橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成23年6月下旬分

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平成23年6月30日

  例のアレ。今月は13冊もあったのでちょっと大変だった。まあ、最後ちょっと端折ったけど。

【バクマン。】13巻(新刊):☆☆☆☆
  今回はいろいろとあった。シュージンが白鳥君の作品に傾倒し過ぎてコンビ解消!? と思わせて、シュージンはサイコーの作品に集中するために白鳥君を鍛え上げていた。期せずして恋愛モノで競争することになった読み切りバトルでは、天才新妻君と言えども万能じゃないという一面を見せてくれた。そして13巻最後に盛り上がった平丸一也一世一代の大恋愛騒動!? 漫画を描きたくない、けど漫画家をやっているというのが平丸の個性だ。嫌なやつというわけではないが、特に魅力的なキャラでもなく……というのは私だけで、人気投票によると第三位なので読者のハートは鷲掴みらしい。そんな私にも魅力が伝わった平丸一也の一幕。
  ……というわけで盛りだくさんの13巻。いつも通り文字数も多くてかなり濃密だった(笑)

【コードギアス 反逆のルルーシュ】4巻(既刊):☆☆☆
  話は、単行本の冊数で言えばちょうど半分が終わったところ。親友でありながら、そしてお互いの理想はそうかけ離れたものではないはずなのに、方法論が大きく食い違い共に同じ道を歩めないルルーシュとスザク。ギアスの力の誘惑に負けそうになったルルーシュだが、結局は「命を大切にしろ」という暗示をかけるに留まる。これで、もしもギアスの力がルルーシュの解析通りであれば二度とスザクにはルルーシュの能力は通用しない。もっとも、一度誘惑を断ち切ったルルーシュが能力の認識を誤っていたとしても再びスザクには使わないだろうけど。そしてその方が読者の望むルルーシュらしい行動だ。で、何となくだけど、2人のやり取りを見て『タクティクスオウガ』のデニムとヴァイスのことを連想した。デニムとヴァイスは最後和解するが、果たしてルルーシュとスザクはどうなるのだろう。

【スティール・ボール・ラン】24巻(新刊;完結):☆☆★
  長かったレースもようやく決着した……のだが、こんな終わり方でよかったのかな? 何か無理やり「JOJO VS. DIO」の構図にされたような気がするし……。ジョニイはレースにも勝負にも勝てなかったが、DIOはそれ以上に「勝てなかった」。敢えて表現するならば人生に「勝てなかった」。でもそれは、DIOが勝てなかっただけでジョニイが勝ったわけではない。でも最後は一応大団円? ジョニイは足が治っていたような気もするし。でもなんかこう、「少年誌」のジョジョとは違う、と言った感じの終わり方だったね。

【範馬刃牙】29巻(新刊):☆☆★
  だからG(以下略)
  中だるみしているようなそうでないような、微妙なところ。いくらなんでもそろそろ焦らし過ぎなんじゃないかなあ。

【はじめの一歩】96巻(新刊):☆☆☆★
  板垣曰く「怒った先輩の戦う姿を見てみたい」とのことだが、そのときの一歩のイメージがなんとなく「殺意の波動に目覚めたリュウ」っぽかった(笑) まあ、殺意リュウのほうがこれよりあと1〜2歩はイっちゃってるかな? ということで普段の一歩が普段のリュウに似ているかちょっと考えてみた。んー、あんまり似てないかな。似ている部分もあるけれど。「強いやつに会いに行く」リュウと「強い人と戦ってみたい」一歩……性格とか熱血度は違えど、案外似ているのかもしれない。
  それはさておき、一歩が「生まれて初めてケンカしに」リングへ上がった。板垣め、己の興味を優先して鷹村からの金言を伝えなかった。最終的に勝つと思うのだが、勝ち方が問題。おそらくは途中で「目覚めて」勝つんだろうけど、目覚めるのは殺意の波動じゃなく普段の自分の戦い方に。しかし作者も、一歩を強いボクサーとして描きながらその弱点を考えないといけないんだから大変だよなー(棒読み……に非ズ)。

【兎 野性の闘牌】13巻(新刊):☆☆★
  途中なんだかキツネさんがエヴァっぽかった。与那嶺は相変わらず空気が読めてなくて面白い。相変わらず格闘シーンは意味不明で描くのが下手っぴ。しかも帯によると格闘シーンは「幻」だったらしく、さらには「新たに10ページ描き下ろし」、とどめに「一層ダイナミック」……………………永遠に日の目を見ず本が多少薄くて少々躍動感に欠けていても誰も困らなかったと思うが。

【シャモア】1巻(新刊):★
  帯に「滝沢さんはこんな変態じゃない……(俊)」とあったんだけど(*1)、中身を読んでとても納得。シャモア、変態です(笑) これ、誰を対象として描いた漫画なんだろう……。

*1 俊というのは本編『兎』の主人公です

【Q.E.D.証明終了】39巻(新刊):☆☆☆★
  ん? 作者元気が出てきたのかな。次の『C.M.B.』と合わせて切れ味が戻ってきたような気がする。いつもの通り2話収録で、1話目は変死事件。例によって例の如くの黄金パターンで想&可奈コンビが解決に乗り出すんだけど、いつもと違うのは想が変装してアパートメント「ああばんひるず」潜り込む?こと。その変装が完璧……というか、人格変わりすぎだろう(笑) 想の変装と分かっていれば、代理管理人歓迎会にて可奈が無理やり飲まされそうになったときかばったのも頷ける(ただ、あの口調は……塔馬君頑張ったね!)。2話目は殺人未遂事件。最後に想の一言によって計画殺人は未遂に終わる。そのときの一言が想らしい、『Q.E.D.』らしい内容だった。科学者の皆が皆、こんな感じでストイックだったらカッコいいのにね。

【C.M.B.森羅博物館の事件目録】17巻(新刊):☆☆☆☆
  というわけで三賢者の指輪を持つほうも久々の高評価。ってか、私が同時発売の『C.M.B.』に『Q.E.D.』より高い評価付けるのって初めてじゃないかな? こちらもいつも通り、こちらは4話収録。鯨崎警部が鬼の絵を描くのが上手かったり、それをダシに森羅に事件の解決を手伝わせたり……鯨崎警部、森羅君の扱い方が分かってきましたね(笑)

【アタゴオルは猫の森】17巻(新刊):☆☆☆★
  前回始まっていたシリーズ物が今巻で完結。相変わらずヒデヨシはワイルドカードというか、何をやっても許されるというか、ある意味地上最強史上最強ファンタジー最強の存在。事の発端はヒデヨシで、話をかき混ぜるのもヒデヨシならば結末を付けるのもヒデヨシ。まあそんなの、今更言うでもなく30年前からずっとそうなんだけど(笑)

【凍牌】12巻(新刊;完結):☆☆☆☆
  まず最初に――昨日もちょこっと書いたけど、「完結」とあるけど予想通り話は全然完結しておらず、折込チラシによると続編の連載が始まっている。
  最後にとうとう敗北する嫌なジイさん大辻。最”期”近くになって牌を持っただけで重さの違いが分かるというウルトラCを披露してくれる。昔『哲也』という麻雀漫画でも似たネタがあったなあ。『哲也』のときは、相手が彫った牌を使っての対局だったのだが、丹念に一つずつ彫っていたせいで牌の重みを「覚えている」んだとか。今回の『凍牌』の場合は、何十年打ち続けたベテラン大辻が、一番軽い九索と一番重い一索の区別が付くというもの。一番重いのは何も彫ってない白板じゃないの?と思ったんだけど、どうやら彫ったところに入れる塗料の分があるせいかそうではないようだ。それから、牌のメーカーによって重さも微妙に違うんではないかと思うんだが……。ま、それはさておき、そういう超人技のさらに上を行く主人公K。大辻の無敗伝説の中身を「勝てないときは逃げる」「自分より強い相手には向っていかない」と見破る。最終的に大辻を使っていた組織が、秘密漏洩を恐れてテレビ生中継のある中で大辻を銃殺。目の前で人が殺されても、大会優勝にガッツポーズする氷のK。読者はK側に立って読むため理解できる行動かもしれないが、テレビ中継を見ていただけのKの幼馴染にはさぞかし奇異に映っただろう。さて、続編となる『人柱編』ではどのように展開するのやら。

【中間管理職刑事】(新刊):☆☆☆★
【おうちがいちばん】6巻(新刊):☆☆☆★
  禁断?の2冊まとめて。『OL進化論』の秋月りす作品。前者は曰く「蔵出し作品」だとか。いずれも可もなく不可もなくいつも通りのクオリティのりすワールドだった。

  てなわけで多くなってしまった。予定の段階で既に多かった上に、既刊を追っかけてる『コードギアス』、そして月末にチェックし損なっていた秋月りす作が2冊追加されて合計13冊。ところで最近、評価の☆マークの数が微増している……と自分では思っていたりする。読む漫画を絞った効果が出ていると自分では思っていたりする。惰性で読んでいた漫画を買うのをやめただけなんだけどね。その効果が出たのか全くの偶然なのか。「面白いような気がする」ことが大事なので、あまり深く考えないでおこう。ところで買うのやめた漫画と言えば、『弟子ケン』と『天プラ』の2タイトルはそろそろまとめて買って読んでもいいかな、とも思っていたり……。
  6月分が多かった反動か、7月は少なめで新刊は3冊。『頭文字D』と『ぼのぼの』。それから『高橋留美子傑作集 運命の鳥』ってのがあるんだけど、これは傑作集であって未収録作品ではないのかな……? ま、発売が近付いたら情報収集して、単行本未収録でなければ買わないつもり。既刊全8巻の『コードギアス』が折り返しに入ったので、そろそろ一気に最後まで買っちまうかとか考えたりも。


平成23年6月29日

  今月20日に発売された『凍牌』の最終巻……ある意味で最終巻だけどある意味で全然最終巻じゃないんだけど。中身を読むと明らかに”終わって”ないので、折り込みチラシに続編について何か載ってないか見てみると、やっぱり続きの連載が始まっているらしい。で、それはまた明日書くとして、本題はまた別のところ。私が拘っている例の敬語論の話である。
  有名なのはやはり「○○先生の作品が読めるのは週刊◇◇◇◇だけ!」だろうか。出版社はよく、作家のことを「○○先生」と表現する。実際そうやって呼んでいるのだろうか。『バクマン。』によるとそのようだが実際はどうか分からない。で、何度も書いているのでそろそろ事細かに説明しなくても分かってもらえる(といいなあ)と思っているが、出版社は作家と連携して客たる読者に作品を提供する。出版社が客に対するときは作家は言わば”身内”だから、そこに尊敬語である「先生」を付けて呼称するのはおかしい……と言うのが私の主張である。というわけでさっきの『凍牌』に入っていた折り込み広告の話になるのだが、そこでは……作家名のところに敬語が付いていない! 「先生」も「さん」も「氏」も付いていない! 呼び捨てである。……と思ったら一箇所だけ「先生」付きだった。何だかぬか喜び? 社内できっちり意思統一しとかないとダメじゃないか!(苦笑) ちなみに、呼び捨て部分とそうでない一箇所との違いを強いてあげるなら……前者は”萌え”系漫画で後者はそうでない。いや、多分気のせい……気にしすぎだと思いますがね。果たして真実は如何に。萌え系の作家は軽んじられてる……とかだったら、私は別に怒らないけど本人たちは怒って然るべきだと思うなあ。


平成23年6月28日

  信じ難いことに、この暑い中、アホで有名なこの橘雪翼が風邪をひいてしまった……。原因はおそらく扇風機のタイマーをセットし忘れたこと。恐るべし扇風機の冷却能力。症状はまず喉の痛み。これで早朝目が覚めた。午後になってからはやや熱っぽく、やや頭がボーっとする。特にしんどくもなく、食欲もいつもよりは旺盛ではないものの普通に食事がとれた。幸いにして軽症である。
  ということで、皆さんも油断せずに体調にはお気をつけ下さい。まあ、普通はこんな時期に風邪引かないと思うけど。


平成23年6月27日

  何故か旧国製作のやる気が出ないので、仕方がないから繋ぎとして着手のタイミングを失っていた富士急行を作ってみることにした。箱を開けてボディのパーティングラインを消したら速攻で塗装に移れる簡単なやつだ。もっとも白を塗った後のマスキングが非常に面倒なので塗装作業は簡単ではない。ちなみに、以前からここを見てもらってる記憶力がとてもいい人なら覚えがあると思うのだけれど、徒然〜時代に一度作っている車輌である。去年、鉄コレで同等品が発売されて比較してみた時にもちらっと載せている。この時に書いてあるように、一度作ったけど、そして鉄コレで出ているんだけどもう一度作る予定だったのです。けど、去年のその頃は旧国に燃えていたので順番がなかなか回ってこず、そして今ちょっと製作疲れを起こしている?ので、気分転換さっさと塗装作業に移れる車輌を選定してみたというわけだ。高く積まれた塗装済みキットという線もあったんだけどね……。
  なんだけど、1編成はそのまま組めても、もう1編成は連結面の窓埋めという作業が待っている。埋めた後配管やりなおしたりとかもあるしね。それから「登山列車」というラッピング車があるのだが、そちらを模型で再現するデカールも確保してある。ついで?だから一緒に作るかもしれない。色が全然違うし別種の加工も必要なので一緒に作るメリットはあまりないのだけれど。ちなみにそのデカールは鉄コレ改造用。だけど基本寸法は同じなので多分グリーンマックスのキットにもそのまま使える……はず。一番問題となる帯部分の長さに問題がないことだけはチェックしているが、そのほかの部分で何があるのか分からない。まあ、多少食い違っても「雰囲気」という魔法の言葉で何とかなるさ。
  というわけで、7月中に新たに4〜6両ほど新作が完成していると良いなあ、というのが現在の見通しであります。まだ例のアレ終わってないしね……。


平成23年6月26日

  PHS、前の機種では出来たのに新しい機種では出来ない、もしくは大変面倒なことがいくつか。ちょっとしたことなのだがストレスを感じてしまう。まあ、前の機種はOSがウィンドウズモバイルか何かだったからな。ごく普通の端末と比べるのが酷というものか。
  で、最近あまり凝らないようになってしまったのだが、何となく壁紙を変えてみた。画面の解像度がいくつか分からなかったので――説明書を隅から隅まで隈なく読んでみればどこかに書いてあるのかもしれないが、そんな面倒なことはしたくない。というわけで……端末で写真を撮ってみて、パソコンに転送してピクセル数をチェック。400×240だったので(というか、ウェブで検索するのが一番スマートだったかも)ちょっと頑張ってみる。というかこれ、400×240ってのがミソだな。240×400じゃないんだ。何が言いたいのかというと、縦長ってこと。「え? 普通だろ?」と思ってはいけない。
  ――橘雪翼は普通じゃない
ことをお忘れなく。前の端末はスライド式キーボードが内蔵されていた。キーボードを引き出した状態では端末が横になり、画面も当然横になる。通話以外のほとんどでキーボードを使うのが当たり前だった私にとって、電話端末と言えど横画面だったのだ。だから縦長というのはかなり新鮮……というか懐かしい? まあともかく、縦長の壁紙を調達することになったわけである。さて、最近私が特にハマっているものと言えば……シミュレーションRPG『タクティクスオウガ 運命の輪』である。最初、これのスクリーンショットをあれこれいじくって一枚の壁紙に仕立て上げようとしていた。のだが、途中で何か面倒になって中止。当たり前だがPSPも画面は横長なので、スクリーンショットそのままでは使えない(もちろん縦長画面に横長の壁紙をはめ込んでしまうという荒業もあるが……)。で、そこからいろいろ紆余曲折があったんだけど、顛末を書くのが面倒になったのでばっさり省略。最終的に、公式サイトで配布されていたパソコン用壁紙をダウンロードしてきて、適当な箇所をトリミングして400×240ピクセルの画像にリサイズして使用。どうしてもゲーム関連の画像となると子どもっぽくなりがちなのだが、タロットカードのビジュアルを使ったせいで人に見られても恥ずかしくないものに仕上がった、と思う。このあたり『軌跡』シリーズは不利だね。偶然だが本体とのカラーマッチングも良くて自己満足自己満足。じきに飽きてどうでも良くなってくるのだが。
  ということをやって不便になった部分を精神的に誤魔化してるんだけど、やっぱり使いにくいなあ。


平成23年6月25日

  本年度二度目の甲子園球場観戦。待望久しい初勝利!

  ――……ってただ単に見に行ってなかったからだろう

前回も巨○で今回も○人なのはおそらくただの偶然です(多分)。で、勝ったのはとってもいいんだけど、気になるのは……4点のうち2点が相手のエラーがらみなんだよね……。いや、物凄く高望みなのは分かってるけど、昨日も相手のエラーが絡んで決勝点上げてるわけで、じゃあ相手がミスしてなかったらどうなんだろうね?と。弱いときの阪神は相手がエラーしても得点に漕ぎ着けられないことが多かったので、ミスに付け込めるようになっただけでもマシと思うべきなんだろう。我ながら贅沢言ってるよねー。いやでもね、今日の場合1イニングに一度に奪えた点は全て1なんだけど、相手がエラーでチャンスをくれてるんだからもう少々かさにかかった攻撃ができても……ってやっぱり贅沢ですかそうですか。相手は今季既に9勝してるピッチャーだから、ミスがらみでも何でも4点取れたら上出来と思わないといけないかも? にしても某Gもミスが多いなあ。4月20日のアレも記録上はそうじゃないけど実質的にはエラーだし、今日も記録はエラーじゃないけど握りそこないとかバント処理とかあったし。……もっとも阪神もミスはあったから人のことは言えんか。
  ところで、試合前に女子プロ野球の人が始球式を行った。多分阪神ファンでアンチGだったんだろうなあ……打席に立ってたS本クンに対していい感じのビーンボール(こらこら)。いやあ、狙ったんでしょうなあ(こらこら)。や、真面目な話をすると、ど真ん中もしくは外角低めいっぱいのストレートを期待してたんですがね(見てた席からそこまで確認できないけど)。も一つどうでもいい話。平野と久慈コーチ、ボールボーイより背が低かった(笑) ボールボーイの人ってプロ野球選手に比べるとひと回り小さい印象があったから、ちょっとこれは意外というか……平野って私と大体同じ背格好なはずなんだよな……。多分あっちのほうが筋肉しっかり付いてるけど、公式データーの数値見る限り近そう。筋肉って重いらしいから、体重の差はそんなに見た目には変わらんはず。実際対面したことがないから分からないけどね。でまあ、ということは……あのボールボーイのニイちゃんは元高校球児とかで体が大きかったということか。

  次回観戦予定は7月14日。


  ――またGから始まる某球団です

ただの偶然です、多分。


平成23年6月24日

  JR東日本が節電ダイヤを始めたらしい。主に平日の正午から15時までの間列車本数を削減するとか。この節電ダイヤ、関東だけじゃなく関西でも実施される見通しだそうだ。関西にお住まいの方はご存知かと思うが、大阪府知事も結構騒いでいてニュースになっているので特にここでは顛末を書かない。
  さて疑問。関東は特にそうなのだが、JR西日本でも例えば、新快速は8両の基本編成に4両編成を繋いで運行している。これ、4両外すだけで33%の節電にならんのかね? 全列車が12両で走っていたわけでもなく、また敦賀までの長距離列車は途中で切り離して4両だけが敦賀まで向かうので、安易に4両切り落とせばいいという話ではないだろうが。他にも、各駅停車の一部は4両と3両の2つの編成を繋げて走らせている。同じく3両落とせば4割以上編成両数が減る。まあさすがに、両数減らした分だけそのまま電力が減るのではないだろうけど。そう思っていたら一応、昨日だったかの新聞には一部の新快速を12両から8両に減車するとあった。多分私のような素人が考えることは既に検討済みで、その上でやっぱり列車本数を減らさないといけないのだろう。
  さて、ここから不謹慎不真面目トーク。今、JR西日本の列車は、さっき書いたような”編成の繋ぎ目”部分のヘッドライトを点灯させたまま列車を運行している。中間部には転落防止用の幌が付いているのだが(先日から模型パーツで話題にしているのとはまた別の幌)、先頭部に取り付けるのは難しいらしい。その代わりとして、注意喚起になるかもしれないから……と実験中のようだ。というわけで、さっき書いたような12両から8両に減車した場合、こうした中間に来る先頭車がなくなるので、ヘッドライト2両分の節電にもなるわけだ! って、ライト2両分がどれだけ電気喰うんだ!?という話になる。模型の場合、トミックスのカタログには消費電量が書かれている。最近そんなところは読まないので昔の記憶に頼るが、動力車180ミリアンペア、ヘッドライト60ミリアンペア、テールライト60ミリアンペアである。今はLEDのライトが多いので、ライト類は25ミリアンペアぐらいだったかな……? というわけで、ライトの消費電量というのは結構大きいのである。ヘッドライト2個消すだけで相当な節電に

  ――それは模型の話だアホンダラ!


平成23年6月23日

  野球がないとさ、ある意味平和なんだが何日も続くと……。大体交流戦が24試合になっちまって試合密度が減少して、おまけに予備日を多く取ってあるせいで現在中休み。もうちょっといい日程考えられんかね? そもそもパ・リーグが強いのは、試合日程のせいでエースピッチャーの登板する試合が相対的に増えるのが原因だし……。プロ野球はアレだろ? 1人2人いい先発がいたら優勝できるんじゃなくて5、6人頭数揃えてナンボの世界じゃないのか? と、いろいろ愚痴ってみる。

  先日の鉄道模型の幌パーツ。メーカーサイトの写真を見てから実車写真を見ると……どうにもこうにもこりゃいかん。パーツの出来が良すぎて欲しくなってしまうではないか! それよりむしろ、これまではそこまで細かく見ていなかったことが判明……? メーカーサイトには挑発的?な文言が書かれていて、「せっかく手すり等をディティールアップしたのに、最後に市販のままのプラ製幌を取り付けてませんか?」というような感じ。まあよくある話である。製作者にしてみれば「だっていい部品ないんだからしゃーねーじゃん」なんだろうなあ。ただよく思うのは、気合入れたいい作品なのに未塗装のプラスティックパーツがポン付けされてたりすると勿体無い。屋根上のベンチレーターとか、床下のスカートパーツとか、それこそ幌もそうである。それだけで作品が安っぽく手抜きっぽく見えてしまうんだから。というわけで私は、手すりの加工はしないくせに幌にはひと手間入れてるし、各種後付け部品も原則として塗ってから取り付ける。でもそれは、個々人のスタイルだよね。自分の気になるところは手を入れるべきだけど、気にならなければ手を抜いたらいいじゃないか。人が気にするところを気にして作っていては楽しくないだろう。
  なんてことを考えつつ、気になったポイントを押さえているとなかなか作業が前に進まない橘雪翼でした。


平成23年6月22日

  『タクティクスオウガ 運命の輪』では、町や城内にあるお店で雇用したユニットにプレイヤーが名前を付けることができる。使える文字列は平仮名片仮名に加え、一部の漢字や数字記号アルファベット。まあこのあたりは前に少し話をした通り。漢字のチョイスが少し謎で、例えば「龍」も「竜」もあるのに何故か「鳳」がない。実は主人公の軍隊?名を付けるときに「鳳」を使いたかったのだが非常に残念な思いをした記憶がある。
  さて、もう一点。とある場所で手に入る呪われた武具を装備して、戦闘中にアイテムとして使用すると……使ったユニットが消滅し、呪われた武具は消滅したユニットの名前になり、そしてそのユニットの能力が込められた武具に変異する。完全汎用ユニットでないとこれはできないのだが、さっきの命名と合わせるとある程度好きな名前の強力な武器が作れるということになる。
  現在私がプレイしているデーターに、汎用ユニットが4人いる。最初は彼ら4人を普通に育成して、2人は武器化、2人はディバインナイトという汎用ユニットでないとなれないクラスに転職させる予定だった。が、自分の好きに名前が付けられるのなら……呪われた武器もディバインナイトも、自分の好きな名前を付けてやった方が愛着が沸くなあと思い始めた。既に主人公デニム君に変な二つ名を与えておいて今更な発想かもしれないが(笑) ところが困ることが1つあって、枠がもうギリギリなので新たに4人雇用する余裕がない。ドラゴンとかパンプキンヘッドとかフェアリーとか諦めたら余裕なんだけど、それはそれで諦めたくない要素でもあったりする。となると考えの行き着く先は……既に所属している汎用ユニット4人の除名である。既に結構育っちゃってる人もいるので勿体無い気がするのだが……まあ所詮ゲームデーターだしね。泣く泣く諦めることにした。で、だ。名前、だ。名前、何にしよう?
  ここで友人に相談すると「秋山澪とかでいーじゃん」とか言い出しかねないので黙って一人で考えることにする。「豪鬼」とかにすると完全にナントカ病なので却下。もっとも一瞬、「滅殺豪波動」(*1)とかにしようかと考えたのでちょっとアレかもしれないが。それよりも「鳳凰脚」のほうがよかったのだが、いかんせん「鳳」の文字が使えないのでダメ(多分「凰」もない)。あ、そうそう、他のキャラが(デニムの変名を除き)カタカナなので、漢字で名前をつけてやろうと思っている。モンスターユニットの中には一部、漢字2文字のやつらがいたりするのだが、ドラゴン軍団を作るときは漢字のやつを選んで仲間に引き入れようと画策中。
  で、さらに考えた結果、四字熟語にしようということになった。「え? なんで?」という質問は……却下しないがまともな回答は返ってこないと思ったほうが良い(*2)。そんなわけで次は四字熟語の選定に入る。当初、同じ名前のユニットを男女2体ずつ作って、ディバインナイトに同名の武器を持たせようとしていたのだが……呪われた武器の弓はディバインナイトが持てる片手弓ではないことに気付いて却下。4人別々にすることにした。というわけで四字熟語を4つ選定する。1つ目は早々に決まって、「明鏡止水」。現時点での考えでは弓の名前になる。次、「不倶戴天」の語感が好きだったのだが、「戴」の字が使えないので断念。ここから迷走が始まる。四字熟語辞典というのを引っ張り出してきてぺらぺらめくっていたのだが、これぞというのがなかなか見当たらない。あんまり奇をてらっても仕方ないので、なるべく過去に聞いたことがある中からカッコ良さそうな響きのものにしたいのだが……。「一刀両断」だとストレートすぎるし、「雲蒸竜変」は字が使えるという意味ではクリアしているのだが、辞典めくってて初めて知ったものなので却下。「疾風迅雷」も今のところ候補にはしているのだが、さっき豪鬼がどーのこーの波動拳がどーのこーの言ってた関係でなんとなく使いにくい(*3)。武器化しないユニットは男女1人ずつだから、女性名に「花鳥風月」でもいいかなと思い始めているのだが、若干消去法で選び始めているような気がしていて迷うところ。ともかく、使える漢字の制限があるので、あとは「驚天動地」「森羅万象」「百鬼夜行」「弱肉強食」ぐらいが無難なところか(*4)。
  という具合に、ゲーム本編から離れたところで悩み始めたりしています。「侃」「諤」「喧」「囂」が使えたらなーんも苦労してないのにねえ(笑)

*1 スト4では採用されてないが、豪鬼の超必殺技的なもの。豪波動拳の強化版。
*2 しまった、ここは「〜という質問はするべきじゃない(TOのヘルプ風に)」と書くべきだったか。
*3 同じストリートファイターシリーズのケンの超必殺技系の中に「疾風迅雷脚」というものがあるから。
*4 『月華の剣士』という格闘ゲームに「驚天動地」という名前の超必殺技を持つキャラがいたり、FF7のリミットブレイク技(格ゲーで言うところの超必)に「森羅万象」があったりしたような気もする……言い出したらキリがないってことだな。というか、調べてみると「明鏡止水」も「疾風迅雷」もそのままFF7に出てきてるじゃあありませんか。なお、『月華の剣士』の続編で、「迷兇死衰」という単語を冠した超必を持って登場するキャラクターがいる。読みは同じだが、キャラクターの印象共々「明鏡止水」とは正反対もいいところである。ともかく、四字熟語に浪漫を感じるのは私だけではないということだな。って、注釈文が長いな……。いつものことだが。


平成23年6月21日

  鉄道模型の小さなメーカーで、トレジャータウンというところがある。結構前?から存在していて、小メーカーらしくモデラーの痒いところに手が届く商品をラインナップしているのだが、私の痒いところはまたちょっと違うのでこれまであまり話題にもしてなかった。本来なら223系0番代のキットの話題があって然るべきなのだが、某社から完成品出ちゃったからなあ……。まあそれはさておき、話題にするということは話題にしたいものが発売されたということでもある。
  今回のお題は幌。鉄道車両を2両以上繋げ、尚且つ扉を介して両者を行き来できるようにする場合、乗客が転落しないように車輌と車輌の間を丈夫な布のようなもので覆いをしておく必要がある。その覆いのことだ。オープンカーのアレも幌というらしいが、似たようなもの? 似てない? 鉄道の場合、2つの別々の編成を繋げて走らせることもある。JR西日本の新快速とか各駅停車だと割り切って通り抜けできない仕様だったりするけど、近鉄電車の場合はちゃんと幌も繋げて行き来できるようにしてある。近鉄の場合、頻繁に車輌の切り離しや連結を行うので、先頭車に幌を付けっぱなしにしてあることが多い。先頭に付いているので目立ち、だから模型を作成する上でもちょっとしたポイントになるというわけだ。
  ところが、この幌の汎用パーツでいいものはあまりない。グリーンマックスが幌という名称で発売しているものがあるのだが、旧型客車用はともかく、電車用は最大公約数的すぎて何とも言えない。完成品メーカーのトミックスやカトーが一応修理部品として発売しているものもあるのだが、こちらもどちらかというと中間部用で先頭車にそのまま使うと……。本来両者はほぼ同じはずなんだけどね。で、そのトレジャータウンの新製品は……さすがと言った感じの精密部品。車輌によって異なる幌(プラス幌台座)をそれぞれ作り分けして何種類か発売している。そしてここがポイントなのだが、私が今凝っている旧型国電用もあるのだ。これは注目せずにはいられない! ……のはずだったのだが、値段を見て意欲減退。メーカー自らが「安くはない(が、プラでは出せない精密さ)」と謳っているとおり、高い(苦笑) 2個1080円……は流石に躊躇するなあ。前にも少し言ったが、何故か旧型国電を大量に作る予定になってしまっているので、”ちょっと高い”部品をうっかり採用してしまうとトータルでえらいことになってしまう。作りたい車両が6両ぐらいで、だからこのパーツが3組必要なんだ、というぐらいであれば是非とも使いたい魅力を備えている。しかしながら、去年から今年にかけて完成させた分だけでも10個は必要(なお、全車に取り付けなくてはいけないものではない)。さらに残りの製作予定を考えると……厳密には計算していないがざっと20個。計画は肥大化の傾向にあるので、さらに増えそう。と考えて躊躇するのである。もちろん、トータルコストが高くなるのは多く作るからであって、所詮1個1個の値段は540円で高くなるわけではない。それでもトータルを考えるのには理由があって、このメーカーに限らず製品が安定供給される保証がないんだよね……。だからあるうちに必要な分を買っておくというスタイルになるので、私のこの場合一気に20個30個分ということになるのである。まあ、流石に一度に10個も20個も必要になるわけではないので、数回に分けて「少し余裕を持ってストックしておく」ぐらいの気持ちでいけばいいのだが……。加えて、私がよく行く店は何故かトレジャータウン製品を置いてないんだな……。別の似たような?メーカーでタヴァサホビーハウスというところがあって、そこの製品はちゃんと吊り下げてあり、なおかつ在庫がなくなったら定期的に補充されているのだが。
  せっかく面白そうな製品が登場したのに、使ってみたいのに、手を出しづらい理由が揃ってしまった(揃えてしまった)。今計画している分は、「関西の昭和30〜40年頃」?のものを模型で再現することを念頭にしている。それとは別に、実車云々ではなく私がイメージする「カッコいい旧国」を作りたいとも思っている。こちらはある程度両数限定になりそうで、尚且つ実車再現グループとは違った作り込みをしてもいいかな……と思うので、そちらに手が回るようになればトレジャータウン製パーツの出番かもしれない。


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