2020年9月29日
ポイント天国終了間近 去年から今年前半にかけて行われた、キャッシュレス決済で5%還元されるキャンペーン。それに合わせてヨドバシカメラもポイント還元率をアップさせていたが、その間私はひたすらポイントを貯め続けた。キャンペーンが終了し、いよいよ使うターンに入ってるわけだが……使い始めるとあっという間だね。まだあと1回ぐらいちょっとした買い物はできるけれど、気分としては「あれだけ貯まってたのにもうこんだけ」という感じ。現金ではなくポイントだから、という感じで荒く使ったわけでもない。普段のようにいろいろ考えて、時には「これ、本当に必要か?」と欲しいものを我慢したこともあった。新しくしたスマホも、5万円台の“高級路線”から2万円台前半の“いつもの”レベルに抑えた。うん大丈夫、無駄遣いはしてない……はず! そもそも5%たくさん還元されるから、といってレンズ買ったりしなかったからこそポイントもそこそこしか貯まらなかったわけだしね! というわけで、たまには1日早い月末恒例のいつものやつ。1日早くできた理由は、全体的に簡素化したから? そして、いつもより1日早くする意味は特にない(*1)。
【Dr.STONE】17巻(新刊):☆☆☆★ アメリカ大陸へ向けて出発! 最短ルートで行くか安全ルートで行くかで千空と龍水が激突。ポーカーで勝負を決めるという、全く予想できない話をぶち込んできた。そこからカジノ、バーという“箸休め”を挟むわけだが、ひょっとするとカクテルの話がやりたいがためのルート争いだったのかな? 話の持って行き方に策士っぽさを感じる。 無事にアメリカ大陸に到着。トウモロコシ群生地が早々に見つかって……ではなくて、アメリカにも石化からの復活組がいた! しかも向こうはかなり好戦的で軍備に関してはこちら以上。ここで普通にトウモロコシを栽培して科学の力でうんたらかんたら……ではワンパターンなので、ここでも“捻り”を入れてきた。予めトウモロコシを栽培していた面々がいたとなれば、その方が千空の視点からすれば「話が早いぜ!」だろうしね。そんなわけで、次の相手は科学水準でのアドバンテージなし、ドンパチ関係は向こうに分あり。さて、千空はこの不利をどうひっくり返すのか?
【僕のヒーローアカデミア】28巻(新刊):☆☆ 何か自分でも相当重症だなって思うんだけど、話の細かいところが頭に入って来ない。大体の雰囲気で、死枯木くんがヤバいぐらい強化されてて、そろそろクライマックスが近付いて来たことは理解してる。エンデヴァーや相澤の立場からすれば死枯木を緑谷少年に接触させることは絶対に避けなければいけないことだけど、やっぱ漫画のストーリーとしては死枯木対デクの直接対決しかないよな。これでエンデヴァーが死枯木倒しました、とかになったらファンが黙っちゃいねえ。でもだからといって、出久が今の状態でどうやって死枯木倒すんだ?という問題も。使えるワン・フォー・オールのパーセンテージから言えば、痛み分けになって決着は次の機会に持ち越し……なんだろうけど、ここまでのストーリーの展開からいってこの戦いがラストのような気が。ただ、前に書いた私の予測、「実は緑谷少年には個性が備わっているんだけど、発現が恐ろしく遅くて無個性に見えるだけ」……というアレはまだ諦めてなくて、そっちの線で考えるとまだ続く? 死枯木対出久にはなるけど、相澤が死枯木の力を抑え、何とか互角になっていたけれど死枯木が本気を出して圧倒的優勢に、そこで出久の隠された個性発現から持ち直し、死枯木敗走……ぐらいか???
【MF GHOST】9巻(新刊):☆☆☆ 前半は日常編。後半はハチロクのパワーアップからの予選スタート。にしてもこの作者、前作『頭文字D』の登場人物に何か恨みでもあるのか……。イツキは太って、池谷先輩は未婚で生え際後退……うーん。 そういう前作ディスっぽいところをさておくと、全体的にまあまあ。ハチロクは無事パワーアップを果たし、カナタの能力で以ってコースレコードと共に予選暫定1位を獲得(すぐに塗り替えられるが)。次のレースは順調に行きそう……というところで、次巻予告は不穏な空気が。まあ、サクサク進まないのが漫画のストーリーだよねえ。
【SPY×FAMILY】5巻(新刊):☆☆☆ 前回4巻に比べると大きな事件もなく、悪く言えば地味で小粒な展開だが、私が求めていたのはこういうのだったりする。 疑問。エクリプスとは月食または日食のことで、アーニャが心配する2週間後のそれは新月なのでまた別なのでは……。テレパシーの力が使えなくなるという話が出ていたが、アーニャの勘違いで問題なく試験でカンニングできました……という流れになるのかと思ったら、それ以降その話題に触れるシーンなし! 何だったんだろう??
【将棋の渡辺くん】5巻(新刊):☆☆☆☆ 面白かった! 部分的にそろそろネタが尽きかけてるなあと思わせる部分がないでもないが(事実例のコロナ禍で取材には行けてないらしい)、それでもいろいろと話題に事欠かないようで。 >糸谷八段 阪大の院卒業だと!? また応援しなきゃいけない棋士が増えるじゃないか!! ちなみに別の機会にこの人のことを知る機会があって、『マジック:ザ・ギャザリング』もそれなりの腕前らしい。面白すぎるぞこの人!
>セミ まじか。そんなんで解決するとは……来年やってみよう。但し来年まで覚えているかどうかは不明というか無理。だから『将棋の渡辺くん』は頻繁に読み返すことにしよう。
>作者の勝手な妄想 藤井くんはそんなことしません(橘雪翼の勝手なイメージ)。渡辺くんもそんなことし……ないはず(橘雪翼の勝手なイメージ)。下で酔い潰れてるのは行方(なめかた)九段かな? こっちは本編の話からするとあり得るのかな?(失礼)
>それでも明は寄せてくる 週刊マガジン出張掲載らしいけど、これの冒頭は流石にフィクションだよね……?(笑)
>カステラの紙 あれ食べるって話初めて聞いた……。某ねこで有名な漫画家は過去に、柏餅の葉っぱを食べるか否かでひと悶着あったらしいけど……いやあ、葉っぱもアレだけど紙は食べものじゃないでしょ……。
>投了優先から棋譜優先にルール変更 投了優先はよく聞く話。二歩誤魔化すのとかね。ちなみに私は相手が王手を見落として勝ったことがある(間髪入れずに相手の王様取ったけど、厳密には王手を防がなかった時点で反則負け……ってその後どこかで読んだ気がする)。
>運転免許持ってない渡辺くん またもやこんなところで共通点が……!
>天彦くんの和服 少なくとも漫画に描いてあるアザラシの柄はドストライクだ。誰だよそんな反物作った人は。欲しくなるじゃねえか。流石にそんな理由で着物は買わないが。
>ツタ 渡辺くんはヤクルトファンだからね! 知らなくてもしょうがないよね! 真面目な話、知らなかったとしても「あれって葉っぱをあの形に切ったの? それとも最初からああいう形なの?」って言う具合に他の選択肢が出て来てもいいような気がするんだ。それがないのが渡辺くんの凄いところ。で、しかも、結局正解を教えてもらってないっぽいのが渡辺家のこれまたぶっ飛んでるところだ。渡辺くん、一度甲子園に見に来て下さ……あっ! 甲子園球場のツタってなくなっちゃったんだった!!!
>2.5次元しか愛せない男 あー、そこはそうなんだ。ぬいぐるみは可愛い。そして実物も可愛いんだよ。もちろん動物によるとは思うけどね。熊とかはぬいは可愛いけど実物は凶暴……でも見てるだけなら可愛いのかも? あと、ぬいぐるみって2.5次元だったの!? そこに驚き!
【バンビ〜ノ!】8巻(既刊):☆☆★ 【バンビ〜ノ!】9巻(既刊):☆☆★ 厨房に戻れた!と思ったら……なんとデザート作りのお手伝い。意地が悪いなあ(笑) とはいえ、将来自分で店を持ちたいのならデザートも作れなきゃいけない。そういうシェフの親心でもあるようだ。そして、初登場となるドルチェ担当の織田、この漫画に出てくる人間が一筋縄で行くタイプなわけがなく(笑) まずは認めてもらうところから。一晩徹夜で練習して上手く行くようになるあたりは、『将太の寿司』を思わせるシーン。織田を引き抜こうとする相手が出て来てコンテストで勝負……というあたりもよくある漫画のパターンだが、少年漫画と違ってバンビが「あんたらの言うことはむちゃくちゃばい」と提案を一蹴するのがいい展開(それとこれとは別で、伴はコンテストに出るんだけどね)。 というメインストーリーの間に色々と店のメンバーの個人事情が挟まったりする。一気にメインの話を進めないところは勿体ぶっているのか、それとも多角的に展開することで厚みを持たせているのか? 人によって評価は割れるところかもしれないが、私は悪くないとは思う。そしてそれらのうち、敦の話はこの漫画のラスト、そして続編のキーになるんじゃないかと。もしかして伴は新店舗で本格的な料理人人生をスタートさせるとか?
【黒猫の駅長さん】2巻(既刊):☆☆ やはり話としては重い方へ行くようで。いよいよ美琴の父親が登場するが、溝が埋まりそうな気配はない。3巻で完結だが、果たしてあと1冊でどう話がまとまるのか。まさかの母親生きてましたエンドが美琴に取っては最高の展開だろうけど、それはそれで父親と再婚相手の立場が……? まあ少年漫画じゃあるまいしそうはならなさそうだけど、2巻までを見る限り、そして高校生の美琴にそのあたりの心の整理をしろというのは酷な気もする。 一つ気になっているのが、各話の最初に駅長さんの自己紹介が入る。これはどういう形で連載されていたのかちょっと気になるところ。毎回違う導入のしかたでワンパターンにならないよう工夫されているのはいいのだが、ちょっとしたページ数稼ぎに見えなくもない(笑)
【BUNGOーブンゴー】24巻(新刊):☆☆ 漫画にリアリティを求めちゃいけないのは分かってるけど、相変わらず中学生離れしてるのがね。この世界戦のプロ野球、そしてMLBって超人野球してそう。あと、もうちょい文吾にスポットライト当てて欲しい。 河村の「立ち直り方は僕が教えてあげるよ」、前の巻のアレを踏まえているわけだけど、割と普通に立ち直ってるだけじゃなく対戦相手に言い放ってるあたりがメンタル強い。こういうの好きだが、結局負けてるところが最高にダサい。さすが河村!
【信長のシェフ】3巻(既刊):☆☆ この漫画、史実をきちんと覚えてたら面白いのかなあ。何となく雰囲気で「ああ、そういうこともあったらしいですね」って感じだけど、日本史には詳しくなくてですね(センター試験は日本史を選択したのだが壊滅的だった)。 相変わらず無茶ぶりな信長さん。特に浅井の元へ潜り込ませたときは、ケンが信長の真意を理解してなかったら妹の命がやばかったんだけど、それでいいのか……?
【天王寺さんは】2巻(既刊):★ (迫真の表情で)……なあ、そんなに俺にボードゲーム買わせたいん?
【天王寺さんはボドゲがしたい】2巻(既刊):☆☆★ ↑白兎にきつく叱られてしょんぼりしながら修正 はい、ばっちり「Mr.JACK」と「ザ・マインド」がやってみたくなりました。けどなあ……繰り返すけど友だちがおらんねん!
友だちがおらんねん!(ここ大事、試験に出ますよー) 友だち代わりに後輩とゲームやってるけど、それでもせいぜい年3〜4回で、今はあの忌まわしきCOVID-19があああああああ! もそもそ論で、去年別の漫画で知ったボードゲーム「マラケシュ」買っちまったんだけど、まだ一度もプレイできてない。COVID-19めえええええええ! ちなみに甥っ子が来年度から大学生になるから(願望)、大学で友だち出来ずに暇そうにしてたらボドゲ沼に突き落とそう引き摺り込もうと画策している(*2)。が、そもそも論として甥っ子に友だちが出来ないという仮定が色々な意味でおかしいと思われる。誰かさんと一緒にすんなよ。 1巻よりもゲームの紹介が上手くなってる気がする。この調子でゲームの魅力をより良く伝えられたら3巻以降ますますヤバい気がする。やっぱ4巻以降は買ったらイカンな。3巻で打ち止め内定!(さっきから酷い話ばっかりだ)
*2 突き落とせるのは沼の外側にいる人だけ。既にハマっている人は足を掴んで引き摺り込む側である。
【転生したら剣でした】8巻(新刊):☆☆ 結論から言って浮島編はイマイチだった、ということで。あと、前回の感想文で変なこと書いてるけど忘れてください(笑) きちんと読み込めていませんでした(笑) 8巻最後の方でようやく目的地の港町へ到着。何やら面白そうな雰囲気が漂ってきたので9巻に期待しよう。では!
4連休の間にちょっとした出来事があった。芳文社が一部コミックスの電子版を半額セールにした。私はいつも8月のヨドバシの30%ポイント還元の時に9〜12月に読む分を一気買いしているわけだが、例えば『信長のシェフ』がまだ読んでないにも拘わらず半額で売られてしまった。これは悔しかった(笑) 7月に77円セールをやったばかりで、9月もまたセールするとは。流石にこんなの予見できないので仕方がない。ただ、確か去年に『ご注文はうさぎですか?』の4巻ぐらいまでをこの時期に半額で買ったような記憶も? 今度から芳文社のコミックスを買うときは気を付けよう……とはいえ、もう読みたいのが残ってなかったりする(爆) もちろん『ごちうさ』『まちカドまぞく』の続きが出れば買うが、そんなのセール待たずに発売日に買うに決まってるし、そもそも最新刊がセール対象になるわけないじゃん! とまあ、そんなこともあったが、今月は(も?)予定通り消化した。やはり『転生したら剣でした』のスピンオフは買わないことに……あっ! 1日早い意味(*1)があった! 『転剣』スピンオフの発売日は明日だから「買いませんよ」宣言したようなもんだ! 10月の購入予定新刊は、『冒険王ビィト』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』『あおざくら 防衛大学校物語』『Q.E.D.iff −証明終了−』『C.M.B.森羅博物館の事件目録』『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』『ブルーロック』『ライジングサンR』の8冊。『ビィト』は1年4ヶ月ぶりの新刊。『あおざくら』『Q.E.D.iff』『C.M.B.』の紙で買っている漫画3冊は、発売日が集約されている。普段はズレるのだが、土日の関係で同日発売になったようだ。『猫猫』は相変わらず小学館版の刊行ペースが早い。『ライジングサンR』は今回も紙版と同じ日に出るものとしてここに入れている。 既刊は9月の続きで同メンツ。『バンビ〜ノ!』2冊、『黒猫の駅長さん』(完結)、『天王寺さんはボドゲがしたい』(買ってあるのはこれが最後)、『信長のシェフ』、以上5冊だ。 (2020-72 09-09)
2020年9月28日
タムロンのレンズが魅力的 しばらく静観する、って言いながらも欲しくなるのはきっと仕方のないことなのだろう。タムロンのEマウント用レンズが気になっている。
・70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD ・28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD ・70-180mm F/2.8 Di III VXD
すぐには買わない(買えない)のでたっぷり悩もうと思っているが、この3本である。ちょっとずつ性質の違うレンズ(同じメーカーなんだから同じのは作らなくて当たり前)だが、それぞれに魅力があって、そして全部買う訳にも行かないので悩みどころ。 まずは「70-300mm」。良くある普及価格帯の望遠ズームだが、望遠端をF6.3として小型軽量に仕上げて来たのが最近のタムロンらしいところ。手持ちの同じタムロンの「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と合わせて持ち歩いても苦にならない。このレンズに気になるところを挙げるとすると、やはり望遠端のF6.3という開放F値だ。今までのこのクラスのレンズだとF5.6のものが多かったが、小型軽量設計を優先し、1/3段暗くしたようである。どうも昔からやってる古い人間にしてみれば、このF5.6より暗いというのがどうしても馴染めない。一眼レフではなくミラーレスなのだから多少の暗さはさしたる問題にならず、特にα7 IIIは高感度に強いカメラでもある。ちょっとぐらい暗くてもAFは効くし感度も上げて対応できる……考え方を切り替えなきゃいけないのは分かってるけど、それでもなかなかスパッと行かない。あと、もう1点ちょっとびっくりしたのが、ミノルタの「AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6」(私が持ってるやつ)の方が軽い。LA-EA5がα7 IIIに対応するか、あるいはLA-EA5に対応した本体を買うかが前提条件となるが、このレンズでいいんじゃないか?という考えも浮かぶ。もちろん、古いレンズなので諸々あるのだろうけど、昔はこのレンズで色々と撮っていたのだからね。弘法筆を選ばず、は流石にやせ我慢の過ぎるセリフだが、何でもかんでも新しい物を欲しがるのは良くないことだ。 次に「28-200mm」、高倍率ズームと言われるレンズで、今までこの手のレンズに手を出したことがないのは望遠端が「F6.3」の物が多数だったからである。ところがこの「28-200mm」は望遠端がF5.6であり、私が忌避するポイントをクリアしている。ちなみに、ニコンのFマウント用の「28-300mm」も珍しくF5.6で、一時期は購入を検討していた――結局買ってないんだけど。そんなわけで、便利そうなので興味があるんだけど、手持ちの「28-75mm」と被るのもまた事実。買うと使用頻度がどっちかに極端に偏りそう。まあ、偏ったらそれはそれで、自分にとって使いやすいレンズがそれだったんだと考えて諦めたらいいのかな。「28-200mm」に偏った場合は「俺が求めていたレンズは高倍率ズームだったんだ!」で済むけど、相変わらず「28-75mm」だったら「買い足した高倍率ズームは何だったんだろう……」って落ち込みそう(笑) ちなみに、これを書いていて思い出したのだが、DiMAGE A1のレンズが「28-200mm相当」だったはず。DiMAGE A1の使い勝手がどうだったか、というと……ずっと物撮りに使ってたからよく分からない(笑) タムロンの「28-200mm」が気になるなら、まずはDiMAGE A1を持ち出してみる、というのも一つの手なのだが、今更DiMAGE A1をフィールドで使う気になれないのが困ったところ。 最後に「70-180mm」。所謂“大三元レンズ”の望遠担当者で、普通200mmまでのところ、タムロンは180mmに抑えることで小型軽量なレンズに仕上げて来た。発売からずっと気になっていて、180mmと言えど望遠F2.8ズームを旅に持って行ける(重量的に)というのは大きな魅力。何ならF2.8の「17-28mm」と合わせて大三元全て揃えて旅行に行くのも夢じゃない。こちらもやはり、ミノルタの「AF APO TELE ZOOM 70-200mm F2.8G (D) SSM」の存在がチラつくが、重量に格段の差があるので勝負の余地がある。SSM搭載レンズなので、LA-EA5の対応を待たずともLA-EA3で普通に使えるのは大きなメリットなんだけどね。 ベストは全部買ってみて、気に入ったやつだけを手元に残せばいいんだけど……そんな富豪な真似ができる身分じゃない(笑) 第一、一度買ったら売れない性分だしね。売った後に残しておけば良かったと思うことが怖くて、相当愛想を尽かさない限り売れない。この辺のフットワークが軽い人も世の中には結構いるようで、ちょっと羨ましかったりする。現状では何度も書いてる通りD810優先で(しかも今例のアレで遠出は自重中)、ZとRの動向も見守ってる最中だから急いで買うことはない。タムロンのレンズばかりでなく、G Masterレンズ各種への熱は冷めてないし、無印だけど20mm F1.8も気になっている。D810をナデナデしながら堪えてるんだけど、最後にレンズ買ってから1年半が経過するし、そろそろ決壊してもおかしくない??? (2020-71 09-08)
2020年9月25日
鉄ちゃん辞めました宣言撤回 具体的な時期は忘れたが、私はかつて「鉄ちゃん辞めました」宣言をしている。一番はっきり覚えているのは、大学の鉄研チャットで「鉄ちゃん辞めます/今後は鉄道模型と鉄道写真のみの活動をします」と宣言し、同級生の友人に「それは鉄ちゃんそのものじゃないか」と私の想定通りの突っ込みを入れてもらったことだ。侃侃諤諤にどう書いたかは覚えていないが、このときのやりとりを記したような気はするので何らかの形では書いてると思う。ともかく、現時点では私は公式(?)には鉄ちゃんを辞めたことになっている。だがしかし、何度目かの誕生日の今日、私はその宣言を撤回することにした。以下、いつもの侃侃諤諤節が始まります。 そもそもどうして「鉄ちゃん辞めました宣言」をしたのか? それは「鉄ちゃんであること」に疲れたからだ。毎月発売される鉄道雑誌を見ると、新型車両の登場や引退し廃車される車両の話、新車登場に伴う配置転換やそれに伴う車両改造、カラーリングの変更、新サービスが始まったり新しい運行形態の列車が登場または廃止される等々の情報が出ている。それらの情報を追うのに飽きてしまったのだ。雑誌を買っても興味のあるせいぜい十数ページのみを読んで、あとはパラパラめくるのみ。一方で、鉄ちゃん同士の会話というのは雑誌で得た情報などの交換やそれを元にした四方山話が多かった(当時はまだそんなにネットが発達していなかった)。雑誌でしっかり“予習”していない私はその会話には加われないし、聞いてもそもそも元の情報を面白いと思ってないのだから頭に入って来ない。で、そのうちに「お前、鉄ちゃんのくせになんでそんなことも知らんの?」という感じになる。興味ないからしょうがないじゃん。露骨に言われるようなことはなかったが、一つよく覚えているのが九州への旅行のついでにアテもない撮り鉄をしていたときのこと。たまたまそこで遭遇した現地の撮り鉄さんと挨拶して、列車待ちの間にとりとめのない会話をしていた。向こうの狙いは415系だったかの復活国鉄色だったようで、私がいつもの調子で「へえ、今そんな編成あるんですね」という風に言ったら「え? 知らないんですか?」とかなり驚かれてしまった。そりゃ知りませんよ、あなたの目の前にいるその人、鉄ちゃん辞めてましたからね(笑) そんな私の自慢は「模型の新製品で実車を知った」である。鉄道雑誌をほとんど買わなくなったし、欠かさずチェックする実車情報サイトもない。相当有名か地元の車両でもない限り情報が入って来ない。JRですら怪しく、私鉄になるとホントにさっぱり。新製品の告知ポスターに載っている実車写真、GMとマイクロエースのことが多いが、「へぇ、今こんなのが走ってるんだあ、ふーん」と眺めている。そんなわけだから、「知った」とは言っても「そういうデザインの車両が走っている」レベルの知識しか蓄積されない。何とか鉄道の何万系とか言われてもどんな車両かピンと来ないし、見覚えのある車両の写真を見ても、どこの鉄道のどういう形式かも分からない。もちろん「鉄ちゃん辞めました」と言っても、今まで得てきた知識をHDDからデーターを消去するかのように忘れるわけでもないし、旧型国電と欧州型に関しては「辞めた」後からの方が圧倒的に詳しくなった。その「詳しくなる」原動力は模型にあり、模型がなければ正真正銘私は鉄ちゃんを辞めていたかもしれない。そもそも模型がやりたくて鉄ちゃんになったのだから、今の私の状況は原点回帰であり、初心に戻っただけのことなのである。 ではなぜ、今回“復帰”を思い立ったのか。最近「オタク」について思うことがあるからである。私は紛れもなくオタクだと思う。自分で鉄ちゃん辞めましたと主張しても、最初に書いた友人の言葉通り世間一般レベルで言えば鉄道マニアに他ならない。鉄道以外にも、カメラ野球漫画……その他諸々オタクと呼ばれても仕方がない趣味がたくさんある。そんなたくさんある趣味に関して、あちらこちらで情報収集というか、掲示板のログやSNSを見ているうちに「『オタク』って何だろう?」と考え直すようになった。 現在は何の因果か市民権を得つつある「オタク」だが、昭和及び少なくとも平成前半の頃までのオタクと言えば「他者と満足にコミュニケーションの取れない何考えているか分からない暗いやつ」のことだった。訳の分からない趣味に熱を上げて他人から理解されない変な人、そういう人に与えられる蔑称だった。私はこの、「他人から理解されない」ところを汲み上げる。オタクのオタクたる所以、アイデンティティーがここにある。「他人の評価は気にせず、自分が好きなことに打ち込む」、それがオタクなんじゃないだろうか。鉄道も今でこそ市民権(中略)が、昔は「鉄道が好きだなんて、いい年した大人の趣味じゃない」という認識があった。「鉄道が好き」というのは子どもだから許されることであって、大人が趣味の対象として選ぶものではない、というのが「一般的」な考え方というか風潮だった。だがしかし、オタクはそんな一般論には屈しなかった。「お前らがどう思おうが俺は気にしない。俺は好きだから鉄道を趣味にするんだ」と周囲に構わず趣味活動を続けていた。周囲の言葉に耳を貸さない、と表現すれば悪く聞こえるが、周囲の言葉に惑わされない、流されない芯のある生き方、それがオタクの本質なのだ。 自分の好きなことしたいことを趣味にする、周囲の評価は気にしない、それがオタクの本来の姿勢のはずだ。ところが、そんなオタク界の内部でアイデンティティーが崩れかねないような空気を感じる。それは各分野における「この趣味をやっているならこれを知っていて当然、これにも手を出すべき」という、同調圧力のようなもの。先の私の体験を元に例を作ってみるとすると、「415系の国鉄色が走っていることを知らないなんて鉄ちゃんじゃない」「話題の○○鉄道の最新形式を知らないってさてはニワカだな?」というような、その分野の中での異分子を排除するかのような動きだ(断っておくけど、決して私はそんな風に言われたことがあるわけではありません(笑))。結果、現在のオタク界がどんな風かというと、世間一般の目は気にせず好きな分野には飛び込んでいるが、その分野の中での自分の立ち位置は気にする……という、言わば昭和平成のいつ頃かまでの世間一般の縮図を再現しているかのような状態だ。好きな事だけに没頭していられるはずのオタク趣味で、何故か“同好の士”の意見を気にして本当はそこまで手を出すはずじゃなかった領域まで網羅することを強いられる。あるいはそれとは逆方向に、「俺はここまでやってるんだぜ、グッズたくさん集めたんだぜ、すげえだろ」的なアピール。本当にやりたいことがそれならいいんだけど、“仲間内”でのヒエラルキーの上に立ちたいがためじゃないかという行動も見受けられる。もはや「○○が好き」というよりは「○○が好きという集団の中で自分が一番になるのが好き」という――まあそれで満足できるなら否定はしないけど、元の趣味とは中身が違って来てませんかね。ちょっと上手く例示できてない部分もあるけど、とにかく最近「オタクって何だっけ」と考える時間が増えていたのだ。 振り返ってみると、私は今までずっと私の考えるオタク像を貫いてきたように思う。そしてそれは、特に意識することなくやってきたことだ。分かりやすい例が「漫画」じゃないだろうか。私は、漫画は大量に読むがアニメはほとんど見ない(今は一応『Re:ゼロ』2期を見ているが)。一般的には「漫画」と「アニメ」はごっちゃにされていて、何なら「ゲーム」まで一緒くたに「二次元」として括られている節もある。ゲームはさて置き、アニメは私の守備範囲外。アニメを知らなくて顕著だと思うのが、ブーム(だよね?)でもある声優関連の話題。アニメ本体に関しては、漫画が原作だとストーリーがほとんど一緒なので会話が通じるが、声優のことを振られると途端にちんぷんかんぷんになる。主題歌なんかも一緒。稀に見たことのないアニメの主題歌を、純粋に「この曲いいな」ってCD買ったりもするが、原則「このアニメの主題歌だからCD買おう」ということがない(これまた例外で、『彼方のアストラ』のEDは購入済み)。ブームだろうが人気だろうが流行ってようが、興味がないからアニメは原則対象外だから知らないものは知らない。特に知ろうとも思わない。「流行っているのにどうして?」と問われても「興味がないから」としか答えられない。自分が好きな漫画がアニメ化ドラマ化映画化されても、「グッズが出そうだからチェックしよう」以外に思うところがない。 もう1つ例を挙げておこう。写真だ。近所のカメラ屋でフィルムの現像やプリントを頼むことが多かったが、コンテストに出さないのか、と聞かれることもよくあった。知り合って間もない人に「写真が趣味です」というと、「コンテストに出したりするんですか?」と聞かれたりもする。私は決まって「いや、そういうのに興味がないんです」と答えて来た。「どうして」と聞かれても「興味がないから」としか答えられないので多分毎回そういう風に答えて来た。私のその返事を聞いて、大体の人が不思議そうな顔をしていた。漫画だったら頭上に「?」マークが出ていただろう。私の価値観はこうである。コンテストに出して、入賞して、あるいは選外になって、だからどうだというのだろう。自分が気に入った一枚は自分が気に入っているのだからそれでいいのではないか? 気に入った写真を他人にダメ出しされたら、それがダメな写真になるのか? 自分の写真の評価は自分で決める。他人に委ねるようなことはしない。何せ私はプロカメラマンではないのだ。プロではないから、プロとは違って他人に認められる必要がどこにもない。他人に認められなくて仕事が来なくなることを心配する必要が一切ない。誰かのために撮るのではなく、自分のためだけに撮っていればいい。仮にコンテストへ応募したとしよう。選外になるかもしれない。私が恐れはその先にある。選外になることそのものより、選外になったときに「どうしたら入賞するだろう?」と考え始め、自分がいいと思う写真ではなく選者が好みそうな写真を撮り始めることだ。その瞬間、私はプロでないことの最大のメリットを手放すことになる。プロでないが故に持っている自由を捨て去ることになる。それと引き換えに何かを得られる、そう考える人もいるかもしれないが、私にはそうする理由がない。 ようやく話が鉄道に戻せそうだ。「撮り鉄」「乗り鉄」「模型鉄」「音鉄」「旅鉄」などなど、一まとめに鉄ちゃんと言ってもある程度の細分化はされている。私は、かなり偏った「模型鉄」である。そう、「模型鉄」の中でも特殊中の特殊なのだろう。多分、普通の「模型鉄」は実物ありきで模型を手にする。私の場合はそこに捉われない。幼少の頃に見て乗った車両の模型も確かに欲しいが、それだけじゃない。「実物のことは良く知らないが見た目に面白い、デザインがいい」という理由も製品を買ったり組み立てたりする動機になる。究極はキットの形態が面白いから作ってみる、ということすらある。今のところ、同じか似たタイプの人間に出会ったことはない。そして模型鉄で最近多そうなのが、ある車両を買ったら同じ路線で走る別の車両を集め、同じ路線の車両であっても時代が違えば「対象外」になったりするケース。他の人には他の人のポリシーがあって私が口を挟むことではないが、但しこう言わないで欲しい。「Aを買ったのにどうしてBは買わないの?」「君が買ったAとC、時代が違うから一緒に走らせられないね」――私はAとCが好きで買い、Bには興味がなかったから見送っただけ。そして時代の違いには何ら頓着しないのでAとCを並べて走らせるよ。何故かって? 私がそうしたいからだよ。 正直なところ、昭和生まれの私にとって「オタク」という言葉にはネガティブなイメージが付きまとう。しかし、ここまで書いたように今の「オタク」の風潮にはむずむずしたものを感じる。だから立ち上がることにした。老害と言われようが古かろうが関係ない。本物のオタクってやつを見せてやるよ。今日から俺は“現役復帰”だ!
現実的な話をすると、やることはなーんにも変わりませんけどね。「鉄ちゃんはやめたんですよ(へらへら)」って言わなくなるぐらいかな。 (2020-70 09-07)
2020年9月23日
橘雪翼のフィギュア事情 『Re:ゼロから始める異世界生活』の4章(アニメは2期)に登場する、強欲の魔女エキドナのフィギュアが出る模様。『Re:ゼロ』キャラでは割と好きな方なので、よっしゃ買おう!……となりかけたけどストップ。私のイメージが強いのは小説10巻の表紙なのだが、今回発売されるモチーフはまた別のものらしく、コレジャナイ感が来てしまった。結構いいお値段するし、場所も取る。既に両方Nゲージでカツカツ気味だから、これを買うことはないかな。残念な気もするが、待ってる球種であってもゾーンから外れているなら見送るのが重要だ。 で、気付くとねんどろいど化も決定していた。桃シャミがまだ出てないのに……『Re:ゼロ』キャラ強いな。『まちカドまぞく』もアニメ2期が決まったらしいので、そのうち是非! で、ねんどろいどのエキドナ、これも何か微妙。エキドナのキャラクターデザインの特徴の一つとして、上瞼?のあたりが白いのだが、アニメ版にせよ今回のフィギュア2種にせよちょっと強調し過ぎではないかと。ほんの僅かな差ではあると思うのだが、もう少し大塚先生の“原画”をじっくり見つめてイメージを掴んで欲しいところ。 で、ちょっと焦ったのが、ねんどろいど化の情報を掴んだのはたまたまで、事実上チェックミスだったこと。先日、『Dr.STONE』の主人公、石神千空のねんどろいどが発売されたのだが、製品化されるのを全く知らなかった。知ってたら買ってたのかというと微妙なところなのだが、情報をキャッチしてから(即ち発売後に)ちょっと悩んでいるうちに定価より高くなってしまったので諦めた。せめて知った瞬間に買っておけば良かったかなあという気持ちと、千空のねんどろいどはなくてもいいかなあという気持ちが半々ぐらい。しかしそれより、製品のことを発売されるまで知らなかったという事実が私の中で重いものとなっている。この2件については見落としてもノーダメージあるいは傷が浅いのだが、問題は桃シャミがねんどろいど化された場合。これだけ熱望しておいて「見落としていました」で買い逃すあるいはプレミア価格を支払うのは悔やんでも悔やみきれない。しかし一方で、フィギュアは元々ストライクゾーンが激狭で、力を入れている分野でもない。鉄道模型やカメラの新製品のように欠かさずチェックとはいかないのが現実的なところ。製品化が決定したら通知が来るようなツールでもあればいいのだが……。目下できるだけの対策として、『まちカドまぞく』を知っている後輩に「俺も『まちカドまぞく』大好きだぜ! ねんどろいどが出たら欲しいぜ!」というアピールをしてある。もし見落としてしまっても、後輩が「先輩! ついに桃シャミのねんどろいど出ますね! 当然もう予約してますよね!」みたいな連絡をくれるかもしれない……そんなに上手く行くのかねえ。そも論で後輩がフィギュアの情報をチェックしているという話も聞かないし(ねんどろいど持ってて尚且つある程度連絡取り合う後輩は2人いるけど、多分彼らは『まちカドまぞく』に興味ないしねんどろいどをコレクションしているわけでもない)。やはり自分でこまめにやるしかないかなあ。あ、作者のツイッター見れば、製品化のお知らせぐらい流すかな? それに賭けよう。頼んましたよいづも先生! (2020-69 09-06)
2020年9月15日
α7C登場! ソニーが新型ミラーレス一眼カメラ「α7C」を発表した。多分買わない。以上!
「以上!」じゃねーよ! 簡単に言えば、操作性を犠牲にして小型軽量を優先した機種。スペック上はα7 IIIに近く、操作性さえ気にしなければα7 IIIと同等の写真が小型軽量機で楽しめそうだ。「小型」はおいとくとして、どれぐらい「軽量」なのか今の私の手持ちカメラと比較してみる。レンズに関しては主にキットレンズ装着状態で考える。カッコ内はα7Cと比較してどれだけ重いか、軽いかだ。
・α7C→676g ・E-PM2(オリンパス)→382g(-294) ・GX7 MarkII(パナソニック)→496g(-180) ・α7 III→945g(+269)、1200g(+524:タムロンズーム) ・D810(ニコン)→1690g(+1014:24-120mmF4) ・α99 II→1823g(+1147:24-70mmF2.8) ・α77→732g(適した標準レンズがないため本体のみ)
さすがにマイクロフォーサーズ陣には及ばないが、35mm判の3機種と比べるとかなり軽い(レンズのランクが違うのも響いているが)。ここ最近、撮影目的でない外出で持ち歩いたことがあるのが(といってもアレのせいで半年以上前のことになるが)GX7 MarkIIとα7 IIIの2機種。α7CはどちらかというとGX7 MarkII感覚で持ち運びできるということになる。それでいて画質はα7 IIIなのだから、多少の重量増と操作性の悪さは十分許容範囲内。 じゃあどうして「買わない」という結論になるのかと言うと……わざわざそのために20万円超の追加投資はしませんよね、という話。これが10万円台前半とかだったらまた見る目は違ったかもしれないけど、今20万円超使うなら何かしらのレンズを1〜2本増やす方に回したい。そのレンズの増備すら現在は様子見の状態なので、α7Cのターンは当分回ってこない。画質重視ならα7 IIIを持ち出して、重い分は体力で補えばいいんですよ。体が20万円超の働きをしていると思えば筋肉も喜ぶってもんです(脳筋的思考回路)。このカメラで先日の「LA-EA5」が制限なしに使えるということならばあるいはなんだけど、そちらを目的にするには操作系のグレードダウンが致命的に痛い。α7 IIIが対応しないとしてもα7 IV(仮)の登場まで待ちたいところだね。
なんか先日のα7S IIIの時からずっと「買わない」状態なので、何だったら「買う」のか明記してみよう。それは、「ニコンとキヤノンの攻勢にも負けない」と確信できる何か、だ。マウント径の不利とか、シェアの不利が気にならなくなるソニーのスゴい何か。それがあれば……まずはちょっとずつレンズを買い足していこう。ボクはね、使ってるカメラシステムが終焉を迎えるあの悲しさをもう味わいたくないんだよ。 (2020-68 09-05)
2020年9月14日
錦川鉄道NT3000形「こもれび号」とりあえず完成! 錦川鉄道NT3000形「こもれび号」とりあえず完成!
何か急に涼しくなってきたね。夏の間は作業部屋があまりにも暑くて、親からも「こんな部屋で模型作ってるんじゃない」とストップがかかっていた。昨日まで普通に冷房を入れて寝ていたのだけれど、今日は自然冷却で快適に眠れそう(でも扇風機は回すかも)。 7月の島原と今日の錦川は大きい方の模型だけれど、小さい方(Nゲージね)がどうなっているのかというと……超鈍足で進んでおります。失敗がなければ年内には完成するかと。並行して錦川の残り3両も年内に一気に行くつもりで、仮に小さい方が何かの間違いで完成しなかった場合にどうなるかと言いますとですね……「大きい方の完成両数>小さい方の完成両数」という橘雪翼史上初の珍事が起きることになる。多分そんなことにはならないはずだけど……もしそうなったらそれはそれで面白いと思っている自分がいる。だからって手抜きサボリをするつもりはないんだけど……。 (2020-67 09-04)
2020年9月9日
リゼロ短編集5巻 というわけでまたもや感想文シリーズ。 短編集5巻は3話収録。1話目はフェリックス・アーガイル、2話目はアナスタシア・ホーシン、3話目はスバル、オットー、ガーフィールの3人、が主役となる物語。 1話目は王族、フーリエ存命中のお話。フェリックスが王国最高の水魔法の使い手の称号を得る前の物語。ここで6属性のうち、2属性の称号が空位で、3属性を一人の人物が持っていることが明らかになる。そう、エミリア陣営のあの男……ロズワールだ。空位の部分が当てはまらないが、3つ持ってるとか将棋や囲碁のタイトルみたいだ! そしてアストレアの当代……ハインケルもちょろっと登場。奥さんが「眠り姫」となって目を覚まさないとかいう状態で同情してしまう。例え反吐が出るって言われたとしてもな! 眠り姫というとどうしてもレム――暴食の被害者を連想するが、こちらの場合周囲の記憶には影響ないので、また違う要因なのだろう。本編での現在時点でどうなっているのかも気になるところだ。 2話目は、続・アナスタシアの過去。ミミたち3兄弟とその後どうなったかの他、襟ドナ……人工精霊エキドナとの邂逅も書かれている。いろいろとぶっこんできたなあ。一つ疑問なのが、何故色欲の大罪司教は強引にエキドナを奪いに来なかったのか。具体的にはどうして自らではなく下手人を使ったのかということ。彼女の能力を考えれば自分で直接襲撃して手に入れるのが最も確実で手っとり早そうなのだが……。この話から5章までの間に結構な月日も経ってるはずで、欲しい物をその間我慢?していたのも謎。ここから5章までの語られていない間に試行があったのかもしれないが、それを返り撃ちにできるとは思えない。 3話目はのっけから違和感のある展開。あれぇ、5章でガーフってオットーに対してこんなに風当たりきつかったっけ? その謎はすぐに解ける。そう、最初の頃はガーフはオットーのことを認めていなかった。5章ではオットー兄と呼ぶガーフだが、そうなるきっかけとなる物語がここ。冷静に考えたら5章でガーフがオットーに対して一定の敬意を払っているほうがむしろ違和感を覚えておくべきポイントだったのかも(厳密に言うとどんなだったかちょっと忘れかけているのだが、21巻のラストの「その頃プリステラでは」みたいな話での印象で語っている)。最後に「シャトランジ盤」なるものが話として出てくるが、ホーシンがこの世界に伝えた将棋がベースになったゲームだったりして?(現実世界ではシャトランジが将棋の元になったとされている) 1話目のガリッチ、そして3話目のマローネ。私の中でこの2人の共通点は「字で読んで受ける印象とイラストの雰囲気が合致しない」である。ガリッチはもっとおじいちゃん、マローネはもっとお姉さんな、そういうイメージで読んでしまう(マローネは2度目の登場だが、今のところ短編集限定ということもあって私の中でのイメージが固定されていない)。実はこういうことはよくあって、例えばこの後すぐ名前が出てくるけど、『キマイラ』シリーズは出版社が変わって冒頭の登場人物紹介のところにイラストが載るようになったんだけど、今までのイメージがぶち壊れだよ! これって私が悪いのかなあ? さて、いよいよ残すは短編集6巻のみ……とは言っても本編の続きが近日刊行予定なんだけどね……短編6巻読み終える前に誕生日迎えてそう(*1)。
*1 私の次の誕生日に本編24巻が出る。
短編集6巻のみ、とは書いたけど、『Re:ゼロ』シリーズ以外に積んでる小説がある。『万能鑑定士Qの事件簿』0巻と、『キマイラ』の21巻だ。そして『魔奴愛』もとりあえずあと2〜3冊読んでみる予定なのだが、こちらは近所の本屋に在庫がないため入手が先延ばしになっている(通販はある程度まとめて頼むので、買いたいものが溜まらないと注文しない(*2))。あと、まったく別の面白そうと思って買った小説もあるんだけど、これら(*3)を読む順番が回ってくる気配が全くないなあ……。
*2 そうやってるうちに肝心の物が売り切れて「あーーーーーーーーーーっ!」ってなることを過去に何度も体験している。某ヨから始まる家電量販店は塗料ビン1本でも送料無料で送ってくれるんだけどね、あまりそーゆーのをするのは社会のリソースを無駄に使っているような気がして気が進まない。既刊を一気に全部揃える、ぐらい肝の据わったことをすればいいんだけど、それはそれで途中で飽きたらどうしよう、みたいな。 *3 1冊じゃないんだなこれがまた。 (2020-66 09-03)
2020年9月3日
SONY LA-EA5登場! ソニーが新型マウントアダプター「LA-EA5」を発表した。ソニーAマウントレンズをEマウントボディに取り付けるためのアダプターで、末尾の数字は5つ目の製品となることを示している。これまでの製品と大きく違うのは、モーター非搭載のレンズを使った場合でもカメラ側の像面位相差AFでピント合わせが可能なこと(但し、後述の制限あり)。今まではモーター非搭載レンズのAFに対応したアダプターとして「LA-EA2」と「LA-EA4」があったが、AFポイントが少し前の一眼レフ程度の範囲にしかなかった。この2つにはAマウント機同様にトランスルーセントミラーが組み込まれており、光量のロスがわずかながらにあることと、このミラーが繊細な部品であるが故に取り扱いに注意を要することも欠点だった。今回の製品は、要は「トランスルーセントミラーに頼らずモーター非搭載のAマウントレンズでAFを作動させましょう」というものである。 以前から私はそういうアダプターが作れないのか?と思っていて、実際に某ヨから始まる家電量販店にいたメーカーの人にも質問したことがある。その時の返答は「技術的に無理なんです」だったが、そんなことないだろうと感じていた。無理だとするなら、例のライカMマウントレンズでAFを可能にしたサードパーティーのマウントアダプターの説明が付かない。まあ、販促員は技術的なことに詳しくないだろうし、メーカーの方針や開発状況について迂闊なことは話せないだろうからこれ以上の追及はやめておく。今日は待望久しい製品が現実のものとなったことを素直に喜ぼう。 しなしながら、「すぐに買う!」とはならない。なぜなら、対応するカメラがα7 IVとα6600だけだから。慌てて「LA-EA5」を買ったところで手持ちのα7 IIIでは、同じく手持ちの「LA-EA3」と同じ動作しかしない。この点については、そのうちファームウェアアップデートで対応してくれないかなあ、と新たなる期待を寄せている。何かα7 IIIがダメな理由があるのなら、その次世代機α7 IV(仮)で実現してくれればそれでいい。万が一α7 IV(仮)でも非対応で、「α7R IVを買ってね」って言われたら微妙なところブチ切れだが、そんなことはないと信じていよう。 その他細かいところでは……今までのアダプターは出っ張りがあった。特に「LA-EA4」は、モーターやAFセンサーを設置する必要があるのか、かなり大型なアダプターになっていた。「LA-EA5」は「LA-EA3」ですらあったでっぱり部分をコンパクト化し円筒形の中に収めてきた。この差は、三脚使用時に大きく効いてくる。次にお値段。新型になって大幅に高くなってたら困るところだが、「LA-EA3」と「LA-EA4」の間の値段。「LA-EA3」と比べてモーターを搭載した分高くなり、「LA-EA4」と比べてトランスルーセントミラーとAFユニットが要らなくなった分安くなったと考えると実に妥当。もしアップデートでα7 IIIが対応となれば、すぐにでも買ってこようと思う。 久しく登場していなかったAマウント関連の新製品。このタイミングでのこれの発売は、おそらくAマウント機がもう出ないことを示すのだろう。前から分かり切っていたことだし、逆にここで新しいAマウントボディを出されたところで「ニコンとキヤノンが猛追してるときにそんな余裕あるの?」と心配しなきゃならなくなる。EマウントがZやRFに勝つために、Aマウントの切り捨ては仕方がないところだ。最後の最後で新型のマウントアダプターを出してくれれば十分。この先もずっと「LA-EA4」で我慢しなきゃいけないと覚悟していたので、今の私は久々にカメラ関係のことでウキウキしている。あとはα7 IIIが対応してくれれば完璧なのだが……。 (2020-65 09-02)
2020年9月2日
藤川球児、引退 阪神タイガースの藤川球児が今季限りでの引退を発表した。今季は期待された活躍が出来ず、二軍落ちしていたためにあるいはと思っていたが、やはりそれが現実のものとなるとショックを受ける。去年の後半は、往時を思い起こす……とまではいかないが、流石は藤川と思わせるピッチングでチームを支えてくれた。今年は確かにらしくない姿が続いたが、それでも再調整すれば何とかなるんじゃないか、と期待していただけに引退の決断は重く響く。新型コロナウィルスの影響で変則的な日程でもあり、今年はノーカンで来年もう一回頑張ってみて、それでダメなら引退したらいいじゃないか、とも思ったりしたのだが、発表によると肘の状態が相当悪いらしく、昨日今日に思い立ったことでもないようだ。 そんな万全のコンディションでない中でも、二軍落ちするまで相変わらず140km/h台の直球を投げ込んでいた。プロ野球界では別に珍しくもない普通の球だが、それでも常人では逆立ちしたって到達しえない領域の剛速球である。肘がどの程度痛かったのかは分からないし、聞くところによるとプロ野球選手は大抵どこかに何かしらの痛みを抱えているともいう。けれども、調子の良くない中で身を削るようにして投げていたことを思えば、“普通の140km/h台”でも並大抵ではないし、今年のこれまでの防御率7.20という成績に凄みを感じてしまう。数字だけ見れば一軍レベルではないが、藤川球児のそれはファンとチームの期待の重さと、それに応えようとする覚悟の表れなのだ。 藤川球児が抑えて阪神が勝ち、そして優勝する――そんなシーンが観たかったが、それも難しくなってしまった。可能性はゼロではないが、チームが首位を猛追するのと、藤川自体の劇的な復活の両方が重ならなければいけない。残念ながら夢は夢のまま終わってしまうだろう。残念だが、仕方がない。寂しくなるが、これまで戦う姿を見せてくれた藤川球児に、ありがとうとお疲れ様を言いたい。 (2020-64 09-01)
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