橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成19年9月下旬分

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平成19年9月29日

  昨日は意味もなく更新をサボってしまいました……というか久々に忘れていたような。

ヲン 序

  昨日は鉄研の後輩と「エヴァンゲリヲン 序」を観に行ってきた。というわけで感想更新する気満々だったんだけどなあ……。ただ、まだ絶賛上映中なのでネタバレは避けるべきかな。でも書いちゃおう。
  ストーリーは概ね、テレビ版の第六話まで(多分)。特に変わったこともなければ驚くようなこともなく。シンジくんは相変わらずDAT愛用(笑) って、実は今もDATって売ってるって話をどこかで聞いたような(DAT:Digital Audio Tape)。鉄ちゃん3人組で行ったため、爆発に巻き込まれて吹き飛ぶ箱根登山鉄道モハ1とかDD51の3重連の話題で盛り上がってみたり(DD51:おそらく最もポピュラーな国鉄・JRのディーゼル機関車)。テレビ版そのままのシーンもあれば描き直しているシーんもあった。とにかく第五の使徒(ラミエルだっけ? 正四面体×2の形状をしたやつ)の形が幾何学的に変化しまくるのが度肝を抜かれて、そして面白かった。あとは最終シーンかな。最後にテレビ版みたいな予告編が流れて、次回作では結構テレビ版ストーリーとは違うものが上映される見込み。新キャラっぽいのが出てきたり、エヴァ伍号機とか六号機が出てきたり。初代劇場版(といえばいいのだろうか?)だと確か伍号機以降はあの気色の悪い白くてぬめっとした量産型だったが、今回は伍、六号機も四号機までの流れを汲む機体になるようだ。ま、次が楽しみだ。


平成19年9月27日

  昨日は調子に乗りすぎた……今日のネタがあらへんやん!
  というわけで(?)久々に模型製作ネタ。実は今月、1両も完成しない。言い訳がましいが、旅行に行っていたのと友人が遊びに来ていたのとで製作時間も取れなかったしねー。おまけに、金属キットを組み始めたのだが……この前からいろいろ言ってた80系ってやつのグリーン車、サロ85なんだけどね。このキット、どう考えても外張と内張が合わない。何だかドアがずれる。だったらドアの部分を切り離して調整したうえで接着(ハンダ付け)すればいいのだが……んな面倒なことやってられっか。ということで三度暗礁に乗り上げた。どうしますかねー。ま、何ちゃって10連を作ればいいような気がするのだが……。サハ87にブルーの帯(等級帯と言うグリーン車を示すもの。昔の列車にはもれなく付いていた)を入れて"何ちゃってグリーン車"という手もあるし……。いずれにせよ、熟慮が必要なので製作中断。
  で、鉄研の現役の後輩たちが阪急電車を作るということなので、私も混ざることにした。混ざる、というよりは製作方法を教えるついでに自分も作っているだけなのだが。しかもついでとかいう割には、勝手に一人始めて勝手に一人完成に向けて爆走している。阪急マルーン(チョコレート色)を塗り終えて、阪急電車では特徴的な窓サッシの銀色を差し始めている。最近メーカー在庫切れの車輌ナンバーインレタも、自作のデカールで解決した。あと1週間ぐらいあれば完成するんじゃないかな? もちろん後輩たちの誰よりも早い完成になるはずである。別に競ってるわけじゃないよ。ただ、後輩たちは11月の大学祭に向けて製作していて、それに合わせて8両編成2本と4両編成が完成したらいいなーって。そう、2本作る予定なんだよ。だから多少焦って?……いやいや、マイペースで飛ばしてるんだ。今回作る阪急電車は、ヘッドライトテールライトの点灯化以外は決定版にしようかとしている。選定した編成も、過去に一度私が大学現役時代に作った編成。今は組み替えられているので編成としては存在しない。作ってからかれこれ8年ぐらい経つので今から見るとあれこれ未熟な点が目立つ。だから"作り直し"というわけだ。前の編成は新編成の完成を以って"廃車"扱い(既に一部実験台に使っているが……)。後輩たちの作るときの参考に少しでもなれば、と2両は部室に放置もとい展示してある。例によって台車とパンタグラフは引っこ抜いて、最終的に哀れな姿になる予定……って書いてると何だか俺酷いやつだな。よく鉄道模型の雑誌には「自分で作った車輌は愛着が沸く」って書いてるけど、あれ、嘘。上手に出来たやつならそうなるかもしれないけど、大抵最初のうちは下手だからな……。完成してしばらくは感激で愛情もひとしおかもしれないが、その後だんだんと自分の腕のなさを恨めしく思い始める。その腕のない証明みたいなやつが目の前にでーんと鎮座しているんだから。ある程度上手くなってきたなあ、と思ってもまだ先がある。作り続けていたらその後もどんどん上手くなるので、旧作は自然と下手な部類へと移動していく。もうこうなってくると憎たらしい以外の何物でもない。と言うのは言いすぎかなあ? 実際のところ、「当時は俺も下手だったなあ」としみじみ思い返す材料にならんこともないのだが。
  作ったそばから「もう一回作り直そう」と言い出してある程度それを実行する俺の存在は、模型屋にとっての上客に違いない。


平成19年9月26日

  一言だけ言っておく。今年はクライマックスシリーズがあるんだからな!

  の一言だけで終わるには、今日はネタがありすぎるんだよな……。そもそも今のはんちんたいがーちゅ見てるとそのクライマックスシリーズの進出すら危うく思えてしまう。進出しても「ぷちっ」と潰されそうな気がするし。まあいいや、「一言だけで終わらない」の本件へ進もう。
  今日、久々にバッティングセンターへ行ってきた。少しバットとボールの平均距離が縮まって来たようで、完全なる空振りの数が減った。まあ今まで力みすぎてたのかなー。で、休憩したあと、最後に125km/hを備え付けの軽いバットで軽く打っていこう……と思ったら「ついついもう1ゲーム」。で、そのついつい1ゲームの最後でめちゃめちゃいい当たり。おお、ついにバッティングの極意を掴んだぞ! と、さらにもう1ゲーム。そのさらに1ゲームの最初の2球もめちゃめちゃいい当たり。どこかの草野球チームで代打屋として使ってくれないかな? と思った矢先の次の球からまたまた全然あかんたれ。んー、難しいよねえ。
  とまあ、そういう話もまだ若干本題でなくて……3日連続となる画像で侃侃諤諤が本題。
懲りない人
  で、プロ野球の話題→バッティングセンターの話題と流れるように来て、最後に誕生日がらみで話を締めよう。

新たなる俺ルール

  昨日ね、私の誕生日だったんですよ。でもね、新☆俺ルールによって年はとらなかったことになっちゃったの。理由? それは……昨日誰からも「誕生日おめでとう」って言われなかったもので。というわけで昨日……厳密には日付が変わった直後に生まれた俺ルール。
「誕生日の日に誰からもお祝いの言葉をもらわなかった場合、その年の誕生日はなかったものとする」
それってただ単に寂しいだけやん。もしくはただ単に拗ねてるだけやん。まあ別に、誰かに「誕生日おめでとう」って言って欲しかったというわけじゃないですがね。そもそも28歳にもなって誕生日がめでたいなんてことないでしょう。


平成19年9月25日

デジタル一眼レフカメラとか
  コンパクトデジタルカメラとか

  結局あれからデジタルカメラ計画はなーんも進んでない。一応ソニーのサイバーショットT200は発売された模様で……私が買うコンパクトデジタルカメラはほぼこれに決定。ほぼ決定、と言った割には実行に移さないのが橘雪翼クオリティ。結局まだ本当に買うかどうかは決定していないのだ。だってさ、これが他のメーカーならまだしも……ソニーだぜ? 記録メディアがメモリースティックとかいう汎用性のないやつだし、購入して400日後ぐらいには壊れてそうじゃない? 修理頼んだら「新しいの買った方が早いですよ。ちょうどT300が出たところですし」とか言われそうで。言われたら本気で腹立つな(笑) T200に惹かれる理由は何と言ってもタッチパネルである。何と背面のほとんどの面積を液晶が占める。この液晶がタッチパネルになっていて各種操作を行う。まあそれだけだったら「ふーん、あっそう。DSもesもFSもタッチパネルだよ?」(注:DSはNintendo DS、esはWillcomの端末、そしてFSなんて代物はありませぬ(笑)) このタッチパネルは操作だけで終わらないのだ。撮った画像に、タッチパネルを使って、そのまま直接、文字や絵を、書き込むことができる、の、だ! これはちょっと新しい。画期的だ。さすがは家電屋の考えるこった。こんなのいい意味でも悪い意味でもニコンやキヤノンやペンタックスやフジフィルムは考え付くまい。単なる落書き機能なら興味ナシ、なのだが、この機能実は私の用途に見事にフィットするのではないか……というのも、こんなちっちゃいデジタルカメラを買って真面目に撮影するわけではない。真面目に撮影するカメラはOM-3Tiに2台のOM-4Tiにα-7にα-9に、あとおまけで(おまけかよ)LeicaM6にPENTAX645がある。コンパクトデジタルカメラに求める用途は、ちょっとした記録とか、ホントどうでもいいのを撮るためにある。そういうのを撮った後、ちょいちょいっと画像にメモを書き込めたら実に使い勝手がいいと……思ってしまうのは気の迷いかなあ? 例えばさ、バスなんかの時刻表を撮影する。そのままだと単なる時刻表の画像だけど、このカメラなら「帰りはこのバスに乗らなきゃ次の列車に間に合わない」ってところに何かしるしを付けておく事が可能。メモとしての威力倍増。ちなみに、元画像とは別に保存しておけるので書き込みで汚くしても大丈夫。何か面白いものがあったとして、それを撮影した後に面白い部分を強調しておいたりとか。作品撮りをフィルムカメラで行った後、同じ風景をデジタルで撮影して何か一言書き加えるとか。後輩セントレア一号車君の寝顔を撮って額部分に「肉」と書き加(以下略) まあそういうわけで、今までにない使い方を提案してくれるこのカメラ、とっても欲しい。ただ、考えられる難点として……例えば直接書き込みした画像を保存するのに時間がかかったりとか、やたら電池を消耗したりとか、何らかの理由で書き込み自体が非常にやりにくかったりとか……。んー、欲しいけどリスク高いかなー。どうしようかなー。とまあ、こんな調子で迷っているわけである。
  で、もう一方のニコンに鞍替え計画も暗礁に乗り上げた。軽いカメラにズーム付けて旅行に持ち歩くなら、α-7にタムロンの軽くて安い大口径標準ズームでいいじゃん、という自分で言うもの何だが原点に立ち返って地に足付けたグレートな意見が非常に効いているのである。まあその大口径標準ズームは、フィルムが消滅した暁には……いや、黄昏には用途がなくなるんだけどね(ソニーが私の心を満足させるグレートなデジタル一眼レフカメラを製造できないと仮定しての話)。将来を見据えるなら、さっさとαシステムには見切りを付けてニコンに乗り換えるべきなんだけどね。どうせ新しいレンズ買うならニコン用を。F100の中古もべらぼうな値段と言うわけでもない。だけど……ね、それでもそうするには抵抗がある。それは何故かというとF6の存在である。ニコン買ったら当然F6が欲しくなる。いや厳密には今でも欲しいので「ニコン買ったら」という仮定にして過程は必要ない。ええと、ニコン買ったらもっとF6が欲しくなる、と書けばいいだろうか。そのF6に付けるレンズが問題なのだ。悪いがF6にタムロンの大口径標準ズームを付けた画というのはイケてない。F6持つなら、純正レンズじゃなきゃだめだろ。特殊用途の特殊レンズが使いたくて純正のがない、という場合は話は別だが。大口径標準ズームをF6にくっ付けたければ、タムロンでもシグマでもトキナーでもなくニッコールを用意するべきである。F6にレンズメーカーの大口径標準ズームを付けるのは、Tシャツ短パンで高級料亭に行くぐらい場違いな話なのである。とまあ、そんな考えを他人に押し付けるつもりはなくて、あくまで自分がF6を持つ場合の話である。で、話を振り返ってみよう。F100に……タムロンの大口径標準ズームをくっ付けて使う。ここまではいい。だが、F6をもし買うとすると……F100で使っていたレンズは"使ってはいけない"のである。F6に大口径標準ズームを付けて撮影したいなら、ニッコールの純正を買ってこなきゃいけない。それってさ、α-7にタムロンの大口径標準ズームを付けて使うのと状況としては変わりないよね? 所詮F6買ったらレンズ買い直すんだから。敢えて言うなら、デジタル一眼レフを買ったときにはタムロンの大口径標準ズームでもいい、という融通があるぐらいか……。というわけで再び私の中では話が混乱して、面倒なので今は考えるのをやめてしまった。

  で、昨日の画像で侃侃諤諤の主旨をば。
デジタル一眼レフカメラがやってきた
昨日の画像で侃侃諤諤の画像の下の小さい文字をよ〜く見てみよう。


平成19年9月24日

  旅行記と一緒に載せようと思っていた画像。
N700系乗車記念切符
画像よりももっと別の部分が重要だったりする。ではまた明日〜


平成19年9月24日

真昼の更新

  阪神の4連敗とは関係なく、ちと精神的にキツい事情があったので無断の2連休を取って見ました。心配してくれた方がいたらありがとうございます。また夜に更新します〜。


平成19年9月21日

で、ウモッカはどうなった

  今日は読書感想文。本屋で「怪魚ウモッカ格闘記」(高野秀行著)という本を発見。手にとって見ると面白そうだったので買ってみた。で、読み始めたらこれが止まらない。一気に片付けてしまった。この本の内容はこんなものである……とある人がインドで珍奇な"魚"を目撃する。その魚は現地の人によってすぐさま解体・料理されてしまった。一体あの魚はなんだったのだろう? とげのある鱗があり、手足のようなひれを持つ、体長2メートル近いシーラカンスとサメの中間のような生物。この魚は未確認生物としてその手の話が好きな人たちの間で話題になる。それから2年程が経ち、冒険家?高野秀行氏がこの話を知り「よっしゃ、いっちょ探しに行くか」……という出だし。まずはその魚が未知なるものなのかの確認から始まった。実はすごくマイナーだけど研究者の間では既知の生物かもしれない。「ああ、それなら絶滅しかかってる○○○○だよ」と言われたら……探す意味半減以下だよね。唯一の目撃者のところへ足を運んで話を聞いてみたり、具体的にどうやって探すかの方針を立てたり。現地語を学んだり、発見した場合にどうすればいいかを検討したり。ともかく著者、高野氏の本気度が物凄い。普通の人なら信じないよ。「変わった魚を見た? まあ、変わった魚ぐらいいるでしょ」もしくは「見間違いじゃないの?」ぐらいで片付けてしまう。でも高野氏は大マジで怪魚ウモッカを探そうとしている。そして1冊の本が出版されたわけである。結末がすごく気になった。本当にそんな生き物いるの? 発見されたからこの本が出たのだろうか? それとも………………??? だがしかし、私はもう少し冷静になって気付くべきだった。副題に「インドへの道」と書いてあること。そして、インドに出発するところまで話が来たとき、文庫本のページは残り45%程度しか残っていないことに。まーね、私が予測した結末は……意外とあっさり見つかって、でも既知の生物でした、ってもの。だってそんな魚見つかったら、少しぐらいニュースになるでしょう。見たことないもんねー、ウモッカという文字列もインドで変種の魚が見つかったって話も。まあでも、だからこそ先が気になった。ウモッカという魚は一体何だったのか!? ワクワクする読者を焦らすかのようにようやく高野氏を乗せた飛行機はインドへと飛び立った。
  さて、私は今月上旬北海道へ行ったわけです。新幹線と北斗星に乗って。その北斗星はどうなったでしょう? 走り始めてから約3時間半、福島に辿り着いた後は翌朝まで止まっていた。そのまま運休となった――ま、私はそのまま振り替え輸送で北海道まで辿り着けたわけですがね……
  高野氏、過去のトラブルが関係してインドに入国できず。ビザは発行されたのに空港で止められた。何じゃそりゃ。空港で数日待つというとんでもない状況になり、同行者だけが先にインドへ足を踏み入れる。でも結局入れたんだろ? 残りページ少ないってことは、ウモッカはあっさり見つかったんだろ? だけれど、結局強制送還される高野氏。ありゃー、もうページ残ってないぞ。再度インド入国への道を模索する高野氏。同行者は頼りないのか頼りになるのか分からない状況。同行者が結局発見してしまうのか??? ドキドキしながらページをめくるのだが、ページ数が進むだけでウモッカへの手がかりは一向に掴めない……そのまま、同行者も日本へ帰ってきた。ウモッカはもちろん発見できず。で、本が終わってしまった。え? 何? で? この本なんで出版されたの? 結局ウモッカはどうなったの? 今はインターネットがあるので……ウモッカと入れて検索してみると……本の中で出てきたサイトらしきものを発見。んー、やっぱりまだ未知なる生物なんだね。というか多分そんなものいないような……99%ぐらいの確率で。でも1%ぐらいの確率でいるかもしれない。未知なる生物、怪魚ウモッカ。というか、この本は高野氏がインドに入国できなかったってところでぶっ飛んでる。そんな結末の本を出版するなよ!(笑) でもまあそこそこ楽しめた。今後たまにはウモッカのサイトをチェックすることにしよう。


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