橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成25年9月下旬分

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平成25年9月30日

9月のアレ(更新時間的には10月になっちまった)

  主に『閃の軌跡』のロード時間の長さが理由で更新が遅れたが、いつものアレである。ロード時間がもっと短ければ同じだけ遊んでももっと早く更新作業に移れてたのになあ(←うわっ! 責任転嫁も甚だしい!)。

【兎 野性の闘牌】15巻(新刊):☆☆☆
  反撃開始! なのだが、卓外では別の争い(リアルファイト)も。この作者、前に格闘モノの漫画描いてたせいか『兎』でもそういうシーンを入れたがる。しかしながらアクションシーンが上手とは言えない。自覚してないのか? 自覚してても描きたいのか? そもそもそのシーンは必要なのか? 良く分からんが、本来アクションシーンが必要ない麻雀漫画を選択したのは上手い生き方なのに、わざわざ描くというのはどういうことなんだろう。まあ、描きたいものを描けばいいとは思うけど。それがつまらんかったら読者が買わなくなるだけの話。ひょっとしたらこんな酷評してるの私だけかもしれないし。
  あと、巻末のオマケ四コマがつまらんのも何とかなりませんか。

【閃光少女】3巻(新刊:完結):☆☆☆
  あれ……? 何か終わっちゃったよ。コミック発売リストに「完」って書いてなかったような気がするんだけど。まあいいや。
  主人公が再びブロカメラマンとして生きていくことを目指し、プロに弟子入り。ヒロインのあかりともくっついて、どうやら写真部の顧問も続けて、とハッピーエンド。全体的に見て、カメラのテクニックの話が出たりする一方で、「写真を楽しもう」というテーマがあったり、そして恋愛要素ありで……ちょいと詰め込みすぎだったかな? っていうか3巻後半こっ恥ずかしくてすんげー読み辛かったんですが(笑) 続けようと思えば連載長くできそうな雰囲気もあったので(ヒロイン卒業まで、とか)、この3巻で終わるって事はあんまり人気なかったんだろうか。結構急展開だったような印象も受ける。でも、あんまりだらだら長く続けても途中で読むの辞めてた気がするしなあ(爆)
  もう一つのカメラ漫画、『彼女とカメラと彼女の季節』でもそうなのだが、主役はフィルムカメラを使っている。私もフィルム派なのでそれで全然構わないのだが、一方でこの漫画を読んだ多数の人が「デジタルよりフィルムが好き」と強調するシーンを見て、却ってフィルム派ひいてはフィルムを忌避してしまわないかと心配。いやまあ、私がこのサイトでことある度にやってることですがね(それ相応にデジタルの話もしているとは思うが)。あとがきで作者が暴露してるんだけど、「写真は全くの素人」のこと。私も素人だが、「全くの素人」ではないわけで、この「全くの」という単語が意味するところは……単に「それっぽい」からヒロインを「フィルム好き」に仕立て上げたということか。……まあ、そういう突っ込みはあまりしないでおこうか。
  というわけで、別の突っ込み。主人公濱野のカメラ好きの先輩。濱野の後輩にプロストラップを見つけられて慌てるが(濱野曰く「あの反応……不正入手したな」)、プロストラップってそんなに焦るほどヤバいルートじゃないと手に入らないのか? 確か中古屋で見たことがあるような……。某オークションでも普通に出品されてるし……。まあ、メーカーからすればそれは好ましいことではないのだろうけど、有名人のサインがお宝ショップやネットオークションに流れるようなもんだろう。別にプロストラップはプロの身分証明証になるわけじゃない(らしい)し。も一つ。やはり同じ先輩について濱野曰く「この人カメラに500くらいかけてるから」。500万円、ってことでいいですかね。500万じゃ到底足りないように見えるんですが。「ここの並び、オリンピックモデル!」というコマがあって、はっきりとは描き込まれてないけど最低4〜5台? ものによるだろうけど、そういう記念モデルは価格が高騰し易いから、少なく見積もっても5台で100万。ライカもあるし、二眼レフもずらりと(これだけあるってことはローライの2台や3台も)。その倍の1000万は軽く超えてそうな気がする。さすが素人が描いた漫画、適当だ(<オイオイ辛辣だな)。まあ、本人の申告じゃないし、本人は多分使った額なんか忘却の彼方だろうし……少し実体験なので良く分かる(笑) あと、主人公と先輩は顔を会わせるのが久々で「また増えてませんか?」って言ってるので、空白の期間に買い足した分もあるだろう。結論として、カメラのコレクションは金がかかる、ということだ(謎)
  カメラの漫画が一つ終わってしまうのは少々寂しいが、漫画のテーマとしてはちょっと難しいかなあ。それでも、これだけ漫画で溢れている今の日本、その難しいテーマに挑む漫画家がまた現れることを楽しみにしよう。

【サンセットローズ】1巻(既刊):☆☆☆★
  橘雪翼一生の不覚!……というほどでもないが、完全に見落としていた漫画(後輩と会話していて、スーパーステルス発売、という新しい用語が誕生した(*1))。最近、漫画の発売日別の表紙入りリストが掲載されているページを発見したのだが、そこをチェックしていて目に止まった。『フルアヘッドココ!』の米原秀幸の『フルアヘッドココ!』っぽい漫画だなーって思ったらそれもそのはず、『フルアヘッドココ!』の続編じゃねえか! これは急いで買わねば!……というわけで、あまり急がずに買って来た。
  続編だが登場人物は一新(後で懐かしい面々が出て来るのだろう)。主人公はチェリー=ブラッサム。桜の花? 得物は弓だが、矢は一本のみの特別製(紐が付いてて射た後は回収する模様)。弓の方にも仕込があって、両側から出て来る刃で接近戦を戦う。米原秀幸の漫画の主人公らしい熱血漢で、今回はちょっとした「バカ」というステータスが付属する(いや、「本バカ」って書かれてたな……前作のバーツもある意味バカだったから、「熱血バカ」が米原漫画の基本かも)。海賊漫画なので、海が舞台で船が出て来る。今回のテーマは、「マスト」? チェリーが船を譲り受けて、まず最初に確認したのがメインマストの頑丈さ。幼馴染に追い掛けられて、反撃で相手船の帆のロープを一矢で切断する。海賊に狙われた街を助けるために単身乗り込んで、相手の船を行動不能にするために帆に繋がったロープで舵をがんじがらめにする。帆船の時代は確かに帆が大切だったようだが、二巻以降もこの調子で活躍が続くのか? 楽しみにしておこう。
  で、巻末にお約束が付いていた……。たまに、単行本におまけページを載せるサービス精神たっぷりな漫画家がいるが、米原秀幸もその一人。その内容は、わかり易く言うと「ウォーリーを探せ」。酒瓶や本、剣の柄などのイラストが10枚ほどあって、「何ページのどこのコマに出てきたでしょう?」というもの。『ココ』の頃からあったけど……コマの隅っことか何かに埋もれてたりで、非常に悪意溢れる出題である(褒め言葉)。というわけで、一度も探したことありません(笑) 探しておくといいことあるよ!って書いてあったけど、探す気にはなれません(笑)

*1 ステルス発売:発売されたら買っている漫画の新刊が、橘雪翼の事前チェックをすり抜けて発売されること。よくある出来事である。「スーパーステルス発売」は、チェックするべき作者の新作そのものを見落としていた場合に使う新しい用語。……そう、「ステルス」なんじゃなくて「見落としている」だけだ。
  『サンセットローズ』は現在4巻まで刊行されているらしい。もちろん続きを買いに行ったのだが、地元の本屋では品切れ。そして出版社在庫切れだとか……面白くて版元の予想よりたくさん売れている、だといいんだが、「売れないだろうから出版数を絞りに絞った」とかだったら嫌だなあ。
  来月は5+3冊? 新刊の『百鬼夜行抄』『鋼鉄奇士シュヴァリオン』『Q.E.D.』『C.M.B.』『ライジングサン』に加え、『サンセットローズ』の2〜4巻一気買い?ができたらいいなあ(どこかで売ってると良いのだが)。 『百鬼夜行抄』は特装版があるとのことで、調べてみると「『百鬼夜行抄』を愛読している著名人数人と作者自身が、特に好きな話を選んだベストセレクション」が付属するらしい。著名人の中に「夢枕獏」が入っていたのだが、冷静に考えると『百鬼夜行抄』にはそこまで肩入れしていない。素直に普通の単行本を買うことにしよう。っていうか『百鬼夜行抄』の前の巻、最後まで読んだっけ……(途中で重くなって放置した記憶が)。その他では、続きを期待していた『シュヴァリオン』の2巻がようやく発売される。刊行ペースが思ったより遅くて……1年ぶり? 実は甥がいやに気に入っていて、会うと時折「シュヴァリオンの2巻まだ出てないの?」って聞いてくる。そういうことも含めて待望の2巻だ。他3タイトルはレギュラー陣。『サンセットローズ』も無事“レギュラー入り”してくれることを期待している(*2)。

*2 気が付くと、最近買ってる漫画で週刊誌掲載のってあんまりないんだよね。連載そのものが終了した漫画もあったし、面白く感じられなくなって買わなくなった漫画もある。あくまで傾向だが、週刊誌で連載されている方がページ数が多く話も進む。作者がきちんと描けるのであれば、週刊誌の漫画の方がどんどん続きが読めて楽しい。今ざっと振り返ってみると、週刊誌連載の漫画は今や『一歩』と『頭文字D』しか残ってない?(『暗殺教室』みたいに、1冊だけ買ってみただけのものはもちろん除く) 『頭文字D』も連載は終了してしまったし、そもそも末期は週刊誌掲載とは思えない刊行ペースの遅さだった。『一歩』もピークを思うと随分落ちてきたしなあ。まあ、月刊誌掲載の漫画も何だかんだで年2〜3冊ぐらいは発売されてる気はするので、あんまり贅沢は言わないでおこうか。


平成25年9月29日

『閃の軌跡』について、残念なところを中心に

  結局何だかんだで買ってみた(予約したって前に書いたっけ?)、日本ファルコム期待の新作?『英雄伝説 閃の軌跡』。既にネット上では話題になっていたようだが、ロード時間が長い。マップを切り替えると10〜20秒弱のロード時間が待ち構えている。画面が暗転してから「Now Loading...」の文字が出るまでにも時間がかかり、一体内部でどのような処理が行われているのか不思議だ。もちろん戦闘に入るときもロード時間のせいでテンポが悪い。例えばFF7もロード時間がそれなりにあったはずだが、FF7はそれを長く見せない工夫があったのに対し、『閃』は画面が固まるので余計にイライラする。この原因が何なのか良く分からないが、一つはグラフィックの“向上”だろうか。キャラクターの頭身が上がり、マップ画面では右スティックでカメラの角度を自由に変えられるようになった。前作『碧の軌跡』と比べてリアルに近付いたと言えるが、その代償がロード時間では歓迎するプレイヤーはいないだろう。むしろ、頭身が低いSDキャラに、どこか古き良さを感じるデフォルメグラフィックが『軌跡』シリーズの美点だったと考えると、今回の路線変更は踏んだり蹴ったりでしかない。一応修正プログラムが来週あたりに公開されるらしいが、何とも言えない失態だ。
  まだ少ししか遊んでないけど、ゲーム自体は面白い。グラフィックは大きく様変わりしたが、根幹の部分は『空の軌跡』から変わってない。ここは人によるだろうが、私は『空の軌跡』のシステムが大好きなので全然問題がない。これでマップ移動中や戦闘中に頻繁に起きる処理落ちさえなければ……今頃侃侃諤諤の更新放り投げてPS3のコントローラー握ってるのになあ(ちなみに、Vita版のロード時間はPS3の倍ぐらいでとても遊べたもんじゃないらしい)。もちろん変わったところもある。例えば、オーブメントのスロットがまた増えた。中央にマスタークオーツをはめるのは『碧』と一緒だが、その周囲にあるノーマルスロットが8つになった。何より、クオーツが大変化した。今までは各クオーツに属性値が設定され、繋がったラインにセットされたクオーツの属性値の合計で使えるアーツが決まっていた。ところが何と、今回は「アーツが使えるようになる」クオーツが登場し、ステータスアップなどのクオーツは基本的にアーツとは無関係になってしまった(おそらく、「ステータスアップ+アーツ」のクオーツも中盤以降登場するだろうが)。ラインそのものは健在なのだが、ラインの意味は大きく薄れてしまった。ゲーム発売前に出版された、『閃の軌跡』のガイドブックみたいなのを買ってみたのだが、それによると「異なるラインにそれぞれ『〜刃』『〜牙』系のクオーツがセットできるようになった」らしいのだが、それと最大EPの値ぐらいにしか関係ないようである(以前は「〜刃」「〜理」系のクオーツは1キャラ1つまでしかセットできなかった)。確かに属性値云々はRPG初心者には分かり辛いかもしれないので、今回の変更は新規プレイヤー獲得のためには仕方がないのかもしれないが……これまでの『軌跡』シリーズの面白さ、特徴という観点から言うと少々残念である。
  さて、その本のキャラクター紹介のページを見て愕然としたこと。Sクラフトの習得時期が全体的に遅い。プレイしていて、まだ主人公すらSクラフトが使えなくておかしいなーとは思っていたのだが……。まさか主人公以外は2章以降にしか覚えないとか、そんなのアリ? Sクラフトが使えないという問題は、SクラフトそのものよりもSブレイクもできないことにある。つまり、ピンチを背負っても一発逆転が叩き込めないということであり、敵ターンに巡って来たATボーナスがお手軽には横取りできないということでもある。これはちと――かなり辛い。まあ、難易度が極端に上がるようなことはないのだが、『軌跡』シリーズの醍醐味がこれまた一つ薄れてしまっている。確か今までのシリーズだったら、ほぼ全員がパーティーメンバーに入った時点でSクラフト習得していて(どこかで一人か二人ぐらいは使えなかったかもしれないが)、ゲーム序盤でSブレイクの強さを知って「うわ、このゲーム面白い!」となったのに。現時点での私が感じた「三大『閃』の残念なところ」の一つである。
  普段だったらもうちょいいろいろ語るところなのだが、如何せん今のところプレイ時間が短くて(ロード時間の長さに反比例?)、あと(テンションの問題ではなく)ちょっと時間がないので、今日はこの辺りで。


平成25年9月28日

8/9

  最近鉄研の後輩たちとブームのカードゲーム「ドミニオン」。一見してトレーディングカードゲーム風なのだが、トレーディングカードゲームの最大の弱点である「カードを集めるのにお金がかかる」がなく、それに付随して各個人の経済力の差がゲーム内での強さの差にならない。その代わりカードを集めるという楽しみが少ないのも事実だが、現時点で私は「ドミニオン」の方を推しておきたい。
  さて、そんな「ドミニオン」にもトレーディングカードゲームっぽいところがある。拡張セットの存在だ。最初に発売された“無印”「ドミニオン」(*1)だけでも充分楽しめるのだが、ルールを少し複雑にしたり新たな概念が導入されたりした拡張セットのカードがあるとより楽しいゲームが楽しめる。現在8つの拡張セットが発売されていて、先日発売されたばかりの8つ目が「ドミニオン」最後のセットと噂されている。順番に「陰謀」「海辺」「錬金術」「繁栄」「収穫祭」「異郷」「暗黒時代」、そして「ギルド」だ。今思い返すと懐かしい気がするが、一年と少ししか経っていない。インターネットでとある記事を見て、興味を持って買った。実は、それ以前に一度だけプレイしたことがある。鉄研の後輩が、掛け持ちしている別のサークルから借りてきて遊んだゲームが「ドミニオン」だったのだ。多分その頃はまだ日本語版がなくて英語版だった。「あの時遊んだゲームの名前は、確か『ドミニオン』だったはず」――そう思って、もう一度遊びたくて買いに行ったのである。さて、買って来たのはいいが困ったことがあった。遊び相手がいない。アナログゲームの弱点である。最初義兄と甥をはまらせようかとも思った。ポケモンカードやってる2人なら「ドミニオン」やらせても割とはまるのではないだろうか、という目算があった。だがしかし、今のところその機会は訪れていない。それより前に、遊びに来た鉄研の後輩が見事にハマったからだ(ちなみに、先述のサークル掛け持ちの後輩とは別の人物たち)。かくして無事、「買ったはいいが一緒に遊ぶ相手がいない」という事態を回避。拡張セットが発売されていたので、順次買い集めて行くことにした。
  だがしかし、この作戦は失敗だった。「順次」ではダメだったのだ。2番目に「繁栄」を買い、次に「陰謀」を買った時ぐらいに気が付いた。「何か店で見かけないセットがあるなあ」――「海辺」である。気が付くと取扱店のどこにもなく、ネットオークションでは中古品にプレミアが付く始末。日本製のゲームではないのが関係して、日本語版の製造元もすぐには再販できないらしい。「順次」ではなく、「売ってるうちに全種」買うのが正解だったようだ。とりあえず店にあった「錬金術」を確保し、店頭では見かけなかった「収穫祭」も後輩がネットショップでキープ(在庫残り1個だったらしい)。後輩が既に持っていた「異郷」と合わせ、とりあえず「海辺」以外は全種揃うことになった(「暗黒時代」発売直後で、もちろん買っていた)。さて、残すは「海辺」のみ。
  ようやく再販されたのが今月の先週ぐらいの話。昨日買いに行って、無事手に入れることが出来た。加えて「収穫祭」もレジへ持って行った。「ドミニオン」の拡張セットを一度に2つ買うのは初めてで、おそらく最後の体験となるだろう。先ほど書いたように後輩が「収穫祭」を持っているのだが、その後輩は、来年東京へ行ってしまう予定。一緒に遊ぶチャンスが激減し、私の手元にない2つのセットも自動的に遊べなくなることになる。だから全種揃えることにしたのだ。しかし、困ったことに「異郷」が売っていない。「海辺」の時のように一時的に枯渇してレア物化してしまうのか。「収穫祭」も去年の末頃には品薄で、しばらく見かけなかったはずだがいつの間にか在庫復活していた。「異郷」もひょっこり店頭に出てくると良いのだが。
  さっき書いたように、「ドミニオン」は「ギルド」を以って新しいカードの発売が終了したと噂されている(開発者が公式にそう発表?)。まだまだアイディア的にはやれそうなことがありそうだし、複数のセットの異なるギミックを組み合わせたカードも作ったら面白いんじゃないかと思う(強いカードになりすぎる可能性もあるが)。ただ、ドミニオンの決して小さくない箱が既に8つ家にあるので、これ以上増えないほうが平和という思いもある(*2)。とある後輩が去年プレゼントしてくれた「チケット・トゥー・ライド」の箱も大きいし、今年は「カルカソンヌ」というゲームをくれようとしてくれていたり、あと某所で面白いという評判の「アグリコラ」に関しても「買え買え」攻撃を受けているので……収納スペースが大変なんですよ!(山ほどNゲージ持ってる人間がどの口でそんなセリフを)

*1 「無印」と表現したのには理由がある。本来なら「基本」と書くのが分かり易そうなのだが、後になって使用頻度の高いカードだけをセットにした「基本カードセット」なるものが発売されて、「基本」と書くと紛らわしい(少なくとも製品名では後者のことになってしまう)からだ。
*2 もう一個増やす予定ですがね。ちなみに、体積で話をするとNゲージのブック形ケース2〜3個分の大きさがある(また特定の人にしか分からない比較対象を……)。箱に対して中身はややスカスカなので、オリジナルの箱に拘らなければ体積の圧縮は可能。


平成25年9月27日

QIII

  『万能鑑定士Q』の第三巻を読み終えた。三巻は……まあ、地味っちゃあ地味かな。音の出ない花火とか、各所にちりばめられた雑学は面白かったけど。にしても、最後のところで(結果的に、だが)高級料亭の懐石料理を食べ損ねた小笠原が少々哀れ(笑) 西園寺が「彼ならそのうち自分で食べに来れるようになるだろう」と評していたが、食事云々という意味ではなく。莉子に信頼されていない、というわけではないのだろうけど、まあ要するに話がややこしくなるから置いてけぼり?を喰らったわけだし。にしてもあそこで嘘つくかね〜。約束までしたのに。私も信じたのに、騙された(笑) 女性は怖いわ〜(問題発言)
  ある日、後輩と約束があって待ち合わせしていて、少々早く着いたのでこの本の続きを読んでいた。近くに人が立った気配は感じたものの、それが誰か気にせずに読み耽ってしまって……しかも一回目の「おはようございます」まで無視してもうた(汗) 何が面白いのかを的確に説明できないのだが、読み出すと結構没入してしまう。文章が上手いのか、キャラクター作りが秀逸なのか。続いて四巻……と行きたいところだが、カンナの新しいのが発売されたので、そっちを読み終わってからにする予定。


平成25年9月26日

祝!楽天優勝!

  いや、別に楽天ファンじゃないけど、今年は途中から楽天応援してた。とある人が「弱い阪神見捨てて楽天行った星野監督なんか嫌いだ」って言ってたけど、その弱い阪神を立て直して優勝させてくれたわけだしね。また弱くなっちまったのはどっちかというと他の人の責任だろう。阪神弱いのはある種の伝統だし。しかし……これで楽天も優勝したわけだし、勇退してまた阪神に戻って打倒アレに尽力してくんないかな(遠い目)。優勝しなくてもいいから、まずはアレに勝ち越して、アレより上の順位になって欲しい。
  ところで、最後マーくんこと田中将大が投げてセーブが付いたけど……連勝記録には影響しないのかな? 止まったら止まったで、本人にしてみれば周りが騒がなくてせいせいするだろうけど(笑)


平成25年9月25日

気持ち悪い……

  晩御飯→食後のデザート、のコンボが想像以上に重く、画像で侃侃諤諤の更新している途中でダウン。今ようやく回復してきたところ。

モデルアイコン ワキ10000

  模型の写真を撮ると高確率で脱線しているのは何故だろう……?(一昨日の103系も良く見ると脱線している) 走らせるときはちゃんと線路の上に乗せられるのに。
  いつもの両数カウントだが、先日のエボ103系の段階で12両。そしてHG103系の塗り替えと今日お見せしたワキ1000が合計で10両なので、これで今年入って22両ということになる。去年はあんまり数えてなかったけど、手帳を見ると19両のようである。というわけで、祝・去年の両数突破!……すんげーレベルの低い話ではあるが。いや、別に数をたくさん作ればいいってものじゃないんだけどね。でも、真面目に作り続けていればそれ相応の数の模型が完成しているはずだから、数が少ない最近は不真面目だなーと。年間100両って言ってた頃に比べるべくもないけど、あれは粗製乱造の傾向があったから。それに気が付き、ある年に数を減らして質を上げようとした。すると……質は上がったけど、上がった質の分以上に両数が減ってしまったような気がしてならない。今年も、数の上では去年を上回ったが、質を含めて考えるとまだ去年のそれに追い付いてないと思う(103系の素晴らしい模型を手にすることが出来た、という意味では過去最高なのだが(笑))。数と違って質は数値化できないので、何を以って去年と比べるのか難しいところではある。制作にかけた時間、にしてしまうとエボ103系は「質が低い」ことになるが、決して手を抜いたわけではない。単に組み易いキットだったから時間がかからなかっただけである。塗料の調色、床下機器の研究なども込めれば、決して去年作った一番の大作である山陽5000系に劣るものではない(でもあれも何だかんだで苦労したよなあ)。
  ここまで書いておいて次の一言を結論とするのもズルいかもしれないけど、やっぱり一番大切なのは作ってて楽しいかどうかだよね。出来たものを見てニヤニヤできるかどうかだよね。そういう意味では、毎年充実した趣味ライフが送れてるぜ!
  ちなみに、次は一気に22両完成する予定(ワキとかHG103系作る前から始動している)。すると……両数が一気に倍になるんだな。でも、同じのひたすら22両作るのも結構精神的なタフさが求めらる。113系他を一気に22両作ったことがあったけど、中身に多少のバリエーションがあった。今回は、車体ナンバー以外完全に同一の22両……我ながらこんなことよくやるよ。何を22両かは秘密だが、分かる人には簡単に分かる車両だろう。

  ……気持ち悪いのはほぼ直ったけど、今度はお腹下した……。暴飲暴食には気を付けよう。


平成25年9月24日

3勝4敗2分

  昨日「また明日」って書いたけど、書いてから気が付いた。その「明日」は野球観戦の日であることに。というわけで、昨日の侃侃諤諤では今日やるつもりだった話は「また明日」以降にでも。
  というわけで、おそらく今年最後の生観戦。最後の最後でようやく楽しい試合にめぐり合えた(最初の試合もある意味でなかなか良かったが)。打線は6得点で投げるほうはエースが8回1失点。大したピンチもないストレスレスピッチングだった。得点は後半に偏っているが、3回に追い付いて5回に勝ち越す展開に文句を付けたら(特に今年の阪神の場合)罰が当たる。リードされている時間が短く、リードしている時間も今季2番目に長かった(一番はスミ1で勝った今季初観戦)。終わり良ければ、とは言わないが、最後の最後で少しだけ強いタイガースを観ることができて良かった。
  但し、年間通すと散々だった印象。9試合も観に行って勝ったのたったの3試合。優勝した年は1勝4敗か5敗だったが、何せあの年は優勝したから(遠い目)。今年も2位(現状)と順位で見ればたったの一つの差だが、優勝と2位は雲泥の差だぜ。それに内容が酷い。打線が軒並み沈黙状態ではなあ。完封負けも3試合観ている(現時点でタイガースは確か20試合ぐらい完封負けしている)。これで2位(現状)というのが不思議だ。同じ敗戦でも観ている側からすればダメージの深い負けが多かった。

あやふやな記憶による同行者別観戦記録(今年最初の観戦順に記載)
> 後輩A君と……1勝1敗1分(完封負1)
> 後輩B君と……1敗(完封負1)
> 後輩C君と……1敗1分(完封負1)
> 義兄と……2勝(逆転勝ち2)
> とある知り合いと……1敗

ん……これはひょっとして? 義兄と行ったら良いのか? でもどうせ多分来年になったら傾向が変わるんだよな(というか、誰と行ったって試合結果に影響しねーよ)。


平成25年9月23日

HG103系を塗り替える

  先日言ってた、「模型運転会前に完成させたいもの」。暫定ではあるものの、一応は完成しているのでとりあえず侃侃諤諤にしてみた。

103系関西本線3連2本

もう一つ完成したものがあるのだが、時間が足りなかったので明日に回します。


平成25年9月21日

今季の負け越しがほぼ決定

  明日に向けての準備は完了してません。なのに野球観に行ってました(オイコラ)。まあ、観戦は9月頭から決まってたので、それまでに部屋の整理完了させとけって話だよね。
  さて、今日はウラディミール・バレンティンのホームランを観に行ったようなもんだけど、不発。大振りしすぎ。空振りしすぎ。で、藤浪初観戦だったんだけど、これまた乱調。エラーした西岡もアレだけど、だからってそないに崩れんでも。しかし今日の阪神は一味違う。5回6回に2点ずつ返し、8回にはついに同点に! あのー、今日早めに帰って部屋の整理の続きするつもりだったんですけど。何も今日に限って粘らんといて下さいよ。普段頑張ってたならまだしも、今年何回私の期待を裏切ってきたんですか。おまけに出てくるピッチャーみなノーコンだから試合時間が長いの何の。ボール球から入って四球ボールを続けるとか、それもしかして配球?(某中華料理漫画の主人公風に) その点福原は素晴らしかった。ストライクから入って三球で仕留める。まあ、二人目三人目はばっちりボールから入ってましたがね。それでも少ない球数でイニングを終わらせる堂々のピッチング。さすが今年のタイガースクローザーを任されているだけはある。9回裏が終わった時点で18時に近くなっていて、私の都合もあって同行者と甲子園球場を後にした。
  全然違う話になるけど、マートンタックルも今日の楽しみの一つだった……? 先週だったかに相川と乱闘になったアレ、の続き。マートンが塁に出て、タイムリーで還ってくるシーンがあったんだけど……ヤクルト野手陣の“ナイス返球”もあってクロスプレーにはならず(いい返球したらクロスプレーでマートンが突っ込んでくるからチームメイトの身を案じて敢えて少し外れた返球をした、という解釈)。
  さて、今日観に行って良かったと思う一番のシーンは代打・藤本敦である。ご存知元阪神で、2003年の優勝立役者の一人。矢野と組んだ恐怖の下位打線は今でもタイガースファンの語り草である(だよね? だよね? だよね?)。この二人に打順が回ると、ランナーなしからでも二人で一点入れていた印象がある。その藤本も2004年以降出番が減って、出場機会を求めてFA権行使、ヤクルトへ移籍となった。残念ながらヤクルトではあまり活躍は出来なかったが。そして今年、引退を発表。小川監督のはからいもあって1000試合出場が今日達成された。代打・藤本がコールされると、球場全体から拍手と歓声。そして打席に立っている間じゅう、藤本の阪神時代の応援歌が流れ続けた(もちろん阪神ファンが応援したのだ)。1アウトランナー二塁、試合はその時点で7対6、あと1点入ればヤクルトの勝つ確率がかなり高まっていただろう場面だったが、それでも阪神ファンの多くは藤本を心から応援していたのではないだろうか(私は半ば勝つことを諦めていたので応援していた)。私はそういった経験がないから藤本の気持ちはほとんど分からないが、私が同じ状況で打席に立ったら、涙が抑えきれなくなってまともに打つことができなかったんじゃないかと思う。結果はセンター左へのやや弱いフライ。当たり自体はそんなに悪くなかったけど、ちょっと上がりすぎたかな。7回裏のジェット風船の打ち上げが始まる前に1000試合出場の記念の花束が渡され、再び沸く甲子園球場。今日、試合を観に行って本当に良かったと思う。


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