平成21年7月20日
雪翼 「ふぃ〜、ただいま〜」 白兎 「お疲れー、久々の奈良学園(*1)はどうだったー?」 雪翼 「女の子がいてびっくりしたよ〜(*2)」 白兎 「それ、教育実習のときも言ってたでしょ……(*3)」 雪翼 「そんな記憶があったようななかったような」
……ということで、詳細はまた明日に。
*1:橘雪翼の母校。本日同窓会総会が開かれていた。 *2:橘雪翼が通っている頃は男子校だった。 *3:教育実習のときに初めて女子生徒のいる奈良学園を目撃。知ってはいたが、実際見ると感慨深い物がある。
平成21年7月19日
最近阪神があまりにも弱くて、7時半〜8時頃にネットで勝ってるかどうか確認してからラジオの電源を入れている橘雪翼です(弱気) 今日はどうだったかと言うと……先ほど確認すると、試合が終わっていた。デーゲームなのを知らなかったよ!(笑) どうやら能見が9回2安打無失点。打つ方は9回まで無得点ながら、延長10回に金本の決勝打が出て、最後は藤川が締めて1−0の完封勝利! で、その能見、奪三振12。今季三振を奪う回数が多い能見だが、今日も9イニングで12。今季の奪三振率は9以上で、これは平均すると1イニングごとに1つ以上の三振を奪っているということ。今某野球関連の情報を載せているサイトで確認したところ、奪三振王は中日の吉見だけれど、奪三振率では能見の方が上。奪三振率の項目はないので、あんまり重要視されてないのかもしれないけどね。ちなみに藤川は28と2/3イニングを投げて奪三振42。奪三振率13ちょい。多分今季セ・リーグで最高の数字かと思われる……のだが、奪三振がチーム成績に直結しないのが現実。数日前に見たスポーツ紙によると、チーム奪三振数が一番多いのは、セでは阪神。能見と藤川のおかげかな。
平成21年7月18日
植松伸夫は素晴らしい 最近あんまりネタがない。実は以前、慢性的にネタに困っていた時にあることを考えた。iTunesに登録してあるプレイリストをネタにしてみようと。ただ、これは鉄道模型ネタ以上に付いてこれない人が多いんじゃないか、と思って下書きまではしたものの封印していた。だが今、再びネタに困っている。だから封印を解除する。 一時期頻繁に話をしていたiPod、とiTunes。橘雪翼は音楽が好きである(多分)。但し、歌詞入りの曲よりはただのBGMの方が好みだったりもする。そんな橘雪翼のiPodやiTunesに登録されているプレイリストを公開してみよう、という企画を立ち上げた。上の謎の空白部分にも何か書いてあるので気になる人は反転させてみよう。まあここでこう書いちゃうと背景色に溶け込ました意味がないんだけどね(笑) というわけで本日のプレイリストは『FF 好』――ロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズより、「好き」という基準だけで集めたプレイリスト。一応曲順にも気を使っているのだが、FFは戦闘ミュージックが好きで、プレイリストの半数を占めてしまってメリハリが利かなくなってしまった(笑) なお、このプレイリストではオリジナルサウンドトラックのものを使用している(FFIVとFFIIIはDS版を採用)。
(1)FINAL FANTASY〜FFXIIバージョン〜 (FFXII) FFXIIを起動させてセーブデーターをロードさせるときに鳴る音楽。同時に、ファイナルファンタジー通してのメインテーマとでも呼ぶ曲(初代のメインテーマでもあり、以降、一部のシリーズを除いてオープニングかエンディングでこの曲が流れている)。ゲーム名をそのまま名乗るこの曲は、FFIVとFFXIIのものが重厚感溢れるアレンジになっている。FFVのちょっと静かな曲調も好きだが、少し聞き飽きたので最新版を頭に持って来てみた。 (2)Under the Stars (FFT) ファイナルファンタジータクティクスから、夜の戦闘の一部で鳴っていたように記憶していたこの曲。プレイ中はどの場面でどの音楽というのを気にしていなかったので、実際どれがどこで鳴っていたかなんて覚えていない。ただ、曲名が「Under the Stars」なので多分夜の戦闘。曲調は穏やかで、メロディがあたかも流れ星のように綺麗なのが好きな一曲。 (3)決意 (FFTA2) 同じく『FFT』シリーズ最新作から。こちらも戦闘曲で、曲名から連想できるように強い調子の音楽である。FFTA2の各曲は、収録時間が短めなのがちょっと残念。 (4)禁断の地エウレカ (FFIII DS版) FFIIIの名曲と言えば、この『エウレカ』と『クリスタルタワー』。共にカッコいい系の曲。FFIIIのラストダンジョンはクリスタルタワー、寄り道になるのだがエウレカの先には「禁断の力」が眠っている。そのエウレカのエリアで鳴るとにかくカッコイイ曲なのだが、オリジナル版は音源がファミコンなので……DS版のサントラからプレイリストに入れた。ちなみに、最終地点でファミコン版では「禁断」の名に恥じない武器とジョブが手に入ったのだが、DS版でかなり弱体化されていてしょんぼり。ちなみに音源を気にしなければ、オリジナルのファミコン版の方がよりカッコイイ気がする。 (5)剣の一閃 (FFXII) FFXIIでは、フィールド上に敵がいて、移動中シームレスに戦闘に移行するので雑魚敵との戦闘音楽が存在しない。戦闘音楽即ちボス戦となるのだが、そのボス戦用の音楽がいくつか用意されている。そのうちの1つ。FFXIIのボス戦音楽は、戦闘音楽大好きにはたまらない曲が揃っている。 (6)新しき世界 (FFV) 新しき世界というと何やら賑やかなものを連想してしまうが、哀愁漂う静かな曲である。FFVはストーリー順に「第一世界」「第二世界」「第三世界」とフィールドが分かれている。最後の第三世界は第一世界と第二世界が合わさったもの。元々一つだった物を悪しき物を封印するために2つに分けたのだが、その封印を解くために一つに戻されちゃったんだよね。で、その第三世界のフィールドで流れる曲がこれ。FFVの音楽の中で私が一番好きな曲である。 (7)襲撃 (FFX) FFXの飛空挺上で空飛ぶボスと対峙する時の戦闘音楽。途中に入るピアノのメロディが綺麗。そこの部分を除くとごく普通。FFXのピアノアレンジアルバムには、これのピアノバージョンが入ってて大好き。 (8)求めし力 (FFXII) 帝国に対するための力を求めての道中、雪山で流れる音楽。力強いというよりは厳しさを感じる曲で、雪山の険しい道程にマッチしたものとなっている。FFXIIのストーリーでこの後に流れる『捨て去りし力』と対になっている。『捨て去りし』の方は憑き物が落ちたような清清しいメロディ。 (9)The Man with the Machine Gun (FFVIII) FFVIIIの真の主人公と呼ばれているとか呼ばれてないとかの噂があるかもしれないラグナ編での戦闘音楽。何故ラグナがそう言われているか。ただの戦闘曲のクセして、表向きの主人公であるスコール編でのボス戦音楽よりもカッコイイ本曲の存在がその理由である。 (10)死闘 (FFXII) FFXIIのボス音楽の一つ。導入部から重厚感があって、まさしく死闘を演出するに相応しい曲。 (11)フライヤのテーマ (FFIX) FFIXの音楽は全体的に好きでない。例外がこれ、FF世界に久々に登場した竜騎士フライヤのテーマ。曲調は「孤高」というべきものか、寂しさの中にも気高さを漂わせる物となっている。 (12)迫りくる危機 (FFTA2) FFTA2音楽の中で一番好きな曲。何とかの四天王と戦う時に流れる曲で、敵の威圧感が漂ってくる。もっとも、FFTA2はゲームバランスが途中からアレしちゃってるのであまり危機感ないんだけどね。 (13)サリカ樹林 (FFXII) FFXIIではフィールド上にモンスターがいる。ここサリカ樹林も例外ではないが、サリカ樹林でのモンスターは基本的に襲ってこない。うさぎ型の可愛いモンスターやチョコボがいる平和な空間だ。但し、奥深くに行くとやばい敵がいるので油断してて1回やられそうになった。ちょっと和める空間で、音楽もリラックスできる。FF世界に潜り込めるとしたら? このサリカ樹林かFFIXのダゲレオを選ぶ。 (14)種族をこえた仲間たち (FFTA) FFTAやFFTA2、FFXIIの特徴は複数の亜人種が仲間になることだ。イヴァリースと言う共通の世界観を持っているのだが、その先陣を切ったFFTAの戦闘音楽。違う種族だけど力を合わせて戦う!みたいな感じで、ポジティブな雰囲気に仕上がっている。ちなみに、FFTもイヴァリースという世界を舞台にしているが、こちらはモンスターを除くと人間以外の種族が出てこない。 (15)死闘 (FFVI) 同じ曲名があったが、FFXIIとは別物。物語の中盤〜終盤にかけての転換期を迎えるところのボス戦で流れる曲。FFXIIのものよりは「畏怖」のようなものが伝わってくる。 (16)隠者の書庫ダゲレオ (FFIX) FFシリーズで"図書館"と言えば、FFVとFFIX。この曲はFFIXの図書館、ダゲレオでの音楽。街中にあるのではなく、フィールドのどこだったかにポツンと建っていて飛空挺入手後でないと足を運べない。館内に水路があり、水のせせらぎが聞こえてくるといった感じの落ち着いた雰囲気の図書館だ(確かゲーム中では水音は聞こえてなかった気がするが)。 (17)バトル2 (FFV) FFのVぐらいまでは戦闘音楽の名称がこんなだった。『バトル1』が通常戦闘、『バトル2』が数多のボス戦。ボス戦でも、ストーリー上重要なボスと戦う時は別の音楽が鳴り、そちらはきちんとした曲名が付いていたのだが……。FFはこのVから入ったので、初めて聞いたボス音楽がこの『バトル2』だった。威厳ある曲調が好きだ。 (18)召喚獣戦 (FFXII) FFのお約束、召喚獣。戦って勝たないと仲間になってくれない。その召喚獣に認めてもらうための戦闘時に流れる音楽がこれだ。召喚獣ということで、誇り高い雰囲気がにじみ出る音楽になっている。こういうコーラス入りの音楽が好きなのかもしれない。 (19)悠久の時 (FFTA2) 静かながらただならぬ雰囲気を漂わせる音楽。一応戦闘時の音楽だった……はず。 (20)決戦 (FFVI) FFVIのボス戦音楽。他シリーズのボス戦音楽よりも滑らかなメロディ。それでいてボス戦らしい重厚感のある名曲。 (21)A Chapel (FFT) チャペル、ということで教会がらみの戦闘で流れていたような……くどいようだが、いちいちどこで何が流れていたかはっきり覚えていない。特にFFTの戦闘は、フィールドごとに音楽が変わるので。戦闘時に流れる音楽でありながら、教会なためか大人しい曲調。 (22)更に闘う者達 (FFVII) FFVIIの通常戦闘音楽の名前は『闘う者達』、ボス戦なので「更に」闘うわけだ。ボス戦らしい激しい曲調の一曲。 (23)ボス戦 (FFXII) まんまだが、ボス戦で流れる曲のうちの1つ。FFXIIのボス戦闘音楽、『剣の一閃』『死闘』と合わせてどこか通じる物がある。 (24)浄罪の路 (FFX) 浄罪とは言いつつ、"生きては戻れぬ"水路。死んで罪を清めろということだろうか? もちろん主人公一行は生還し、敵を驚かせるのだが。浄罪の路自体は教会の薄暗い面を見せるものであるが、音楽はそうとは思えないぐらい清らかで静かな調を奏でる。 (25)おれたちゃ海賊 (FFV) FFVの仲間の一人、ファリスは海賊の親分。しかし秘密があって、実は女性である上に王女様の実の姉。幼い頃に海に落ち、海賊に助けられて……というエピソード。現実世界では海賊は悪者以外の何者でもないが、FFVの海賊達はどこかまぬけでおっちょこちょいな部分もあり、憎めないやつらである。そんな親近感の湧く海賊たちのテーマ曲。 (26)久遠〜光と波の記憶〜 (FFX-2) FFシリーズの問題作? FFX-2のメインテーマ。FFX-2は全体として、底抜けて明るいと言うか、お前らそんなに能天気でいいのか?と思わせるものだが、メインテーマのメロディは穏やかで美しい。 (27)ファイナルフ・ファンタジーIV メインテーマ (FFIV DS版) この曲には思い出がある。京都の友人(当時は奈良にいたが)が事あるごとに「チョコボの音楽は耳に残る」と話すので、当時まだFFを知らなかった私は彼からCDを借りて聞いてみた。そのときのサントラのうちの1枚がFFIVで、そしてチョコボ以外にも一通り聞いてみたのだが(そういやこのプレイリスト、チョコボの音楽が入ってねーなー)、ゲームやった事がないのに一発で痺れてしまったのがこのFFIVのメインテーマ。フィールド上で流れるのだが、とてつもなくカッコイイ。現時点で『ファイナルファンタジー』を除くFF史上"最強"のメインテーマである。 (28)月の明り -ファイナルファンタジーIV 愛のテーマ- (FFIV DS版) プレイリストの最後は人の声で入った曲で締めるのが好きだったりする。ので、DS版で生まれ変わったFFIVのために新しく作られた本曲の出番。世間ではFFIV随一と言われている『愛のテーマ』に、FFIVにマッチした歌詞が充てられ、伊田恵美が美しく歌い上げたFFIVの新たなる名曲だ。
さて、突っ込みどころが一つ。それは……実はFFTシリーズとFFXIIの曲のほとんどは植松伸夫じゃなくて崎元仁作曲だったりするところ(冒頭の『FINAL FANTSY〜FFXIIバージョン〜』の原曲は植松氏)。というわけでこのプレリスト、よく見ると半数近くが崎元仁作曲。ついでに『久遠〜光と波の記憶〜』もまた別の人が作った曲。表題の『植松伸夫は素晴らしい』は何なのだろう。
平成21年7月17日
先日、また阿波座の模型屋に行って来た。先日組み上げたビスタEXのコンバージョンキット、あれをショップオリジナルで製作したお店である。そしてこれまたショップオリジナルの221系用の部品が発売されている。ビスタEXは2度に分けて買いに行ったのだが、その2度ともに221系用パーツが品切れで、生産予定はあるということなので予約した。部品としては小さなもので、取り付けても「分かる人にだけ分かる」程度の変化しかない。他についでがあるのであれば買っておこうかな、レベルのものなので、近くて遠い阿波座にわざわざ行くのは……となるぐらいのもの。しかしこと221系とあっては話が変わる。221系は私の中では5、6番目ぐらいに好きな車両。JR化後に登場した通勤近郊型車両としては珍しく、ステンレス銀色ではない装いをしている。そしてJR西日本としては珍しく、主力列車の新快速用として開発しながらも、同時にあまり主力線区ではない関西本線(大和路線区間)にも投入している。奈良は第二の故郷とも呼べるので、大和路快速として走る221系にはとても馴染みがある。模型も比較的早期にカトーが製品化しており、再生産や改良が繰り返されて来たロングセラー。私もちょくちょく買い足していて、気が付くと30両。塗装が同じ同一系列同一番台の車両では最多を誇る。これが関東の電車であれば、1編成15両だから好きで2編成持つと30両になるが、221系の場合は違う。短いと2両――は例外的にしても、4両から8両。現在は6両編成が一番多い。先日の383系も一気に18両買ったが、あれは6両編成、4両編成、2両編成の各編成の中で構成する車種が若干異なる。ところが221系の場合……2両編成のみ例外的だが、4両編成のものに2両足したものが6両編成で、それにさらに2両足したもので8両編成を組成する。つまり、私は模型で6両編成を4本と4両編成を1本(あとなんちゃって2両編成が1つ)所有しているが、これはつまり同じ組成の4両編成が5つあることになる(それに4つの増結2両セット)。103系も数だけで話せばそれ以上にあるが、色違い及び大幅に異なる仕様違いを含んでの話である。221系は、1編成だけ細部が異なるものの色は全て同じ(ロットによる差異を除く)。これは私の所有する他の系列の模型と比べると異常に近い集め方である。で、中学生当時の頃から気になっていた模型と実車の相違。今新規にメーカーが模型を作るとなると再現されているのではないかと思われるが、当時はまだ"その程度"ならば金型流用が許されていた時代。クモハ(電動制御車)の側面の一番前の客用扉のすぐ後ろの戸袋窓の上にあるルーバー――おそらく電動機の冷却用と思われる――が模型には付いていない。そこに目を瞑ればクモハとクハで側面の型を共用できるからだろう。ただ、付いていない、のであれば付ければいいという発想も出来る。似たような話で、103系の大手2社の製品は、ルーバーが付いていては困るサハにもルーバーが付いている。モハと金型共用のためだが、削るにも非常に削りにくい場所にあるので正直どうしようもない。モハにしても、2種類のモハでルーバー位置が違うのに共通の場所に付いているようだ。なので大手2社の103系はどうしようもなかったりする。話戻って221系。なければ付ければいいのだが、しかしこれまでぴったりのルーバーの部品がなかった。代用品を付けてみたこともあったのだが……。そこで阿波座がショップオリジナルで商品化。同じエッチング板にルーバーと「クーラー用リブ」が入っている。 ――え? 「クーラー用リブ」……? 話を聞くと、実車の初期の頃はクーラーの側面はツルツルテンだったらしい。が、後になって補強のためかリブが入るようになった。それを再現するための部品も一緒にエッチングしたらしい。しかもクーラー側面の形状に合わせて2種類。で、ルーバーも種類があるらしく、大小2種が収録されている。で、ルーバーは1枚のエッチング板に2種各2両分が入っているが、クーラーのリブ用パーツは1枚の板に8枚(クーラー4個分)で2両分しかサポートしていない。ルーバーは合計4両分入っていれば4編成をサポートする(ルーバーの付くクモハは1編成に1両だけなので)。でもクーラーは……4両編成の半分だけ。これって狂ったように全車輌にリブを付けると、クモハ用ルーバーだけが余るってことだ(苦笑) ま、もっとも、1つの編成中のクーラーに全部リブが付いているわけでもないらしい。極端な話、1両に2つあるクーラーの一方はリブ付き、残りはリブなしだったりとか。実車の観察も始めたのだが、まだ全然資料がたまってないので、この辺りは要研究かな。 結局、クーラー用リブで2種類あるパーツを、各2枚ずつ買ってきた。リブの方は普通に銀色を塗るだけでいいが、ルーバーの方はカトー221系の白に合わせて調色した方がいいかも……とこれまた検討中。ルーバーは余るので、一部を後輩に上げる予定だったり。
平成21年7月16日
『ウサビッチ』 『ウサビッチ』とは――主要登場キャラクターはウサギ、舞台設定はロシア、1話1分半ほどのギャグ?アニメーションである。清く正しい労働者だったが、二日酔いで仕事を一日サボったら懲役3年を喰らったという主人公プーチン。同室するは元マフィアのボスで死刑囚のキレネンコ。キレネンコは双子だったが、仲間の裏切りにあって爆殺されてバラバラになり、繋ぎ合わせて1人になった。というアニメらしい無茶な設定(笑) なお、日本の制度だと死刑囚と服役中の人が同じ施設内にいることはない。のだが、ロシアはどうか知らないし、アニメなので深い突っ込みは野暮というもの。基本的にセリフはなく、陽気なBGMと楽しい効果音でストーリーが進んで行く。シーズン1〜3があり、各シーズン13話で構成されている。シーズン1では監獄でのストーリー。最終話でキレネンコが脱獄(プーチンは出所???)。脱獄の理由(動機)が、新発売のスニーカーを手に入れるため、というのがマイペースなキレネンコらしいところ。シーズン2では逃亡生活(といっても、盗んだ車でお気楽ドライブ)。キレネンコを捉えようとする警官2人組とのドタバタ劇が中心となる。街に到着するところでシーズン2終了。シーズン3でキレネンコがスニーカーを買い求めに入った13階建ての建物(デパート?)は、腹黒のズルゾロフが仕切っていた。キレネンコ&プーチンは1階ずつ登って行くわけだが……。 少し前にこのアニメの存在を知り、そして公式サイトで公開されていた分を見てK.O.され、最終的にDVDを買ってしまった(笑) シーズン3のDVDは今月15日に発売されたばかり。話はそこで完結してるっぽいが、果たして続編が出るのだろうか……? 各キャラクターについて、侃侃諤諤では珍しい箇条書きで。
◇ プーチン ・主人公。お気楽のほほんキャラクター。 ・食べようとした魚に往復ビンタを喰らう。 ・警戒することと学習することを知らないのかも。 ・面倒見がいいようで、キレネンコの無敵っぷりを影で支えてきた。 ・手先がかなり器用。空中分解した車を着地前に再組み立てしたり、ロボットのキレネンコを作ったり、光線銃をあっという間におもちゃの銃に改造したり。実は天才かも。 ・ギャンブルの腕前は不明。シーズン1ではカンシュコフにボロ負けだったが、シーズン3ではズルゾロフのイカサマがなければボロ勝ちしていたんじゃないかと。 ・監獄に入る際に撮影する写真で持っているネームプレートは、何故かキリル文字ではなく英語表記になっている。しかしシーズン3のラスト、警官の持っている賞金首リストではきちんと「ПУТИН」になっている。ちなみに賞金額は1ルーブル。ついでに、金額の表示が「Rur 100,000」のようになっている。「Rur」はおそらく英語表記。劇中に出てくる他の文字はきちんとキリル文字なのに。
◇ キレネンコ ・超マイペース。 ・スニーカーマニア。 ・シーズン1と2ではかなりの時間をスニーカー雑誌を読むことに費やしている。 ・魚は嫌い。 ・気に入らないことがあるとキレる。が、短気ではないと思う。短気だったらプーチンが生きてない。 ・公式設定では「同室のプーチンには興味がない」となっており、特にプーチンを気遣うシーンはない。 ・むちゃくちゃ強い。大人しく監獄に入っているのが不思議。 ・基本的に毒殺、銃殺、爆殺等は不可だが、シーズン2と3で天使の輪を1度ずつ戴冠。そもそも一度双子揃って爆殺されているわけだが。 ・極限までキレるとエヴァ○ゲリオン初号機っぽく暴走する。 ・彼が切れるシーンはウサビッチのハイライトシーン。 ・双子のもう一人の名前は「キルネンコ」(シーズン3のラスト、警官の持っていた賞金首リストにより判明)。キルネンコの写真にも継ぎ接ぎ後があり、色はキレネンコと反対。ひょっとしたら爆破されバラバラになった後、継ぎ接ぎする時にパーツを間違えたのかも。だとしたらキルネンコも生きている? ・かつて自分を爆殺したズルゾロフのことは歯牙にもかけていない様子。
◇ コマネチ ・オカマのヒヨコ。 ・羽ばたいて空中を舞うことができる。 ・よくレニングラード(後述)に捕食されるが、そのまま?排泄されてどっこい生きている。ある意味キレネンコとタメを張る不死身度。
◇ レニングラード ・シーズン1でプーチン、キレネンコがいた部屋のトイレに住み着いていたカエル。 ・舌を伸ばして対象物をひと飲みにする(主にコマネチ)。
以上4キャラクターがシーズン1〜3を通して登場するメインキャラクター。
◇ カンシュコフ ・主にシーズン1で登場、ドアと一体化した生命体……? ・我侭でマイペースなキレネンコに体罰を加えようとするが、反撃されて結局大人しく従っている。 ・この人(?)も懲りない人(?)
◇ ボリス&コプチェフ ・主にシーズン2で活躍?する2人組の警察。脱獄したキレネンコを捕らえようとあらゆる手を尽くすが、結局上手く行かない。 ・シーズン3でズルゾロフを捕まえて刑務所へ帰って行く。
◇ ズルゾロフ ・シーズン3で登場。犬みたいに見えるが……タレ耳ウサギなのか??キレネンコ&キルネンコ亡き後のマフィアのボス(?) ・かつてキレネンコ&キルネンコをスニーカーでおびき寄せて爆殺。 ・普段はつぶらな瞳の可愛い系だが、何かにつけて「ウッヘッヘッヘッヘ」と黒い笑みを漏らす。 ・敗因は、キレネンコがただ単純にスニーカーを欲していることに気付けなかった点。 ・警官の目の前で擬態(つぶらな瞳の天使の笑みモード)するが、残念ながらそちらの写真も押さえられておりお縄頂戴。 ・賞金額は100万ルーブルで、キレネンコ&キルネンコの10分の1。
一番気に入っている話は第一話、「食事の時間」。部屋の右のベッドの上ではプーチンがコサックダンスを踊っている。反対側のベッドの上ではキレネンコが寝転がってスニーカー雑誌を読んでいる。ドアの覗き窓が開きカンシュコフが中の様子を窺う。プーチンが駆け寄ってくると、看守が下の窓から食事を投げ入れる。今日の食事は魚(しかも生っぽい)。プーチンは一皿をキレネンコのお腹の上に置いたあと、自分のベッドに腰掛けて魚の頭を掴み「あーん」。しかしイキのいい魚はそれに抵抗。身をくねらせ、尻尾でプーチンのほっぺを「ペチン」。さらにくねらせ往復びんた「ペチペチペチペチ……」。一方のキレネンコは……魚を匂いをかいでがっくりくる。ドアに駆け寄りノック。カンシュコフが覗き窓を開けるとキレネンコはおもむろに、自分の分の魚を後方のトイレへと投げ捨ててしまう。代わりにもっと別なのを寄越せ、と。ムカっときたカンシュコフは、自分が食べた後?の頭と尻尾と骨だけの魚を投げ入れる。それを見たキレネンコはドアを一撃。思わず開いたカンシュコフの口にその食べ残しを押し込む。怒ったカンシュコフは棍棒でキレネンコを殴りつけるが……それをものともしないキレネンコ。キレたキレネンコは棍棒を取り上げ、逆にカンシュコフを滅多打ちにする。ここでシーンが変わり、にんじんのステーキ?を美味しそうに頬張るキレネンコ。カンシュコフは後ろでワインボトルを持って控えている。ここから……カメラアングルが回転していき、それまで画面にいなかったプーチンの姿が映し出される。ひと悶着あったすぐそばでプーチンは何をしていたのか。彼は食べようとしていた魚にまだ往復ビンタされ続けていたのであった。 シーズン2、3と進むにつれてちょっとずつ面白さに欠けていったような印象。特にシーズン3は全体的にオチが弱い。だがしかし、最終39話のラストが面白い。ズルゾロフがキレネンコに弾き飛ばされて、建物の前の道路に引っくり返る。そこに警官2人組がやってきて……賞金首リストの本を開く。最初のページにキレネンコ、ページをめくるとプーチン、キルネンコ……と続き、次がズルゾロフ(「エッヘッヘ」顔)。そこで警官が本からズルゾロフに視線を上げると……ズルゾロフは「ボク、何も知りません」みたいな感じで眩しいほどの笑顔を見せている。そこで警官、もう1ページめくる。すると……そこには笑顔モードのズルゾロフの写真が。ここで「大当たり!」みたいな感じの効果音が入り、次のシーンでズルゾロフが護送車に押し込まれる。賞金首リストにきっちり2枚の写真を載せてあったところが面白い。
キャラクターのコミカルな動きや独特のBGMに効果音、絶妙なカメラアングルなど言葉で伝えきれない魅力があるので、時間があれば是非一度「ウサビッチ」で検索して公式サイトを覗いてみて欲しい。まあでも、トイレネタが多かったりして上品さには欠けるかもしれないのだが……。
平成21年7月15日
今日も一日過ごして疲れたー。じゃ、お休み。
特に野球観戦かな(疲れた理由)。
平成21年7月14日
1回K.O.って……強すぎだろ長谷川。 ――ボクシングの話です。 WBCバンダム級世界タイトルマッチ。同級4位の挑戦者を1回2分28秒でT.K.O.。これで4連続K.O.勝ちで、しかも2回、2回、1回、1回と速攻で挑戦者をマットに沈めている。4連続K.O.防衛は日本人の歴代2位らしい。一方で、粟生(WBCフェザー級)が王座陥落。12回を戦い0−3の判定負け。WBAミニマム級に挑戦した高山も失敗に終わり、日本人の世界チャンピオンは1人減ってしまった。
というわけで、阪神タイガースそっちのけでボクシング見てた橘雪翼です。いや、阪神も勝って良かったねー。だけどもうそろそろ、逆転優勝なんて信じてませんよ(かなり前からそうすべきだという意見もちらほら)。久保が7人目の12球団勝利達成だとかだけど……正直なところどうもねえ。ま、とりあえず勝ったんだから素直に喜ぼうか。明日観に行くので、明日も勝って欲しい。
平成21年7月13日
はいはい、またCSマジックがどーのこーのって言ってるねー。55だっけ? いい加減誰か気付けよな。そのCS進出条件の算出方法がおかしいって。スポーツ新聞だったら何も考えてなくても不思議じゃないけど、日本経済新聞でさえ何の疑いも持たずにそのまま載せてる。尤も、日経新聞はスポーツ面なんてどうでもいいと思って編集しているかもしれないが。ま、事実どうでもいいんだけど(特に今年は)。バカがバカな方法で出したバカな数字を載せてバカバカしく喜ぶバカ騒ぎね(狩魔冥風に)。 一応おさらいしておくと、多分55という数字は某頭文字Gの"対広島マジック"と思われる。"対広島マジック"というのは私の造語で、"広島より最終成績が上になるために最低あといくつ勝たなければいけないのか"という数字。で、"対広島マジック"が0になり、そして"対阪神マジック"と"対横浜マジック"が0になっていれば、めでたくこの3チームよりは上位に来るのでAクラス入り確定、CS進出決定、というのが彼らの理論。しかしそれは、確かに十分条件だが必要条件ではない。現在使われている"優勝マジック"が必要十分条件であるのに対し、CSマジックは十分条件だが必要条件にはなっていない。そこが美しくない。仮に広島が現在首位にいるチームより上位に上がっても、代わりに中日かヤクルトを下に叩き落せたならば、現在首位にいるチームのAクラス入りとCS進出には問題がない。そういうわけで実際のところ、現在首位にいるチームはあと55回勝てなくても4位に転落することは有り得ないだろう。例えば残り試合で54勝しかできず、広島が全勝して現在首位にいるチームの成績を上回ったとする。しかしそのとき、中日とヤクルトがどのように勝利を分かち合っても、そのどちらかが現在首位にいるチームよりは下位に来てしまう、という状況が……今年は細かい計算をしていないが、去年と一昨年はそうだった。で、彼らの言うCSマジックと実際の進出条件に大きく隔たりが出るのは……首位が独走、2〜4位がダンゴレースを繰り広げている場合。この場合、CSマジックが0になるまでにCS進出が決定したりするはず……なのだが、現在のところそういう理想的な状況は出来上がっていない。残念。
先日、"笑"劇的なものを発見してしまった。「イタ車」である――と言ってもイタリアのスポーツカーではない。アニメやゲームのキャラクターでデコレートされた"見ていて痛々しい車"、略して「痛車」である。多分『北斗の拳』や『ガンダム』のイラスト入りでも「痛車」と呼ばれるのだろうが、「痛車」の主流は"萌え"の系統のキャラクターであることが多いようだ。実はここ侃侃諤諤で「痛車」の話をするのは多分2度目で、以前何について話したかというとプラモデル。アオシマだったかが「痛車」のプラモデルを作ったと言う話。そのベースカーがFD3S RX-7で「おいこら何でやねん」と突っ込みを入れたはず。で、今日はプラモでないリアル「痛車」である。まあ実は、大阪日本橋で幾度となく目撃している。最初何かで読んだ時は何かの冗談かと思ったのだが、今や日経新聞のちょいとしたところで取り上げられるほどブーム(?)。で、その「痛車」がついに地元で見られるようになってしまった。我が家から200〜300メートルほど離れたとある家のガレージ。いつからそれが「痛車」になっていたのか気付かなかったのだが、左側のヘッドライトの上部のちょっと控えめに、しかし確実にそれと分かるアニメかゲームのキャラクターと思しきステッカーが貼られていた。残念なことにこの橘雪翼、そっち系には詳しくないので何のキャラクターかは分からなかったが。「ラムちゃん」とか「ナコルル」あたりだったら分かるんだがな(古いな)。 ――で "笑"劇的なのはそこでは終わらない。今日、スーパーに行った帰りに通りかかって、何気なく見たら……キャラクターの数が増えていた。同じアニメ(orゲーム)の登場人物なのかそれともお気に入りのキャラクターをただ単に並べただけなのか残念なことにこの橘雪翼、そっち系には詳しくないので分からなかったが。またそのうちに派手になっていくのかもしれないので、興味本位でそれとなく観察することにしよう。
で、「痛」繋がりで。鉄道模型の世界にも「痛車」が存在したりする。というか、ある意味「痛実車」もあったみたいで、ゲームのキャラクターのラッピング列車が東京で走ったことがあるらしい。それのBトレインショーティー(デフォルメ鉄道模型みたいなもの)の製品も出てたみたいで、模型雑誌で紹介されていた。模型の場合、車と一緒でお気に入りのキャラクターでラッピングしてしまえばいいので話は簡単。どこの話が簡単かというと、車の場合は3つの難関がある。1つはもちろん、車自体が高価であること。多分ラッピングは外せるようにはなってると思うが……とりあえず、マイカーを持ってないと実行に移せない。2つ目、車は大きいので、見栄えのする「痛車」を作ろうとするとそれなりに大きなイラストを用意しないといけない。センスも必要だ。結構難しそうだ……彼らも頑張ってるんだなあ(妙なところで感心)。3つ目、世間の目に耐えなくてはいけない。まずは家族、次にご近所、そして友人たち。鉄道模型を「痛車」化するのは楽勝。模型自体が車に比べて安いので気軽に出来る。小さいのでデカールやシールの作成はパソコンで楽々。模型なので自分だけでこっそり心行くまで誰にも知られることなく楽しめる。で、何を隠そうこの橘雪翼も作ったことがある。無塗装コンテナをピンクに塗って「NOVAうさぎ」のデカールを自作して貼り付け。残念ながら人にあげたので今はもうない。そのうち作り直そうと思っているのだが、何せ「NOVA」があんな風になっちゃったからね、ちょっと意気消沈。で、私が大学の鉄研に入った当時の先輩も作ってて、確か「お嬢様特急」だったか、そっち系のゲームのキャラクターをプリントしたコンテナを作っていた。 ――そう コンテナである。何故コンテナか? 車に比べて安いと言っても鉄道模型は高価な"おもちゃ"である。いくらそのキャラクターに愛があるからってそうそう鉄道模型を一つあげちゃうわけには行かない。一方、無塗装コンテナはかなりお手頃価格である。懐事情をあまり気にすることなく好きなだけデコレートして楽しめる。コンテナを載せる車両も1両あたり鉄道模型の中では安い部類に入る。その日の気分でコンテナを載せ換えられるのもメリットだ。 で、少し話が変わるが……最近そっち(萌え)が流行っているので、Nゲージサイズの建物や車などを作っているトミーテックが一儲けしようとその業界に参入している。それが「鉄道むすめ」シリーズで、ドラマにもなったらしいのでご存知の方はご存知だろう。実在する鉄道会社の制服を着せた萌え系の女の子キャラクターをでっちあげ、それをフィギュアにして売っていると言うわけだ。そしてこのたび、トミーテックが作っているコンテナ(元々トラックに載ってたもの)に「鉄道むすめ」のキャラクターをプリントして「鉄道むすめ コンテナコレクション」として売るらしい。最初「コンテナコレクション」という文字だけが目に入ったのでとっても喜んだ。トラックにコンテナを載せたシリーズがあって、そのコンテナだけが欲しいよなあ、と思っていたからである。コンテナのバリエーションを作って「コンテナコレクション」を販売してくれたら山ほど買うのになあ、と。だから詳細をクリックして大変がっかりした。つい1週間ほど前のお話だ。で、仕方ないので後輩をいじることにした。「鉄道むすめ」のフィギュアを集めている後輩に、「今度のコンテナコレクション、買うの?」と。まあ、多分、彼はそんなもの(さすがに)買わない――はず、と信じていた。のに「はい買いますよ」と。見損なったぞK! しかし詳しく話を聞いて前言撤回。「プリントを剥がせば使えますからね」(実在する別のコンテナに仕立て上げられる、という意味)。なるほど、その手があったか。でもその後輩のことだから、実際手にとってみたらいくつかはそのまま置いとくんじゃないかな……。
平成21年7月12日
結局『QED 神器封殺』の袋とじの部分は特になにも考えていない。そろそろ存在自体を封殺しかねないので開けてしまった方がいいのではないかとも考えている。だってなー、三種の神器について調べに行った、ぐらいしか思いつかないよ(桑原崇の行動)。そこにどんな結論が待っているか……そもそも、桑原崇の語りは斜め読みしたもんね(爆) だからせっかく桑原崇(と作者)がしっかり調べて展開した説もほとんど頭ン中に入ってません。それよりは、巻末の解説の一文が気になった。 ――"quod erat demonstrandum"のどれが「証明」で、どれが「終わり」を意味するのかは未だに知らないのだが。―― 「quod erat demonstrandum」はラテン語である。だから我々日本人が義務教育で一応の教育を受けているはずの英語を知っているはずなのに知らない単語が並んでいるわけである。多分「quod」も「erat」も「demonstrandum」も同じ綴りの単語は英語にはないはずである。さて、どこをどう読み取れば「証明終了」になるのだろうか。まず最初の「quod」、これ、何となく「question」に通じるものがないだろうか。まあ、最初の2文字が同じなだけなんだけど。しかも英語の場合、「q」で始まる単語は全て2文字目が「u」だったはず。よって最初の2文字と言ってもほとんど説得力がない。大阪人大好きのボケをかましたところ、ツッコミが「最初の1文字しか合ってへんやんか!」だった状態とさして変わりない。が、橘雪翼は連想する。「quod」は「question」なのではないか、と。『アタゴオル』のスミレ博士並の主張だと思わなくもないが(*1)。で、次、最後の「demonstrandum」。これは「demonstration」(デモンストレーション)ではないだろうか? 今度は「demonst」まで同じだから自信があるぞ(そういうレベルか)。「demonstration」は「実演」などの意味がある。つまり橘雪翼はこう言いたい。最後に残った「erat」と合わせ、「謎の解明を実演しました」という意味になるのではないだろうかと。即ちそれ、「証明終了」である。さて、では、解明という意味の単語は英語では……「solution」、動詞は「solve」あたりになるだろう。ン? 「erat」とは全然違うな。まあでも、ラテン語と英語でそんなに一致するものでもないだろうし、きっと「erat」には解明とかいう意味があるんだろう。と勝手に納得しておこう。
*1 漫画『アタゴオル』シリーズの主人公ヒデヨシ。無茶なことばかりやって他人(猫)に迷惑ばかりかけて生きているが、その行動がアタゴオル世界の謎を解き明かすきっかけになったりする。そんなヒデヨシが時折、付け髭を付けて変装するのがスミレ博士(全然変装になってないが)。思いつきのでたらめを口にして、さらには学者のヤニ・パンツが新説を持ち出すと「その説、ベニマグロ3匹で売ってくれ〜」などと言い出す。
平成21年7月11日
鉄道模型トーク。先日言っていた「はつかり」編成。しんがりを務めるスハフ43をどう調達するかが問題だった。というわけで、手持ちのスハ44とスハフ42、それからキングスホビー製品を組み立てたものを並べて睨めっこ。予想通り、客室部分はスハ44とスハフ43でほぼ変わりがない。問題は車掌室部分。スハフ42とスハフ43でどれだけ差異があるか……。まず妻面。スハフ43は貫通扉の両側に窓があるのだが、スハフ42は右側にしかない。ただ、「なければ開ければいい」のでなんとかなりそう。手すりの位置や数も微妙に違うのだが、無視しても大して問題にならないぐらい。下回りはスハフ42をベースにすれば労せずテールライトが点灯させられそう。床下機器の配置は結構違うのだが、これは一体……。設計が新しいスハフ42と古いスハ44だからそうなのか? ま、下はあんまり気にしないから、そのままスハフ42で良さそう。屋根に目を向けると、ベンチレーターの配置が違う。ほとんど一緒なのだが、車掌室側の一つが、スハフ43はかなり車掌室寄り(つまり車端側)に付いている。スハ44は少し内側。先日の153系でベンチレーターを云々とやっていたが、このスハ44も一緒。実は最新設計のスハフ42(とスハ43)はベンチレーターがついに別パーツ化された。が、今あるスハ44他、編成を組む特急型車両はベンチレーターが屋根と一緒に成型されている。というわけでこれが難問。全車ベンチレーターを別パーツ化すれば話は早いのだが、正直面倒。ただ、一体成型されたベンチレーターをどうやって移設するか。当然だが、一箇所だけ別パーツのベンチレーターを使うと…………(思考中)…………やったことないから断言はできないけど、やっぱり悪目立ちする。こうなると全部別パーツ化かなあ……。 さて、出来そう、なことは判った。となると一番の問題点は? 今、市場在庫にベースとして最適な「つばめ 青大将」と足りないスハ44(スハフ43への改造用も含めて)がない。どうせ塗り替え、改造するので中古品で構わない。一応「つばめ 青大将」は見かけるのだが、スハ44が……こんなことならあの時買っておけば良かった(つい1ヶ月ほど前に、中古コーナーで3つ積んであるのを見かけた)。が、少々効率が悪いがスハ44を含む他の編成の増結セットを買ってくれば解決できないこともない。とまあいうわけで、実は問題はそこではなかったりする。一番の問題は、それはカトーが製品化してしまわないか、という話。最悪なのが、必要な車両を全て揃えてスハフ43の改造を始めたぐらい……にカトーが製品化発表すること。これは正直たまらない。しかもベンチレーター別パーツ化とかやられたら地団駄踏みまくりである。もっとも、スハフ43を含む特急列車というのは、同じ特急でもややランクの劣る特急。展望一等車が最後尾を飾っていた華々しい「つばめ」や「はと」が前時代的な屋根と一体のベンチレーターなのに、「はつかり」でそんなことやってくるわけがない。とは言い切れんなあ。だって所詮模型だもの。カトーならやりかねん。でも、金型がそのまま使えるから従来のまま……でも金型新しくするのは屋根だけでいいからリニューアルしてもおかしくないなあ……
白兎 「雪翼はこのまましばらく悶々としております。」
今月の"粗製濫造モード"が終わって、EF500-901を組み上げて、で、あと、手を出しているいくつかの車両を完成させてからそのときの気分で作るか作らないか改めて考えよう(いわゆる判断の先延ばし)。それまでにカトーが発表してくれるのが、ちょっと残念なような嬉しいような。
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