2020年12月31日
一年を振り返って〜その他・総括編〜 今年は何と言っても新型コロナウィルス。2月頃から感染が広まり、4月には緊急事態宣言が発令されるという、私としても生まれてこの方経験のない出来事に発展した。インドア派の私にはあまり影響がない……と言いたいところだが、それでも三大趣味のうちの「写真」に与えたダメージは甚大だった。今年は3月の梅とメジロ以外にはほとんど撮影せず、D810もα99IIもα7IIIも出番が少なかった。あれ? α99IIは撮影した記憶が冗談抜きでないぞ……。毎年それっぽく撮れてる写真を選んで年賀状に使っているのだが、今年の場合はナッシング。梅とメジロでも良かったんだけど、前に使っちゃったからね。そんなわけで、錦川NT3000の4両揃い踏みを実現させたかったわけなのである。 写真を撮らなかったから、というわけではないが、この1年機材への追加投資は一切ナシ。別の用途で「ざ・ぶとん」は買ったが、写真用じゃないので見逃して欲しい(「ざ・ぶとん」が何かは省略する)。新製品や去年までに出たレンズで欲しいものはいくつかあるのだが、やはり現状では「D810最優先」であり、欲しいレンズにFマウントのものがない、という理由で物欲を上手いこと制することができたんじゃないかと。マウントアダプターの「LA-EA5」だけはα7IIIに対応してくれたらすぐにでも買いに行きたいところなんだけど、どうなってるのかねえ?
運動編。「1200グラム以上のバットを振った」回数が去年より大幅に増えた。もちろん新型コロナも影響していて、元から少ない外出がさらに減り、家にいる時間が長くなったからである。もう一つ大きいのが肘の不調。深刻なレベルではないものの、深刻になってからでは遅いので年の後半は投球練習を中止。その分の体力をバット振るのに使った結果、気が付くとよくぞこれだけ……という回数になった。その分上手くなったかと言うとそこは実感がなくて、家でやるのとバッティングセンターで実際の球を打つときの感覚が全く一致しないのは相変わらず。家では左の方が振れてる気がするのに、バッティングセンターでは利きの右打席が圧倒的。左も一時の不調からは脱したのだが、その代わり右の絶好調が普通に落ちてしまった気がする(苦笑) なお、肘の状態はというと、2、3ヶ月休ませていれば治るだろうと楽観視していたのに、半年経ってもあまり良くならなかった。日常生活及びバッティングには影響がないのだが、やっぱり投げる方もやりたい。今年の心残りはそこだろうか。 応援している(いた)阪神について。ファンを今度こそ辞めることにした。理由は相変わらず●●に弱いこと……ではなく、こちらも新型コロナウィルス関連。選手の集団(?)感染もそうだが、なにより監督以下がミーティングの名目で会食していたこと。球団幹部の許可を取ったそうだが、そういう問題か? 球界全体、そして日本の国全体として感染拡大防止のために努力してるときに、一組織の人間の判断で軽率な行動を取ったのは気が弛んでいるとしか思えない。これを言い出したらこの国のトップの人にも同じことが言えるんだけど、私はもっと前から日本の政治家に期待や信頼を寄せてないから、今ここで何か言うことはしない。ともかく、阪神タイガースは野球以前の問題で愛想が尽きた。今度こそもう応援しない。選手個人個人での応援はするかもしれないけれど、チームとして何位になろうが知ったこっちゃない。
年内はもう模型作らない予定だったんだけど、部屋の整理に飽きたのでキットを開封した(笑) 後輩から買い取った品物である。ちょっと古い(下手すりゃ昭和……? さすがにそれはないか)金属キットで、部品の合いは良くないのだが、まあ1月中には完成させられるだろう。車両自体に興味があったわけではなく、はんだ付けして組み立てるのが目的。一応動力は入れて走らせられるようにはするけど、あまり細かいところは気にせず完成へと持って行く予定。なので、あまり時間もかからないだろう。 例の電子書籍のキャンペーンは12月25日ぐらいに始まったのだが、一気に37冊だったか38冊だったかを買って、そのうちの10冊ぐらいを読もうとしたら……うん、大変だった(笑) 漫画読んでて疲労感を感じるのはなかなかないこと。ほぼ毎日漫画掲載サイトの更新もチェックしているのだが、2日間ほど休憩を入れる……というか素で忘れるほどだった。 分厚い『Re:ゼロから始める異世界生活』の最新刊、自然と先送りされそう……だったのが今日読み終えてしまった(笑) スイッチ入ると一瞬なんだけどなあ。感想はまた来年に。『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』は中途半端なところで止まってる。新刊が延期されたので、目標は新刊出るまでに追い付くことなのだが、果たしてどこかでスイッチが入ることがあるのか。
今年の更新は今日がラストで、今年99回目。不定期更新になってからは2番目タイの多さとなるが、コンスタントさで言えば偏りがあったようにも思う。毎日更新をやめた直後は、毎日更新の習慣が残っていて次回更新の準備をしていたけれど、最近は意識しないと更新しなくなってしまった。更新回数以上に下書きをしたりもしているのだが、途中で放置することも増えた(今年書こうとして結局未採用のネタが10はあったはず)。サイト更新という趣味にもそろそろ飽きてきたのかな……ということで辞め時を考えたりもした。でも、特に月に何回年に何回更新する、というようなノルマを決めてるわけじゃない。とりあえず回数が減ってもいいから続けてみて、ゼロに近付いたら辞め時が来たと思えばいい。現時点ではいきなりズバっと辞めることもないのではないか? もちろん、ある日スパっと辞めてもいいのだけれど、今はそういう気分じゃない。来年どうなるかは分からないけど、とりあえず終了宣言はしないでおく。当面はそこそこ更新するんじゃないかな……? そういうわけで、今年も見に来てくださった皆様、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。 (2020-99 12-12)
2020年12月30日
1年を振り返って〜漫画編〜 今年もたくさんの漫画を読んだ。その中で一番面白かった漫画は……
『あおざくら 防衛大学校物語』
でした!! 『あおざくら』が選ばれるのは2年ぶり2度目。「2度目」は『将棋の渡辺くん』以来の2例目のレアケース。10月に18巻が発売されるまでは、『まちカドまぞく』と『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』の2タイトルが出色だったので、2作品同時選出のつもりで下書きも始めていたのに見事にひっくり返されてしまった(笑) いつも「私が今年になって読んだ漫画が対象なので、新しく手を出した作品の方が(溜まってる既刊を一気に読めるので)有利なレギュレーションです」と前置きしているが、その例に当てはまらなかった。尤も、『あおざくら』は今年4冊の単行本が出ていて、『まちカドまぞく』5冊、『魔奴愛』5冊(1冊は今年発売)と冊数の上での遜色はない。それに、一応は今年発売された4冊のみの評価ではあるが、その4冊には去年までに出た14冊分の重みがかかっている。そう考えるとこれは当然の結果なのかもしれない。去年も『彼方のアストラ』に出会ってなければ『あおざくら』を選んでいただろうし、来年以降もトップを走り続けることになるかも。 「『渡辺くん』以来の2例目」を調べるために過去ログをチェックしたので、せっかくだから書き出してみる。
・2012年(平成24年)……『るろうに剣心−特筆版−』、『彼女とカメラと彼女の季節』 ・2013年(平成25年)……『ワンパンマン』 ・2014年(平成26年)……『エンバーミング』6巻 ・2015年(平成27年)……『将棋の渡辺くん』、『BUNGO―ブンゴ―』3巻、『乙嫁物語』8巻 ・2016年(平成28年)……『軍靴のバルツァー』第5巻、『将棋の渡辺くん』第2巻 ・2017年(平成29年)……『決してマネしないでください』全3巻 ・2018年(平成30年)……『あおざくら 防衛大学校物語』 ・2019年(平成31、令和元年)……『彼方のアストラ』 ・2020年(令和2年)……『あおざくら 防衛大学校物語』
作品単位なのか1冊単位なのかブレがあるけど、それはいつもの橘雪翼クオリティということで(笑) 一覧にすると「一番面白かった漫画」を始めた理由を思い出した。「『るろうに剣心』は面白い!」と書きたかったから(笑) それはともかく、「既刊が一気に読めるから有利」と思っていたのだが、実のところあんまり関係ないことに気付いた。9年間で挙げた13作品で当てはまるのは、2013年の『ワンパンマン』、2017年の『決マネ』、2018年の『あおざくら』(この年に読み始めた)、去年の『彼方のアストラ』の4つのみ。2015年の『ブンゴ』や『渡辺くん』も読み始めの年だが、1巻発売と同時に読み始めているので除外。『決マネ』も『彼方のアストラ』も冊数は多くなく、「数の暴力」でトップを奪取したとは言えないだろう。やはり量ではなく順当に質で選んでいるのかな。それよりも、巻数に注目だ。読み始めの漫画は新鮮で印象に残りやすい。そもそも最序盤が面白くない単行本を買うことはあまりなく、一方で巻数が増えてくると飽きてくるせいかつまらなく感じる傾向もある。「既刊が溜まっている」から有利なのではなく、「その年に1〜3巻あたりを読んだ」ことが有利に働くのかも。それだと割合は綺麗に逆転して9例に。残る4例のうちの3つも6巻、8巻、5巻で、そんなに大きな数字ではない。唯一の例外となるのが今年の『あおざくら』だ。「18」巻という数字の大きさがそのまま本作品の強さを物語る……? その他印象に残った漫画は 『天体戦士サンレッドN』……私の中では“レジェンド” 『Dr.STONE reboot:白夜』……白夜のスピンオフのはずなのに(笑) 『将棋の渡辺くん』……名人おめでとう! 『ザ・ファブル』……続編にも期待! 『ご注文はうさぎですか?』……うさぎ可愛い! そして、感想文未掲載だが最後に滑り込んだ 『くま クマ 熊 ベアー』……くま可愛い! そんなわけで、新顔に大当たりが2つあった今年の漫画だが、大外れも多くて頭が痛かった……7月の某77円キャンペーンと8月の某半額セールがね(苦笑) 特に後者は終了間近に慌てて買ったので、吟味している時間的余裕がなかったのが響いた。そんなこんなで今年も買ってる漫画のラインナップが増え、全体としてかなりの数になった。残念なことに、巻が進むにつれあまりワクワクしなくなった漫画もある。昨日もちょっと書いたが、年が変わるタイミングで一度整理しようか考えている。とはいえ、元々電子書籍の導入コンセプトは「頻繁には読み返さないけど、とりあえず読みたい漫画を場所の取らない電子版で」だった。実のところ整理対象の漫画こそがコンセプトにがっちり合致しているのかもしれない。むしろ某とか某とか某とかをうっかり電子版で買ってしまったのが失敗では?という悩みも。そのうちの1つは完結してるからともかく、今年の『まちカドまぞく』と『魔奴愛』については、次の新刊が出るまでに紙版への切り替えをしっかり検討しておかなければ。話を戻して、初期のコンセプトはどうあれ、今どう感じているかも大切。それでとりあえず、来年1月の『もののがたり』最新刊は一旦保留という扱いになったのである。もちろん、他にもいくつか保留する予定のものがある。あまりしすぎると今度は「読むものがない!」と困ることになるので、どこで線引きするべきか……相対ではなく絶対で、つまりは純粋に読みたい欲求度で決めるべきなんですがね。 雑談。少し前から、いわゆる「異世界転生モノ」ライトノベルのコミカライズが激増した。この流れに関し、漫画好きの諸兄の意見をあちこちで見かける。否定的なものが多く感じるが、思い返して欲しい。こうした流行は今回に限らず、定期的に漫画界に訪れていたものである。少し前はグルメものが多かったし、その前はデスゲームがそうだったのではないだろうか(一時的な流行りに終わらず現在も続いている作品もある)。作品の傾向が偏ることを否定したくなる気持ちもわかるが、結局のところ流行に関係なく面白い漫画は面白いし、こうした流行が極端に長続きすることもあまり考えられない。「異世界転生モノ」が駄作ばかりでつまらなくうんざりするならともかく、面白い作品も一定数あるので、これはこれでいいんじゃないかなと私は思っている。 で、その「異世界転生モノ」の流れを汲んでいるのかいないのか分からないが、「転生しない異世界モノ」が増えている気がする。作家が「異世界転生ものの転生要素ってあんまり作品に活かされてないんじゃない? だったら転生要素省いたらどうだろう?」と思ったのかどうか分からないが、私はそういう風に受け止めている。このジャンルに、私独自で名前を付けてみた。
――異世界無双モノ
「異世界転生モノ」から「転生」を省いて「異世界モノ」……と呼ぶとなんのこっちゃらよく分からないので、転生は省いても省かれていない大切な要素を「無双」という表現で入れてみた。ちなみにこの単語、どこから引っ張って来たか白状すると、とある転生する漫画からである(笑) 『八神庵の異世界無双』のタイトルを見て、「ああそうだよ! 無双だよ! 異世界転生モノは無双要素がウケてるんだよ!」と一人で納得していたのだ。そんなわけで「異世界無双モノ」、これに該当する作品はというと……私が買っている漫画の中では『ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。』がその筆頭。強いていうなら10年という時間経過が転生に近いのかもしれないが、主人公のロック(ラック)は元からその世界にいて、かつて共に戦った仲間も存命健在。転生モノとは違うと言い切れるだろう。『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』も近いが、この作品は無双要素よりもラブコメ要素に重点が置かれているので違うかな、と。というわけで、単行本は買っていないけど同じ「コミックファイア」で連載されている『新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。』を挙げておこう。ちなみに、タイトルに書いてある「死ぬほど」という語句、普通この表現は比喩で用いられるが、この作品の場合実際に何度か死んだらしい(笑) 他同じく単行本は現時点では買ってないが、ヤングエースUPの『勇者、辞めます』や『最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い』、マガポケの『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ』あたり。「増えた」って書いてる割に挙げられるのが5つだけって少なくない?というツッコミはご容赦を。増えてるなー、って気がしても全部を読んでいるわけじゃない。私がそこそこ気に入って欠かさずチェックしている作品が5つ「も」あることが「増えている」と「思った」根拠と捉えて頂ければ。で、その「異世界無双モノ」が増えていたとして、だから何かがどうこうという話ではない。来年はこの辺りで単行本を買う冊数が増えててもおかしくなさそうだなあ、と。ただただそれだけのお話。この4つのうち単行本を買う可能性があるのは……キャラが好きなのは『勇者、辞めます』、更新が一番楽しみなのが『解雇された暗黒兵士』、今後次第で化けそうなのが『出涸らし皇子』。『新米オッサン冒険者』は「ない」と思っている(笑) 「振り返って」のはずだが何だか違う話になってしまった気がする。今まででいろいろなサイトを見たりヨドバシのページを表示させたりで、この日本国の漫画をかなり網羅してきたつもりだったが、まだまだ未知の作品に遭遇するし、新しい漫画も生まれてくる。今年もいろんな漫画を読んだが、来年もまた面白い漫画に出会えたらいいな、ということで!(投げ遣りかつ強引なまとめ方) (2020-98 12-11)
2020年12月29日
“12月分”の読漫画感想文 年末進行の都合で一部手抜き。あと、今月読んだ漫画全て書くつもりだったんだけど、キャパシティを超えてしまったので例のキャンペーンで買った分は翌年へ回しに。
【バンビ〜ノ!】14巻(既刊):☆☆★ 【バンビ〜ノ!】15巻(既刊;完結):☆☆ そこで羽山を死なす意味が分からない。作者のメンタルが少し心配になる(いや、過去の作品なのだが)。振り返って見てみれば、伴がアメリカから帰って以降の展開は“病んで”いる。伴の両親が離婚……は前からそういう話があったのでよしとしよう。伴の元カノである恵理が結婚。少年漫画だと有り得ない展開だが、本作のターゲットとしている年齢層はもっと上なので、これもリアリティでありドラマチックなのかもしれない。この辺りはまだ、恵理のことが好きだった大学の友人が出て来て喧嘩したり仲直りしたりで、いい意味で漫画らしい展開だった。羽山とあすかが結婚する流れになり、ところが羽山は父と折り合いが悪く……というのも、決して悪い意味ではなく漫画ではよくある展開だなあと読んでいたらコレである。いやいや、そこは普通にバッカナーレで食事して親子の和解じゃないの? 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の展開じゃないんだから……まさか「あすか」絡みでそうしたとか言わねーだろーな? そういや桑原の件もあったのに、そっちがどうなったのか判明しないまま、「完」の文字が。続編あるって知らなければ、打ち切りになって作者が自棄になったとしか思えない“終わり方”だった。これ、四の五の言わずに続編を読め、ってことだよな? しょうがないなあ、全28巻の作品と思って、最後まで読むかどうかはさておき、もうちょい付き合いますか。
【るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編─】5巻(新刊):☆☆★ ここで武田観柳を出して誰が喜ぶんだ……とは思ったものの、阿爛の成長を描く?ためには、『るろ剣』の中では数少ないお金キャラクターを出すしかなかったのだろうか。労働に対する報酬、というのは決して間違ってないし、このあたり剣心が(つまり作者が)どういう折り合いを付けるのかは今後楽しみである。あと、剣心に守られる形になった観柳の心境の変化が今後どうなるのかとかも地味ながらに見逃せない。 剣客兵器は大概なんでもアリだなと思っていたけど、旭も妙?な腹話術っぽいとんでもない裏技を使ってきたなあ(笑) 剣心の体にガタが来ているような描写が……できればこんな剣心の姿は見たくなかったような気もする……? 剣客兵器は左之助の情報も入手していた。これはきっとあれだ、アメリカへの武者修行(?)で左之助グレードアップしていて過去のデーターが参考にならないやつだ……と期待したのだが、どうやら相変わらず二重の極みは右手でしか撃てない模様。左之、お前は剣心と違ってまだまだ成長できる年齢じゃないのか!?(苦笑) “雅桐”刀を配った剣客兵器のヘルメット(?)に見覚えがあると思っていたのだが、名前を見て確信した。これは『武装錬金』に出てきた「ルリオヘッド」だ! 姓の「霜門寺」がイマイチピンと来ないが、「シモン」なんたらっていうキャラか何かもあったっけな?
【ドラゴンボール超】14巻(新刊):☆☆★ 1冊ごとに「まあまあ」と「イマイチ」を繰り返してない?(苦笑) もちろんずっとイマイチされるよりは1冊ごとでもいいから読む価値のある方が嬉しいのだが。 スピリットの分離、という新技を引っ提げて凱旋したベジータ。ピッコロに「お前も分離してやろうか?」と冗談交じりに言うが、やめてあげて。これ以上弱くなったらピッコロさんの立場なくなっちゃう(笑) にしても、分離出来るのは……ネイルさんだけですよね? 前神様はもともと1人だったわけだし。 モロと戦い、そして消えてしまったメルス。その想いを受け止めて身勝手の極意を会得する悟空だが……。メルスはこの後どうなるのかな? 作者のさじ加減一つだけど、この戦いが終わった後、人間として復活しそうな気もする。というか、私がそうして欲しいと現段階で思っている(笑) ま、いつもの当たらない予想ということで。
【軍靴のバルツァー】13巻(新刊):☆☆☆★ 話が山場へと向かってきた。おそらくだけど、この後がクライマックスで、そして完結となるだろう。長くて残り5冊ぐらいかな? 今回も話のテンポが良い。例えば国境越えの山越えの際にバルツァーが風邪を引いたらしいが、その山越えの詳細は一切なし。特に具体的に名指しするつもりはないが、漫画によってはそこで1〜2話使って“引き伸ばし”しそう。ところで、ここでバルツァーだけが風邪を引くのは意味不明。この面子だと絶対この人が一番体力あって免疫力も強そうなのに……そういう観点からして、この部分だけはギャグだと思っている。 話の展開やキャラクターの行動にケチを付けるわけではなく純粋にそう思うのだが、戦争ってやっぱり不毛だよなあ。今回は防戦に向かない地域を最初から捨てて、守りやすい場所で勝負するという話になるのだが、では捨てる地域はどうするのか。そこにも国民は住んでいるが、人が住んでいるということは各種インフラが存在するわけで、捨てるとは言え敵に奪われてしまうと不利になる。故に住民を退去させ、人が生活に使えるものは潰すなり焼くなりして敵に補給なしの行軍を押し付けるわけである。それをすると復興に10年かかる、と計算し苦悩するバルツァー。私が気になるポイントは、復興に何年かかるか分からないけど、単純に金銭的な損失がデカい。普通に国同士の戦争であれば勝てば相手国から賠償金をふんだくれる。しかし今回は、ヴァイセン対バーゼルラントの形をしながらも、バーゼルラントはヴァイセンの亡命政府を立てての戦争である。勝ったところで復興資金はどこから出てきますか?という極めて難しい問題が。まあ、勝ちさえすれば参謀長官をすべての元凶とすることができて、加勢した貴族有力者も(いるはず)道連れで財産没収とかするなりして何とかできんこともないのだろうけど。まあなんつうか、殴られたら殴り返さにゃならんけど、戦争は不毛だ。 あっと、おばあちゃんの話書くの忘れてた。物語の完結まで生きてて欲しいけど、途中で命落としそうなそんな気配が。
【ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。】4巻(既刊):☆☆★ 3巻で買うのをやめていたけど、ガンガンオンラインで無料公開されてるのを読んで翻意。3巻が中途半端なところで終わってたし。 明快なストーリーが一つのウリ。個性豊かなキャラクターに加えて、マスコット的な?ニワトリと狼……狼はいいとしてやはりこのニワトリというチョイスが独特。敵サイドが主に吸血鬼だから、「朝」を連想させる動物ということで選ばれたのだろう。そんなこんなで、続きも買っていくことにした。
【大奥より愛を込めて】2巻(既刊):☆☆ もうちょいお気楽ギャグ方面に振っても良さそうなもんだけど、なんだか途中からシリアス成分が増えてきた。うーん、これだったら別に続きはいいかなあ。
【信長のシェフ】6巻(既刊):☆☆ 5巻の「俺は森殿がいつ死ぬかを知らない」はやはり、この6巻での死を匂わせていたものか。ちなみに私も知りませんでした。多分流石に普通は森蘭丸の方は知ってても親の方はあんまり知られてない……よね? 歴史好きには常識なのかもしれないけれど。 もう一人の現代の料理人が出てくるが、彼女には記憶が残っている模様。それもケン(賢一郎という本名も発覚する)に想いを寄せている……? 三角関係がどうなるのか、この先ケンの記憶が戻るのかとか、そもそも現代へ帰還する手立てはあるのかとかいろいろ気になるところだが、残念ながら私はこの辺で手を引こうと思う。ちょっと既刊多すぎってのと、信長への興味がそんなにないってのがね。機会があれば続きを買うこともあろうだろうけど、まあ一旦この辺で。 【大長編ドラえもん 24 のび太のワンニャン時空伝】(既刊):☆☆★ お馴染み『ドラえもん』の(多分)映画版の原作となる。どこか『のび太と恐竜』を思わせるストーリーに動物愛護の精神と勧善懲悪のテイストを盛り込んである。味方側のキャラクターが犬で敵方が猫、という構図は今の猫ブームの時代であればまた違った設定になっていたかも?(本作は2004年に執筆された模様)。猫陣営も、祖先の捨て猫ズブが人間に募らせていた恨みを受け継いだ……と考えると同情の余地ありかも。 大長編シリーズは2004年の本作がラストとなっている模様。そういえば映画はリメイク版や3DCG版が話題になっているが、従来の古き良きの流れを汲む作品はもう作られていないのだろうか。この24巻を見る限りでは勿体なく感じる。
【うめともものふつうの暮らし】巻(11月新刊):☆☆★ タイトルに偽りなくおそろしく「普通」。普通でないところを敢えて探すと、主役のうめとももの2人。ネコ?耳の、ファンタジー用語を使うと獣人みたいな感じの小さな女の子。住んでいる場所は普通に現代日本のようで、周囲の人物は普通の人間。とまあ、些細なところを除けばとにかく普通。宇宙人がやってくるわけでもなければ魔法も出てこないし、負ければ死ぬゲームに強制的に参加させられることもなく、吸血鬼と戦うようなシーンもない。どこかにありそうな日常の物語。漫画にならなさそうなそんな題材を、うめとももという可愛らしいキャラクターを使って描いたまさしく普通の作品。突出して面白い何かがあるわけではないが、「ふつう」に癒される良作だ。
【デキる猫は今日も憂鬱】4巻(新刊):☆☆★ 特に書くことはないが、安定のクオリティ。この調子で続いて行って欲しい。描き下ろしの過去編?が結構面白い(本編はマガポケで読んじゃってるのもあるが)。
【BUNGO―ブンゴ―】25巻(新刊):☆☆ いつも言っていることの繰り返し(笑) フィジカルもそうだが、メンタルがおかしいよ(笑) ハングリー精神旺盛だしストイックすぎる!! 末恐ろしい中学生だ……。
【ブルーロック】12巻(新刊):☆☆ 野球漫画にケチを付けたくなるのは、自分がある程度野球に詳しいから……ならば詳しくないサッカーならそんなことないだろう。というのもあったのだが、これどう考えてもやっぱり異常な技術だよね(笑) いやまあ、漫画だからいんだけど。 序盤は、ゲームに入り込むことができない潔。どうすれば存在感を示せるか、トップの2人に「潔は使えるぞ」と思わせられるか……という脇役っぽい思考回路でフラストレーションが溜まる展開。そこからチームメイトの助言をきっかけに、一気に覚醒……単行本の収録話数を計ったかのような綺麗な終結だった。いや、真面目な話、最後の1話が入ってなかったら13巻買うの躊躇うところだったよ(笑) 野球との絡みで……ゴールキーパーやってる「ブルーロックマン」、これ欲しい。17人ぐらい作って一人野球がしたいな。厳密に言うとホログラムか何かであって、ボール側に取り付けられたデバイスと反応してうんたらかんたらだったはずだから、野球のボールを現実的な挙動にするのはかなり苦しそうではあるが。17体作り出すのはコスト的にも大変そうだから、1体でもいい。一度“自分とキャッチボール”したり、“自分が投げる球”を打ってみたかったんだ。というわけで、割と本気で実現して欲しい技術だったりする。
【ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。】5巻(新刊):☆☆★ そんなわけで、発売日には買ってないけど今月の最新刊。 前巻読んだときに、アリオとジニーが誰だったか思い出せなかったので1巻から読み返したのだが(10年たったとかじゃなくてたった3巻前のことなのに覚えてないんだぜ、どれだけ記憶力ないんだよ)、そうか、この2人はロックの正体知らないんだな。一方でセルリスとシアは知っている(シアには、明かすつもりはなかったけど成り行き上でバレてしまった……読み返して確認しなかったら覚えてなかった)。この辺りをきちんと頭に入れて読まないと混乱するかも? 前にもどこかで……『SPY×FAMILY』かな?で書いたけど、こういう正体隠してる系の作品は、話の作り手もきちんと把握してないと矛盾が生じそうで大変だなあ。どこかでバレる展開にするにしても、どのタイミングにするかで話の面白さが変わってきそう。一旦バレたら、記憶喪失とかいう都合のいいものを持ち出さない限り以降はずっと「知った」状態になっちゃうしね。
>タマ 犬になんちゅう名前を(笑)
>飼い犬 比喩じゃなくて本当の意味でのこの単語見るのは久しぶりな気がする(笑)
>次回予告 何か発売がエラい先なのが気になるけど、それよりも「魔神召喚」……うん、いいんだけどね、あんまりファンタジーモノを多数掛け持ちしていると同じもしくは似た単語が出て来て頭の中で設定が混乱しないか心配だ。他作品だけど「魔王」とか「エキドナ」とかいろいろ汎用頻出用語が多いから、私の製造後40年ちょい経つシングルタスク専用低クロック頭脳がある日オーバーヒートしそうな予感が(笑)
【ご注文はうさぎですか?】9巻(新刊):☆☆☆ 旅行の続き。私ご注文のうさぎが出てこないぞ!と思ったけど、後半じゃんじゃん出てくるのでご満悦。
>人が乗っちゃいけない物 100%全力で完全同意する。あれは人が乗るべきではない乗り物だ(迫真)
>どっかん マジでカジノに突っ込む展開になるとは……。ひょっとして翠ちゃんはのめり込むタイプ(しかも勝負に弱い)なのかな?
>思い出まで掃除しないように これはっ! 使えるっ! そうです、橘雪翼は掃除できない子なんじゃなくてゴミと一緒に思い出まで掃除したくないから掃除しないだけなんです!
……ごめんなさいゴミはゴミ箱へ、思い出は心の中に大切にしまい込んでおきます。
>シャロちゃんに群がるうさぎ かっ……かわいい! うさうさしてるのがたまらん!! やっぱり『ごちうさ』は猫じゃなくうさぎだな!!!
>公園のベンチで寝てるココアに群がるうさぎ なにこの公園!? ベンチで寝てたらうさぎさんが寄って来るんですか!? この世の天国ですか!?
>フユさんに抱き抱えられたうさぎ かっ……かわいい! ぬいぐるみ化希望! ぬいぐるみなら逃げられないから心行くまでみゅうみゅうできるぞ!
最後終わりそうな雰囲気だったのでちょっと焦ったけど、10巻があるようなので一安心(兎)。次もうさぎ成分満載でよろしくお願いします。
【凍牌〜ミナゴロシ篇〜】8巻(新刊):☆☆ ラストシーンに向けて少しマシになってきたかな? 真木が敵だった、というのはこの手の漫画にはありがちな展開。おそらくK最後の戦いだし、コンビを組む相手がぽっと出でてきた新キャラというのも不自然だったしね。あるとしたら、最後の最後で堂島が何らかのアシストをしてくれるぐらいだが……それもあまりこの漫画には相応しくはないだろう。堂島の打牌を利用して2人の目を欺き、鮮やかな逆転勝利……そんな感じかな。あともうちょっとだと思うので、このまま読み続けることとしよう。
【SPY×Family】6巻(新刊):☆☆☆ 前半普通に突っ込みどころ満載で笑いながら読んでた。これってギャグ漫画だっけ? いやまあ、そこまでシリアスではないにせよ、ここまでギャグ漫画でもなかったはずだが……面白ければそれで良し! 最後はやや強引な方法でデズモンド総裁に接触を図るロイド。そういやデズモンドが登場するのも初なのか? どういうキャラなのか、7巻が楽しみな終わり方をしてくれた。 カバー裏が相変わらず面白い。『SPY×FAMILY』の間の「×」や巻数の「6」がハートマークになっている! そう考えると、この椅子はハート形という認識でいいのかな? ドレス姿の夜帷が持っている「KONIN TODOKE」は5巻の「RIKON TODOKE」と対になっているのかも。今気づいたけど、「帷」という字単体で「とばり」と読めるはずなのに、「夜帷」と「夜」を付けたのは、ヨルとの対立関係を匂わせるためのものなのか……?
今回の「あと2冊」は『ここ俺』と『大奥より』。以前は『ここ先』と略していたが、公式略称は『ここ俺』のようだ。考えてみたら「俺」より「先」を拾ってきた私の思考回路はかなり意味不明である。もう1冊の『大奥より愛を込めて』は「2020年7月芳文社77円セール大爆死事件」の中にあって、数少ないまとも評価な作品だったので順当と言えば順当。ちなみにこれも、『信長のシェフ』同様9月の半額セールの対象になっていて悔しかった(苦笑) どちらも今回で一旦ラストにするつもりなので、77円セール起源の漫画はここで途絶えることに。 さて、どうして突如『ドラえもん』なのか解説しておこう。買ったのは紙版でもいつものヨドバシ電子書籍でもなく、グーグル。電子書籍400円引きクーポンがもらえて、さらに期限の近いグーグルクレジットがあったので、いろいろ物色していて懐かしの『ドラえもん』となった。何故(現状での)最終巻としたのかというと、最初の10冊ちょっとは子どもの頃に読んでいるはずで、しかしながらそれが何巻までか自信がなかった。ならば最後から……というわけである。今後23巻、22巻と遡るかどうかは、グーグルが再びクーポンを配るか否かにかかっている(笑) 一昨日ぐらいに、『ツヨシ』が発売されているのに気付いた(電子版先行なので事前チェックできない)。しかしながら、その時点で処理能力を超えていたので来月に回すことに(まだ買っていない)。当初の計画に「あ、無理だ」と思った原因は『ARMS』にある。Dolyには期限切れだが無料版で手に入れた4巻までが登録されていたので、続きとして5巻を買った。ところが話が繋がらない。4巻の内容が頭に残っていないようだ。現在3巻までは無料版があるので気軽に読み返せるが、4巻は……買うしかないか、となったときに何かの糸がプツっと切れたのだ。年が明けてから『ツヨシ』の最新刊と一緒に買って、のんびりお正月することにする。 さて、2021年最初の月の新刊は、『Dr.STONE』『僕のヒーローアカデミア』『MF GHOST』『あおざくら 防衛大学校物語』『王室教師ハイネ』の5冊。『Dr.STONE』『ヒロアカ』『MFG』『あおざくら』と、紙書籍で4冊も買うのは久しぶりな気がする――と思って過去ログを見ると9月に4冊買っていた(組み合わせはこれに近くて、『あおざくら』の代わりに『渡辺くん』が入っていた)。その前は2月にもあったから、頻繁ではないにせよちょくちょくあることらしい。この他『もののがたり』も出るのだが、1月より見直しを入れて一旦保留とする。完全中止ではない、あくまで保留(と言って止まったままの漫画がいくつあるだろう)。 既刊は、まず『鋼の錬金術師』。全巻セットを買ったので(スクエニさんありがとう!)この12月から来年8月まで毎月3冊ずつ読む予定だ。それから、『くま クマ 熊 ベアー』と『バンビ〜ノ!セコンド』、『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』の3タイトルが内定。11月末に話をした4つの候補は未定……購入済と内定分で既に月7冊ぐらい読むものがあるので、この4つからは無理に選ばなくていいかもと思い始めている。 (2020-97 12-10)
2020年12月28日
一年を振り返って〜ゲーム等編〜 去年は漫画と一緒に話をした項目で、今年は分離・独立させてみた。「漫画編」の後にしようと思っていたのだけれど、28日に発売の新刊がある関係で「漫画編」よりも先にこちらを。 今年、久しぶりにCSゲームを買ってみた。ネットで話題になったアクションRPG、『天穂のサクナヒメ』である。詳細はいつものように省略するとして……開封してまだ1週間も経っていない。買ったのはひと月ぐらい前なのだが、プレイすると鉄道模型の制作に悪影響が出るから封印していた(笑) 無事模型も完成し、そして年賀状も書けたので……ゆっくりと遊んでいる。今のところ無茶苦茶面白い、というところまでは行かないので、のんびり攻略する感じかな。米作りが評判通り面倒くさい(笑) 今年もまた『ドミニオン』の新エキスパンション『移動動物園』が発売された。しかし新型コロナウィルスのせいで人と集まることができず、プレイできていない。おのれ新型コロナウィルスめ。そして、某漫画(アニメ)を見て面白そうだと思って『マラケシュ』というボードゲームも買ったのだが、新型コロ(以下略)。そういや『クク』の話はしたんだっけ? してない? あるいはこれは去年だったかな? シンプルなカードゲームなのだが、多人数向けで、そして説明を聞いているだけでは面白そうには全く思えないのに、実際やってみると楽しいという不思議なゲームだった。お値段も安かったし、いい買い物だった。 将棋。前に話した観戦がきっかけで、日本将棋連盟のツイッターをチェックするようになり、「まいにち詰め将棋」を解くようになった。前々からふとしたときにスマホアプリの詰め将棋は解いていたのだが、習慣的に毎日のように考えるようになったのは今年からといっていいだろう。毎日盤面を見ていると、少しだけだが感覚が研がれてきた感じがする。わずかな差かもしれないが、ここ最近は的確に手が読めるような……? 新型コロナウィルスが落ち着いたら、後輩とチェスを指す(チェスって「指す」でいいのかな?)約束をした。ちなみに私の棋力は、将棋を100とすると囲碁20〜30ぐらい、そしてチェスは1ぐらいである。つまりド素人もいいところで、熟練のチェスプレイヤーである後輩とは勝負にもならないだろう。そんなわけで、付け焼刃的ではあるがチェスも始めた。今のところ牛の歩みの如きだが、新型コロナウィルス感染も収束の気配がないし、対局する頃には少しは形になっているのではないかと楽観している。仮に強くなる前に対局が実現してボロ負けしたとしても、それだけ早く収束したということで「良かった」と思えるだろう。久しぶりにチェスをしていて感じた「将棋との違い」。よく言われるのは「将棋は取った駒が使える、チェスは使えない」だが、「歩兵(ポーン)」の違いが私を苦しめている。将棋の歩兵は一歩ずつ前に進み、そして目の前の駒を取ることができる。しかしチェスのポーンは、進むときは前方なのに駒を取るときだけ斜めに移動する。動きと駒の取り方が違うのは良く言えば新鮮、悪く言えば違和感の塊である。同時に将棋で言うところの「頭が丸い駒」が盤上の多数派を占めていることになり、将棋と同系列のゲームと思って盤面を見ると気持ち悪いことこの上ない。将棋では攻めの起点である「飛車先の歩を伸ばす」がチェスでは全く使えないのも困った。攻めるときはビショップやナイトの方が勝手がいいのではないかと感じる。ルークはビショップやナイトよりも高い駒にはなっているが、少なくとも序盤では将棋の飛車のような感覚では使えないのだ。一方で、将棋のように成ることのできないビショップは、どこまで行っても盤上の半分のマスにしか動けない駒で、これはこれで使い勝手が悪い。そのくせ各2枚ずつあるので何が何だか訳が分からない(苦笑) こんな感覚の違うゲームをやっても強い羽生さんは何者なのだろう?(笑) 去年はHuluでアニメを観たが、今年はAbemaで観ていた。最初はニコニコ動画だったのだが、ニコニコよりAbemaの方が早く配信されるのを知ってお乗り換え。7〜9月は『Re:ゼロから始める異世界転生』の2期1クール目、10〜12月は惰性で『おそ松さん』3期を見ていた(これって今回も2クールやるのかな?)。どちらも特に話すことはない。見てもいいけど見なくてもいいや、レベルかな。 去年は音楽についても書いているので今年も。今年買ったCDは全部で7枚。うち5枚は中古で、Solitudesのを適当にチョイス。残る2枚はシングルで、手嶌葵の『散りてなお』とnonocの『memento』。『散りてなお』は映画は知らないんだけど、手嶌葵の歌が大好きなので購入。過去の手嶌葵の曲と比べてどうかというと……まあ「普通」かな。『memento』は『リゼロ』2期のエンディングテーマ。正直買わなくても良かったんだけど、某動画サイトでそれなりの回数聞かせてもらったので。今後私の中のランキング上位に食い込むかどうかはさらに聞き込んでみないと分からない……が多分「普通」ぐらいじゃないかと。一方で、同時収録の『氷結の絆』の主題歌『雪の果てに君の名を』の方にハマりそうな予感がする。なお、例によって『氷結の絆』は見ていない。パックとエミリアの話だっけ? まあ、機会があれば。 最後に小説の話。まずは『リゼロ』がついに最新刊に追い付くことができた。但し、最新刊はまだ1ページ目しか読んでいない。最初のカラー口絵を見るとなかなかに熱そうな展開なのだが、この分厚さを見るに年内に読み終えることはないだろうなあ。そして、まさかライトノベル2タイトル目に手を出すことになろうとは。『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』を漫画から読み始めたが、漫画より原作小説の方がはるかに話が進んでいるから……という理由で読むことになった。これ以上ラノベは増やさないつもりなのだが、何がきっかけで増えるか分からない――漫画が理由で増える可能性が高いので、直近の不安要素は『くまクマ熊ベアー』だ。小説はね、読むのに時間かけちゃうタイプだからあんまり数を増やしたくないんだよ。とかいいつつ、『万能鑑定士Q』シリーズの読んでないやつもそのうち読みたいし、その流れで行くと『グアムの探偵』もだし、時間と気力が足りない! (2020-96 12-09)
2020年12月27日
一年を振り返って〜鉄道模型編〜 今年ももうじき終わりがやってくる。なので一年を振り返っていくことにしよう。第一弾は鉄道模型のお話。今年作った(完成した)のは全部で21両。内訳は、 ・旧国42系登場時4連 ・旧国80系関西快速仕様6連 ・旧国70系新潟色6連 ・島原鉄道キハ2500 ・錦川鉄道NT3000形(4両) ソユーズロケットも作ったが、「鉄道模型」にはカウントしないことにした。ロケットを載せた「車両」も含まれていたが、メインはロケットで運搬車両は展示台のようなものなので。 Nゲージはすべて旧国、大きい方は新潟トランシスのディーゼルカーばかり、という珍しい偏りを見せた1年になった。そもそも論で、0.0125をこれだけ組み立てること自体が珍しい。もう一つ重要な特徴がある。42系はいつだったか忘れたけど、作り始めたのは数年前。70系も一昨年に作り始め、一時中断していた。島原や錦川も、 ・島原→9年前のやり直し ・せせらぎ→10年前に作ったが、新規に作り直し ・ひだまり→9年前のやり直しを新規にて ・こもれび→9年前のひだまりを再生 ・きらめき→10年前のせせらぎの衣装替え という具合に、以前からの課題を片付けたものである。今年に入りまっさらな状態から手を付けて完成させたのは80系のみで、こんな一年は今までになかった。特に意識していたわけではなく、その時の気分気分で作業していたらこうなった。意識してたら80系は作っていないか、少なくとも順番が最後になっていたと思う。作りかけの車両はまだ残っていて、そのうちの1両は来年完成させられたらいいな、と思っている。 近年書き始めた?完成品の話。今年買った模型で印象的だったのは……
<KATO アルプスの青いレストランカー WR3811 GOURMINO> このシリーズは売れ行きいいのかな? まさかこんなのが出るとは思っていなかった。赤い車両ばっかなので深い青の車両は目立つ。そして次は、地味だけど荷物車を求ム!(まだ手に入れてないけど、新カタログで予告されてるとか)
<TOMIX キハ183系とかちB(キハ182-100)> 完成品でこんなのが出るようになったのか……という感じのするキハ182-100。後で後輩から聞いたのだが、キハ182-200もキーポイントらしくて、「スーパーとかちB」なんてセットが発売される可能性もあるんじゃないかと。
<TOMIX コキ104 新塗装 ヤマト運輸コンテナ> コキ104というよりコンテナ。誤植が……(笑) 私は敢えてエラーバージョンを手に入れて、コキ50000に搭載して遊んでます(性格が悪い)。
<アーノルド RENFE AVE S-103> “103”なので買ってみた(半分本気で半分冗談)。しかしながら、聞いてはいたが実に独創的な連結器で、非動力の先頭車の転がりが悪くストレスの溜まる走り。RABe503、ETR610も予約してあるんだけど、これと同じ構造だったらショックだなあ。
今年完成品を買ったメーカーは、トミックス、カトー、アーノルドの3社のみ! マイクロエースはもちろんグリーンマックスも(完成品は)買っていない!(ちなみにキット本体も買ってなくて、GM製品で買ったのはパーツのみ) これまた異例の1年だったと言える。 実のところ、模型用の保管スペースがパンパンになってきている。欲しい物はいっぱいあるんだけど全部買うわけにはいかない……まあそれは当然なので、昔から絞って買っているわけだけど、最近はより絞り込みをかけている。そんなわけで年末年始の新製品は何も買わない「予定」である。ところがね……2月と3月の発売予定品は完全敗北白旗状態……どうしてこんなに新製品たくさん出るんでしょうね?(知るか) 昔買ったもので一部「もういいや」ってのはあるので、処分していくことは考えているんだけど、いざ売るとなると何だか勿体ないんだよね。
今年は最後の最後でナントカの馬鹿力的に車両制作に取り組んだ。来年はこの勢いを持続……するのは大変だし出来ないだろうから高望みはしない。でも、年に何回か、それぞれ短期間でいいから集中的に模型を作るテンションを生み出して、もうちょっといいペースで完成させていきたい。何を作るかは相変わらずその時の気分次第になるけど、差し当たってのおぼろげに抱いている計画は……まず、去年ぐらいに後輩から買い取った金属キット(2両)で久しぶりにはんだ付けを楽しみたい。次にクモニ83の増備とクモユ141の再挑戦。あとは最初の方に書いた作りかけのうちの1両を何とかできれば。その1両は、放置することになった明確な理由があり、現在は解決できる事項なので作れるはず。別の課題もあるんだけど、それはやってみたら案外すんなり行くんじゃないかな。みんなやってることだし。今年作った模型がこんな陣容になるとは去年の今頃は想像していなかった。特に大きい方がね。来年もひょっとすると、終わってみると意外な1年になっているかもしれない。振り返って面白いと思える1年に出来るように頑張ろう。 (2020-95 12-08)
2020年12月25日
侃侃諤諤に書けていない今年の出来事:後編 6月にタブレットを新調したが、今度は8月にスマホを新しくした。元々4月か5月頃に買い替えようと思っていたのだが、2つある候補のスペックを取るか値段を取るかで悩み、そうするうちに第三の候補が現れ、そのままずるずると8月になるまで決められなかったのだ。4月に緊急事態宣言が発令されたとき、スマホを買い替えるチャンスだと思った。何故かと言うと、スマホそのものではなくSIMの都合である。前のスマホではmicroSIMを使っていたのだが、ご存じ現在はnanoSIMが主流。候補の3つはこの例に漏れずnanoSIM用のスロットしかない。スマホを新しくしようとするとSIMカードの変更も必要で、この手続きがユーザーサポートページによると「1週間程度」かかるとのこと。いくら私が勤め人でないとはいえ、1週間SIMのないスマホで過ごすのは不便である。そんな折に緊急事態宣言が発令されて、「外出しない今がチャンスでは?」となった。ところが肝心のスマホの買い替えが決まらず、先にSIMだけ替えておく作戦も考えたのだが(前のスマホはmicroでもnanoでも使える……nanoにするとmicroSDカードが刺さらなくなるだけ)、結局そのまま8月へずれ込んだ。 8月に私の背中を押したのは某通販サイト。最有力候補の機種が期間限定で3千円安くなったのが決定打だった。しばらくはSIMの都合で旧スマホを使っていたのだが、ある日SIMない生活を決断して交換を申請。するとどうだ。翌日には新カードが発送されて翌々日に到着。たった2日で何とかなったではないか! 1週間かかると思ってたから躊躇してたのに! とまあ、そんな感じで、去年の暮れにSurface Proが新しくなり、6月に新タブレット、そして8月に新スマホと、一気にデジタル機器の更新が進んだ。去年はいつ頃だったかにiPod touchも買っているし、ケチんぼの私としては珍しい勢いである。で、古くなった端末はどうなったのかというと……何だかんだで割と使っている。タブレットはタッチペンとの相性の都合で、とあるスマホゲームをするため。スマホは家の中でであればSIMの有無に影響されないので、新スマホの電池温存のために雑用に使っている。Suraface Proは……古い方を作業部屋に置いとけば何かと便利だろう、と思っていたのだが、残念なことにほぼ活用されていない。ちなみにiPodは前のclassicが作業部屋で一線級の活躍を見せている。ついでなのでWalkmanにも言及しておくと、新しい方は当然現役バリバリ、古い方も使うつもりでとある場所に配備してあるのだが、予想以上にとある場所では音楽を聴かないことが判明して旧Surface Pro同様休眠中。現在絶賛稼働中のデジタル機器は、 ・デスクトップPC ・Surface Pro 6 ・アンドロイドタブレット新旧 ・スマートフォン新旧 ・iPod新旧 ・Walkman新 の合計9台……あ、ガラケーを含めると10台? これだけの機器を併用している私は一体何者なんだろう(笑) メインPC以外はバッテリー駆動なので、電池の残量管理が面倒である(笑) ケーブルの種類が6種類(デスクトップPC除く)と多種多様なのも問題。独自のSurface ProとWalkman、iPod classic、アンドロイドタブレット2機種とガラケーがUSBの多分Micro-B、スマホ2機種がType C、iPod touchはもちろんライトニング。体感であるが、充電頻度が最も高いのはSurface Pro 6で、最も低いのがiPod classic。やはり管理として面倒なのはスマホ2台とタブレット2台。Surface Pro 6は2日に1回ぐらいなのでルーチンになりつつあるが、中途半端に電池が持つスマホ、タブレットはうっかりするとすぐに充電を忘れてしまうのだ。それでも常時残量表示が出ているスマホはマシな方で、ゲーム用途がメインのタブレットは警告表示が出て初めて残量が減っていることに気付くなんてことも。 本来スマホは、1台で何でもできる(誇張表現)便利な機械のはず。なのにスマホを持ちつつも1台1役に近い形で複数の機器を使役する……冷静に考えるとアホの子としか思えない。新しいのを買っても古いのを併用するというのがもう最高に意味不明である。新機種が出ても旧機種が併売される昨今のデジカメ市場へのリスペクト……だったりはしない(笑) これでSurface Pro 4や旧Walkmanが“復活”を遂げるとさらにカオスな状況になって、それはそれで面白いと思っているのだが、現状では電源を再投入する気分にはなっていない。 (2020-94 12-07)
2020年12月24日
侃侃諤諤に書けていない今年の出来事:前編 2020年ももう少しで終わる。ということで、下書きはしたものの諸々の事情で載せてないお話をまとめてみた。 今年の6月にタブレットを買った。去年の暮れにSurface Pro 6を買ったのにまた!?となりそうだが、こちらはAndroid端末である。『Alto's Odyssey』という俗に言うスマホゲームにハマったのだが、スマホでは画面が小さく、前に持っていたタブレットでは処理落ちが多いので、思い切って新端末を買ったのだ。『Alto's Odyssey』というゲームについては、実際にやってもらった方が早いので細かいことは書かないけど、一言で言うと「グラフィックが綺麗」。ただそれだけのゲームと思って一作目の『Alto's Adventure』をプレイしていたのだが、ゲーム性を高めた続編『Alto's Odyssey』ですっかり虜になってしまった。そんなわけで新端末を投入したのだが……やっぱり処理落ちは発生する。ある程度処理落ちすることを意識しながらプレイしてそれなりのスコアを叩き出しているが、ベストを尽くすならiPad買うべきなんだろうなあ。でもそこまでするのもね。 で、その頃、もう一つハマっていたものがある。将棋のネット観戦である。きっかけは例のあの史上最年少うんたらかんたら。それまではネットで将棋の中継をやってるところがあるのは知っていたが、「観る将」なんて何が楽しいんだろう、と思って見たことがなかった。ところがその時は、“渡辺くん”が勝つか藤井聡太が勝つかで気になったので、初めてAbemaのサイトで「観る将」をしていた。それがきっかけでスマホやAndroidタブレットに同アプリをインストールし、他の対局もちょくちょく見るように。対局そのものというより、解説陣の話が面白い。今まで顔や名前はある程度知っていても、喋るところは見たことがないプロ棋士たちが話すところを見るのは新鮮だった。その後Abemaトーナメントも見たりするなど、将棋観戦をする時間が大きく増えた。折しも新しく買ったタブレットを家の中でずっと持ち歩く勢い。今年買ったばっかりだけど、既に元が取れた気分! 唐突に模型制作の話へと繋がる。多分、この「見る将」と模型制作はかなり相性がいい。実のところここ数年の私は、作業部屋にいてもなかなか制作作業に手が伸びてない。資料を読み漁ってるならまだマシな方で、ゲームしたり漫画読んだりで時間がどんどん流れていた。一応有効な対処方法は分かっていて、それはタブレット(この場合Surface Proのほう)でDVDを再生すること。私はあまりテレビやビデオの類を視聴しないが、その理由の1つは、見ているだけだと両手が暇だから。では、作業部屋で映像を流すとどうなるか? 両手が暇になると、目の前にあるものをいじり始める……そう、模型を作るのだ。強制的に模型制作の気分にさせる素晴らしい方法なのだが、大きな欠点がある。元々あまり映像の類に興味を示さない私だから、手持ちのコンテンツの量が乏しく、既にどれも見飽きてしまっている。両手暇云々の前にそもそも見る気にならない。新しく何か買って来ようにも、興味が薄くて見たいものがない。というところで、将棋観戦は需要に素晴らしくマッチしたコンテンツなのである。で、これも残念ながらすんなりとは実現しない要因がある。作業部屋にはWi-Fiがほとんど届かない。角度と何かの要因が組み合わさるとギリギリ繋がるのだが、ギリギリ繋がる程度では動画を再生するほどの通信速度が出ない。スマホでテザリングしてタブレットで再生する、という手段もあるにはあるのだが、今度は通信容量が気になる。通信容量を気にしなくていい低速モードにすると、ギリギリWi-Fiと同じく動画再生が苦しくなる。将棋で言うところの「詰み」あるいは「必死」の状態で、「投了」するしかないのである。 この問題はスマホを持ち始めた時からずっと悩んでいて、どうにかして作業部屋までWi-Fi電波が届かないものかと試行錯誤……するほどの方法すら思い付かず悶々としていた。前に書いたけど、作業部屋とは建物が分かれているため長いLANケーブル一本で解決!とはならないのである。4G回線で何とかする方法は試したことがないのだが、世に20GBとか50GBとかのプランが存在するところを見て「お察し」するしかない。ヘヴィユーザーがどれだけ動画依存しているのか身の回りにいないので分からないが、私もきっとそれに近くなるのだろう。やや時間的な制限がある(夜中まで作業部屋にいることがまずない)ので少なめだとしても、10GBぐらいは覚悟した方がいいだろうか。一応、私の使っているSIMは10GBで3000円もしないので、現状との差額で2500円程度の追加出費で実現はできる。しかし、年間3万円余分に払って模型制作ペースが速まるというのは、果たして適正な出費なのか。少なくとも11月途中からの1ヶ月ちょっとの間は、そういうがなくても模型制作に集中していたので、気の持ちようで何とかするのが正道だよねえ。最近になって大手がサブブランドで新プランを打ち出してきているので、現在の2台持ちを集約した上で移行すればもうちょい少ない追加出費で月間10GBが実現できなくもないんだろうけど、なんだかんだで電話用途ではガラケーが優秀だと感じている。というか、改めて考えるとガラケーの利用料が高すぎるんだよな。どうしてスマホの2倍以上するんだ。 (2020-93 12-06)
2020年12月22日
『キマイラ』21巻 ハイライトはなんと言っても「頭文字D」である(一一八頁1行目)。もちろん漫画『頭文字D』とは何の関係もない。むしろ『吸血鬼ハンターD』寄りか。その一文を載せておくと、
もちろん、これは、ドラキュラの頭文字Dからとったものだ。
いやまあ、内容とは全く無関係なのだけれど、「頭文字D」の文字列を見て触れておかないわけにはいかなかったもので。以下感想文というには怪しい文章、略して怪文を綴る。 深雪が攫われたのっていつだっけ? 多分19巻のラストで、20巻で例によって寄り道的な話へ……今回は割と早く戻ってこれた方かな(時系列的に)。『キマイラ』はこのパターンが多い。『キマイラ』だけでなく夢枕獏は全体的に多いかな。その過去回想の話に引き込まれるから余計にタチが悪いんだけど(笑) 話が戻ってきた時に「あれ? これってどういう流れだっけ?」って思い出すのに時間がかかるからね。 刊行ペースが遅いのは致命的欠陥。前の巻の内容は覚えていても前の前の巻となるとかなり怪しくなる(19巻も覚えているのはラストだけで、その前の流れは思い出せない)。21巻も最後に坂口と阿久津の2人が出てきたが、名前に覚えはあるけどどういうキャラだったかがハテナマーク。誰か登場人物一覧及び各巻の内容をそれぞれ1ページぐらいにまとめたものを作って欲しい(笑) いや、自分で作ればいいんだけど三度読み返すのは面倒なので(15、16巻あたりの時点で一度、最初から読み返している)。 書いてて思ったんだけど、これ、ひょっとすると20巻の時も同じ内容で書いてたような……。読んでる最中はそれなりに面白いからいいんだけど、読み終えて今回はどれだけ話が進んだかな?と振り返るとこんな感想しか出て来ないのはどういうことなんでしょうね(苦笑) 良く言えば“獏マジック”、なんだろうなあ。あと数巻で終わる見込みらしいけど、その数巻が出るまでに何年かかるだろう。その頃に某とダブルスコアが付いていてもおかしくない、と私は思っている。 (2020-92 12-05)
2020年12月21日
『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』6巻 前々巻でネフィが小さくなったので、今度はザガンが小さくなる。と書くと実にワンパターン捻りがないが、もちろん経緯は全然別物。代わりにフォルが大きくなるというオマケ付き。ちなみにチビザガンは表紙に口絵、挿絵と枚数豊富(というほどでもないか)だったが、何故か成長したフォルの姿は0枚。何故? コミカライズまで待て、ということだろうか……何年先になるんだよ。余談だが、チビザガンはフィギュアにしたら女性に人気出そう……というかフィギュアよりも着せ替え人形チックなものの方がいいかも(ねんどろいどどーるか?)。マニュエラの気分が味わえる素敵グッズに……と書くとちょっとアレなのでこの辺でやめておこう(既に手遅れ)。 今回もザガンとネフィの距離が縮まったり、そして意外なところでシャスティルとバルバロスを繋ぐ赤い糸が見えて来たり。聖剣とかそっちの方では、黒花が持っていた剣が何故神霊魔法に反応したかが明らかになる。一方で新キャラが不穏な文脈で「アザゼル」という語句を使ったりで、なかなか先は長そうな雰囲気(現時点で11巻まで出ていて、延期されたものの12巻が近日発売予定、そして作者ツイッターによると13巻のプロットが出来上がったとか何とか)。某とか某と違って1冊1冊が区切りのいいところで終わってくれるので、ある程度は長くなってもストレスなく付いていけそう。発刊ペースも某に比べたら十分早いので、頑張って書き切ってくれたら最後まで応援しまっせ。 結局小さくなったザガンを元に戻したのは乙女のキッスことネフィとの口づけ。この辺は定番ですね。某RPGでもカエルの状態異常を治す手段だし。とは言え、それで治るなら6巻の半分ぐらいを使ったあれやこれやは何だったんだろうと思わなくもなかったり(笑) まあもちろん、ファーストキスには雰囲気が大切だし、ましてや魔術の失敗を消す目的でキスをするなんてのはザガン的にも絶対に許されないことだろうね。 かくしていつも賑やかな一行と共に、ザガンはネフィとの初デートを楽しんだ?のであった。 (2020-91 12-04)
2020年12月20日
70系新潟色6連完成! 前回「とりあえず」だった70系新潟色があらためて完成しました。
70系新潟色6連完成!
侃侃諤諤としては、模型の報告を小説感想文でサンドするつもりだったのだが、錦川4両完成でちょっと気が抜けてしまった。感想文は明日明後日……明々後日ぐらいで片付けないと年末の予定が破綻する(笑) 年賀状も書かなきゃいけないので、模型の完成は順調だったけど思ったより余裕のない年末になりそうだ。漫画もたくさん買う予定だしね! (2020-90 12-03)
2020年12月16日
錦川鉄道NT3000、せせらぎ号、ひだまり号 完成! 錦川鉄道NT3000、せせらぎ号、ひだまり号 完成!
期日(?)に余裕を持って完成……すばらしい。人生常にかくありたいものである……って実のところ「期日」を余裕めに設定しただけのことなんですがね。とは言え、先月23日から作り始めて今日が24日目。「きらめき号」1両に約3週間かけたのは何だったの!?というぐらいのスピード決着。このペースを維持できたら楽しいんだろうけど、またスローダウンするんだろうなあ(遠い目)。正直なところ、本心を語ると、やっぱりこれぐらいポンポンと新作が完成した方が楽しい。でも手を抜くのは後悔するからダメ。速さと手間暇掛ける度合い、この兼ね合いが非常に難しい。 今後の予定は、まずは70系新潟色の気になったところの修正。それが終わったら年賀状書いて、残る年内は部屋の整理に費やすと思う(速攻で終わったら次のを作り始めるけど……ないだろうな)。侃侃諤諤としては、新潟色の報告と前後して読み終えている小説2冊の感想文、そして年末進行、漫画感想文。月の前半で全然更新しなかった分、後半は密度が上がるかな? (2020-89 12-02)
2020年12月11日
予告:あと一週間以内? 例の2両の年内完成に向けて制作作業に励んでいたら、またしても侃侃諤諤を放置してしまった……11月も何かそういうパターンだったような気がするし、多分漫画感想文を書き終えたら油断してしまうのだろうな。次は注意しとかないと(正月なので更新しそうだし、そもそも年末進行で感想文は早めに載せるだろうから今回はあまり関係ない)。 まあ、そんなわけで現在のところ順調に進んでいる。ちょっとしたミスがあって悔しい思いはしているのだが、とにかくこの分で行けば年内完成は確実。あと一週間あれば十分行けるんじゃないかな? 仮に18日に完成できたとすれば、あれだけ「ちょっとギリギリだけど本気出せば何とでもなる!」と言ってたのが如何に大袈裟な発言だったかがバレてしまうが(笑) というよりはむしろ、今まで如何にサボって来たかがバレ……まあこれは既にバレまくっているか。18日に完成できれば、年内に70系新潟色の手直ししたい部分を何とかしてから大晦日と新年を迎えたいところ。こちらは2、3日ぐらいでできるから、錦川が多少遅れても大丈夫だけど。 今年は新型コロナウィルスのせいであまり外出をしておらず、よって写真もほとんど撮っていない。一番撮影したのが3月の梅とメジロになろうとはね……(でも例年これが一番多い気もする)。というわけで、年賀状の写真には0.0125の錦川揃い踏みでも使おうかと思っていて、それで年賀状を書く前に完成させようとテンションが上がっているのかも。その辺も考慮に入れるとあまり時間的余裕はなかったりするのである。 (2020-88 12-01)
|