平成24年11月30日
月末なのでいつものやつ。全体的にちょっと辛口評価?
【新世紀エヴァンゲリオン】13巻(新刊):☆☆★ 途中まではほぼ映画版(シト新生、だっけ? 今やってるのじゃなくて、テレビ版放映後しばらくして公開されたほう)の流れと同じ。以前どこかで「漫画版は漫画版の結末を迎えます」とかいう作者コメントを読んだことがあるので、おいおい大丈夫か……と心配したんだけど、ラストで漫画版オリジナルの展開に。このまま14巻もシンジの回想が続きそうだが、どういう形で結末となるのだろうか。ちゃんと分かる形でラストを迎えて欲しい――14巻が最終巻とは限らないけど。あと、出来ればあんまり待たせないで欲しいなあ。このペースで行くと、14巻は新劇場版の完結と同時期になりそう? 新劇場版が終わってなお漫画が続いてても興醒めなので、きっと14巻で終わらせてくれる……?
【遮那王 義経 源平の合戦】21巻(新刊):☆☆★ 船乗りの銀之次がどこかで見たことがあるよーなキャラクターだと思ったら、作者のあとがきで『山賊王』の楠正成のデザインまんまということが判明。船頭を扇動するために義経が雇ったサクラだと思ったのだが、どうやらそうではないみたい? 那須与一が出てきて、頼朝からの命令が来て、いよいよ義経は平家討伐に向けて嵐の中船を出す。海に落ちそうになった義経を助けて、弁慶が代わりに海の中へ。この漫画がどの程度史実通りに進むのか分からないが、弁慶の仁王立ちのためにはここで死なれては困る。となると助かるのだろうけど、だったら妙な寄り道はやめてさっさと話を進めて欲しい気がする。 三十三間堂と弓矢の話は……『Q.E.D.』のあの話を連想させますな。
【史上最強の弟子 ケンイチ】49巻(新刊):☆☆★ まさか、まさかジョンさんが風林寺砕牙の変装だったなんて! 太った人物に化けてどんくさいフリをするって、神岡シン(*1)かっつーの!(笑)
*1 『G-HARD』の主人公。第一話の途中までは運動神経0の肥満体で本性を隠していたが、実は秘密部隊の元隊員で凄腕。
というわけで一影こと風林寺砕牙がついに登場(今までに出てきたことなかったよね?)。話は確実に前には進んでるものの、ちょっと戦闘シーン長いかなーって思っちゃう。
【鋼鉄奇士シュヴァリオン】1巻(新刊):☆☆☆★ ネットで知り、面白そうだったので購入。タイトルどおり「ヒーローもの」なのだが、正統派ではない。そういう意味では『天体戦士サンレッド』に通じるものがある。違うところは、『サンレッド』が一話完結型のギャグであるのに対し、『シュヴァリオン』はストーリーもので、ギャグ要素もあるが基本はシリアス路線なところ。さて、『サンレッド』は現在進行形で悪の組織が暗躍している?が、『シュヴァリオン』は最後の敵をやっつけた後の物語。何故か変身が解けなくなってしまったヒーロー、烈人(れっと――もちろん赤い)。ヒーローがそのまま市井に溶け込むには世の中は世知辛く、かつての仲間は元の姿で一般市民に混ざり平穏な生活を送っている。 さて、真っ先に感じた違和感。何故シュバリオンレッドはこうも邪険に扱われる? 冒頭で引ったくりを捕まえたものの、あまりにも派手な立ち回りに地元警官に「迷惑だ!」と一蹴されてしまう。変身が解けないために実家に帰ることができず(ヒーローは家族にも秘密だからね☆ 『サンレッド』の感覚で居るとここのあたりは「え? 何で?」になる)、自作の竪穴式住居に住んでいる(このあたりは完全にギャグ)。シュバリオンが倒した悪の組織の悪質さにもよるが、地球の危機を救ったヒーローならばもう少し温かい扱いでもいいのではないだろうか。具体的には、住む場所を提供したり、警察の仕事の手伝いというお仕事を与えたり。まあ、作者が描きたかったテーマの都合上、「煙たがられてる」ということにしなきゃいけなかったんだろうけど。 ところで、今更だが私はあまりヒーローものには詳しくない。『サンレッド』が”コレジャナイ”というのは分かるんだけどね。子どもの頃、特撮はあんまり見なかった。理由は分からないけど、ウルトラマンや仮面ライダーはカッコいいとは思わなかったのかな?(余談だが、私と同世代の人の大抵がハマっていたという『北斗の拳』や『ガンダム』もほとんど知らない。ドラゴンボールは好きだったけどね)。で、シュバリオンの設定。シュバリオンに変身するには、ドン・ミレニアムという偉い人からの封書が必要になる。この封書の中には魔法?が詰められていて、宛名の本人が封筒を破くことで魔法?が発動し、シュバリオンに変身できる!というスタイル。斬新で面白い発想だと思うのだが、過去にこれのベースになった作品があるんだろうか? なお、この漫画(家)、画力に関してはやや物足りない面も。普通の場面はいいのだが、アクションシーンになると迫力が足りないというか、動きが表現しきれてないと言うか。幸いアクションがウリの漫画ではないので、評価を下げるほどには気にならないが。2巻以降、傾向が極端に変わらなければ引き続き楽しめそうだ。
【パタリロ!】89巻(新刊):☆☆★ 話の展開が強引というか、小粒になったというか。
【神様がくれた背番号】1巻(新刊):☆☆☆ 同名の小説の漫画化。生まれてこのかたウソをついたことがないというホームレス、飛田謙吉(ケンちゃん)に神様が願い事を一つかなえてくれるという。心臓の弱いタケ坊のために、自身も好きな阪神タイガースを優勝させるために、世界で一番野球の上手な40歳になって、阪神タイガースで活躍したい、と願う。 大の阪神ファンケンちゃんは、憧れのタイガースの選手や監督(漫画では岡田監督になっている)に会うたびに失神。小学生のタケ坊も、金本と対面して鼻血を流す。いや、いくら阪神ファンだからってそこまではないだろ(笑) そうそう、何故か監督は岡田。真弓や和田ではいかんのか? まあ……いろいろあるんだろうなあ。ほら、だってさ……漫画の展開的にきっと阪神は優勝するだろうけど、実際優勝したことのある監督じゃないと? そうそう、漫画は至って真面目なのだが、何故か監督・岡田のセリフが全て「そらそうよ」になっているのは何かの冗談としか思えない。岡田監督の口癖としてはあまりにも有名だが、だからってセリフを全部それにすることないだろ!(笑) もちろんセリフを全てそれにしたことで、文脈(会話の流れ)に無理がある。最初は何かの誤植かと思ってしまったぞ! という阪神ファンか否かでかなり評価が変わりそうな漫画。え? その割に「☆」3つは少なくないかって? そりゃねえ……今年阪神が優勝しないまでも、せめて2位か3位に入ってればねえ……って、実際のタイガースの成績を漫画の評価に反映させるなって? ごもっとも。
『パタリロ!』は見落とし、『シュヴァリオン』は新タイトルで完全予定外(というかノーチェック)。リストアップしつつも未定だったタイトルは、『うさぎ探偵物語』は見送り、『神様がくれた背番号』は一応買ってみた……ということで合計6冊。評価の「☆☆★」というのは、「続き買うのはやめようかなー」というあたりだったりする。とは言え、『エヴァ』と『義経』はよほど酷いことにならない限りは最後まで読むつもりだが。 来月は……何と1冊。『ムダヅモ無き改革』だけ。もちろん見落としがなければ、だが。何か面白そうな漫画を探しに本屋をうろついてもいいが、そろそろ本棚が溢れて来そう……既にオーバー・フローしているという説もあるから、自重すべきかな。
平成24年11月29日
今月頭に発売されたPS3版の『Guilty Gear XX Accent Core +』(以下GGXXAC+)、話題にしなかったがどうなったかというと……まず、買ってみた。次にネット対戦もしてみた。そしてボッコボコにやられて心が折れました(笑) そういやゲームセンターでやってたときもあんまり勝率良くなかったもんなー。あまりに昔のことなんで忘れていたよ。どうも『スパIV』の5割近い勝率がおかしかった模様。
「強キャラの豪鬼使ってたら当然」? GGXXAC+ではテスタメント使ってるけど、AC+のテスタは強キャラなんですよ。
てなわけで、初心者の後輩とのフレンド対戦がメインになっている。後輩ボコって優越感に浸ってる性格の悪い橘雪翼です(こら)。流石に初心者相手に、ブランク有とは言えずっと使い続けてきたテスタメント使って負けることはない。というわけで、一方的に勝ってもつまんないし、対戦相手なくすだけなので、違うキャラの習得を思い立った。過去、テスタメントが弱キャラだった時代に何度か乗換えを検討したものの、結局中途半端に終わってテスタメントしか使えないギルティプレイヤーになっていた。スパIVもほとんど豪鬼しか使えませんがね。こう考えると、SNKの格闘ゲームって簡単だったのかもしれない。『月華の剣士』も『餓狼』も、ほぼ全キャラ友人と対戦する分には不自由のないレベルで使えてたもんなー。 と言う流れで、現在複数キャラを順繰りに練習したり後輩との対戦で使ってみたりしている。最初1キャラに絞る予定だったのだが、それでも後輩相手には結構勝てるので(何度も言うが後輩はこれがギルティデビューなのである)、数を増やしてみることにした。後輩が上手くなって複数キャラの習得が追い付かなくなってきたら、その時点で使いやすいと思ったキャラに絞るつもり。できれば私の使うテスタと同等ぐらいまで上達してくれるといいんだけどなー。
○ スレイヤー GGXXAC+ではテスタと並んで最強クラスとされていたキャラクター。連続技の破壊力が凄まじく、習得できればこりゃ強いわ。もちろん今の私にはきっちり決めることができない。あと、必須テクニック?のダッシュキャンセルジャンプキャンセル必殺技(必殺技に無敵時間が付く)も出来ない。フォースロマンキャンセル(*1)がほとんど要らないみたいだから、まだ楽なほうと思っているのだが……。最初はこのキャラクター一本で行こうと思っていた。
*1 各種技の動作を強制的に打ち切る「ロマンキャンセル」の別バージョン。”ロマキャン”の条件が「技が相手に触れる」「覚醒ゲージを50%消費」であるのに対し、フォースロマンキャンセルは技が当たっていようが空振りしていようが、覚醒ゲージ25%で行うことが出来る。その代わり特定のほんのわずかなタイミングにしか受け付けておらず、ロマキャンよりも使いこなしが難しい。よくみんなこれを安定して入力できるなあ、と感心するばかり……トホホ。
○ カイ=キスク 主人公ソルバットガイのライバルキャラ。クセの少ないオーソドックスキャラクター? アーケード版デビュー作のギルティギアゼクスで、テスタメントが解禁されるまではこのキャラを使っていた。かなり中身は変わってしまったものの、技の傾向や一部の空中コンボは覚えているためか、一度選択ミスでこのキャラを選んだときは後輩に完勝してしまった。後輩もこのキャラを使っているので、もう少し私が上手ければお手本になれるのだが……。
○ アクセル 鎖鎌で戦うキャラ。テスタメントとは鎌繋がり……?ということで一時期練習したことがある。リーチはゲーム中最長なのだが、リーチが長いということは懐が甘いということでもあり……。一度候補から外したものの、再度練習中。
○ ザッパ (本人は全く望んでないが)幽霊を憑依させて戦うという、一見して非常にトリッキーなキャラクター。とは表現したものの、このゲームに登場する大半はトリッキーかも(笑) 特定の条件を満たしたときに憑依するラオウが強く、ゲームの前半と後半で全く違う展開が楽しめる……上手いことラオウ憑依まで持っていければの話ね。一時期習得を目指したことがあるので、ちょっとだけ覚えている。ラオウを上手く生かすことは出来てないが。
○ ファウスト 医者、かなりの名医。と書くとまともなキャラクターに聞こえるが、ゲームでの動きしか知らなければ怪しい人物にしか見えないだろう(笑) 大学の友人がこのキャラを得意としていて、散々ボコボコにされたのは懐かしい思い出。”上手い使い方”自体は目で見て覚えているので、門前の小僧なんとやらを目指したが、やっぱ無理です。
○ ジョニー 格闘スタイルは居合い抜き。但し和風スタイルの人物ではなく、どっちかというと西部劇のガンマン風?(ちと違うか) これまたご他聞に漏れずギルティらしい独創的な要素を持ったキャラクターで、私の印象では強いのだが……後輩が調べたところによると「最弱クラスらしいですよ」――あれーそうだっけ? 乾坤一擲の連続技が決まるかどうかが勝負を分けるようなので、安定して勝つには相当な鍛錬が必要っぽい。というわけで、練習対象から外した。
てな感じで、スレイヤー、アクセル、ザッパ、カイあたりをローテーションでぶつけてみることにした。全部に共通して言えることは……連続技が全っ然安定しない。おまけに立ち回りでは後輩に遅れを取っているような……。どうやって勝ってるのかって? 後輩はそれ以上に連続技が決められてないから、その分で勝ててる感じ。だからちょっと連続技が安定してくるだけでガラッと勝敗数に影響が出てきそう。 アーケードでは現在、マイナーチェンジ版のGGXXAC+Rが稼働中。まだ一度も触ったことはない。マイナーチェンジといえど、技の入れ替え変更が結構あるようで、一部のキャラ(テスタメントとか)は戦術がかなり変わる模様。PS3版もそのうち+Rにアップグレードされるみたいなので、あんまりGGXXAC+をやり込んでも徒労に終わる可能性が? いつアップグレードされるのか、現状では情報がないんだけどね。1年後とかだったら気にせず現バージョンで遊び尽くすんだが。
平成24年11月28日
第10号”ホームラン” バッティングセンターのホームランボードに4発ほど打球を当ててきた。そのうちの3発は天井のネットから間接的に当たったものだがな!!!(←何をそんなに威張っている) 残りの1発は直撃。というわけで、今年10本目の”ホームラン”。年間2桁は初めて。いつだったかは年間20本ぐらい行けるんじゃないかと思ってたけど、現実は甘くないね。ま、例によっていい当たりがホームランボードに当たるとは限らないし、いい当たりじゃないと当たらないかと言うとそうでもないしなんだけど。ただ一つ言えることは、ゴロと空振りばかりでは絶対に当たらないということだ。ついでにフライ気味のも直撃はしない。 今日の打球方向の傾向がそっち向きだったので、フライ気味のが”天井経由弾”になった。1日に4発当てたのは初めてだよ……(以前3発はある。1発が天井経由で、2発が直撃)。しかも1ゲーム中に2回当たった。1回目の演出が終わらないうちに(2球か3球後に)また当たって面白かった。当然5回目も狙ったけど、結局ダメだったのでしょんぼり帰ってきた
――嘘です。楽しかったので普通に帰ってきました。 で、今日の”も”右打席での”ホームラン”。今年の10発は全部右。9発が地元で1発は梅田の150km/h。左の”ホームラン”は去年の12月13日まで遡る必要がある。しかもそれは、1球目に出てくる70km/h(そのバッティングセンターで使ってる速度可変マシンは、1球目は必ず設定最低速度になるらしい)を軽く振って軽く飛ばしたやつがたまたま当たっただけの弱々しい打球。120km/hをジャストミートして当てたのはいつ以来だろうなあ。特に左が調子悪いということではないと思う。ライナー性の打球も決して少なくない。ボードの近くへ飛ぶこともある。けれど当たらないんだなあ。不思議だなあ。でもまだ今年はあと1ヶ月残っている。多分3回ぐらい行けると思うので、どこかで1発ブチ当てたいものだ。
平成24年11月27日
ワールド工芸の1/80銚子電鉄デキ3の組み立てキット買ったんだけど、 これちょっと組み立てるのにハードル高すぎないかなあ(笑)
平成24年11月26日
(分かる人にしか分からない話)グローブベンチレーターって意外と屋根から浮かして取りつけてあるんだな……ワッシャーの厚さは0.3ミリでも薄いかも。かと言って0.5ミリっつーのもなー。そもそもワッシャーの外径が4.2ミリもあるのが気に食わん。3.5ミリぐらいだったらいいのだが、内径が2.1ミリだからそれだと細すぎるのかねえ。そもそもグリーンマックスの部品の形状がイマイチなのがいかん。アルファモデルのパーツの足が2.0ミリってのも厄介だしなあ。カトー製品準拠で作ってあるからなのだろうが、カトーのも出来が悪いし。……これ、結局誰が悪いってことになるんだ?
細かいことを気にする私が一番いけないのかな?
平成24年11月25日
レンズキット 今日ちょっとした用事の際に、ちょっとした記録が必要になったときのためにα77を持って行ったのだが、母親はそれを見て一言「あんたデジカメ持ってないの?」
――これ、デジカメなんすけど
一応うちの母親は、私がコンパクトデジタルカメラを持っているのを知っている。T200という、ソニーの少し古い……と言ってもまだ5年ぐらいしか経たない、本当にコンパクトなデジカメだ。母親にしてみれば、デジカメとはコンパクトなものなのかもしれない。私が未だにフィルム一眼レフカメラを使っている、というせいもあるだろうけど。 で、まあ、α77は少し大きなカメラだ。α‐9に比べたら小さくて軽いけど、OM-3Tiに比べるとかなり大きくて重い。持ち運べないことはないけれど、ちょっとしたときに携行するには大きいかもしれない。かといって、T200はやはりコンパクトデジカメでしかない。どうでもいいものを撮るのであればこれでいいのだが、仮にも趣味写真家(アマチュアカメラマンとも)を宣言する人間が満足できるカメラではない。というわけで、その間ぐらいのカメラが欲しいなーと思っている。このあたり「OM‐Dの後継機が出たらあるいは」という話をしたことがあるが、今日はその延長?新展開?の話題である。 結論から言うと、狙っているのはOM‐Dと同じオリンパスの、マイクロフォーサーズ機の最近発売されたE‐PM2だ。元々コンパクトが売りのマイクロフォーサーズであるが、E‐PM2はその中でも特にコンパクトにまとめられている。「PM」はどうやら「PEN mini」のことらしい(PENというのは、かつてオリンパスが発売していた小型カメラシリーズの名称だ)。ボディは小さいが、イメージセンサーにOM‐Dと同じものを使っていて画質はいいらしい。まあ、私は多少の画質の善し悪しは良く分からないのだが。小さくて軽く、そしてレンズ交換ができるカメラ。あと、マニュアル露出とマニュアルフォーカスができること、それからええと……(要求項目が多すぎ)。まあ、大体においてE‐PM2は条件を満たしている。どうやらタッチパネルで操作できるらしく、その分ボタン数が少なくて、それは慣れると却って使いにくいような気はするのだが……あまり贅沢は言うまい。いつものダイヤルの数にも目を瞑ろう。ついでに言うと、E‐PM2とOM‐Dは当然ながらマウントが同じなので、E‐PM2で買ったレンズが将来OM‐Dの後継機を手に入れた時にも使える。これは大きなメリットだ。見方を変えると、OM‐Dに先行してE‐PM2を買うとも考えられる。 以上前置き(いつもながらなげーよ)。E‐PM2を買うとなると一番?問題となるのがレンズである。現在私はマイクロフォーサーズ規格のカメラを一台も持っておらず、当然レンズも一本もない。だからE‐PM2を買うときにはレンズも一緒に買うことになる。アダプター経由でOMレンズとか、サードパーティ製アダプターでαか何かのレンズをくっ付けることもできないわけではない。が、それは本末転倒である。というのも、小型軽量なデジカメが欲しくてE‐PM2に白羽の矢を立てたのに、本体だけ小さく軽くてアダプターとレンズで重くしては何をしているのか分からない。辛うじてOMレンズは軽いが、あくまで求めるものはフットワークの軽さ。単焦点はこの際要らない。画質とか開放F値は妥協できる。私としては珍しく?普通の標準ズームレンズでいいのだ。そんな流れでレンズリストを見渡してみると……うん、少ない。絶対数も選択肢も少ない。噂によると75mmF1.8がかなりいいらしいのだが、単焦点だし思いっきり望遠だし値段も高いしで、これはOM‐Dの後継機買うまでは基本的にいらないレンズだ。標準ズームには14-50mmF3.5-5.6というスペックのレンズが、初代、改良型、さらにその改良型?とある。他に12-50mmもあり、広角側が魅力的なのだが、残念ながら電動ズームであることやテレ端の開放F値が6.3というのが大きな減点対象。高倍率ズームで14-150mm F4.0-5.6 もあるが、私はあまり高倍率ズームにいい印象を持ってない。というわけでもうこれは実質的に選択肢がない。量販店のサイトを見ると、本体と14-50mmF3.5-5.6 II R のレンズキットがあり、買うとしたらこれにほぼ決まりだ。 話がずれるが、どうしてレンズ「キット」なんだろうね。鉄道模型やってるせいで「キット」って言うと「組み立てキット」って思っちゃう。レンズ組み立てるのか? 面白そうだが、素人には加工精度出せないんじゃないのか? というアホな冗談はさておき、「キット」という語句に「購入者が組み立てる」という意味はないので、鉄道模型の「キット」という表現はあまり正しくないことになる。正確には「組み立てキット」。「組み立て」を省略して「キット」と呼んでしまうと、本来区分したい「ユーザーが自分で組み立てる」という意味がなくなってしまう。 話を戻して、本体とズームレンズのセットを買うことに……まだ決まったわけじゃないが、買うことを想定して量販店でいろいろとチェック。実は私、レンズキットというものを買ったことがない。先日のα77はレンズいっぱいあるので(APS-Cサイズ専用のは1本もないが)見向きもしなかった。α350についても同様。フィルム時代も基本的に、高校入学時に買ってもらったα-707siのレンズをずっと使い続けていたので、レンズがセットになったものは買っていない。そう、α-707siとAPS一眼レフだけはレンズキットだったのかもしれないが、進学祝いに買って”もらった”ものなので除外。その後カメラにハマリいろいろと手を出したが、中古が多かったこともありレンズキットにはついぞ縁がなかった。というわけで今回、初めてレンズキットに注目したのだが……はっきり言ってビックリした。今まで知らなかった……安い! レンズキットの値段を初めて見てまず「おかしい」と思った。「本体単品と1万円しか違わない」のは変だ、と。次にこう考えた――「付属する標準ズームレンズはそんなに安いレンズなのか? だったらやっぱり考え直したほうがいいだろうか」 私も関西人なので安いものには目がない。だがしかし、度を越えて安いものには裏がある……というか品質が悪いだけだろう。いくら小型軽量でも、カメラ用のレンズが1万円というのはいかん、二の足踏むわ。というわけで念のため、レンズ単体の値段をチェックした。「あれ? 普通の値段だ」 そう、14-50mmF3.5-5.6 II R はごくごく普通の立派なエントリー用標準レンズの値段帯の商品だった(何か嫌味な表現が混じってるけど気にしないでね)。今までレンズキットは、単にレンズをセットしただけのパッケージだと思っていた。セットしただけなのでバラで買うのとほとんど変わらない値段のものだと思っていた。でも実態は……かなり割り引かれている!! そういや以前義兄が話していた内容にそういう要素が含まれていたような……。 そうと分かれば、もう一つ調べておくべきことがある。「ダブルズームキット」である。標準ズームレンズと望遠ズームレンズをセットにしたパッケージだ。これで標準に広角ズームをセットした渋いセットがあったら面白いのだが、やはり入門者向けには望遠ズームの方がウケがいいのだろう。広角ズームはほっといても凝り性は買うだろうから、セットにして安くする必要性も薄そうだ。ともかく、望遠ズーム込みのセットは……これまた安い。標準ズームキットと比べると割引率は落ちるのだが、それでも単体で買うのがちょっと馬鹿らしくなる程度には安い。当初望遠側はいらないや、と思っていたのだが、標準ズームだけだと望遠側は35ミリ判換算で100mmしかない。私が今持っているT200が35ミリ判換算で200mm弱?まで行けるので、T200の代わりに使うとなると望遠側が顕著に弱くなってしまう。これは望遠ズームも必要だね、というわけで目標を修正、ダブルズームキットに狙いを定めている。 ……と、ここまで熱く書いておきながら、これは決定事項ではなかったりする。「欲しいなあ」というぼんやりとした願望だ。欲しいけど必要に迫られているわけでもなく、こういう場合は安く買えるチャンスをのんびり待っているのが一番だ。強く欲しいと思って5月に買ったα77も、気付けば順調に値下がりしている(べべべべ別に、後悔はしてないぞ!)。多分E‐PM2もしばらくしたらちょっとは安くなるだろう。いつも「欲しいと思ったが吉日!」みたいなノリで買っているが、たまには果報を寝て待つことにしよう。本体は残っててもダブルズームキットが売り切れたりする可能性があるかもしれないが、その辺りはレンズキットをマークした前例がないのでよく知らない(開き直り)。それより考えられる可能性は、安くなるまで待っていると後継機ないしは魅力的な他機種が登場してしまい、目移りして「どっちを買うか」という新たな悩みが発生することだ(笑)
平成24年11月24日
ボードゲームとカードゲーム 日本経済新聞の土曜日版は、毎週「なんでもランキング」という記事が1面に出ている。例えばこの季節だと「紅葉が綺麗な観光地」とか「家庭でできる暖まる料理」とかいう具合に(前者は今出てたら手遅れだが)。で、今週は「ボードゲーム みんな集まれ!」と題するランキング。子ども向けと大人向けの2部門になっていて、大人向けの栄えある1位はラミィキューブ
――え? 知らない?
世界大会とか開催されてるんだけどなあ……ってそれは「Magic;the Gathering」も一緒で、世界大会は人口に膾炙しているかどうかの目安にはならんな。まあラミィキューブは今日はどうでもよくて、5位にドミニオンが入っている。先日話をした、今ちょっとハマっているカードゲームだ。で、”そこ”が疑問。ラミィキューブもドミニオンも「ボード」ゲームなんだろうか? ちょうど昨日一昨日ぐらいに後輩とそういう話をしていてタイムリーだったのだが、ボードゲームと言うのはボードを使うゲームじゃないのか? ボード即ち「盤」。伝統的なので言えば将棋や囲碁、それからチェスや象棋、ひよこ回し、五目並べもボードゲームの一種だろう。双六、ダイヤモンドゲーム、バックギャモン、人生ゲーム、チケットトゥーライド……枚挙に暇はないが、そういうのが「ボードゲーム」だと思っていた。麻雀? 麻雀やドンジャラは微妙だなあ。盤みたいなものは使うけど、別に盤でなくてもできるし、盤が本質のゲームじゃないからね。で、ドミニオンは盤(=ボード)を基本的には使わないゲームである。カードが主役の「カードゲーム」だ。どちらかというとトランプや花札、ウノの仲間なんじゃないかと私は思っている。そして、「カードゲーム」や「ボードゲーム」などをまとめたものが「テーブルゲーム」という言葉じゃないだろうか。主にテーブル等の台の上で遊ぶゲーム、これにはほとんどのカードゲームやボードゲームが当てはまるだろう。トランプゲームの一部はテーブルのいらないものがあるけれど、多くの場合テーブルの上で遊ぶだろう。さらに突っ込みを入れておくと、将棋や囲碁もテーブルの上で指すとは限らない。プロ棋士同士の対局を思い浮かべてもらえれば分かると思うが(と書いて皆さん思い浮かべられるもんですかね、プロ棋士の対局風景ってあまり一般的じゃないかも)、畳の上に脚付きの将棋盤または囲碁盤を置いて対局する。どちらかというと畳や縁台あたりに盤を置いてやるのが本式? ひょっとすると「カードゲーム⊂テーブルゲーム」や「ボードゲーム⊂テーブルゲーム」という図式は成り立たないのかもしれない……まあいいんだよ細かいことは!(と言ってしまうと、今日の話は全て水泡に帰するのだが) 後輩も最初、テーブルゲームの意味でボードゲームと言っていた。世間的にはそっちのほうが正しいのかな? 本当に細かくてどうでもいい話なんだけど、そこを掘り下げるのが私の役目なので(<うわ、開き直ったよこの人)。
平成24年11月23日
昨日の書き忘れた話と随分前の話題の補足。 昨日、カトーの外国型鉄道模型「TGV Thalys」を買ったという話をした。実は買う予定はあまりなく、たまたま行ったら特価セールの対象になっていたので思わず……という流れである。「買う予定はあまりなく」という表現は「少しはあった」ということもであり、完全な衝動買いではない(誰に対しての言い訳?)。以前から売れ残っているのでマークしていたのだが、9月に誕生日クーポンで一割引きで買えるところを、何となく悩んでいたら9月が終わってしまって後悔していた。趣味世界ではよく言われることだが、「買わずに後悔するより買って後悔しろ」をまた守れなかった。とは言え、誰かに先に買われてしまったわけでもなく、店頭にはまだ残っていた。この先も残り続けていれば、また1割引きぐらいのチャンスは到来するだろう……というわけで、他の買い物があってそのお店に行ったら特価セールで万々歳という流れだったのだ。 さて、勘違い込みだが「Thalys」は2編成繋げて走らせようと思っていた。もう一つ店頭在庫品で狙いを付けていたものがあって、同じ外国型で同じTGVの「Duplex」の模型。こちら”は”未所有で、「Thalys」新色と同じく完全マーク外の時期に発売された。「Duplex」という単語は「二重の」という意味で、「TGV Duplex」は「二重のTGV」……つまり二階建ての車両となっている。日本で言えばJR東日本のMaxシリーズのようなものである。「Duplex」の塗装はシルバーと青のツートンで、先頭車の形状と塗り分けラインはJR東日本のE1系と似た部分がある(印象はかなり違うが)。E1系は、登場した頃の塗装はまあまあのデザインだったと思うのだが、塗装が変わった現在のは……私の感想では「ダサい」。似た感じの形状に似た感じの塗装を施した「Duplex」も、私の中では「ダサい」部類に入ってしまう。(ほぼ?)同形の「Thalys」がカッコいいのと比べると、塗装の大切さを思い知らされる。 そういう経緯があって購入を躊躇っていたのだ。「Thalys」を2編成繋げて遊ぶか、”持ってない方の”「Duplex」を買ってバリエーションを増やすか。「Thalys」は併結させるための加工が面倒そうなので躊躇、「Duplex」はカッコいいかどうかと問われると微妙なライン。ちなみに冒頭の「随分前の話題の補足」がどこに繋がってくるのかというと、地元のカメラ屋の中古棚にニコンのF3が並んでいて、値札を見て欲しくなったというあの話だ。あの日は結びに「F3買うよりTGV Duplexを買った方が建設的だよなあ」と書いたのだが、「Duplex」については話が長くなり、かつF3とはまるで関係ないので一切何の説明もしてないのだ。「後日話するかも」とだけ記しておいて……そのまま忘れてた。先日過去ログ整理していてようやく思い出したというわけ(さらに言うと、思い出してまた忘れそうになって、昨日「Thalys」買って思い出した)。 買うか買わまいか決心を付けるために、例によって例の動画サイトで検索して見ていると……ンなもん実車の動画見ていて欲しくならなくなる訳がない(笑) ある動画はノーマルのTGVにDuplex、Thalys、そしてユーロスターの走行シーンをたくさん集めてあったのだが、何故か2編成繋いで走っているのが多かった。実車はそんなに併結して走っているのか!?と少々驚いたのだが、そんなのを見たから余計にまた模型で再現したくなって……。 私がレジに持って行った「Thalys」の箱は、少々傷んでいた。特価品だし中身が無事ならまあいいか、と思って我慢することにしたのだが、中身があんまり良くなかった。走行試験を頼んだのだが、イマイチ滑らかに走ってくれない。店員さん、慌てて奥からもう一つの「Thalys」の箱を持って来た。こちらは特に問題なく走ってくれた。そしてそっちの箱は……綺麗だった。やったね♪ 文句の付け所のない買い物をして、ウキウキ気分で家に帰ると……昨日話した展開が待っていた。まあいいんだけどね。いいんだけど、当初の目論見が崩れたことには変わりなくて。ま、こんなこともあるよ。 この後の最強の展開は、さらにもう一本新色「Thalys」を買って夢を叶えることだが、どっちかというと「Duplex」を買って来た方が建設的な気もする。さーてどうするかなあ。
平成24年11月22日
こんばんは、微妙なテンションの橘雪翼です。
TGV Thalys(2本目……?)
平成24年11月21日
あー、そういや”Q”(『エヴァ』の映画)始まったんだったなー。まだ混んでそうだからもう少し待ってから見に行くか。それより問題は誰と行くかだな。うーん……思い当たらん。ま、最悪の場合1人で行けばいいか。
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