橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成30年3月分

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平成30年3月31日

1勝1敗……明日は勝てよタイガース!

  「かしらぁーーーーなかっ!」は、顔だけ正面中央を向けるそうな。実はその前にミリタリー好きの後輩にも聞いてみたんだけど、「正面を向けってことでは?」という回答。漫画の他のシーンで「かしらぁーーー右!」があったのできっとそうだろう、と思ったのだが、正解は少し独特なものだった。ちなみに、海自と他で敬礼の腕の角度が違うらしい。船の上はスペースが限られているから、腕を少し畳むそうで。『あおざくら』だと、腕は90度って出てた。
  で、その元自衛隊関係者のスタッフさんが『ジョジョ』にハマっておられる。周りに『ジョジョ』の話ができる人が他にいないらしく、私の担当になった(笑) で、第六部が――という話になって、「それは読んでおかなきゃ」という流れで緊急購入することになった。私はそんなことも知らずに第七部(SBR)を読んでいたらしい。

【あおざらくら 防衛大学物語】4巻(既刊):☆☆☆☆
  ヘルウィークの始まり。問題を起こした武井だけが各種のしごきを免除され、他のメンバーだけが地獄へと突き落とされた。話の最後に出てくる諸先輩たちの話によると、「自分の失敗が他の隊員にどれだけの被害をもたらすか」を教えるためのものらしい。それを見ていて何とも思わないのかこの武井は。ここで武井の過去が語られて、彼のバックグラウンドが明らかになるのだが……ほぼほぼ同情の余地なし。ただの僻みで性格が歪んでるだけじゃないか。まあこういうキャラクターは漫画では珍しいから、目新しいと言えば目新しい。
  ところで「過去が語られて」のところだが、よくある過去回想ではなく、作者の工夫かポリシーかたまたまかは分からないが、高得点と行っておこう。よくある漫画のキャラクターの過去は、過去の話がそのまま漫画として出てくるもの。コマ間がブラックアウトするあれね。ところが今回の武井の過去は違う。主人公近藤の手により、各種SNSから引っ張ってきた武井の発言その他が暴かれ、武井が何を考えているかどういう経緯でそこに至ったかが白日の下に晒される。ある意味ヘルウィークの締めくくりに相応しい真の地獄が武井を待っていたわけだ(笑) 漫画にもよるが、こういう過去回想は結構ウザかったりする。本編の流れがいいところで中断されたりするともう最悪。野球の試合中とかには決してやらないで欲しい。そういう意味では『一歩』のジジイこと鴨川会長と猫田の回想話はタイミングもボリュームも密度も素晴らしかったんだけどなあ……なあ? あと最近では、例のあの作者の『エンバーミング』の過去話も怒涛の展開で熱かった。話を戻して。そのあと沖田の実家へ行く話もあるが、直接の過去語りではないものの、沖田というキャラクターを掘り下げる役割を果たしている回だったように思える。この作者、回想シーンを挟む気がないのかもしれない。ありきたりから脱却しようとするのはとてもいいことだ。

>幽霊より怖い
その幽霊が坂木先輩似だったんですが、ダブル役満ってことでいいですかね? っていうかこの幽霊何者? 近藤の「部屋長ですか、今のは流石に驚きました」に普通に返事してる。実は坂木本人で、「トイレにいませんでした?」の質問を否定したのは近藤を驚かせるための作戦……だったら、近藤に先回りして沖田のところまで戻った俊足っぷりといいかなりの策士。沖田が気絶したのは坂木を見て、ということになっているが、そのシーン自体はない。つまり、
・坂木、トイレで近藤に接触
・誰かが坂木のフリをして沖田を驚かせる(暗がりなので声真似とかでOK)
・沖田、策にハマり「部屋長!?」の言葉を遺して絶命
(いや、死んでねーし)
・近藤、慌てて戻る
・坂木、先回りして気絶した沖田を揺すり、そこにいたフリをする
という流れだ。ただ、沖田と2人して腰を抜かしたのを見て呆れているところをみると、トイレでの一件を全く知らない様子。やっぱりトイレの坂木さんは幽霊だったのか。というわけで、5巻でその秘密が解き明かされる(適当)

>試肝会
いわゆる肝試し。そして男子大量虐殺事件発生。ペアを組むくじ引きで男子の「女学とあたれ!」コール。しかし上級生から無情の「男女別です」宣告。男同士で肝試しして何が楽しいのでしょう――まずここで半数が死亡。コールに対して女学から「男子キモい、ウザい、死ね」の罵声。ここで残りの半分がやられました(笑) さて突然ですが、肝試し並に冷える橘雪翼のしょうもないジョークを披露しましょう。




「試肝会をしたんかい!」



白兎「おい雪翼よ、読者にまで死人が出たらどうするつもりなんだ……」

>(日常的にやっている筋肉比べ)沖田「やってないじゃん!」
やだなあ沖田君、防大定例行事じゃないか(笑)
の一方で、冷静な近藤と武井……こういうところは息の合う二人だな(笑)

>机なんかで寝てるの見つかったら殺されるぞ
やべえ俺死んでる(笑) いやもちろん防大には行ってないから死んでないけど(笑) 教師時代空き時間に机で寝てたなあ(遠い目) 生徒に見つからんように授業時間中に寝てたけど、そりゃまあ職員室で寝るのはよろしくないですよ、反省するよーに15(年ぐらい前)の自分へ。

>なんか字がぼやける
この描写多いけど、実際に熱出して目の焦点が合わなかったって経験はないんだよな……個人差もあるだろうけど、他の人はそうなるのかな?

>38.4℃
平熱が36度台だと高めだけど、私は37度台なので誤差範囲? 防大の人も平熱高いはずなんだけどなあ……体が筋肉質だとそうなるってどこかで聞いたか見たような気がするので。あまりにもうろ覚えなのでこの話は軽く聞き流すよーに。

>見舞いに来た岡上学生
「本当に風邪引いたんですね」
「儀仗隊の練習を欠席したのはおかしいと思って」
「これお見舞いの差し入れです」
あたりが全体のセリフかな?

>どのテンションで行くか模索する坂木
なんかかわいい。

>二階堂ヒカル先生太鼓判の『神軍のカデット』
うん? 何か面白そうだな。買ってみ……
読売新聞で紹介されました
ないなこれは。

*1 読売新聞が嫌いなんじゃなくて読売が嫌いなんです。

「防大」って打ち込んでてふと思ったこと。「阪大」と字面が似ているな。

【ドラゴンボール超】5巻(新刊):☆☆☆★
  ええー、そんな決着の付け方するぅ? 某明治剣客浪漫譚風に言えば、師匠が出て来てまことちゃんを退治するようなもんでしょ。これはないわー。
  他突っ込みどころ多数に付き箇条書き風。

>未来トランクス「すごい、悟空さん攻撃の手を緩めない」
かなり苦戦しているのにその「何とかなりそう」っていう表情は戦況が見えてなさすぎのような。

>破壊!!!
どうしてビルス様の技がそうやってコピーできるのか不明。「天津飯! 技を借りるぜ!」とは訳が違うと思うのだが。でもまあ、その天津飯はかつて見様見真似でかめはめ波をコピーして、そしてそもそも悟空も見様見真似でかめはめ波を撃ったわけだから……この世界では人の技を見ればある程度自分のものに出来るってことなのかな。

>増える合体ザマス
あれかな、2つに切られたら両方が再生する、ばらばらになったら各肉片が再生するってことかな。無茶苦茶すぎる(笑) ちなみに最近読んでる某不死身のキャラクターが主題の漫画の場合、増殖はしないようだ。ただ、どこから再生するのかはランダム?のようで、過去に彼の体を研究しようとした博士は、その不条理っぷりに絶望してその寿命を全うした。

>二十五話と二十六話の間のページ
顔だけじゃなくて体も間違っているような……どこで細胞が混ざったんだろうね。

>さらに増えるザマス
まるで虫か何かのように大量増殖したザマス。ばらばらになれば自分が増やせるって気が付いて、自分で自分をばらばらにしたのかね。もはや「合体ザマスを1人みたら100人はいると思え」の境地だ(笑)

>ベジータ「憎たらしいキサマの死ぬところが見られる」
ら抜きになっていない正しい日本語を話すベジータ(笑) どうでもいいが、ベジータが悟空より先に始末される可能性だってあるんだよ?(笑)

>全王様登場
この状況の合体ザマスでも全王様には顔が上がらないらしい。どうやらさすがに全王様を消すことだけは考えてなかったようだ。しかし、人間0計画とかやってたらいつかどこかでバレるだろうに。

>指輪が一つ消滅
全王様が世界を消して、並行世界が一つ消えたことになる。ところが、この後悟空は再びタイムマシンで未来に行くと……何もない空間を全王様がふわふわ漂っている。並行世界は消えたはずなのにそこへ行けるのはおかしいんじゃないの? ところで、前にも書いたけど、『ドラゴンボール』は未来からやってきたトランクスのせいで並行世界へ突入している。未来トランクスの世界が本来の姿なのだが、その本来の世界が今回で消滅してしまうという……何という漫画だ(笑)

>ビルス様も並行世界を一つおつくりになったでは
ビルスが現在のザマスを殺したことを指しているんだろうけど、これって冷静に考えたら未来トランクスがやって来て諸々の事情を説明したからこそ生まれた並行世界だよな??? ビルスがザマスを殺した時に指輪が増えるのもおかしい(但し、指輪が増えた瞬間の描写はないので、実は未来からの再来訪の時点で増えていたとも考えられる)。厳密に言えば未来トランクスが並行世界でもある今の悟空たちの世界にやってくるたびに並行世界が生まれる気が(笑)

>未来の自分が気になるピラフ
未来のマイに聞いたってしょうがないだろー。だってお前が生きてるところは並行世界なんだぜ。

>めったに食べられない超高級なグルメ
悟空……相手が知らないからってそんな嘘教えちゃいかんだろ……(苦笑) そのうちもんじゃ焼きのことを「サボテンの花の酢味噌和え」って教えてそうだ(*2)。

*2 『Q.E.D.』ネタです。

  背表紙に全王さま登場。ちらっと見たときデザインがおかしいな、と思ってよーーーく見てみると横向きを正面だと思ったせいだった。耳が目に見えた(笑)

【ドラゴンボール】完全版31巻(既刊)
  全然覚えていない(笑) 18号が天下一武道会で優勝するような記憶があったんだけど、ミスターサタンに裏取引を持ち掛けて……“言われてみれば”そうだったなあ。その他はほぼほぼ全く記憶にない。ベジータが支配されたりとか、ブウ復活シーンとか、悟飯が“殺されたり”とか。悟天とトランクスが石化ピッコロを倒して壊しちゃうところはなーんとなく記憶あり。これ、ピッコロじゃなくてクリリンだと「3回目」になってたよね(笑) フュージョンは覚えていても、その条件とか、誰に習った技なのか、とかそういう話があったことすら忘れていた。ホントに読んだのか怪しいレベルになってきた(笑) だけど、2人が頑張ってフュージョンしようとしているシーンはしっかりと覚えている。但し、そのシーンはネットでも有名なページだからそれで“復習”したわけだからね……。思うに当時は「引き伸ばし」の段階と思われている領域に入っていたので、どこか「もう飽きた」「面白くない」と思って繰り返し読んでなかったんだろうなあ。その後10年20年後の漫画界が比べもんにならないぐらい引き伸ばし地獄に陥るとも知らずに。そんな今を知っているからかもしれないけれど、延長戦に入った『ドラゴンボール』、まだまだ面白い。現在基準だと43巻でこれぐらい面白ければ「まだまだ続けられる」レベルだろう。そこで終わっちゃったのは惜しいけど、惜しまれているうちに終わらせることが出来たのは、作品とその真のファンにとってはいい面もあるはず。
  ふと我に返った(?)のだが、界王神さまたちの登場シーンが確認できたので、「並行進行」の目的は達成できた。つまり、ここで“最初に戻って”次に12巻と13巻とを買ってもいいわけだが……せっかく計画を立ててこういう形にしたわけだしね。28巻の次にまた32巻へ飛ばすのも、話も飛ぶし買い間違えのリスクもある。というわけで、予定通り6月に最終巻を買うコースへ行くとする。

【ドラゴンボール】完全版11巻(既刊)
  対ピッコロ大魔王編の続き。ピッコロが国王に成り代わり、1年に一度くじを引いて、当たった地区を破壊しに行く、とかの話は非常に懐かしい。天津飯が立ちふさがるが、頼みの魔封波は電子ジャーが壊れていて、作戦実行前に中止……そうだったか、試す前にもう駄目だったか(壊れてたというのはよく覚えている)。もう天さんったら、お・ま・ぬ・け☆ ピッコロ大魔王の手下に手も足も出ない天津飯。そこへ颯爽と登場する悟空。なんかこの後もこういうシーンあったような気がする(笑) 悟空はカリン様のところで超神水を飲んでパワーアップを果たしていたが……この超神水で潜在能力を引き出したのに、さらにナメック星で最長老様にもう一回パワーアップしてもらうのはつじつまが合わないよな……とおもったら、悟空は最長老様には会ってなかったんだった。悟空はピッコロ大魔王を終始圧倒。いいのかこんな簡単な展開で。最終手段に出たピッコロ大魔王は倒れた天津飯を人質に取り、悟空を痛めつける。さあ止め!というところで悟空が「まだ右手が残ってる!」――これ、当時読んでて熱かったなあ。ピッコロ大魔王の詰めが甘かったとは言え、右手一本で何とかしちゃう悟空。ピッコロ大魔王のどてっ腹に大きな穴を開けたシーンも印象的。
  ピッコロ大魔王はただでは死なず、最期にマジュニアの卵を産む。次の神様の話に繋がるわけだが、さらにその後のナメック星の話にも絡む重要なファクターである。前にも書いたかもしれないけど、悟空がサイヤ人でピッコロ及び神様がナメック星人であることはどう考えても後付け設定なのだが、ここまで見事な後付け設定はなかなか見られるもんじゃないと思っている。

【ぐらんぶる】10巻(新刊):☆☆☆★
  祝・アニメ化。未成年の大学生がヤバいレベルの飲酒をするシーンが多数あるのでアニメ化は無理ではないか?と言われていた『ぐらんぶる』だが、この度実現してしまった。帯によると「先に謝っておきます」だそうだが、まあ、いいんじゃないの? アニメはあまり見ない私だが、怖いもの見たさというか、これは普通に見てみたい気がする(笑) ところで、単行本より先に某サイトの記事でこのことを知ったのだが、紹介文が酷かった。下に沈殿している汚物は見なかったことにして、透明度の高い上澄み液(ごくごく一部)だけを汲み取った、みたいなこの文章。
(1)皆が内容を知っているという前提でのギャグ
(2)作家への皮肉
(3)記事担当者が原作を読んでいない
真相はこのうちのどれなんだろう? 僕らの知ってる『ぐらんぶる』はそんな爽やかな漫画じゃないですよねぇぇぇーーーっ? そして「ダイビング関連企業・団体」とコラボが決定したらしいが、その中に私がよく知っている企業……オリンパスも入っていた。あのー皆さん、原作漫画を読んだ上での協賛なのでしょうか?
  といわけで10巻本編の話。若干大人しめな気がするのだが、気のせいか? アニメ化が決まったせいなのか? ケバ子がまさかの積極的アタックから実家帰る話へのコンボ。まさかここで退場なのか……と思ったら手伝いで帰るだけ、というありがちなドッキリ。そしてちょっと関係ない話が挟まって、後半「らしさ全開」になりそうな無人島編スタート。ん? でもっちょっと待てよ? これってケバ子が言い残した「私のいない間にあんまり楽しい思い出作らないでよ」にめっちゃ抵触しそう。作者の意図はケバ子の云々をオチで使おうというものなのかもしれないけど、無人島でティンベルの連中と鉢合わせ。ケバ子がいた方が面白い話が作れそうなのだが……? それ以上のものを期待してるぞ!

【将棋の渡辺くん】3巻(新刊):☆☆☆★
  さすがに3巻となるとネタの新鮮味が薄れて来るのかね。“面白い”話があっても、「うんまあ、渡辺くんだから」で済んじゃう(笑) てなわけで、気になるポイントをピックアップ。
>才能7割努力3割
努力できるのも才能のうち、ってことになると才能10割――に近くなるような気がするし、「努力の才能で努力した」ってことになると割合不明になってくる。これって回答ムズいよね。どこかの野球選手は「才能1割努力9割」だっけ? 不毛な質問な気もしてきた。

>既刊27巻はハードルが高い
だよねえ。昔は結構買ってたけど、近年はかなり躊躇する。そして現在は違う意味が入ってくる。前は「27巻? 人気作なんだな、面白いだろうなあ」だけど、今は「27巻? 途中から引き延ばしでつまらなくなりそう」だ。

>ヤクルトファン
風船ネタ回避のための方便かと思ったら、まじでヤクルトファンのご様子で。

>羽生さんに失礼なお願い
でもファンとしてはその対談見たかった。『渡辺くん』ファンだし羽生ファンだし。

>(小さいルンバ)虫じゃん!
渡辺くんと違って私は虫がそんなに苦手じゃないんだけど、そのコマを見て渡辺くんと同じことを思った。

>時間にルーズな担当
いやそれ、社会人以前にダメでしょ……

>線対称じゃない
微妙に左右がずれてて線対称に見えないんだけど、話の流れから言って線対称だったんだろうな……。紙の漫画で読んでて、綴じてあるところに近いコマだから曲がってて、それで左右がずれてるように見えるだけかな。

>左手で対局
いやふつーにできると思うんですが。私は将棋の駒も囲碁の石も左手で指せ(打て)ます。野球じゃないんだからそんな難しくないよ。

>きのたけ論争
おっとここでもたけのこ優勢か。

>ポーランド人のカロリーナさん
昔変な質問をしてしまって恥ずかしかったそうだけど、将棋がそこそこ好きな日本人として思ったことを書いておくと、将棋に興味を持って貰えて日本語を話そうとしてくれてめっちゃ嬉しいよ。多分皆が笑っていたのも本人が恥ずかしかったというのも、そんな悪い意味ではないとは思うんだけど。

>ぴょん太
かっ……かわいい!

>『王様の仕立て屋』
あー(微妙な空気)。序盤は面白いよね(何気に物凄くディスってる)。私も結構漫画に影響されるけど、そういや最近そういうの減ったなあ。多分渡辺くんの方が純粋なんだろう。

>小説も読まない
渡辺くんと似てるところが多くて共感することが多いんだけど、実は似てないところも多くて「あー(微妙な空気)」になることも珍しくない。ま、人それぞれだよね。

>紙派
はい、私もそうです。写真も長らく「フィルム派!」って言ってたしね。アナログデジタル双方にメリットデメリットがあって悩むとこ。でももう本棚のスペースが限界に近いんだよなあ。限界を突破しては裏技を駆使したり、飽きたりしたものを処分したり。今のところ『渡辺くん』は安泰です。

【ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン】8(71)巻(既刊)他:☆☆★

  まず説明しておこう。何故8巻なのか。『ストーンオーシャン』(以下第六部)は、途中までは連載を読んでいた。途中で付いていけなくなって、どうせ単行本買うんだし単行本で読もう……となったのだが、買った単行本すら読まずに積み上げるだけの状態に。そして10巻を最後に購入をストップした。じゃあ「8巻」って何? 失くした、わけではない。買っていなかったのだ。私が買った第六部は、1巻、2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、7巻、9巻、10巻、の合計10冊。きっと10巻買った時に気付いたんじゃないかな。あれ、8巻買ってない、と。あれ、7巻2冊買ってるぞ、と。読んでなかったので2冊ダブったのに気付かず、読んでなかったので8巻が飛んだのに気付かなかった。

こ れ は 決 し て ス タ ン ド 攻 撃 で は な い 

ただの私のうっかりミスである。
  というわけで、とりあえず1巻から順に読み返し、買っていなかった8巻を補充。なお、1〜7巻のどこかまでは当時読んだはずだが、どこまで読んだか全く覚えていない。1巻2巻あたりは記憶があるのだが、4巻時点でかなり怪しくなってきた。多分「3巻まで」が正解な気がする。
  で、改めて読んだわけだが、正直なところおもんない。シチュエーションが悪いのか、スタンド能力を出し尽くしてややこしい能力になったせいか。絵から伝わってくるバトルの様子も何だかよく分かんないし、『ジョジョ』の醍醐味である駆け引きの妙が決定的に薄れている。こりゃ途中で読むのを辞めたのも納得。っていうか、面白くなかったから読まなかったわけだよね。それでも単行本買ったのは「過去の資産」があったからこそで、『ジョジョ』への期待が大きかったからこそ。結末だけは知りたいので続き買うけど……最後の16、17巻あたりだけでもいいかな。

【BUNGO―ブンゴ―】13巻(新刊):☆☆☆★
  限界まで投げて、まだそこからとっておきのボールが投げられるって「漫画」だなあ(笑) そんな体力残ってるなら普通に投げても普通のピッチングができそうなもんだが。格ゲーで瀕死の状態でも通常時と同じ攻撃ができるのはおかしい、って定期的に話題になるのに、ブンゴは瀕死の状態でむしろパワーアップしてる(笑)
  13巻を読んでいて少し気になったのが、キャッチャーの捕球姿勢。左膝を地面に付けるかのような形で投球を受けようとしている描写が多い。少年野球はそうやって半身で構えるように指導しているのだろうか? 高校野球ですら見ない気がするので、あるとすればまだ体が小さい年齢の選手の体格を考慮したものなのだろうけど、この漫画の静央シニアの場合、すぐ上の高校野球へのステップを考えているので、そうした期間限定の指導はしてないように思うのだが……。あと、細かいところでカーブのワンバン。ブンゴのカーブは良く曲がるようなので、かなりスピンが効いているハズ。そういうボールがワンバウンドすると……バウンドの方向が球の回転により変わるんじゃないかと。そこが描写に反映されていないのがちょっと気になる。例によってストレートの握りも「?」だし、そこはちょっと一度詳しい人に聞いてみたいところなんだけど、いっつも忘れるんだよなあ。
  まあ、漫画本編は面白いのでそういうところはほぼ問題なし。それより、“外野”の3人の、河村の失言の件はどうなったんだろう?
河村「君らが勝手に間違えたんだろう」
ぐらい言ってそう。吉見と鮎川の方が年上だけどね(笑) この件については、“監視者”の異名を取る吉見が河村をスカウトと勘違いしたところでムリがあるような気が。2人とも分かってて、偵察に来ていた河村をからかった説も成立するなあ。だが、一番ありそうだと思ってるのは「作者がそういう描写を入れたことを次週以降で忘れてる」説。漫画を連載するって大変だからね。

【なんしょんなら!!お義兄さん】1巻(新刊):☆☆
  『ザワさん』の続編!? ザワさんと結婚した山崎(*1)亘と、ザワさんの兄がメインの物語。山崎のマイホーム(中古マンション)に義兄が住み着くようになって……という感じの話で、本屋で『ブンゴ』を買いに行った時に見かけて、「ほぼ間違いなく外れな気がする」と思いつつも、『青山くん』の新刊が見当たらなかったので買ってみた。読んでみるとまあ、大体予想通り。もっと野球ネタが多かったら違ったかもしれないんだけど、基本的に「義兄さん生活に入り込んで来て迷惑なんだけど、頭が上がらなくて困ってる」といったお話。どのあたりが面白いのかちょっとよく分からない。嫁さんのお兄さんに困っている、という旦那さんが読んだら共感を覚えて涙する感動の物語なのだろうか? 元から期待はしていなかったので自己責任、特に怒りも何も感じない。もちろん2巻以降は買わない。

*1 崎が違う感じだけど、環境依存文字のため一般的なほうで代用。

【ひゃくにちかん!!】最終4巻(既刊):☆☆☆★
  この漫画、Web掲載で全編読んでるはずなので、最終4巻だけを買っても良かった。トータルで見れば全巻揃えるところまでは行かないかな、っていう評価。でも4巻収録のとあるシーンを見て、ああ、いいなあ、と思ったのが全巻購入に繋がった気がする。
  そのシーンとは、連載最終話のお母さんたちが帰ってくる直前のところ。しゅうくんとの共同生活が終わることを知ったちほちゃんが、もっと一緒にいたいとだだをこねて泣くが、秀人はそれを絶妙になだめる。最初は突然幼稚園児のお守りを押し付けて右往左往していた秀人が、100日間の成長を読者に見せる晴れの一幕だ。表紙もいいし、最終ページの2人の笑顔も素晴らしい。100日、最初は気の遠くなるような長い期間だったが、終わる頃にはたったの100日に変わっていた。もっともっと続いていて欲しかった日々。でも、101日目からまた新しく思い出が増えていくのだろう。良い漫画だった。
  診断結果は「G」のまさきになった。まさきって誰だっけ?(酷い) あと、「ふくめんといつでもあえる券」羨ましい。読者もふくめんに会いたいぞ。ということで、ぬいぐるみ化希望!! ……まあ、さすがにちょっと無理ですよね。

【ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン】11(74)巻(既刊):☆☆☆☆
  何これ急に面白くなったぞ。まず、プッチ神父との直接対決。やっぱり盛り上がるねラスボスとの戦いは。残念ながら決着は付かず、というか取り逃がしてしまい、生き延びたかと思われたFFも完全に絶命。仲間が減ってしまうというのは寂しいが、局面の進展も感じる。そしてそれに続く最凶スタンド。先ほど「能力が分かりにくい」と書いたけど、こちらはシンプル。スタンド攻撃を受けて以降は「3つしか新しいことを覚えられない」。4つめを覚えると自動的に最初の1つを忘れてしまう。目的のための手段を実行しているうちに最初の目的を忘れてしまい、それを思い出したころにまたそのための手段を忘れてしまっているという堂々巡り。普通だと見ていてイライラしそうだけど、構成力が上手くて逆に見ていてユーモラスとも感じてしまう。
  普段だと既刊は月に1冊ペースでちまちま買うことが多いけど、今回は特別。残り6冊……は流石に多いので、2で割って月3冊で行きましょうかね。

  途中まで順調に予定を消化していたのに、後半ぶっ込まれた(笑) あ、そういや結局『青山くん』忘れてた。4月に買おう。
  その4月の新刊。原作もそろそろ更新してよ『ワンパンマン』、全力ワンフォーオールが楽しみ『僕のヒーローアカデミア』、早いとこ往年の姿を取り戻してほしい『鉄鍋のジャン!!2nd』、ついに始まった最終章『凍牌〜ミナゴロシ篇〜』、とりあえず買います『正直不動産』、の5冊の予定、に加えて『惑わない星』が前回ちょっと微妙でどうしようか悩むとこ。気が向くか向かないか。これらに既刊シリーズが……4月は『ジョジョ』のせいで多くなる。『あおざくら』1冊、『ドラゴンボール』2冊、『ジョジョ』3冊……とこの時点で6冊。『ひゃくにちかん!!』が終わったら次読もうと思ってた漫画があるんだけど、『ジョジョ』のせいで弾きだされそう……でも結構楽しみにしていたから、やっぱり予定通りで行こうかな。

(2018-25 03-09)


平成30年3月27日

破壊神橘雪翼

  先日、大谷バットの破壊に失敗したことは報告した。今日の画像で侃侃諤諤は、ボールをダメにしてしまった話だ。

ボール破壊

(2018-24 03-08)


平成30年3月24日

ニコンから葉書が届いた

  去年も二度受け取ったあの葉書が今年も届いた。そう、キャッシュバックキャンペーンの「払出証がもうちょっとで届くよー」というお知らせだ。もちろん、今月の始めに買ったAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G のキャッシュバックである。鋭い人は気付いていたんじゃないかと思うんだけど、キャッシュバックキャンペーンは先月末まで。私が買ったのは3月2日。「あれ? キャンペーン終わってるやん?」
  話は先月の中頃まで遡る。AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G の値段の動向を欠かさずチェックしていたのだが、長らく高めの値段で動きがなかった。2月に入ってから少しずつ下がっていき、ある日「これなら買っておこうかな?」と思える価格になった。但し、某ヨから始まる家電量販店の在庫がない状態。他店で在庫を持っているところはあったのだが、そこで買うとキャッシュバックの意味が薄れる値段差があった。色々悩んだ上で、一度店舗に行ってみることにした。店員さんに話を聞くと、「注文票の日付が2月末までだったらキャッシュバックの対象になりますよ」とのこと。そういうわけで、その場で注文することにした。
  で、入荷したのはキャンペーン最終日の翌日の3月1日。さらにその翌日に大阪に出る用事があったので店に寄ったのだが、その前にニコンのサイトで再確認した。AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR の2本については、メーカー在庫もなくてキャッシュバックキャンペーン中に出荷できない可能性が高いから、注文が期日内であれば実際の受け取りが3月以降になってもキャッシュバックします――という内容の注意書きが出ていた。しかし、私が買おうとしていたAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G については何の記載もない。これ、店員が勘違いしてるとかじゃない? そういう疑念があったので、買う前にもう一度確認した。本当に本当に本当に2月付けの注文票があればキャッシュバックしてもらえるの?と。F2.8ズームと勘違いしてないよね?と。そこでも力強く「大丈夫です」と言われたので、信用して代金を支払ってレンズと「ARCREST」(*1)を持って帰ったのである。
  でもまだ信用していない疑り深い私(笑) あの日の侃侃諤諤でキャッシュバックについて一言も言及しなかったのは、ひょっとしたらキャッシュバックを受けられないかもしれないと思っていたから。もしダメだったら、店舗に文句を言いに行った上で侃侃諤諤のネタにするつもりだった(笑) 幸か不幸か(?)そんなこともなく、無事代金の一部が私の手元に帰ってくることになりそうだ。

*1 どうやら書き忘れていたようだが、保護フィルターには「ARCREST」を採用した。ニコン“純正”の高級品である。最近は保護フィルターも「50mmF1.4」のように?高性能を謳う高価格帯の製品が増えてきたが、このニコンのフィルターもその1つ。AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G で高いレンズを買っても馬の耳に念仏であることが判明したが、その前から高いフィルターも“意味がない”ことに気付いていた。しかしながら先日カメラ雑誌のテストで、ニコンのフィルターがある部門で圧倒的な成績を残していたのを見て感心した。一応ニコンユーザーだし、1枚ぐらいは持っておこうかな、と変心した。そして、それを付けるならニッコールレンズがいいと考えていた。それも安いレンズじゃだめ。ニコン渾身の一本こそが相応しい。AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G は、レンズの格もタイミングもばっちり。かくしてキャッシュバックされる金額がほぼほぼ保護フィルターに消えたのである。それも前金にて(笑)
  ニコンに一つだけ文句が言いたい。どうして読みが「アルクレスト」なんだ? この綴りなら普通は「アークレスト」じゃないか? 「アルクレスト」より「アークレスト」の方がカッコいい!と俺は思うんだけどなあ。

(2018-23 03-07)


平成30年3月23日

例の新製品を買って来たぞ

例の新製品を買って来たぞ

(2018-22 03-06)


平成30年3月22日

全大谷(*1)にお詫び申し上げます

*1 大谷翔平ご本人及びその活躍を心から願う皆様のことです



呪われた装備の破壊に失敗しました


  解説。エンジェルスの大谷が今苦労しているのは、“疫病神”の私が大谷モデルのバットを使っているからではないか?という先日のお話の続き。いつものバッティングセンターにて、大谷バットを持って軟式140km/hの打席に入った。先日お話した通り、バットの破壊が目的――とまでは行かないけど、折れて上等!みたいな気合でバットを振った。でもこーゆーときに限って折れないんだよなあ。当初は2ゲームで何とかするつもり(いつも140km/hは2打席打つから)だったのだが、折れなかったので追加で挑戦。さらに2ゲーム打ったのだが、さすがは呪われた装備、頑丈だ。最後は疲労もあってかそもそもボールがバットにクリーンヒットしなくなってきた――バットより先に心が折れてメジャーへの夢チャレンジ終了。繰り返しになるが記しておくと、数年前に新井貴浩モデルを同じ場所で折っているため、軟式とは言え140km/hで硬式バットが折れる可能性があることは証明済み。新井貴バットを折ってからは、140km/hの打席に入るときだけお店に備え付けの硬式用の金属バットを借りている。
  いつもは「右125km/h」→「右140km/h」→「左120km/h」の順で計20ゲーム少し打ってから帰るのだが、この日は「右140km/h」でバットを折ってもいいように先に「左120km/h」を消化。「左120km/h」の後に「右140km/h」を打っていて、やっぱり自分は右バッターだなあと痛感。左打ちしていると、振り遅れ、自打球、空振り、タイミング外れ等々無様な姿をしょっちゅう晒す羽目になるのだが、右で打つとそれより20km/h速い140km/hにばっちり……とまでは行かないでもそこそこ“合った”スイングができる。だからこそ“破壊”できるんじゃないかという期待感もあったんだけど、手が軽く痺れる程度の打ちミスに留まった。あ、当然だけど、折るつもりといっても「折ろうとして」振ったわけじゃない。バットの芯から外れて先っちょに当たったら折れるよう、フルスイングでボールを捉えに行っただけである。普段と違うところは、普段は「折れないように140km/hの打席では木のバットは使わない」ところを、「木のバットで140km/hを打った」という点である。
  軟式140km/hだから失敗したのであって、硬式120km/hか同110km/hあたりを打てばあっさりバットは真っ二つになっていたと思う。でもね、硬式は痛いんだよ。金属バットで硬式球打って心がばっきばきに折れたから、木のバットで硬式球を打つことは考えられない。「バット折っていいから木のバットで硬式球打ってみたい」と思ったのなら実行に移してみるけど、今回はそうは思わないからね(でも一度ぐらいは体験しておくべきか……?)。というか、硬式球相手だと腰が引けてしまって、そもそもバットが折れる強さのスイングができない可能性もある。橘雪翼は軟弱で臆病なんだ。それはみんな、よく知っているだろう?
  しゃーないから、しばらくの間は最後に木のバットで140km/hを何ゲームか打ってから帰ることにする。いや、実を言うと、いつか木のバットで140km/hを攻略してやる!と決意して、借りる金属バットは重めの970グラムか長尺のものを選んでいた。たった40グラムか数センチかの差だが、言わば足枷付けて挑んでいたようなもので、木のバットでの挑戦は二重の意味での「封印解除」なわけである。まさかとは思うんだけど、「いつか」が現実のものになったということだろうか……?




白兎「いやいや、雪翼、調子乗っちゃダメだよ」
雪翼「調子乗っちゃダメか?」
白兎「いい気になってるとバット折っても知らないよ?」
雪翼「今回だけはね! バットを折るからいいんじゃあないか……」(*2)

*2 康一君風に

(2018-21 03-05)


平成30年3月19日

じゅんいよそう







はんしんたいがーすゆうしょう!





白兎「!? 雪翼が……壊れてる!?」


白兎「……普段通りだな!」





  キャンプの時はあんなに元気だった阪神タイガースが、オープン戦が始まって以降急に大人しくなり、開幕が迫った現在は今にも息を引き取りそうな雰囲気です。ですが心配ありません! これは死んだフリなんです! 願望多分!
  オープン戦が始まる前に金本監督は何を思ったでしょう? 「今年は行ける!」ではないでしょうか? しかしながら懸念が残っていました。「さすがに5球団から徹底マークされるとキツいなあ」。まず、ロサリオに対してはは寝る間も惜しんだ研究がなされることでしょう。「藤浪、秋山、岩貞徹底攻略!」がフリマアプリで裏取引されるかもしれません。中谷大山原口への盤外工作を仕掛ける敵対勢力が現れてもおかしくないでしょう。まだ経験も浅い彼らがそんなことをされては一たまりもありません。金本監督はオープン戦が始まる前に、極秘ミーティングで一枚の紙を配りました。「ええかお前ら……本気出してええ日は、今配った紙に書いてある日だけやからな。その他は適当に手を抜くんや。全員ばらばらにしてあるからほとんど勝たれへんと思うけど、開幕してから勝ったらええんや!」 そう、他5球団からのマークを外す偽装工作なのです。死んだフリを山の中で熊と出会った時にやるとダメだそうですが、セ・リーグのオープン戦ならば命の危険はないでしょう。そう、ペナントレースで勝てばいいんです。オープン戦で優勝しても何の得もないのだから

  一部の選手が調子いい(良く見える)理由は知りません(爆) 不安だあ。不安だなあ。不安で不安で仕方がないよ。

(2018-20 03-04)


平成30年3月16日

α7III思案中その後

  まず、標準ズーム問題に決着が付いた。レンズキットを買う予定だ。FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS という凡庸なスペックのレンズで、あまりいい話も聞かないが問題ない。いいとされるレンズを買っても違いが分からないことがAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G で露呈してしまったからね――いい授業料だった。自戒の念も込めて、そして過去の失敗(*1)を鑑みて、“わずか”2万円ちょっとの差額で手に入るこのレンズでα7IIIをスタートしたい。
  当初はのんびりと買うつもりだった。前回書いたように、タムロンの新レンズが出る頃でいいやーみたいな感じ(その時点でレンズキットという考えはなかった)。D810のときはフィルムからデジタルへの本格移行、α99IIのときはαレンズの活用、という大きな動機があった。でもα7IIIにそれが見当たらない。D810とα99IIが現役バリバリな状態で、レンズをイチから揃えなければならないカメラを急いで買う必要性は薄い。目下持ち歩きカメラを求めて右往左往しているが、α7IIIはD810やα99IIと比較して軽いものの、持ち歩きにはまだまだ重い。どうせ発売直後は品薄で買えないんだろうし、気が向いたときでいいや、と考えていた。ところが、ちょっと防湿庫の中身を整理していて思い出した。オリンパスやミノルタのMFレンズがいっぱいあるじゃないか――α99IIの時と同じで、手持ちのレンズが活かせると考えればα7IIIは今すぐにでも手に入れたいカメラに大変身。思えば初代α7、α7Rが発売され、サードパーティから各種のマウントアダプターが発売されるようになって、それ以来「いつかは」と考えていたプランだ。その「いつか」がα7IIIでやって来たんじゃないか。
  とは言え、「使ってみたいオールドレンズが1本しかない」となるとやっぱり急ぐ必要はない。実際はそうではないので、使ってみたい筆頭を軽く列挙してみた。

□ ミノルタMD
・MD ROKKOR 45mm F2
・MD ROKKOR 85mm F2

□ オリンパスOMマウント
・ZUIKO AUTO-T 85mm F2
・ZUIKO AUTO-W 21mm F2
・ZUIKO MACRO 20mm F2
・ULTRON 40mm F2 SL Aspherical OM

□ ライカM、Lマウント
・M-ROKKOR 40mm F2
・SMC PENTAX-L 43mm F1.9 Special
・G-ROKKOR 28mm F3.5
・SUMMILUX 50mm F1.4

他にもまだあるが、とりあえず優先的に挙げるとするとこの10本。α99II買った時の使えるαレンズより本数多いやん(*2)。「使ってみたいレンズ」と「使えるレンズ」の違いがあるので、意味のある比較ではないが(笑) 使ってみた結果、がっかりで二度と使わないという可能性もあるだろう。気に入ったところで標準域のレンズばかりである(ちょうど半数の5本が40〜50mm)(*3)。けど、せっかく持っているのに使えないというのは歯がゆいし(そんなに言うならフィルム通せよ)、何でも物は試し。「昔のレンズはこんな感じだったんだ」というのを気軽に楽しみたい。それにあれだ、私がいいレンズを買ったところで猫に小判だから(最新の持ちネタです)、昔のレンズの方がお似合いかもしれない。
  という感じでだらだら話をしているが、要約すると一言で済む。「準備が整い次第!!」

*1 α77のときにレンズキットを買わなかった一件。
*2 F2.8の標準、望遠ズーム、タムロンOEMと言われた広角ズーム、50ミリマクロ、50mmF1.4、85mmF1.4、同Limited、135mmF2.8STF、300mmF2.8――以上9本。その後100ミリマクロが加わり、F2.8標準ズームが入れ替わり、現在は“10本体制”。
*3 とりあえず使ってみたいのが標準域に固まっているだけで、もちろん他のも一通り使ってみる予定だよ。望遠の85ミリより長いのは実用性重視でD810かα99IIの出番だと思ってるけど。

(2018-19 03-03)


平成30年3月14日

梅が咲いた

  また放置モードに入っちゃったのでサクっと。
  クモニ83は寄り道?中。作ってる途中で窓の中桟が太いのが気になったので細く削ったり、前面方向幕が一回り小さいような気がしてあれこれ考えたり。このキットは、ヘッドライトとテールライトが内寄り――という話はしたと思うが、同時に上下のライトに挟まれた手すりの位置も広げなきゃいけない。普段だったら手すりはランナー引き伸ばし線あたりでキットのモールドと同じようなものを足すだけにするわけだけど、今回は別パーツ化も視野に入った。前面中央部にある手すりがオレンジの塗り分けラインぎりぎりのところにあり、マスキングテープを貼る難易度を上げている。緑を先に塗れば問題ないものの、私の流儀としては湘南色はオレンジが先。もうこれ、手すり全部別パーツ化した方がいいんじゃないか?という流れだ。今まで頑な?に手すりの別パーツ化を拒んできたんだけど、「やってないだけでできるところは見せておきたい」という思惑が常にあった。誰に見せるんだ?という突っ込みたくなる思惑だ(笑) で、まあ、今回はその好機かな、と。旧国シリーズとして見た時に統一感はなくなるんだけど、今まで金属前面の車両だけ手すり別パーツで特に気にならなかった。この辺りは自分の模型だから自分が納得していればそれでいい。あと、今後70系の前面手すりだけは別パーツ化する案を検討していて、その前哨戦にちょうどいいかなとも思っている。
  他、3月はイベントがあったりで制作は思った通り遅延中。4月末までに完成するといいなあ。

  今年も梅が咲いた。少し咲き始めが――数日レベルだけど早い気がする。例によって梅メジロなのだが(うちの地域には鶯なんて風流な鳥は飛んで来ない)、今年はどうなるかな。今週末から来週に向けて“イベント”があってその準備(というか片付け)が忙しいので、あんまりのんびり撮ってられないのが悔しいところ。ただ、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6G ED VR がその能力を如何なく発揮してくれていて、手持ちで何枚かメジロの写真が撮影できた。明後日雨らしいので、出来れば明日にもう一度撮っておきたいなあ。

  バッセンメモ。今年はまだ“ホームラン”1本。調子は……しばらく不調だった左が復調気味で、右と左のトータルのコンディションとしては過去最高レベル――だったのは先月の話。今月に入ってまた迷走気味。打線は水ものとプロ野球の話でよく聞くが、打線でなくても水モノなんです(プロと同列に語るな!)。
  新しい練習用のボール(大谷バットの回参照)を買ってしばらくの間は、腰に結構響いていた。筋肉痛が芯から響くような感じ。日常生活には支障ないけど、運動は軽めにしようと自重するレベル。それが2月ぐらいからなくなってきて、最近はガンガン打ち込めるようになった。但し、バッティングセンターでの打球を見ている限り、それが上達に繋がっているかどうかは甚だ疑問(笑) まあ上達しても使う場面がないからどーでもいーんだけど(自嘲) で、ボールと同時期に買った大谷バットだが、早くも剥がれが出て来て、買ってまだ3ヶ月ちょいだけど封印することに決定。当面は先代である西岡バットを使用予定。実使用期間は短めで(その前の新井良バットやさらにその前の新井貴バット、初代の無銘と比較して)、まだほとんど傷みも見られないので、しばらくはこれで行けるだろう。実はグリップの形状が使ってみてあんまり好きじゃなかったんだけど、この際贅沢は言うまい。ボロボロになるまで使ってやるさ。で、その西岡ご本人は……皆さんご存知の通り。考えてみれば大谷の方もご本人はメジャーで苦労されている様子。嗚呼、俺って相変わらず疫病神だなあ。そういや今挙げたプロ選手の中では唯一活躍している新井貴浩選手。その新井貴モデルは140km/hの軟球に負けて折れてしまった。ひょっとしたら西岡モデルと大谷モデルも折ってしまった方が色々といいのではないか、と物騒なことを思っている。

(2018-18 03-02)


平成30年3月2日

4th NIKKOR

  今日は何の日かご存じだろうか? 多分ご存じでないだろう。私の個人的な日だからだ――ニコンD810を買ってちょうど2年になる。そんな記念日に4本目のニッコールレンズを買った。厳密には「MF Nikkor」が3本に「眼鏡ニッコール」が3組あるから「10th Anniversary」になるかもしれないが、デジタルカメラの、本気撮りのニッコールとしては4本目だ。そして事によっては「Last NIKKOR」になるかもしれない。そのレンズは……

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

である。かつて、フィルム時代は「安くてコンパクトな大口径標準レンズ」でもあったカテゴリーのレンズだが、今は「高くて大きくて高性能な」ものが各社から当たり前のように発売される時代になった。その中でもニコンのこのレンズは、「三次元的ハイファイ」という分かるような分からないようなキーワードで登場した異色?の存在。D810を買ったら手にしてみたいと思いつつ、果たして値段分の働きをさせられるのかどうか不安で今まで手が出ずにいた。直前までずっと悩んだんだけど、今回の機会を逃せば主に気持ち的な面で次のチャンスはやって来ないだろうと思った。もし買わない道を選択すれば、その決断に疑問を抱きながら人生を送ることになるだろう――ってそんな重大な問題かーい!(笑) まあ、趣味的な意味での十字架を背負って生きることになる。と意味不明な供述を残し、思い切って買うことにした。α7III資金に回すって選択肢もかなり魅力的だったんだけどね。やっぱりFマウント買っておいてこのレンズを体験せずにニコンを卒業するわけにもいくまい。あ、いや、別にα7III買ったからってニコンを卒業するわけじゃないけどね。α7IIIを買ったら当面は「7マウンツ体制」だ(*1)。冷静になればα7IIIを急いで買う理由もない。うちの梅の木にやってくるメジロを撮るに適したカメラではないし、そもそも発売日が開花に間に合わない。58mmF1.4も逃げないけど、α7IIIも逃げへんって。
  で、撮ってみた。







――よく分からない

哀しいね。ま、橘雪翼の審美眼なんてそんなもんだ。豚に真珠とはまさしくこのこと。いい勉強になった。高いレンズを買っても活かせないんじゃあお金の無駄遣い。


――とゆーわけで

人生に課題が出来た。死ぬまでに「このレンズで良かった」と思える写真を撮ること。いいじゃないか、新しい目標が産まれて。その分の価値がこの高価なレンズにあると信じて残りの人生を生きて行こう。

*1 「α及びその互換マウント(*2)」「Eマウント」「Fマウント」「マイクロフォーサーズマウント」「MD及びMCマウント(*3)」「OMマウント(*3)」「ライカM及びLマウント(*3)」の7つである。
*2 αAマウントを皮肉ってα互換マウントと呼ぶことをさっき思い付いた。
*3 もちろんマウントアダプター経由でα7IIIに装着するのである。
*4 その他のマウントのレンズも持っているが、まとまった数がない、思い入れがない、という理由でそれらのマウントアダプターは用意する予定がない。


  あ、特にいい写真とかはまだ撮れてないんで、作例の掲載はナシです。何か載せたいのが撮れたらまたその時に、ってことで。

(2018-17 03-01)


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