橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成28年1月

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平成28年1月31日

いつもと違う月末

  読漫画感想文を早めに終わらせて、月末は何か(自称)面白い話でもしようと思っていたのだが、特にネタが思い付かなかった。重症だな。
  阪急キットの組み立ては……まあぼちぼち。作業している間は楽しいのだが、作業を開始するまでの腰が重い。何故だ。寒いっていう理由がなくはないのだが、寒いのはもう諦めている。「阪神が弱い」のと「冬は寒い」というのは同じぐらい仕方がないのだよ。それはそうと、今日作業していてまた発見してしまった。乗務員扉のドアノブついてる場所が反対じゃんかよ……メーカーの製作スタッフはどこを見て金型を設計したんだ。今、修正するか見て見ぬふりをするか悩んでいるところ。前例から言うと、忘れなければ修正することになるだろう。
  そんなこんなで「ことしのもくひょう」の達成度合いは今一つ芳しくない。一時期比較的早寝していたのに、最近また少しずつ戻りつつある。そもそもそれは目標じゃなく手段だから、模型制作時間の増強に繋がっていない時点でダメ。仕方がないからネットで有名なあのセリフで1月を締めくくろうと思う。


  ――2月から本気出す

(2016-08 01-08)


平成28年1月29日

今年は閏年だね……って29日が月末なのは来月だ!!!

  『閃の軌跡』のスーパーアレンジバージョン(音楽CD)を買ってから、主題歌の『明日への鼓動』を聴く回数が多くなった。歌詞の後半に「架け橋になり道を描き出すよ」とあるのだが……「架け橋」? この曲のタイトルは『明日への鼓動』だ。『明日への鼓動』と「架け橋になり〜」……この2つから連想するのは、『プラチナエンド』の主人公「架橋明日」君だ――って全然何の関係もねえよ。その『プラチナエンド』の単行本は2月発売予定(ステマじゃないよ)、購入予定だけど今月の感想文には関係ありません。というわけで、いつものやつをいつもより少し早めに。

【セーラーエース】2巻(新刊):☆☆☆★
  橘雪翼の野球漫画評はまずストレートの握りから入ります(意味不明)。結局1巻序盤のアレは偶然たまたまだったんだねえ。表紙からして間違ってるし。というか、昔見た「正しいストレートの握り」が本当に正しいのかどうか怪しくなってきた。とは言え、各所で見るプロ野球選手の大半はその「正しい握り」でボール持ってる。まあ、それは実は変化球で直球じゃありませんでした、なんてオチもありそうだけど。
  真面目?に漫画の話を。結局のところ「女子高生が野球やってます」という青春漫画になる。至る所で表現が「イニD」っぽいのだが、そこはまあ、作者の印象がそれなので仕方がないといったところだろう(笑) 気になるのがスライディングのシーン。この人たち膝出して野球やってるね……っていうか女子野球ってスカートでやるんか? それはいいとしても、脚部を覆う何かは着た方がいいだろう。主人公まゆのスライディングパンツ掃いてないのは論外にしても、膝丸出しでスライディングは痛いだけだろ!
  地味三人組とキャッチボールするまゆ。作者、これはなかなかいい着眼点なのではないだろうか。ひょっとすると星野伸之氏の著作を読んだのかもしれない。山なりのボールをしっかりコントロールするのは意外と難しく、ある種の練習になるらしい。私は特にその効果を実感したことはないが。

【軍靴のバルツァー】3巻(既刊):☆☆☆★
  以前2巻まで購入し、一時保留にしていた漫画。ううむ、私はこれを読まずして2巻でストップしていたのか。一番のハイライトシーンはなんといっても、バルツァーが第二王子に鉄道敷設について説明している最中、懐から線路のミニチュアを取り出すところ(笑) この時代に鉄道模型があったのか! 素晴らしい!! バルツァーがそれを嗜んでいるところが素晴しい!!!

注:ンなわけありません

続いて線路幅についての“講義”に入って、もう最高。こんなところでツボに入るのは私ぐらいなものだろう。というか、作者は鉄道好き??? 冷静に普通に考えて、戦争について調べている間に鉄道に触れただけだとは思うが。で、ここから先、かなり先の展開について例によって私の当たらない予想。エルツライヒがフリーゲージトレインを開発し、軍用車両でバーゼルラントへ乗り込んで来て「あれーこんなはずじゃなかったのになー」となるバルツァー。この予想、的中したら絶対おかしい(笑) にしても、標準軌が1435mmというところは現実世界と同じだが、エルツライヒの1904mmという規格の広軌路線は多分存在しない。広軌で有名?なのはスペインとロシアぐらいかな? 念のため調べたけど、広軌といってもそんなにむちゃくちゃ広いわけじゃなく、1900mm台はおろか1700mm台の規格もなさそう。その逆の狭軌は半分ぐらいの762mmだっけ?があるんだけどね。1900mmクラスになると曲線半径で随分困るんじゃなかろうか。作者がどういうアレで1904mmにしたか、ちょっと気になるぞ。まさか過去にどこかで実在したとかか……?
  最後の方で自転車対騎馬やってるけど……すげースピード出る自転車だなあ。このタイプの自転車には乗ったことも誰かが乗っているのを見たこともないのでスピードについてはおいとくとする。問題は、そのスピードでこけたり柵に突っ込んでいるところ。相当な大怪我になりそうなもんだが、登場人物はちょっと痛そうにしている程度である。と、去年の夏にそんなにスピード出してないのに(チェーンが外れて)こけて、ちょっとした怪我をした私が言う。っていうか膝のところの痣、もうじき半年になるのに治り切らない。年のせいかなあ、治りが遅すぎるよ。

【牌王血戦ライオン】1巻(新刊):☆☆☆
  グロい……。というか、えげつない。この作者前々からそういう傾向あったけど、よくこんなの思い付くな。編集のアイディアなのか? それともブレーンがいるのか?
  後半の話。太ったサラリーマンがムカツクが、最後はちょっとかわいそう。あくまでただの素人なんだし、そこまでやんなくてもよかったんじゃないの?とか思っちゃう。
  というわけで、物語再開の第一巻。前の話のラストを思うとちょっとトーンダウンなんだけど、前の話も2巻以降が“本番”だったから、今回もそれに期待しよう。

【今際の国のアリス】17巻(新刊):☆☆☆☆
  なっっっっっっっっ!?



・・・・・
最終18巻



だとっっっっっっ!?

絵札のゲームを12個クリアした後にジョーカーを倒すって言う俺の予想は外れたということなのかっっっっっっ!!!
  読み終わって次巻予告を見て戦慄しておりました。今までもそうだったけど、最後まで無駄なページ数を使わない作風は称賛に値する。ハートのクイーン、ジョーカーのゲームであと2〜3冊分ぐらいはあるだろうという私の読みは完全に外れた。
  にしても、でたらめをあれだけスラスラかつ滔々と述べられるミラはなかなかのものである。私だったら途中で噛みまくりなところだ(笑) 主人公たちに会う前に何度も練習したんじゃないのー?(笑) なんて冗談はさておき、最初は一瞬信じかけた(笑) これが“真実”だったらただの夢オチと同レベルじゃないか!と気付けたのがミラの創作後半部に入ってから。その後も色々な“可能性”を列挙するミラ。にしても、これだけの与太話を披露したということは、正解はこれ以外なんだよな? 最後の18巻、楽しみにしているぜ。ところで、「ハートのJ」をクリアした2人の姿が見当たらないのだが……?
  この17巻の折り込み広告で、スピンオフ『今際の路のアリス』の存在を知った。事前にチェックできていなかったので、慌てて翌日買いに走ったよ。

【今際の路のアリス】1巻(新刊):☆☆☆
  というわけで、スピンオフ第一巻。原作は麻生羽呂だが、作画が別の人。但し、作風が近い人を選んだのか、近い描き方をしているのか、『今アリ』として見た時の違和感はほとんどない。?年後の世界にいきなり飛ばされた、という設定は本編と同じだが、飛ぶ直前の花火はなし。ただし飛ばされた先で花火を打ち上げる能天気?な登場人物はいる。これが本編の花火と関係しているのかいないのか気になるところ。そしてトランプの存在。現状、本編におけるトランプはカードには意味がなかったようにも思える(チェックシート程度には使えるが)。スピンオフにおけるトランプの持つ意味とは? そして、本編では「げぇむ」がストーリーのメインであったが、スピンオフには今のところその気配がない。タイトルの通り、東京への道中が核となるのか。
  さて、いきなりだが予想。何の予想かというと犯人当てであり、今際の国自体についてはもうじき明らかになるのでパス(笑) 一番怪しいのは拳銃を隠し持っている金夏英(どうでもいいけど、『ヒカルの碁』に出てきたのは「金英夏」だっけ?(*1))。 ここまであからさまだとミステリーとして面白くないので多分違うのだろう。途中から姿を見せない安食も怪しいが、由良の死体が発見された時点で既に殺されてそうな気がする。安食が由良を殺害し、その安食の拳銃を奪って夏英が安食を殺した……という線も考えられなくはない。そうすると、次の話で発見されるのは夏英の銃殺死体??? 殺人者が次の被害者になり、順々に……というパターンだ。他に怪しいのは富井。“一人”で京都に残った理由は? 車が整備できたことも高速道路が途中で通れないことを予見したのも裏がありそう。特に前者は、最後の一台だけというのも(いくら漫画の中とは言え)作為的で、それが皆で乗れるキャンピングカーだったとくれば役満級の怪しさだろう。ただ、物語の最終ページに望みたいのは、(死者を除き)全員元の世界に戻り、アリス(小島)と富井が年賀状で連絡を取り合うシーン。富井がこの世界で何かを仕掛けたという説はあまり推したくない。そしてもう一つ有力な予想は……佐野。一番最初に出て来る登場人物で、読者がアリス(小島)と並んで感情移入しそうなキャラクター設定。だからこそ裏をかかれそうな気がしてならない。彼女が“アリス”じゃなくて“佐野紀奈”であるところもそう思わせるポイントだ。
  ってこれだけ可能性を挙げてりゃどれか当たっても不思議じゃないよな(笑) っていうか全部外したらむしろすごいんじゃないの?(笑) というわけで、2巻以降をお楽しみに。
  途中で道がなくなっていて、摂津に戻って云々はすぐにピンと来たあたり、まだまだ私も鉄ちゃんだなあ……と思っていたら違った(笑) 正解は車両基地。私は阪急線から新幹線へ強引に“お乗り換え”するルートだと思ってました。やっぱ私は鉄ちゃんじゃないなあ(謎笑)

*1 確認すると「高永夏」と「洪秀英」でした。惜しい!(惜しくない(*2))
*2 でも「ハヨン」と「ヨンハ」だからやっぱり……(←往生際が悪い)

【凍牌 〜人柱篇〜】12巻(新刊):☆☆☆☆
  ヒロインが「死ねぇー!」と叫ぶ漫画です。


  優ちゃんに新たな勲章が増えたな。そして、いよいよクライマックスに向けて動き出した感じ。優ちゃんの「素人丸出し」作戦は、周りがあれこれ言い過ぎで「後で引っ掛ける作戦」が見え見えでちょっとくどかった。が、K、高津、優、アイの4人の誰かがルーレットであたりを引くまでメンバーチェンジなし、ということで緊迫感は出てきた。漫画の展開で行くなら……ここで高津が脱落して終わるのが妥当な結末だが、そんなことは起こらないと高津の豪胆っぷりに思わせられたりもる。作者がここからどう話を持って行くのか、13巻で完結するのか、まだ波乱があるのか。なかなか楽しみである。
  ところで、高津が割と私好みの発言をしている。「6連続で出てないからそろそろ」と色めき立つ観衆及び当事者たち。しかし6連続で出なかったからと言って次に出やすくなるかというとそうではない――というのが条件付き確率(数学)のお話。キイチがきっちりシリンダーをランダムになるように回していれば、当たりが出る確率は常に1/6であり、2回挑戦しても1/3にしかならない。高津はそれを理解して引き金を引いたわけではないだろうが、それでも「俺が引くのは2回、確率はあくまで1/3だ」と主張するのは正しい。
  というところで疑問。宮地の若組長が引くときはシリンダーを回すコマがあった。優のハコ一回目のときもあった。しかし、優二回目ハコと高津ハコのときは……キイチはそのまま拳銃を渡していたような? もし回していなければ、高津のときに出なけりゃおかしいことになる。私は拳銃については詳しくないが、漫画の中であれだけ「1/6」って言ってるんだから6発装填のリボルバーだろう。だったら6回引けば最低でも6回目には出ることになる。キイチが何をしかけたのか? 優一回目の時に気になる描写があるにはあったが、あれは高津を狙わないように監視していただけだと思うし……。というわけでまた当たらない予想。優2回目の時に高津が倉橋と話をしたが、その隙にキイチはこっそり弾を抜いた。高津の時に躊躇ったのは、それを悟られないようにするための演技。もしくは弾込めし直すのを忘れていて、高津にそれがバレるのを恐れたか。さらに深読みすると、実はもっと前から弾は入っておらず、最初は忘れずに弾倉を回していたが、「どうせ出ない」ことを知っていたために途中で油断してその手順を省いてしまったか。多分正解は、「いちいちそんな描写入れるのもくどいでしょ」という作者の判断による省略、だ。(笑)
  最後に一点思い出したことが。これ、堂島の出番がなくなっちゃったんじゃないの?

【マージナル・オペレーション】5巻(新刊):☆☆☆☆
  なかなかスピーディな展開で好ましい。んー、ひょっとして最近、好きだった漫画がイライラする程グダグダになって感覚がおかしくなっただけで、これぐらいのスピードが普通なのか? そうだよな、きっとそうなんだよな。
  かなり派手にドンパチ。フィクションとはいえ日本でこれだけやるか?(笑) 現実世界は平和で良かった……良かったと言えるように今後もそれなりに平和であって欲しい。犯罪はもちろん、事故とか天災とか、あと個人的に色々ね(意味深) 子どもたちは子どもたちで、派手に作戦かましてくれてる割には“日常パート”では子どもらしい言動。白い粉が教育上云々とか言っていたアラタだが、こういう作戦がそもそも以下省略しておこう。最後に判明する、おばあさんがイトウさんの変装というのは全然気付けなかった。言われてみれば「あーなるほど」で、そういうところに気が回らなかったのは作者に一本取られたということにしておこう。だがしかし……その変装に何の意味があったんだろう? ハニートラップ仕掛けた文脈もいまいち読み取れないし。よく分からないけど、まあいいか。
  印象に残ったシーン。アラタとオマルの口を揃えて「燃やしてくれますか/燃やすか?」。「ゴロン」以下数コマ――懐かれてるね、アラタくん。「下手な交渉だなあ」「専門外でして」。では、また次をお楽しみにしているよ!

【4D】2巻(新刊):☆★
  うーん、やっちまったなあ。作者の考える四次元をファンタジーとして見ればいいんだろうけど、それは私の求めていたものではない。まったく、四次元の体積ってなんだよ。言わんとすることは分からなくもないが、「四次元の体積」と三次元の体積は単純には比較できないぞ。「100平方メートルと1立方メートルはどちらの方が大きいですか?」って言ってるようなもの。四次元の空間に広がる筋肉が三次元において圧倒的な力を持つ、というのも腑に落ちない。数学で積分計算を教えておいてこんなことを言うのも悪いが、所詮この世界における二次元というのは一種の空想の産物で、この世界における物体は全て三次元下にある。我々が目にするもの、紙に書いたりモニターに映し出されたものは二次元のように見えるが、二次元的に捉えているだけで実際は三次元である。だからもし、二次元の何かがこの世にあったとしても、それが我々の力で容易に破壊可能かどうかは分からない。宮田は紙にボールペンで穴を開けてそれがいかに簡単かを説明しようとしているが、それは紙が三次元において弱いものだから可能なだけ。お前鉄板もペンでズボズボ穴開けられんのか?って話だよ。
  これでストーリーが面白ければ、上の文章の文末に「(笑)」を付けて軽く流せるところだが、面白くないので不許可。キャラクターにも大して魅力を感じない。ということで予定通り2巻でサヨナラしましょう。某野口教授風に言うと「エトラッセン」だ。

  予定通りまず『軍靴のバルツァー』が復活。差し当たって1冊しか進めてないが、また順次追い掛ける予定。新刊では『今際の路のアリス』がある意味チェック漏れだが、これは致し方がないようなそうでもないような。新刊リストにきちんと目を通しておけば気付けたような気はするが。タイトルだけ見ても詳しくは分からないが、今の時代調べれば最低限のことは出てくるわけだからね。にしても、これも略すと『今アリ』だなあ。幸い『今アリ(国)』が次で終わるらしいからいいようなもんの。
  さて、2月の新刊は7冊。『プラチナエンド』『ぐらんぶる』『Q.E.D.』『C.M.B.』『BUNGO―ブンゴ―』『潔癖男子!青山くん』『ライジングサン』。ある意味『ぐらんぶる』と『Q.E.D.』って対極にある漫画だよなあ。どういう意味で対極なのかはヒミツー(某ティポ風に)。ちなみに一部で「橘雪翼は流行のソーシャルゲーム『グランブルファンタジー』と間違えて漫画『ぐらんぶる』を買ってしまったのではないか」と囁かれていないようですが、そんな事実は全くありません(笑) 主人公のキレイ好き度合いで言えば『ぐらんぶる』と『青山くん』が対極にありそう(北原伊織が際立って不潔ということはないが)。ということで、突然だけど私の勝手なイメージでこの7つの漫画の主人公の潔癖症度合いを並べてみる。

青山くん>(*3)>明日くん>燈馬くん>森羅くん>文吾くん>甲斐くん>(*3)>伊織くん

*3 俗に言う「越えられない壁」

まず、青山くんの首位は当然。続くは新連載が始まったばかりの『プラチナエンド』より架橋明日(カケハシ・ミライ)くん。ちなみに全員くん付けなのは青山くんに揃えるためです……の割には姓と名が混在してます(それぞれの漫画内において、どちらで呼ばれるシーンが多いか、かな?)。で、明日くんは、実際に清潔云々というよりは「幸せになるために手は汚したくない」という比喩表現の潔癖度。2巻以降で話がどう転ぶかによりそうだけど。3位燈馬くんは、完璧主義者っぽいところがありそうだから。本棚に綺麗に本並べてるしね。私とは大違いだ! 燈馬くんと同タイプの森羅くんだけど、森羅くんの方が野や山を駆けずり回るイメージなので順位を一つ下にしてみた。文吾くんは野球やってるので、どうしてもユニフォームに泥が付いたりいろいろあるので潔癖ではやっていられないはず。甲斐くんも同様で、順位が下がるのは自衛隊の方がより厳しいと思われるから。最後は伊織くん、これは説明不要ということで(笑) 
  ついでだから、同じように私の勝手なイメージで頭の良さそうな順に並べてみる(笑)

燈馬くん>森羅くん>(*3)>明日くん≒青山くん>文吾くん>甲斐くん>(*3)>伊織くん

まず2トップは説明不要。この2人は反則だから(笑) 文吾くんは決して学業成績は悪くはなさそうだけど、加減を知らない面もあるいわゆる“バカ”だから順位を少し下げてみました。甲斐くんはそれに輪を掛けて体力バカなのでさらにその下。そして最後の伊織くん……まあこの2つは伊織くんを最下位にするために考えたランキングなので、本人も本望でしょう(強引)
  その他、新規を含む既刊から何冊か検討中。2016年開始早々からこのペースだと、今年も年間100冊を越えそうな予感。

(2016-07 01-07)


平成28年1月27日

3Dプリンタの活用

  去年の3月ぐらいに、GMストア日本橋の3Dプリンタによるオリジナルキットの旧型国電を組み立ててみたのだが、積層痕を削るのがかなり面倒なので断念した。ということもあって、世間が3Dプリンタで盛り上がる?中、私は静観していた。ところが数日前に突如ひらめいたことが。手作りだとかなり面倒な原形流電のスカートを作るのに使えないかな? 表面に何かしらの表現をする必要があったような気はするが、いっそのこと省略もしくは凹モールドにすれば積層痕をヤスリ掛けしても問題なし。凹モールドであることが気になれば、凹部に薄いプラ板を貼って凸モールドに化かすという手もありそう(単純な形状に限るが)。肝心の設計が面倒だが、一度はあきらめていた原形流電の可能性が復活した。まあ、カトーが完成品を出さないという仮定の下での話だが……。
  今作っている阪急5100系板車の床下機器は以前作った5128F編成同様に凝るつもりだった。詳しい内容を覚えているわけではないので、改めて自分の作ったものを見て、そして実車写真を見比べると……うーむ(笑) 仕方がないけど、似てるようでそれなりにしか似ていない。もっとも、GMの完成品の阪急6000系あたりも一部は雰囲気で誤魔化されているので、エコノミーキットベースと考えて諦めて割り切るべきなのだろう。というところでネット検索していると、個人で5100系の床下機器の3Dプリンタ用データーを制作されている方のページを発見。某ネットサービス上で発注できるようになっているんだけど、これ、私が注文して3Dプリントしてもらってもいいんだよな?(ゴクリ) お値段が決して安くはないんだけど、並べ替え用のパーツをバルクで買ってくるのも安くない。確か前の時は、キットが3000円なのに床下機器だけで3000円ってこれコストパフォーマンスはどないやねん、と思いながら店を出た記憶がある(前回は余っていた手持ち部品も充当したので、今回同じことをやろうとするとフルに買ってくる必要があり、さらに数百円アップする)。手間がかからなくて、なによりほぼ実車通りにできることを考えると妥当なところ。加えて、自分で設計する手間を考えれば、データーをアップロードしてくれてありがとう、だ。というわけで早速ぽちってみました。届くのが楽しみだなあ。多少日数はかかるみたいだけど、本体の制作の進行状況があまり芳しくないので大丈夫です(大丈夫です、じゃねえよ)。

  あれこれ見ていると、東急旧5000系の床下機器も同じ人が作っていた。もうちょっと早く知っていれば(笑) 他の人が阪急6000系用のパーツも作ってるし、見てるだけでも結構楽しい。いや、そんなことばっかしてるから肝心の制作が進まないってのは分かってるんですがね。

(2016-06 01-06)


平成28年1月21日

寒い(切実)

  今月も残すところあと10日、既に阪急5100系方向板車の今月中の完成を諦めた。240時間不眠不休で作業したら完成しそうだけど、色んな意味でそんなことできないからね。制作が送れている理由は……やっぱりテンションの問題かなあ。作業部屋が寒いというのもあるし、“決定版”を作ろうとすると結構面倒な作業も入ってくるってのもある。4、5年前と同じ作り方をしていれば、そろそろマルーンに塗られた車体にサッシの銀色を筆で塗っていたかもしれない。
  というわけで各社の新製品についてコメント。カトーは前に話したので、その次のトミックスから。久々に「模型化で実車の動向を知る“鉄ちゃんやめた”橘雪翼」発動。JR九州のDE10が真っ黒になっているのを、トミックスの製品化発表ポスターで知った。特別なトワイライトエクスプレスも牽引したとかいう話なので、買うことになるかも。「特別なトワイライトエクスプレス」ももちろん購入候補だ。2回も写真を撮りに行った(*1)からね。そしてちょっとした(模型界での)ニュースはビスタEX。さてどーしますか(笑) 今までに何度か「キット組んだから完成品が出たよ」はあったけれど、ここまでの大物では久しぶりだ。今はまだ思案中だが、一応1セットは買おうかと思っている。その他では、上沼垂の485系も白鳥で走っていたのを大阪駅で見ていたので欲しいところ。だがしかし、2種類ともフル編成で揃えようとするとTGVを2本買うぐらいの出費になってしまう。基本2種は押さえても、増結は1本だけにしとくのが無難な選択なのだろうけど、悩めるところだ。
  グリーンマックスは、新動力第一弾の653系1000番台を今度は0番台(というか改造前)で発売とのこと。カラフルで面白いんだけど、発売される3色を全部揃えようとか思うとこれまた予算的な問題が。かと言って、1個だけ買ってもあんまり面白くないしなあ。
  マイクロエースはパス(笑)
  もっと前に書こうと思っていたんだけど、フライシュマンはスイス連邦鉄道のEW-IVをナンバー違いの再生産と、荷物室付き1等車を新規で発売予定。後者を買う気満々でカタログ眺めていると、何だか値段に違和感が。よーく見ると、中間車が以前の34.90ユーロから29.90ユーロに値下がり。今回新規の車両だけが34.90ユーロ。そして制御2等車がかなりの値下がりで、前回の79.90ユーロに対して今回は49.90ユーロ。カトーのTGV以上の“値下げ”で、これはちょっと驚いた。とは言え、前回の値段はなんやってん?と問い詰めたくもなる(笑) 新色2両と旧色1両合計3両買ったんやで?(笑)(*2) ……まあ、ちょっと買い足しておこうかな。
  海外メーカーの他のはあまり今年は欲しいのがない。元々そんなに手広くやってないし、去年のカタログ掲載品でまだ発売されてないものもあるのでこんなものかな。ホビートレインがまたしてもIC2000のバリエーションを発売する予定で、スターバックスと先頭車は買っておきたい。あと、あまり良く知らない謎の2等車もあるので、後で研究しておこう。
  さて、最後は……新製品発表から2週間以上経ってしまっているが、ニコンの話である――って突然鉄道模型からカメラに話が行くのかよ!!!

  ――行くのである

D5とD500が発表されたが、もちろん計画に変更なし。D5は求めるものではないし、求めるものであっても値段がねー(笑) くれるっていうならもらうけど、あれは私にとってお金を払ってまで欲しいと思うものではない。金額面で言うとD500の方は現実的だが、少なくともとりあえず今回は対象外。別に連写性能に優れてなくてもいいし、100万越えの感度もほとんど必要ない(あったらあったで使うこともあるだろうけど)。将来何かで欲しいと思うかもしれないけれど、差し当たっては35ミリ判のカメラが最優先なのだ。APS-Cでいいならα77をマークIIに買い直してそれで満足している(高感度性能はアレだが)。
  さて。現時点ではレンズキットを買うつもりで、24-120mmF4の俗に言う“小三元”ズームでスタートする。ところがこのレンズ、大きな問題があってズームリングがフォーカスリングよりもレンズ先端側にあるのだ。AF任せならフォーカスリングに触れる必要がないからそれでいいのかもしれないけれど、私はそうではない。ホールドの面から考えるとフォーカスリングはレンズ先端側にあったほうがいい。というか、今まで圧倒的にそういうレンズの方が多かったはずなのに、なんでコレは逆なの? キヤノンやソニーがそれをするならまだ理解できるが、ニコンがやるとイメージがガタ落ちである。(写真界の)世間一般ではどう受け止められているのだろうか。ただ、私もそういう仕様のレンズを使ったことはないので、実際に所有して常用してみると意外に気にならないのかも。だがやっぱり……腑に落ちない。
  ニコン純正レンズは軒並み高いので、後々に欲しい広角レンズやF2.8ズームにタムロン製品を考えている。具体的には24-70mmF2.8とか15-30mmF2.8とか。いずれもそれなりに充分高性能で、かつ純正より安い。広角ズームの方は広角側が純正より1ミリ狭いが、望遠側が6ミリ長いので良しとする。何と言っても値段が以下略。24-70mmF2.8も当面は24-105mmF4で過ごすので急がないけれど、純正は値段と重さを見るだけでゲンナリなのでタムロン製品に目を向けている。今はシグマがかなり頑張っているが、タムロンも負けじと頑張っているように見えるね。そう思っていたら大どんでん返しが。タムロンのこいつらもズームリングとフォーカスリングがなんだよね。つい数日前に初めて気付いたよ。やっぱみんなフォーカスはカメラ任せなのかなあ。レンズのレビュー見るとAFの速さは結構重視されているようだが、写真ってそうじゃないだろ?と言いたい……と、ここで言っても仕方がないか。どこで言っても「お前の意見は聞いてねーよ」って言われそうだしね。でも、構図決めたと思ったら合わせたいところにフォーカスポイントがなくて頭に来たりするし(マイクロフォーサーズでよくある)、オートフォーカスは手前にあるものを優先して合わせに行くから万能じゃない。まあ、カメラ任せの方がラクなんだけどね。それでいいならα7RIIと純正アダプター買って解決なんだから。一眼レフが欲しいのは、ピントを自分で合わせたいから。EVFはまだその点で光学式ファインダーに追い付いてない!というのが私の主張だ(で、光学式ファインダーでマニュアルフォーカスしてピンボケ写真を連発したりするんだよな……でもそれはそれで自分の腕が未熟ってことでいいんだよ! カメラ任せでピンボケされるより納得できるんだよ!)。自慢じゃないがこの橘雪翼、そういうところこじらせてる面倒なやつなんだよ!(ホント自慢にならんな)
  というわけで、当面24-120mmF4一本で使ってみて、その後のことはその時になってからだな。ズームリングとフォーカスリングも逆だし、レンズの脱着時の回す方向も逆だし、色々逆であることにどれだけ慣れられるか。で、2本目を買うまでに足りない広角はタムロンのマニュアル時代の17mmF3.5を、足りないマクロはタムロンのマニュアル時代の90mmF2.5を、足りない望遠はタムロンのマニュアル時代の200-500mmF5.6を使うつもりでいる。意外と揃っているのだようちの防湿庫の中身は。古い設計のレンズなので画質にある種の問題があるかもしれないが、その問題も含めて楽しもうと思う。というか意外とイケるんじゃないかという期待はしている。冗談抜きの本気で楽しみにしている。本気でダメなら、その時はしゃーないから貯金を崩すさ。決断の時まであと1ヶ月少々。

*1 徒歩10分ほどのところまで
*2 旧色は今回のカタログになく、次回生産時に安いかどうかはもちろん定かではない。

(2016-05 01-05)


平成28年1月11日

どーにもテンション上がらない

  昨年末に東急を作っていた時に「次は久しぶりにワールド工芸のキット!」と思っていたせいか、何だか気持ちが入っていかない。それでもまあ、何とか久々の阪急キットを少しずつ進めている。目標としては今月中の完成。あまりだらだらやってると完成前にキハ391が発売されちゃうからね。ただ、今月中に発売される保証はない。また時間空いたら今度はどうしよう……。
  あの後GMの阪急キット付属の床板パーツを確認すると、台車間隔は約82ミリだった。整理すると、こう。

TM-06 80ミリ
TM-12 84ミリ
GM床板 82ミリ

どないせーっちゅうんや(笑) 車体の短さを考慮すると82ミリがベストなのだが、“たかが2ミリ”のために動力を加工する気にはなれない。非動力車については、以前5127編成を作った時のような加工をする予定なので、2ミリ縮めるも伸ばすもついでの作業になる。後は連結面間隔との相談だ。初期に組み立てたキットであれこれ実験してみたところ、台車間隔84ミリ相当にするとやはり開き気味。狭いと感じていたけど、実はキットそのままの82ミリでいい感じだったのかも。84ミリでカトーカプラー密連に交換するといい感じになったので、これで行こうかと思う。台車間隔広げてカプラーで詰めるという、自分でも何やってんのかよく分からない状態だが(笑) 少々余談だが、GM完成品の阪急電車は台車間隔82ミリで、車体長はほぼ正しい寸法。そのままだと連結面間隔が狭くなりすぎるせいか、カプラーに柄の長いものが使われている。GMは台車のカプラーアームの長さを頑なに一定にしたいのかもしれない(一部台車に「ロング」製品はあるが)。旧国キットも、台車間隔をスケール通りにしたら(というか動力に合わせたら)カプラーアームの長さが足りなくなったのは記憶に新しい。困ったメーカーだ(笑) ついでにカトーの9300系もみてみたけど、新しい設計なのでもちろん車体長も台車間隔もスケール通り。
  例の5100系の本を細部の確認などで読んでいると、ついつい目的のページ以外にも目を通してしまう。その結果いろいろ作りたくなってしまい……この本、危険だ!! いや、危険じゃない鉄道本って数少ないんですがね(笑) 計画が微妙なとこ増えたような気はするが、とりあえず今回は8両編成1本のみ。そしてしばらくは阪急には戻って来ないだろうから、その間にクールダウンされているといいなあ。あんまり冷えすぎても(買い溜めたキットが消化できないので)困るんだけど。しかしこれ、このペースでやってると旧国同様阪急キット制作計画もなかなか進みが遅くなりそうだ。「阪急→旧国→阪急→旧国→……」とループしつつ、適度に他の物を挟んでいくのが理想か?

(2016-04 01-04)


平成28年1月7日

これだから長期間放置は良くない

  リトルジャパンの旧国キットを埋もれている中から発掘してきた。まではいいのだが、窓ガラスが1両分行方不明……何故だ! 悲劇だ!! 困った!!! 多分買って間もなくの頃、車体に仮にはめてみたのだと思う。問題はその後どういう風に保管したか。同じ箱に入れておけよこの馬鹿野郎ッ!!(自己責任) 嘆いていても仕方がない。かくなる上は再封印以外に私にできることはあるだろうか(いやない)。他の要件で探し物をしている最中に出て来てくれることを祈ろう。ところで、窓ガラス紛失に気付く前に屋根を合わせたりしていて気付いたこと。クモハ40他の両運転台車のパーツの合いは最高レベルだったのだが、クモハ41、クハ55は何か微妙。屋根と車体にちょっと気になる隙間ができる。それから窓ガラスの透明度も何か微妙。GMエコノミーキットのように裏から塩ビ板貼るのとどっちがいいか少し迷うレベル。何だか組み立てるテンションが一気に消え失せてしまった。
  というわけなので計画を変更せざるを得なくなった。キハ391発売までに何作ろう? と悩んで結局阪急5100系に決めた。とても時間を損した気分だ(まあ、長期保存の塩漬けキットの浸かり具合を確認したということにしておこう)。ちなみに阪急エコノミーキットは現在、市場在庫が枯渇していて再生産は今度の5〜6月頃?の予定。でも問題ない。うちには5箱ストックがあるのだ(全て4両基本)。な? 積んどくのは大切だろ?(ジコベンゴ)
  ということでさくっと作る予定だったのだが、これはこれで意外にそうもいかないようだ。最近発売された某本の写真を見たり、図面の寸法を1/150してみたり、気になりだすと止まらない。阪急キットは何度か作り直してきたので、そろそろ決定版にしたい。前回も決定版だったような気はするのだが、気のせいだろうきっと、多分。とりあえず1パンタ編成でも作ろうかと思っているのだが、2パンタ車の写真が目に入って、キットの屋根板と見比べてあらあら。今まで2パンタ車作った時はそのまま使っていたこの屋根板だが、5100系用じゃない?と思わせるぐらい違う。かといって3000系用とも違った記憶があるんだがなあ。ひょっとすると2パンタ屋根は使い物にならないのかもしれない。おぼろげな記憶によると、8000系とも違うような気がするし、6000系7000系はどうだったかな。
  さて問題。次回から動力に鉄道コレクション用の19m級動力を入れる予定である。台車間隔はこれで正しくなるのだが、車体が1/150スケールで2ミリ短い事実をどうするか。私は忘れていたが、多分阪急に熱心なモデラーなら常識レベルの話のはず。車体が短いのに台車間隔だけ正しくてどうする? どうしよう。私としては、既に19m級動力をそれようにいくつかストックしてあるので、阪急に使わないとなると使い道がなくなって困るという本末転倒な理由で使いたい。このキット、普通に作ると若干連結面が狭すぎるような気がするが、19m級に合わせると4ミリも伸びるので広がり過ぎだろうなあ。最強は車体長を2ミリ伸ばして正しい長さにすることだが、そんな面倒なことはやりたくないのでやらない。そんなことするなら旧国キット制作に励むぜ。台車間隔を広げたうえでカトーカプラー付けたら何とかなってくれないかな? という感じで要研究だ。

  カトーの新製品予定が大変なことになって大変である(意味不明)。カタログに出ていたベルニナ急行が、いきなり来月2月に発売されるようである。慌てて予約したぜ(多分予約しなくても買えるが)。基本セットの値段が高いなーと疑問に思ってたら、何とアレグラに客車2両という構成。どうりで5両基本と4両増結で両数が多いわけだぜ。ていうかアレグラ2本目買わす気か! やってくれるなカトー! まあ買うんだけど。最初発売されたときに2つ買わなくて良かったぜ(『氷河特急』は2つ買った)。で、5月にTGV Duplex Carmillionが出る。2月ベルニナ、3月Lyria、5月Duplexという過密スケジュール。4月はトミックスの103系関西本線を買う予定なので休む暇がない。他にもいくつか欲しいものがあるんだけど、これ、どないせーっちゅうんでしょうね。まあ、いくつか諦めろってことなんでしょうが。海外メーカーの製品より安いと思って我慢しよう。

(2016-03 01-03)


平成28年1月4日

暖冬

  何を隠そうこの私、寒いのが苦手である。よって暖かいのは歓迎すべきことなのだが……作業部屋でここ2日間ストーブを点けなかった。雨戸を開けて太陽光を入れれば室温が14〜15度ぐらいまで上昇する。やや肌寒いが、元々冬場で暖かい服装なので問題なし。春先の14〜15度より暖かく感じるぐらいだ。いやしかし、いくらなんでも異常じゃない? 寒けりゃ暖房で解決するんだから、冬はしっかり寒い方がいいよ!
  というわけで模型が完成した(何が「というわけ」なんだ……)。
塗装済みキット京阪7000系旧塗装

  ここ最近と比べると、新年明けて早々4日目で何かが完成するというのはめでたいことだ。このペースで1年間戦うと(戦う?)600両以上完成するわけで、一度そういう年を作ってみても面白そうな気がしないではないが、多分途中で飽きるのと金銭的な問題も生じる。というわけで、ここから先は“いつも通り”になります(笑)

(2016-02 01-02)


平成28年1月2日

あけましておめでとうございます

  本年もどうぞよろしくお願いします。年末の話題を引きずるけど、年賀状は昨日書きました(爆) ちゃんと元旦に届くように出してくれた友人知人の皆様に申し訳ない。
  さて、珍しく割と真面目に今年の目標。大晦日に書いたように「模型制作数を増やすために早寝早起きする」。ええ、そうですとも。早寝早起きが目標なんじゃなくて、模型が目的なんです。そんなんでいいのか? あと、これがきちんと達成された場合、侃侃諤諤の更新日付を誤魔化すこともなくなるでしょう(爆) 模型完成報告だけは日を跨ぐことがあるかもしれないけどね〜。
  いよいよ昨年から言っていた計画を実行に移す時期が近付いて来た。D810購入とフィルムからデジタルへの大シフトだ。その前のけじめとして、今手元に残っているフィルム(プロビア100F)を使い切ってしまう予定。何を撮るかは決めていないが、無理やりにでも使おうと思う。もちろんだが、今後一切フィルムに触れないという決別の意味ははない。折を見てまたα−9やOM-3Tiを取り出すだろうし、たまには触りたいし使いたい。差し当たってあるものは使い切るというだけである。さて、以前から「来年の3月」という計画を立てていたが、3月の1日なのか31日なのか、そこまでは考えていなかった。1日に買うのか31日に買うのかで一ヶ月近い差があるわけで、私が普通のサラリーマンなら給料日の影響があるんだろうけどそれもない。ソニーの発表を待つという意味では1日でも後のほうがいいのだけれど、2月のカメラショーより後に大きな新製品が登場するとは考えにくい。実質的に2月終わりがタイムリミット。そこで嬉しい報せがなければ1日でも31日でも大差はない、いや、善は急げとも言うから、ショーの閉幕を待たずに2月終わりに買いに行ってもいいかもしれない。ただ、想定していないのがニコンの新製品。もしもD820とかD900とかのD810より良さそうな機種が出るとなるとまた迷わなくてはいけなくなる。810でいいやってなれば810の価格が下がるだろうから都合がいいんだけど、過去に新しいものが出て従来品でいいやってなったことがあるかどうか考えると……。まあ何にせよあと少し。楽しみにしておこう。
  次に作る模型はワールド工芸のキハ391の予定だった。が、未発売である。ワールド製品がこんなに遅れるとは考えておらず、キヤ97も制作スケジュールに組み入れるのはリスキーかもしれない。その2つを作っている間に、その次に何を作るか考えるつもりだったから完全な当て外れ。仕方がないので、とりあえずグリーンマックスの京阪キット(塗装済みキット)を作り始めた。2、3日で完成する予定である。このキット、しばらく前に発売されたものだが、すぐ完成させられるからとついつい放置していた。こういう時間が生まれたら作るつもりだったのだが、今までこういう時間すらなく次から次へと詰め込んでいたのだね……。あと、塗装済みキットは例の103系シリーズが大量に残っているのだが、窓サッシの問題があってあまり手を付けたくない。エボシリーズで「ザ・103系」を手に入れてしまって満足してしまったせいもある。他の候補としては、これまた放置期間が長くなっているリトルジャパンのクモハ40、41、クハ55のキット。フリーランス仕様で形にすることは内定していたのだが、先延ばしに先延ばしが重なって現在に至る。持て余しているエボ103系の3連(サハ単体発売前にサハを手に入れるために買ったもの)も含めて、フリー設定の編成をいくつか完成させてしまうのもいい。
  これらが終わってもまだキハ391が発売されていなかったら? 仕方がないので、順次2016年に作ろうと候補に挙げていたものに取り掛かろう。いずれも作り始めると時間がかかることが予想されるので、その間に391が発売されたら後回しだ(なぜ391をここまで気にしているかは後述する)。作りたいものは多数あるけど、おぼろげに考えているものは以下の通り。
・クモハ42他原形仕様
・旧国東海道山陽緩行線
・80系関西急電
・島原鉄道キハ2500
・阪急5100系
・東急デハ3450他
クモハ42他〜は関西で走っていた4連を基本に、普通列車の2連も作りたい。実はこれ、去年代用急電作ってた時に『関西新快速物語』を読みすぎて計画が肥大化してしまった(笑) 多分第二次代用急電を作って旧国の原形仕様の魅力が分かってしまったのも一つの要因。次の東海道山陽緩行線についても、当初の末期仕様の他に原形に近い編成も考え始めてしまった。資料が少ないので、やや願望交じりの「原形で整った編成」なんてのも模型ならではで良いのではないかと計画中である。その次の80系関西急電は、以前登場時4連仕様で作ったことがある。その頃の制作方針が“一世代前”なので、もう少し細部を詰めて作りたい。
  お次の島原鉄道は「鉄コレで出たじゃない」と言われそうだが、スケールが違うやつである。以前作り始めたものの、落下事故によりやり直しの必要が出来てしまい、そのままお蔵入りしている。半年に一度ぐらい思い出すのだが、放置期間が長くなっているのでそろそろ本腰を入れねば。
  阪急5100系は、昨年の鉄コレと同時期に発売された本を読んで、の一件である。その勢いで板車に行くのか、幕車の作り直し(これまた以前作ったのは“一世代”以上前である)になるのかは未決。旧国程は手間がかからないだろうから、一気に3〜4編成作っちまうのも手か??? 最後の東急は、昨年作ったクエ9423がきっかけのあの一件。通販で予約していたインレタが大晦日に届いたので準備は完了である。復刻塗装を先にするか、緑単色を先に作るか悩みどころ。あまり細部には拘らず軽く楽しみたいところだが、気が付けばまた旧5000系みたいなことになっちゃう可能性もあるので油断がならない。
  こういうの書いてて自分でも疑問なのだが、どれだけ計画通りに実行されるのかねえ? 自分でも楽しみだ、と他人事みたいに言ってみる。最初に書いた「今年の目標」次第で達成率が大きく変わることだろう。色々な意味で一年後が楽しみだ。


  後で書く、と言ってたキハ391を忘れかけてた。危ない危ない。ワールド工芸のキット、今のところ組み立て率が100%なんですよ(唐突)。例えばGMのキットの場合、積んだまま放置されているのが10箱20箱あるし、組み立て途中で放棄して永久に完成しないだろうものもある。体感的に50%ぐらいか? 他、キングズホビーのキットは計画放置されているものが1両と、もう1両組み立てたいけどその順番がなかなか回ってこないのがある。アルモデルもとりあえず買ったけどそのままのがあるし、某メーカーに至っては0%のまま動く気配ナシ。では100%のメーカーが他にないのかというとそうでもなく、レールクラフト阿波座とていくわんの2つも今のところ完遂。まあ、ていくわんに関しては「2/2」と数が少なすぎるんですがね。ワールド工芸のキットで100%を達成していることに特別な意味を感じるのは、銚子電鉄の2両。デカールの貼り付けミスで放置されていた澪つくし号、練習台と割り切って完成させないつもりだったデキ3、いずれも不死鳥のように……は言い過ぎにしても、放置期間があったにもかかわらずきちんと完成まで持って行った。そんなことがあったので、“ワールド工芸の100%”にはコダワリがあるのですよ。できれば今後も維持したいから、そのために買ったらなるべく早く作り始めたい。放置し出すといつまでもほったらかしにしちゃう性格だからね。そんなわけで、計画的に取り掛かりたいから発売時期に気を揉んでしまう。もちろん、純粋に楽しみだってのもあるんだけど。

(2016-01 01-01)


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