平成26年12月31日
2014年にさようなら 昨日に引き続き、今年一年を趣味的に振り返ってみる。 私の三大趣味……というわけでまず鉄道模型から。いやしかし、何でこうなったんだろうね。今年完成させた鉄道模型はたったの16両。列挙しても1行で終わるんじゃないか? 実験してみよう。
C59124ED12旧国阪和線103系大阪環状線
文字を詰めればこの通り……詰めなくても充分行けるだろ。というか、ここ数年は詰めればずっと1行で済んでそうな気もする。とは言え、今年は特に少ない。何年か前から「完成させる両数を減らす代わりに密度を上げる」という方針に切り替えたが、密度はともかく両(量)の減り方が激しすぎる。今年の最初の四分の一をLEDのはんだ付けで遊ぶのに使っちゃったという理由もあるんだけど、そのLEDいじった目的であるライト点灯化は結局目処が立たなかった。ま、過ぎたことは仕方がないので、来年また頑張ろう。 制作以外の話では……海外型鉄道模型は順調にラインナップが整った。Re4/4IIが一気に増えて、とりあえずSBB関連はこれで一通り揃ったかな? 円安・ユーロ高のせいで思ったより予算を取られたり、発売予定だったものが発売されなかったりいろいろあったが。前者に関しては、もう一度1ユーロ100円ぐらいになって欲しいなあ。もっとも、そのタイミングで欲しい模型が発売されるかどうかはまた別の問題なのだが(発売時に買わないと品切れになって手に入らなくなるおそれがあるので、欲しいものを円高・ユーロ安になるまで保留するという手段は危険である)。後者は、海外メーカー製品については年単位遅れることも珍しくないようなのであまり気にしていない。気にしているのは、カトーが発売予定だったTGVシリーズ。昨年予定のすらまだ発売されていないようなので、一体これはどうなっているのか。一方で、今年発表されてユーロの値段を見て諦めたオリエント急行が、国内通常ルートで販売されて、尚且つ値段もお手頃だったので思わず買ってしまった。機関車に適切なものがないのだが(*1)、そこはそれ、後ろに牽かせる適切な客車がないTEEカラーのRe4/4IIとベストカップルということで(無理やり)決着を付けた。海外型じゃないけど、カトーが今年発売する予定だったユニトラムの渡りポイント、結局音沙汰なしの上に2015年版のカタログから消えていた。これもまた非常に気になる……。
*1 本当は発売されたのだが、ホビートレインの動力車はあまり買いたくない。
バッティングセンター通いは今年も一年間コンスタントに。一年で上手くなったかどうかは微妙だが、バットをヘシ折られた地元の新マシンの140km/h、だんだん打てるようになってきた。慣れただけ? “ホームラン”の数は今年はあんまり伸びなかった。当たりやすい位置に移動したと思ったんだけど、思い違い? それでも11月12月で4回遊びに行って4回とも当ててきた。でも春〜夏に全く当たらなかったからなあ。まあ、いつも言ってる通り“ホームラン”は偶然性も高いので気にしないことにする。 12月1回目に行った時に、バッティンググローブがボロボロになって来たので新しく買い直した。前のと比べるとフィット感がアップしたのか、マメが出来にくいようなそんな気がする。地元のバッティングセンターでは基本的に素手でバットを握っていたのだが、30分貸切をやっていると最後の方でマメが出来てまともに振れないことが多いので、大人しくグローブを着けるようになった。最近少しずつバッティンググローブありで打つ数が増えているような……。家で素振りするときもずっと素手だったのだが、寒いのが嫌で古い方のバッティンググローブを使うように。随分振りやすくなるので、素手への拘りなんて捨て去るべきなのかもしれない。 あ、全く方向性が違うが、バッティングセンターで遊んでいる最中に「シュレディンガーの猫」ならぬ「スブリンガーの球」理論ってのを思い付いた。披露するのを忘れているので、また来年に(覚えていて気が向いたら)。
3つめは写真の話。母親のお供で行って来た百毫寺の藤の花は見事だった。今年一番、そして久々の?会心の一枚を何枚か撮って来れたが(一枚じゃないのかよ)、藤が綺麗だっただけで私の腕がいいからじゃないんだろうなあ。でもいいんだよ、結果が大切なんだよ! 自己満足できる一枚が撮れたっていう結果がな!(開き直り) で、正直なところそろそろフィルムで粘るのも限界かなあという思いもある。フィルムの残り枚数を気にしなきゃいけないのが徐々に辛くなってきた。藤の花のときに、残り枚数気にして“節約”したところ、現像したフィルムを見て後悔した。もうちょっと撮っておけば良かった、というポイントが。ピント位置で迷った結果、選択を誤ってしまったのだが、もしデジタルを使っていたらピント位置変えてもう2〜3枚は撮っていただろうに……。上手い人は一発で決めるんだろうけど、ほら、あれだよ。鉄砲は数を撃たないと当たらない人なんだよ私は。 というわけで、デジタルに移行することを以前より真剣に検討しているが、OM-3Tiを越えるカメラがない。カメラとしての完成度だけを見ればニコンD810で何も迷うことはないのだが、質量的にも値段的にも重い。本体の値段だけなら我慢するのだが、レンズもイチから揃えないといけないので重い負担だ。だからソニーの一眼レフ復活に期待しているのだが、阪神の優勝ぐらい難しい話なのかなあ? α900のイメージセンサーと画像処理エンジンを最新のものにアップデートしてくれるだけでいいんだってば! 連写枚数とかAF速度とか測距点の数とか気にしないからさ! ……っていうユーザーは少ないんだろうなあ。光学ファインダーへの拘りがなければα7Rかα7IIで決まりなんだけど、そこは譲れない。ピントが劇的に見やすいEVFが登場すればあるいはなのだが、EVFのドット数も230〜240万ぐらい?で止まっているねえ。見やすさはドット数だけでは語れないだろうし。
三大趣味の次は……ゲームの話。 コンピューターゲームで今年一番ハマったのが『テラリア』。私にしては珍しい?海外のゲームで、PS Vita版を購入。ジャンルは何になるのかよく分からないが、箱庭型なんちゃらかんちゃらになるのだろうか。世界的には似たようなゲームで、というか元祖になるらしいが『マインクラフト』の方が人気らしいが、『テラリア』はそれとは違ってちょっと懐かしめの2Dグラフィック。武器や防具を揃えて西へ東へ地下へ上空へと冒険する。家を作り込んでも良し、アイテムの収集を楽しんでも良し、ボスとひたすら戦っても良し、の楽しいゲームだ。その他、『閃の軌跡II』がそれなりに面白かった。ちょっとラストが物足りなかったりとストーリー面、シナリオ面で言いたいことはあるが、まあまあ及第点。まだしばらくこのシリーズは続くようだが、これぐらいのクオリティは保ちつつラストまで行って欲しい。 そろそろ忘れ去られているような気がするが、囲碁とか将棋も一応趣味ということになっている。“実戦”(人との対局)は最近全くしていないのだが、詰碁と詰将棋はちょくちょく解いている。最近詰碁がやっと分かるようになってきて、その面白さにハマりつつある。いいか? 「一眼は死」、「生きるためには二眼必要」なんだ。カメラとは逆だからな? ここが理解できて初めて初心者脱出! というか、初心者であってもそこが理解できていないと対局は難しいかもしれない。詰碁もそこんところが重要で、一眼潰す(二眼作らせない)という発想がないとなかなか解けない。まあなんていうか、布石とか全然分かってないから実戦レベルでは弱いままなんだけどね。
最後に、侃侃諤諤の更新について。ずっと見てくれている方は既にお気付きの通り、今年から“ナンバリング”を行っている。今年何回目の更新か、今月何回目の更新かをこっそり(堂々と?)末尾に記してある。10月ぐらいに過去ログを整理した際にミスを直したので多分合っていると思うが、今日の本年ラストの更新が92回目となる。約4日に1回の割合での更新。もっとスカスカかと思っていたのだが、思ったよりは高密度だった。1週間休んでも3日連続で更新したら4日に1回以上になるから、気が向いた時に頻度を上げたのが効いているのかもしれない。これが多すぎたとか少なかったとかは特に思わない。気が向いたときに更新するという方針から言えば、どういう結果であれそれが適切な更新回数なのだ。敢えて言うなら、模型の完成が少なかったせいで、その話での更新回数が少なかったのが物足りなかった。来年の目標は、模型の完成報告を増やすこと、かな?(笑) では、今年一年お付き合い頂き誠にありがとうございました。来年もこんな調子で更新が続くかと思いますが、お時間ありましたら時々でいいので思い出して下さるとありがたいと存じます。では、よいお年を。 (2014.12-12 2014-92)
平成26年12月30日
更新忘れてた 今年一年を振り返るシリーズをやるために早めに漫画感想文やったのに、2日も更新を忘れてしまった(汗) あと2日しか残ってないじゃないか……というわけでまずは漫画編。 悪かった方の記憶から辿ろう。何と言っても『メェ〜探偵フワロ』だ。『ヒツジの執事』の作者の新作故に期待度が高く、だからこそ落胆も大きかった。残念。なんとも残念。作風はそんなに変わってないはずなのだが、主人公があまりにも痛すぎた。これ描いてる暇があるならシツジの続きを書いて欲しい。来年ヒツジ年だし……ってフワロもヒツジだった。他では、今まで買っていた作品で続きを買うのを辞めたり。詳しくは後述になるが、長いこと追い続けていた物語を途中で断念するのは辛いものがある。引き伸ばしされるぐらいなら、早めに終わってもらった方が読者としては良いことを痛感。 では明るい話題に移ろう。2014年橘雪翼的最優秀漫画賞は『エンバーミング』の6巻。当初は「タイトル」ごとで考えて『山賊ダイアリー』にする予定だったのだが、諸々考えて「1冊」単位に変更。タイトルごとだとペースの速い連載物や、既刊を一気に買った漫画が不利な気がしたからね。まあ、『エンバーミング』も『山賊ダイアリー』も既刊を一気に買ったんだけど。『エンバーミング』6巻は、それまで名前だけが出てきていた「ポーラルート」の具体的な姿形が明らかになり、それと共にジョン=ドゥ他の過去が明らかになる。回想という形を取っているせいか、妙にテンポが良くて圧倒的なボリュームで迫って来る。その後が再びガス欠気味になってしまったのが珠に瑕だが、一時は続きを買うのを辞めていた漫画なので、復活させて良かったと思っている。 他、印象的(もちろんいい意味で)だったのは……たくさんあるのでガンガン列挙してみよう(ここはタイトルごとに)。
『銀河パトロール ジャコ』 『将太の寿司2』 『All You Need Is Kill』 『ACCA13区監察課』 『クロノ・モノクローム』 『マージナル・オペレーション』
こうしてみると、『山賊ダイアリー』も含めて新顔ばかりが並んでいる。「障子とパソコンは新しいほうがいい」とは言うが(*1)、漫画も新しい方がいいのかもしれない。むしろ今まで買ってた漫画の話題がなさすぎのような……。あ、『神様がくれた背番号』についてはリアル阪神が優勝しなかったので触れないでおく(意味不明)
*1 皆さん初耳でしょう? 私も初言い(*2)です。 *2 「初言い」という単語の元ネタは『アスタロト』です。「ベジタブルしゃぶしゃぶ」だったかなあ。
毎年取捨選択は繰り返しているが、今年は捨てる方で思い切った決断をした。その分精力的に拾い集めてみたが、打率はそれなりに良かったのではないだろうか。 今年買うのを辞めた漫画で大きいのは『はじめの一歩』『ぼのぼの』『パタリロ!』の3つ。『一歩』はともかく、『ぼのぼの』と『パタリロ!』の2つは橘家ではレジェンド級で、この2つを買わなくなったというのは一つの時代の終わりを意味する(何を大袈裟な)。長姉は『パタリロ!』切り捨てに異議を唱えていたが……。それ以外では、買い始めて早々ながら『真・餓狼伝』と『サンセットローズ』とはさようなら。思い入れ補正込みでもう少し読んでみる予定もあったのだが、方針転換で今後はそういうのを重視しないことにした。 新作開拓は大きく分けて前期と後期に。前期に新しい試み?で、「つまみ食い」戦略を実行してみた。ある程度冊数が出ている漫画を1冊限定で買うのだ。今までも新しく手を出すのはとりあえず1冊、というスタイルだったが、此度の試行は「最初から1冊しか買わないと決めて」手を出すのが新しい。まあ、それで波長が合えば続きを買っていたのだろうけど。そういう考えの下で買ってみたのが『そば屋 幻庵』と『木造迷宮』。両者悪くはなかったのだが、おそらく何冊も読んでいると飽きてきて、続きを買うのに義務感が伴うことが予想される。というわけで1冊戦略は正しかったと現時点では思っている。同じ頃に『ケンガンアシュラ』『怪盗ルパン伝 アバンチュリエ』『軍靴のバルツァー』も購入したが、ストーリーものなので1冊戦略にはちと向いていなかった(もっとも、『アバンチュリエ』は1冊完結型なのでこれはこれで良かった)。『ケンガンアシュラ』も『バルツァー』も2冊目まで買ってみたのだが、前者は期待を大きく裏切られたので多分もう続きは買わない。後者は気が向いたら3巻以降も行くかも。 前期はウェブの立ち読みで確認した後、比較的気軽に単行本を買ってみたのだが、後期はじっくり検討するスタイルに変更。結果的に当たりが多くて大満足だ。前述の通り『山賊ダイアリー』が大ヒットで、『ACCA13区監察課』は今後作者買いも検討したいところ。ちなみに長姉は『くーねるまるた』と『シャーリー』、義兄は『マージナル・オペレーション』を気に入ったらしい。 私の取捨選択とは関係なく消えてしまうのが連載終了(完結)。今年もまたいくつかの漫画が終わってしまった。『もやしもん』『神様がくれた背番号』『新世紀エヴァンゲリオン』。あと、まだ買ってないけど『彼女とカメラと彼女の季節』も完結。来年も早々には『クロノ・モノクローム』最終巻が発売されるし、『遮那王 義経 源平の合戦』も次が最後。それから『天体戦士サンレッド』も連載が終わることが判明している。買うかどうか非常に微妙だが、確か『数学女子』も次がラストになるって書いてたような。途中でストップしたが『史上最強の弟子ケンイチ』の結末にも興味がある(あれってまだ最終巻まだだよね?)。そういう話は全く聞かないが、早ければ『シュヴァリオン』や『ライジングサン』も来年ぐらいに連載が終わってもおかしくないと思っている。好きな漫画の連載が終了するのは悲しいが、途中で読むのを諦めるぐらいのグダグダした調子で続くよりは、すぱっと終わってもらった方がマシなのかもしれない。「さよなら」は次の「こんにちは」に繋がると思って、また新しい漫画を発掘するとしよう。前回書いた通り、来年早々に何か買う予定。一旦決まりかけていたものの白紙撤回。さて、何にしようかなあ。選んだのが面白いといいんだけど。 (2014.12-11 2014-91)
平成26年12月27日
年末進行なので早めのあれ あれといえばあれだ。毎月終わりにやっているあれだ(たまに翌月回しになるあれ)。年末なので、月末は別の話題で盛り上がる(私だけ)予定なので早めなのだ。 最近、腹の底から笑っていない。馬鹿笑いとでも言えばいいだろうか。お腹を抱えたり、腹筋が痛くなるほど笑うことがない。別に腹筋が強化されて云々というわけではない。アホみたいに頭すっからかんになるほど笑えるコンテンツに出会わない、というだけだ。最後にそれだけ笑ったのはいつだか覚えていない。毎日それだけ笑ってるとただのアホだが、数か月に一回か年に1〜2回ぐらいはそういうモノに出会いたいものだ。で、惜しくもそこまではいかなかったのだが、森薫にしてやられた。この人前にも何かやってなかったっけ? 作者がそういうキャラクターなんだろうなあ。本編とのギャップありすぎ。
【ワンパンマン】7巻(新刊):☆☆☆ 前巻からの続きで、宇宙からの侵略者と戦う。S級ヒーローたちが斥候?と戦っている間に、主人公のサイタマは宇宙船に乗り込んで敵の親玉ボロスと一騎打ち。一応ボロスは過去最強ではあったが、サイタマの余裕勝ち。それはいいのだが、こんなに長々と戦闘シーンを描く意味はあったのか? 見開きが連続するシーンあたりは特にもうちょっと何とかならなかったのか……。まさか『ワンパンマン』で引き延ばし感を味わうことになろうとは。
【エンバーミング】7巻(新刊):☆☆☆★ なかなかの衝撃的な事実発覚。フランケンシュタインのエルムはアシュヒトの幼馴染ではなかった。ゲバルト=リヒターの手による、アシュヒトの精神面をケアするための偽物。この事実の前にアシュヒトはどちらを選ぶのか? 幼馴染の人間エルムか人造人間エルムか。これで人造人間の方を破壊したらそうとうアレな展開だな、と思っていたらアシュヒトは人造人間の方を選ぶ。 その後またちょっとごたごたするんだけど、ポーラルートは実質壊滅(でいいんだよね?)。その次に死体卿ことトート=シャッテンの方へ話が移る。連載じゃなく単行本で読んでいたから気にならなかった、というか気付きもしなかったのだが、例のよっての作者の自爆トークが(笑) 最後の一つ手前の話の終わり方が、確かに連載だったら蛇足というか、読者泣かせな3ページだったよね。『るろ剣』関連で一時休載するとかは、単行本派には全く影響のない話なのだが(笑) 話の間に載っている「エンバーミング博物誌」、番外編として黒崎薫、村上りこという人物の対談形式になっている。で、後者の似顔絵?を描いたのが森薫らしい。森薫ってこの世に何人ぐらいいるだろう? でもこれ、同姓同名の森薫さんじゃなくて、あの森薫だよね? 言われてみるとあとがきバージョンの森薫イラスト風である。森さん、こんなところで何やってるんですか(笑)
【くーねるまるた】2巻(既刊):☆☆☆ 2冊目を買ってみた(非常にスローペース)。悪くないけど……取り立てて良くもなく? 印象が悪かったのはりんご酢売りのおばあちゃん。出てきた回はまあいいのだが――いろいろと身の上話用意してあるのはいいのだが、相手によって話を変えるメリットはないじゃない? と突っ込んでおこう。漫画の展開上はもちろん意味があって、まるたが神永さんの話を聞いて「おばあちゃん、あれ嘘だったのか……」と気付くわけである。それはさておき、その次の話で息子の嫁に味噌汁早く作れと催促している、あのシーンだけは好きになれなかった。 何故かこの漫画、長姉がいたく気に入ったようである。私だけの評価で行けばこれにて“打ち切り”ないしは無期限保留の検討をするところなのだが、珍しく姉が「面白かった!」と感想を述べるので、追い付くまでは月一程度のペースで続きを買うことになるのだろう。
【シャーリー】1巻(既刊):☆☆☆☆★(後書込) ※あとがき込みでの評価です。
> 13歳メイド!!(作者のセリフ) > バチーン(擬音語) > 変なスイッチが入った(作者による解説)
以前も苦言を呈したが、これはいかんよ。この漫画の後でこのあとがき読んだら笑わない人いないでしょ。ひょっとして狙ってる? 狙ってるとしたら相当悪質だよ。この漫画の最終話の大旦那さんぐらい悪質(*1)だよ。狙ってないなら、一度森薫はあとがきを読む読者の気持ちをよーく考えて欲しい。……とは言え、森薫の熱心なファンならば「この人はこんなもの」と重々承知しているはずだろう。「そこがまたいい!」とか言ってそう。人によっては対策を立てているかもしれない。本編読んだ後、すぐにはあとがきに入らない、とかね。つまり私は、森薫ファンとしてはまだまだだということなのだろう。 って俺はどうして本編の前にあとがきの感想を述べているのだろうか? 森薫めっ! 2巻を先に読んでしまったわけだが、こうして1巻を読むと……やはり1巻から先に読むべきだったかもと思ってしまう。2巻より1巻の方が良かったような気もするし……逆の順序(というか本来の順序)で読んでいたらどういう評価になっていたかは分からないが。あとがきで笑ったが、実は本編の方でも笑ってしまった。客に看板やら椅子やらの準備を手伝わせる女主人。「そんな店聞いたことねえよ」と愚痴る客に「よそはよそ、うちはうち」と……それって親が子どもに言い聞かせるときに使う文言じゃないか(笑) お客さんからすればまったくのとばっちりである。 くどいようだが、自分のスイッチ入れようが何しようが勝手だが、読者の(笑いの)スイッチを変なところで入れないで欲しい。以上!!
*1 念のため書いておくと(読んでない人向け)、微笑ましい悪質さです。
【クロノ・モノクローム】4巻(新刊):☆☆☆☆ ケンペレンの嫁が出てきて、これが黒六そっくり。この時点で気付くべきだった! 最終シーンでケンペレンは、勝利した黒六にフランチスカの姿を重ね合わせ思わずその名を呟く。それを聞いた黒六は「どうして母さんの名前を知ってるんですか?」――以下、私の予測だ。過去の実績から言うと当たらん可能性の方が高いが、ここまであからさまなら大丈夫だろう。
フランチスカ=黒六の母
屋敷が焼けた時に死亡したと思われていたが、実際は未来へタイムスリップ。葬式関連の具体的なシーンがないのは、後から死んでなかったというストーリーにするためだろう。タイムスリップについては、黒六が過去に来れるぐらいだから無理のない話だ(強引な論法だな)。さらにはケンペレン=黒六の父、という可能性もありそう。1巻を読み返すと、黒六の家族の描写ってほとんどない。母親がいることは辛うじて読み取れるが、父親は今のところ不明。これは、ケンペレンが父親であることの伏線に見える。 さて、こうなると気になるのが結末。当然黒六は未来に戻るものと思っていたが、黒六の母親がフランチスカであればこの限りではない。ケンペレンがタイムマシンを開発し、フランチスカが過去に戻るとしたら? 黒六はそのまま過去に留まる可能性が出てくるだろう。一方で、フランチスカが黒六(息子)と未来に留まる道を選べば、今度はケンペレンが悩むことに。さらに大胆予想をすると、フランチスカが過去に戻って来て、黒六も一緒に留まることになると……レベッカが黒六とくっつくことになるかも!? 4巻終了時点では可能性0に見えるが、黒六がケンペレンの息子だと判明したら? ケンペレンの妻が存命で、しかも未来から戻ってくるとなればレベッカの恋は成就しなくなるわけだし。ほら、ありそうな話じゃない? という先読みはさておき、4巻についてもう少し。『エンバーミング』のときもそうだったが、人物の過去が分かる回って大体面白いような気がする。今まで隠されていたこと、語られていなかったこと、秘密が明らかになるわけだから。この4巻ではケンペレンの過去の描写がある。さらには、断片的に黒六の記憶が挟まる。加えて黒六の母親の話へと続いていき……次巻、後述するが最終巻となる5巻への期待がかなり高まった。
【凍牌〜人柱篇〜】9巻(新刊):☆☆☆★ 前巻で敗北したKの、猛烈な内省期間といったところか。多くの漫画でこういう“盛り上がらない”シーンはあるわけだが、それが次の“復活”へと繋がっていくと思えば必要なのだろう。 とまあ、途中までしょっぱい展開だなーと思ってたら後半で俄然盛り上がって来たじゃないか! かつてはKの“同僚”だった松本が登場し、さらにはアイまで出てきて一気に面白くなってきた。関が喜んでアイに交代しようと席を立つが、敵の頭に「誰が打とうと負けたら首差し出すのはお前だ!」と言われてショックを受ける関。でもふつーに考えて、自分の命がかかってるとなればアイが代わりに打ってくれた方が可能性高いよね(笑) 「人柱篇」に入る前の直前の大会で、アイのことを知る外野が「イカサマで打ってたようなもんだからな」と評していたが、対戦相手を観るのも立派な技術のうち? タイムリーなことに、直前で読んだ『クロノ・モノクローム』最新刊でもそんなことが書いてあったよ。 ところで、「俺が強くなったんじゃない、お前が弱くなったんだ、K」というところ……何となくあの漫画を思い出すなあ。続き読む気が全くしなくなるぐらいつまんなくなっちゃった(それまでは名作街道まっしぐらだった)あの漫画。あれはどうなったのかなー。
【げんしけん 二代目の八】17巻(新刊):☆☆☆★ あれっ? この漫画って主人公誰だっけ……というぐらい班目が目立つ。目立つんじゃなくて中心に回っているな。もうあれだな、『エンバーミング』と一緒で「本来主人公じゃないけど班目が主人公」ぐらいに考えた方が良さそう(笑)(*2) この漫画って、当初はただのオタク大学生の話だったはずなんだけど、いつの間にか方向性が変わっている。二代目になって彼が新入生として入って来てちょっとイマイチな方向性になったんだけど、「班目主人公」になって軌道修正?で面白くなってきた。 その班目、諸々あってキャバクラデビュー。ていうか、行ったことないけどキャバクラってそういうシステムなん?(*3)
*2 すっげえ余談だけど、今月の感想文、別の漫画のタイトルが混じる回数が多いな。しかも今月の漫画同士。意識してなくて、後で気付いた。
シャーリー(作者名) in エンバーミング エンバーミング in クロノ・モノクローム クロノ・モノクローム in 凍牌 エンバーミング in げんしけん
今月読んでない“あの漫画”は“あの漫画”で誤魔化してるし(笑) 『クロノ・モノクローム』のところで『エンバーミング』の話が出てきたのは、後日更新予定の「この1年間に読んだ漫画を振り返って」の下書き中だったのが影響していたり。 *3 大昔に一度書いたことがあるけど、橘雪翼はキャバクラに行ったことがありません。あれ以来も行ったことはありません。あっ、でもそういえば、『嬢王』って漫画は読んだことがあるなあ。そういう描写はあんまりなかった気がするが。
今月は計画通り。既刊も買ったが、先月に予定したものだから計画通りなのだ。こんなの珍しい(笑) 新たに手を出す漫画候補一覧は作成しているのだが、今月は月の初めから終わりの方までばらけて発売されたし、少し空く期間も前もって何を買うか決めていた。何より、よくある「見落とし」がなかったのが最大の要因である。たまにはこういう月もなくちゃね。予定通りでなくて何か問題があるかと問われると、「ない」としか答えようがない(笑) さて、その来月の話をすると某に笑われるかもしれない(去年も12月に同じこと書いたような)。来年の1月の新刊予定は(チェック漏れがなければ)3冊。 『クロノ・モノクローム』 『将太の寿司2』 『ACCA13区監察課』 冊数は少ないが密度は高い。と書いてから思ったのだが、期待度が低いのをかなり削ったから残ってるのは期待してるのばかりで当然? 『クロノ・モノクローム』が2ヶ月連続の刊行となるので、もしやと思って調べてみるとやはり次巻で完結するらしい。連載期間はたったの1年ほどとのこと。せっかく面白い漫画見つけたと思ったのに……まあ、だらだら長く続けられるよりはさくっと5冊で終わって私の中で名作ということにしといた方が平和だよね! さて、密度は高くても冊数自体は少ない。ということでまた何か追加しようかと計画中。特に月の前半に!(←という書き方の意味するところは分かってもらえるよね?(笑))。いくつか候補はあるのだが、さてどれにしましょう。3日前ぐらいまでは『せっかち伯爵と時間どろぼう』が内定していたのだが、良く調べてみると相変わらずの久米田作品らしいので敬遠策を取ることに。試し読みの1話だけ読んだからかなり面白そうなんだけどな。『将棋の渡辺くん』ってのに期待しているのだが、まだ単行本にはならないらしい。講談社のページに「近日発売予定!」って出ているのだが、近日っていつだよ! 他、ざくっと気になる漫画を挙げると『海賊とよばれた男』『終わりのセラフ』『新宿D×D』『海のクレイドル』……という具合なのだが、いずれも本格ストーリーの重めの漫画っぽい。今なんとなく気軽に読めるものを欲しているので、気が変わらない限り(買うかどうか未定だが)再来月以降に先延ばし。うーん、いいのが発掘できると良いんだけどなあ。他に見つからなければ、『エマ』あたりでも行ってみるか? (2014.12-10 2014-90)
平成26年12月21日
最近の妄想 一眼レフをどーしても作りたくないって言うなら、ビゾフレックス方式はどうだろう?
* ソニーのレンズ交換式デジタルカメラについての話です。
ビゾフレックスというのは、M型ライカの純正アクセサリー。多分今は製造されてない? M型ライカでR型ライカのレンズを使うための一種のマウントアダプターだが、最大の特徴はレフボックスとファインダーが組み込まれていること。早い話が、これを使うと「M型ライカが一眼レフになる」というアイテムである。 これをソニーEマウント機に応用するのだ。現在、ソニーが発売している純正マウントアダプターで、トランスルーセントミラーを内蔵したものがある。このトランスルーセントミラーの部分をレフボックスにして、後は光学式ファインダーを上に乗っければ完成である。サイズやスペース的にそんなものが本当に作れるのかどうかは知らない(無責任)。もちろんだが、α7シリーズには無理だろう。α7には、一眼レフカメラと同じ場所に既に電子式ファインダーが載っているから。頑張って特殊な形状にすれば横に逃げることも不可能ではないだろうが……さすがに大きくなりそうだし、不恰好すぎる気がする。さりとてα6000ならいいのかというとそうでもない。α6000のイメージセンサーはAPS-Cサイズなので、光学式ファインダーにするとファインダーが小さく見辛くなってしまう。だから、フルサイズセンサーの新機種を作ってもらわないといけない。上面がフラットで、おそらく電子ファインダーはM型ライカっぽい位置にある新機種を(大まかに言ってα6000のフルサイズ版)。こんなものが売れるかどうかは知らないが、少なくとも今まではこんなシステムがなかったわけである。あ、ライカを除いて(笑) ミラーアップして電子式ファインダーをオンにするモードを付けておけば、ミラーレスと一眼レフを行き来するカメラにもなる。普通のライブビューとは違って、ファインダーを覗ける、背面液晶よりは電子式ファインダーの方が(今のところ)解像度が高い、といったあたりがメリットになるのではなかろうか。売れないかもしれないが、私はただ一ユーザーとして無責任にアイディアを述べているだけである(開き直り)。もちろん、素直にαマウントの一眼レフカメラを作ってくれた方が良いのだが、ソニーがやりたがらないみたいなので譲歩案を思い付いたというわけである。普段は一眼レフとして運用して、旅行等の荷物を少しでも軽くしたいときは“ミラーレス化”して持ち歩く……というのはなかなか魅力的なカメラだと自画自賛しているフシもあるが。 まだ一応フィルムで粘っているわけだけど、そろそろ痺れが切れてきた。これ以上はあまり長く待てなさそう。とは言え、ニコンに移籍するにも資金面で汲々。そうなんだよなあ、資金面に問題なかったら既にD810を買ってそうな気がする。むしろ今は、ソニーの改心?変心?を待っているというよりは、先立つものがなくて我慢している状態? ホント、頼むからα910とか作ってくんないかなー。 (2014.12-9 2014-89)
平成26年12月16日
EVO103系大阪環状線完成(真?) 先日はちょっと「(仮)」みたいな感じだったけど、気を取り直して前面連結器周りをディティールアップして当面の完成とした。「それでも“当面”なのかよ(笑)」と突っ込まれそうなので言い訳しておくと、運転室の仕切りパーツをどうするかまだ決めてないから……。東海道山陽緩行線のもまだ付けてなくて、大人しくメーカーが発売した6本セットの塗料買って淡緑1号吹きゃあいいんだけど、あれ買うのは何となく“負け”な気がして、近い色を調色することを考えている。考えているだけで何も実行に移せてない今日この頃。以上見苦しい言い訳でした。
EVO103系大阪環状線完成+α (2014.12-8 2014-88)
平成26年12月13日
今年最後の踏ん張り? EVO103系大阪環状線完……成?
今年模型を何両作ったかなー? というのを数えるのに10秒ほどしかかからない。即ち、
・C59 135 ・ED12 ・旧国阪和線(6両) ・EVO103系大阪環状線(8両)
の16両だ。あれー、少ないなー。いくらなんでも少ないなー。もう12月だぜ? 3月の終わりじゃないんだぜ? これからどんどん寒くなるんだぜ? 例年もうちょっと作ってるだろ? といったあたりで2週間少しを残して今年もちょっと悔いの残る1年になった……ような気もするが、最初の3ヶ月はLEDをはんだ付けしたりして遊んでいたから仕方がないかも? 一応一定の成果はあったことだし。欲を言えば、旧国阪和で時間を取られすぎた。70系300番台をGMキットから作るという無謀な挑戦が不発に終わった。この時間が有効に使えていれば、もう1つ何か作れていたような気も……いやいや、言い訳は見苦しい。素直に認めておこう。最近さぼりがちなことを。テンションが低くなってしまったことを。ホント、困ったなあ。 もう一つ問題点がある。両数が少ないのはまだ良い。それよりもっと問題なのだ。今年作った16両、全部ボディが単色である。単色ということは車体を塗るのにマスキングが要らない。1年間もやらずにいると、腕が落ちてるんじゃないかと不安になってしまう。一応旧国阪和線で屋根色を塗るときにマスキングしたが……あの程度では。だからEVO103系を作り始める前に、何か塗り分けの発生するものを考えたのだが……残念ながら思い付かなかった。残りの2週間で、塗り分けの発生する何かを作り始めて、来年の早いうちに久々のマスキングをしておかねば! (2014.12-7 2014-87)
平成26年12月10日
ジャンパ栓? ジャンパ線? 旧国ディティールアップの件でまだ話し忘れがあった。ジャンパ栓関連。はっきりしたことは言えないんだけど、多分新型国電と旧型国電でケーブルの太さが違う。どこかで見た記述によるとジャンパ栓の型番が違っているので、太さも違っていても不思議ではない。少なくとも写真で見ると、旧国のジャンパケーブルはちょっと頼りなく見えるぐらい細い。かなり以前に17m級旧国を作った時に真鍮線で再現してみたのだが(多分徒然時代)、細い真鍮線を使ったのは実車写真を見て細いと思ったからだ。そんなことは忘れて今回作業していたのだが、実車写真と見比べるとカトーのAssyパーツのは“太い”。カトーは旧国飯田線シリーズに115系のパーツを付属させているので、一般的に見れば気にするレベルではないと考えているのだろう。しかしながら、気にし出すと気になる違いなわけで。もし拘るならば、ケーブルを切り取って細い真鍮線で植え替えることになる。もちろん手間は増えるし、昨日の話の続きで取扱いにより気を遣うことになるだろう。悩ましいところなのだが、さらに悩まされる植え替えのメリットがある。 新型国電のジャンパ栓受けは、車体の下辺ギリギリの位置にある――全てそうなのかは分からないが、カトーが作った部品は115系用で、115系は下辺ギリギリにある。一方で、旧国のジャンパ栓受けはテールライト付近の高さにある。これまた全てそうなのかは分からないが、少なくともカトーの旧国シリーズや私がキットから組み立てている車両たちはそうである。わずかな差ではあるが、115系の部品を流用するとケーブルの床下への引き込み高さが高くなってしまうわけだ。これまたこんなこと書いてるとカトーの人に「そんな細かいところ気にするなよ……」と呆れられそうだが、気にし出すと無視できない困った性分なんですよ(笑) あと、これは太さに起因するのか、微妙なところケーブルの曲がり加減とかも違うんだよねー。ホント言いだすとキリがなくて、多分そろそろ読者の皆さんに「そこ気にする前に手すりやれよ!」って突っ込まれそう(笑) 冷静に考えて、植え替えは手間だし外れやすそうだしで見て見ぬふりをするのが賢明だと思われる。床下配管も微妙なところ太いような気もするし。 ところで、以前どこかで「ジャンパ栓」と「ジャンパ線」どちらが正しいのか、という議論を目にしたことがある。線みたいなのが出ているので「ジャンパ線」っぽい。ところが、カトーのパーツもαモデルの部品も名称は「ジャンパ栓(納め)」である。線の部分は「ジャンパ栓」じゃないよね? 私が思うに、線の部分は「ジャンパ線」。床下のジャンパ線を接続するところがジャンパ栓。車体のジャンパ線?栓?をホールドする部品が……ジャンパ栓受け? ジャンパ線受け?(αモデル製品ではジャンパ栓納め) というわけで、このあたりはよく分からない。私は突っ込まれるのを恐れて、ジャンパ線ではなくジャンパケーブルと表現してみた。その方が分かりやすそうだし。 というところを調べていて気付いたのだが、先日のαモデル製品の説明を間違っていた。「(おそらく)スチロール樹脂製」と書いたが、ABS樹脂だそうだ。念のため「(おそらく)」と付記しておいたのだが、その判断は正しかったよう。「(おそらく)」と書いたので大間違いではないのだけれど、違ったことには違いないので一応お詫びと訂正申し上げます(←あんまり悪いと思ってないみたい(笑) (2014.12-6 2014-86)
平成26年12月9日
『閃の軌跡II』クリア! 後日譚のラスボスを撃破、ようやく『閃の軌跡II』クリアと言える状態にできた。ちなみに撃破方法は、シリーズ伝統(?)の亀戦法。隅で固まってシールド張って、アイテムでCP補給して適宜Sクラフトを撃ってボスのHPを確実に削いでいく。ただし、今回のラスボスは物理シールドを貫通してくる攻撃があるので、陣形が崩されたりリィンが一度戦闘不能になってしまった。でもまあ、ラスボスらしい強さだったということにしておこう。下手に遅延が有効で「ずっと俺のターン」してもワンパターンすぎるしね。 さて、今作で一番物足りなかったのは……私がクロウ=アームブラストに肩入れできなかったことかな。序盤からリィンが「クロウを連れ戻す!」的な決意をずっと口にしていたのだが、流石に一国の宰相を暗殺(出来ていなかったが)した人物にそれは無理だろうと思い続けて66時間(本編クリアまでの時間)。故にリィンが気張っていてもこっちは醒めていた。終章ラストバトルで2人が騎神に乗って共闘するってのはなかなか良かったけどね。最終シーンで幽霊?のクロウがちらっと姿を見せていたり、エンディングの最後の写真がクロウも一緒にいるものだったりで、スタッフとしてはプレイヤーに「クロウを失ってしまった悲しさ」を感じて欲しかったのだろうけど、私には全く伝わって来なかった。ちなみに前に一度話したが、私は30歳になった頃から非常に涙もろくなってしまった。例を挙げると、『るろうに剣心』の「剣心復活」の直前シーンとか、『コクリコ坂から』の海が夢を見るシーンとか、『バーニーの絵日記』の「母さんが好きだった景色」とかでかなり泣ける。だけれど、今作のラスボス撃破後のあのシーンはあざとすぎてなーんも感じなかった。最初にミリアム泣かせて、他のメンバーがもらい泣きし始めて、最終的にプレイヤーまで釣るという目論見があったんだろうけど、涙もろい(はずの)私には通用しませんでした。残念でした。 話的にはもうちょっと続きそうだけど、次の舞台はどこへ行くのやら。共和国がまだ舞台になってないので、そこなのか、それとも帝国でも今回行ってないゾーンがあるからそちらというのも? 私が妄想している軌跡シリーズ完結作は、ギリアス=オズボーンが乗っ取った幻焔計画を阻止すべく、各地の勇士たちが立ち上がる!というもの。エステルやヨシュアに始まり、ロイド他特務支援課一行、今回の主役だったトールズ士官学校1年VII組のメンバーたちが各地で行動を開始する。究極は、結社の連中も「オズボーンはヤバすぎる」ということで“主人公側”につくとか。最終的に共和国あたりの新主人公と合流ないしはタッグを組んで最終局面へ……という感じでどないでしょう? 大きなストーリーで言えばまだまだ終わりでないし、『II』も期待通りに楽しめたので続編が出たら(出方にもよるけど)引き続きプレイしたい。ハードがPS4オンリーだったりしたらちと厳しいかなあ。
さて、昨日模型の話で書き忘れたことがあったので。私が手すりの真鍮線もしくはエッチングパーツによる立体化をしない理由は「完成後、扱っているうちに折れたり外れたりすると面倒だから」である。金属キットで説明書通り作業しているのは、金属キットの場合はんだ付けで強固に取り付けられるからである。そういうポリシーだったはずなのに、連結器周りのディティールアップと題し手すり以上に取れたり折れたりしやすそうな部品をてんこ盛りにしてしまった。自分で言ってやっておいてではあるが、矛盾してるなあ(笑) もうこれは素直に言っとこう。手すりを植える作業は嫌いなんすよ。もうちょっと我を張るなら、今回取り付けた部品はもし外れてしまっても復旧が楽だから、車体に穴を開けて取り付ける手すりとは話が違う…………ということになるが、ちと無理があるか??? (2014.12-5 2014-85)
平成26年12月8日
アクセル=ロウ 昨晩、友人と『ギルティギアイグザードサイン』の二度目の対戦。私はキャラ替えすることにして、カイの次に使えそうなアクセル=ロウを選択。かなりの負け越しを覚悟したが意外と善戦。前半戦は7勝8敗だったかで終える。その後確認すると一部の必殺技がなくなっていた。時間を置いてからの後半戦……は10勝9敗ぐらいで辛くも勝ち越し。トータルではイーブンだった。まあ、ギルティ歴がある分こっちの方が有利なはずだが……向こうはエルフェルトを4日間練習したハンデがあるので互角だったということにしておこう。
それはさておき、昨日Nゲージ旧型国電のディティールアップの試作が完了したのでご覧に入れよう。
旧国ディティールアップ大作戦 (2014.12-4 2014-84)
平成26年12月5日
対戦第一回目 一方的にボコるのは大人気ない、ということで新キャラを使うことにした。のはいいのだが、どれを取ってもクセが強いので、一番マシなエルフェルト=ヴァレンタインをチョイス。しかし友人も何故か同じキャラを選択。よし、出発点は同じだ!(*1)ということで同キャラ対戦したのだが……
ボ ロ 負 け
勝てそうにないのでカイにチェンジ(大人気ねー(*2))。しかし、そのカイでも早々に敗北。ちょっとこりゃギアチェンジしなきゃいかんぞ……と、大人気というものを全て捨て去って本気モード。辛うじて勝つ試合が続いたものの、最初の3連敗を含めて27勝9敗とそこそこの面目を保つことはできた……が、なんだろう、この敗北感は。そうか、プレイヤー性能としての差を見せつけられたからか。
*1 腐ってもギルティ歴あるお前の方が有利だろ…… *2 大人気じゃなくて大人気ね(*3) *3 だいにんき、おとなげ (2014.12-4 2014-84)
×凛 ←今まで侃侃諤諤で打ち込んだ文字 ○凜 ←正しくはコチラ……って気付かねーよ普通
結論:人の名前は間違えないようにしましょう
平成26年12月4日
おがさわらぁーっ!! 『ギルティギアイグザードサイン』発売。某通販で注文していたので発売日に滞りなく到着。しかぁし、友人から連絡はないのでとりあえず今日の対戦はなし。だから『閃の軌跡II』やろうかとも思ったのだが、友人といつでも対戦できるよう実戦勘を取り戻すことを優先。友人はね、ギルティギア初心者なんだけど、ある程度というか可能な限りボコっておこうかと。何せ『ストIV』での借りがあるからね。それに、勝てるのは最初のうちの限定版。どうせまた近いうちにこっちが勝てなくなるのは目に見えてる。というか、現在の段階でそこまで一方的になるかどうかすら怪しい。イグザードになってテスタメントいなくなったからね……唯一の使えるキャラがいないって、それ俺に初心者に戻れっつうことでしょう。いなくなった人のこと、たまには思い出してください(謎) とか言いつつ、KYことカイさん使ったらそれなりに動かせた。完全新作だけど、思ったよりは変わってなくて安心。とりあえず友人ボコりたいときはカイ、ちょっと勝ちたいときはアクセル、対等に戦いたいときはスレイヤー、友人が泣きを入れてきたときはその他のキャラ……こんな感じかな。新キャラも操作してみたんだけど、何が何だか分からねえ。流石ギルティギア! よくもまあこんなややこしい操作系のキャラクターを創造できるものだ!(割と本気で感心) あ、そうそう、シン=キスクって新キャラが出るのは知っていたのだが、キャラクター設定見てぶっ魂消た(←『閃II』でこういう漢字ってのを知った)。カイ=キスクの子ども……なのは名前からある程度想像できるからいいとして、その母親が大問題。ディズィー!? あんまりストーリーモードとかしっかりやってないので詳しくないんだけど、何がどうなってそうなった!???? しかも人目につかないようにソルに預けて育ててもらったって……チャレンジャーすぎるぞ、カイ! ピッコロ大魔王に悟飯を預けるようなもん(*1)だぞ!(?) 見たところそこそこマトモに育った?ようだから結果オーライだけど、危険な賭けだなあ。ま、クォーターとは言えギアだから丈夫なのかね。
*1 ちなみに、ドラゴンボールの話の中で悟飯は誰かの手によって預けられたわけではない。
というわけで(いつもの通り接続詞の意味がないぐらい唐突な話題転換)『万能鑑定士Qの事件簿XII』を読み終わったので、軽く感想でも。え? 9巻あたりから11巻まで感想書いてないぞって? そこはまあ、あれだ、細かいことは気にすんな。 このシリーズを読み始めて早い時期に書いたと思うが、12巻の表紙は読者にとってインパクトのあるものである。主人公凛田莉子の満面の笑みのウェディングドレス姿。小笠原やったのか!? このやろう!と思っていたのだが……普通思うよね? ね? 12巻途中ではまるで噛み合ってない二人……というか小笠原だけが先走って読んでるこっちの方が恥ずかしい。漫画だったら投げ捨てていてもおかしくないところ。で、小笠原のそういう発言があるたびに首を捻った。何がどうなったら表紙のあれに続くのだろう。事件は解決の方向に進んでも、二人の仲が進む様子は一切ない。スピンオフの『α』の1巻でも“恥ずかしい小笠原”(*2)だったから、時系列的に考えて表紙の一件は考えにくいと言えばそうなるのだが……でも小説の刊行順が時系列に沿っているとは限らないし、12巻の最後で作者が一旦完結の意味を込めて数年後の話を入れることだってありうる。京都でちょっと莉子の心に動きがあったような描写もあったことだし……。さてさて、どうなるのかな?と思って楽しみに読んでいたら、結末は夢オチレベルだった。これは読者を引っ掛けるためだけにこんなラストにしたとしか思えない。こんな悪質な作者だとは思わなかったぞ(笑)
*2 莉子「Uと3?」 (2014.12-3 2014-83) 『閃の軌跡II』の“本編”エンディングについて文句を言ったが、一つだけ自己解決(?) 階下で戦っていた面々がどうなったのか(どう決着したのか)について(*3)。あそこでユーシスのにーちゃん(ルーファス)が登場したわけだが、下から順番に登って来たはず。つまりルーファスが、結社の面々や西風の人間に「契約はこれで終了だ」と伝えながら最上階まで来たと考えれば納得できる。それでも劫炎のマクバーンだけは文字通り火が付いちゃってたから戦いそうだけど、あれはあれで根っこは面倒くさがりやみたいだから意外とすんなり説得されそう? ただ、この説もちょっと疑問が残る。何故オリビエやトヴァル、ラウラのとーちゃんも一緒に来なかったんだろう? 最上階がどうなっているかは気にならないわけがないはずだし……。
*3 話の流れ的に後日譚の後でも語られそうにない……という前提で想像した。
平成26年12月3日
橘雪翼は力尽きた…… 『ギルティギアイグザードサイン』発売前に『閃の軌跡II』(の一周目)を終わらせる最後の可能性を信じ、「後日譚」のラストダンジョンに挑んでいた。意外にサクサク進んで、さあラストバトル!となったが、流石にラストボスには「遅延」が効かないか……。頑張って持っているアイテムを投入してごり押ししてみたんだけど、あと5%ぐらい?のHPが削り切れずに全滅。傾向と対策は分かったのでもう一回やれば勝てそうな気もするのだけど、見出しに書いたようにプレイヤーの体力精神力が尽きたわ(苦笑) 模型作ってた時間を投入すれば間に合ったような気がするのだが(あと一回やって勝てると仮定)、模型制作の方が(以下略)。そして『閃の軌跡II』のサントラが今日届いたのに、聴いてないことに気付いて今聴きながら侃侃諤諤してます。
現在の計画でTM-17があといくつ必要なのか数えてみた(と、突然模型の話に移るのであった)。確定していない部分や、動力車と非動力車の下回りのコンパチ化が出来れば必要数量が抑えられるので、あくまでおおよその数量しか出せないのだが、20個ぐらい? 今までの制作ペースを考えると全部作るまでにいくら早く見積もっても4〜5年はかかるので、仮に20個用意しても使い切るまでに別のメーカーから新しくて気の利いた動力が発売される可能性もある。でも旧国で使える動力なんてどこが作るんだ? 台車がDT12だけでいいっていうんなら今でもKATOのが使えるが、他にDT13(12で代用してもいいが)、16、20のもほしいから却下。TNカプラーが付くかどうかも怪しいし(カトーの新型カプラー? 胴受けがないから却下だ)。トミックスが急にやる気を出すとは……72・73系はあるけど、噂では失敗気味の企画だったって話もあるから、戦前型はやらないかなあ。グリーンマックスが一番期待できそうだが、そもそも以前から動力を作り直しますって言っておきながら計画が進行しているのかどうか怪しい。今度の大糸線で新型になったら今後の展開に期待だけど、私は信用していない。あと、旧国シリーズそのものが大糸線だけで終了してしまう可能性だってある。繰り返すがDT12だけではちょっと苦しいんだ(まあそれでも、8割以上カバーできるのも事実だが)。で、鉄道コレクション用の動力が安定供給されれば何も悩むことはないのだが、トミーテックは鉄コレの旧国シリーズの続きをやる気があるのかどうかこれまた不透明。少なくとも今のところ新製品の予定はなく、KATOの飯田線シリーズの好評を前にやる気までなくされるとTM-17の次回生産は白紙ということになる。 で、最大の問題は――20個確保したとしよう。私のテンションがそこまで持つのか? 現時点で「あの頃の情熱はどこへやら」という状態。計画が完全停止したわけではないが、一時の頃に比べたら模型制作自体がかなり落ち込んできてしまった。今年制作した両数は1桁。一応EVOシリーズの103系を8両組み立てて2桁には乗せられる見通しだが……ホントあの頃の情熱はどこへ行ったんだろうねえ。ゲームやネット(侃侃諤諤の更新含む)なんてやってる場合じゃないよ。 (2014.12-2 2014-82)
平成26年12月2日
間に合わねえ! 『閃の軌跡II』の本編が終わって外伝が始まり、その外伝を終わらせて『ギルティギアイグザードサイン』のためにPS3を空けられたぞ……と思ったら、今度は後日譚とやらが始まった。そんなわけで、イグザードの発売に間に合わねえ!と泣き笑いしている橘雪翼です。ちなみに本編クリアまでに要した時間はセーブデーターによると66時間台。ゲームオーバーでやり直した時間が少しあるので、実時間は67時間ぐらいかな。発売日から二ヶ月少しなので、1日平均1時間ちょっと遊んだことになる。以前は新作FFを2週間ぐらいでクリアしていたが、多分1日に3時間以上プレイしていたと思われる。その頃は他にやることがなかったのか……? もっと真面目に数学に取り組むべきだったな(笑) 数学でなくても、鉄道模型制作とかでも良かったかな。
それはさておき。
しまかぜ買って来た
(2014.12-1 2014-81)
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