろにプロペラがある機種)とか……。ところが映画版の公式サイト、「ティーチャ」ではなく「ティーチャー」と書かれている。他にも、「マスター」「ナンバー」「パートナー」、森博嗣氏流だと最後の「ー」が省かれていそうな語句を発見。氏が徹底しすぎていて世間的にはまだまだ「ー」を付けるのが一般的だから、氏をあまり知らない人も観るであろう映画のサイトでは"普通"の表記にしたのだろう。なのだが……『スカイ・クロラ』のゲームがある。『スカイ・クロラ イノセン・テイセス』――タイトルは漫画版と同じで、ひょっとするとキャラクターも一緒かもしれない。そのゲーム版のサイトでは……「ストーリィ」「キャラクタ」「トレイラ」、表記が森博嗣氏流になっている。何故? 理由は分からないが、なんだかちょっとおかしかった。

  なお、語尾を伸ばすか伸ばさないかって話は多分一度過去にやっていると思う。徒然時代だったかもしれないけれど。「何故パソコン用語は語尾を伸ばさないのか?」という質問をいろいろな場所でぶつけてみたところ、友人Fは「そういうものだ」、先輩Mは「ナントカ規格で決まってたような。でも我々がそれに従う必要はない」、英語教師Gさんは「英語で発音するとね、前にアクセントがあってあまり語尾を伸ばさないの」――後で挙げたものほどより納得の行く説明である。ただ、私の考えは違う。カタカナで書いている時点で日本語のようなものになっている。外来語、という区分は確か日本語だ。日本語になっている時点で日本人が発音しやすいように発音すればいいではないか。外国人も日本語を自分の言語に組み込むとき、彼らの発音しやすいように多少アレンジしている(日本人の名前を言うところを想像してもらえたら分かりやすいのではないか)。当然だが、外国の言葉をカタカナに直して日本語に馴染みやすく発音したところで、それは日本語の調べとは異質な物であることには変わりない。しかし、日本語としてより違和感のない"調整"を施すことは間違いではないだろう。だから私は語尾が「er」とか「or」とかで終わる英単語を外来語として処理する時、後ろを伸ばす。冒頭の「カウンタ」は、まあ、話の振りというやつである。


平成21年6月9日

  昨日さりげなく、先月から続く画像で侃侃諤諤の流れが途絶えました(笑) あと、"踊って"行ったのに負けたのは今季初。やっぱり投手の左右を読み違えたのが痛かったか。ひょっとすると岩田が来るかも?と思っていたが久保だった。今季、4戦観に行って3つ久保ってどういうこと?(笑) ま、往々にしてあることだが。次は別の先発ピッチャーが見たい。って言ってて下柳だったらどうしよう。実は通算で行くと下柳が多い印象がある。安藤の試合は1つぐらいしかないような気がするし、福原も生で見たことがあるのは中継ぎぐらいじゃないかと。

  『スカイ・クロラ』の散香マークBのプラモ、説明書の色指定及び組み立て完成例とCGの散香とで色味がかなり違う。説明書ではグリーン系の色指定がなされているのだが(しかも色を混ぜろと来たもんだ)、CGの散香は青みがかったグレー。気になったのでネットであれこれ見ていると、他社製品はグレーの濃淡の機体が多い(ブルーがかったものはあった)。映画公式サイトでは散香のはっきりした画像が見当たらないのでなんとも言えない。ちなみに、バンダイのプラモの箱絵は青っぽい色をしている。っていうか箱絵と本体の指定色でどうして違うんだよ(苦笑) っていうか間違えたな、きっと……。そしてきっと、職人さんがサンプルを間違えた色指定で塗ってしまった物だから後に引けなくなって……とか?(笑) 仕方がないので、色味は自分で考えることにしよう。また調色か……。エアブラシならではの技なのだが、調色は楽しい作業とは言えないんだよなあ。まあばっちりの色ができたときは、それはそれで気分いいものだが。もっと言うと、その色で完成させた模型を眺めるときのニヤニヤ度が高いというべきか。

  で、話がまた阪神タイガースに戻る。あくまで噂レベルだが、松井秀が来季阪神に来るだとか、現在阪神がGG佐藤(西武)に狙いを定めているだとか。ん〜、そんなに外からポンポン取ってきて強くなってもあまり嬉しくないんですがね。クレイグ・ブラゼルはケビン・メンチの代わりとして許容するとしても………………。松井秀もそもそもは阪神ファンだったって話は有名だけど、だったらFAしてメジャー行くんじゃなくて阪神来いって話になるし(え? ベクトルがずれてる?)。ま、結論として、桜井、林威助あたりが育ってないってところに落ち着く。これは桜井、林威助が悪いんじゃなくて、阪神が育てるのヘタクソだなーという感じかな。ま、球団が全て悪いんじゃなくて、ちょっと打ったらちやほやする各種スポーツ紙もね。おだて過ぎ。もう少しプレッシャーかける方向で行かなきゃ。プレッシャーに押し潰される懸念はあるけれど、プロスポーツ選手がプレッシャーに弱いようではお話にならない。グラウンドの中での本番の試合の重圧たるや、多分経験したことのある人間じゃないと分からないだろうしね。考えてみれば鳥谷。何故彼はショートで固定されて使われているのだろう。というぐらい上がってこない。いいときはいいけれど、悪くなると全然打てないという波の激しさがあるのと、悪い期間が長いという弱点もある。現在悪い期間にあたり、上昇の気配もあまりない。毎年3割を目標に挙げながら、期待を持たせたシーズンがほとんどない。鳥谷の名前と打率を照らし合わせるたび、他に遊撃手できる選手はおらんのか!と叫びたくなる。ここ数年、ずっと鳥谷が遊撃手やってたから他の選手にいきなりやれと言ってもできないんだろうな。鳥谷がいるから他の遊撃手はいらない、育てない、だったんだろうなあ。……誰だよ、フルイニング出場させてたのは。結局のところ、阪神が育てました、って選手は今、赤星、関本、狩野……ぐらい?(投手除く) 鳥谷は育ってないとして(辛口)。今岡も来年いない可能性があるし。打てる野手を獲って来るよりは、もう少し優秀な打撃コーチを招聘した方が未来の阪神タイガースのためだと思うのだが。あと、マスコミに選手をちやほやしないようにお願いすること。この2点だよね。


平成21年6月8日

  祈りは天に届かず阪神ボロ負け


平成21年6月7日

  鉄道模型トーク。カトーから883系ソニックリニューアル車の発売が予告された。ちょうど2年ほど前に、カトーの883系を塗り替えて製作したことがある。そんなわけでがびちょんなのだが、辛うじて助かっている部分もある。883系ソニックは、7両編成で登場したものと5両編成で登場したものとがある。現在は共にリニューアルされ、さらに5両編成のものについては2両、増備車両を連結して7両になっている。私が製作したのは、最初から7両だった編成で、今度カトーから発売されるのは後になって2両増結した編成である。もちろん2両増結した内容が重要である。この2両増結によって最初から7両だった編成と5両だった編成の外見が変わらなければ、やっぱり「メーカーから完成品が発売されてしまう」ことになるのだから。幸いにして実車のこの2両には特徴がある。特徴というか……。後から登場した885系(かもめ、後にソニック車も)、この車体に準じた仕様で2両が増結された。883系と885系では車体断面が違うし、色が同じでも雰囲気が異なる。そんなわけで後から7両になった編成は、途中の2両があからさまに「後付しました」という雰囲気の凸凹編成なのである。それがまた模型としては魅力的だったりもするのだが。ともかく、何故かカトーはそういう編成を選んで模型化してくれるようだ。既に7両編成の模型も作っているので、そのままそれをリニューアル仕様にして発売することもできたはずなのだが……不思議。ところで、以前リニューアルソニックを製作したとき、某サードパーティのデカールを使用している。そのメーカーは、この凹凸編成を模型化するためのデカールも発売した。カトーから発売されている885系のボディを利用し、色を塗り替えてデカールを貼れば883系ソニックに増結された2両に見せかけることができるというものだ。実は……まあ、買っちゃってるんだけどね。デカールもボディも。これで用なしになっちゃったんだけど、さてどうしましょうかね。

  先日某音速模型に行ったときのこと。何を買ったかは後日画像で侃侃諤諤で明らかにされるとして、別の話題。どうも昔からいる店員(店長?)さんが……私の顔を覚えたっぽいような気がする。というのも、「南筑の石油発動車は作れましたか?」と聞かれたのである。これはつまり、私が以前南筑軌道石油発動車を買った客と認識しているということだろう。なんだかものすごく感動的。ただ冷静に考えると……ひょっとしたら私の勘違いかもしれない。その理由も同じく、後日の画像で侃侃諤諤のときに説明致そう。

  南筑軌道石油発動車で思い出した?のだけれど、HOゲージのポイント線路(分岐線路)を購入した。もう数ヶ月前の話だけどね。今まで曲線と直線しか持ってなくて、単純な周回路線しか組むことができなかった。冷静に考えるとポイント一基はそこまで値段の高い物ではないのだけれど、Nの線路よりはお値段するものだから何となく気後れして買わなかったのだ。この辺りはケチな関西人根性だろう。で、買ったはいいものの、放置していた。一応動作チェックぐらいはしたけれど……。まあずっとほってあったのだが、この前一念奮起……するほどのこともないけれど、久々に床にHOゲージの線路を敷いてみた。ポイント線路にとっては初運用である。ちなみにこの線路はカトー製品で、Nゲージは主にトミックスの線路を引き回している。カトーの線路をフルに運用するにはカトーの制御機器が必要で、トミックスの線路をフル活用するにはトミックスの制御機器が必要である。何が言いたいのかというと、トミックスの線路をメインに使っていれば基本的にカトーの制御機器は必要ない、ということになる。ところが何故か家にあるカトーの制御機器。まあ理由は単純で、メインはトミックスのNゲージシステムだけれども、少しだけカトーの線路もある。カトーの制御機器は、NゲージもHOゲージも共通仕様になっていて、だからポイントを制御する機械もNゲージで使っていたものがそのまま使える。このあたりの互換性は嬉しいね。そんなわけで、現在Nゲージのカトーのポイントを使っていないためにお休みしていたポイント制御装置の久々の出番(まあ久々と言っても、動作チェックの時には活躍してたけど)。HOゲージの線路に複数の列車が載るのも当家では初の出来事。ポイントを切り替えて複数の列車を交互に走らせる。鉄道模型はやっぱりこうでなきゃね。でまあ、どうして南筑軌道石油発動車でそれを思い出すのかというと、そのHOゲージのポイント線路を最初に通過したのはHOゲージの車両じゃなく、On30の車両だったからって話なんだけどね。たまたまその日はHOよりOn30の気分だったもので。もっと言うと、先日製作した材木運搬車をまだ一度も走らせたことがなかったってのが大きな理由かな。ロクにテストランもしてなかったけど、何のトラブルもなく普通に走りました。


平成21年6月6日

  ファイナルファンタジーXIV(14)が発表された……らしい。念のために言っておくが、FFXIII(13)はまだ発売されていない。そんなに性急に次々作を発表するメリットは?と思って詳細を見てみると、どうやらFFXIの"続編"になるようだ。あまり続編という言い方は正しくないが、つまりオンラインRPGになるようだ。遊んでいる間ずっと課金されるオンラインRPGはやらないと心に固く誓っているのでFFXIにも手を出していないのだが、どうやらFFXIVもまた私の中での"永久欠番"になりそうだ。にしても、定期的にナンバー付きFFもオンラインになるのかなあ。3作おきにそうだったりして。次はFFXVIIがオンラインか? そしてもちろん、FFXVはPS3だけどFFXVIからはPS4(仮称)になって……。
  なんだけど、実は最近PS3を買わない可能性というのが頭にちらついてきた。つまりFFはXIIで卒業というわけである。ま、今のところフィフティ・フィフティぐらいだけど。最近あまりゲームしなくなったし(逆転検事もちょっとずつしかやってない)、FFXIIIもなんだかあまり魅力を感じなくなってきた。とはいうものの、私の意見は猫の目といい勝負なぐらいコロコロ変わるので、年末あたりPS3を買ってFFXIIIに備えている可能性は依然高いと言っていいだろう。が、今まで私の中でそれは100%の事項だったのだが、100%ではなくなっているのが少し前の私からすれば考えられないことなのである。まー結局のところ、PS3買って遊んでいるような気はするんだけどね〜。
  FFXIIIはともかくとして、FFTシリーズの続編が出て欲しい。一昨年ぐらいだったかにFFTA2が出ているのでそうそう新作は発売されないだろうけど、据え置き機のFFTシリーズも見てみたいような気がする。題してFFT2。タイトルがちょっとややこしいような気もするけど。そしてそれをXbox360で出されるとこれまた悶絶するのだが。無難にPS3かWiiあたりで。でもなー、Wiiもなー。FFCCシリーズの新作がWiiで出ている。と同時にDS版も存在するのがその新作の一つの特徴(実は新作と言っても出てから半年ぐらい経ってる。そしてタイトルを忘れた)。当初Wii版を買ってプレイすることを予定しなかったわけではない。が、一つ妙な機能があったので悩んで、そして忘れ去ってしまった。妙な機能とは、操作するキャラクターがMii(*1)になる、かもしくは、ゲーム中にMiiキャラクターが出てくるんだっけか。ともかく、ゲーム画面中のMiiを見てやる気が失せた。FFの中にあんなもの出てきてもなあ……。だからFFT2が出るとしてもWiiは勘弁願いたい。PS3かなあ。でもPS3でFFTシリーズってのもなあ。そもそもPS2の時代にFFTシリーズが出なかった時点で、やっぱり据え置き機のFFTは諦めた方がいいのかもしれない。

*1 Mii:Wiiに登録する自分の分身(?) 髪型や目つき鼻口他、さまざまなタイプのものが用意されていて、モンタージュ写真のように自分の"似顔絵"を作って登録できる。Wiiというハードは、Miiを登録しないと遊べないようになっていた……ような気がする。

  そういや一つ、映画版『スカイ・クロラ』の感想で書き忘れていた。カンナミ・ユーイチがカフェに食事しに行くシーン。ミート・パイをテーブルに運んだマスターがカンナミに訊く。「呼ぶ?」と。それを聞いたカンナミは「え?」という顔をするのだが、マスターがそれに対して「いや、その」みたいな反応。そこで答えに詰まるようならそもそも訊くなよ(笑) 誰を呼ぶ話なのかはご想像にお任せします(爆)


平成21年6月5日

  ストレートのフォアボール、といっても直球が外れたとは限りません。

  先月の「鉄道模型」ネタと「スカイ・クロラ」ネタとが交互にやってくる画像で侃侃諤諤の流れ、まだまだ引きずるようです。というわけで……
また増殖(笑)

  さて、実際に部品を切り取って合い具合などを見ているのだが……さすがバンダイ。特に調整することもなく気持ちよく組み立てられそうである。バンダイには是非鉄道模型のキットも作っていただきたいところだ(橘雪翼流最大の賛辞;*1)。ただ、塗装することを込みで考えると……どういう手順で作るべきか。継ぎ目も消そうかどうか悩むところ。胴体と羽根の間の継ぎ目は、消すのがかなり難しそうなので諦める予定。その他の部分は行けそうなので……? しかし一方で、"実機"にも存在する板と板の継ぎ目が賑やかなので、あまり躍起になって消さなくても目立たないような気もする。一箇所、後ろのプロペラのカバー部分は気になるので、塗装は少し大変になるけど頑張って消す予定。プロペラを前後から挟むようなパーツ構成なんだけど、継ぎ目消しをするってことはプロペラを組み込んだ後に完全固定するってことで、そこから色を塗るって話になるからね。で、プロペラとカバーの色も違うから、マスキングの必要が出てくるのだ。マスキングにしたって、鉄道模型の場合は、荒っぽく言えば直方体である。ところが飛行機はもっと複雑な形をしている。曲面も多い。私が慣れているのは所詮形状が単純な鉄道模型のマスキングで、こういった曲面が複雑に絡み合うマスキングは経験が薄い。ま、多分処理できるけど。まあでも、あんまりややこしいことはしたくないね。クリアパーツを組み込む部分もあるので、上面のパーツは塗装後に組み立てたい。となると、ほとんどの部品は塗装後に組み立て。となるとマスキングの回数・複雑さともにかなり減りそう。同時に消せる継ぎ目の箇所も制限されそう。
  なんてことを、部品と説明書を見比べながら思案中です〜。

*1 そういやバンダイはBトレインショーティーっていう商品を作っていたなあ……


平成21年6月4日

  映画版『スカイ・クロラ』を観た。まあなんというか、原作とはパラレルワールドとして捉えているのだが……やっぱりキルドレは死んでも死なないのかな……? 映画版の公式サイトを熟読していると「ティチャーを撃墜する」という言葉にルビが振ってあって、「キル マイ ファーザー」とある。やっぱりティーチャの子どもだったのか!?と思わせる内容だが、映画中では(見落としてなければ)はっきりとそう分かるシーンはない。どうでもいいが、原作では「ティーチャー」ではなく「ティーチャ」。森博嗣氏のコダワリだ。多分森博嗣氏が書いてたら「ファーザー」もきっと「ファーザ」だったのだろう。さらに映画版の公式サイト、いろいろ書いてある。人物紹介のページ、トキノのところに「ユーイチの過去を知る」とある。カンナミ・ユーイチ=クリタ・ジンロウ、であればこの記述は実にしっくり来る。カンナミがティーチャの、そしてクサナギの子どもであれば……というのは読者の勝手な願望なのだろうか? でも映画版では……その、あの、だよねえ?
  小説版読んだ後の感想に書かなかったけれど、『スカイ・クロラ』で登場するミツヤというキャラクターが、私の推測をそのまま口にするシーンがある。だからこそ私の推測が間違っていたのではないかと思うし、逆に敢えて読者がそう思うであろうことを登場人物にしゃべらせたのかもしれない。実によく分からない。あらゆる状況証拠が一つの答えを指し示している一方、それはミステリーの世界ではミスリードであることが多い。『スカイ・クロラ』シリーズはミステリーではないが、森博嗣氏はミステリーで鳴らしてる?作家である。なんだか関連性があるように思わせておいて、実はどれもこれも関係ありませんでした、とかかもしれない。
  映画版を観てまた一つの推測が沸き起こった。あくまで映画版と小説版に何らかの関連性があれば、の話だが。4つ目のストーリー『クレィドゥ・ザ・スカイ』、「僕」の正体はクリタ・ジンロウと思わせておいてクサナギ・スイトでしたって内容だが……私は「どこかで"僕"がクリタからクサナギに入れ替わった」と思ったのだが、それは違うのかもしれない。入れ替わったのは『フリッタ・リンツ・ライフ』の途中からだったのかも……。何故かというと、映画でクサナギがティーチャーに撃墜され、しかし不時着により一命を取り留めるシーンがある。これは『フリッタ・リンツ・ライフ』のラストではないか……? もしそのエピソードがそのまま(時系列を違えて)映画版のワンシーンになったのなら……『フリッタ・リンツ・ライフ』のラストシーンの「僕」はクリタ・ジンロウではなくクサナギ・スイトだったのではないだろうか。とすれば、『フリッタ・リンツ・ライフ』と『クレィドゥ・ザ・スカイ』は綺麗に繋がる。問題はどこで「僕」の視点がクリタからクサナギに入れ替わったか、だ。
  あと、クサナギ・ミズキはスイトの妹ではなく子ども説とか、クリタ・ジンロウがスイトに殺されたとか、いろいろ謎が散らばっているので……やっぱりもう一回読めってことか。


平成21年6月3日

  『夏のレプリカ』を1年か2年越しで読了。森博嗣氏の小説で、『すべてがFになる』から始まるS&Mシリーズの7つ目にあたる。6作目の『幻惑の死と使途』と同時期に起きた誘拐・殺人事件で、『幻惑の死と使途』の各章は奇数章に、『夏のレプリカ』は偶数章になっている。で……
  まあ、なんというか、あまり読後感のよくない物語だった。後味が悪い、という意味ではなく、なんだかすっきりしない結末? そして500ページほどもあるので結構長い。ちと疲れた。が、そんなことも言ってられない。最後の『有限と微小のパン』はさらに分厚いのを書店で確認しているからねえ(笑) ミステリーで話長いのは勘弁してくれよ、って気もする(苦笑)
  で、実は昨晩、眠れなかったので『スカイ・イクリプス』の残りを全部読んだ。まあ正確に言うと、一部流し読みしているのだが……。画像で〜の時に帯に「すべての謎を解く鍵がここに!」とあったのをお見せしているが、鍵がどこにあったのかイマイチよく分からない(苦笑) ただ一つ、「クレィドゥ・ザ・スカイ」の主人公(僕)はやっぱり最初から最後までクサナギだったのかな、とは思う。丸っきり接点があるようには見えなかったクサナギとフーコ、しかしイクリプスでは何かしらの関係が見えた部分も。そして、『スカイ・クロラ』のラストでカンナミがクサナギを銃で撃ったが、『スカイ・イクリプス』の最後の話はその後のストーリーのようにも見えなくもない。で、結局カンナミ・ユーヒチがティーチャの子どもかどうかも分からなかったなあ。クリタ・ジンロウとカンナミの関係も良く分からない。やっぱもう一度全部読み返せってことかな。


平成21年6月2日

  一昨日の画像で侃侃諤諤のリンク先のミス、修正しました。義兄上、報告ありがとうございます。

  さて……では今日は先月の漫画の感想文でも。いつものとおり長いです。

【王様の仕立て屋】22巻(新刊)
  前もそうだったけど、この漫画感想で書くことないなあ(笑) 22巻最後の話で「兼丸慎一」という名前の元タレント衆議院議員が出て来た。何かそういう名前の人、実在したなあ(笑) むっちゃ懐かしいと言うか、まあこれぐらい過去の人じゃないと漫画で使うと怒られたりするのかな?

【範馬刃牙】18巻(新刊)
  刃牙の腹違いの兄、ジャック・ハンマーことジャック範馬がピクルに挑む! だけど予想通りそこそこあっさりとやられてしまう(笑) ピクルを倒すのは刃牙の役目だからね。しかしピクル強すぎだろ……勇次郎でも手こずるんじゃないかと思ってしまう。まあ刃牙が倒すんだろうけど。あ、でも刃牙もそのうち勇次郎倒すだろうから……強さの比較ではピクル≒勇次郎か?(いいのかな? こんな身も蓋もないこと言ってて)。最終シーンで、ピクルは謎の羽音を聞く。ピクルが"獲物"に勝ち、そしていよいよ捕食しようかとしたときに。そこでピクルの回想シーン。初めて蜂を潰し、口にしたときのことを……。これってやっぱりアレかな? ジャックといえばドーピング。もうボンズとかラミレスとかあんな生易しいものじゃなくて、ものすごい量の薬物を使ってる。ということは、ジャックの肉喰ったらピクルも危険なんじゃないかと(笑) おそらく、はるか古に蜂を食べた時にピクルは体調を崩したのではないかと。それと同種の危険信号を本能的に受け取った――それがあの羽音の正体じゃないかと予想する。多分連載の方では既に答えが出てると思うけど。

【スカイ・クロラ イノセン・テイセス】1巻(新刊)
  うわー、また外れだー(笑) 何が「また」なのかというと、先月は『春季限定いちごタルト事件』の漫画版を買って外した。小説原作の漫画を買ったはいいが、また面白くなかったということである。漫画版『スカイ・クロラ』は……どうもね、雰囲気が違いすぎる。いや、漫画にしている時点で雰囲気変わるのは確かだし、その変わり方が楽しみで漫画版を買うのかもしれない。で、結論から言うと……小説版の良いところを全て消し去り、何かおかしなものがその代わりに入ったような? なんというか、『スカイ・クロラ』にそんなポップな雰囲気は要らない、と言いたい。あと、主人公以外のキャラクターが主張しすぎな気も。ま、この漫画を楽しむのであれば、原作や映画版とは切り離して考えるべきだね。

【遮那王義経 源平の合戦】7巻(新刊)
  静御前登場。前振りやこれまでのストーリーからして、おそらくは義経(漂太)が幼い頃に所属していた一座の紅一点、りんであることは間違いないだろう。が……変わりすぎ(笑) 義経が初めて静を見たとき、「誰かに似ているなあ」と感想を漏らしていたが、似てない似てない(笑) 面影全然残ってない(笑)さて、その静を屋敷に呼んだ三善康信、義経にこっそり耳打ちする。「平家方にも呼ばれている白拍子です、お話にはお気をつけてお楽しみください」――だったら呼ぶなっつうの(笑) さて、しかし、静の義経に対する「嘘つき!」という発言は何だろう? 漂太が義経と名乗り、源氏の御曹司のふりをしていること? でもそれはもう納得しているはずなのだが……。過去のシーンで漂太がりんに「必ず迎えに行くよ」というような発言をしていた箇所もなかったと思うが……はて。
  少し話が戻って、清盛が倒れる。事情を知らず目通りを要求する平教経は、制止する平知盛に拳を向けるが……それをかわした知盛は逆に教経を投げ落とす。このシーン、おっ!?と思わずにはいられない。というのも、第一巻で清盛と知盛の会話があったからだ。知盛は、奥州に義経を探らせに行かせた教経のことを「平家一門で最も武芸に秀でた者」と言う。清盛は知盛に「一番はお前ではないのか?」と疑問を呈するが、知盛ははっきりと「最近は私などでは敵いませぬ」と答える。この言葉の中には謙遜といった類のものが入っていた様子がない。ということは、知盛よりも教経の方が強いということで、その教経を叩き伏せた知盛は年長者の面目躍起といったところか(どちらが年上か知らないけど、雰囲気的に多分知盛じゃないかなあ?)。
  一度倒れた清盛だが、「義経」の言葉を聞いて目を覚ます。このエピソードは後世の作り話としてどこかで聞いたような気がする。上手く漫画のストーリーに組み込んだなあ、と感心したのだが……後から考えると、義経じゃなく頼朝の名前を聞いて、じゃなかったかな? ま、作り話だからどっちでもいいけど。それで気が付いたのだけれど、この漫画の清盛は義経に強い拘りを持っているけど、多分歴史上の清盛はむしろ頼朝の方を目の敵にしていたはずだよねえ。ま、主人公が義経の漫画だからそこんところアレンジされていて当然だけど。

【ブラッディ・マンデイ】11巻(新刊・最終巻)
  夏に新連載があるらしいけど、とりあえず第一弾のものとしては最終巻扱いしておく。東京に仕掛けられた中性子爆弾の爆発を阻止を巡っての最後の決戦。漫画の題名にもなっている「マンディ」(=月曜日)だが、何故かロシアの工作員が結論を急ぐ。テロリストが藤丸に指示した東京離脱の日時も性急なもの。そう、決行日は"月曜日"ではなかったのだ! そもそも漫画の最初のほうから感じていた。「ブラッディ・マンデイ」という言葉を堂々と使っていたテロリストたち、しかしそんな真正面から月曜日に来るだろうか?と。教団が別の暦を採用していたのは全然気付かなかったけどね。その一方で、その別の暦が……ごく一般のものと同じく七曜制ってのはご都合主義だなあ(笑) 暦って一週間七日のが多いのかな? あと、暦が変わったら曜日の名前も変わりそうだけど? ここの辺りはあんまり深くは追求しないでおこうか(笑)

【パタリロ!】82巻(新刊)
  何か……いつもよりも面白くなかったような……。魔夜峰夫もそろそろネタ切れか……? 何だか一つの話に割かれているページ数が少なくて、そのせいで話の中身に厚みがないような。
  パタリロが普段使っている調度品は、実は高級品だった。お金になるので売りさばいたが、どうにも生活に張りがなくなってしまった。仕方なく買い戻そうとしたが、もちろん売った値段では返してくれない。困ったパタリロだが、ひょんなことで紐がわらしべ長者的にゴッホの絵に変わってしまった。ゴッホの絵を調度品の一つと取り替えてもらったパタリロは2匹目のどじょうを狙う。さて、全ての品物を取り戻すのにどれだけ時間がかかったでしょう? というお話。中盤はわらしべ長者だけれど、最後のオチは待ちぼうけを感じさせる。あの猟師もパタリロも、2度目の収穫にはありつけなかったんだろうなあ。

【妖怪始末人トラウマ と貧乏神】(新刊)
  トラウマシリーズの、多分どこかに読み切りっぽく掲載されたのを集めたっぽい……ようなそうでもないような良く分からない単行本。パタリロと同じ魔夜峰夫作品。そしてパタリロと同じく若干のトーンダウン感は否めない。「大黒パワーで転身!」ってのは、あれはシリーズによってはないんだっけな? トラウマシリーズはパラレルワールドっぽく何作品かあるのでよく分からない(笑) あ、そうか、仙人魂(せんにんだま)があるから、大黒パワーのシリーズではないのか。あと、何故か岳禅坊がレギュラーキャラクターばりに登場しているのが不思議。多分この漫画の中で一番良識あるキャラクターだから人気も高いのだろう。

【Doubt】1〜4巻(4巻のみ新刊)
  ホラー? 仲の良い兎の中に、兎の皮をかぶった狼が紛れ込みました……というような感じのイントロダクションなのだけれど、肝心のその部分の設定が活かされてない感じ。3巻終わりで一見犯人が判明するけど、それは実行犯で、4巻で裏で操っていた真犯人が登場する。怪しいと思った2人がそれぞれ実行犯と真犯人でした(笑)

【OL進化論】29巻(新刊)
  先日、後輩たちと飲み会に行く前の話。しきりにセントレア一号車君が私にジュースやらお菓子やらを勧めてくる。曰く食事代を少しでも減らすために先にお腹を膨らませておこう、だと。誰がお金を払うと思ってるんだ(笑) そもそも食べ放題だっての!(笑)
  というのとまるっきり同じ話があった。『16歳のハンデ』――レギュラー登場の課長一家。長男が「ハラ減った、何かない?」という言葉と共に帰って来る。「ドーナツがあるから食べなさい」と言う母親。いつもならもう少しで晩御飯だから我慢しなさい、と言われるのに今日に限ってどうして?と思いつつ、16歳の胃袋は食物を欲する(笑) ま、オチは言わなくても分かりますよね。

【バンパイアハンターD(3)妖殺行】(新刊)
  映画にもなった「吸血鬼ハンター」シリーズの3つ目の話。映画版は多少アレンジが施されていたけれど、漫画版は原作に近い感じ。レイラがマーカス兄弟と血縁ではないし、カーミラも登場しない。バルバロイの3人衆がマイエルリンクに従順でないところも、話のラストも原作を踏襲している。まあ1巻も2巻も原作に忠実だったけどね。で、まあ、映画の出来がいいせいか、漫画はちょっと。私の評価は「映画>漫画>原作」かな。映画は大衆向けの救いのあるエンディングだが、それが吸血鬼ハンターDらしくないと言えばらしくないし、それが良いところかもしれない。

  6月の予定は多い。『バクマン。』『ストライプブルー』『Q.E.D.』『C.M.B.』『はじめの一歩』『MAJOR』『凍牌』『アタゴオルは猫の森』『黒執事』(発売日順)。あと、メモ帳に?マーク付きで『きょうのおことば』ってあるけどこれなんだっけな……多分いがらしみきおか誰かの新作だと思うけど、全然知らない漫画なので表紙見てから買うかどうか決める。とまあいうわけで、久々に多い月。一番楽しみなのは『はじめの一歩』で、要注目なのは『ストライプブルー』。何故ならば本屋のサイトの新刊情報ページには「完」の文字があったから。まさか11冊で連載終わるとはなあ。やっぱあんまり人気なかったのかな? 後半はレア物が3冊重なる。『凍牌』に『アタ猫』に『黒執事』。発売日は19、23、27と計ったように3日おき。
  感想文シリーズで、小説のも書いているけど……実はまだ『秋季限定栗きんとん事件』のが下書き途中。さて、翌月までに仕上がるのだろうか? ま、ネタが不足してきたら無理にでも書き上げるだろう(笑)


平成21年6月1日

  ダメだ……雑誌で近鉄特急を見るたびに、昨日完成させたビスタEXの色がおかしく思えてしまう。やっぱりケチらず調色すべきだったか。しかし調色したら調色したで、ちょっと明るすぎたかとか、もっと赤味を強くすべきだったとかいろいろ悩んでいたに違いない。過去はもう見ない。次に作る車両を頑張ろう。次に何を作るかまだ決定してないけど。その前にお預けしてた逆転検事でもやるかな……。

  すっかり忘れていたが、今年もメジャーリーグが開催されている。というわけで、『週刊イガワくん』の連載も再開されているはずだ! 忘れていた分たっぷり読めると思ってわくわくしながらアクセスすると……何だかバックナンバーが少ない。疑問に思いながら今季の最初のを見ると……井川慶がマイナーに定着しちゃってるので漫画も週刊から隔週に降格だってよ(笑) 井川慶がメジャーに上がったら週刊に戻されるらしいが……頑張れ井川慶!


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