平成27年10月31日
遅ればせながら、阪神新監督について 甲子園球場で売っている食事類には、選手メニューというものがある。人気選手とのコラボレーションで、その選手の好みを反映させたオリジナルのメニューとなっている。その中に、選手の現役引退後も引き続き売られている弁当がある。理由は「人気だから」だそうで、モノはというとハラミ丼。誰のメニューか……そう、来年から阪神タイガースの指揮を執る金本知憲である。かく言う私も気に入っていて、金本新監督の現役当時から結構な回数食べている。今年はうっかり食べ忘れていて、来年なくなってしまったらどうしよう……と思っていたのだが、これできっと残るだろうと安心している。
……ってそこかよ!!!
来年の阪神については、もちろん期待している。例年以上に楽しみだ。金本監督の下、チームがもっと闘志を前面に押し出して闘ってくれるようになると思っている。一部には「金本の課す練習に選手が付いてこれないのでは。最悪故障者が出そう」という懸念の声があるようだが、何、そうなってもしゃーない。 ・練習不足→活躍できない ・練習過剰で故障→活躍できない ほら、ファン目線で言えば大差がない。いや、怠慢の結果でチームが低迷するのと、練習のし過ぎでチームが低迷するのであればどっちの方がマシ? そういうことである。
てなわけで、月末のいつもの(12時回ってるけど、それもいつものことだからキニシナイ)。
【ぐらんぶる】1巻(既刊):☆☆☆★ 某漫画情報サイトのタグに「バカ」という身も蓋もない直球ど真ん中ストレートな文字が入っているおバカ漫画。なぜこれを買ったか? 理由は後述(最後のまとめんとこ)に回すとして……この漫画は読んで納得のおバカ漫画だった。バカというか……果てしなくちょっと品がない。どうしてこんな漫画を買ってしまったみたのか。……多分アオシマDD51作んのが大変で疲れてたんだろうな……。ちなみに『僕らはみんな可合荘』(*1)とどっちか買うつもりで本屋行ったんだけど、見つけられなくて消去法でコレになった。 さて、漫画の内容は……作者曰くダイビングの漫画。主人公の北原伊織は大学に入り、叔父の家にお世話になることになった。叔父はダイビングショップを経営していて、そこにお手伝いにくる大学のダイビング部の先輩たち……これが全ての元凶と言っていいだろう。可哀想に?伊織はダイビング部に引き入れられて、理想の大学生活からは遠いおバカに染まることになるのだ。但し、この馴染みようを見ると最初から素質があったとも思える。肝心のダイビングの話が出てくるのは1巻終盤になってから。ここで急に真面目になって「おっ」と思わせるのだが、すかさずおバカな展開になってそこんところは悪くも悪くも流石である。しかし最後に、今度こそ本当に真面目な形で「2巻へ続く」となる。バカバカ連呼しているが、割と悪くない一作である。 その某漫画情報サイトの表紙画像は「帯」入りだったのだが(私の買ったのには帯がなかった)、帯には「頭が悪い」と書かれていた。確かにおバカで所謂頭悪いのだが、実際のところ頭の回転はなかなかのものである。「水に慣れるため」と無理やりな訓練を先輩に受けさせられる伊織。「どうだ? 楽しかったか?」と訊かれて「はい」と答えて――「じゃあ次は先輩の番ですね」と言ってすかさず先輩をプールに投げ込むこの機転。この一連の流れは切れ者じゃないとなかなかできない。
*1 以前どこかのサイトでやってた期間限定無料キャンペーンで読んでみた。そこそこ面白かったので候補に入っている。ただ、2巻の途中まで読んでしまったので、1冊目から買い直すかどうか悩ましいところ……で話は次に続く。ちなみに無料キャンペーンの間に、『ドリフターズ』とか『ヘルシング』とか『バクト』の続き(1巻は買ったが切り捨てられた)とかも読んでみたのだが、結局“残った”のは『河合荘』だけである。
【僕らはみんな河合荘】1巻(既刊):☆☆☆★ 前項で書いた経緯があって、後日出版社を記憶してから再び本屋に買いに行った次第。色々迷ったけど、敢えて1巻から買い直し。1回しか読んでなかったので、改めて読み返すと全然頭に残ってなく、1巻から買い直したのは正解と言える。 主人公は念願の一人暮らしを始めることになった宇佐(下の名前は不詳・多分出てきてないよね?)。しかし、住むことになった「河合荘」は変わり者の住人だらけ。そもそもの“一人暮らし”にしたって、大き目の部屋をカーテン一枚で仕切っただけの“四畳半”。“薄い壁”の向こうには隣の住人(白崎――通称シロ;漏れなく変人)がいる。でもまあ、そこはヒロイン(河合荘のオーナーの娘)に惚れた弱みで住み始めて……。といった感じで、ギャグあり?少々それなりに下ネタあり、時折ラブコメ風のストーリーが……ん? あれ? これ、宇佐君来るまで曲がりなりにもシロさんハーレムだったんじゃないですか。まあ色々アレですが。バランス的にもう一人変人男子加えとくべきだったんじゃないですか作者さん。 とまあそんな漫画です。
【Q.E.D.iff ―証明終了―】2巻(新刊):☆☆☆ ……ちょっと“落ちてきた”ような気がする……。 2話目のトリックがちょっと気に要らない。月の間のドアにある月を模った小窓、犯人は月の部分を割ってそこから手を伸ばしドアを開けたことになっている。その後がトリックの肝で、月の形が三日月なので、その後残ったガラスが落ちてきて割った分を塞いでくれるというもの。だがしかし、小窓のデザインの中に「☆」も1つ入っていて、その星の位置がコマによって少しずつ違う……特に前半部の描写だと、このトリックの後では完全に空いてしまう場所にある。第一、これを成立させようとするとガラスの割り方にかなり注意を必要とする。割ったガラスをかなり丁寧に除去しないといけない(月の外周部と三日月の弦の部分の曲線の違いを考えてみればそうなる)。ガラスがカッターでそんなに綺麗に切れるのか? 割ったガラスも綺麗に除去しないといけない。外周部にガラスが残ると、上から落ちてきたガラスが綺麗に三日月を覆い隠さないからだ。いつぞやの密室からの脱出トリックと言い、強引さが目に付くようになってきたなあ。
【C.M.B.森羅博物館の事件目録】30巻(新刊):☆☆☆★ ガンガン突っ込んで行こう。1つめの「ドリームキャッチャー」。日本人だと思われていた人物が実はアラスカ人。顔かたちはいいとして、そんなに違和感なく日本語喋ってたのか? 語学力も高いし、グリズリーと正面から戦って(銃は持ってたけど)倒してしまう身体能力と言い、流石は漫画上の人物なだけのことはある(笑) 3話目の「ジョーカー」。結局のところは入れ替わりのトリックで、第三人目を加えることで「会場に道化師が居続ける」ことを実現したわけだが……入れ替わるところを誰かに見られるリスクを考えるとこんな単純なトリック使おうと思うのかね? まあそれはいいとして(いいのかよ)、「叔父が道化師の派遣業をやっている」らしいのだが、「芸が出来るのは2人だけ」――ってそれ商売成り立つのかよ!(笑)
【BUNGO―ブンゴ―】3巻(新刊):☆☆☆☆ 色々あるので、順に。
→吉見のスプリット 中学生がスプリット投げていいんだろうか……確かあれ肘にすんげー負担かかるんじゃなかったっけ? 別の野球漫画では、少年野球で監督が投手に変化球覚えさせようとしてすんげー怒られてるシーンがあったような気がするんだけど。あと、某漫画では主人公がスライダーを投げていて、監督が「それカーブか? スライダーなのか。じゃあいい。」とか言ってたシーンもある。体が未成熟な中学生にとって、変化球は肩肘を傷めるリスクがある……らしいんだけど。
→集中しすぎたユキオ 集中しすぎたからってそれは流石にねーだろ。袴田に襟首掴まれても自分の世界の中とか……。まあそれはさておき、手袋なしで硬球打ったら相当痛そうなんだけど……硬式野球やってる人はホンマ凄いね。
→袴田 何だかんだで面倒見がいいやつかもしれない。これだけキャラが立ってると言うことは、今後も漫画としてはレギュラーとして使われるのだろう。ユキオが遊撃手でレギュラー固定なら、捕手転向というストーリーも面白いかもしれない。もっとも、捕手は捕手で鮎川がいるんだよな……袴田先生の来年以降の活躍にご期待ください!
→ブンゴVSマコト 以前別の漫画で、試合の前日にライバルチームのエースの球を受けたキャッチャーが、本番の試合で「わかる! 理由は説明できないけど昨日さんざん見せられた俺にはわかる! これはフォークを投げる時のフォームだ!」って言ってフォークを狙い打ったんだけど、マコトもブンゴの練習にずっと付き合ってたんだから、バット短く持って三振ってのはちょっとそれはどうなんだろうなあと思ったり。
→ブンゴVS鮎川……に入る前に鮎川単体 ヘラクレスオオカブトはちょっと見たい。にしても「男気(ストレート)」って……(苦笑)
→ブンゴVS鮎川 野球未経験者の皆に野球未経験者からの解説だ。中学生が投げるボールと中学生のスイングが擦れて焦げ臭い臭いが出る可能性はあるのか? 少なくとも「バッティングセンターの125km/h、軟球、木のバット、野球未経験者がスイング」ではしばしば起こることなので、彼らの実力から言えば充分有り得る話だろう。爪が割れる程のボールを中学生が投げられるのか? 野球未経験者でも爪にダメージが行くことがあるので、本気で野球してたら充分有り得る話だろう(私はざっくり行ったことはないけど、最大で3ミリ角ぐらい割けるように持って行かれたことがある)。ただ、チームの誰かが、最低でも試合で投げる前に、爪のケアをアドバイスするべきであったようには思う。というか、ノーケアであれだけ練習したら、試合の前にやっちゃってるような気がするんですけど???
→スカウトの人 いや、ブンゴはダイアモンドの原石でいいんじゃないの? 変化球も守備も、ストレートと闘志以外は何もない。でも持ってるところは一級品。原石という表現がまさにそのもの、しっくりくると思うんだけどなあ。
→紅白戦後(翌日?)の吉見 学校で1年生の会話にしれっと混ざる辺りのお茶目さが良い。あと、ブンゴ見つけたのは野田父子なんだけど(笑)
→相手チームの監督 ちょっと人間的にいけてない人で、結果もそうなったけど、「ハッピバースディ」の行はちょっと上手いと思った。はっきり言うと、そのセリフをそこで使っちゃうのは勿体ない気がしますぜ作者さん。
さて、公式戦第一戦にしてブンゴのデビュー戦、あっという間にブンゴの参考記録無安打無得点試合で終わってしまう。この数ページはどう評価したらいいのだろうか。展開が急すぎで、もう少しいろいろと描いて欲しかった(ページ数を割いて欲しかった)。一方で、3巻がここで終わりというのもキモ。ひょっとしたら4巻に入ってから回想風に、ブンゴがメンバーに選ばれてから試合に臨むまでの間の話になるのかもしれない。このまま第二試合に入るとちょっと何だかなーになるので、吉見がブンゴをどう鍛えたかが読みたい。そしてそれなら、3巻のラスト数ページの構成に納得が行く。この漫画の性質を考えると、少なくとも現時点では試合の内容より試合までの練習のほうが価値があるからね。といわけで、4巻に期待!
【ぐらんぶる】2巻(既刊):☆☆☆ 巻頭は(この漫画にしては)真面目なダイビングの話。中盤以降は大学祭(春版)の話。私としてはやっぱり、おふざけモードでもいいからダイビングの話の比重をもうちっと上げて欲しいんだけどなあ。大学祭の中でも、この手の漫画にありがちな美女コンテストと美男コンテストがメインになるのだが、そこで他サークルで笑いものにされていた女の子に伊織と耕平が救いの手?を差し伸べる。具体的には、笑いものにした筆頭格の男を美男コンテストで罠に嵌めて逆に笑い者にする。そういうところの話の流れとか、ダイビングの楽しさに目覚めて無邪気に千紗(ヒロイン)に報告しに行くところとかを見ると、伊織も正統な主人公だなあって思わせられる。 ところで、梓(この巻登場した人物)が千紗をコンテストに出るよう説得する際の「店のお客さんになって売り上げにもなるわけだし」というのが理解できずに相当悩んだ。ここが即座に理解できない当たり橘雪翼も馬鹿です(苦笑) つまり、伊織と耕平はダイビングするにあたって機材をグランブルーで借りるわけで、そうなれば2人はグランブルーのお客さんということに。千紗が獲得した優勝賞金がサークルの物になる、というのはちょっと何というかなんだけど、体育会系ということでいいんかな? ラストで、千紗が伊織を指差してまさかびっくりの彼氏宣言をする。一応関係者は「なるほど、伊織を男よけに使ったか」と発言しているが、漫画の王道展開というものやこれまでのちょっとした描写を繋ぎ合わせていくと、単純にそれだけということはないと思われる。そして1巻ラストといいこの2巻といい、作者は狙って単行本の最後をそうするように話を組んでいるのか??? にしても、3巻の冒頭はこういう流れがあってのことなのね(何故か1巻すらまだのタイミングで3巻の「試し読み」をしてしまっている)。
【僕らはみんな河合荘】2巻(既刊):☆☆★ んー。
んー。
……何か急にガクッと落ちた感じ。続けるかどうか、今しばらく時を置くことになるかと。
先日ふと気づいたのだが、私が買っている漫画は“真面目”なのが多い。例えば今月の新刊で買った『Q.E.D.』『C.M.B.』『ブンゴ』の3冊を見れば分かりやすいだろう。多少ギャグが混じるにしても、方向性としては堅い部類に入る。過去にさかのぼると、一番近いので『天体戦士サンレッド』あたりがジャンルとしてはギャグになるが、登場人物の行動を見ていると決してふざけているわけではない。悪組織の将軍ヴァンプは真面目に世界征服と怪人たちの健康(食事)を考え、サンレッドも悪の組織から真面目に溝の口の街を守っている。どこかしら(主にヴァンプ将軍のやること成すこと)がズレていて、そこが面白いというだけの話である。とゆーわけで――漫画を新開拓するにあたって、この壁を一度ぶち壊してみてはどうだろう?と思ったか思わなかったかよく覚えてないけれど、少しはっちゃけた選択肢を選んでみたのだ。その最右翼たるものが『ぐらんぶる』で、かなり行き過ぎてたような気もするが、でも意外にイケてたりもした。『河合荘』はそこまで型破りではないにせよ、私の買ってる漫画の中では異色なほうではないかと。まあなんていうか、両者共に品のない表現が多めです。そして結論を言うと、この狙いは悪くなかった……ような反省すべきのような。『河合荘』は一時停止にするが、『ぐらんぶる』はとりあえず3巻へ行ってみる。 さて、11月は3冊。『セーラーエース』『乙嫁語り』『王室教師ハイネ』。このラインナップ見て「え? アレ買うの?」と分かった人は偉い(笑) そう、『頭文字D』の作者の新作(間で何か書いていたような気もするが)の女子野球漫画を買ってみることにしたのだ。何が購入動機かって、試し読みしてみたら直球の握りをきちんと理解して描いている……ような気がしたからだ(そこか!)。この漫画がコケたらしげの秀一、『頭文字D2』(仮)描くのかねえ。乾シンジ(漢字出てたっけ?)君を主人公にしてさ。 てなわけで、11月も(新刊は)3冊。購入する漫画を絞ってから減ったなあ――といいつつ、ちょっとメモを見返してみると――侃侃諤諤の過去ログじゃなく、曖昧なメモを見たので正確性に難ありだが――今年買った漫画の冊数は既に去年を越えている。しかも10月ではなく9月の時点で。さらに、去年の冊数は一昨年よりも増えている……2年連続の増加が確定。この10月で7冊増えたが、11月、12月も同じペースで増やすと2009年以来の大台100冊越えとなってしまう。まあ、減らすのは目的じゃないので、今年は面白い漫画がたくさんあって良かったね、でいいのだが。何が言いたいのかというと、減った減ったとか言いながらたくさん買っているということである。 (2015-75 10-14)
平成27年10月29日
室内色 先日(103系よりも前に)カトーの「クモハ12 50鶴見線」を買ってみた。購入するか見送るかで結構迷ったのだが、セオリー通りの「買って後悔」の方を選択。17メートル級旧国シリーズとして制作の計画があるようなないようなのだが、こうやって完成品を買ってしまえば作る必要もなくなり、労力を他に回せるというメリットは大きい(ということにして納得しておこう)。カトーに「旧国は商売になる」と思わせることも大切だしね。そのうち原型流電も頼むよカトーちゃん! 全体的に安定した出来で、一方で気にならないところもないわけではない。連結器周りとか、ヘッドライトステーとか、ベンチレーターの形状とか、抵抗器の色とか……。自分で何とか出来る場所も多いので、そのうち暇になったらやってみよう。キットを組むよりは短時間で処理できるはず。さて、それより問題なのが貫通側前面の助手席側窓ガラスの銀色のラインだ。これが一体何なのか疑問に思ってネットで画像検索してみた。確かにその位置に窓桟のようなものが見える。以下、私の推測で「多分」の話。この車両の貫通扉は片運転台時代の引き戸のままで、助手席側の窓は戸袋になっている。車体外側と室内側両方にガラスがあるわけだが、外側は1枚窓、内側は2段窓になっている。旧国ではありがちな出来事だ。車体を外から見ると車体内側の2段窓が良く目立ち、カトーはそれを表現したかったのだろう。私が先日(といってももう1年前か)、クモハ73 600、クハ79 300の戸袋窓で再現しようとしていたアレと同種のものである。以上をまとめると、このラインはガラスの外側じゃなくて内側に表現するべきで、そして銀色ではなく室内色ではないだろうか。ガラス内外については、製造工程上の都合でこうなったのかもしれないが……。 というわけで、「俺は違いが分かるんだぜ」アピールのためには塗り直すのがベストなのだが、ここで色の問題が発生する。去年のクモハ73 600、クハ79 300のときにはFARBEブランドの「室内グリーン」という色を使ってみた。ところが、実車写真から受ける印象より暗くなってしまって、「この塗料は違う室内グリーンなんじゃないか」と誤解する原因になった。アオシマDD51のときにうんたらかんたら言っていたのがこれである。結論としてはFARBEの「室内グリーン」はガイアノーツの「淡緑1号」とほぼ同色。なので、窓枠(窓桟)はそれとは違う色ではないかという結論に落ち着いた。ひょっとしたら窓枠の室内側の面は淡緑1号で、車体外側の面が違う色って可能性もあると考えている。それはさておき、次の段階として「では何色で塗るのが正解なのか」という話になる。写真で見る限り明るめのグレーのような気がするが、灰色9号あたりが無難な選択? 無難ではあるが面白くない気もして、『江頭剛のNゲージ工作今昔』という本の色見本を見ながら悩んだりもしたのだが(*1)、結局のところこういうのは試行錯誤して自分なりの解答を見つけるのが一番だという結論に落ち着いた(本日二度目……だが、この2つの“結論”の間には結構な時の隔たりが)。というわけで、制作中の東急旧5000系が完成するか、気分転換したくなったら試しにやってみることにしよう。
*1 余談。該当ページはRMM1995年11月号の再掲なのだが、両者を比較すると色によっては結構差がある。印刷物なのでずばりそものものの色は出ないだろうし、出版時期に10年以上の差があるのでRMMの方で褪色が始まっている可能性も? まあ何にせよ、色は難しい。 (2015-74 10-13)
平成27年10月27日
意外に難敵GM東急旧5000系 というわけで予定通り(1ヶ月遅れで)グリーンマックスの東急旧5000系キットに着手した。部屋の掃除とか整理とかしながらなのでまだあまり進んでいないのだが、予定より手強そうで計算が狂わされた気分。このキット、意外に面倒くさそう。まず、これは事前に知っていたのだが、動力を入れるためには車体の裾を少し削り取らないといけない。旧5000系の車体断面は独特で、裾が床の方まで回り込んでいるせいだ。削ったら動力車と非動力車で見た目が違ってくるんじゃないの?と心配なのだが、諸先輩方の作例を拝見していると、そこまで気にしなくていい模様。鉄コレの幅狭車体用の動力を改造して入れることも少し考えたけど、後に残される人の気持ちを考えると中止せざるを得なかった(*1)。それから、前面と側面の合いがかなり悪い。これもまあ、GMキットではよくある出来事。最近旧国メインだったので久々の感はあるが、懐かしいとも思っている。そして止めとばかりに、その前面と側面の屋根を乗せるラインが綺麗に繋がらない。これはどうしろと言うのだろう。まあ、組んだ上で屋根板を当ててみて、前面側を削るべきか側面側にプラ板を張り付けるかを判断するしかないのだが。
*1 変な表現してるけど、台車交換の結果変な動力が“余る”ことになりそうで、その結果如何によってはコストパフォーマンスが悪くなっていただけないことに……というぐらいの意味。
と、ここまでが基本工作。次からがアドバンスド。キットは末期仕様といってもいいような内容なのだが、これを初期?仕様に戻して作る。元々思い入れも何もなくて、軽く「面白そうだから作ってみよう」程度の気持ちで作り始めたのに何故そんな重いことをするのか。単純に、末期仕様のドア窓が気に入らない、というこれまた特に拘りも何もない軽い気持ちが発端だった。当初はドア窓だけを大きく削り拡げる予定だったが……何だか調べてるうちに「ここは再現しなきゃ」と思うポイントが増えてしまった。これもまたいつものことですよ(笑) というわけで、ドア窓を広げ、前回書いたように各種窓サッシの加工をする。あれから気付いたことなのだが、窓サッシの下部が少し太い(更新後はこのサイズ?)ので少し削って細くすることに。せっかくだから、ここだけは隅をRになるように処理してみる。3連2連の3連側はいいのだが、2連の方はドア窓がHゴムになっているので、これをどう表現するかは……現在思案中。タヴァサの旧国用ドアが使えればいいのだが、綺麗に曲げる自信がない。よってプラ加工で頑張るか塗装で誤魔化すか。お手軽に行くなら「省く」のが近道だけど、それはちょっと、ね。でも結局「面倒になった」とかいって省略してそう(笑) 前面のライト類もちょっと悩みが入ってて、ヘッドライトは穴を開けて透明素材を入れるのが楽……なのだが、タヴァサの何かしらの部品(クハ76かクモユニ81のヘッドライトあたりが候補?)を入れた方が的確な表現になりそう。とは言え、当然加工の手間は増えるので現在思案中。あと、テールライトっぽいのが4つ付いてるんだけど……当然これ2つがテールで残りは標識灯だよね? 当初ライト類の点灯化加工の実験台にする案もあったんだけど、どれがテールでどれが標識灯か分からないのに加工するのはリスキーなことに気付いた(笑) 4灯全部テールとして光らせて、「どや! 俺の旧5000系カッコええやろ!」してもいいのだが、流石にネタに走りすぎではないかと。さて、最後。床下機器がまるで違う。旧3000系のキットでもそうなのだが、旧国用の床下パーツが入っているが実車とは程遠い。というわけで並べ替え決定。旧国用の床下部品は利用価値が高いので、温存して別に使おうという魂胆である(笑) 既にある程度目星が付いていて、手持ちの余りパーツで大部分が何とかなる……はず。 以上、軽い気持ちで始めたのに、早くもこれが年内最後の完成車両になりそうな気配が漂っている(笑)
ちなみに、DD51を作り始めた時点での大まかな予定は、 9月 DD51 10月 東急旧5000系 11月 東急旧3000系 or EVO103系東海道山陽緩行線(再) 12月 ワールド工芸キハ391 という感じだった。東急旧3000系も題材としては面白くて、あれこれ作ってみたいのだが……程々にして旧国に戻るべきだろうなあとは思う。 (2015-73 10-12)
平成27年10月25日
ニッコールの世界(眼鏡レンズ) ネタはあって、文章化する気力もあるんだけど、だらだら書いてしまうからまとまりがなくなっちゃって、それで侃侃諤諤として更新するのが嫌になる……というのが近年のパターン。今日はちょっと簡潔版に作り直して更新してみる。気が向いたら過去にお蔵入りさせまくったものをこの方式でコンスタントに発表(?)するかも。 D810貯金はそれなりに順調(蒸気じゃなくてカメラですよ)。ところが、ここにきて急に方針転換する可能性が出てきた。ペンタックスが来年春に発売するという35ミリ判フルサイズの一眼レフカメラだ。私としてはニコンであれペンタックスであれ、レンズがほぼ一から出直しなのでそういう意味でのメリット・デメリットはない。どこでペンタックスに惹かれるかというと、ボディ内手ぶれ補正である。一時期は「手ぶれ補正なんて男らしくない」なんて発言もしたが、デジタルも高画素化したし、手ぶれ補正も優秀なので素直にその恩恵に与ろうと宗旨変更。さて、ニコンのレンズ内に対してペンタックスのボディ内補正の優位点は? はっきりこれとこれ、とは言えないのだが、補正できるブレの種類がボディ内の方が多いというのがある。例えば回転ブレとか、あとシフトブレも? 特にマクロで有利とされるが、マクロ撮影もそこそこ多いので大変な魅力だ。あと、ペンタックスには43mmF1.9というレンズがある(多分今は生産されてないので中古で探すことになるが)のも魅力だ。まあ、ニコンを選んだ場合はタムロンの新製品、45mmF1.8を狙っているのだが。それはさておき、今のところ「発売予定」ということぐらいしか判明していない製品なので、あまり過度な期待を寄せるのも良くなさそう。もちろんペンタックスファンの人はそれでいいんだろうけど、私の場合はソニーα陣営からの乗り換え検討組だからね。あ、一応ソニーもまだ諦めていないよ。もうあまり期待はしてないけれど。ここで一発大逆転は、まさかまさかのオリンパスがOMマウントのデジタル一眼レフカメラ「OM−5D」(名前紛らわしい)とかを発売することなのだが……これこそ期待しない方がいいだろうなあ。
ちなみに、踏ん切りが付かなかった場合α7IIとマウントアダプターで様子見をする案も浮上している。いずれにしてもαレンズの資産をお蔵入りさせるのは勿体ないので、いつかはαレンズがフルに活用できるボディは手にするつもりだから、繋ぎでα7IIあたりを買っておくのも悪くないかなと(繋ぎにしては高価だが)。 (2015-72 10-11)
平成27年10月24日
グリーンマックスのバカヤロー! トミックスの新製品、103系新製冷房車(スカイブルー)を買って来た。もちろん東海道山陽緩行線の7両編成である。で、なぜグリーンマックスがバカヤローなのか。私の人生設計においては今頃、エボリューションキットシリーズの103系のバリエーションが増えていて、今回トミックスから発売されたタイプもキットを組み立てて所有している予定だったからである。グリーンマックスは何をモタモタしているのだろう。あれ以来一向にラインナップが増えないので、仕方がないからとりあえずトミックスの製品を買ったというわけである。やっぱりグリーンマックスを信じてはいけなかった(説明書の一件も含め)。 トミックスの製品には概ね満足しているのだが、レタリング類をどうするかは少し考える必要がある。とかいいつつ、エボキット用のものをそのまま流用すれば楽かな、とか考えている。それより問題なのが色。以前エボキットで東海道山陽緩行線仕様を作った時、私は塗料を混ぜて自分の好みの“青22号”を作った。今回のトミックス製品はグリーンマックスの塗装済みキットと比べるとやや明るいが、橘式青22号とはまた違った色である……と思われる。先日山手線に作り替えてしまったから現物が存在せず、直接比較できない。作るタイミングを完全に誤ったなあ。謎の液体にドボンした時に青の103系の決定版が手元から消えたことになるのだが、近日中にトミックスから新製品出るからそれまでの我慢、と思っちゃったんだよな。まあもちろん、調色した塗料はまだ残っているし(あと2〜3編成は余裕で塗れる)、それを塗ったテストピースはあるし、前回作った時の写真はあるし(それも単体のものだけじゃなく、他のと比較した写真)で、あれこれ検討する余地は残されている。我慢できそうな色差であればそのままでいいし、できなければ橘式青22号で塗ることにしよう。
さっさとエボキットの続きで東海道山陽緩行線仕様IIを作ればいいのに、現在は何故か東急旧5000系に寄り道中。さらに困ったことが発生して、私の作ろうとしている編成は床下がグレーだったかもしれない。床下は自分で塗ればいいので何色でも(極端な話金色でも――ダサそうだが)いいのだが、問題は台車だ。難塗装素材なのでできればというか極力グレー成型の部品が欲しいのだが、どうやらラインナップにないらしい。どうしよう……。例によって選択肢を挙げてみると、
1:見なかったことにして黒で作る 2:台車黒、床下機器グレーで作る 3:無理やりプライマー吹いてグレーに着色する
結論はまだ出ていない。 あと、窓サッシの四隅にRが付いていた疑惑……というかこれはほぼ確定。窓サッシ交換前ということで、窓の周囲の一段分厚くなっているところは削ることにしたんだけど、四隅のRは面倒すぎるのでこちらは「見なかったこと」にする予定。
一昨日のアオシマDD51、写真を見返していると……フックが一ヶ所取れていることに気が付いた。車体にないから気付いたわけではなく、取れたフックが落ちているのが写真上で発見できたのである(苦笑) ボンネットのカバーを外したところの写真で、侃侃諤諤用にリサイズしたものでも充分確認可能。実は先に台車周りを撮影しようとして、車体をどうやってひっくり返した状態で保持しようか考えている最中に手が滑ってクラッシュ。外れていいところや外れて欲しくないところが取れたりで大慌てだったのだが、フックが落ちたことには気が付かなかった。失くさないうちにと取れた部品は確保したのだが、再接着はまだ。早いうちにやっておかないと、また失くしそう。しかし、完成したばっかりでこれはなあ……。 (2015-71 10-10)
平成27年10月23日
アオシマのDD51、完成しました 今度こそ予告通り完成。実は部品をまた失くしちまって、幸い予備があるところだったので色を塗り直して取り付け。最後の最後まですっきりと行かなかったなあ。
アオシマのDD51北斗星色完成
久々にちょっと両数を数えてみる。今年に入ってからは、関西急電(第二次代用編成:5両)、クエ9423、クモハユニ64000、関西急電(第三次代用編成:5両)、103系登場時仕様(8両)、そしてDD51――以上21両が完成した。残り2ヶ月少しで、東急5000系5両が完成するといいなあ(でもね、インレタの入手が怪しいことに今頃気付いたんだよねー(汗))。ちなみに去年作ったのはたったの16両らしい。あまりにも少なくて何を作ったのかよく覚えてない(ワールド工芸2両に阪和線6両、エボ103系大阪環状線で……あれっ、きっちり覚えているじゃないか!)。最後の1ヶ月は今年に入って完成する関西急電第二次代用編成の制作に取り掛かっていたので、「去年16両今年21両」と綺麗に分けられるものでもないが。まあともかく、今年もあと2ヶ月ちょっと頑張るぞー! (2015-70 10-09)
平成27年10月21日
予告 明日、ようやくアオシマのDD51が完成する(予定です)。今日、あと20分も頑張れば完成させられなくもなかったんだけど、ここまで焦って作業してミスしてリカバリーに余計な時間を取られてきたので、今日は切り上げ。だから、明日完成(予定)です。厳密に言うと、明日の段階ではヘッドマークが用意できない(と思われる)のだけど、とりあえずは完成ということにしておく。 金帯のデカールがあまり上手く行かなくて、自分の中で採点するなら50点ぐらい。やっぱり最後の仕上げって大きいよ。とはいうものの、部品を組み上げて行って一つの車両の形になった時は思ったよりも嬉しかった。見慣れない大きさのせいもあるだろうけど、やはり単純にOスケールというデカさは迫力がある。目の前に青いDD51が姿を現したとき、クマタ貿易の500系新幹線(Oスケールのあれ)を買っておかなかったことを少し後悔した。
――アオシマさんにお願いがあります。そのうちでいいから、500系新幹線もシリーズに加えて下さい。 (某RPGのエンディング風に)
あと、私如きの一介の自称モデラー風情がこんなことを言っていいのかどうか分からないけれど、製品としてのこのDD51を評点するならば、90〜95点ぐらいかな。減点要素は、もうちょっと部品の精度を頑張って欲しい箇所が数点あったことと、トワイライトエクスプレスのヘッドマークが収録されてなかったこと(笑) まあ、後者はオトナの事情ってやつだろうけどね。製品の組み立て見本は、帯や星マークのデカールを使わずに仕上げられていると思われるのだが……帯はそんなんで貼るのが極めて難しく、星マークはサイズが大きすぎた。分かっていれば塗装を頑張っていたのだろうけど、最後の最後の段階で判明したものだから、諦めて誤魔化して貼ることにした。外箱の作例、何と星マークまで塗装なんだよな……確かにOスケールなら塗れるレベルのシンプルなデザインなんだけど。 途中、ウダウダ言ってたけど、やっぱり完成すると作って良かったなと思う。次の貨物仕様は見送るけど、その次の新製品が楽しみだ。
さて……DD51が完成したら俺、東急5000系(青ガエル)を作るんだ……(いわゆる“死亡旗”風に(笑))。既に多少の研究も並行して進めており、色々バージョンが考えられる中で「3+2」の比較的初期のものを作ろうかと画策中。先日目出度く再生産分が出荷されたようで、明確な計画はなかったものの“とりあえず”2袋追加で購入。手元の2袋と合わせて最大8両の素材があるが、今回はそのうちの2袋半5両分を使うことになる。その編成にした理由は3つ。
1:せっかく追加で買ったんだから、5両以上作りたい 2:パンタ回りがややこしい中間M車が省ける 3:トップナンバーを作りつつ、希少組のTc車が入れられる
そのうち中間M車入りの4連5連も作りたいが、まずは比較的シンプルな構成で。ところであれこれ調べていると……難易度はさておき5200系にもちょっと興味が湧いてくるよね(笑) いやこれまじでやばいっす(何故か若者言葉)。車体断面が別物なので、かなりハードなスクラッチ能力を要求される。上半分はそのままでいいみたいだけど、下半分が、ちょっとこれ難しいよね。過去にはあまぎモデリングイデアがキットを発売していたみたいなんだけど、多分今から手に入れようとするとかなり難しそう。再生産待つか? その前に某マイクロから完成品出そうな気もする。ネット検索するとGMキットから挑戦されている方もちらほらいらっしゃるようだけど……うーん、今までにやったことのない種類の工作だ。まあ、こんなややこしいのは後回し! まずは明日、しっかりDD51を完成させて、年内ぐらいを目処に東急5000系を作って、来年以降にまた色々作って、そのうち気が向いたら考えよう。 (2015-69 10-08)
平成27年10月12日
進退窮まる アオシマDD51、帯デカール貼りに突入したのだが……これムズイ。はっきり結果を言ってしまうと、失敗した。ボンネットの中央部にルーバーがあるのだが、帯はそこにかかる(北斗星色でも通常色でも同じ)。Nゲージであれば何とでも強引に行けてしまうのだろうけど、今回のスケールはその3倍強の「O」。凹凸も大きくデカールが追従してくれなかった。それでも何とかならないか四苦八苦したものの、こりゃだめだと匙を投げて一旦剥がす。まあ、一旦も何も剥がす時にデカールはボロボロになるのでアウトなんだけどね。仕方がないから塗装に切り替えようとしたんだけど、それはそれで難しい。凹凸がなくなるわけでもなく、マスキングテープも追従性がいいわけでもなく、そんなところに太細2本の北斗星色の帯を綺麗にマスクするのは至難の業だ(*1)。というわけでこれも断念。
――ってもう手段がないじゃないですか
というわけで制作中止にしたろうかと一瞬本気で考えたけど、それも悔しい。まだ諦める程心は折れてないし、ここで諦めるような潔い性格をしてるわけでもない。最後の最後、第三の手段を持ってくることにした。これでダメなら凍結だ。
*1 でも商品見本は塗装で表現してあるんだよね。普通に凄いよ。まあ、多分金を先に塗ってあるんだろうけど(*2)。 *2 私はデカールの予定だったから先に青20号である。塗装で帯を表現するなら、通常は帯色が先だ。 (2015-68 10-07)
平成27年10月9日
くもはゆに カトーが新製品を発表。飯田線シリーズはクモハユニ64が登場するようだ。クモハユニ64というのは実車については省略するが、模型の話をすると私が今年の4月ぐらいに作ったアレである。私のは大糸線仕様(ぶどう色2号)、今度発売されるカトーの完成品は飯田線仕様(横須賀色)となる。で、まあ、買わない理由はあまりないので行っておく予定。Assyで“2両目”を用意してぶどう色2号(茶色)に塗ろうとか考えたのだが、普通に完成品が発売されそうだから待つべき? 前にホビーセンターカトーから発売されたクモハ42とは違い、多分飯田線クモハユニはそのまま茶色にすればずばりそのもののモデルになるはずだ。いくらお手軽とは言え、そのうち発売されそうなものをわざわざ制作する暇は今の私にはない。その分のリソースは他のものに充てたいのだ。というわけで、久々のあのセリフの出番である。「カトーちゃん、信じてる」
グリーンマックスの「E653系1000番代しらゆき」がメーカーから返って来たようなので、お店で引き取ってきた。対処としては、モーターカバーの裏に金属板を貼り付けて磁力の影響力を弱めるというもの……そんなので対処できるのかよ。家で走らせてみたところ、全く問題がなくなっていた。一応これで一件落着なのだが、腑に落ちないこともある。今回の不良はどういうことだったのだろうか?
・モーターに個体差があって、今後もこういうケースが有り得る ・金属板の貼り忘れ
前者の場合、買って来て家でテストしてダメだったらメーカー送り……という面倒を繰り返さなきゃいけなくなる。困ったことに、私の行き付けのお店では旧ポイントでのチェックができないんだ。さらに“不良品”だった場合、対処はしてもらっても金属板が余分に付いてる“不良品”であることに変わりはない。走るからいいんだけど、精神衛生上はあまりよくない。そう考えると、今回の「しらゆき」は良品と交換して欲しかった。良品交換にならなかったことを深読みすると、後者の仮説が有力になってくる。と言いたいところだが、メーカーからのお詫びの手紙を読むとそうでもなさそう。貼り忘れならそうとはっきり書くであろうところ、「弊社でも同じ症状を確認しましたので、金属板を貼って対処しました」みたいな文面だった。ただ、その金属板は取って付けたようなものではなく、今回のために誂えたようなサイズで最初から設計に入っていたようにも見える。タテヨコはもちろん、厚みもぴったりで床下機器と下面が綺麗に揃っている。ただの板なので、やろうと思えば数日で“専用品”を用意してできないこともないだろうけど……。 というわけで現時点での私の結論はこちら。モーターに個体差があり、やばそうなものには金属板を貼って出荷している。たまたまチェックをすり抜けたのが2つ、私の行き付けの店に出荷されてしまった――というもの。結局のところは、もうしばらくの間様子見ということにはなるだろう。ちなみに、現時点では発表されている新動力の新製品で購入予定のものはない(笑) (2015-67 10-06)
平成27年10月8日
自縄自縛 「今週中」って自分で言って自分の首を締めているような気がする。例によって例の如く焦ってしまって失敗しそう。というわけで潔く自分で決めた期限は撤廃。 しかしながら、期限撤廃もこれまた諸刃の剣。製作期間が延びれば延びる程だれて来るからだ。実のところ既に飽きてきてるわけで、早く完成させてとっとと次行きたい気持ちがあるから「来週中」とか期限を区切って、自分で自分に気合を入れたかったんだ。完全に裏目だけどね。当初は一ヶ月程度で作れるだろうと思ってたんだけど……。メモによるとパーツに手を付けたのは8月25日で……現在で約一ヶ月半。丸二ヶ月にはならないだろうけど、それに近い期間にはなりそう。うーん、完全に予定外だ。何か外野からは「何でこの人こんな思いをしてまでそのプラモ作ってんの?」とか思われてそうだなあ。自分でもちょっとそう思い始めているからね(爆) 一番楽しかったのは台車で、それ以前(エンジン)とその後(その他の全ての部品)はテンション下がり気味。運転室の機器類とか窓ガラスが入ると俄然やる気が出て来そうな気配もあるんだけど。 ちなみに“第二弾”は同じDD51の貨物仕様に決まったとか噂で聞いた。絶対買わないぞ(笑) まあ、元から貨物仕様のDD51だったら買う予定なかったんだけど、とりあえずは一回お休み決定だ。第三弾で何だったら買うのか聞かれても困るが……まあ、発表されてからのお楽しみということにしておこう。希望はクモハ52だ。もちろんクハ103かクモハ103の方が嬉しいけど、現実的なのはどちらかというとクモハ52だろう。台車で模えられて、床下機器で模えられて、パンタグラフに下手すりゃベンチレーターにも模えられる。DD51より部品点数少なくて済みそうだから、アオシマにとってもモデラーにとっても優しいチョイスだよね(笑) ……あ、でも椅子というDD51にはなく、かつ点数が多い部品があるのか……。
アオシマDD51が終わったら、東急旧5000系を作ってみようかと思っていた。とりあえず手元にはGMキットが2セット4両あるんだけど、もう1〜2セット買い足したい。でもどうやら現在品薄のようで、私の利用する範囲内(お店)では見当たらない。噂では8月ぐらいに再生産の予定があったから、DD51組んでる間に追加購入できるかなーと期待してたのに……まだ再生産されていない模様。DD51の組み立ても派手に遅れているが、GMの生産スケジュールも“いつも通り”のようである。 あ、GMで思い出したけど、店から連絡があって例の新動力搭載の「しらゆき」が返って来たらしい。詳細はまた後日。 (2015-66 10-05)
平成27年10月7日
さかなのさと あーあ、どうすんだよコレ……。「誤審のせい」って末代まで語り継がれるぜ。
ちなみにさっき、「あの試合の誤審がなかった」平行世界にちょっくら行って来たんだけど、その裏の攻撃で阪神打線が意地を見せて結局引き分けで終わってたよ。
白兎 「何言ってんだ? 雪翼はついに頭がイカれたか……」
ついでに「阪神が優勝する」平行世界も見に行こうとしたけど、案内人さん曰く「あー、三千光年ほど向こうの世界ですねー。運賃は○○○万ユーロやけど持ってへんよな? 持ってても払わんよな?」って言われて断念して戻ってきました。
冗談はさておき、全然嬉しくない3位。何だよ今年のプロ野球は……。
アオシマDD51続報。再度塗装する色リスト。
・淡緑1号 ・青20号 ・銀色 ・黒 ←I’ts NEW!!
ちなみに白も忘れてたのだけど、ごく少量だったので空き時間でささっと塗った。でも明日になってまた白の塗り忘れを発見しそう。 さらに、やっぱり気になって機器類の色は調色の上で塗り直すことにした。説明書の調色レシピに必要な塗料がないので、“裏レシピ”でガイアノーツの淡緑1号に同青20号を混ぜてみることにした(こちらも一応説明書に記載はあるのだが、混色割合が省略されている)。後で間違いに気付くのだが、とりあえず淡緑3号を目指して混色。違いが出したくてさらに青20号を投入。……やりすぎたかな、と思いつつもその色で細かいところを筆塗り。自信がないので部屋に戻ってからネット検索(※作業場にはネット環境がないのです)。見れば「ああ、ああ、確かにこんな色してたなあ」と見覚えのある色の画像がわんさか出てきた。結論から言うと、混色した色で……いいようなちょっと青味が強いような。今日はもう疲れたので、明日もう一度部品と見比べて最終的な結論を出そうと思う。ちなみに、機関車他の機器類の色は灰緑3号と言う色で、淡緑3号は壁とかの内装色だそうです(淡緑1号も内装用)。 そこんところの塗り直しがなかったとしても、今週中の完成はちと厳しいスケジュールになってきた。というのも、デカール貼りという一大工程をすっかり計算に入れ忘れていた。このデカール貼りが結構大変そう。きっちり直線が出せるのか? 網の部分に綺麗に貼れるのか? ルーバーみたいなところも段差だらけで作業の難易度は決して低くない。いっそ塗装という考え方もあるのだが……。何だかんだで時間掛かっちゃってるなあ。 (2015-65 10-04)
平成27年10月6日
愚痴 アオシマDD51、一気に塗装してるんだけど……その塗装がなかなか終わらねえ。大スケールから来る単純な塗装面積の広さに加えて、部品点数が多すぎるが故に塗るのに手間がかかる。走行モデルで細部がスポイルされていることの素晴らしさをひしひしと感じている(笑) さらに、これは私の単純なミスというか手抜きなのだが、塗ってからその色に塗るべきパーツの見落としを発見したり……。部品点数が多すぎて、何をどの色に塗ればいいのか把握できていない。もちろん事前に説明書と首っ引きで確認は取るようにしているのだが、その説明書のページ数の多さ、細かさでどうしてもチェック漏れが発生する。あと、説明書が細部で間違っているような気も? エンジンで黒指定の部品、あちこちを見ていると銀色が正しいようだし、運転室の床が黒いってのも何か違うような気がする。この辺りは実車を知っていれば……なのだが、外装はともかく内装部はね。 さて、別のミス。エッチングパーツに色を塗ろうとしたら、その前に塗ったプライマーの濃度が濃すぎて“蜘蛛の巣”張ってる状態になっていた。ガイアノーツのマルチプライマー(中身はミッチャクロンという別メーカーの製品らしい)、容器が変わったのはひょっとすると揮発性が高すぎて、蓋を閉めていても勝手に濃くなっていくせい? 実は前に塗った時にも濃すぎることを確認していたので、今回薄めて塗ったのだが薄め方が足りなかったらしい。しかもプライマー段階で気付かず、青20号を塗り始めて色が付いて初めて気付いた。敢えてそのまま塗装し、後から取り除けないかと爪楊枝で突いていたのだが、かなり面倒で途中で諦めた。他に青20号の塗り直しも発生しているのでやり直し決定。ちなみに今のところ、青20の他淡緑1号も銀色も再塗装が決まっている。塗装は好きな作業だが、ここまで重いとちょっと嫌になってくる。とは言え、ここで凹んでもいられない。気合と根性だ!
「ドミニオン 冒険」の話。≪門下生≫で獲得したカードを≪教師≫で強化すればいいことに気付いた。獲得から強化までに多少のタイムラグはあるけれど、自己完結性は悪くなさそう。まあ、机上の空論なので実際プレイしてみないことには分からないけどね。 (2015-64 10-03)
平成27年10月2日
ヤクルト優勝おめでとう! 岩田好投、関本同点タイムリー、と見せ場を作りつつ、最終的には引き分けて優勝するのが綺麗な終わり方かなと思っていたら、最後に能見13敗目で決着がついてしまった(笑) ここで負けるとプレッシャーがかかるからね、阪神を倒して優勝しておくのがベストだったと思うよ。何はともあれ優勝おめでとう! とりあえず日本シリーズが終わるまでは引き続き応援するよ。
さてさてさてさて、世間から少し遅れること約1週間?「ドミニオン 冒険」を購入した。ドミニオン的に言うと購入してまだ捨て札置き場にある状態。手札に引いてくる(後輩たちと遊べる)日は次はいつになるだろうか。 まず開封時にちょっと焦ったのが、エラーの修正カードがパッケージのシュリンクに貼り付けられていて、捨てるところまでは行かないけどうっかりくしゃくしゃにするところだった。危ない危ない。箱を開けると、トークンの厚紙がでーんと鎮座していて圧巻(笑) カードのチェック及び整理は後回しにして、とりあえず説明書から読み始める。ビデオゲームの場合は買ったら説明書は後回しなのだが、プラモとかこういうアナログゲームは説明書が先だよね(笑) 今回の目玉は、持続カードの再登場……ではなく、新登場の「イベントカード」。これまでのドミニオンの購入フェイズは「カードの獲得」が主な目的だったが、イベントカードはデッキに入るカードではなく、「イベント」のみの購入となる。特定のアクションカードを強化したり、コインが出なかった時の救済措置みたいなのがあったり、一種のアタックのように作用したり(そう言えば≪不正利得≫なんていうのもあったな)、≪交易≫のような既存のアクションカードのようなものもあったり。アクションカードの強化に使われるトークンは4種類あり、各プレイヤーが1つづつ持てる。そしてそのトークンによるアクションカードの強化はそのプレイヤーのみが恩恵を受ける。これはかなり熱い(面白い)システムである。仮に≪都市≫の上に4つのトークンが全て置けたならば、2山切れで「+3アクション/+3カード/+2カードを購入/+2コイン」のウルトラアクションカードの完成だ……尤もドミニオンというゲームのどこにそんな余裕があるか疑問だが(笑) そもそも≪都市≫の上に「+1アクション」トークンを置く意義が感じられないね。「+1アクション」化して効果的なのはやっぱ、≪鍛冶屋≫とか≪辺境伯≫かね。他、廃棄トークンとか旅トークンとか「−1」カードトークンとか「−1」コイントークンとかあるけど、「屋敷トークン」について。ドミニオンの初期デッキに「お荷物」として仕込まれる≪屋敷≫だけど、それを活用するカードは過去にもあった。≪岐路≫でドローに変えたり、≪男爵≫で購入力を高めたり。だがイベント≪相続≫により屋敷トークンを置いた後は……屋敷がトークンを置いたアクションカードの能力を得てしまう! コスト制限はあるものの、≪村≫にしても充分だし、≪鍛冶屋≫がサプライにあれば“相続税”の7コインも気にならないだろう。暗黒時代の避難所カードを使ってたりするとちょっとかなりアレだが、そこはゲーム開始前に調整しておくべきこと。 どうしてもイベントカードの陰に隠れてしまうが、出世カードも特殊なカードだ。使っていくたびにレベルアップ?させていくことが出来るカードなのだが、今回盛りだくさんだなーと思うのが2セット用意されているところだ。≪騎士見習い≫からスタートする≪チャンピオン≫コースと、≪農民≫からスタートする≪教師≫コース。それぞれ5種類あって、同じイラストレーターが同一キャラクター?のイラストを描いている。≪トレジャーハンター≫が人気出そう。にしても、≪騎士見習い≫から≪トレジャーハンター≫は「出世」なのか? ≪兵士≫から≪脱走兵≫はどう考えても「出世」じゃないだろ? ≪門下生≫になって空手の達人にでもなるのかと思ったら最終地点は≪教師≫だし、この辺はよく分からん。教師なんてその気になればなるのはそんなに難しくないぞ。今の時代続けていくのが大変なのだが(笑) まあ、ドミニオンの世界観は中世?だから、その頃の教師というのはとても偉い先生だったということにしておこうか。さて、カードの効果は≪騎士見習い≫コースの方が強そう。最初の2つは「+1アクション」付きで他のアクションと併用しやすく、“レベル3”≪ウォリアー≫はドロー付きのアタックカード。“レベル4”の≪ヒーロー≫は、≪白金貨≫がある場ならそのままのレベルで留めておいても良さそうな強さで、≪チャンピオン≫まで到達すると最強の対アタックカードかつアクション補助カードになる。≪チャンピオン≫立たせたまま複数の≪ウォリアー≫を並べたりしたら、他のプレイヤーの悲鳴が聞こえて来そう。但し、そこまで行く途中で他プレイヤーの≪ウォリアー≫を喰らい、出世コースから外れてしまう……なんて悲劇もありそう。一方で≪農民≫コースは……“レベル2”の≪兵士≫が少し弱めの≪民兵≫。≪村≫系カードから複数のアタックが使えれば強化≪民兵≫にもなり得るけど。今回「持続―アタック」があるので、それと絡められれば強いかもしれない。≪脱走兵≫は弱体化した≪研究所≫。非圧縮場なら「少し弱い≪研究所≫」レベルにならなくもないので、結局は王国カードの次第かな。“レベル4”の≪門下生≫まで来ると、≪王座の間≫に獲得が付いて来てなかなかのパフォーマンス。≪玉座の間≫でコピーしたいぐらいのカードだから余分に獲得して嬉しいはず……と言いたいところだけど、「+1アクション」が付いてないカードだったり、かつ≪村≫系カードもないと持て余すことにもなりそう。最後の≪教師≫は各種トークンを山札に乗せることが出来るのだが、ここまで来るのに時間が掛かり、そこからトークンを乗せていては手遅れな気がする。ドミニオンのカード全般には言えることだけど、≪農民≫コースは他の王国カードへの依存度が高そう。そして≪チャンピオン≫にも言えることだが、最後の最後で大技を決めて一発逆転を狙うカード、になりそうな予感も。≪都市≫と同じで育てるのは楽しいカードかもしれないけど、育った後の強さを楽しめるのは一瞬。あ、ここまで書いておいてなんだけど、私はそんなにドミニオン強くないのでカードの評価はアテにしないでね〜(笑) さて、再びゲーム内容とは関係のないお話を3つ並べて終わりにしよう。 カードの梱包はいつも通りトリッキー。前回までよりは整理されてシュリンクされているなーと思って種類ごとに分けていたら、9枚しかないカードが(確か≪雇人≫)。これまたちょっと焦ったけど、ランダマイザーに混ざって入っていて事なきを得た。イベントカードもランダマイザーと混じっていて、これホントどういうコンセプトでカード封入してるのかねえ。 今まで≪幽霊船≫≪不正利得≫≪草茂る屋敷≫というカードにピンと来ていた人もいるだろう(*1)。今回は≪魔除け≫が登場した。何の話かというと、「Magic:the Gathering」とカード名が被っているのである。某所で調べたけど、英語名も一緒なので多分狙ってやってると思う。特に≪草茂る屋敷≫なんて意識しないとこうならないでしょう。カードの効果としては特に相関関係がなかったんだけど、今回の≪魔除け≫の「3つの中から1つ選ぶ」というものはMTGそのもの。以前からドミニオンには複数手の効果から1つないしは2つを選ぶカードがあったが、名前に加えて「3つの中から1つ」と来ればこれはもう正統なるオマージュだろう(パクリではない)。ちなみに、MTGには複数種類の≪魔除け≫が登場していて、カード名は「○○の魔除け」。先の3つとは違って名前が完全に一致するわけではない。 さて、カード名でもう一題。≪巨人≫というカードが登場している。とあるソースによると≪使者≫の英語版(原版)は≪Messenger≫らしいので……ローカルルールで「≪使者≫を対≪巨人≫限定リアクションカード(≪堀≫同様に完全防御)として使える」なんて案も考えていたのだが、今年の阪神メッセンジャーは全体的にイマイチだったので自ら却下(笑) っていうか、誰がそんな提案受け入れるんだ(笑)
*1 他≪オアシス≫≪略奪≫とかもあるけど、一般的な言葉に近く“こじつけ”レベル? あと、≪ブドウ園≫(MTGだと≪エラダムリーのぶどう園≫)や≪神託≫(英名が≪Oracle≫で、MTGにおける「Oracle」は全カードの公式な文面集)も気にしすぎか。さらにさらに言うと、≪破壊工作員≫のイラストがどことなくMTGの≪人さらい≫に雰囲気にてるなーと――そこまで来るとちょっとビョーキかもしれない(笑) (2015-63 10-02)
平成27年10月1日
橘雪翼的祝福 秋山翔吾の打撃技術は
まとまっとんなあ。
メモ:西武ライオンズ秋山翔吾、今季最終戦で2安打を放ち、それまでマット・マートンに並んでいたシーズン安打記録を更新。シーズン最多安打記録は216となった。 (2015-62 10-01)
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