橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成21年10月中旬分

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平成21年10月20日

  半年に一度の歯医者の定期健診。大抵何か見つかって治療するのだが、ここ最近は虫歯も何もなし。前回はレントゲン、治療方針の説明、口腔内洗浄の3回だったのだが……何と今回は2回目の今日で終了。最短記録である。麻酔の注射と歯を削るのが嫌いなので、歯磨きをしっかりしている成果が出ているので喜ばしい限り。もっと昔からちゃんとやっておけばなあ……。

  ソニーのデジタル一眼レフ、中〜上級機α700が生産中止になってからたっぷり2ヶ月は経った。当然すぐに後継機が発表されるものと思っていたが、今のところそのような情報は入って来ていない。期待していたユーザーとしてはまったく肩透かしを喰らった感が強い。一応、中級機α550の発表はあったものの、同時期に海外で発表されたα850やα500の国内販売の予定はないとのこと。ソニーユーザーのニーズが200〜300、500クラスにあるのかもしれないが、もしそういうことを踏まえてソニーがその辺りばかりを強化し、そして700、800台を重視しないのであれば……私としては乗り換えの算段を検討し始めなくてはいけない。カメラが好きな層というのは、入門機から入ったとしても徐々にステップアップを考えて行くものである。今はα380あたりを使っていても、次に550、そして700あたり、最終的に900クラスを"持つのが夢"だったりする。その間の700あたりがぽっかり空いていると、「なんだこのメーカーは、やる気がないのか」といってソニーを選ぶ人が減ってしまっても不思議ではない。いかにα900が素晴らしかろうと、いきなりα900を買う人は少数派。それに、高級レンズを買うのはα900ユーザーだけではない。α700あたりのユーザーも「本体は無理でもレンズは」とレンズにはお金をかける可能性がある。本体は新製品が出ると手持ちのが一気に陳腐化するけど、レンズは本体ほど頻繁にリニューアルされないし、既存品も目に見えて古くはならないからね。そんなわけで、α700クラスがないということは、高級レンズの売り上げにも影響して、結果「売れないから力を入れるのを辞めよう」とメーカーが判断しそうでユーザーとしては――少なくとも私はそういう可能性を危惧している。
  ソニーのα700クラス不在の間に、各社新製品が発表された。まるで眼中にないペンタックスと、逆の意味で眼中にない(眼中に入れられない)ライカと、"本気カメラ"としては考慮していないオリンパス、パナソニックをを除くと……って2社しか残ってないやん。カメラ界の2トップ、ニコンとキヤノンである。キヤノンの新機種は今日発表されたばかりのEOS-1D MarkIV。既に4代目ですよ4代目。αは今まで何をやってたんだ。ニコンはD3S。奇しくも両者、最高感度ISO102400を誇るスポーツフォト特化型のプロ仕様カメラとなった(もっとも、奇しくもとは書いたがキヤノンにしてみればニコンがやった以上意地があったのだろう)。ニコンは新型センサーらしいが、画素数は据え置きの1240万画素(だっけな?)。キヤノンはMarkIIIからアップして1600万画素クラス。ニコンはフルサイズだが、キヤノンはAPS-H。両者ともに買うとなると60万円弱の"大きな買い物"になる。ニコンがD3以降フルサイズで出してきているのだから、キヤノンもそろそろいい加減APS-Hを諦めたらいいのに、とは思うのだが、これも何か拘る要素でもあるのか。画素のピッチで見れば、フルサイズの1240万画素とAPS-Hの1600万画素だから、ニコンの方が余裕があって画質が良さそうにも思える。ニコンが感度102400を達成したから、という理由でキヤノンも無理をして同じだけの感度に設定できるようにした可能性があったりして? ちなみに、102400という数字は非常にキリが悪そうに見えるが、102400を1024×100と考えてみると実態が掴める。つまり、感度100に比べて「2の10乗」感度が良いわけだ。シャッター速度ないし絞りの段数で行けば10段分。フィルムではせいぜい感度800あたりまでだったから(ネガに限れば1600まで使ったことがある)、それと比べれば実に7段分である。もっとも、102400は拡張設定なので、常用範囲で行けば……6400か12800ぐらいまで。それでも随分とすごい数字なんだけどね。
  将来、デジタルに移行するとして外せないポイントは何か。まずはやっぱりフルサイズであることだろう。次に例の「ダイヤルが前後にあること」とかファインダー視野率の話が出てくる。フィルム時代は、フィルムに写ったものをプリントする場合に周囲が切られるので、ファインダー視野率は無理に100%である必要はなかった。事実、我が愛しのOM-3Ti、4Tiコンビは視野率95%ぐらいである。しかしデジタルの場合、オリジナルデーターをパソコンの画面で大きく確認することができる。所詮プリントする場合には周囲が切られるとは思うのだが、でもフィルムとは違ってある程度大きなサイズで観賞することができるわけで。そうすると撮影時に隅から隅まで確認できる視野率100%のファインダーが欲しい。もっとも、100%の視野率であっても撮影時に毎回人間がそれを確認できるとは限らないが。特に橘雪翼の場合は。ま、それでも、100%であることに越したことはない。それを踏まえてくると、実は機種がかなり限られて来る。当然だが視野率100%なんて素敵なスペックのファインダーが入門機中級機に載ってる訳がない。というわけで今のところ、ニコンならD3系とD300系、キヤノンならEOS-1D系ということになる。D300は残念ながらAPS-Cなので最初の条件に抵触。フルサイズを達成しているのは、D3系とEOS-1Ds系ということになる。そして画素数、これに拘るのであればD3XかEOS-1Ds MarkIII。いずれも値段がプロ御用達クラスである。画素数で我慢して、その代わり高感度撮影と連写速度が手に入るのであればD3S(EOS-1D MarkIVはAPS-Hなのだ)。そのD3Sのお値段は、約60万円。その上の彼らに比べれば安いものの……うーん。唸ってしまう。フィルム時代のフラグシップ機はその約半額だった。それでも高いのだが。私が持っている愛してやまないミノルタのフラグシップ、α-9は同じプロ用機であっても、ちょっとお値段お求め易い価格だった。に加えて、底値に近いところで買ったので、さっきのデジタルのプロ用のに比べると1/3以下で手に入れている。さて難問、デジタル一眼レフカメラに50万円以上出せますか?
  ――無理。
何故ならば、フィルムカメラの時は、新しい機種が出ても画質に何ら影響がなかった。少し連写速度が速かったり、ちょっと便利な機能が付いていたり、あとは……何だろうね。とにかく、カメラの本質的なところは何も変わっていなかった。フィルムカメラである以上、カメラが新しくなってもフィルムが変わらなければ写真の質に大した影響がなかったからだ。しかしデジタルは違う。本体が新しくなるとどうなるか。大抵の場合画素数が増える。画像処理エンジンが高度になって画質が向上する。それも、5年10年のスパンを置いて登場するのではない。サイクルが長いフラグシップ機であっても、長くても2〜3年程度で新しい機種が出てしまう。まあ、1代古いぐらいなら我慢して使い続けられるだろう。では2世代古くなるとどうなるだろう? 3世代では? 10年もすれば旧機種はちょっと見劣りが激しくなってくるだろう。その10年で元を取らねばならない。そのためには撮って撮って撮りまくるべきだろうが、数年前までのペースなら達成可能であっても、最近あんまり撮らないからなあ。いやまあ、結論を言ってしまうと撮らない今の私が悪いのだが。その点α900は素晴らしい。もう少し待てば払ってもいい価格帯にまで下がってきてくれそうだし、フィルムのランニングコストを計算すればそのままの価格でも行っちゃってもいいぐらいである。それでいてフルサイズ、高画素数、視野率100%のファインダーと3拍子揃っている上にαならレンズをいちいち買わなくて良い。こんなカメラが出るなんてαを見捨てなくて良かった、と思ってたのに。
  ――と思ってたのに!!
  というようなことを悩んでいると、やっぱりフィルムには永く存続してもらいたいものである。そのためにはやっぱり撮らなきゃいけないんだけど……。ダメだなあ……。橘雪翼はダメ人間だなあ……。こんなグズ生きてても仕方ないなあ……。

白兎 「お……おい雪翼? たかがカメラで何そこまで落ち込んでるんだ!?」


平成21年10月19日

  プラモメーカーアオシマ。確か過去にアオシマ製のFC3S RX-7のプラモを作ったような気がする。そのアオシマが、"痛車プラモ"を発売して驚いたのは去年の話だったか。一応念のため説明しておくと、"痛車"とはアニメキャラクター(主にアキバ系)でラッピングした見ていて"痛々しい車"のことである。そして実車でやるのは勇気がない、もったいない、そもそも車を持ってない、という人のために「じゃあプラモデルで痛車をやりましょう」というコンセプトの商品をアオシマが作ったのである。で、その痛車プラモの最新作は、先日私も漫画の単行本を購入してそれなりに高い評価をつけた『けいおん!』をテーマにしたもの。初代痛車プラモはベース車がFD3S RX-7で憤慨したものだが、今回はランエボXのようだ。そしてキャッチコピーが面白い。
「ランサーエボリューションXを惜しみなく痛車化」
久々に笑わせてもらった。むしろ「ちょっとは惜しめよ!」と突っ込みを入れさせていただいたというか。もっとも、商品の構成としてはランエボXのプラモに『けいおん!』キャラのデカールを添付した物で、塗装組み立てはユーザーの手による模様。惜しむか惜しまないかはユーザー次第ということになりそうだ。
  ……で、今気付いたのだが、そのけいおん!痛車ランエボXのシリーズナンバーが「11」になっている。いつの間にそんなに……恐るべしチンタオ、じゃなくてアオシマ。


平成21年10月18日

  プロ野球ネタ。クライマックスシリーズが始まっている。2位チームと3位チームが戦う第一ステージは2勝勝ち抜けとなっている(2位チームは1勝1分でも可)。というわけで第一試合でどちらかが勝つと「王手」なんて見出しが出てくる。楽天は「王手」して次の試合も快勝、第二ステージへの進出を決めた。ヤクルトは第一戦で「王手」をかけたが、今日の第二戦は中日が勝って双方1勝1敗に。で、睨んだとおり「中日逆王手!」なんて見出しが登場した。この「王手」「逆王手」の表現だが、将棋ファンとしてはちょっと納得行かない。理由は簡単で、将棋は王手をかけられると詰んでしまっている場合を除いて王手を防ぐ手を指す。するとどうなるかというと、王手がかかってない状態に戻すことが出来るわけである。対局内容にもよるが、王手がかかったといってもすぐに終局するわけではなく、そこからまた一山二山あったりする。それから、王手をかけられたからといって逆王手することなんてかなりレアなケースである。ところが、プロ野球報道で使われている「王手」の状況はかなり違った物である。。2戦勝ち抜けの条件下で1勝すれば、彼らの言うところの「王手」を防ぐことは絶対不可能になってしまう。そしてどんなに長くても3戦で終了するため、1勝1敗(ないし3位チームの1勝1分)という状況からは必ず次の一戦で第一ステージが終了してしまう。「王手」がかかると、かけられた方としては後のない緊迫した状況になるが、将棋では王手は必ずしも有利の証明ではない。だから王手と言う比喩表現はあまりにも相応しくないと言うのが私の思いである。
  というわけで私の代案。「あと1つ」で勝ち抜ける状況。相手も同じ状況に持ち込める――即ち同時に「あと1つ」というところまで持っていける競技。さらには手数(試合数)が制限されている物がいい。勘のいい人は既にお気付きかもしれないが、麻雀の"立直(リーチ)"はいかがだろうか? 麻雀ではかけたリーチを外すことは可能。そして"逆王手"に相当する"追っかけリーチ"もある。お互いがリーチを掛け合った場合、最後はお互いどちらが先に上がり牌を引き当てる勝負になる。ちょうどCSのような短期決戦に状況が良く似ているではないか。もっとも、野球は2チームでの対戦、麻雀は普通4人でするものという大きな違いがあるが……。
  で、過去には「リーチ」というような表現もあったような気がするが、「王手」に変わったのはきっとイメージの差だろう。どうしても日本で麻雀と言うと、賭博のイメージが色濃い。一方の将棋は頭脳戦、「趣味は将棋です」と言うと「あらあら賢いんですね」なんて言われたり(……あまりしないかな)。
  そもそも、2勝勝ち抜けという単純明快な短期決戦において、どちらかのチームが勝ったからといって「王手」なんて凝った表現を使うほどのものなのだろうか。まだ「2000本安打に王手」とか「日本一に王手」とかの方が使う気持ちが分かる(なお、こちらも同じ理由で「リーチ」の方が近いような気がする)。シーズン2位と3位の戦いであることも踏まえ、「楽天先勝」とか「中日勝って1勝1敗に」ぐらいの落ち着いた表現の方が好ましいのではないだろうか。

  小ネタ。まだ本決まりではないが、楽天の来季の監督は前広島のブラウン監督になりそうである。
  今季:広島ブラウン監督、楽天野村監督
  来季:広島野村監督、楽天ブラウン監督
紛らわしいよね(え? そんなこと言うのあんただけ、って?)


平成21年10月17日

  だめ、スランプ。いいネタが思いつかない。しばらくこんな感じが続くかも……。


平成21年10月16日

  作業してたら日付が変わってしまった……おやすみなさい〜。


平成21年10月15日

  ええと、久しぶりの画像で侃侃諤諤。
旧型国電70系進捗状況
やっぱネタがないときは画像で侃侃諤諤に限る。金属キットであるが故に(?)手間と時間がかかるね〜。ま、そこが金属キットの楽しさかもしれないけれど。月末までにもう一本、同じ70系の新潟色で作る予定の分も完成させたかったのだが、どう考えても間に合わない。まずは集中して300番台阪和線色を完成させてから次に移ることにした。何故月末までにかというと……ええと、確か11月に鉄道コレクションの70系が出るんだっけな……? 正確な時期を把握してないんだけど。11月末に出る予定かもしれないし、ひょっとしたら多少延期されているかもしれない。というわけで、無理に急いで10月じゅうに作ることはないわけでして。本当はマイクロエースの70系が出る前に完成させる予定だったはずなんだけど、全くもってあの時は気合が入らなかったなあ……。どっちにせよ、あまりちんたらちんたら作っているといつまでも完成しない。9月一ヶ月サボっただけでこうも抜け殻になるとは……我ながらふがいない。
  ――歩のない将棋は負け将棋なんだぞ!
と、訳の分からないギャグが飛び出したところで今日はこの辺りで。


平成21年10月14日

  今日のスポーツ新聞の報道。真弓監督の来季の(現時点での)方針、四番金本は白紙とのこと。もっとも代役が今のところ見当たらない……とも。何を言ってるんだろうね、この人は。今季のうちに金本を四番から外して、他の選手を試すなどして代役の検討に入るべきだったんじゃないか? もちろん金本は四番から外しても5番とか6番とか後ろの打順でスタメンフル出場してもらってね。ということをやってもいい時期が何度かあったはず。今年快調に打っていたのは4月までで、5月以降は大なり小なり打率は良くなかった。一時的に四番から外して様子見をする機会はいくらでもあったのではないか(と素人目に見て思うのだが。以下全部同じ)。四番の代役はいないかもしれないけれど、誰だって最初から四番の器を持ってプロ入りしてくるわけではない。他球団を見ても「四番としてはちょっとどうかな……」と言いつつ使ってみると意外にハマった、という例がある。それに別に今季の場合、金本の後継者としての四番を立てる必要はなかった。金本の一時的な代役として実験してみよう、ぐらいなものでいいから誰か複数の選手に四番を"経験させてみる"ことはできなかったんだろうか。四番候補として名前の挙がっている桜井でもいいし、途中からかなり調子を挙げた鳥谷でもいいし。鳥谷を四番にすると三番に困るが、それこそ金本三番でもいいんじゃないか。FAで阪神に入ってきた年は三番で活躍したんだから。ちなみに、メジャーでは三番最強説があるらしい。三番バッターにこそ一番いい選手を起用すべきだ、という考え方。となると今年の後半は三番鳥谷で良かったわけだが、あくまでもまだ日本では四番最強伝説が根強い。その上での「四番金本白紙」報道だしね。一応形の上では「3位諦めない」の姿勢を貫いてきたわけで、だから金本を外して四番の試し斬りをするなんてことができなかったのかもしれない。でも、金本の代わりに四番に入った誰かがぴたりハマって連勝街道……というぐらいのラッキーがないと湿りっ放しの阪神打線はどうしようもなかったわけだしね。今年例えば、鳥谷が四番を経験すれば、その経験を活かして来季三番としてさらに飛躍していたかもしれない。桜井が四番を経験すれば、来季以降の四番としての糧になったかもしれない。そういうのがなかったから、来季また一からやらなきゃいけないんだ。キャンプやオープン戦で実験できるけど、やっぱシーズンの試合とは違うだろうからね。
  ……なんて思うんだけどねえ。
  でも阪神ファンは落ち込む必要ない。4位? Bクラス? CS逃した?
  ――ちっちっち
近年阪神を優勝させた監督を思い出そう。星野、岡田、両名である。彼らの共通点は何だろう? そして今年の真弓監督もそうであった。さあ、2分やるからじっくり思い出すが良い。



  ――2分3秒経過
そろそろ良いか? 思い出せたか? そう、星野阪神も岡田阪神も初年度は4位で終わっているのだ。そしてその翌年に優勝しているのだ。阪神ファンよ立ち上がれ、来季こそが本番なのだ。


  でもって、来年限りで真弓監督には辞めてもらう。新しい監督を招けば初年度は4位だけど翌年優勝。毎年は優勝しないが2年に一度優勝が味わえる。っていうのはダメ?(笑)


平成21年10月13日

  阪神の筒井が今オフに元モデルと今オフに入籍予定、らしい。そういう報道をスポーツ紙のサイトで見た。こういう報道にはいつもこんな感じの表現が入っている。
「相手は○○県在住の会社員、山田太郎さん(50)の長女・花子さん(24)」
というような。前半部を見てまず驚く。「え? 男……の名前だよな太郎って。え? 50歳??」――続きを読んで「ああ、何だ、そういうことか」と納得する。これ、いつも思うのだが「誰々の娘である」という表現は必要か? その誰それ氏が有名人ならともかく、ごく普通の一般人の場合がほとんどだよね? だったら別に誰の娘でもいいじゃないか、と私は思うのだが……。こんな書き方してあると、言っちゃあなんだがこの娘さんがその父親の所有物あるいはそれに準じた存在のように見えてしまう。当人同士の意思のみで決まるはずの結婚に、どうして父親の名前を出す必要があるのだろうか? ある種建前なんだろうけどなあ……。


平成21年10月12日

ダブル世界タイトルマッチ

  ボクシング世界タイトルマッチ、の中継を録画した物を義兄に撮ってもらっていたので今日見て来た。試合は一昨日で、WBCスーパーバンダム級の西岡選手、WBAスーパーフェザー級のリナレス選手の防衛戦。WOWOWで生中継があると知り、義兄に録画を依頼。橘家にはWOWOW見れるようなテレビがないからね(笑) ちなみに……
義兄「あー、WOWOWは見られへん」
私 (新聞広告を指差し)「これ、無料放送らしい」
という流れがあって……そう、無料だったからこれは頼める!と思ったのである。で、西岡選手は3ラウンドTKO勝ち、リナレス選手はちょっとショッキングな1ラウンド73秒KO負け。応援していただけにかなり残念。ガードをすり抜けた?感じの左フックが側頭部にクリーンヒットして、立ったもののそのまま何も出来ずにレフェリーに試合終了を宣告された。記事では「思ったより伸びてきた」という表現があったけれど、中継のスローを見ているとガードした箇所より手前からパンチが入ってきたよう見える。まあボクシングはやったことがないので、ちょっとこのあたりの表現はよくわからない。西岡選手は、3回2分あたりで入れたカウンターの左が挑戦者の顎を砕き、4ラウンドが始まる前に挑戦者の棄権でTKO勝ち。試合結果と内容を知って試合を見ているとよく分かるのだが、左のカウンターが入った後、挑戦者の右のグローブは右顎のあたりから全く動いていない。その少し前まで頻繁に右も使っていたのに。解説者は「挑戦者、かなり左を警戒してますね」というコメントを発していたが、試合が終わった後は右手が動かなかった理由に納得いっただろうなあ。王者の左を警戒というよりは、顎が痛くて抑えていた、もしくは痛いのでこれ以上打たれまいとガードが外せなかった、のであろう。
  これで日本のジムに所属する世界チャンピオンが一人減った。リナレスは……試合後の長谷川穂積のコメントによると、「負けたけどまた強くなるだろう」――その通りになることを期待したい。


平成21年10月11日

『Y's7』
  初回プレイは「EASY」(一番易しいモード)でプレイしていたんだけど、ちょっと魔が差して、というか調子に乗って「NIGHTMARE」(一番難しいモード)を選んで二周目を始めてみた。
  ――ごめんなさい、最初のボスが倒せません
流石は「NIGHTMARE」(日本語に直すと悪夢)。というわけで素直に二周目は2番目に易しい「NORMAL」で……というのも何だかかっこ悪い。アクションRPGが不得手な俺にも意地がある! というわけで、最初のボスだけは何としてでも倒すことにした。レベルを上げて、お金を貯めて少しいい装備品を買う。回復薬もたっぷり用意する。そして何度も執拗なまでに挑戦してボスを倒すぞ! しかしここに落とし穴があった。回復薬である。確かEASYだと1種類につき9つ持てたはずなんだがな……4つ目買おうとしたら「もう持てません」って言われちゃったよ。持てる回復薬の数にまで制限を加えるとは、これが「NIGHTMARE」か!
  といわけで、困ったら回復薬大量投入のプランがいきなり破綻。しかし敵の攻撃パターンを見限ってダメージなど全て回避してくれるわ! と言いたいところだがそれが出来ないのが橘雪翼。
  攻撃に夢中→敵の大振りの兆候を見逃す→大ダメージ
んー、アクションRPGって大抵このパターンでやられてるからなあ。格闘ゲームだったらそれなりに対応できるのに、何でアクションRPGだと出来ないんだろう??? まあでも、冷静に振り返ると格闘ゲームでも攻撃より防御の方が苦手だったかなあ……。
  そんなわけだけど、レベルを2ほど上げて、武具も整えたら3回目ぐらいのチャレンジで何とか撃破できた。このまま進んでも、ストーリーの1/3ぐらいまでなら何とか頑張れそう。でもクリアできないのは嫌なので「NIGHTMARE」はひとまずここまで。と、少し気になったので「EASY」の最初のほうのデーターをロード。同じ最初のボスに再戦を挑んでみた。ボスの防御力が弱く、攻撃力も弱いのは難易度が低いから当然として……攻撃の内容も少し違った。「NIGHTMARE」だとボスの一部の攻撃時に"弾"が飛んでくるのだが、「EASY」にはそれがなかった。ちょっとシューティングゲームっぽいかも? やっぱりこういうところにも差を付けてるわけだねえ〜。さて、さっきの回復薬だけど、「EASY」で9つまで「NIGHTMARE」で3つまでなら、「NORMAL」だと7つまでかな? 「NORMAL」と「NIGHT」の間に「HARD」という難易度があるので、回復薬の上限数が等比数列になっていれば「HARD」で5つということになりそうだ。実は「EASY」のときはあまり回復薬に頼らなかった。で、プレイ中に「こりゃ難易度を上げた時、回復薬に頼れば何とでもなりそうだな〜」と楽観視してたいたんだが……。


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