橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

2021年1月分

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2021年1月31日

PSは5も13も品薄

  ちょっとぬかったことに、GMの(鉄道模型の方ね)PS13パンタグラフ(製品名は「PS13N」)の手持ちストックを切らしてしまった。今作ってる最中のクモニ83に必要な部品だ。旧製品はまだあるんだけど、ガイシの表現は旧製品の方がいいので「ここぞ」のところに置いておきたい。もちろんストックも含めて買っておこうと通販サイトは見たのだけれど、諸々動きがトロくて買い逃してしまった。しょうがないので現在休車となっている旧作から引っこ抜いて急場を凌ごう。さて、在庫復活と完成、どっちが早くなりますかね〜?(笑)
  というわけで本年最初のいつものやつ――しばらく前から毎回全部書くのがしんどくなっていたので、今年から「書きたいことがない漫画については何も書かない」という最後のカードを切ることにする。ただ、そういう漫画のほとんどはこれまた今年から作った「保留者名簿」行きになる予定だから、何だかんだで文字数はあんまり変わらない?

【Dr.STONE】19巻(新刊):☆☆★
  あらら、ここからさらに別行動になっちゃうのね。しかもアメリカサイドとの関係性がややこしい。残留組は協調路線、次の地へ向かう組は命を狙う狙われるの追い掛けっこ。何が何だかよく分からない(笑) よくこんなシナリオを書けたと素直に感心するよ。
  にしても千空が肉体派すぎる。狙撃されて、弾は抜けたと言っても治療に専念できた時間なんてほとんどなかったはずなのに、空中戦であれだけ激しく揺さぶられて大丈夫なんだから……でもそれはあくまで現代日本の感覚? 3700年後の世界で一人復活して、大樹が起きるまでの間は独力で生き延びてきたわけで、そしてその後も決して平坦な道のりではなかった。司に一度実質殺されてるし。頭脳担当と言えどフィジカルもメンタルも鍛えられて、ちょっとやそっとのことじゃあ根を上げない強い男に育ったってことだろう(元からメンタルは強いし)。

【くま クマ 熊 ベアー】3巻(既刊):☆☆☆
  前半はいつも通り暴れて、後半は孤児院の子どもたちに救いの手を伸べるお話。前半後半で繋がってる部分もあり、原作小説では同じ巻での出来事だったのかな? 2巻時点で思ってたのが、現実世界では人と触れ合おうとしなかったベア子(*1)が異世界で人と関わって成長していく物語――が作者の描こうとしているものなのかな、と。ところがどっこい、現時点で既に積極的にコミュニケーション取って人助けしたりしてる。この子本当に引き籠りだったの?(笑)
  領主クリフと会うベア子(*2)。クリフに飛び入りで面会する悪徳面の商人が出てきたが、この後の孤児院の助成金がなくなった云々の黒幕はコイツか? さらにその後、ゴブリンキングの剣を「貸し」という形でクリフに譲り渡したベア子(*3)だが、「孤児院の正常な運営」で返してもらいそうな予感。
  もう一つ気になるのがせるげい(漫画担当者)。あとがきではイセエビ?ロブスター?の姿をしているが、通りすがりのマレーグマに捕獲され(1巻)、調理され(2巻)、そしてとうとうおいしく頂かれてしまった!!! おいっっっ、この後どうするんだ! まだ漫画続いてるだろー! 4巻は? 4巻はクマさんの胃の中から実況なのか!? 漫画本編同様、こちらも見逃せない!!

*1 ユナのことです。
*2 ユナのことです。
*3 ユナのことです。

【僕のヒーローアカデミア】29巻(新刊):☆☆

【MFゴースト】10巻(新刊):☆☆★
  ハチロクにトラブルが発生するのかと思ったらドライバー本人のほうだったか。にしても電車入ってきてるのに突っ込むのは、漫画だからいいけど……うーん。ところで、肘の具合にもよるんだけど、車のシフトノブってそんなに重いのかな?(橘雪翼はAT限定とか以前に車の運転免許を所持していません) ま、そういう一切合切まとめてここで作者が言いたかったのは、このレースでカナタは2速をっ使えません、ってことだ。『D』の藤堂塾のときの上2000回転封印とどっちがキツいんだろ?ちなみに、橘雪翼は6段変速機付きの自転車乗ってますが、買って間もなくの頃から6速固定(1〜5速封印)だったりします。ガチャガチャ切り替えるより最初から一番重いのにしたほうが手っ取り早くね?と思ったもので。それに比べたら2速封印ぐらい……ま、私は誰かと速さを競ったりしてないわけですが(笑)
  「タイトル表記は奥付に従う」という新しい方針により、今回『MF GHOST』から『MFゴースト』に戻りました(笑)
  あと、「電車にダイブ」で「電車にD」というネタを思い付いたんだけど、我ながらなんかちょっといろいろとどうかしていると思う。

【バンビ〜ノ!セコンド】2巻(既刊):☆☆★
【バンビ〜ノ!セコンド】3巻(既刊):☆☆★
  やっぱり悪手だったか……。旧スタッフと新スタッフでの対立(あまり表立ってのものではないが)という形になるが、人心掌握術というかなんというか、土屋が老獪と言えばいいのだろうか。そしてプライベートで彼女?に甘えている姿が極めて勘に障る(笑) 土屋が「でちゅでちゅ」言ってるところを伴やあすかに見せてやりたい(笑)
  料理評論家永坂の一言というか本音の「ツッコむ方が楽、作り出す方が大変」が刺さる。私も分かってて漫画感想文書いてます(笑) この前過去ログ見てたらどこかにも書いてあったし。まあね、ただね、私のはただの感想だから(笑) 自分が買ってきて読んだ漫画をどう思うかは私の勝手なので(笑) この「買った」というのが一つポイントで、無料版他の感想を書かないのは「タダで読ませてもらったのに文句付けちゃあイカん」という意識が働いていたりする。一方で「金出して買ったんだから何言っても自由だろ」と好き放題あれこれ書きまくってるんだから性質の悪い客である(笑)

>ストーカー
すんませんそいつの趣味はストーカーなんです(*4)。これが2回目なんで許してやってもらえませんか?

*4 趣味はストーカー:『刃牙』のオリバだったかゲバルだったかのセリフ「趣味はストーカーかな?」より。「ストーカー」じゃなく「ストーキング」とすべきところだと思うのだが……。

【鋼の錬金術師】3巻(既刊):☆☆★
【鋼の錬金術師】4巻(既刊):☆☆☆
【鋼の錬金術師】5巻(既刊):☆☆☆
  極悪人(それはもういいって)
  ヒューズ落命。物語まだまだ序盤だというのにざっくり行くねえ。にしても何に気付いてしまったのか。謎の女は軍上層部に顔の効くやつなのか。

>ウィンリィ「お尻痛い」
日本の鉄道で言うところの「旧型客車」みたいな感じで、モケットのない木がむき出し座席なのかな?

>あれを見た
その場所にいた存在が「等価交換、だろ?」と言った時の表情、グラトニーに似ている気がするのは……考えすぎだろうか?

>いつ抜いたんだよ
ページ戻って見てみると、斬り終わった後でちゃんと右手に持っている!

【あおざくら 防衛大学校物語】19巻(新刊):☆☆☆★
  ほら、やっぱり土方は変わってない(笑) もちろん「いい意味で」ですよ?(笑)
  一学年に恐れられる近藤。そのイメージはほぼ誤解で構成されているのだが、最近他の作品でもそーゆーの見た記憶があるんだよなー。某魔王のザ何とかさんとか某(元)聖騎士長のラーなんとかさんとか(笑)(*5)
  そして坂木ふっかぁーーーーつ! と思ったけど、左目がアカンのか……。これは辛い。
  脱柵騒動勃発。“去年”の原田は未遂に終わったが、防大ってこんなに毎年毎年脱柵しようとする人がでてくるのだろうか? 確かにキツそうな環境ではあるのだが、この辺どうなのか知りたいところ。そして脱柵の話題はさらに20巻に引き続く模様。予告だと小島君になんかカッコいいシーンがあるようで楽しみ。

>やっぱり金の亡者
の近藤はあくまで周囲の人間のビジョンだよね? 流石にそんな打算的な考えで上級生と同じ下宿にしたとは思わないのだが……(上級生と同宿だと下宿代の分担が軽めになる、とかいう理由はありそうだけど)。少し戻って、回想シーンで松原先輩の服を「センスがいい」と褒めた近藤だが、服単体でセンスが良くても組み合わせて着こなすのはまた別問題。ということで、それを上手くまとめた近藤も「センスがいい設定」なのか?(まあ主人公だしね) その後の斉藤がこれまたなんというか攻めてるわけだが、どことなくジョジョっぽい気がするのは私だけ?

>埋め合わせ
「GW中に」って書いてあったけど、脱柵騒ぎは明らかにGW後の話だよね? その話が作品展開の都合上省略されただけなのか、それとも近藤が「忘れてた」でまたひと悶着あるのか……。

*5 去年からのお気に入りの『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』の登場人物です。

【北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし】2巻(既刊):☆☆★
  ジークリンデの元同僚エメリヒが遊びに?やってくる。いろいろあるが一番重要なのは、ジークに「兎さん好きだろう?」と言われるところ――この様子からするに??? エメリヒ! 俺たちは友だちだ! そうだろう? まあ、その後渋々ながら?も兎さん解体して、さらには食べるんですがね。それは環境が環境だからしょうがない。

【王室教師ハイネ】16巻(新刊):☆☆☆
今までの!

アインス絡みの不穏な空気は!

なんだったんだーっ!!!!!

  と叫びたくなるぐらい普通に仲いいやんけコイツラ(王子たちをコイツラ呼ばわり)。まあ以前にも書いた通り、この漫画であの国王の息子の性格が悪くなる余地なんてミジンコの入る隙間もないぐらいだから想像の付かないことでもなかったのだが……それでもこんなにあっさりでいいの? 今までのドキドキとハラハラを返せ!(笑)
  さて、こんなそんなで16巻続いてきた本作だが……次でかなり大きな動きになりそうな気配が。アインスとローゼンベルクの二人、「立ち塞がる壁」とでも言うべき存在がその役目を終えた今、終結へと向かうのも自然な流れだろう。ハイネの秘密が一部よく分からないままの気もするが(なぜ見た目がこんなに子どものままなのか)、大団円に期待しよう(って言ってて予想が外れてまだまだ続く可能性も大)。

  2月の新刊は、『Q.E.D.iff −証明終了−』、『青の島とねこ一匹』、『雨柳堂夢咄』、『まちカドまぞく』、『ブサメンガチファイター』、『ライジングサンR』、の6冊を予定(但)。いつもだと『Q.E.D.』とセットで『C.M.B.』が出るが、前回完結しちゃったので今回は単独発売。さらに次の19巻では新作『空のグリフターズ』が新たなお供となるようだ。『まちカドまぞく』は、まだ悩んでいるけどおそらく紙版へ切り替えるような気がする。その場合電子版で買った1〜5巻を買い直すのかどうかという問題も発生するが、新刊とタイミングを合わせる必要はないから欲しくなった時に買えばいいかな。『ブサメンガチファイター』は完結らしい。どう考えてもあと1冊で話がまとまる流れではないので、打ち切りというやつなのだろう。異世界転生モノの中では頑張って転生要素を活かしてたと思うので残念。当初は保留者名簿行きの予定だったが、最終巻なので発売のタイミングで読んでしまおう。『ライジングサンR』も保留の検討中。余談だが、新刊の発売が月の後半に固まった。一番早い『Q.E.D.』ですら17日で、一時期の私なら文句垂れてたところ(笑) もちろん今は、既に買ってあるものを計画的に放り込んでいくので問題ナシ。新刊の空白時期となる2月前半は「橘くんと7冊の既刊(*6)」(*7)で乗り切ろう。
  今年からの新方針「保留」の取り扱いはというと。今もいろいろ考えてるんだけど、「同一タイトルの保留が2、3巻溜まったら、30%還元のタイミングで購入して一度に読む」が最有力。多分まとめて読めば遜色なく楽しめるんじゃないかな。

*6 『くま クマ 熊 ベアー』、『鋼の錬金術師』3冊、『バンビ〜ノ!セコンド』2冊、『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』の7冊
*7 「菜月くんと7人の魔女」……じゃなかった、『山田くんと7人の魔女』

(2021-07 01-07)


2021年1月29日

α1!

  ミノルタ時代から続くαシリーズの伝統として、一番最初の数字の大きさがカメラのランクを表している。MFカメラの時代に「X-1」というミノルタ最高機種もあったのだけれど、αになってからは「9」がフラグシップの証。数字の小さな「1」はエントリー機であり、過去には「α-101si」や「α100」があった。その流れを汲む新機種が「α1」だ。私が想像するに、これはソニー流の競合他社への強烈なメッセージなのだ。「これからの時代、最低でもこのぐらいのスペックがないとカメラとは言えませんよ」と言いたいのだ。もちろん、今後発売されるであろうα7シリーズ各種やα9 IIの後継機はこれ以上のものとなり、とんでもない高画素にさらなる連写機能を搭載し、それでいて高感度画質も上げた上で動画や手振れ補正にも抜かりがなく……という、これまでなら「ただの妄想」としか思えなかったものを次々と実現させてくることを予想している。同時に、最も低価格帯のカメラである「α1」ですらあの値段なので、トンデモスペックのα7シリーズ及びα9 IIの後継機種は安くても100万円をはるかに上回ることになるだろう。こりゃちょっと手が出ないや。手持ちの「α7 III」を大切にして、あとはいつか「α7R IV」でも買い足しますかね。






  以上、ソニーがまたしても機種名でやらかしてくれたことに対する私の怒りの文章でした(笑) 例によって「α1」は「アルファワン」とは呼んでやらん! こんなもん「あるふぁいち」で十分や! まあどの道、

きゅうじゅうまんえんのかめらはかえません

という泣き言しか出てこないんですがね。
  流石90万円だけあってスペックには夢がある(そして我々一般人にとっては夢でしかない)。秒間30コマに鳥対応の瞳AFで毎年おなじみのメジロが楽々撮れたらどんなに楽しいだろうなあ、と思って眺めていたのだが、値段が現実を呼び戻す。90万って何なの90万って。まあ確かに「α9 II」も60万円ぐらいするから、軽く凌駕するスペックならその1.5倍ぐらいは当たり前……うーん、お高い「α9 II」の1.5倍かあ(溜息)。まあね、その気になればね、カメラに90万円ぐらい使えないこともないんだよ? 但しね、それはね、「カメラと交換レンズ(いいやつ)と交換レンズ(いいやつ)と交換レンズ(コスパのいいやつ)とアクセサリー」みたいな感じの組み合わせでの話。「α1」はボディ単体1台でそれを実現しちゃってるのがいけない。まあ、ガチガチのプロ向けであり、私はプロじゃないからしょうがないね。カメラが一番の趣味か、あるいは趣味に使えるお金が一桁上なら「高いなあ(にやにや)」って言いながら買ってたかもしれないけど、他にやりたいことがたくさんあるからね。
  「交換レンズ(いいやつ)」と言えば、先日GMの「35mmF1.4」が発表された。当サイトで「GM」と書くと「グリーンマックス」っぽいが、カメラの話題の時はソニー「G Master」のことです。「24mmF1.4」っぽい感じの、「小さく軽くでも高性能で明るくてお値段(以下略笑)」なレンズだ。最後に値段って付けたけど、最近のレンズとしてはそう無茶苦茶な値付けでもない、かな? 「α1」と違って買えなくもない価格帯。では欲しいのか?買うのか?というと……どちらかというとまずは「100-400mm」を優先して、次に広角単焦点を買うとしても「24mmF1.4」の方かなあ。そもそも論で広角もズームで済ませてそうな予感もする。で、一つ気になるのがツァイスの方の「35mmF1.4」。GM発表の翌か翌々日ぐらいに値下げされた模様。同じメーカーから2本の「35mmF1.4」が同じ値段帯で存在してもってことなんだろうけど……何だろう、この値下げに引っ掛かりを感じるのは。在庫処分なら分かる話なのだが、生産中止で在庫限りという話は今のところ聞かない。ひょっとしたら内部ではそういう扱いになっているのかもしれないのだが、「在庫処分」ならば「在庫限り」と言い切ってしまった方が早く売れて良さそうな気がする。ということは今後も細々と生産され続けるのか? だとすれば今までの値段は何だったのか? 安い方の値段で売っても利益が出るならこれまでの定価は何だったのか。生産コスト諸々であの値段になってたんじゃないのか。安くしても儲けが出るなら、今回の値下げ分をこれまでソニーが丸得していたということなのか……「設計やらなにやらの開発コストが回収できたので値下げできるんです」なのかもしれないけど。でもそれはそれで、他のレンズもじっと待ち続けていたらそのうち安くなるかも?って思っちゃったりするんだよねー。
  今日の橘雪翼は「α1」のネーミングにぷんぷんなので他の件についても辛辣です(笑) そしていつもの話で締め。現時点ではD810が健在なので(まだまだ元を取りたいので)、完全ミラーレス化はもうちょい先の話。しばらくは現行体制維持で、レンズの買い足しも当面はないと思っている。この「もうちょい先」「しばらく」「当面」がどの程度の期間になるかは全く見当も付かない。とりあえず今年いっぱいはとは思っているけど、そーゆー宣言をすると守れなさそうだから、「粘れるだけ粘る」と言っておこう。そして粘っている間に貯めれるだけ貯めて、使うときはドバっといきたいね。デジタルへ完全移行したときみたいな感じで(って言うほど「ドバっと」だったかな?)。

(2021-06 01-06)


2021年1月20日

『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』7巻読了

  6巻からの続き。フォルの回復待ちでずっと海の中にいたので、心機一転無人島へ海水浴に出かけてあれやこれや。
  新登場の聖騎士長が実は魔王もやっていた、というのはなかなか斬新。聖騎士長側が本体で魔王が影武者(?)なので、冒頭の魔王が殺されてしまうシーンも納得がいく(影武者だから本物よりも弱い)。
  ザガンの拳が相手の顎をかすめて……のところ、まさかそうじゃないよなと思いながら読んでたんだけど、そのまさかだった。顎はかすっただけでも脳が揺らされ、足腰経たなくなるって、格闘漫画かよ!(笑)
  そんなわけで、今回も話が進んだような謎が深まっただけのようなの第7巻。現状11巻まで出ていて残り4冊を来月の延期された12巻発売日までに……と言うプランは苦しすぎるな。実は先週ぐらいに読み終えて8巻に突入してるんだけど、全然進んでないので(笑) 模型制作とかもあるしね、なかなかこれだけに時間を割くことはできない。ところで、あとがきに「第8巻のタイミングで何か報告できるかもしれない」的なことが書かれている。普通こういうのって「漫画化」か「アニメ化」のような気がするのだが、前者は7巻発売時には始まっているし、一方で後者はもちろん話を聞かない。何の報告なんだろう? 8巻のあとがきだけ先に読めば何かわかるのかもしれないのだが、ネタバレになっちゃうと面白くないのでそれもできない。うーん、なんなんだろう。アニメ化の話があったのに8巻発売までの間にポシャってしまったんじゃなかろうな……?

(2021-05 01-05)


2021年1月15日

夢屋 北陸鉄道・大井川鐡道6010系「しらさぎ」

  去年の「一年を振り返って」に書いた「来年の計画」第一弾の金属キットが完成した。「来年」のつもりだったのに、年末29日ぐらいに部屋の片付けに飽きて作り始めてしまった(笑)

夢屋 北陸鉄道・大井川鐡道6010系「しらさぎ」

(2021-04 01-04)


2021年1月8日

『Re:ゼロから始める異世界生活』25巻

  なんかこう……たまには綺麗にすっきり一区切りつけてもいいんじゃないの? って第四章終わった時がそうだったのか。とはいえ……ねえ?
  “スバルの記憶喪失”だが、これは結局、転生後のスバルには『暴食』の権能が及ばないって解釈でいいんだろうか? ルイ・アルネブが奪えたスバルの記憶は転生前のもののみ。転生後の記憶が奪えなかったからこそ“記憶喪失”の状態となったわけで。その割には死に戻りの能力が得られたってのは少し腑に落ちないところではあるが。
  “種明かし”で菜月昴の死者の本が出てくるのは面白い仕掛け。ひょっとしたら作者が死者の本を設定した最大の目的はこれだったのかもしれない。
  レイド対ユリウス。どうあがいても普通の勝負では剣聖には勝てっこなさそうで、だから前に私はレイドはスバルの話術で丸め込むものと予想していたわけだが……。その規格外の力に器が耐えきれなかった、という決着を見る。本人たちの間では「レイドの勝ち逃げ」ということになっているようだが、私的には器を超える力を出させたユリウスの勝ち。まあ、よくある分かりやすい説明をしておくと「勝負に負けて試合に勝った」ぐらいかな。
  懐かしい単語、「共感覚」が出てくる。これまたここで使うために作られた設定なんじゃないか、というぐらいいいところで活用される。にしても姉様強すぎだろ……。
  やはりエミリアはサテラと同一人物かそれに近い存在なんだろうか。フィクションの世界で「たまたま手形がそっくりだっただけでーす」なんてことは許されないからね(笑)
  そんなわけで、またしても続きが超気になる幕引き。どこかでちらっと見たので確認しに行ったのだが、原作とでも言うべき「小説家になろう」サイト上でもこの第六章までしか掲載されていない。果たして今後どの程度のペースが維持されるのだろう。更新年月日を見ると、意外と新しい作品で、そしてここまでいい感じで進んできてたようにも見える。が、しかし、第六章に入って突如目に見えてスローダウン。長期休載が挟まり、この章だけで実に5年以上かかっている。原因は何なのか。飽きてきた、とかだと最悪。文庫版とか漫画版とかアニメ版とかのあれこれで忙しかったというのならまだマシなのだが……。序盤のペースは無理でも、せめて年間2、3冊程度の文庫版が出る程度には頑張って欲しいところ。それでも完結までにあと10年ぐらいかかりそうで、読者としても腹を括らにゃならんだろうなあ。

(2021-03 01-03)


2021年1月4日

年末年始「30%還元キャンペーン」分の漫画感想文

  そんなわけで、年末に書き切れなかった漫画感想文。便宜上『TSUYOSHI』もここへ。あ、そうそう、時折悩む漫画タイトルの表記。例えば本更新で最初に出てくる『くま クマ 熊 ベアー』は「くまクマ熊ベアー」なのか「くま クマ 熊 ベアー」(間にスペースが入る)なのか、各所でまちまちでどれが正しいのか判断が付かなかった。そんな折に単行本の「奥付」に気付き、今回から参照することにした。

【くま クマ 熊 ベアー】1巻(既刊):☆☆☆
【くま クマ 熊 ベアー】2巻(既刊):☆☆☆
  くま可愛い! 以上!
  ……では簡単すぎるので概要を。主人公ユナ(優奈)は重度の引き籠りで日々VRのオンラインゲームをして過ごしていた。しかし、ある日の大型アップデートで異世界へ転生してしまう。その際に手に入れた「くま装備」を強制的に装備させられて。
  かなり典型的で捻りのない素直な「異世界転生モノ」だが、何と言っても「くま装備」が特徴的。極論を言えば「くま装備」が可愛いと思えば良作、「くま装備」にときめきを感じなかったら量産型の駄作ということになろう。私は前者なのでこういう評価に。原作者も「くまなの」を名乗っており、どこまでくま好きなの!? 原作もさることながら、いいイラストレーター及び漫画家に恵まれた結果、本作はくま可愛い良作(橘雪翼基準)となった。
  もちろんだが、「くまの可愛さ」以外の部分もしっかりしている。特に光るのが、ユナの煽りスキル。伊達にオンラインゲームに入り浸っていない、と思わせるセリフ回しがいい。突っ掛かって来た冒険者に対し、武器を投げ捨てた上でくまの手袋で手招き「ほーらこれで怖くないでしょう?」。その続き?でゴブリンの討伐クエストを代わりに引き受けることになって、「だってデボラネが50匹でしょう?」(デボラネは突っ掛かって来た冒険者の名前)。元の世界では引き籠りで、一人で生きてきたユナ。異世界でも一人が楽、と思っていたところで降って湧いて来た賑やかなお食事会に「楽しかった」。こうしたユナの心の成長を描いていく……のかなとも思ったけれども、あまりそういう安直な方向には走らないのかな? まあそれはともかく、続きも楽しみだ。
  1点突っ込みどころがあった。ユナは株で「一生遊んで暮らすのに十分な稼ぎがある」そうだ。どうやって? 学校に行かず引き籠ってたそうなので、ユナは学生だったはず。株で稼ぐには元手が必要で、それも一生遊ぶ分を叩き出すためには相当な金額になるだろう。どこから調達したの? 作者は株を魔法か錬金術と思ってないだろうか……と思ったらばっちり書いてあった、「株という錬金術で」って。漫画の面白さに関係無いので大した問題じゃないが、私の性格上突っ込まずにはいられないので(笑) 宝くじを当てた、の方が現実味があったかもね……なんて話を単行本を買う前に後輩としていたのだが、単行本の巻末小説できっちり説明のつく話がなされた。正解は「お爺ちゃんが会社の社長でお金持ちだった」。多分作者はあちこちで突っ込みに遭ったんだろうなあ。
  もう一か所突っ込みどころがあった。「くま装備」の強さはレベルによって入る強化補正のはずなのに、レベル1に戻ったユナがこんなに強いのはなぜ? これだけが分からん……。

【バンビ〜ノ!セコンド】1巻(既刊):☆☆☆
  ほぼ「バンビ〜ノ!16巻」。一応2号店開店ということで区切りはあるんだけど、あまりにも話が続いているので続編にした意味があんまり感じられない。全15巻だし読みやすそう、と思わせて釣るのが目的か? だとしたらまんまとハメられた(笑)
  “前巻”で抱えたトラブルがそのまま噴出してくる感じ。最後とうとうブチ切れる伴だが、これが吉と出るか凶と出るか……どう考えても凶ですな。続編早々フルスロットルで来ましたな。

【北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし】1巻(既刊):☆☆★
  またしても極悪人リスト(*1)に連ねる名が増えた……。
  ジョークはさておき、内容はタイトルに書いてある通り。北欧貴族リツハルドはお嫁さんを探すために社交パーティーに出ていた。が、統治している領が酷寒の地であるが故になかなか嫁いできてくれる人がいない。そんな中、元軍人のジークリンデに一目惚れして求婚する、という始まり。その後の話の展開は、『乙嫁語り』や『テンジュの国』に通じるものあり。
  『くま』と同じく「コミックPASH!」で読める漫画だが、そこで知ったのではなく『乙嫁語り』の新刊をチェックしていて、検索結果のページに出てきたのだ。そのサイトは検索結果がかなりファジーで、他にも『将棋の渡辺くん』だと『山口恵梨子の女流棋士の日々』が出てきたりする(買う候補には入ったのだけれど現時点では買ってない)。『渡辺くん』も本作も本の紹介文他に検索ワードは一切出てこないので、どうして検索に引っかかるのかはかなり謎。でも私のニーズへの合致度は割と悪くないかも。

*1 橘雪翼は兎が大好きで、だから兎を狩ったりする人は極悪人扱いなのです(笑) 参考までに今までの極悪人リストは……アミルさん(『乙嫁語り』)、岡本くん(『山賊ダイアリー』)、稚羅日勲(『今際の国のアリス』)。もちろんネタで言ってますからね?(笑)

【鋼の錬金術師】1巻(既刊):☆☆☆
【鋼の錬金術師】2巻(既刊):☆☆☆
【鋼の錬金術師】3巻(既刊):☆☆☆
  せっつめーふよーの超有名&人気作。所謂不朽の名作ってやつですな。今まで橘雪翼が読んでいなかった理由とは? ただただ単にあんまり気が向かなかっただけ。
  兄弟の目的はただ一つ。「賢者の石」を手に入れて、過去の失敗で失った生身の体を取り戻すこと。物語最序盤から敵対する組織っぽいのが出て来て、なかなかに全力全速。グラトニーって呼ばれる人物が気味悪いのだが、確か「グラトニー」って「暴食」って意味だったよね? せっかく『Re:ゼロ』で暴食の大罪司教が片付いたと思ったら、今度はこっちで相手しなきゃなんないのか(笑)

>君のような勘のいいガキは嫌いだよ
本作で最も有名なシーン?(笑) まさかこんなに早く出てくるとは思わなかった。今回話を読んで初めてどういう場面か知ったのだが、これに気付かないのは勘の良し悪しじゃなくただのボーっとしたやつでは?(笑)

【おれはキャプテン】4巻(既刊):☆☆
  作者は『グラゼニ』の原作者と同一人物らしい。漫画家としての名前と原作者としての名前を変えているとか……なぜそうしているのかは知らない。
  というわけで、絵こそ違えどどこかテイストは同じ。まあちょっと何と言いますか……アクが強い?

【新・コータローまかりとおる!】4巻(既刊):☆☆★
  流石に古い。ノリが完全に昭和で、絵の線だけ平成風にアップデート中という……いやまあ、そういう時代の漫画だからまんまその通りなんだけどね。あと、マガジン特有の「!?」も頻出。あれって『MMR』と『金田一』と『拓』だけじゃなかったんだ(笑)
  クミの本名は「キューゾウ(久三)」? おばあちゃん曰く「お役所のミス」らしいが、実のところ日本の戸籍には漢字だけで読み方の記載はないらしい。つまり「久三」で届け出たのであれば読み方は指定できないはずで……
  そしてこのおばあちゃんが滅法強い。おばあちゃんキャラが強いのはこの時代の作品の特徴か?(他に何があるのかというと、『らんま』のシャンプーの祖母のコロン……しか思いつかないけどね!……そういや功太郎の髪型はらんまと同じだな、関係ないけど) 見た目が超若いおばあちゃんというのはロリなんとかの走りかな?

【ばらかもん】2巻(既刊):☆☆
  もうちょいストーリー仕立てで来るのかなと思っていたが、やや短めの読み切りを重ねる感じだった。これはこれでライトに読めるので悪くはない。

【ARMS】4巻(既刊):☆☆★
【ARMS】5巻(既刊):☆☆★
  というわけで、読んだけど内容覚えてなかった4巻と続きと思って買った5巻と。『ARMS』で最も有名と思われるシーンは4巻でした(笑) 本作も、連載時期と私が週刊少年サンデーを読んでいた時期とが被るのだが……ほとんど読んでいなかった(『ダイ大』以上にページを飛ばしていたので、見覚えのあるシーンはここまでほぼなかった)。
  「ジャバウォック」って何か知らなかったので調べたら、『鏡の国のアリス』だったのか……どうりで知らないわけだ(『不思議の国の』しか読んだことない)。
  5巻後半、倒した敵が仲間に……とまではいかないまでも、和解する少年漫画らしい爽やか?な終結……と思ったら早々の退場で何か勿体ない。そしてそのまま最終決戦へ突入しそうな勢いなんだけど、22巻まで続くんだよね!?

【TSUYOSHI 誰にも勝てない、アイツには】8巻(12月新刊):☆☆★
  はい、主人公不在。ツヨシが今回何をしたかというと……色仕掛けにデレデレした上で試合予想を2つしただけ。次戦うシーンはいつになるんですかね? VIPルームで乱闘になるとかかな?

  無事『ARMS』も読み終えて、既刊漫画の4月までの予定が固まった。前回書いた通り、『鋼の錬金術師』は全巻セットを買ったのでもう後戻りできない(笑) 巻数が多くかつ3の倍数なので、各月3冊ずつで8月に読了予定。『くま』は既刊は「5」で、1〜3月各1冊。『北欧貴族』も5巻まで出ている。こちらはまだ1巻しか読んでいないので、月1冊読むとちょうど4月分まである。『バンビ〜ノ!セコンド』はとりあえずで1冊しか買わなかったけど、1月からは月2冊ペースで。以上、月7冊(4月のみ6冊)確保できたので、残りの「4つのうちのどれか」については今回は見送り。なお、強力な対抗馬が現れなければ、4月に続きを買っていくのは『ARMS』か『新コータロー!』のどちらかになるかと。
  人を極悪人呼ばわりしといて自分だけ知らんぷりは良くないので自白しておきます。『天稲のサクナヒメ』で、鬼とは言え大量の兎を狩りました。はいそうです橘雪翼も極悪人ですごめんなさい。そしてどさくさに紛れて言っておこう。『サクナヒメ』は極悪人量産ゲームである、と(笑)
  『くま』のフィギュアだが、単行本読んでから注文しよう……と思ってたら予約受付終了してしまった。代わりに登場したのが白くまバージョンだが、こっちだけ買うってのもね。やっぱ両方揃えてこそでしょう。一方でねんどろいどは現在も予約受付中なので、こっちにしようかと。『まちカドまぞく』アニメ二期も決まっていて、そろそろ桃シャミのねんどろいど化も秒読み段階に入ってそうだし、ねんどろいどでいろいろ揃えられたら嬉しいな。

(2021-02 01-02)


2021年1月1日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします


  新年一発目から画像で侃侃諤諤!なんだけど、新年早々橘クオリティぶちかますことになってしまった(笑)
甘兎庵、暫定開業!

(2021-01 01-01)


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