“作り直し”の錦川鉄道NT3000形こもれび号
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)
|
“作り直し”となったMaxモデルの錦川鉄道NT3000形「こもれび号」がとりあえずの完成となった。おさらいしておくと、元々は「ひだまり号」として作っていたのだが、研ぎ出しの段階で失敗しお蔵入りとなっていた。今回約9年半の時を経てプロジェクトを再開することになり、失敗分のリカバリーと共に全4両を揃えることになった。まずは「ひだまり号」(緑)と「きらめき号」(黄)の2両を作り、本命の「ひだまり」号(ピンク)そして「せせらぎ」号(青:再制作)という流れを予定している。「ひだまり号」と「きらめき号」はどちらを先に作っても良かったのだが、何となく緑の「こもれび号」が先になった。
再始動にあたり、前回の失敗の要因であるデカールの研ぎ出しはしないことにした……ものの、研ぎ出しを行った「せせらぎ号」の見栄えが非常にいいこともあり、間を取って「ゆる研ぎ」してみた。段差を完璧には消しにいかないものの、目立たないように角の部分をゆる〜く削るという方針。しかし、結論から言うとあまり変わらなかったような。やはりきっちり消した方がいいのかな。でも、再度失敗すると今度は立ち直れないかもしれないのでかなり悩むところ。写真にするとあんまり目立たないんだけどね。
ちなみに、先日の島原鉄道は艶ありクリアーで仕上げているのだが、今回は半艶クリアーにした。その理由はちょっとでもデカールの段差が目立たないかなあ、と。無駄な足掻きでした。
|
ダミーカプラーとIMONカプラー
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)
|
計画を4両に増やしたが、お金をケチるため増える2両には動力を入れないことにした。多分そこまでガンガン走らせないと思う。そんなわけで「こもれび号」は最終的には非動力仕様となる予定なのだが、「ひだまり号」を引き継いで完成したので現時点では暫定的に動力車となっている。そして、非動力車も走らせないわけではなく動力車と連結したいので、連結器を何とかする必要がある。そんなわけでとりあえず、9年前の時に買ってみたIMONカプラーを取り付け(両者片側に取り付けたが、写真は比較のために「せせらぎ号」がIMONカプラー、「こもれび号」がダミーカプラー側になっている)。不満点は2つ。自連型カプラーなので実車の密自連型とは雰囲気が違う。もう一つは色で、本来はグレーのところ黒になってしまう。TOMIXのHO用TNカプラーが最適解となりそうだが、グレーの密自連型は製品化されてない模様。あったとしても、動力(パワートラック)と干渉して取り付けられないような気もする。カトーが床下グレーのキハ58系シリーズを何か出してくれたら解決しそうな気もするが、持ってないので構造が良く分からない。クモハ40を見る限りそれも動力と干渉しそう。まあ、動力と干渉する場合は動力のない側で連結すればいいだけの話か。
ちなみに、当初は下回り入れ替えで走らせたい車両に動力を持ってくることも考えたが、面倒なので却下となった。スカートは車体側固定なのだが、床板を外す時に外さないといけない。大手メーカーのNゲージだとワンタッチで外れるのだが、こちらはゴム系接着剤で固定しているので気軽に付け外しができない。床板側にスカートを取り付けるようにすればいいのではないかとも思ったのだが、実車と違って私の模型は車体色に合わせた色で塗っているので、入れ替えると困ったことになってしまう。こんなところで俺様仕様が足を引っ張るとは……ぐぬぬぬぬぬ。ここで気付いたのだが、スカートの色が独自仕様なのでカプラーも黒でいっか。
|
そんなわけでとりあえず完成
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)
|
こうして並べてみると、あとは「ひだまり号」だけでコンプリートしそうな錯覚も(黄色いのは錦川じゃなくて島原です!)
その他、インテリアとして椅子を設置してみた。これもひだまり号に取り付ける予定で買ったもので、9年もの間失くさず保管できた私ってとっても偉い!と自分で自分で褒めている。実際のところは「よく使うパーツ」ボックスに入れっ放しになっていただけで、パーツの出し入れをする度に「そういや放置してるよな……」と思い出しては見なかったことにしていた。9年間も、だ。見たくないものから9年間も目を逸らし続けた俺ってスゲー!(自慢することじゃない) まあそれはともかく、窓が大きめなので内部がスカスカだと寂しい。椅子があるとそれっぽく見えるので悪くはないのだが、製品(カツミ製だ)の成形色のブルーだとちとやや悪目立ちなのと、実車は転換クロスシート?っぽいので形が違う。諸々あって外してしまったのだが、「せせらぎ号」の方には転換クロスっぽいハーツを入れていたので、本採用はそちらになりそう。その他、運転室の仕切りも簡単に入れてみようかな?
実質的にこの車両を作るのは3回目で、3回目にしてようやく気付いたことがあり、次の「きらめき号」で試してみるつもり。それを含めて今回の「こもれび号」にが納得いかない部分があるので、ひょっとしたら4色揃ったあともう一回作り直すかも……???
(2020.09.14)
▲お戻りの際は、ブラウザの機能をご利用いただくようお願い申し上げますm(_ _)m▲
|