アオシマのDD51北斗星色完成

2ヶ月ほどかかったけど、ようやく完成

  青島文化教材社の新シリーズ、OJトレインミュージアム第一弾の「DD51 北斗星」が完成した。手前はトミックスのNゲージの同機、どれほど大きなものか参考になればと置いてみた。
  結局金帯は塗装とデカールのハイブリッド方式。ボンネットの両端ブロックのみ塗装で、それ以外はキャブを含めてデカールで処理。デカールはMDプリンター用のクリアーデカールを使用。ボンネット両端ブロックを塗ったタミヤエナメル塗料の「ゴールドリーフ」でベタ塗りし、細切りにして貼り付けている。なぜエナメルの「ゴールドリーフ」かというと、デカールの流れ星マークと金色を極力近付けたかったのと、筆塗での修正がアクリルよりしやすそうだったから。というか、アクリル系のメタリックの塗料を筆塗したことがないような気がするなあ。

チェーンでディティールアップ

  細部を前の方から見て頂くとして……まずは連結器周り。エアーホースがチェーンで留められている様子が再現できるのは、Oという大スケールならでは? Nだと間違いなくホースの再現で精一杯で、HOでも難しいかもしれない。このチェーンはおそらく船舶モデル用と思われる素材で、多分これをこのまま45倍したら太すぎるのではないかと。それでもこれ以上細いのは手に入らなかったし、手に入ったところで取り付けに四苦八苦していただろう。エアホース側もエプロン部も、取り付けは割ピン(マッハ模型のNゲージ用?)を使用した。

ファンは……上手く息を吹きかけると回る

  ちょっと塗り分けが怪しいのだが、多分ファンの内部のところは全て淡緑1号が正しい? 自信がなかったのと、塗料が回りにくそうだったために成形色に近い青20号で塗装した。その上にあるファンが淡緑1号なのに、その下の部分が青ってやっぱり変かなあ。というか、ファンが淡緑1号でいいのかちょっと疑っている(笑)

やや大きい星マーク

  デカールのうち、「函」「重」といったところはサイズドンピシャなのに、なぜか一回り以上大きかった流れ星マーク。こちら側はまだマシだが、非公式側は星本体の下部がステップにかかってしまってかなり違和感が……。最初から分かっていれば流れ星マークも塗装に挑戦していたかもしれないが、最後の段階になってようやく気付いたので、諦めて少し誤魔化しつつ貼り付けてある。
  なお、ドアは可動する。運転室の窓も開閉するが、私が作ったものは少々怪しい(開くけどちょっときつい)。さらに、電池箱のところも開閉するはずなのだが……組み立てしてみると引っ掛かって20度ぐらいしか開かない。もっときっちり仮組しておけば、当たるところを削るなりして開くようにできたかもしれないのだが、まさかこんなところがダメとは思わずチェックしなかった。まあ、開かなくてもいいや(ちょっと投げ遣り)。

屋根は外れる

  屋根を外して内部を見る。機器類の色はガイアノーツの淡緑1号に青20号を加えたもので……本物はもう少し濃い色をしている気がする。灰緑3号というよりは灰緑2号っぽい色になっちゃったかな。まあ、そこそこ雰囲気は出たので、何も見ずに勘だけで作った色としては及第点ということにしてある。

ボンネット各部も外れる

  ボンネットは完成後も外れるようになっていて、作り込んだ内部に好きなだけ模えられるが鑑賞できる。さらにエンジンも外せるようになっていて、エンジン単体用の展示台(作業台)も付属(左が展示台に乗せた状態:写ってない側から取り外したもの)。ちなみに私は淡緑1号ベースの塗装にしたけれど、本当は北斗星機ならグレー系が正しいのかもしれない。

作っていて非常に楽しかった台車

  普通に見ているとあまり目立たない台車だが、もちろん可能な限り実車に忠実に作られている。今回作っていて一番楽しかったのはここ。NであれHOであれ、台車を組み立てる機会なんてほぼない。せいぜい“台車枠を加工”する止まりであり、故に台車の実物の構成を気にすることもほとんどなかった。今後の模型制作に特に役に立つということはないが、とても勉強になったし、面白かった。こういうところが非走行模型の強みでもあり、こういうのがあるから非走行模型ももっと種類が増えて欲しいと思った次第。

  以上、制作期間は予定の約2倍の約2ヶ月間。途中ちょっとダレてきたりもしたけれど、完成させてみると非常に満足の行く一台だった。明日からはまたNゲージに戻ります!(笑)

(2015.10.22)

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