70系新潟色6連完成!

改めての完成、新潟色の70系6両編成
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  前回の報告からプチアップデートして、改めて70系新潟色の完成報告をば。今回は久しぶりに1両ごとの写真を用意してみました。なお、アップデート内容は以下の通り。
・サハ75の車高修正
・クハ76運転台側の台車位置修正(TNカプラーに干渉していた)
・クハ76運転台側台車にスノープラウ装着
・前面窓にデフロスター装着

クハ76067
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  実車は当初関西にいた1両。前面手すりにヘッドマークステーが追加された例のスタイル。今まで頑なに拒んできた手すり別パーツ化をクモニ83で方針転換した理由が主にコレ。奇数車なのでジャンパ線が必要なのだけれど、現時点では3本あるうちの細いやつをどうしようか決めあぐねているので未装着。3本全部付けるとTNカプラーの首振りに影響しそうなので、細いやつは省略するのが一石二鳥?

モハ70103
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  タヴァサのコンバージョンキット組み立て。最初期型で、こちらも新製直後は関西にいた車両。拡大写真で見るとパンタの上げ方と避雷器がなんかおかしいけど、気にしないでスルーしてくれる優しさが皆さんにあると信じています(笑)

モハ70097
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  こちらもタヴァサのコンバージョンキット。前に書いたように、まったく同じキットを同じ新潟色で組んだような気がする……。これも前に書いたことだが、前回は“120番台”のラストナンバーとしたので、今回は“0番台”のラストナンバーとしてみた。偶然だろうけどどちらも新潟色になってたというのが面白い。パンタグラフが(以下略)

サハ75000
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  GMのサハ75100の寸法が気に喰わなかったので、側板をプラ板からスクラッチ。屋根、妻面及びドアはGMキットから。床板も当初GMキットのものだったのだが、車高が高くなることが発覚。おそらく、GMサハ75はやや小さいので、車高を高くして目立たなくしようとしたのだろう……そんなことするぐらいならそもそもの寸法をきちんと作っておいて欲しいものだ。クハ76の床板を使えば解消できることが分かったので、プチアップデートで床板を交換。
  スクラッチの様子は写真に撮ってあるので、また後日にでも。

モハ70027
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  GMクハ76を切り継ぐ最近のいつものスタイルで作成。当初はもう少し後のタイプのモハ70にするつもりだったのだが、その年次のモハ70は配管に特徴があることが判明したので急遽変更。詳細はこの後で。

クハ76304
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  新潟にいた唯一の70系300番台。模型は、GMキットのシル・ヘッダー、そして窓枠を削り、トミックスの72系73形の窓ガラス(現在は生産中止扱いの分売品)をはめ込んである。当初はこの車両を側板スクラッチで作成するつもりだったのだが、サハ75でそうすることになったので計画変更。何年前か忘れたが、この手法で阪和線の300番台4連を組むつもりで作業を開始したものの、あまりにも手間がかかるのと一部の窓ガラスをどうするかで悩んで中断。その部品を使って今回組み立てることになった。窓ガラスについては次項にて。
  少し前に300番台の写真を眺めていて気付いたあるポイントがあるのだが、今回は再現していない(シル・ヘッダー削る前の状態だったらやってんだけど、もう削っちゃってたからね……)。また次回以降でお披露目できたら。

コピーで作成した窓パーツ
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  過去に作りかけたものを流用することにしたものの、中断の原因となった運転室助手席側のHゴム窓をどうするかは未解決のままだった。小さい上に“三角形”なのが如何ともし難い。そうした折に、後輩がおゆまると透明レジンでパーツを複製しているのを見て(透明であることに意味はなさそうだったのだが、たまたま手元にあったのがそれなのだろう)、私も真似してみることに。複製元はカトーのクハ86。おゆまるによる型取りに多少手間取ったものの、まあまあこれぐらいならいいかな、というものが作れた。複製素材としてはガイアノーツの「UVジェルクリア」を使ったが、思った通り時間経過で黄変してくる。7月か8月にパーツを作ったのだが、11月にハメ込もうとしたら既に色が付いていた(その時破損したので、改めて複製し直している)。最終的にどこまで黄変するか、小さいパーツであることが幸いして目立たないことを願いながら経過観察することになるだろう。
  その他、トイレ窓はトミックスサロ165のものを、方向幕は72系73形(後から考えると、ここはそのまま使って良かった)を複製。この2つは白く塗るので、「UVジェルクリア」ではなくタミヤの光硬化パテから作った。あと、ガラス系のパーツではないが、タイフォンもカトーのクハ86から複製してある。

誤算が多かったモハ70027
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  途中で変更することになったモハ70027。元々作ろうとしていたタイプに配管が逆になっているという特徴を発見。配管作業を始めてから気付いたために、プロトタイプの方を変えることに。妻面窓を開ける必要が出てきたのだが、ここで資料として一番頼りにしていた本に間違いと思しき箇所を発見。その本の記述では片側の窓が埋まっているとのことだが、実車写真を見ると両方に窓がある。こういうときは実車写真優先となるのだが、最初は窓一つ開ければいいと思っていたのに両側になったわけで、配管やり直した方が良かったのかなと少々後悔。とは言え、間違い(?)に気付けたわけだからこれはこれで結果オーライなのかな。
  通風用のルーバーはもっと大型のものだったらしいが、パーツが手元になさそうだったので初期型用で代用(パーツとして存在するかどうかも知らない)。ランボードの形状が他の2両と違うところを見て頂ければ嬉しい。

これでクモニ83と繋げて走らせられる!
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)

  新潟色の旧型国電を作るのは今回で4回目。新潟色に繋げるためにクモニ83を作ったら、肝心の新潟色が見劣りするので作り直し、という橘雪翼らしい訳の分からない経緯が背景にある。でもまあ、サハ75の作成はいい経験になった。面倒さもあったけど思ったより面白く感じたのは大きな収穫。70系300番台はこの手法で行ける!のではないかと。4両作るのは大変だけど、その代わり300番台は2段窓じゃないしね。新潟色に話を戻すと、もう1回作る予定になっている。増結4連と、それからクハのバリエーションを充実させたい。新潟色ばっかり作ってもしょうがないので、今回のと次のを決定版として「完結」にしたいところだ。

(2020.12.20)

▲お戻りの際は、ブラウザの機能をご利用いただくようお願い申し上げますm(_ _)m▲