橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成22年11月下旬分

▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲

平成22年11月30日

  恒例の漫画感想文。なんと今月は5冊しかないよ!

【パタリロ!】85巻(新刊):☆☆★
作者もネタに困ってきたのか? 長官とゆー古いキャラクターを使いまわしたと思ったら、次は氷のミハイル。登場回数は少ないがある程度のパタリロフリークならば忘れられないキャラクター……のはず。フィガロが生まれる前の回に登場し、見せ場を作っているからだ。ところで、そのミハイルが「マリネラにはスパイ防止法がない」と言っているが、この設定は過去にもあった。核ミサイルの話のところでもそういう設定になっており、作者良く覚えてたなーと言った感じである(しばしばこういうところで矛盾したりする漫画が多いので)。さらには核ミサイルがらみで、たまねぎが「以前核ミサイルで雨雲を吹っ飛ばそうとしたことがある」と言っていたのだが、これも遡るとパタリロがそう発表したことがあった(ちなみに本当に使ったのは通常ミサイル)。作者、記憶力いいです。

【範馬刃牙】26巻(新刊):★
  板垣センセ、勘弁してつかぁさい。よりにもよって頭文字Gをそんなにデカデカと描写せんでも……。食後のデザート食べてる時だったんですよ?(食べながら漫画を読まないよーに)
  とまあそういう理由で☆2つ半ほど減点(だからそういう理由で星を増減さすな!)。その他の部分についてはまあまあ面白かった。主人公はその部分しか出てこないのだが……主人公以外のパートが面白いってどういう漫画ですか。まあ板垣―夢枕ラインではよくある話か。刃牙は板垣オリジナルだけどね、絶対夢枕の影響だぜこれきっと。

【スティール・ボール・ラン】22巻(新刊):☆☆☆★
  突然別の漫画の話題で済まないが、『バクマン。』。会話のセリフのコマの中にイラストが出てくる。『バクマン。』では主人公やライバルの描く漫画の話が出てくるが、その際にその漫画のアイコンみたいなものが吹き出しの中に記されたりする。それを……真似したかのような今回の『S.B.R.』。大統領とジョジョの会話で、ジャイロの顔とか「約束」を意味する南京錠とか……何だかコミカルで面白かった。会話自体は至って真面目なんだけどね。
大統領「信じてくれ」
ジョニイ「だったら僕にそれを信じさせてみろ!!」
てなやりとりが好みだった。

【遮那王 義経 源平の合戦】13巻(新刊):☆☆☆
  倶利伽羅峠の戦いに始まって、ついに義経が出陣。12巻では義経が漂太であることを久々に思い出したが、いよいよここからは待ったなしの源平記になる……はず。

【ムダヅモ無き改革】5巻(新刊):☆☆☆★
  ロボットが麻雀をする。ロボットだから目にも留まらぬ超高速イカサマを……というこれだけだったらあまりにも普通なのだが、この作者なかなかやってくれる。白板の上に二筒を投影して捨て牌を誤認させる(安全牌だと思って捨てるとドカーン。あくまで捨てたのは白板ですから)。……敵方も「なんというイカサマ!」と驚くのだが、まさに読者が思ったことを代弁してくれている。
  という、どう考えてもおふざけが過ぎる漫画なはずなのに、非常に熱くさせられる展開。スーパーアーリア人とかもろにパクりなのにねえ(笑)

  今月少なかった理由。まず早々に、リストアップした中から『ねこしつじ』が脱落。これ買うなら『お義母さまは猫』の方が面白そう(猫繋がり;なお橘雪翼は別に猫好きではありません)。次に『金田一』はなんとなく却下。『OL進化論』がまさかの延期。そして『鬼の作左』『マジック:ザ・ギャザリング』は共にネットの試し読みの結果却下。ネットでこういうサービスが出来て……今のところ私に関してだけ言えば本屋の売り上げは減っている。それで思い出したが、ず〜いぶん前に言ってた『降服ハピネス』だったかな? あれの書籍版は依然出ないなあ。
  12月の予定は少なめで5冊でうち2冊が検討中。『はじめの一歩』『MAJOR』『英雄伝説 零の軌跡 プレストーリー ―審判の指輪―』『餓狼伝』『バンパイアハンターD』。検討中なのは、1冊は前にも言ってたように『D』。残る1冊は……どれかお分かりですね?(笑) ええ、もちろん『零の軌跡』ですとも。ゲームが面白いからと言って漫画が面白いとは限らない。いやむしろ、無料で読めるその漫画家の作品を見る限り……いや、ここで何か言うのはやめておこう。漫画はつまらなくても「プレストーリー」とある通り、ゲームの少し前の物語のようだし押さえておく価値はあるか? で、全く関係ないがその作者、調べてみると「多分阪神ファン」だそうだ。他のタイトルは、再々々々々登場ぐらいの『餓狼伝』。今度こそ発売しろよ。『MAJOR』はついに最終巻。とまあ、以上のラインナップ。前に宣言したとおり、見落としがない限りこれ以外に買うことはないだろう――うん? 『零の軌跡』は新規になっちゃうのか。だとしたらダメだなあ。でも買っておきたいしなあ。「1巻」とか書いてないから多分この1冊で完結する物語だろうから、舌の根も乾かぬうちだがこれだけは例外措置としておく。なお、11月に最後に漫画買ったのは17日。12月に最初に買う予定の漫画は17日発売予定。新規開拓はしないって宣言してるからね。というわけでちょうど1ヶ月間が空くわけで。これは橘雪翼にとって近年稀に見る「漫画買わない」期間となる(予定だ)。


平成22年11月29日

  予定していたものが見事に裏切られた(?)ので、今日は休み……にしようと思ったのだけど、『タクティクスオウガ』の話をちょっとだけ。
  PSP版からなのかSFC版でそうだったのか知らないけれど、主人公の名前が変えられる。最近のソフトは発達していて、一昔前ならカタカナ、ひらがな、アルファベット、数字ぐらいしか使えなかったのに、漢字も一部だけだけど収録されている。というわけで「橘雪翼」にしようとしたのだけれど……「橘」がない。まあ、普通に考えたらかなり限られている字数には入ってこないよね。というわけで、「立花雪翼」にしようかとも思ったのだが(「立」と「花」はあった)間が抜けているので却下。もうデフォルトネームでも良いかと思ったのだけれど、万が一通信対戦することになったら相手と同じ名前になりそうで嫌だったので頑張って考える。「剣聖」「剣帝」(いずれも『空の軌跡』のキャラクターの通り名)……そうだ、《漆黒の牙》にしよう! と思ったら、「《》」がないので仕方なく「<>」で代用。しかも何を勘違いしたか「<漆黒の刃>」にしてしまった。始めてまだいくばくも経たないので、名前を変えるためだけにやり直そうかな……。主人公一行の軍にも名前が付けられるのだが、デフォルトでは「黒竜騎士団」か何か。何故「黒竜」なんだろう? ここでもオリジナリティを出したかったので……「雪ノ翼遊撃士団」にしてみた。最序盤で救出したお偉いさんが「遊撃士として働いてくれ」みたいなことを言うシーンがあって、じゃあ騎士団じゃなくて遊撃士団にしよう……という感じ。もちろん『空の軌跡』『零の軌跡』に出てくる遊撃士も強く意識している。
  で、戦闘中に「待った」が出来る「C.H.A.R.I.O.T.」システムだが、使うと戦績にきちんと記録が残る(苦笑) 勝利回数と「C.H.A.R.I.O.T.」を使わずに勝った回数とが表示されるので、間接的ではあるがその差が「C.H.A.R.I.O.T.」!!なわけである。あと、HPが0になるとタイムカウントが始まる。FFTと同じだが、ここでタイムカウントが0になるとFFTでは確か二度と帰って来なかった気がするのだが、PSP版タクティクスオウガでは「ライフ」が1つ減る。ライフは各キャラクター3つ用意されていて、0になると除名という形になる(スキルの継承というのもできるらしいが)。何か聞いてた話だと、HPが0になった時点で終わりだったような……。ここは条件が緩和されたのだろうか。多分ライフはどう足掻いても増やせないので、極力減らさない方向で頑張りたい。『魔界塔士SaGa』ではライフ増やせたんだけどね。MPは多分、FFTA2仕様にあらためられている。最初0でスタートして、ターンが回ってくるたびに少しずつ回復してゆく。強力な魔法は何ターンかの経過を待つか、MP回復アイテムを使うかしないと使えないわけだ。ひょっとしてオリジナル版からそういう仕様で、FFTシリーズではTA2から"復活"したのだろうか?
  ゲームバランスは聞いていた通りシビア目。もっとも、後半になると強いスキルが手に入って楽になるとか……? FFTでもFFTAでもFFTA2でもそうだったけどね。というか、RPGはえてしてそういうものかもしれない。


平成22年11月28日

  模型が完成した。
錦川鉄道NT-3000 せせらぎ号
これで今年に入ってから78両目の完成(土佐くろしお鉄道の阪神タイガース応援列車を込めると79両)。年内に完成して欲しいと思っているのが、旧型国電京阪神線の7両。その7両が完成すればたっぷりと積み上がってしまった(そしてさらに年末積み上がる予定の)塗装済みキットの箱を何とかしたいと思っている。その箱がいくつ消化できるかで変わってくるが、久々の100両突破が視野に入ったかも??? まあ、100両作ったら偉いンか?という話ではあるが。そして視野に入っただけで、肝心の旧国が遅れない保証がない。その場合78(79)両のまま年が変わってしまうわけでもある。というか、過去の例で行くとむしろ間に合わない公算の方が高いような……。ちなみに、『タクティクスオウガ』が大いに邪魔してくれる計画もあったのだが、多分『零の軌跡』ほどのめり込まなさそうなので大丈夫。『グランツーリスモ5』も初回版を逃したお陰で、当面買わなくていいやという気分になっている。あとは風邪引いたり怪我したり迷ったりしなければ何とかなるはず……。いや、実は1両既に迷いが入っているんだけど。


平成22年11月27日

吉良吉影とゲシュタルト崩壊

  「キラ」と聞くと、某名前を書くと人が死ぬノートの漫画の印象が強烈なために夜神君のことを思い出す人が多いようですが、某琉球の八神流のキラ君の名前が出てくる人は私ぐらいなもんでしょう――という過去に何度か使ったネタは脇にどけて本題に入る。今日の話題になる「キラ」は『ジョジョ』の吉良吉影。第四部のラストボス的存在で、変態で残忍で狡猾なキャラクターだった。主人公たちに追い詰められ、たまたまそこにいた赤の他人、川尻浩作の姿に成り代わりまんまと逃げおおせる。犠牲者川尻浩作には家族があり、入れ替わったことを悟られぬように細心の注意を払う吉良吉影。他人に自分が川尻浩作でないことがバレないようにと練習したのが「自署」であった。川尻浩作本人の筆跡そっくりに名前を書けるよう、夜中にこそこそと練習する。
  さて、最近自分の名前を書く場面が増えた――ような気がするのだが、冷静に振り返ると学生時代の方が名前書いてたなあ。橘雪翼は字があまり上手くなくて、各種サインの際にはいつも緊張してしまう。そう、自分の名前を構成する漢字が特に書けないのだ。そういうわけで先日、思い立って自分の名前を書く練習をした。そのうちに何となく吉良吉影の気分を味わったというわけである――って話繋がるまでが長いねえ(笑) ところで、「ゲシュタルト崩壊」という言葉をご存知だろうか? α崩壊やβ崩壊の親戚ではない。心理学の用語なのだが、同じ字をずーっと書き続けていると「あれ? この字ってこんな形だっけ?」と書いてる字が間違っているかのような錯覚を受ける現象が「ゲシュタルト崩壊」らしい。小学生の頃、漢字練習帳に書いていたときは感じなかったのに、今回「これがゲシュタルト崩壊か!」と妙に感心してしまった。吉良吉影は偏執狂なので、毎晩毎晩執拗に「川尻浩作」を練習していたはずである。私が練習した何倍もの数の「川尻浩作」を書いたはずである。彼もまたきっと、ゲシュタルト崩壊と戦っていたに違いない。あるいは、吉良吉影クラスになるとゲシュタルト崩壊なんて問題なかったのかもしれないが。
  一応納得できる自署ができるようになったのだが、昨日荷物の受け取りにハンコがなくてサインしたらやっぱり下手な字だった。思わず溜息が出てしまうよ。ちなみにその荷物の中身は何かと言うと、PSP版『タクティクスオウガ』他。「他」の部分が悪さして、入荷待ちでえらく日数がかかってしまった。その『タクティクスオウガ』だが、例によってPSPファームウェアアップデート……前の『零の軌跡』から2ヶ月経ってないのに。


平成22年11月26日

  更新が日付変わってからになってしまった。今宵も今週2度目となる三宮へ。今日は22日より30分以上早く駅に着いた。新快速に乗って帰ろうとしたら……4分遅れ。今日もまた芦屋で、三宮を同時発車した各駅停車を待つことになるんだろうなー。と思っていたらどっこい、芦屋に各停がいた。
  では、おやすみなさーい。


平成22年11月25日

  ボクシングの話題。元WBCバンダム級世界チャンピオン長谷川穂積が2階級上げ、フェザー級での2階級制覇を狙うことになった。階級を上げるので制限体重も増えるわけだが、もちろん脂肪で増やすと困ったことになる。で、スポーツ紙の記述。
「体脂肪率は増量前と同じ7%をキープ。筋肉のみでの体重増加に成功」

  ――はい?
最近のスポーツ紙は難しいこと書いてあるなあ。またしても意味が分からない。んー、実は「筋肉のみ」の前に「ほぼ」が付いていたかどうか微妙に記憶があやふやだったりするが、そのときそう思ったので付いてなかったんだと思う。ええと、体脂肪率キープで体重が増えたら脂肪も増えてるってことだよね? 体重を「W」とすると、体脂肪率7%の人間の脂肪量は
  W×0.07
で表される。「W」が増えれば当然「W×0.07」の値も大きくなるわけですよ。全然「筋肉のみでの体重増加に成功」してないですよ。「ほぼ筋肉のみ」であったとしても「筋肉のみ」じゃあないですよ。相変わらず考察の足らん記事だよなあ。ただ、体脂肪率って厳密な測定が難しい曖昧な数字だから、7%という数字にどこまで信憑性があってどこまで厳密な話をしていいのかって突っ込まれそうだけどね。だけども、他に疑問も残る。人間の身体って脂肪と筋肉だけで出来てたっけ? 他にもいろいろあるよね。ただまあ、54キロの人が57キロに増えたからって、例えば骨密度はほとんど不変だろうし、内臓が突然重くなることもなさそう。長谷川穂積は成長期の若者でもなければ栄養不良で痩せてたってこともないからね。でも、人間の身体のかなりの部分を水分が占めていたよね? 減量中のボクサーって水分も抜けてるらしいけど、しかしながら生命を維持するのにはかなりの量が必要なはず。だったら筋肉をキロ単位で増やしたら……含有水分量(?)もそれなりに増えてそう。
  なーんてことを気にするのが橘雪翼の橘雪翼たる所以である。スポーツ紙の記事の細かいところはどーでもいいので、ほづみんには頑張って2階級制覇してもらいたいところだ。話少し変わって、同じ記事中にあった長谷川穂積の身体測定結果、胸囲84センチだったかな?86センチだったかな? 意外と小さい数字である。スポーツ選手だから90センチ中盤とかあると思っていたのだが……まあフェザー級だからね。体重のリミットが確か57.1キログラム(ポンド数は忘れた)。筋肉を付ければいいという話ではない。一般のスポーツ選手と違って脂肪も少ない分、胸回りも小さめなのかもしれない。橘雪翼は先日、カッターシャツを作ってもらうのに計ってもらったとき90センチだった。服の上だったから……もう1〜2センチ小さいのが実寸かな? 90センチの余裕越えを目指しているのだが、やっぱりバット振るだけじゃなく筋トレもするべきか――って、バッティングに関してもただただ筋肉付けりゃいいという話ではなくて、下半身を重視すべきなんだよなあ。ちなみに長谷川穂積のコメントによると、下半身の強化が出来た、そうです。スポーツでも格闘技でも何でも、やはり土台が大切なのです。


平成22年11月24日

  最近、漫画の新刊を買ってきて読んでも面白さが薄れてきているように感じている――のは毎月恒例の分に書かれているものをご覧になれば分かっていただけていると思う。今月に入って少し内省してみて、思い切って大幅に減らしてみようと決意した。とりあえず、今どれだけのタイトルを買っているのかリストアップ。縦に並べると随分酷いことになるので改行せずに並べる。アイウエオ順ね。

『アタゴオルは猫の森』『頭文字D』『医龍』『兎 野性の闘牌』『雨柳堂夢咄』(*1)『OL進化論』『餓狼伝』『Q.E.D.』『ザワさん』『C.M.B.』『史上最強の弟子ケンイチ』『遮那王義経 源平の合戦』『新世紀エヴァンゲリオン』『数学女子』『S.B.R.』『そして船は行く完全版』『天体戦士サンレッド』『凍牌』『のだめカンタービレ』(*2)『ののちゃん』『幕末めだか組』『バクマン。』『はじめの一歩』『パタリロ!』『バンパイアハンターD』『範馬刃牙』『ヒツジの執事』(*3)『百鬼夜行抄』『玄人のひとりごと』『ぼのぼの』『MAJOR』『ムダヅモ無き改革』『もやしもん』
*1 完結したような気がするのだが、その後続いているという話を聞いたような気がするので。
*2 実は一度やめてるんだが、姉の猛抗議に遭って渋々再開。
*3 1冊完結型だが、2冊目が出ているので今後発売される可能性があるものとして取り扱っている。

  多いねー(笑) 全部で33タイトル。但し、たまにしか発売されないものも結構あるので、見た目ほどではない……? なお、全く今日の話に関係ないが、何故かハ行タイトルが多くて10タイトル。不思議だが、ただの偶然だろう。というわけで、この中から「もーいーや」というのをピックアップしてみた。

  『史上最強の弟子 ケンイチ』『幕末めだか組』

よし、今日も一仕事したからこれで寝よう。
白兎 「待て雪翼! これのどこが『大幅』なんだ!?」
雪翼 「俺は眠いんだよ白兎! 2つ減らしゃ立派なもんだろ!!」
白兎 「千歩譲って漫画は買っていいとして、これだけのことで侃侃諤諤のネタにするんじゃない!」

  ……というやりとりがあったかどうかは知りませんが、あまりにも竜頭蛇尾河豚鯛天なのでもう少し内省してみよう。んー、そろそろ『Q.E.D.』と『C.M.B.』も潮時かなと思っている。タイトルがアレなので買い続けたのと、推理モノとしては少し毛色が違っていたので粘っていたのだが、流石にここまで続くとマンネリ感が隠せない。いつかまたそのうちに、気が向いたらまた買うということで持っている巻数だけ記録してしばらくお休みにしてみよう。あとは……『バンパイアハンターD』も微妙。原作も途中で放棄して、漫画も最初からそんなに良かったかと問われると……。ちなみに、『S.B.R.』もそろそろやめてもいいところなのだが、そろそろ終わりそうなので最後まで行く。『医龍』も下降ラインを辿っているが、これまた終わりそうなので最後まで読んでおきたい。となると……んー、結局「大幅」って宣言した割には減ってないねえ。ちなみに、ここ1〜2年でやめたタイトルは以下の通り。

  『天のプラタナス』『BLOODY MONDAY Season2』『王様の仕立て屋』『黒執事』

一番最後のは姉からまた猛抗議が来そうだったのだが意外にすんなり通った。さらにもう少しだけ過去に遡ると、

  『K2』『喰いタン』『Dreams』『桜蘭高校ホスト部』『パンプキンシザーズ』

多分、侃侃諤諤で読書感想文する前にやめた分だから一度も登場してないと思う。これらを含めると、今日のを含めてここ5年以内に10タイトル以上とオサラバしている。さらに、数冊買ってみたけどやっぱりやめておこう、なんてタイトルを含めると倍ぐらいにはなる。そう考えるとそれなりに厳選されてるラインナップのはずなんだがなあ。やっぱ漫画は卒業しろってことかな。ともかく、しばらくの間は新手を増やすのはやめておこう。


平成22年11月23日

  「一人一票実現国民会議」の意見広告についてのあれこれアゲイン。今度は広告のトップに(半ページ広告だった)でかでかと「ガリレオ裁判より理不尽」と書いてあった。
  ――何だろう
ガリレオ=ガリレイの身内でも在籍してるのかな。でもまあ、確かにおっしゃるとおりだ。ガリレオ裁判よりも理不尽なわけだから。で、本文の方にも新たな文言が加わっていた。何故「ガリレオ裁判より理不尽」なのかの簡単な説明だ。
  「ガリレオ裁判は『当時の常識』だったからです」
だそうだ……って、まさか侃侃諤諤が見られてる!? 某有名漫画風にいくと、「貴様ッ! 見ているなッ!」である(笑) いやいや、むしろ「ご覧下さり誠にありがとうございます」なのだが(笑) しかも見るだけじゃなくきっちり意見を取り入れているあたりなかなか見所があるではないか。でも依然、ガリレオに拘る理由が分からない。
  せっかくネタにしているので、先日の話でもう少し書く予定だったものを記しておこう。実はもう一つ大きいのがあったんだけど、曲解というか、意地悪というか、早い話がちょっと私の思い込みが混じっていたので却下した。で、こちらはかなり本気。
  「1票=0.2票」
という表現があるのだが、ちょっとこれは見逃せない。この等式を成立させるための方法は一つしかない。「票=0」の代入だ。って……これは文字式だったのか。そんなことはきっとないだろう。別に「票」という漢字を「x」の代わりに未知数に使っちゃいかんという法律はないから自由なんだけど、だとするとそこにその式が書いてある意義が全く見出せない。というわけで、おそらく「票」という文字は未知数ではなく単位だと思うのだが……となると、「1=0.2」の成立を主張していることになる。が、それは絶対に有り得ない。「1」「0.2」「=」という文字や表記法が、現在世界で一般的に使われている意味であるとすると、一つの例外も許さず100%絶対に「1=0.2」は誤りである。古今東西老若男女「1≠0.2」である。故に「1票=0.2票」という主張は断固として否定させていただく。
  何を言おうとしているのかは分かる。しかし表現方法としては許し難い。数学表現を使って賢く見せかけようとしているのかもしれないが、かなり残念な失敗に終わっている。思わず「小学校からやり直せ」と言いたくなってしまう。まあもちろん、文学作品ないしは肩を抜いて楽しめる類のものに関しては(表現の自由もあるし)そう書いても許されるだろう。しかし、新聞社に広告費を払ってまで誰かに何かを主張したい、そんな文章中にこれはない。せめて「東京都民の1票=鳥取県民の0.2票」ぐらいの表現にしないと、この橘雪翼がどこまでも深く追及するぞ。まあ、私に追及されたところで困る人がいないのが私にとって非常に困るところなのだが。

  これで次に掲載される広告で訂正が入ってたらかなり笑えるんだが、流石に"偶然"は続かないよな。


平成22年11月22日

  久しぶりの午前様。様を付けると偉そうなので「午前野郎」とでも書いておくかな……って言葉が汚いな。
  三宮で12分待たされて新快速に乗った。その12分間に各駅停車が来なかった(三宮同時発車のはあった)ので薄々感付いてはいたが、芦屋で各駅停車には接続しておらず。結局三宮を同時に発車した各駅停車を待つことに。最初から各駅停車を選んでおけばよかったものを。
  昨日塗料が切れてて某所へ買いに行ったついでに、グリーンマックスの再生産された80系一次車を1箱買ってみる。家に帰って板キット版と見比べてみたけど、一体成型でボディがでかくなったということはなさそう。屋根が微妙に合ってない気がするのだが、まあそこは根性でなんとかしますか。むしろ窓ガラス関係と床板関連がちょっと気に食わないかも……。まあ、一番問題視していた部分の問題がなかったので、今日さらに三宮で1箱追加購入。2箱買っても良かったんだけど、旧仕様の板キット版も若干ストックを持っているのでとりあえず。もっとも、在庫が切れるとまた次がいつになるか分からないので、追加購入の検討だけはしておこう。


平成22年11月21日

  ハイパーニッチギャグ。小説(もしくは映画)『インシテミル』と『零の軌跡』の両方が分かる人だけが分かる(『インシテミル』は内容を知らなくてもタイトルが分かればいい)。
  裏社会の伝説的凶手《銀》――イン。秘密裏に世代交代が行われ、表向きには不老不死であると言われている。先代《銀》が後継者を選んだときのお話……
先代「リーシャ、私の跡を継いでくれないか?」
リーシャ「えーと……リーシャそんなの無理だよ」
(注:まだ幼いときなので口調が違います)
この後先代の説得があって、最終的に……
リーシャ「じゃあ分かった! リーシャ、《銀》してみる!(*1)」
先代(《銀》はするものではなくなるものなのだが……まあいいか)

*1 くどいが、《銀》は「イン」と読む。


▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲