Maxモデル 島原鉄道キハ2500

Maxモデルの島原鉄道キハ2500を組み立てた

  Maxモデルの島原鉄道キハ2500を組み立てた。実車説明は例によって省略……しようと思ったけど簡単に。名前の通り九州は長崎にある島原鉄道の車両で、JR九州のキハ125形とほぼ同型である。模型はMaxモデルの新潟トランシスシリーズの1つ。私が以前作った錦川鉄道NT-3001せせらぎ号の“兄弟”である。
  今振り返ってみると、“前回”のせせらぎ号を作ったのが約10年前。記憶によるとその翌年か遅くとも翌々年ぐらいに、続いて同ひだまり号とこの島原鉄道キハ2500を作り始めた。順調に制作は続いていたのだが、デカールを貼ってクリア塗装する段階で、不注意で塗装ホルダーから取り落としてしまい車体に傷を付けたためにお蔵入り。もう1両のひだまり号もクリア塗装後に研ぎ出しをしていたら、下地まで削ってしまうという痛恨のミスを犯してしまい、これで両者共に封印されることになってしまった。今回8〜9年ぶりぐらいに取り出して、塗装を剥がして作業のやり直し。工程の都合上、まずはキハ2500からの完成となった。

ライトの銀色には、ハセガワのミラーフィニッシュを使ってみた

  今回はミスなく作業を……進めたかったのだが、3つもやらかしてしまった。まず1つ目はデカール軟化剤。モデラーズのデカールフィットを使ったのだが、久しぶりだったので完璧に忘れていた。この商品かなり強力で使う時は注意が必要なのだが、何のケアもなく塗ってしまったのでデカールがシワシワに。不幸中の幸いが凹凸のある部分ピンポイントで使ったので被害範囲が小さかったこと。上から「ワンマン」のデカールを貼ることで目立たなく……なったかな? 次にクリア塗装。艶ありクリアーを選択したので、塗りムラをなるべくなくしたかったので薄めにしたのを吹いたのだが、その際に厚塗りしすぎてまたもやデカールが溶けてしまった。デカールの表面が荒れて軟化剤の部分でやらかした部分が目立たなくなったのが不幸中の幸い……なわけないよね!(苦笑) 最後に、ヘッドライトのパーツを一個紛失。考えたらこれ、塗装前に接着しておくべきパーツじゃないかな? 私は初回組み立て時、先端部の銀色の塗装のことを考えて塗装後に取りつけとしたようだが、これが今回になって裏目に出た。仕方がないので部品は自作。
  そのヘッドライトの銀色塗装だが、最初はエナメルの銀色を筆塗りしてみたのだがしっくり来なかった。さてどうしよう、となった時にハセガワの「ミラーフィニッシュ」のことを思い出して使ってみた。薄いアルミ蒸着シート?っぽいもので、塗装では難しい金属光沢感が素晴らしい。買ってあったものの使う機会が全くなく、こちらも下手すりゃ10年ぐらい眠っていたものを掘り起こした。写真では分かりにくいがいい感じに仕上がってくれた。今後もチャンスがあればどんどん採用したい……と言いたいところだが、Nゲージだと小さすぎて貼るのが難しいかも。

島原鉄道キハ2500と、“前作”錦川鉄道NT-3000形せせらぎ号

  そんなわけで、次回の完成予定は並行して作業中のNT-3000……「せせらぎ号」の色違いとなる予定である。実はここに写っている「せせらぎ号」もちょっと納得が行ってない所があり、塗装を剥がしてやり直すつもりでいる。しかもそのまま「せせらぎ号」となるのではなく、黄色の「きらめき号」になる予定。実は現在進行中の「ひだまり号」の作り直しも、そのままではなく黄緑色の「こもれび号」となる。本命の「せせらぎ号」と「ひだまり号」の前に他の2両を作り、改善ポイントをフィードバックするという作戦だ。この作戦は時に、本命完成までテンションが保てない危険性もあるのだが……まあ頑張ります。にしても、当初は「せせらぎ号」1両だけを作る予定だったのに翌年2両目に手を出し、結局今年に入って4両全部揃える流れになっちゃった。まあ、これもいつも通りの平常運転かな。

  あ、そうそう、完成したので走らせようとしたら動力が不調(苦笑) 9年ぐらいほったらかしにしてたから一度メンテナンスをしないといけないようだ。

(2020.07.19)

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