2019年4月30日
写真展 キヤノンギャラリー大阪の『宮嶋 茂樹 写真展:THE CADETS 防衛大学校の日々』を観に行って来た。普段あまり写真展には興味がないのだが、今回は特別中の特別。「防衛大学校」というキーワードはもちろん、宮嶋茂樹という名前も効いた。写真展同様に写真家にも興味がないのだが、それでも何人か名前を知っている人はいる。そんな中で、宮嶋茂樹は知っているだけでなく、著作を読んだことのある数少ない一人なのだ。そういうわけで腰の重い私が珍しく行ってみる気になった。 漫画『あおざくら 防衛大学校物語』で読んだ世界の実写版というか、ザ・オリジン。漫画に描かれた世界の本物を垣間見て、問答無用の説得力を感じた。もちろん現場の空気を全て写真に封じ込めることは不可能なんだろうけど、その何パーセントかは『あおざくら』が補間してくれたような、そんな気がする。写真集があったので買って帰ろうかとも思ったのだが、思ったよりお値段が高くて一旦保留に(笑) いずれ『あおざくら』シリーズとセットで本棚に並べてみたいなあ。
というわけで、月末恒例のを。この4月はちょっとだけいつもと違う形になっています。
【Dr.STONE】11巻(新刊):☆☆☆☆ 10巻に出ていた予告シーンを見て「司死んでないんだ、良かった」と思ったものの、あの状況からの復活が謎だった。多分千空のときと同じく、まだ石化した部分が残っていて、復活液で治すんだろうな……と予想していたら、例によって外れだった(笑) まさかあの大怪我を負ったまま戦うなんて無茶するとは思わなかった。科学に対してはリアリティのある漫画だと思ってたのだが、どうやら司の肉体は科学では読み解けないようだ(笑) ただ、石化が解ける際の修復作用云々は悪くない読みだった(自画自賛)。最終的に、司の怪我を治すため、再石化させて復活液をかけてかけて治そう、という展開に。でも石化のメカニズムは謎。そこで、司は一旦コールドスリープさせて時間を稼ぎ、石化の謎を探るために地球の裏側へGO!という流れに。ただただ単純に石化の秘密を暴きに行くというストーリーも考えられる中、そこに司の怪我を治すという大きな目的を持たせるあたりは、話の作り方が上手いと思う。でもコールドスリープって現代でも実用化されてるのかな……それを石の時代にやっちゃうって、千空とんでもない科学者だよ。まあ、コールドスリープ失敗してても、冷凍さえしておけば石化からの修復作用でなんとかなるかもね。 後半は船を造り始める。船だけ作っても乗りこなせないと危険が大きい、というわけで船長に相応しい人物を石化から復活させる。腕は確かだが性格に難あり……他の人が悩むのを他所に、千空は何の躊躇いもなく復活液をかける(笑) その人物の“難”の部分で石の時代にお金が復活する。千空曰く、通貨もまた科学の産物らしい。これでまた文明再興に一歩近付いたね! さて、その難あり人物龍水、なかなか憎めないキャラではある。見事にゲンの手のひらで踊るあたり……というか、ゲンが万能キャラっぽくなりつつある。 突っ込みを入れておくと、「石油探しに静岡へ向かう」→「地形がめっちゃ変わってて進めない」→「そうか、3700年の間に火山(富士山)が何度も噴火している」となって、空から地図を作るために気球を作るのだが……地形が変わっている可能性はもっと最初から考慮しとくべきだったんじゃないですかね千空くん。六分儀の時も3700年分のずれを考慮してなかったのを忘れたんですか? とまあ、漫画だと一瞬だけど、中の世界では1年経ってるし、その間大変だったからしょうがないということにしておきましょう(笑) 千空の嘘。「手芸部の人間がこんなところにいたなんて1mmも気付かなかった!」って言ってるけど、お前100憶%気付いてただろ!(笑)
……ハイそうです100憶%って言いたかっただけですすみません。
【ドラゴンボール超】9巻(新刊):☆☆☆★ 17号に「自爆したんじゃなかったのか」と驚くクリリンに、「自爆装置はお前がとり除いんだろ」と言う17号だが、あのシーンのことを言っているのかな……? あれはリモコンを破壊しただけのような気がするし、そもそも自爆装置とも違うような……。完全版もまだそこまで行ってなくてあまりよく覚えていないので、勘違いできちんと自爆装置を取り除く話があったのかもしれない。「取り除く」という表現を見るに、クリリンというよりはブルマの仕事のような気はするが。最後までステージに残った17号の願いは、全ての宇宙を元に戻すこと。未来トランクスの世界の(つまり本来の)17、18号は残忍なやつらだったそうなので、こちらの17号が良心的で良かった(全王への当てつけの意味もあったようだが)。未来を変えた逆にセルに感謝しないといけないかもね。 後半は銀河パトロール編に。銀河パトロールが魔人ブウを拉致するかのように連れ去るが……いやちゃんと説明して協力を仰ごうよ。「自分たちは正義なんだ!」っていうその姿勢は傲慢以外の何物でもない。
【賢者の学び舎 防衛医科大学校物語】3巻(3月新刊):☆☆☆ 厳しい意見になるが、『あおざくら』と比べると1ランク2ランク下がってしまう。主人公が薄っぺらい。『あおざくら』は少年誌で、『賢者の学び舎』はもっと上の年代に向けた漫画雑誌で連載されている。読者の想定年齢層は『賢者の学び舎』の方が上のはずなのだが、物語の練り込み方は反対に幼稚に見える。というのが、前半の防衛大学校での訓練の話を読んでいて感じたこと。主人公真木賢人に芯がないというか、「友情ごっこ」しているようにしか見えないネット用語にすると「優しい世界」に浸って満足しているように思える。中盤の「基礎教養」の話もまた然り。1〜2巻の流れがあった上で「医学に関係ないから」と基礎教養を疎かにする賢人は、私の目からすれば視野が狭く思慮の浅い行動を繰り返している。主人公に魅力がない、イコール漫画そのものの魅力を損なっている。間違いなく『あおざくら』の影響を受けて買い始めた漫画だが、思いの外期待外れなコースを辿っている。 3巻途中で夏休みというのは、『あおざくら』と比べてハイペース。物語に薄さを感じてしまうのはその拙速が原因なのだろうか。
【るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―】完全版16巻(既刊):☆☆☆☆ 冷静に振り返ると、少年漫画でこの重いストーリーをやったってのはかなり異例というか、思い切ったような気がする。ただでさえ少年漫画の中では年が上だし、時代設定やら何やらあるとはいえ殺めた人の数知れず。そしてその中に「自分の妻」が入るのだから、ダークヒーローにも程がある。後の展開になるが、作者の中ではA案B案とあって、“平和”な方が選ばれることになるのだが、私の中ではそれは当然で「選択肢に入ることすらおかしい」だった。が、今剣心の回想の後半部を読んでいると少しだけ気持ちが変わる。こんなストーリーを描いてたら確かにそういう気分になってもおかしくない。和月の迷いは、自分で冷静になって消したのか、それとも担当編集者の助言によるものか、どちらかは分からないが、“軌道修正”してくれて良かったと心の底から思う。あれ間違えた方を選んでたら、私は和月伸宏のことが心底嫌いになってたかもしれない。 仮面の男、外印。縁の定めた時間の猶予の間に何やら作っているが……それを見た時の私の予想は2つだった。雪代巴か神谷薫そっくりの人形。可能性を2つ考えていたというのがちょいズルだが、この予想の片方は命中することになる。まあ、読み返してみると思ったよりバレバレなシーンだったね。
【ドラゴンボール】完全版24巻(既刊) いっけね完全に忘れてた(てへっ) 何をかって? 前の時に、「ここからパラレルワールドに入ります」って書いたけど、そのもっと前にセルが来ていて、既に世界は分岐してるんだった。実を言うと、JC版の単行本はベジータ襲来〜セル途中まで、いくつか欠けているものの残っていて、ちょこちょこ読んだりもしてたんだよね。だからトランクスの前にセルが来てたという話も割と最近に読んでたのに、3月時点ではすっかり忘れていた。 未来トランクスが再びやって来て、19号の破壊された頭部を見て呟く。「いったいこれは何なんだ? みんなは誰と戦っているんだ?」。この辺りから不気味な雰囲気を帯びてくる。17、18号との接触があったあと、一段落したときにさらなる恐怖が。謎のタイムマシン、謎のタマゴ。そして謎の抜け殻……神様も謎の存在に怯えている。当時連載で読んでいて、小出しにセルの存在を匂わせる展開はただただ「怖かった」。明朗快傑のバトルが売りの『ドラゴンボール』らしからぬ話の進め方だ。前に「ナメック星の後は蛇足」って書いたけど、これはこれで面白い。鳥山明すげぇよ。 ところでこれ、複雑だよね。まず、誰も過去へ遡らず、改変されていない時間軸がある。未来トランクスの生まれた世界だ。まず1つめのパラレルワールド、それはセルがやってきた時点で生まれているはず。漫画はもちろんこの世界を描いている。次なる未来からの来訪者が未来トランクスだ。ここで新たなるパラレルワールドが生まれるはずなのだが、問題はそこじゃない。何故未来トランクスはここの世界に来たのだろうか? 未来トランクスが生まれた世界はセルによって変えられていないはず。純粋に過去に戻ったのであれば未来トランクスはセルの来ていない世界に来ないといけないんじゃないだろうか。タイムマシンの設定が云々という話はあったが、なんだか釈然としない。まあ、そういうこと気にして読むべき漫画じゃないんだけどね(笑)
【冒険王ビィト】11巻(既刊):☆☆☆☆ 【冒険王ビィト】12巻(既刊):☆☆☆☆ 単行本の発刊年月日を調べてみると、今回買った12巻が2006年の9月4日。長期に渡る休載を経て13巻が発売されたのが、実に10年後となる2016年の11月4日。12巻こんないいところで終わってそこから丸10年以上読者を待たせたのか(作者の体調が悪かったようだが)。しかもこの13巻が現時点での最新刊。つまり、2017年、2018年と丸2年間新刊が出ておらず、現在の連載状況もよく分からない……と書いていたら、最新14巻が6月に発売される予定との情報が入ってきた。この後順調に続きが出てくれればいいのだが。 ガロニュート撃破。その最期のときに七輝星紅一点のロディーナが種明かしをする。一体何の思惑あって自分の順番を最後にしたのだろうか。前のときに書いた「戦わない」はちょっと考えにくくなってきた。普通の漫画だったら「ベルトーゼのことが好き」なんだろうけど、魔人たちにそういう恋愛感情はなさそうだ。 クルスの記憶復活。才牙はどうするのかな……と思っていたが、どうやら戦士でなくなったクルスの体には戻らない模様。戻しちゃうとビィト単体では戦力ダウンで、それをどう補っていくかの話も見たかったけど、とりあえず才牙5つの状態は維持される模様。 そして天空王バロン出撃。圧倒的に強い。ヒスタリオの横槍が入るが、ここでバロンのもう一つの人格(?)、ザンガが赤き月の南中と共にバロンの身体を支配(?)する。バロンかっこいいと思ってたのに、ヘルメット(?)取ったらそこにもう一つオッサンっぽい顔があるんかい……。ノアはこうした魔人たちの不思議な個性に疑問を持つが……これも後の展開への布石なんだろうか。にしても何故バロンはわざわざ月が赤くなる日を選んでビィトに戦いをけしかけたのか。ベジータじゃあるまいし(笑) まあ、月が上りきるまでに決着が付くと思ってたのかもしれない。タイミング的にも実際そうだったし。 翼の騎士。もうこれやっぱりゼノンで確定だよねー。ブルーザムの才牙の“暴走”を止め、バロン再襲来のシーンでは才牙は「今はない」と答える。そしてバロンとの戦闘で“消えて”しまうが、それは回想シーンのベルトーゼとの戦いのラストと同じエフェクト。まあ当然といや当然なんだけど、こんなに小出しにしなくても(笑) キッスが“復活”して、ビィトが足も手も出なかったバロンと四つに組む……? というところで、現状最新となる13巻へ!
【聖闘士星矢】25巻(既刊):☆☆☆★ 【聖闘士星矢】26巻(既刊):☆☆☆★ 瞬がハーデスになった経緯はよーくわかった。が新たなる疑問が。三巨頭が「まさかハーデス様のあのお姿は」とか言って何かに気付いていたシーン。それを見てパンドラが「さあ、ハーデス様の面倒は私が見る故、お前たちは余計なことは考えず持ち場に戻るが良い」と言っていたあのシーン。何か裏があって、それに言及されるとパンドラにとって面倒があったからああいう感じなんだと思っていたのだが……何もなし? そんなんありか!(苦笑) 嘆きの壁を砕くために、残った黄金聖闘士が集結し、そして死んだ魂も蘇って十二人が一堂に会する。全員の力を合わせ、命と引き換えにエリシオンへの道を開く。最高に盛り上がるシーンだが、全員今度こそ全てを失ってしまうのが悲しい。もう、シャカにもムウにも会えないんだ……。 氷河対ミーノス。自信満々に張った氷河の壁が易々と破られて何だか情けない。ミーノスの力が凄いってことなんだろうけど。でもって、ミーノスを釘付けにしたと思って氷河もエリシオンに向かって飛ぶが、ミーノスが後を付いてくる。ピンチかと思われたが、超空間にミーノスの冥衣が耐えきれずに崩壊し、ミーノスの体も霧散する。アテナの血で蘇った聖衣を着ている3人は平気なのだが、これひょっとすると、氷河や紫龍の足止めは意味がなかったんじゃあ……追って来た冥闘士は全員勝手に消滅してくれてたってことだよね。まあ、流石にそれは結果論で、その場にいる面々には分からない事か。 星矢と瞬が先に行き、その後を氷河が追う形に。紫龍はもっと手前で冥闘士たちを足止めしている。あれ? 一輝は? コキュートスに落とされたシーンがあるけど、そのままぶっ倒れているのかな? 紫龍も文字通り命懸けで冥闘士を道連れにして死にそうな流れなんだけど、ラストのシーンで青銅聖闘士5人が揃わないことになるのかな? 残りあと2冊。どうなるのか「気になる」というよりも「心配」で仕方がない。 余談。26巻の表紙(カバー下)で星矢が射手座聖衣を纏っていて、おおっ!? また何かアイオロスが助力してくれるのか!と思ってたらそんなシーン全然ない。ありゃ何だったんだ。確かに青銅とは言えアテナの血で蘇った聖衣を纏っている。クライマックス直前のこの場面で、再度黄金聖衣を星矢が使うとなると話が締まらないのは分かる。だったら表紙イラストは何のために……まあ特に考えてなかったのかなあ。それより何よりだな、タイムリーなことに、いや、間の悪いことに、射手座聖衣の星矢のフィギュアが出るらしいんだ。一旦気持ちが落ち着いたはずなのに、また欲しくなるじゃねえか!!!(苦笑) そんなに高い商品でもないし、この際だから1個買っちまうか。買ったらそれで気が済むかもしれない。ただ一つ、注文を付けるとすると、フィギュアに付属している気合いの入った顔もいいが、表紙の何かに驚いているというか、ちょっと戸惑っている星矢の顔も捨てがたい。何故これもセットしてくれないんだ。というか、フィギュアはアニメ顔で、漫画版とは若干違う。これはもうあれだ、フィギュアに表情違いの顔が4個入ってから、1つ犠牲にして原作バージョンに作り替えるべきだな。と言いたいところだが、漫画やアニメキャラのフィギュアは作ったことがない。上手く作る自信がない。思い出すのが「涼宮ハルヒ」のフィギュア。ガレージキットを組んだ物がオークションで高値で落札されているのを見て、後輩とちょっと盛り上がったことがあるのだ。「俺も一個作って売ろうかな、ニコンF6が買えそうだ!」って冗談言っていたのだが(時代を感じさせる単語が並ぶなあ(笑))、実際問題作れないだろうなとは思っていた。こういうフィギュアは顔が命。首から下は誤魔化しが利いても、顔だけは二次元キャラクターの顔を描くセンスが問われる。もっと後の話になるが、剣心のフィギュアが発売されたときに「なんか違う」と思って買わなかった。市販品、その道のプロフェッショナルが作ったものでさえそうなのだ。初めてトライする私がそんなものを作れるとは思えない。無論、覚悟があれば何個何十個と練習を重ねてそのうち何とかなるかもしれないけど、それまでにどれだけの屍を積み上げなければならないのだろうか。そんな暇があったら“本職”の鉄道模型作れ俺!って話になってしまう。というわけで、まあ、星矢のフィギュアは見送った方がいいだろうなあ……と買わない理由をこじつけてみました(笑)
【グラゼニ】17巻(既刊;最終巻):☆☆☆☆ ダーティ桜塚暗躍、と表現すればいいのだろうか。あそこから夏之介が日本に帰ってくるシナリオがこんな感じとはね。ところで一つ非常に気になるのが、こういう形で日本球界に復帰する場合、現実世界のルールだと夏之介はスパイダーズに戻らざるを得ないんじゃなかったっけ? FAは流石に別だったとは思うが、その他の場合は確か2年未満の場合は元球団にうんたらかんたらっていうルールがあったような。はっきり覚えているわけじゃないので確かなことは言えないのだが……。 モップスとワイルドワンズで悩み、最終的に彼女との結婚を取るためにモップスを選ぶのだが……モップスが現実世界のあの球団と同じであれば、ワイルドワンズが上積みした時点でさらに上を行く金額を提示したように思うのだが……(笑) どうしてもそういうところに目が行ってしまう。夏之介たちを乗せたE259系成田エクスプレスの描写、なかなか頑張っていると思いました(笑)
【グラゼニ〜東京ドーム編〜】4巻(既刊):★ 注:星評価は、主人公が移籍したチームがどう見ても現実世界のあのチームなので大幅減となっております。
白兎「そういう評価の仕方はやめなさい!!」
でもまあ、前シリーズ最終17巻読むまでは金に負けたと思ってたので、金より「女をとった」結果と考えれば“そこ”を加味しても「☆」ぐらいでもよかったかもしれない(だ〜か〜ら〜)。 とゆーことで、夏之介が何と東京ドームを本拠地とするチームのユニフォームを着て野球することになっちゃいました。日本ハムファイターズだったらよかったのに(古い)。1〜3巻は無料版を手に入れた。買い直しすることはまず有り得ず、故に感想文を書くチャンスも今後ないのでさらっと書いておく。んー、あまり書くことないかな(こら)。強いてあげるなら、全員不調で最下位になったら面白かったのに(おいおいこらこら)。でもまあ、漫画だしいっか。強いてあげるなら、「心で打て」のところかな。夏之介と同じく移籍組(ただしFAで)の富士野泰山がヒットを打てずに苦しんでいたところ、コーチにそう言われる。「技術のないやつが心で打つことはできないが、お前には既に十分な技術がある。そのお前にこれ以上の技術論を言ったって仕方がない、最後は心で打つんだ」ってね。富士野は不振を脱出し、のみならず千両役者ぶりを発揮。さあ夏之介も!ってなりそうなところでそうは行かないのがこの漫画の面白いところだね(笑) そこからさらに時間が経ち、ようやく夏之介復活か?というところで4巻へ突入。 夏之介、調子よく投げ、それが仇となる。酷使されてしまい、肘を壊す。そりゃあんだけ投げてたらね……監督も分かるだろ。投げさせ過ぎ。勝ち試合で10連投とかたまにある話だけど、勝ち負け関係なくて3試合で7イニングとか、中継ぎ酷使とか言うレベルじゃなくてただの破壊行為。現実世界だったら夏之介が肘を云わす前から炎上案件だ。妙に生々しくてリアルな漫画だけど、何故かこういうところだけは無茶苦茶なんだよなあ。冷静に考えたら中継ぎピッチャーが4回から6イニング投げて逆転勝ちとかも「ない」話だ。投げて3か4イニングまで。逆転したら最低でも8回からは勝ちパターン投入。勝ちパターンが崩壊していたとしても、「やりくり」で別のピッチャーに替えるでしょ。漫画の展開上、次の話に繋げたくてこうしたのは分かるけど……分かるけど選手のコンディションを考えなさすぎなこの起用はアカン。 夏之介のマンションに、怪我のお見舞いにいろんな人が来る。その中の高橋ノブヨシ。『Q.E.D.』や『金田一少年』の世界だったらコイツが犯人だったな(笑) 去り際に「おっと、俺がランニングしてたら富士野泰山以上に目立って仕方がなかったぜ」と一言残していくが――「あなたはどうして富士野泰山が先に来たことを知っていたんですか? それはあなたが」という流れで(笑) シナリオのリアルさはさておき、組み立て方は感心する。夏之介の故障があらゆる方向から「次」の話題へと繋がる。夏之介が頑張ったからチームは優勝できた、でも夏之介を欠いたが故にCSは勝てなかった、それが監督が交代の理由となり、新しい監督は一年目から優勝を狙うため、手術で投げられない夏之介を育成契約に落とそうとする。『グラゼニ』だから育成契約の金額もリアル。 現実世界のあのチームをモデルにしているからこそできる物語の展開。心中複雑だけど、某新聞社の名前の欠片もなければ頭文字がGということもない。ここは素直に夏之介の来年(漫画の5巻)を楽しみにすることにして、星評価は「☆☆☆☆」ぐらいにしておこう!
【正直不動産】5巻(新刊):☆☆☆★ 「愛は目減りしてもローンは目減りしません」がツボ。いやいやいや、それを口にしちゃったってことは心の中で思っちゃったってことだよね(笑) いい性格してるわー。 突然だが、そろそろこの漫画買うのをストップしようと思っている。珍しく不動産をテーマにした漫画ということで買い始めた。前に書いたかどうか忘れたけど、テーマは何であれ「人をどう描くか」が漫画の良し悪しに大きくかかわってくるのではないか、というのが最近の私の考え。この漫画には、不動産のことを楽しく学べるかなーという期待があった。しかしこの考えに基づくと、漫画として面白いうことは話の主体が不動産ではなく人に来る。不動産の教科書寄りになると、人物描写から離れて漫画としては微妙なものになるだろう。不動産のことを学びたければその手の本を読むべきで、漫画に求めるべきではない。「不動産」を抜きにして、漫画としての魅力だけで続きを読むかどうか考えると……もうこの辺でいいかな、と。
【リボーンの棋士】3巻(新刊):☆☆☆★ 熱の入る展開。考えてみれば今将棋漫画は3つ買っているが、『渡辺くん』はドキュメンタリー(?)、『宗桂』は1話完結タイプ。ストーリー漫画はこれ1本で、他とは違った読みごたえがある。 安住対土屋。性格が対照的なこの2人は、この漫画が今後も長く続けば一つのテーマになっていくであろう「ポジティブ思考」と「ネガティブ思考」に分かれている。当然読者人気は主人公で明るい安住の方についくるのだろう、と考えると土屋は引き立て役で、損な役回りである。3巻でも勝ちを確信したところから“逆転負け”を喫してしまう。何か、ちょっと可哀想にも見えて来る。性格的にも見た目的にも典型的かつ徹底的に負を負わされているというか。 決勝戦に、直前までスポットライトの当たらなかったキャラが勝ち上がる。物語の展開上、何故片桐にしなかったのか気になるところ。まだ若い中学生の棋士、それは新しいタイプで、現代を感じさせる将棋への触れ方をしていた。安住がどう対するのか、というよりも、作者が何を描きたいのか、どう表現したいのか、それに注目して続く4巻に期待したい。
よくあるわけではない質問とその答え。 Q:空いた『ファブル』の枠は埋めなかったの? A:埋めたつもりですが、自分でもよく分かりません。 4月26日、10連休を前にしたその日、待望してやまなかったヨドバシ電子書籍のポイント還元率アップセールが始まった。期限は5月7日まで。『ファブル』の後に何を買うのかは決めていたが、これを期待してギリギリまで購入を延期していた(『グラゼニ』も待つつもりだったのだが、しびれを切らして少し前に買ってしまった)。セール開始後、早速たくさんの漫画を買って、結果どれが空いた枠を埋める作品なのか自分でもよく分からなくなってしまった(笑) そして、たくさん買い過ぎて感想文を書く時間を確保できなかった(笑) そんなわけで、今日は感想文を載せていない。5月に入ってもまだまだ買う予定なので、今回は変則的に行こうと思う。33%ポイント還元セールで買った分の感想は、別枠にして5月の中頃に記したいと思う。 さて、5月に購入予定の新刊は、『僕のヒーローアカデミア』『MF GHOST』『私の少年』『鉄鍋のジャン!!2nd』『タヌキとキツネ』の5冊。『ヒロアカ』と『MFG』の限定版は連休中に出るらしい。あまりにも連休が長すぎて、仕方がないから休日だけど出荷作業をするのだろう。その『MFG』限定版の特典はトミカのハチロク。通常版との価格差は1300円。トミカの値段知らないけど、これちょっと高くない? 義兄に「欲しい?」って訊いたら「いらんな」と返答があり、甥っ子に「欲しい?」って訊いたら「いらんな」と返答があった。私? もちろん「いらんな」。欲しかったら二人に訊かずに買うでしょう。というわけで通常版を買うのだが、通常版は5日も遅れた連休後の発売となる。講談社め!! その他の3冊も間を置かず発売されて、最後の『タヌキとキツネ』の15日を以て5月の新刊が完了する。1年ぐらい前までは、こういう月内での発売日の偏りにぎゃーぎゃー文句を垂れていた。今となっては懐かしい(笑) ここ最近は、既刊を新刊の合間に買ってバランスを取るようになったので気にならない……あっ! 今回に限りポイントアップセール中に全部買っちゃう予定なんだった!! 全部前半に買っちゃうってことだ!!!(笑) ま、たまにはこういうことあるよね。お得なんだからそれ以上文句を言うのはやめにしておこう。究極の作戦は「買うだけ買って読むのは月の後半になってから」だが、果たして橘雪翼にそんな我慢ができるか。なお、既刊はいつもの通り。完全版2冊に『聖闘士星矢』いよいよ完結となる2冊、『ビィト』の残りの1冊と『ビィト』の後を継ぐ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』を何冊か、『グラゼニ東ド編』2冊。一応『ファブル』で空いた分は『亜人ちゃんは語りたい』のつもりなのだが、先述の通り「枠」の概念はどこかへすっ飛んでしまっているので、1ヶ月後にどういう扱いになっているかは分からない。 (2019-33 04-09)
平成31年4月28日
るろうにじゃなくて特定 そういや特定健診の話をしてなかった。結果は、まあ、最悪レベル。薄々感じてはいたが、体重あんま増えてないのに体脂肪率ははっきりと上昇。例のアスリートレベルは激減。去年激増して今年それって乱高下しすぎじゃない? 家で体脂肪率測ってるとちょっとしたことで結構上下するけど、特定健診で使われるあのでっかくて多分値段高くて多分精密な機械は多分正確なんだよね? だとすると体脂肪率だけ上昇……はぁ、この1年は肉体改造失敗かあ。体感では去年よりパワーアップしてるんだけど、体重体脂肪率の変化から言うとダメなのは分かってた。ただ、一つだけ想定外の明るい材料はあった。握力がアップしていた。去年が左右共に41か42ぐらいだったのが、左44、右48へ成績向上。特定健診のオプションを付け始めた最初の年からほとんど変化がなかったから、今年強くなったのは嬉しい。が、同時に原因が分からない。特に握力が強くなるようなことはやっていない。庭でバット振ってる効果が出たというのなら、何故今まで強くならなかったのか? 何故今年になって急にこんなに違いがあるのか? それが分からない以上、握力が強くなったことは手放しでは喜べない。 画像で侃侃諤諤するつもりだったのだが、面倒になったので文章だけで済ませる。4月から体組成計を新しくした。今まで使ってたものは、多分15年ぐらい前に買ったオムロン製品。流石にもう古いよな? ということで、新型はタニタ製品のちょっといいお値段のものに。ところが体脂肪率が派手に高めに出て凹んだ。ちょっとズルだがモチベーションを維持するためには仕方がない。「アスリート」設定にさせてもらって測定結果に自己満足。前のものとの比較で体脂肪率はこんな感じの関係性に。
新タニタアスリート<旧オムロン<新タニタノーマル
特定健診で測った数値がどこに近いかというと、旧オムロン。あれえ? 新しいのに、お値段高いのに、だめじゃんタニタ。ちなみに特定健診で使われているのはタニタ製品。多分あれだ、コンシューマー向けと業務用とで精度が違うんだ。ま、そんなわけだから、家の測定結果で喜んでいたらただの自己満足(何にしたって自己満足だが)。最終的に「今よりも体脂肪率を下げる」ことを念頭に日々頑張ろうと思う。 体脂肪率下げるだけならほぼ毎日食べてる夜食をなくせば余裕なのだが、体重もごっそり減る。前にどこかで見た「筋肉を付ける方法」を実践して、一旦体重を増やし、その後絞るってのを繰り返そうと思う。というか、去年もやろうとしたのだが、去年は「65kgの壁」みたいなのがあって、やっとのことで65kgに到達したと思ったらそれが維持できず、気付いたら64kg以下への後退を繰り返していた。ある意味「体重を増やして絞る」が出来ているのかなあ……とも思っていたのだが、特定健診での計測結果を見るにただの甘い幻想だったようだ。ともかく食べる、食う、喰らう。そうして今、65kgを越えた状態を維持できるようになってきた。どこまで増やせばいいのかはよく分からないが、あと1kgぐらいは増やしてみたい。で、その後2kgほど絞り、体組成計での計測結果を見てみて、また3〜4kg増やして2kg絞るをやってみる。上手く行けば念願の、何年越しかもう忘れたけど目標の「体重65kg以上かつ体脂肪率10%未満」に到達しているだろう。まあ、その「10%未満」ってのがどこを見て判断すればいいのか分からなくなってしまったのだが。 (2019-32 04-08)
日付に「平成」が入る更新も今日が最後かあ。
平成31年4月25日
今年初の完成車輛 旧型国電70系新潟色を作っていたはずなのだが、途中で問題が発生してテンションが大幅に下がってしまった。気分転換したくて、去年の終盤買ったキットを組むことに。あっという間に作るつもりが気が付くと2ヵ月も経っている。どうしたらやる気って湧いてくるのかなあ。 完成したのは日曜日で、やろうと思えばもっと早くお披露目できたのだが、物撮り用の新アイテムの導入を考えていたのでちょっと遅れてしまった。この新アイテムについてはまた後日。
ワールド工芸「オヤ36 2051 架線観測車」完成 (2019-31 04-07)
平成31年4月23日
α6400断念 今週末から10連休がスタートし、その10連休の終わりと共にα6400のキャッシュバックキャンペーンも終了する。買うとすればキャッシュバックキャンペーン内がお得、ということで決断の一つの節目がやってきた。色々と考えた結果、このチャンスは敢えて見送ることにした。この1ヶ月ぐらいを振り返ってみると、「α6400があったら持って行きたかったなあ」という日は一度もなかった。外出先で撮影を楽しむ見込みがある日は、カメラバッグにD810と気合を詰め込んで家を出たし、撮影目的でない外出時は小さな鞄で出ていたからα6400ですら入るスペースがあったかどうか。実は来週α6400ぐらいでちょうどいい予定がないこともないのだが、頻繁にあるイベントでもないので、その後はまた使いどころのない期間が続いても不思議ではない。強いてα6400を買う理由を探すならば、α77の置き換え。つまり物撮り用だが、模型が毎月バンバン完成するならともかく最近のペースじゃねえ(自嘲) α77を買ったのは2012年の5月末頃。α6400を買わないとなれば現役稼働8年目に突入する。α77の前の物撮りカメラはDiMAGE A1だったが、α77を買うまでの約7年半使った。α77はそもそもは動画用に買ったのだが、確認すると買ってすぐに物撮りにも活用し、DiMAGE A1はα77本体の写真を撮るのに使ったのが最後となった。というわけで、α77が私の現役稼働最長のデジタルカメラということになっている。年数だけで言えばα6400に置き換えてもいいわけだけど、α77が壊れたわけでもないから、それを第一の理由にして買うのもどうかと。α77は高感度に弱いので、室内で物撮りするときは三脚必須で面倒なこともあるのだが、α6400買ったところで「感度上げて手持ちで撮影しますか?」というとそうはならない気がする。画質も多少は上がるかもしれないけど、物撮りでは基本的に被写体が手元に残り続けることもあってそんなに重視していない(被写体もたまに壊れたりするけど)。持ち歩き用にα6400を買ったならば、じゃあ物撮りも新しいカメラでやりましょうか、α77はついに引退ですね、という流れでいいんだけど、物撮りを先に持ってくるのは贅沢な話だろう。 という感じで珍しく物欲に勝利した気がする。お金が浮いたことだし、聖闘士星矢のフィギュアでも買おうかな(笑) (2019-30 04-06)
平成31年4月22日
続RP あれからふと気になったことがあって、エイプリルフールネタの「キヤノンフレックスRP」について調べてみるといろいろと知らなかったことがあった。まず最初に驚いたのが、「FDマウント」ではなかったこと。キヤノンのマニュアル一眼レフカメラと言えばFDマウントだと思っていたのだが、違うらしい。「RP」の「R」は「Rマウント」から来ているようで、他にもR2000、RMといった機種が発売されていたようだ。Rマウントのキヤノンフレックスがキヤノンの初代一眼レフになる、のかな? その後FLマウントが出て来て、さらにそれがFDマウントとなるわけだが、形状自体はずっと一緒で、絞り関連の一部機能が制限されるだけで装着は出来るようだ。ミノルタのオートロッコール、MCレンズ、MDレンズ、の関係性と似ているかもしれない。 私が持っているキヤノンのカメラは、RPとペリックスとF-1の3台。EOSになってからのカメラはなく、全てマニュアルで全部FDマウントだと思っていたら、RPがRマウント、ペリックスがFLマウント、F-1がFDマウントと“マウントごとに1台ずつ”だった。レンズはそれぞれに標準レンズが付いているだけで、他は一切持っておらず、互いのを付け替えてみようと思ったこともないので、“マウントが違う”ことには全然気付かなかった。 ところで、このR、FL、FDはあまり見ないタイプのマウントである。キヤノンは一眼レフのオートフォーカス化の際にマウントの形状を変えているが、そりゃ変えるよな、というタイプのマウントだ。「スピゴットマウント」と呼ばれるもので、レンズの根元にあるリングを回してレンズをカメラに固定する。慣れのせいもあるかもしれないが、着脱が少しやりにくい。片手に収まるサイズのレンズならまだしも、ちょっと大きなレンズ――例えば200mmF2.8ぐらいの大きさになると、屋外での交換はかなり慎重になるだろう。さらに大きなレンズの場合、普通のバヨネットでも安定した場所にカメラ、レンズを置いての交換となるから一緒だけど。 久しぶりにRPを触り、レンズも外した(*1)のだが、この珍しいタイプのマウントを何故キヤノンが採用したのか気になったのだ。一応メリットがあるというか、メリットは期待されていたようだが、いざ実際に採用してみるとそれほどでもなかったようで、キヤノンのマニュアル時代はこのマウントが足枷となったようだ。他に採用例があったのか調べてみると、一応聞いたことのある名前は出てきたが、触ってみたことのあるものはなく、私が知らなかったのも無理はない。一番「えっ? これがスピゴットマウントだったの!?」と驚いたのはコンタックスGマウント。他のスピゴットマウントと比べて新しい……というのもオートフォーカスのカメラなのだ(そう思っていたから、スピゴットと聞いて実はマニュアルだったのか?と調べ直した)。Gマウントも今は生産されていないハズで、多分現行のシステムでスピゴットは残ってないんじゃないかな(35mm判以下ではおそらくないだろうが、中判とかでこっそり残っているかもしれない)。まあそんなわけで、キヤノンはEOSで他と同様バヨネットのマウントを採用し今に至る、というわけだ。せっかくだからEOS Rでスピゴットに戻したらいろいろ面白かったのに(笑) 考えてみると、レンズとカメラ本体の連動する箇所がスピゴットマウントの足枷になったわけだから、EOSの完全電子マウントならスピゴットでも良かったわけだ。この辺のことを知っている人は、キヤノンがEOS Rシステムを発表した時「おっ、まさかのスピゴット復活!?」とか早とちりしていたかも(笑)
*1 うちのPRは故障しているので、シャッターを切った後ミラーが上がりっ放しになることがある。その場合絞り連動レバー?を指で戻さないと復旧しないので、レンズを外す必要が出て来る(笑) (2019-29 04-05)
平成31年4月16日
E・M・T! 元々のきっかけが何だったかは忘れたのだが、甥っ子からライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活』、通称「リゼロ」をちょっくら借りて読んでみた(ちょっくらってきょうび聞かねぇな)。それまでの私のリゼロに対する知識は、転生モノであること、双子のメイドのうち青髪のレムという女の子が人気であること、の2点のみ。「何か知っている」というより「何も知らない」に近い。双子のピンク色の髪の方の名前すら初耳だったし、そっちが姉というのもそれまでの勝手なイメージと違った。そもそものヒロインは別にいて(レミリア)、ラムレムは小説2巻にならないと出てこないとか、実際読んでみないと分からないもんだなあと当たり前のことを思ったり。レミリアに猫(型)の精霊が一緒にいるとか、もうちょい語られてもいいんじゃないですかね!? ぬいぐるみとかベストセラーになっててもいいんじゃないの??? あ、ちなみに、ラムレムは1巻末尾の次巻予告には出て来ているが、次巻予告なのでノーカン。ラムが自分たちのことを「メインヒロイン」って言っているが、そう言ってるだけだよね……? スバルはエミリアにホの字だからエミリアがヒロインでいいんだよね?(ホの字ってきょうび聞かねぇな) 1巻読んだ後の感想は、『涼宮ハルヒ』シリーズの1巻を読んでみた時と同じく「ふーん」。『涼宮ハルヒ』は2巻で撃沈したのだが(知り合い曰く「2巻はシリーズの中でも一番の駄作、飛ばして3巻以降を読むことをおススメする」)、『リゼロ』は2巻の後半から面白くなった。というわけで3巻までを、私としてはまあ割と早いペースで読み終わった。ちなみに4巻は、甥っ子によると「ワンパターンになってきて飽きた」とのこと。つまりそこまでしか買ってないということ。もし私が続きを気になった場合、5巻からは自力で買わなくてはいけないということだ。そういう流れで、今何冊ぐらい出てるのか調べてみた。思わず「E・M・T!」と叫びそうになった。本編だけで19冊。別に短編が4冊、スピンオフ的なのもあるらしい。軽い気持ちで首を突っ込んだが、本格的に踏み入れるとなると、こりゃかなり大変な道のりになりそうだ。
*1 きょうび:そもそも「きょうび」って単語もきょうびあんま聞きませんよスバルくん。 *2 E・M・T:作品中では「(E)エミリアたん(M)マジ(T)天使」の略だが、この場合「(E)えっ? (M)マジ? そんなに(T)たくさんでてるの!?」の略である。
私が知る限りの転生モノは、導入で転生のきっかけが必ずあったはず。例えばトラックに轢かれるとか、通り魔に刺されるとか、階段から落ちるとか、ゲームをしていたりとか。とにかく現実世界に極めてよく似た元の世界での描写がある。『リゼロ』はそんなんナシでいきなりあっちの世界。元の世界でのナツキ・スバルの描写が一切なく、ある意味作者がサボったというか、そのせいか転生時によくあるスキルの付与とかの特典を一切合切省かれた不幸な主人公というか。唯一「死に戻り」を手にしているようだが、死んで初めて発動するせいで「良く死ぬ主人公」ランキング2位(橘雪翼調べ)にランクインしてしまった。 作者がそうしたいがためにそう命名したのかは知らないが、「スバル」の文字を入れ替えると、某国民的人気アニメ映画の破滅の呪文と同じ「バルス」になる。これが双子のメイドの姉、ラムがスバルを呼ぶときの呼び名である。手元に飛行石がなくてよかったね! ちなみにバル……スバル曰く「目くらましの呪文」だが、正確には破滅の呪文――というあたりも作者のわざとなんだろうか。その作者のあとがきに目線入りで2人のキャラクターが描かれていた。やっぱ“我々の世代”で「ラム」と言えば虎柄ビキニのあの宇宙人ヒロインを真っ先に思い浮かべるっちゃ。もう一人、「レム」の方も何かしらあるらしいが、残念ながら私の知らない作品のキャラクターだった。長月氏の方が少し若いようだが、世代が違うということか。ちなみに私は今のところレムと聞いて思い浮かべるのは、ラムちゃんと比べるとかなり新しい作品の死神。「れむしっているか にんげんにこいした 死神は 砂になって死ぬ」という文章を、某SNSのつぶやきの末尾に付け加えようと考えていたのだが、いつも文字数が足りなくて断念した。 「レベル1デス」という単語が出てくるが、これ、『ファイナルファンタジー』知らないと分からないネタじゃないかと。多分甥っ子は分からないのでスルーして読んでいるはず。こういうのを見ると、自分が知らないだけで何かのネタが多数仕込まれているんだろうな、と思う。ま、知らないのはしゃーない。全部フォローするのは無理だ。 思い起こすと、『リゼロ』に超興味が湧いたのってフィギュアが原因かも。ほら、前に俺、「『聖闘士星矢』のフィギュアが〜!」って言ってたやん? その時にいろんなフィギュア系のサイト巡ってて、その最中にレムが鬼化して狂気の笑みを浮かべながら鉄球持って血塗れになってるフィギュアを見たのを思い出した。その時点ではレムはただの人気ヒロインで、故にライトノベルならではの可愛らしい性格をしているもんだと信じて疑わなかったから……「えっ? レムってこんなキャラだったの!?」と驚くのも無理のない話。確かに「鬼」という単語はラムレムに付随して見たことがあるような気がしないでもないので、こういう鬼としての一面は想像力豊かなら想定の中に入って然るべきだったのかもしれないが。そうやってだんだん興味を覚えて、添い寝フィギュアとかも発見して、「売れるとなったら何でも作るんだなあ」と思って呆れてたら、具体的なシーンはなくとも添い寝の事実はあったようで。アニメ版ではラムレムに挟まれて眠る傷付いたスバルくんのシーンが実際にあったのかもしれないし。ん? ちょっと待てよ。レミリアの花嫁姿のフィギュアもあったが……ひょっとしてひょっとすると知らないうちにネタバレ喰らってる? ちなみにそのレミリアの花嫁フィギュア、レミリアが『リゼロ』のキャラであると認識した上で見るとちょっと欲しくなったんだけど、実際に『リゼロ』を読み進めるうちに「なんか違う」という感想に変わった。ラムレムはフィギュアにしても印象変わんないのに、レミリアだけこれは何故? 今読んでるところからさらに5年ぐらい経って(おそらくスバルくんと)式を挙げる頃には大人びてこんな感じになってるのかな? それはともかく、裾が短すぎやしませんかね。 そんなわけで、現在4巻読んでる途中。今のところ死にそうな気配がないんだけど(冒頭のは木刀だったし)、きっと2巻みたいにある日突然死んじゃう……んだろうなあ。その過程如何で5巻以降に進むか退却するかが決定する。頑張れスバルくん!
*3 トラック:そういうのがあったような、というだけで具体的な作品名は覚えていない。 *4 通り魔:スライムがそうだったような。 *5 階段:『転ヤム』。 *6 ゲーム:ステータスの割り振りでルックスを犠牲にしたのとか、マヌケなのとか。 *7 無生物に転生して「転“生”とは何か」を考えさせられる作品のきっかけが思い出せん。 *8 ランキング:1位は『All You Need Is Kill』のキリヤ・ケイジ。今のところ桁が2つほど違いますがね。 *9 れむしっているか:原文は「えるしっているか」以下、死神についての別の文章。『DEATH NOTE』ネタです。ライトの創作文「死神は りんごしかたべない」に対するエルのフェイク、「りんごしかたべない 死神は 手が赤い」をベースに、死神レムに関する文章を作ってみた。 *10 フィギュアで思い出すのが、『聖闘士星矢』のフィギュアが中古でもいいから売られていないか大阪・日本橋に探しに行ったときのこと。レンタルショーケース内にあるわあるわ大量のレムのフィギュアが。次巻予告でメインヒロイン自称するだけのことはある。あれ? 自称してたのってラムの方だっけ? *11 『泣いた赤鬼』の話でようやくラムレムのモチーフに気が付いた。でも私、幼少の頃に『泣いた赤鬼』を読んだand/or読んでもらった記憶がない。名前だけは知っていたけど。故に「あっ、そういう話だったんだ……」と。まさかライトノベル読んでて童話の内容知るとは思わなかった。
深読みしすぎかもしれないが、度々スバルくんが口にする「〜ってきょうび聞かねぇな」。これはエミリアの言葉の選択に対してのものだが、何故エミリアはそんな古い言い回しを頻繁に使うのだろうか。それはきっと、エミリアが見た目よりもはるかに年齢が上であることを示唆しているのではないか。なんてったってハーフとは言えエルフだしね。50年前に生まれたけれど見た目は10代、ってことは十分あり得る。
*12 女性の年齢を気にしてのみならずそれを言葉にするのはマナー違反だが、非実在青少年なので多分許される。きっとそんな感じがする。私の推測が当たっていたら青少年の部分がどうか疑わしいけど、きっと寿命の長いエルフ族にとって50歳とかまだまだ青少年の範疇さ。あと、エルフの年齢を気にするとか、某XIIの主人公がやっちまったシーンを思い出すなあ……やっぱマナー違反か。 (2019-28 04-04)
平成31年4月9日
前回の続き というわけで、前回の続き。私のよくあるパターンで、「また次回に」とか言いいつつ次々回以降になったりするが、今回は珍しく真面目に。但し、体組成計に関しては次々回以降に回します。
3月の買い物 (2019-27 04-03)
平成31年4月3日
延長戦 まあやるだろうなとは思っていたが、当初3月末日までのはずだったヨドバシカメラのポイント還元率アップセールが、6月2日までに延長されている。ポイントの分お得と思って色々買い物しつつ、心中では「慌てなくてもどうせ10連休ぐらいまでは延長するでしょ」と思っていたが、まさかそれよりさらに1ヶ月長い6月までとは恐れ入った。よっ、太っ腹! どうせならα6400とGMの超望遠ズームレンズも13%還元してくれよ!(笑) ま、そんなわけでごくごく想定内のことなので、3月の買い物(*1)を後悔したりはしていない。タムロンのレンズは遅かれ早かれ買うつもりだったし(*2)、体組成計も3月に買ったおかげで区切りのいい(あまり年度で区切って生きてないが)日から使い始めることが出来た(*3)。 というわけで、セール延長ならまたまた何か買おうかな……と悪い癖が出てしまいそう。しかしながら、冷静に考えて“たった”の3%だし、件のカメラやレンズは相変わらず対象外(*5)だし、3月は買い過ぎたからしばらく大きな出費は避けたい。普段通り、よりやや控えめぐらいの気持ちでいよう。でも、電子書籍の還元率アップセールは期待してる。実現したら去年の夏やこの冬の時と同じく、ごっそり買う予定。ポイントは3月のお買い物で既に結構イイ線行ってるので、電子書籍で大量に追加出来ればiPod touchにも手が届くだろう。ところで、新型の噂はあったけど、結局まだ発表されてない……よね? というわけで、次回に続く(*4)
*1 まだ話してないよね。次回お楽しみに。 *2 まだ話してないよね。次回お楽しみに。 *3 まだ話してないよね。次回お楽しみに。 *4 元々その「次回」を先やるつもりだったんだけどね、3月後半はやや忙しくて後回しになっちまった。
*5 この前店舗行ったらα6400高倍率ズームキットがドットコムより1万円以上安かった。思わず買いかけたのだが、よく見るとポイント還元率が7%(通常は10%)。なるほどねー、そう来たかー。ただ、還元率が下がったのを加味しても店舗の方が安い。ポイントで還元されるより現金で値引きしてくれた方が嬉しいし。ま、でも、結局買ってないけどね。 (2019-26 04-02)
平成31年4月1日
RP まだまだ寒い日が続きますが、今日から4月。早く暖かくなるといいですね! というわけで、本日は私の手元にあるカメラから、キヤノンのRPをご紹介しましょう。
RP (2019-25 04-01)
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