平成29年8月31日
休 月末恒例のアレですが、只今模型制作に全身全霊を懸けておりますので、何日か遅れる見通しです。すみません。 (2017-64 08-06)
平成29年8月26日
Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II と Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS の違いを挙げよ 先日、某ヨから始まる家電量販店の梅田店(住所は梅田ではない)に行った時のこと。いつものように欲しいけど買えないという意味でのジャストルッキングしてたら、Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II のところに「購入ご希望のお客様はこの札をレジにお持ちください」の札が置いてあった。II型になる前のモデルを所有していて、去年不注意で壊してしまったので修理に出したところ、修理代が高かったのでII型に買い替えようとしたら市場在庫がなかった、と言っていたアレである。2月に同店のネット通販で注文してみたものの、しばらく入荷しなかったので「メーカー在庫もないのかな……」と諦めてキャンセルしていた。店頭でのこの扱いを見て、ひょっとして実店舗には在庫があるのか?と期待半分でレジに持って行くと、案の定であった。店員さんが「お取り寄せしますか?」と言ってくれたので、これまた期待半分で注文。多分次に掛かってくる電話は、「すみません、メーカーも在庫ありませんでした……」だと思っていた。 それからちょうど2週間。電話が掛かって来て「ご注文のレンズ入荷しました」。予想外の出来事に戸惑う私(笑) いや、もちろん嬉しかったんだよ? 期待して裏切られる事の方が圧倒的に多いから、期待してなくて良い報告を受けるのに慣れてないんだよ!(笑) ちょうど私の後輩も新型機を購入したばかりで、もうすぐなくなるであろう103系を撮りに行こうという話になって、今日レンズを受け取ってから奈良へと向かった。その時のお話。店員が持ってきたレンズの箱が……あれ? 思ったより小さいな? 遠近感ってやつか? 悪い予感は的中して、店員が持っていたのはVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS 。目が点になる私。「こちらでよろしいですか?」と訊かれたので、「全然違います」と、どストレートに回答。そりゃ動揺するよ。Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II を受け取って行くつもりで標準系のレンズを持たずに家を出たから、レンズが手に入らないばかりか今日の撮影にも支障が出る。誰か他の人の取り置き品と間違えたのかとVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS の箱に貼ってあった紙を見てみたが、私の名前とVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II の型番であるSAL2470Z2の文字がしっかり確認できた。目の前が真っ暗になるとはこういうことだ。やっぱりVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II はメーカーにも在庫がなくて、“入荷”が出来たのは店員が間違えてVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS を注文したからなんじゃないの? あーあ今日の撮影どうしよう。これってどこまでキレていいかなあ。と、私の対応をしていた店員が奥へ再度在庫を探しに行っている間ぐるぐると様々な考えが私の頭の中で巡った。すると数分して今度はデカい箱を抱えて店員登場。ありました! Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II ちゃんと入荷してました! 多分取り置き票を貼った店員が間違えたんだ。こんちきしょう、入荷日から私が取りに行く日までに、誰か別の客が買おうとしたら間違えて俺の注文したヤツを売っちまうところだったんじゃないか! でもまあ、そんなの怒っても仕方がないから、代金支払って品物受け取って、久々の大和路快速乗りに大阪駅1番線ホームに向かったよ! というわけでVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II とVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS の違いについて考察してみよう。なに、レジで思いっきり「全然違います」って言っちゃったからな。その割に(メーカーが同じだから)箱のデザインは似ているし、言われてみれば型番も似てないことはない。私が買ったのが「SAL2470Z2」で、店員が間違えたのが「SEL2470Z」だ。確かに紛らわしいが、商品知識ナンバーワンを目指してるとか何とかアピールしているお店だからね。この両者の違いをばっちり指摘して、商品知識の不足を咎めなくては!
・「Sonnar」と「Tessar」 Aマウントレンズがゾナーで、Eマウントレンズがテッサー。いずれもカール・ツァイスの銘だが、商品知識ナンバーワンを目指すなら当然知っていておくべき違いだよな?
・「FE」の有無 登場時はキヤノンの「EF」と紛らわしいという意見もあったソニーミラーレス一眼のマウント名称。客の注文を間違えずに取るなら「FE」か「EF」かはちゃんとチェックすべきで、なら「FE」とも「EF」とも付いてないことに気付くべきだよな?
・「F2.8」と「F4」 例えばだよ? ニッコールの85mmF1.4買おうとして85mmF1.8が出て来たらそれはあかんやろ。レンズの焦点距離が同じで開放F値が違うなんてことがザラにあるのは商品知識ナンバーワンを目指す店の店員なら当然知っているよな?
・「SSM」と「OSS」 前者は超音波モーター「Super Snocwave Moter」のことで、後者は手振れ補正システム「Optical Steady Shot」のこと。同じアルファベット3文字の略語だが、意味するところは大きく違う。いくら両方に「SS」が付いてるからって、商品知識ナンバーワンを目指す店の店員なら間違えることは許されないよな?
渡しちゃったので確認できないんだけど、予約の控えの紙には「SAL2470Z2」としか書いてなかった気がする(多分箱に貼ってあった取り置き票にも)。「SAL2470Z2」と「SEL2470Z」……うーん、間違えても仕方がないかねえ? でも多分だけど、「SEL2470Z」は普通に在庫がありそうで、「SAL2470Z2」はわざわざ取り寄せた品。取り寄せ品が届いたら「誰の注文だろう?」というチェックをしてその手で取り置き票貼らないのかね。ま、こういうところで仕事したことがないのでよく分からん。 大和路快速の車内で箱から本体を出し、保護フィルターをセット。保護フィルターは悩んだ末に、結局ミドルクラスのものを選んだ……実を言うと先代に付けたのと一緒。先代のを付け直したら?という意見もありそうなので記しておくと、何故か先代のは外そうとして回したところ、途中で引っ掛かって極めて外しにくく、外すのを諦めた。レンズ本体の先端とフィルターにあまり見覚えのない傷も付いている。ぶつけた後に取り付けたフィルターなのに、フィルターにも傷があるのだ。あの後どこかにぶつけた記憶はないのだが。ひょっとしたらソニーに修理出している間に再度どこかにぶつけられたのかも……という疑いも持っている。今更そんなこと言ってもしょうがないので諦めてるんだけど。 で、ここからが重要。フィルターを付けた本体をカメラバッグに入れて、空箱(但し保証書他は入っている)を入れたヨドバシの袋を、車内が混雑していたので網棚の上に置いた。はい、もう言わなくても分かりますね? 終点奈良駅で持って降りるのを忘れました。置いたときにヤバいなーって思ったんだけどね……思ったことをそのまま実行してしまった。後輩の車に拾ってもらって、ひとまず腹ごしらえに向かった先で気が付いた。慌ててお客様なんとかセンターに問い合わせて、奈良駅で保護してもらっているのを確認して、食後に受け取りに行った(時間のロス)。いやー、めちゃくちゃ焦りました。
以上、前置きでした(なぬ!?)。
Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II (2017-63 08-05)
平成29年8月24日
9月8日 ニコンがD850を正式発表。発売日は9月8日と、7月の発表では“開発止まり”だったことを考えると非常に早い発売に感じる。さて、私はこのカメラを買うのか? 「欲しいか欲しくないか?」で言うと欲しいが、冷静に考えてみると買う理由に乏しいことが分かった。 画素数は4600万近くまでアップしている。常々画素数はそんなに要らない、と言っているが、D850の場合RAWデーターが3種類の中から選べるようになっていて、「M」を選択すると2500万画素クラスと“ちょうどいい”ところに落ち着く。但し、その場合は12ビットロスレス圧縮に固定されるという制限付き。ロスレス圧縮はいいとして、12ビットというのがちょっと引っ掛かる。12ビットでも14ビットでも私の技量であれば大差はないのだが、精神衛生上はあまり良くない。そしてそこに納得できたとしても、4500万画素のカメラを持った時に敢えて2500万画素に設定する勇気があるかどうか。2400万画素でいいといいつつ、カメラの最高設定の魅力に抗えるかどうかはまた別問題なのだ。カメラ自体が2400万画素ならそれで満足できるのだが、4500万画素のカメラを持って2500万画素に設定するというのは非常に難しい話なのだ。 その他の部分では……連写枚数がアップしているが、これもあまり魅力的ではない。単純に連写したいのならα99IIの方が得意そうだ(但し、α99IIの連写は12ビットになる以下略)。AFセンサーはD5と同じらしいが、連写を多用しないので恩恵は少なそう。ファインダーの倍率が約0.75倍にアップしているのは極めて魅力的。ここはとても良い。メモリーカードはXQDとSD(UHS-II対応)のダブルススロットで、値段がこなれてないという点でXQDがやや問題だが、書き込み速度を考えると順当な“スペックアップ”と捉えるべきなのだろう。D850買ったらそういった追加投資も惜しんじゃいけないということだ。でも連写は以下略。ここからさらに細々とした話。背面液晶モニターが、画素数がアップしたりタッチパネルに対応したりチルトしたりするけど、全部「どうでもいい」。背面液晶でライブビューするならα99II使えばいいじゃんってことになるし、タッチパネルは元々嫌い。GX7 MarkIIで初めてタッチパネル使ってるけど(*1)、「うーん、イマイチ」という感じ。フォーカスシフト撮影が搭載されていて気になるのだが、所詮合成処理は私の用途では無理があるかなとも思う。D850の代わりにティルトシフトレンズ買った方が良さそう。 さて、スペックを見ていて気付いたのだが、バッテリーライフがかなり伸びている。電池が新型になったのかと調べてみたのだが、新しくはなっているがD850用の新型というわけではないようだ。6月に発売されていてD810でも使用できるらしい。全然知らなかったのだが、何故こんな重要な情報をスルーしてしまっていたのだろう? 目下旧型2個体勢(D810本体付属と後で追加した1個)で困ったことはないので買い足す必要性はあまりないが、覚えておいて損はないだろう。 あと、ちょっとだけ「ネガフィルムデジタイズ」という機能にもに反応したんだけど、普通にポジを読み込むことはできないのかな? 別売りのアダプターが用意されるけど、D850専用? D810で使えたりしない? いや、この前使ってたケンコーのアレで作業すればいいんだけどさ。 といった感じで、私の撮影スタイルでD850が一番活きてくるのはファインダー倍率ぐらい? ファインダーに40万円は払えないよね。元々D810は“買ったばっかり”で買い替えるつもりはさらさらないし、予算面でも難しい。D810をとことん使い尽くして、元が取れまくったぜ!という頃にD850の後継機が買えたらいいなあ。その前にα7シリーズに移行している可能性もあるんだけど。
*1 E-PM2も対応してたような記憶があるけど、最初の最初でオフにして以来一切タッチパネルとしては使ってない。 (2017-62 08-04)
平成29年8月21日
ここ数日の話題を2つ 先日3Dプリントのパーツの脱脂の際に使ったタッパーであるが、家に余っているものがなかったので模型専用にと新たに買って来た。以前から少し気になっていたのだが、こういった樹脂製品、何となく手触りがぬめぬめしている。気のせいだったら別にいいのだが、実際に何らかの物質が製造過程で残っていた場合、模型に付着すると塗装時に塗料を弾く可能性がある。一度石鹸で洗ってみたこともあるのだが、イマイチ手応えを感じず、気にしすぎということで気にしないことにした。ところがである。パーツをハイター漬けしていたタッパーを一旦洗浄してみたところ……ぬめりが取れている!? タッパーの外側にはぬめりを感じるのだが、ハイターに触れていた内側にはそれがない。やっぱり気のせいではなく、何らかの物質が残存していたのか? そして、ハイターで3Dプリントパーツの油脂成分が抜けるのであれば、こうした工業製品についても同じような効果があるのかもしれない。 そんなわけで、外側も処置を施そうと台所の流しで泡タイプのハイターをシュッシュと吹き付け、数分置いてから洗浄してみた。触って見た感じでは期待通りの効果。これなら模型の部品を入れたりするときも安心できる。今後は模型用にハイターを常備しておかなくては。
昨日、5100系の屋根の工作途中の写真を載せようとしたのだが、前作をツイッターにアップロードしていたことを思い出して中止。しかもその後別のことに気付いた。実車ではパンタグラフの下に薄い台のようなものが設置されて水平になっている。特にキットにはパーツが付いておらず、よくあるこのキットの作例だとキット付属のモニターパーツで代用されていたりする(事実私もかつてそうやって作ったことがある)。しかしモニターは上面が屋根と同じくカーブしていて、尚且つ厚みがありすぎる。というわけで、前々作の5128Fリニューアル編成から、「屋根の一部を切り欠き、プラ板をはめ込んで再現」という手法を取り始めた。今回もそうしている。実車と構造が違うのであるが、屋根の上に載せるパーツを作ろうとすると、屋根のカーブに合わせて下面を削るなりなんなりしないといけない上に、薄さの問題もあるのでかなり難易度が高いとみられる。本当はこういうのを3Dプリンターで出力させるのがいいんだとは思うんだけど……。 で、ここからが「気付いた」というお話。今回は2パンタ車を作っているので、屋根の中央より後方にヒューズボックスを載せる台も設置しないといけない。このパーツに関しては、若干ディティールが違うもののキットにパーツが付属している。表現を統一するのであれば先述の工法を取るべきなのだが、面倒なので素直に部品を一部削ったりプラ板貼ったりして使うことにした。そうしているうちに気付いた。このヒューズボックスの下に敷くパーツをパンタ下にも使ったら良かったんじゃないの? 長さが圧倒的に足りないが、2枚繋げばいい。余分なディティールを削ったり継ぎ目を消したりと手間はかかるが、屋根を切り欠いた上で寸法通りのプラ板を用意してはめ込む作業と比べたらどっこいどっこい。しかも今採用している工法だと連結面側で少し誤魔化している部分があるのだが、上からパーツを載せるのならそこもきっちり作れる。パーツの数が足りなくなるんじゃないかという不安もない。2パンタ車であっても、前パンタで2枚、後ろパンタで2枚、間のヒューズボックス下で1枚と5枚必要だが、阪急キット1箱にこのパーツは5つ入っている(屋根ランナーに成型されているが、屋根パーツは上に何もないものが4枚と、6000系以降用のパンタ車用のランナーが1枚の合計5枚入っている)。ちょうどぴったりだ。2パンタ車ばかり作るわけでもなく、2枚で済む1パンタ車も作るし過去(と今回)の“資産”も残っている。何をどう考えても数が足りなくなる心配はしなくていい。 今回は今更やり直すのも面倒なのでこのまま作る。次回以降で新製法に変えることにしよう。次回作るときに忘れないようにしないと……。 (2017-61 08-03)
平成29年8月19日
3Dプリントパーツの塗装を考える さて、今まで特に言わなかったけど別に隠すつもりだったわけではない。現在制作中の模型は阪急電車――といっても大きいやつではなく例によってGMキット。大きいやつも興味あったんだけど、高すぎでちょっと手が出せない。さてさて、去年もGMキットから5100系の原形を作ったが、今回も原形仕様で今回は2パンタ編成をチョイス。今日の本題はここからで、床下機器は前回同様、3Dプリントサービスで作ってもらったものを使うつもりだ。ところが前回も使った3Dプリントの床下パーツだが、脱脂が不十分だったためか塗装ははがれやすく、接着剤の効きも悪かった。というわけで対策を考える必要がある。といっても、ネットや雑誌掲載情報を試すだけなのだが……。まず、脱脂の方法であるが、前回は他のプラスチックパーツ同様中性洗剤で洗浄するだけだった。他のモデラー諸氏の記述によると、ツールクリーナーやキッチンハイターに漬け込むと良いらしい。前者はプラが溶けるのでは?と思われるかもしれないが、アクリルはツールクリーナーに耐性があるようだ。私はとりあえず、キッチンハイターを試してみた。試すのに使ったのは、一昨年ぐらいに某日本橋のお店で買った3Dプリントパーツを使った旧国のコンバージョンキット。買ってはみたものの、積層痕を消すのが思った以上に大変で制作を放置していたものだ。せめてだからこういう形で役に立ってもらおう。2年ほど放置していたせいか、表面に怪しげな油っぽいものが浮いてべたべたしていた(成型から日の浅い頃はこのような状態ではなかった)。これをハイターにドボン。2〜3時間するとハイターの水(?)面に油っぽいものが浮いてきた。肝心の本体は、特に気になるような変型や変色は見られず、手で触ってみる限りはべとつきの類が消失していた。 ハイターから引き揚げ、軽く石鹸水で洗った上で試し塗り。敢えてプライマーの類での処理は行わなかった。塗料が「アクリル系」で塗る対象が「アクリル」なら、これ以上の下処理は必要ないのでは?と思ったからである。さて、結果は?以下画像で侃侃諤諤。
3Dプリンターパーツの塗装を考える (2017-60 08-02)
平成29年8月18日
生きてまーす 半月以上放置してしまった。特に何かあったわけではなく、単にやる気がなかっただけである(爆) とりあえず、放置していた間にあった出来事なんかをちょっとずつ小出しにしていこうかと。本日は第一弾として、エアブラシの話から……画像で侃侃諤諤、行きます!新しいエアブラシを買ってみた (2017-59 08-01)
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