GMのモハ70の妻面をなんとかしたい
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まずはこちら、グリーンマックスのモハ70。キットは一体ボディで、各モールド(彫刻)は、まあこの時代ならこうなんだろう。要するに古さは隠せない。というわけで何とかしたい。一番気になるのはハシゴの表現で、ここは削り取って別パーツにしたい。というわけで右、削って見た……が、周囲に配管や雨どいがあるので上手く削れない。思ったとおりちょっとミスった。
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配管と雨どいもろともハシゴを削り取る。
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配管と雨どいを残して削るのは……最初から分かってて挑戦したのだが、予想通りダメだった。というわけで配管と雨どいもろとも削り取る(右)。但し、最後まで削ろうと思うとシル・ヘッダーまで持っていかないとだめなので、シル・ヘッダーの分の厚みだけ妥協している。その後、配管と雨どいをプラ板やランナー引き伸ばし線で復活させる(左)。エッチングのハシゴパーツも仮に取り付けてみた。実際に色を塗ってみないと、シル・ヘッダーの分だけ厚みが残ったハシゴのモールドがどの程度目立つか分からない。新潟色の結果如何で、今後作る予定のぶどう色2号の関西地区用のモハ70のときにどうするか考え直すことにする。 |
次にクハ76を考える
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クハ76も前回製作したものを使い回しする予定だった。が、ボディをあらためて眺めていて、当時の製作技術はこんなもんでした、という記録に残しておこうと翻意。幸いクハ76のキットは市場在庫があったために新たに買い直し、一から作り直しすることになった。その方が工作しやすいしね。で、GMキットのクハ76は奇数車がモデルになっている。編成を組むためには偶数車も必要なはずなのだが、何故か一種類のみのラインナップ。前回の編成、奇数車2両で編成組んじゃってるけどね。ま、そこも踏まえて今回は偶数車が欲しい。だから偶数化改造する。主なポイントはトイレ窓。トイレの位置が偶奇で逆サイドになるため、車端部の窓配置が左右で正反対になる。で、資料によると左右の窓の車端からの位置が違う――トイレのある側の方が車端からの距離が長く380ミリ、トイレのない側は310ミリである。実車で70ミリということはNゲージサイズで0.5ミリ。わずかだが見逃せない数値でもある。が、GMキットの左右の側板を並べてみると……どう考えても当時の設計者はこの違いを見逃したとしか思えない。上の画像の通り、車端から窓までの距離は一緒。むしろ、本来長くなきゃいけないはずのトイレ側の方が短く見える始末。というわけで、これは私も無視しちゃおう、楽しちゃおうと決定(笑) |
新たにトイレ側になる方の窓を埋め、奇数車でトイレ部分だった方に窓を開ける
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今までトイレがあった側に新たに窓を開ける(左)。とりあえず四角形に開口して、先日の工作と同じ内容のことを施す(予定)。そして右側の方には、新たにトイレ側となるために窓を一枚埋める。窓桟が邪魔だったので削り取り、上からプラ板をはめ込んでる。この後継ぎ目に瞬間接着剤を垂らして埋め、ヤスリがけで継ぎ目を消すという作業が待っている。 |
さて、ここが面倒
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今回作る予定の車両は、戸袋窓が木枠からゴム押さえに変更されているので……そこのあたりも工作。1両片側に3枚あるので、作業の流れを見てもらうために少しずつ工作した状態で撮影……したのはいいのだが細かくてよく分からない画像になってしまった(苦笑) というわけで下に部分拡大したものを貼り付けてある。左から……まず桟を削り取る。右が元の状態で、余分なものを削り取っている様子が分かってもらえたらいいなあ(希望的観測) 中央。まずプラ板を一段凹んだ状態ではめ込み、さらにゴムの表現となるよう、角を丸く削り取った厚さ0.14ミリのプラ板を張り重ねてある。最後に右の状態、中央部分を開口。最初にドリルでおおまかに穴を開けて、次にヤスリで削り込む。以上で戸袋窓の作業が完了するのだが……はっきり言って面倒くさいです(苦笑) とりあえず今回はクハ76を1両だけでいいんだけど……京阪神緩行線のときはクハ76が2両にモハ70も2両。加えてモハ72を1両の合計5両同じ作業しないといけないんだよな……ああ、今から気が重い。まだ先は長いのに、初っ端からテンション下げててどうするんだ俺。 (2010.02.04)
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