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 余計な物を買う必要はない。それでなくとも金に縁遠い生活を送っているのだ。
 おにぎりを3個、缶コーヒーを籠に入れ、レジで精算するとさっさと表に出た。

 外に出た君は、とりあえず胃にいい加減食べ飽きた食料品を放り込むことにする。
 適当な場所を考え、公園に君は向かった。公園にはまばらに人がいたが、君に注意を払う者は誰もいない。うらびれた男など、昼下がりの公園では珍しいものでもないのだ。まだまだ先の大混乱の影響は大きいと言うことだ。
 公園の入り口に近いベンチに腰掛けると、君はもそもそと寂しい食事を始めた、




 10分後


 粗末ながらも昼食をすませた君は、これからどうするか考えた。監視を続けるにしろ、もう木に登るという大胆な手は使えないだろう。あの店員はかなり目端が利くらしい。
 となると公園から監視を行うか、あるいは工事現場から行うかだ。
 監視を諦めて中に入れないか試してみるのも良い。

 さあどうする?



 公園から監視。

 工事現場に行く。

 マンションへの侵入を試みる。





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