橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成22年5月中旬分

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平成22年5月20日

  とりあえず、完成した車両だけでもと画像で侃侃諤諤にしてみた。
大糸線の旧国(完成したものを暫定的に)
細部の画像がないし、全部同じ色だから素人目には全て同じに見えるかもしれない(笑)


平成22年5月19日

  マズいな……ちょっと風邪気味かも。

  おもちゃ会社のバンダイが作っている鉄道玩具?で、「Bトレインショーティ」というシリーズがある。以前に最低1回は侃侃諤諤ないし前身の『徒然なるままに』で話題に出しているが、多分非鉄ちゃん読者の皆さんはどなたも覚えていないだろうからあらためて説明する。スケールが大体1/150のNゲージサイズのミニチュアだが、主に長さ方向にデフォルメが加えられている。名前の「ショーティ」はそこに所以する。そのデフォルメがあるが故に狭義の鉄道模型には入らないが、大きな括りとしては一応鉄道模型と言っていいかもしれない。但し、製品そのままではNゲージ等の線路上を走行することが不可能なので、Nゲージというカテゴリに入れるのは私としては抵抗がある。某ネットオークションとか某ネット通販ではばっちりNゲージのカテゴライズされているが。ちなみに、トミーテック(というタカラトミーの系列か子会社か)が発売している「鉄道コレクション」シリーズも、鉄道模型であったとしてもNゲージではないと思っている。ま、他人からすればどーでもえー話だろうが。私もある程度まではどーでもえーと思っております。なお、両者共にNゲージの線路上を走らせるための動力やトレーラー台車が用意されており、別売りのそれらを購入の上、小加工で取り付ければNゲージ線路上を普通のNゲージ鉄道模型同様に走らせることが出来る。
  最初の出たての頃は面白がってある程度までは買っていたが、割とすぐに我に返って買わなくなった。理由は何と言っても冒頭に書いた「ショーティモデル」だから。次に、ローコストに抑えるためか、基本造形はともかくやはり通常の鉄道模型に劣る部分も多い。それから、初期の頃はブラインドパッケージ(開けてみるまで何が入っているか分からない、という販売形態)だったために、欲しいものを編成で揃えるとなるとボックス買いの必要が出てくる。しかもそれを2箱単位で。一個一個はそれなりに安いのだが、ボックス買いをしてしまうと途端に負担が大きくなる。しかもほとんどの場合"要らない"ものを抱き合わせで買うことになる。Nゲージではなかなか製品化されないような種類の車両がBトレでラインナップされることもあるのだが、(書き方悪いけど)所詮BトレはBトレ。Nゲージと並べると"違う"ものを、いくらNゲージで製品化されてないからといって揃える価値があるのだろうか? というわけで私は一部例外を除いて買わなくなった。
  はい、で、ここでまた例外が登場しそうなのです(笑) ブツは500系新幹線。先日「のぞみ」としての運行が終了し、以後短編成化改造の上「こだま」として使用されることになった500系新幹線だ。私が「今までの中で最もカッコいい新幹線」と評するあの500系新幹線である。その500系新幹線がBトレで登場する。製品化発表時には正直なところ、あのカッコよさをショーティーモデルにして魅力あるのか?と疑問ばかりを感じていたのだが、製品の試作写真(イラストだったかも)を見るとこれはこれで悪くない。となると、私の悪い癖で買って飾っておくのも悪くない……と思い始めた次第。なので今、猛烈に買うか買わざるかで悩んでいるところ(まー幸せな悩みだわなあ)。なお、先ほど「Bトレはブラインドパッケージ」みたいな書き方をしたが、それは初期の頃の話で、現在は中身が確定しているオープンパッケージ方式のものも相当数ある(というかブラインドはやめたんだっけな?)。で、500系「のぞみ」は16両編成で運行されていた。Bトレ500系でもその16両編成が再現できるような商品構成になっている。商品内容でAセットとBセットの2種類、各4両ずつ入ったものなのだが……16両をやるためには、確かAを5つぐらい?とBを3つぐらい?買わなくてはいけないらしい。「計算が合わないじゃないか!」と怒鳴られそうだが、まずAにもBにも入っている先頭車は、16両化の際にはほとんどが不要になる。そして実車構成になるべく近づけようとすると、各セットの一部のパーツのみが必要になる……という話になって、それでそんなに多くのセットを買うハメになるわけだ。で、明らかにそれはやりすぎ(橘雪翼基準では)。いかに安めのBトレといえど、8セットも買ったら普通のNゲージの車両セットが買えるっつうの。いかに私が500系大好きだからといって、そこまでそれに投入するつもりはない(というぐらいしかBトレには魅力を感じない)。AとBを1セットずつ買って8両ぐらいで飾るのが妥当(なお、A、Bそれぞれには両端の先頭車1両ずつしか入っていない)。ただ、そういう資源の無駄遣いを誘発するようなセット構成にしたメーカーには多少の疑問を感じさせられる。500系という素材がそうせざるを得なかったのかもしれないけれど……。それにそれを言い出すと、ブラインドパッケージという販売形態は全てそうなってしまうかもしれない。メーカーは意図的に"無駄"なものをパッケージングし、消費者に買わせる。消費者は無駄があると分かっていながらその商品を購入し、必要なものだけを取り出して要らない分は(以下略) Bトレや鉄コレに限らず、今はやっているトレーディングカードや古くはビックリマンチョコレート(うわ、自分で言っててめちゃめちゃ耳が痛いなあ)。不景気だと言い、資源は大切にと呼びかけ、何かとエコという略語を連発しているはずの日本で我々はなんて無駄なことをやっているんだろう。
  差し当たって、Bトレ500系新幹線をA、B各1セット買って短い8両編成で楽しむ分には無駄が少ないから問題は少ないんだけどね。でもこれ、冷静に考えると……A、B各1セットの8両編成組むだけでもまあまあの値段になってくる。子どもがお小遣いで買うにはちょっと重い出費で、おとーさんおかーさんにねだってみたところで「1つでいいでしょ!」と片側にしか先頭車のない4両編成で遊ぶことになりそうだ……。やっぱりメーカーの考える主な購買層は大人なのか?


平成22年5月18日

  3日も休んでしまいました。すみません。ちょっといろいろあったので……。ま、とりあえず生きてますんで心配しないで下さい。

  書こうと思っていて忘れていた話をふと思い出したので、思い出したときに書いておく。先日、王座から陥落してしまった長谷川穂積。後日姉の家で録画したビデオを見せてもらったのだが(橘雪翼の家には現在テレビがない)、新聞報道で読んだとおりの残り10秒からのあっという間のKO劇。それを見て感じたのは……ボクシング漫画『はじめの一歩』はさすがというか、やっぱり漫画だなあということ。『一歩』の世界なら、あの程度では絶対にTKOになっていない。逆に、あの程度でレフェリーが試合を止めているのなら、『一歩』の世界での逆転KOのほとんどは逆転する前にTKOで負けている。というぐらい、ボコボコに殴られてもレフェリーはストップをかけないのだ。そして、これは以前から感じていたのだが、『一歩』ではカウントアウトによるKOが多いのだが、現実のボクシングのKOは(見知ってる限りは)TKOがほとんどなんじゃないかと。そもそも何故レフェリーの判断で試合を途中で止められるのかというと、選手の安全面を考慮してのことである。法律で、プロボクサーの拳は凶器扱いになるんだとか(少なくとも日本ではそうだったはず、世界的にはどうなのか知らないが)。いくらグローブで覆われているとは言え、そんなものでボコスカ殴っていると人が死ぬ危険性が出てくるわけだ。先日の試合でも長谷川は顎を骨折している。ちゅうわけで、ある程度試合が一方的になってくると(特に防御一辺倒になった側のブロックが甘くなってくると)レフェリーがストップをかけるのである。ダウンしてテンカウント、なんていう悠長なことをしている暇はないのである。
  というわけだが……別にだからといって『はじめの一歩』が嘘くさくてつまらないと言っているわけではない。嘘くさいかもしれないが、そこは漫画のいいところである。作者の裁量次第でボコスカ殴られても人は死なない(笑) 主人公一歩も、現実世界ならTKO負けしてるような試合がかなり多いが、大した怪我もしていない(多分自身の拳を骨折したのが唯一だったような)。相手に一番大怪我を負わせたのは沢村の顔面骨折かな? 漫画では強打で鳴らす一歩だが、現実世界と照らし合わせると相手も一歩も実は攻撃力が弱めなのかもしれない??? あるいは異常なまでに頑丈なのかも。


平成22年5月14日

  めちゃめちゃ時間掛かったけど、ようやく旧国計画第二弾の大糸線11両の完成の目処が立った。結局2ヶ月ほど要した形になる。"たかが"11両に2ヶ月も……。いやね、もうね、途中で「そこまでやらんでええやろ」と自分に問いかけながら作業してたような気がする。此度の旧国プロジェクトというのは、今持てる技術を全て注ぎ込むというテーマがある(という割には結構抜いてる部分もあるけど)。そんなわけで、出来ることを全部やっていると、途方もない手間と時間がかかることがよ〜〜〜〜〜く分かった(なお手抜きしている部分に手間をかけたら、あと1ヶ月ぐらいは"遊べ"そうだし)。とりあえず、次回以降の計画は見直しすることに決めた。今回、途中でモチベーションを下げる要因となったのが同時に11両を進行させたこと。普段なら11両ぐらいへっちゃらで作っているのだが、今回は1両1両にかかる手間が今まで作ったものと比べてはるかにかかる。もちろん、過去に今回以上に手間をかけた車両がないではないが、それでもそういうのは一気に10両も作らなかった(はず)。今回、「手間をかける」ことと「車両数が多い」ことが重なってしまったが故に、時間はかかるし手間はかかるし途中でやる気失くしそうになるしだった。というわけで次の旧国阪和・片町線計画は一旦解体。実は一気に20両ばかし作る予定だったんだよな……アホか俺は。アホですね俺は。うんうん

  ――……(遠い目)

白兎 「おーい、帰ってこーい」

というわけで、分離して作ることにした。前にも書いたんだけど、阪和線片町線を各1編成ずつ……にすると、一気に9両作ることになってあまり変らない。だからさらに細かくすることにした。阪和線4両編成、片町線5両編成、という具合に各路線1編成ずつ仕上げよう。多分こうすればひと月以内に完成させられるだろうから精神衛生上もよろしい。ただ、このペースで行くと確実に今年中に終わらないことに加えて、今年こそそろそろ年間70両ほど作りたいって言ってた目標も達成できない(笑)
  あと、今回作ってて思ったんだけど、連結器問題が根本的には解消できていないような……。旧国の魅力の一つに、使える車両を適当にピックアップして繋いで走らせていた、というものがある。模型でそれを再現するとなると、運転台の付いている側付いていない側に同じ形状の連結器を取り付けておかないといけない(当たり前だが実車では同じのが付いている)。が、鉄道コレクション用動力を使うと一番見栄えのするボディマウントタイプのTNカプラーが使えない――全くダメというわけではないが、制約があって厳しい。そして先頭に立つ可能性のある車両には、出来ればそのボディマウントタイプのTNカプラーが使いたい……というわけで迷ったり研究したりが、これまた完成の遅れる要因になった。しかもそんなんで根本的な解決には至ってない、と思う。手間だけはかかるのだが。というわけで今考え直しているのだが、実車さながらの自由な組み換えを模型でやろうとしているから手間と悩みが増えるんだ。だったらもう編成、半固定にしちゃえ、と。先頭に立つ車両はこれとこれ、って決めて、例え運転台付きの車両であっても中間と決めたものは頭に出さない。となれば、一番手軽な方法が使えて楽チンでいろいろとハッピー。ある意味大糸線の車両は、今後の方向性を確認するためのテストのような面もあったから、作った甲斐があったという考え方も出来る。
  さらに最後に悩んだのは、床下機器。GM旧国キットに付属のパーツは戦前型の車両との相違点が多い。某本には、「そのままで合致する車両は存在しない」ぐらいに言われていたのだが、全くないわけでもない様子。ただ、クモハ41やクモハ42あたりを製品化するときに新規にパーツ作って欲しかったなあ、と今見てみると思う。実はここも凝ろうかと思っていた。足りない部分を自作する。某社がパーツ出してたりするんだけど、これ以上やるとコストが……あと、安定供給されているかどうかを疑問視して自作してみようと。試作してみたんだけど、それこそ今回の大糸線だけで旧国計画が終わるならやってたかもしれないが、この後さらに何両作るつもりなんだよ(笑)と自嘲して自重した。やっぱり大量生産計画はいろいろと無理があるのかなあ? それまで、模型ファンの発言で「○○社の□□系は床下が違う! 専用パーツ作ってくれよ!」というものがあったら、そこまで拘らんでエエやんか、拘るんやったら床下ぐらい自分で加工しろよ、と思ってた。

  ――ごめんなさい

結構面倒です、床下機器。形が複雑だし資料少ないし、しかもGMキットの場合は外側から見えるシルエットだけを再現しているけど、完成品は中央付近に存在するものまできちんと作りこんである。これ、自分で配置換えや自作パーツを入れ込むとなると相ッ当面倒。っていうかできない。やりたくないね。というわけで、一部ファンの気持ちがよーく分かった一幕。
  なお、旧国の電動車両のキットには一応旧国用の床下パーツが付いているのだが、非電動車は酷い。新型国電用のものと見られるパーツが付いている。しかもそのパーツ、新型国電の何系用なのかよく分からない部品で……それこそ101系も103系も113系も155系も全部非電動車用の床下機器はそれで済ませているあたり、無茶苦茶というか当時はおおらかだったんだなというか、それをそのまま使ってしまっている自分も大概いい加減だなあと思う。でもとりあえず、今回からは「これはない」と思われる箱状のモノを切り取って使うことにした。少しはマシになる……と信じたい。それこそ、拘ってたら一生完成する気がしない(苦笑)
  というわけで、多分明日か明後日あたりに完成する……といいなあ。もうこれ以上実車資料見て「あ、ここも作っとこう」というようなポイントを見つけたくない(苦笑)


平成22年5月13日

  昨日、大嘘書きました。「はやぶさ」は列車名の愛称であって新型車両であるE5系のものではないようです。お詫びと訂正申し上げます。

  というかですね!(ちょっち怒りモード)
  報道にしっかり書いてあったんだよ!
  「新型車両E5系の愛称が決定した」
って! でも、報道によっては「列車名」になっていたり……。で、そこでようやくおかしいなと思ってJR東日本の公式サイトを見たら、「列車名が『はやぶさ』」と判明した次第……まあ鵜呑みにするアホも相当アホだけど(自虐的)。いや、最初から何かおかしいな、とは思ってたんだよ? いくら営業最高速度320km/hを誇る最新鋭車両とはいえ、いちいち愛称公募するか?ってね。当面は在来車両(在来線じゃないよ)で運行されるため列車名は「はやて」のまま、とかの話も書いてあったし。そこで気付くべきだったのかな……。
  ということを踏まえると、昨日書いた「はつね」は論外ということになる。車両の愛称だったらまだ、塗装が似ているということで構わないかもしれない。しかし列車名となればお門違いもいいところ。新愛称が今後もずっとE5系のためだけのものになるとは限らないからね。

  阪神はパ・リーグの最下位チーム日本ハムに連敗。何なんだろうね、これは。交流戦で負け越してジリ貧パターンなのかな? それはともかく、久保田。7回に登板していきなり2塁打を許すと、そこから3失点。さらに8回にも1失点。合計4失点で試合の決定的な敗因となってしまった。
  少し前に、新聞に「ホールド」という記録についての特集があった。プロ野球のピッチャーは、先発や抑え投手は高く評価されるが、中継ぎがなかなか評価されてこなかった。そこに少しでも日が当たるように、と「ホールド」という記録が新設された――という話の流れ。で、その、中継ぎと抑えの評価の違いに阪神藤川と同じく久保田の例が。推定ながら何倍もの開きのある年棒が示され、抑え投手である藤川の方が中継ぎの久保田よりもはるかに高く評価されている、と書かれていた。ちゃうやろ。ここ数年の働きを見れば、藤川と久保田で数倍〜10倍ぐらいの開きが出るのはある種当然。防御率を見ると、藤川が半ば神懸った数値を記録しているのに対して久保田のそれは「並」。それがここ数年続いているのである(去年の久保田に至っては、登板したのは1試合だけ。先発で、確か5回も持たなかった)。毎年活躍すれば、首脳陣や球団幹部から見ても「来年もきっとやってくれるはず」と給料弾むのは当然。いいのか悪いのとかよーわからん選手に対しては財布の紐を固くふんじばるに決まっている。中継ぎと抑えで評価の仕方が違う? そうじゃないよ。評価されてる投手が抑えに回ってるだけの話だよ。
  で、久保田。また打たれた。打たれない日もあるけど、打たれる日も多い。藤川だって打たれる日があるけれど、それは"たま"の話。久保田の防御率を見ると……今日ので5点台に突入したようである。復活したとか言われてるけど、どの辺が「復活」なのかねえ? 球威だけが復活して制球他が悪くなったとかいうオチかねえ。ともかく、もうこの人を勝ち試合で使うのは考えた方が良くないか? 前から阪神ファンは皆そう言ってるけどね。今日の場合は他に投げる人がいなくなっちゃったてのもあるんだろうけど……。


平成22年5月12日

  東北新幹線に投入される新型の車両、E5系の愛称が「はやぶさ」に決定したらしい。コレ、勘違いしやすいのだが、列車名でなく車両の愛称のようである。来年3月の開業予定だった八戸〜新青森間だが、前倒しで今年の12月に開業することに決定した模様。とりあえず、今年の開業時点では在来のE2系が使用され、列車名は「はやて」のままらしい。その列車名は、E5系投入後どうなるのかは今のところ分からない。E5系は元々の開業予定の3月になってから使用開始となり、その編成数はたったの「3」らしい。3編成で全列車まかないきれる(ほどローカルな列車本数)かというと多分答えは「ノー」だから、きっと引き続き在来のE2系も使われ続けるのだろう。となると列車名を「はやて」のままなのかな? 
  で、車両の愛称の公募があったらしく、その1位は「はつかり」。かつて東北で走っていた特急名だ。そして「はやぶさ」は7位。かつて東京から九州へと走っていた寝台列車名……って進む向きが違うんですが何故そんなものを採用する? それも7位だぞ7位。過去の例から言っても、こういうのは1位を採用すると決まったものではないようだが……。ちなみに2位は「はつね」。これの意味するところは何かというと、「E5系の塗装は初音(はつね)ミク(*1)を連想させる」というアニメファンの……
  ――………………
そんなんで2位にランクインするほど票が入ったのか。鉄道ファンとアニメファンの積集合のでかさを窺い知る一幕である。
  ところで、このE5系の田沢湖線〜奥羽本線(通称秋田新幹線(*2))用バージョンとしてE6系というのも発表されている。結論から言うと「カッコ悪い」。E5系開発段階では、かの、宇宙一カッコいい新幹線500系のような先頭形状も検討されていたらしいが、結局カッコ悪いほうが採用されてしまった。そのカッコ悪いE5系の色を違えただけ?のようなデザインでE6系は登場するらしい。現在「こまち」として走っているE3系は、500系ほどはかっこよくないものの、割と親しみやすいデザインである。何故にあんなに訳の分からん変梃りんな新車を作るかなあ……。まあでも、500系があまりにもカッコ良過ぎるから他の車両がカッコ悪く見えて、そして鉄道会社も500系のカッコ良さに挑むのは愚の骨頂と最初から諦めているのかもしれない――――?????

*1 初音ミク:ボーカロイド、というPCソフトウェアのイメージキャラクター。アニメーな女の子である。今はどうか知らんが、一時期爆発的なブームになっていた。

*2 秋田新幹線:は新幹線ではない。山形新幹線もまた新幹線ではない。何故そんなことになっているのかというと、「全国新幹線鉄道整備法」という法律が関係するのだが――昔何かで読んだ記憶と今調べてみたこととで整合性の怪しい部分があるので、詳細は省かせていただく。多分、秋田や山形に新幹線を作ろうとすると「全国新幹線鉄道整備法」に引っ掛かるから、ああいう"ミニ新幹線"方式を採ったはずなのだが……。


平成22年5月11日

  ソニーが新しいレンズ交換式の一眼カメラを発表した。わざわざ「一眼レフ」とは書かずに「一眼カメラ」と書いた通り、"そう"である。フォーサーズ陣営の作ったマイクロフォーサーズ同様、一眼レフからミラーを省き、小型軽量化したカメラである。だから一眼レフカメラではないのである。
  っていうかさ、そんなもの作る暇があったら普通のαシリーズの新機種を作ってもらえんかね? α700の後継機とかさ、いろいろ穴があるじゃない? 弱いところを補強してから新しい分野に挑戦しようよ。しかも今度の新型機が……マイクロフォーサーズ陣営と張り合っているのか、小型軽量を最優先したデザインになっていて……早い話が「カッコ悪い」。まあもちろん、カメラはその見た目で写真を撮るわけではないので見てくれは二の次だが……何というかな、多分このカメラのターゲットであるライトユーザー層にアピールするものがないというか。小さくて軽いのはいいんだけど、形にあまりにも魅力がなさ過ぎる
  ――というのは
カメラはかくあるべきである、という固定観念を持っているせいで抱く感想なのだろうか? あと、そのカメラに「α」と入っているのが解せない。機種名自体はαなんたらではないのだが、カメラ本体にロゴが付いているのだ。もちろんそのカメラはマウントはαではない(アダプター経由でαレンズを使えるが)。何だか許せない。ソニーへの不信感がますますアップしてしまった。


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