On30 南筑軌道石油発動車

SLみたいだけど、SLじゃなく「石油発動車」というらしい

  On30のSLが欲しいと思っていたところに発売されたこの車両。惜しくもSLではなく石油発動車という車両らしいが、スタイルとしては"っぽい"ので良しとしよう。単純な箱型の車両ではないので、部品点数も多く、そのいくつかがホワイトメタルの鋳造部品であり値段にも影響したようだ。組み立ても、以前作ったいくつかのよりは手ごたえがあって、まあそこの辺りは値段相応に組み立てが楽しめたと言っておこう。

色は青っぽい黒

  説明書にあった組み立て見本は「黒に少し白を混ぜた物を塗ってみましたが」とあった。単純に黒だと思っていたら、なかなかに奥の深い?色を選択してくれている。というわけで私も対抗?してみることにした。奇抜にオレンジ色あたりで塗ってやろうか、とはさすがに考えなかったが。ただ予定が狂ったのは事実。SLではないけどSLみたいなものと考えていたので、単純な黒一色しか頭になかった。というところで、以前作って失敗した色を思い出した。ダークブルー、暗い青である。ただ、そのままでは明るすぎるので、黒をさらに混ぜて"ほとんど黒く"した。この画像はコントラストを下げて撮ってみたので青っぽく感じていただけるだろう。

背面はこんな感じ

  背面はこんな感じだ。実は前面や背面の覗き窓にはガラス(といっても模型では塩ビ板だが)が入っていない。説明書に入れろとなかったので、モデルになった実車にもなかったのだろうか?ということで敢えて入れることはしなかった。この角度で見ると、エンジンキャブ?の部品の取り付けボス(画像ではグレーで見えている丸いところ)が未塗装なのが意外に目立つ。それから、動力ユニットが丸見えで、それはいいのだが間に挟んだ絶縁用のシート(えんじ色っぽく見えるもの)がこれまたちょっと気になるかも。そのうち気が向いたら何か処置でも施そう。
  さて、これでOn30の動力車は3つになった。軽便内燃機関車、自動機客車、そしてこの石油発動車。内燃機関車にはなべとろがあり、自動機客車には箱型トロッコがある(それに単体で走らせても問題ない)。というわけで、石油発動車にも何か、牽かせるものが欲しい。となったところで思い出したのが平型トロッコ。そのうち何とかしてやろうと思って、思っただけでそのままになっている。いい機会だから石油発動車に牽かせるのにマッチする仕様に改造してやるとしよう。今考えているのが、2両一組で荷物を運ぶ何か。荷物はおそらく、長い材木か鉄パイプになるだろう。ついでに、平型トロッコは鋼製タイプと木製タイプがあり、先日組み立てたのは木製タイプ。鋼製タイプも買ってくれば、アルモデル社のOn30シリーズをコンプリートするので、併せて加工してみようか(ちなみに、箱型トロッコも平型トロッコも2両1組で売られている)。

(2008.11.16)

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