橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成19年7月中旬分

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平成19年7月20日

  ええとさ、去年に近鉄12200系ってのを完成させたんだよ。近鉄特急車両ね。グリーンマックスのキットを加工して。12500系の改造に手間取って、同時進行だったから、やたら時間掛かったけど12200系に関してはそ〜んなに大変じゃなかった。何が言いたいのかっていうとね
  ――グリーンマックスから完成品モデルで12200系発売決定
したんだね。まあ、キット組み立てている以上、いつかこういう日が来る、こともある。正直12200系は……来ないと思ってたんだね。マイクロエースは別として。マイクロエースの完成品といくら被ったって、原則あんまり悔しくない。70系しかり205系阪和線タイプしかり。他に何かあったかな。そうそう、マイクロのが出てるって知らずに組み立てたはつかりとか、マイクロのが出ているのを承知で作った52系流電とか。他にも阪急2800系とかがあったっけな。いずれも、出来栄えはともかくとしてマイクロ製品が出ていることに何の脅威も感じない。でもなぁ、グリーンマックスのキット組み立てたヤツがグリーンマックスの完成品で出るというのはやや複雑な気持ちだ。って、そういや阪急2800系はグリーンマックスからも出てたっけ。正直、2800系はかなり苦労して作った。で、苦労した割りに今見ると……完成品買って来ようかな、と思わなくもない。買わないと思うけど。いやさ、時代が異なるタイプの完成品は実は買ったんだけどね。
  でだ、12200系はどうしよう。これもね、時代ごとに結構違いがある車両なんだわ。近いうちにバリエーション作ろうと思ってたんだけどね。今度出るやつは、現行に近いのが出るっぽい……? ということは、だ、とりあえず俺が作ったのとは一切被らない。だったら買おうかな。バリエーション、作ってもいいけど、グリーンマックスの完成品だったら素直に受け入れられそうな気がする。それよりも、現在12200系は「あおぞら号」という団体専用列車に改造されたものが存在する。これも作ろうと思っていた。但し、塗装が難しい。塗装が難しいだけならチャレンジすればいいだけの話なので何とでもなる。が、ロゴが難しい。某店であおぞら号の特製品を作っているシーンに出くわして、ロゴどうすんだ?と訊ねたら「お客さんで1人、作ってくれる人がいるんですよ」とのこと。羨ましいと思った。キット加工で比較的簡単?に作れるし、そのまま組んでなんちゃってあおぞら号でも雰囲気は出せる。ので、ロゴだけどっかのメーカーから出ないかなぁと心待ちにしていた。が、これなら、完成品であおぞら号が出る可能性もありそうだ。うん、ここは素直に、完成品で12200系を出ることを喜ぼうじゃないか。わーい。
  でも何かこう、吹っ切れないものがあるなぁ。


平成19年7月19日

のう"ぁ

  DDR最新作……ええと、Super NOVA2が出たって話は聞かないから、まだSuper NOVAが最新作でいいんだよね? ええと、DDR最新作、Dance Dance Revolution Super NOVAの家庭用(PS2)版を買ってきた。随分前から出ているのを知っていたのだが、買わなかった。理由は。発売時に出たのを知らなかった。後日知って「ふ〜ん、発売されたの」で完了。って、理由になってないね。ええと、ちょっと冷めていたのですよ。DDRに。まあ、そんなわけで買わなかった。ある日、某Web通販にて買い物している最中のとだ。送料無料になるのは支払額が1万円以上になったとき。そして"かご"の中の商品合計額が6千円台だったかな。それとも7千円越えてたかな。いつも、こういうときのために買い残しておくものがあったりする。Nゲージの車両用のスペアケースだとか、シーナリー用のバラストだとか。バラストは単価300円弱なので、微調整が出来ていい。あからさまに送料無料を狙った注文が可能。総額9千500円少しのときに、バラストを2つ追加する。1万飛んで100円行くか行かないか。それで送料500円がタダになるのである。言い換えると、バラストがタダで付いてくる。目下、シーナリーを作る予定はないが、3年ぐらい前に鉄研のレイアウト作成を手伝ったときにバラスト1袋でどれだけの範囲にばら撒けるかの見当は付けてある。おそらく、あと10袋あっても足りない。なのでまだまだこの手は使える(笑) で、その日の買い物の場合、バラストで残り代金を埋め尽くすのは、シーナリーをバラストで不必要なまでに埋め尽くす行為に他ならなかった。というわけで、車両ケースのページに飛ぶ。が、車両ケースはこの手を何度も使ったために余剰気味(苦笑) というわけでしばらくは自重。何かないかなぁ〜と探していて思い出したのがDDR Super NOVAだ。早速商品検索
  ――「申し訳ありません。お探しの商品は見つかりませんでした」
売ってねぇのか……。その日、残りの部分を何で埋め尽くしたのか。覚えてないが1万円を越えたことだけは覚えている。
  また別の日、某量販店の会員サービスのチケットを持っていた。2000円以上買い物するとピーターラビットのトートバックがもらえるとのこと。欲しい。よし、こういうときこそ買わずに置いておいたDDR Super NOVAだ。
  ――売ってねぇ
その日、何を買ったかは覚えていないがピーターラビットのトートバッグをもらったことだけは覚えている。
  そんなわけで、きっと人気高騰で売り切れ続出のDDR Super NOVA、もうきっと手に入らないんだろうな。と諦めかけていたら、別の大型量販店にどっさり置いてあった。置いてあったら置いてあったで購入を躊躇う天邪鬼な橘クン。翌日、どうせ買うんだからなくなる前に買おうぜ、ということで目的地の途中で寄り道。しかし、土曜日につきレジに長蛇の列。早めに家を出たがこれでは約束の時間に間に合わぬ。泣く泣く諦めて、次に行ったときは売り切れていた……という最悪のシナリオも覚悟していたが、今更DDRがそんなに馬鹿売れするわけないじゃないですか。てなわけで、本日無事確保して帰宅。
  さて、家でするDDRと店(ゲーセン)でするDDR、どう違うのか。
○ その1:ギャラリーの有無
  家でやっていると、たまに母親に観察される。姉に「また馬鹿なことやってるよ」と白い目で見られる。が、普段はノーギャラリー。じゃあ店だとどうか。DDRやってると人だかりができる。
  ――ごめん、嘘じゃないけど真実でもない
超絶上手かったり、超絶イケ面がやってたり、超絶美人のおねーちゃんがやってたりしない限りは滅多にギャラリーは集まらない。なんだ、一緒じゃん。
○ その2:プレイごとの料金
  当たり前だが、家でやるのにこれ以上出費はない。あ、電気代はかかるけどね。店でやると1プレイ100円。これは結構違う。ソフト代が6千円以上だが、多分1週間でモトが取れる
○ その3:コントローラーでできるかできないか
  家だと、PS2に繋げられるコントローラーなら概ねDDRのプレイが可能だ。過去に、レースゲーム用のハンドルでプレイした猛者がいる。結果? 聞くなよ。15秒後にゲーム・オーバー、だよ。ジョークはさておき、格闘ゲーム用のジョイスティックでもプレイできるし、至ってノーマルなデュアルショック2でもプレイ可能。何なら初代プレステ用のグリグリの付いてないグレーのやつでも遊べるぞ。体を動かして楽しむゲームをそんなコントローラーで遊ぶなと言われそうだが、曲を覚えたり、難しいところの矢印解析したり、疲れて休憩している最中の暇つぶしをしたりと結構有用なのだよ。で、当然だが、店だとフットパネルオンリー。
  で、実は、そのフットパネルが結構違う。店のフットパネルは踏んだときの感触がしっかりしている。3×3の9マスのうち、上下左右(テンキーでいうと8、4、6、2の部分に相当)は一段凹んでいて、プレイ最中に自分の位置がずれたときに分かりやすい。一方の家庭用のフットパネル(プレイマットとか言う名前だったか)は、……ええと、これなんて表現したらいいかなぁ。何かこう、分厚いビニールシート? 全体的にフラットなので、踏み外しても気付かない。そして、プレイ中、反動エネルギーでマットの位置そのものがずれていく。神の足を持つ友人Dに言わせると「それは未熟」らしいのだが、私のような凡下に言われても……。1曲終わるごとにマットの位置を直す必要がある。だけならまだいい。曲の最中でずれていることに気付かず、踏んでるはずなのにBoo表示が出るのは勘弁。大抵ゲームオーバーという道が用意されている。何か対策したいところだが……
○ その4:どんな格好でプレイできるか
  これ重要。特に夏場は。そう、今の季節は。極端な話、家でやるときは裸でOK。家族に見られたときに何と思われるかはあなた次第です。ま、私は、上半身裸が基本スタイルである。
  ――嫌な基本だな
これで私のマスクが耽美系とかそういうのならそういうのが好きな女性がキャーキャー言いそうなのだが、全くもってかけ離れた存在なので皆さん想像しないで下さい。
  ――ええと、何だっけ。
で、そんなかっこ、ゲーセンでできるわきゃない。ギリギリのところでタンクトップに短パン。ここまでである。それでも暑い。ガンガンに冷房を入れない限りはね。いくら涼しくても汗は吹き出る。冬場でもシャツいっちょでできるゲームだからねこれは。そういうわけで、家でやるのと店でやるのと、ある意味家の方が果てしなく快適なのである。

  まあ他にも収録曲が違うとか、いろいろあるのだが、そんな話しても面白くないので割愛。そういうわけで、この夏、体力作り代わりにDDRを再びやることになった。のはいいのだが、かなり体が鈍ってる? 何かさぁ、こう……このゲーム、曲の難易度が足マークで表示されている。10個が最高で1つが超簡単。私の実力の目安が、足8個がクリアできるかどうか。家で練習すれば足9個、曲によっては10個もクリア可能だが、そういう曲はレア。ま、そんな状態なのだが、今日、足8個をやったら悉く全滅。先ほど述べたマットのズレの問題もあるのだが、体がDDRを忘れている。それは体の動きもそうだが、目を通しての矢印の流れの認識リズムがずれている。久々だからなぁ……。神の足を持つと呼ばれる(勝手に呼んでいる)友人Dに言わせると「見えていない」状態。まあそれでも本日、軽く汗を流して……ごめん、嘘。汗をしこたま流すほどプレイ。やっぱ面白いね、DDR。

  で、ごめん。も一個嘘ついた。ピーターラビットのトートバッグもらったときの買い物覚えてるよ。うさぎちゃんのはぶ……じゃなくてUSBハブ買ったんだよ。前々からUSBの線の長さと口の数が足りないので難儀していなかったからね。店をうろついてて思い出して、ちょうどいいやって買ったんだ。


平成19年7月18日

マンゴーアイス

  本日のミッションは、墓参り。たまにしか乗らない尼崎市営バスに揺られたり、阪神電車に揺られたり。今日の話とは全然関係ないんだけど、阪神電車見ると模型が欲しくなるね。どこからかキットが出てたらいいんだけど……ありゃ出てるね。金属キットが。こういうとき金属に手が出せるって幸せだよなぁ。でも幸せかどうかはまだ分からない。4両28000円のキットが出ていて幸せかどうか。この前の流電を凌ぐ価格。そして多分、流電よりも不親切なキットだ(注:詳しくは知りません)。
  ええと、墓参りの後に、再び阪神電車に揺られて大阪梅田へ。そこで昼食後、帰途に就く。そのときに、うっかり551でアイスキャンデーを買ってしまったのが今日の不幸の始まりだった。マンゴーアイス。夏季限定らしい。私はここ最近……いや、随分と前からだけど、マンゴーがマイブーム。いや、世間的にもブームだけど。そういや去年もマンゴーカルピス買ってたから……少なくとももう1年以上も経つのか。で、ええと、何だっけ? そう、アイスキャンデーを買って帰ったのだ。食べながら歩いたんじゃなくて、ドライアイスを入れてお持ち帰り。大阪から我が家までだいたい20分。だからこういうとき、大抵「30分」と持ち歩き時間を伝える。そう、何もなければ30分で十分なのだが……
  JR大阪駅のプラットフォームに上がる前から、何やら不穏な空気を感じ取っていた。不穏な、というのは即ち、列車のダイヤが乱れているということである。だが、天下のJR神戸線、多少乱れていても何だかんだで列車は動いているものである。へっちゃらさ
  ――動いていませんでした
人身事故があったらしく、列車は完全停止に近い状況だった模様。新快速25分遅れ、各駅停車15分遅れにて運行を再開……したような気がしたんだけど、それは幻だったのかもしれない。宝塚線新三田行きの各駅停車に乗り、尼崎で乗り換えのために下車。この時点でアイスの代金を払ってから30分と少々。時刻は13時少し前。アイスの保冷用のドライアイスは多めに入っているものだ。30分はおろか1時間ぐらいへーきへーき。次の列車が10分以内ぐらいにくれば余裕のヨっちゃんである。
  ――ところが
尼崎で次の列車が来ない。案内放送が流れた。うん、きっと空耳だろう。次の列車は13時30分頃到着予定ですなんてきっと空耳さ! 2度目が流れて今度は40分とか言ってる。おいおいおい、アイスが溶けるぜ。普段なら私は急がない。でも、今日はアイスの都合がある。1本だけならその場で取り出しおもむろに食し始めればいいのだが、何せお持ち帰りの箱に入れてもらえるのが6本から。6本も一気に食うのはいろいろと問題がある。まず、溶ける前に6本も食えない。次に、一度に6本も食べるとお腹が痛くなる。そして最後に、アイスを次々と食っていたら周りの視線が痛すぎる。そういうわけで私に課された次のミッションは、アイスが溶ける前に家に帰ること、である。幸い尼崎までやって来れた。最悪なのは大阪で延々と足止めを喰らうことである。尼崎まで来れば、歩いて家に帰れちゃう。ただしそれは手にアイス等の時限物を持ってないときに限る。歩くと、いくら私の歩く足が速いといえどやっぱり1時間程度はかかる。何度も言うが、既にこの時点で30分をオーバーしている。というわけで、最終秘密兵器、タクシーを使う覚悟で改札を出た。が、こんなダイヤの乱れた日にタクシーが止まっているわけがない。いや、厳密には止まっていた。しかし、タクシーと私との間に少なく見積もって5人の客が。そして止まっているタクシーの台数は1。こりゃダメだ。冷静に考えると、いくらアイスが大切だからって、支払った代金は630円。そのためにタクシー代推定1000円以上払うのは馬鹿らしい。というわけで、無難なところでバスを使うことにした。本日2度目の、まさかもう一回乗るとは思っていなかった尼崎市営バス。幸い次のJR立花を経由するバスは13時09分にやってくる模様。バス停に人がたくさん並んでいたが、問題なく09分ごろにバスが来て、そして積み残されることなく乗車。だがしかし、さらに地獄が待ち受けていた。途中、渋滞にハマること約10分。市役所のバス停のある道は、JRの踏み切りに通じている。踏み切り事故があったのか何だか知らないが、市役所のバス停を発車して間もなく停車。そして全く動かなくなった。ここでも約5分。そして、アイスを手にしてからついに1時間。まずい、これはまずい。いくら551のおねーちゃん(世間一般で時として年配の女性に対してあからさまなお世辞でおねーさんと呼ぶこともあるが、今日は正真正銘おねーさんだった)が親切だからと言って、そこまで大量のドライアイスを入れているということはないだろう。そろそろタイムリミットが近づいていると思わねばなるまい。しかしバスが動く気配はない。さて、どうしよう。
Ans.運ちゃんに言って、扉を開けてもらう
でもなー、それって頼むのちょっと勇気がいるよなー。ところがここで救世主登場。後のほうの座席に座っていたおねーさん(この場合、世間一般でよく言うあからさまなお世辞である)が運ちゃんに下車要求。これぞ渡りに船。ちょうどいいやとばかりに目の前の開いたドアから降りて軽くダッシュ。ちなみに、尼崎市営バスは運賃先払いなのでこれは別に無賃乗車ではない。家に帰り着くことそこから3分後。家に帰り……まず溶けてないかどうか恐る恐る開封。わずかに残ったドライアイス。やばかった、あのままバスがあと5分止まっていたら溶けていたかもしれない。溶けたアイスを再冷凍したものなんて、喰ったことがないから分からないけどきっとまずそうだ。まずはビニール包装にむちゅっとくっ付いて剥がしにくそう。そして形が醜く歪んだアイスなんて、視覚的においしくない。幸いにもそんな事態を回避することができた。というわけで、夏季限定のマンゴーのアイスキャンデーは無事、現在も我が家の冷凍室で冷えている。あ、1個は我が腹に収まりました。
  ――お味はどうだったかって?
うーん。まあまあかな。


平成19年7月17日

裁判員制度

  今日は漫画「Q.E.D.」の最新刊の発売日。本屋に急行するが、平積みになった新刊コーナーで見当たらない。よ〜く探してようやく発見。周りを「アイシールド21」と「ねぎま!」と「涼宮ハルヒ」のなんたらと「太陽の黙示録」に囲まれていた。周囲を固める4つの漫画よりもQ.E.D.の方が冊数が圧倒的に少なかったのだ。これらから考えられることは……
  《仮説1》
Q.E.D.が馬鹿売れで、一瞬にして周囲よりも"背"が低くなった。
  《仮説2》
  周囲の漫画があまりにも売れるので、店員が頻繁に補充したがQ.E.D.はイマイチなので放置。
  《仮説3》
  そもそもQ.E.D.は売れないのであまり入荷せず、元から"背"が低かった。
仮説3の場合、だったらそんな売れ筋のど真ん中に配置するな!と文句を言いたいところである。で、結論として、私は店の人間ではないので理由は分からない。当たり前だよ(笑) ただ、推測するに仮説1ではないかと……何故ならば、Q.E.D.最新27巻には、今ホットな話題(もっと他にも一杯ホットな話題はあるけれど)である裁判員制度を題材に取り上げた話が入っているのだ。帯書きによると「本格ミステリが裁判員制度を攻略!!」
  ――攻略するようなものですか?
「誰よりも早く、詳しく裁判員制度の達人へ!」
  ――世の法律家たちがとりあえず一番のはずですが
とまあ、ここまでは突っ込みどころ多し。最後にまともな記述が。「裁判員制度 国民から無作為に選ばれた一般市民が、実際の裁判で審理をする制度。2年後に施行予定!」(太字部分実際には赤字で表記) とまあいうわけで、新聞紙面でもちらほら見かける裁判員制度。私はテレビを見ないので知らないが、テレビでもきっとちらほら話題に取り上げられていることであろう。とまあ、言うわけで、少しでも裁判員制度を周知するためにQ.E.D.に白羽の矢が立ったのか、それとも加藤元浩がネタに最適だと思ったのか、分からないけどQ.E.D.に裁判員制度登場である。フィクションで裁判員制度を取り上げたのは、私が知る中ではこれが2つめ。連載と単行本で時間差があるので、その2つのうちどっちが先かは分からないけど。1つ目は、逆転裁判4である。4話ある中の最終話が裁判員制度にからんだもの。ただし、あんまり裁判員制度というものがどういうものかよく分からず(説明書の記載は詳しかったような気がする)。ふと思ったのだが――逆転裁判4のシナリオはやや無理があると言われている。最後に無理やり裁判員制度を入れるために不整合な点を強引に誤魔化したのではないか――と。まあ、今日はあまり逆転裁判4の話をしないでおこう。今日の主役はナルホドでもオドロキでもなく、トーマソーなのだから。
  事の始まりは、水原可奈がくじで当たりを引き当てるシーンところから。このくじ、学校で行われる裁判員制度の模擬体験での裁判員を選ぶためのもの。当たりを引いちゃった水原可奈は、「これは燈馬君の分!」と言って引き直すのだが……まあこのくじ、ランダム抽出ではなく"神の手"が関係しているからなぁ。もちろん神=加藤元浩(作者)である(笑) ここで2人が外れたら、誰がこの漫画の主人公&ヒロインだよ(笑) というわけで、模擬裁判が始まる。選ばれた6人の"裁判員"が裁判員制度の説明を受ける。よく漫画で、無知なヤツが混じっていたりする。その無知なヤツに説明することで、読者への解説とするのだ。しかし少なくない割合でそれがかなり不自然だったりする。「お前、そんなことも知らずによくそこにいれるな」みたいな(笑) 今回は読者も裁判員制度に詳しくない。舞台は高校なので、高校生が知らなくても自然。実に違和感なくストーリーが流れていく。ところで「有罪とするには『合理的疑いを越えて証明すればいい』とされています」って、訳分かりません(笑) 初めて聞きました。「合理的疑い」? 詳しい説明があるのだが、自分の言葉では表現しにくいな。まあ要するに、証拠でガチガチに固めてなくても「どう考えてもコイツが犯人だ!」と思ったら有罪でいい、ぐらいになるのか……な? ちょっと微妙だけど、この辺りは実際裁判員に当選したらもっと詳しく教えてくれることでしょう。さて、裁判員になったとして一番難しいのはなんだろう? それは、裁判員はテレビや新聞などで得た情報を判断の材料にしてはいけないってことである。他にも、異議が認められた尋問を無視しなけりゃいけないというのも難しいだろう。人と言う生き物は、得た情報をとにかく使いたがるという性質を持っている。他人が知らない情報を持っていると偉くなった気分になったりね。ところが、裁判ではそれをしちゃいけない。裁判では、審理の中で判明した事柄のみが力を持つのである。ただ、新聞やテレビで……実際の裁判で判明する事柄以上の情報が得られるかね? 報道される事実はほんの一握りで、おそらく裁判で提出される証拠や尋問でのやりとりというのはもっと生々しく事件の痕跡を語るであろう。そういう意味では新聞、テレビはさほど警戒するに値せず。問題は週刊誌かな……。それ本当に根拠あんの?みたいな記事の広告が電車の吊り広告を飾っているのを見ると、どうも裁判員に当たったら週刊誌だけはヤバい"情報源"と思われる。私は普段読まないから大丈夫だとは思うけどね。というか、テレビ、新聞、週刊誌を賑わす大きな事件の裁判の裁判員に当たる確率なんて、相当低いと思うが。
  燈馬君はこの点においてもクール。模擬裁判で扱った事件は、実際に起きたものをベースにしていたのだが、燈馬君は実際の事件について知っていた(知っていたのか得られた情報から推理したのか知らんが)。自分が得た情報を動員すると明らかに有罪。でも、模擬裁判では検察側の立証が欠けていた。ので、無罪に手を挙げる――とまあ、こんな感じ。ただ、燈馬君が得ていた情報というのは確たるものかどうか、ストーリー中で語られた部分ではやや不明瞭。そもそも情報と表現するのはよくないかもしれない。ある可能性を踏まえた推理の結果を示したと言うべきだろうか。しかも燈馬君は一旦有罪に手を挙げかけてるし。燈馬君の言った検察側の見落としも、現実世界ならばちょっと有り得ないような点だ。模擬裁判のためにわざと状況をきわどくしようとして外したのであれば、模擬裁判後に裁判長が燈馬君に詰め寄るシーンに整合性がなくなる。模擬裁判のベースになった事件を実際に裁いたのが模擬裁判でも裁判長を務める裁判官で、実際の事件では有罪判決を下した。だが、模擬裁判ではことごとく無罪になる。そのことを気にかけ、そして燈馬君に「何故有罪にしかけて無罪にしたのか」と問う。もしも模擬裁判のために立証を一つそぎ落としたものならば、それが有罪になっても無罪になっても構わないではないか。第三に、その裁判官が燈馬君に詰め寄るシーン。「だったら何故君は有罪に手を挙げなかったのか?」――だって立証は検察の仕事だもん。燈馬君はそんな話し方しませんがね(笑) そんなこと、裁判官なら百も承知のはずだが……よっぽど自分が有罪にした被告人が、模擬裁判では無罪判決を勝ち取るのが悔しいらしい(笑)
  というわけで今日の結論。裁判員制度を題材に物語を描くのは非常に難しい(笑) それも裁判員制度を説明するためのストーリーはね。
  Q.E.D.は1つの巻に2つの話が載っていて、そのうちのどちらかが殺人事件であることが多い。今回は両者死人なし。ある意味平和的解決を見ている。が、C.M.B.とのコラボレーション企画の関係で1話飛ばして収録されているらしい。ので、森羅君と燈馬君が一緒に(?)出てくるストーリーではひょっとすると? ただ、一緒に出てくると話がややこしい。その漫画はQ.E.D.なのかC.M.B.なのか。ひょっとして2つの事件が並行して起きるのか、2つの視点から1つの事件を解決するのか。後者の場合、Q.E.D.では燈馬視点で話が進み、C.M.B.では森羅視点で話が進み……うーん、ややこしそうだ(笑) Q.E.D.での収録をずらしたということは、C.M.B.の次の新刊にあわせてQ.E.D.の最新刊も発刊されるのだろう。来月の予定には載っていなかったので、9月か10月か。


平成19年7月16日

  ネタがないので無理やり画像で侃侃諤諤。
前面の加工
ちなみにこのパーツ、前にも言ったかどうか忘れたが、純正の改造部品が出ている。のだが、微妙に造形が気に入らない。あと、買おうと思ったのだけれど売ってなかった(笑) どうして買おうとしたのかというと、加工する際の参考ぐらいにはなるだろう、と。それから、ひょっとしたら気に入るかもしれない。というのも、写真で見るのと実物手に取るのと少し違うだろうからねぇ。でも売ってないので、自分で加工しようと。写真と見比べながらヤスリでガリガリ。微妙に実車の様子を再現し切れてないような気もするが、気にしたら一生作業が終わらなくなるので妥協の塊で。
  しかしナンだな、これ作り始めてかなり時間が経つけど、まだパーツの段階の加工が終わってない。そのまま組んでいたら今頃塗装作業に入ってるだろう、というぐらいの時間を費やしているのに。この手の「削」って「合わせる」」作業は相当時間がかかる。年間100両とか自慢しているわけだけど、それが達成される理由はやはりこの辺りにありそうだ。キットをそのまま組んでいるからそれだけ作れるのであって、何かしらの加工をし出すと時間はいくらでもかかるということ。つまり、楽してるから100の大台に乗るんだね……そもそもが楽の代名詞、塗装済みキットシリーズが入ってての100両だから。


平成19年7月15日

  今日は阪大鉄研のOBの人が企画した、三木鉄道貸し切り列車に乗ってきた。三木鉄道とは……三木―厄神間を走る短い路線の第三セクター。どうやらその昔、国鉄時代は三木線と呼ばれていたらしい……実はあんまり詳しくないんだよね。そういやトミックスがレールバスを出していたなぁ。というぐらい。同じ兵庫県の鉄道だが、名前ぐらいしか知らなかった。参加表明を出してから「さぁ、どうやって行ったらいいのかな?」と調べだす始末(笑) 立花からJRで三ノ宮まで行き、阪急三宮から新開地へ。新開地から神戸電鉄に乗って三木で降りる。そこから10分弱あるけば、三木鉄道三木駅だ。正直、神戸電鉄も過去に1回しか乗ったことがないぐらいなのに……三木鉄道なんて知らないよ(笑) 朝9時50分出発と聞いていたので、8時過ぎに家を出れば間に合うかな?と思っていたのが大間違い。新開地までは比較的快調に辿り着く。そこからが長かったよ。新開地8時31分の電車に乗ると、三木に着くのが9時17分。これが間に合いそうな最後の列車。次の32分着のでも良かったんだけど、慣れている場所ならともかく初めての場所。道に迷うとジ・エンドなので17分ので行った。列車の前で記念撮影なんかもあったので、あまりギリギリに行くのもね。というわけで、家を出たのは7時半過ぎ。
  ――さて
2日前には、日曜日は台風直撃と言われていた。私は、数多の雨天を快晴に変えてきた稀代の晴れ男(自称)。先月土曜日、雨の予報にも拘らず後輩とキャッチボールの約束をした。結果、快晴。さらに前にも、何かのイベントか旅行も、雨の予報を見事覆して見せた。餘部鉄橋の近くへ行ったあの日が晴れなかったのが、あくまで自称であって稀代ではなくありふれたどこにでもいる晴れ男たる所以なのだが。まあ、そんなわけで、日曜日は晴れるかどうか以前に三木鉄道が運行するかどうかすら危ぶまれるそんな状況であった。
  ――ところがどうだ
朝起きてみると、太陽が見える。台風? 私に恐れをなしてルートを南方へ変更したか(和歌山あたりの皆様、大変申し訳ございません)。昨日までの大雨は一体どこへやら。見事なまでの日本晴れ、とまではいかないものの、曇り時々晴れ、みたいな天候で無事貸し切り列車は厄神までを往復した。
  久々にカメラを持ち出して写真撮影。フィルムの現像が出来たら、「夜行鈍行」の方のトップ写真を久々に(1年ぶりぐらいか??)更新して……しないかもしれないなあ。


平成19年7月14日

  台風接近。明日も雨かな。お天道様は、いつ私に洗濯をしろと言うのだろう……。


平成19年7月13日

  今日は阪神戦が雨で中止となったためネタがありません。
  ――とか
書いてたら一生ネタないままやで。たまたま4連勝したからいいようなもんの、明日から「今日は阪神が負けたのでネタがありません」って書かなきゃいけなくなる(笑)
  ジョークはさておき、明後日日曜日、早朝から出かける予定である。が。天気予報によると日曜日は「暴風雨」となっている。どうしよう……。さすがの晴れ男パワーも台風には勝てないのか。

  模型トーク。80系関西急電色登場時仕様の製作も佳境に入ってきた……かもしれない。現在前面パーツをいじっている。前面パーツは、実車ではゴム押さえとなっている前面窓ガラス部分を木枠風に加工する。具体的には、ゴムの表現部を削り落とし、さらに開口部分を広げる。どうもグリーンマックスの表現では、窓のサイズが特に天地方向に小さめとなっている様子。そこで主に下方向に削り広げている。ところが、手すり(鉄道車両の前面には、作業員が掴まるための手すりが用意されていることが多い)の表現と干渉してきそう。なので、広げる寸法をやや手加減するか、あるいは手すりの表現(実際には、線状の長細い突起があるだけ。150倍しても人の手が掴める手すりにはならない)を削り落とし、手すりを付け直すか。もし後者を選ぶとすると、前面の手すり、全てを真鍮線で作り直す必要が出てくる。一部だけちゃんとした手すりの形状をしているのもおかしな話だからね。もしくは、ランナー引き伸ばし線(キットのランナーを火で炙って引き伸ばして極細にしたもの)で、キットの表現そっくりのものを取り付けるか、である。いつもの私ならどうするか。一番最初の選択肢、窓を広げるサイズを若干手加減する。あるいは、最後の選択肢、ランナー引き伸ばし線でキットの手すり表現とそっくりのものを取り付ける。ところが今回、少し話が違う。窓をどれだけ広げるかは、製作者のセンス(この場合は私のセンス)にかかってきそう。なので実車写真と睨めっこしながらどこまで削るか様子を見ながら作業している。この実車写真ってのが、古い鉄道ファンで、折り込みのでっかい関西急電落成後間もなくの写真なのだ。見てるとカッコいいんだ。カッコいいその写真、手すりが結構目立つんだよね〜。そんなの見ながら作業してるもんだから、思わず手すりをきちんと表現したくなる。パーツのモールドを削り落として、真鍮線をコの字に曲げて植え込む作業。やるのは面倒だが、1両分やるとしても1時間ほどの作業で済みそう。費用対効果としては悪くない。ただ、過去に完成させた同系列80系の湘南色と表現が揃わなくなる。まあ、混ぜることはないからいいような気がするが。それに、関西で走った車両だから少しぐらい気合の入った存在になってもいい。実は他にも理由があって、木枠の部分にワイパーが付いている。そのワイパー、最初は無視するつもりだったんだよね。小さいし作ると面倒そうだし、市販パーツのワイパーとまた少し形が違いそうだから。でも、自分で真鍮線曲げて作っても、2両分各2本ずつ合計4本で多分10分程度しかかからない。「─┐」状に曲げたら終いだからね。先っちょの部分の長さを調整するのが少し手間、というぐらいかな。で、ワイパー作るんだったらついでに(?)手すりも……という気分になってきたわけなんだよ。さあて、どうしようかなあ。


平成19年7月12日

ぃやっほう! 巨人3タテ!

  桜井がまたまたやってくれました。プロ入り第2号はまたしても3ラン! しかも今日もいい場面。昨日は取られた後に突き放す3ランだったけど今日は勝ち越し3ラン! 12回、もう後がない場面での3ラン!(昨日から3ラン3ランってうるさいな(笑)) 走者が金本と林威助なのも昨日と一緒。ランナーに金本と林威助がいたら桜井打つんとちゃう? まあ、4回と8回は同条件でダメだったんですが……。3点差で12回裏、楽勝じゃん。って思っていたらダーウィンが打たれて1点差になっちゃった。それ故に長打で1〜2点、でなくて一気に3点の本塁打で良かったと思う今日の試合。やっぱ巨人の打線は怖いです。2アウトから2点だからなぁ。先発は岩田、5回1失点。打たれたヒットが2本てのはいいんだけど、四死球が4。まあ結果として1点しか取られてないので次に期待! 9連戦なのに久保田が連投なのは大丈夫だろうか? まあ頑張ってもらわないといけないんだけど。やっぱりここは打線が(以下略) 桜井君よ、明日も3ラ(以下略) 
  これで中日が勝っていれば爆笑モノだったんだけど、残念ながら中日はサヨナラ3ラン打たれて逆転負け(勝っていれば巨人と入れ替わりゲーム差ナシの勝率首位)。明日からは勝てないからまたゲーム差が開きそう(希望的観測)。あ、巨人も(以下略)。そういやサヨナラホームランと言えば、昨日のヤクルト―広島はすごかった。何がすごいって、延長11回で両軍から12本の本塁打が飛び出す始末。ヤクルト8本、広島4本。11回終了直前まででそれぞれ7本4本で10点ずつ。最後アレックスのサヨナラ2ランがヤクルト8本目、12得点となった。
  ――アレックスは広島だろ?
という突っ込みを入れられた方、残念でした。ヤクルトのラミレスのフルネームは「アレックス・ラミレス」なのです。ちなみに西武にもアレックスがいる。「アレックス・カブレラ」。さて、では広島のアレックスのフルネームはなんでしょう?
  にしても12本は……打ちすぎとは言わない。打てるときに打っとかないとね。むしろ打たれすぎと言った方がいいだろう。この日はひょっとして、風速20m/sぐらいの追い風だったのかな?


平成19年7月11日

桜井プロ入り初本塁打は3ラン!

  というわけでようやく桜井にホームランが出た。点を取られてやーな時に出た。3ラン。ソロでも2ランでもない。一気に3点。なくても点数的には勝っていたが、相手は巨人ということもあってかな〜り楽になった3点だ。巨人の投手陣が調子悪いというのはどうやら本当ですな。昨日は2点だけだったけど今日は9点。あの元気のない阪神打てま線が9点も。明日も頼むでぇ。
  今日の打者の中で光るのは今岡。タコタコタコタコ。4打数ノーヒット。いわゆる4タコ。そこまで打てま線か。3番だよ3番。8番バッターとかピッチャーじゃないんだよ。3番だよ3番。三塁手他にいないのかねぇ。もう関本でいいんじゃないかと思うんですよ。2塁に坂でもいいし、藤本先発させたっていいし。関本も打ってないけど、今岡がここまで登用されて打ってないんだから、関本にチャンスをあげてもいいような。3番は誰にするんだ、ってことになってくるけど、1番、2番関、3番鳥、でいいんでないかと。鳥に3番打たすと打たなくなる可能性が大なのが問題なんだけど。意外と関3番で打ちそうな気がしないでもないし。
  中日勝って、これで首位巨人と1ゲーム差。ふっふっふ、来ましたよ来ましたよ。巨人首位陥落は明日か明後日か(中日の方が消化した試合数が少なく、かつ引き分けが2つ多いのでゲーム差がなくなると勝率で首位に立つ)。でもねぇ、中日が優勝すると連覇になって、それはそれで複雑な気分。やっぱり阪神の逆転優勝か、横浜かになって欲しい。


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