ビスタEXの先頭車にライトスイッチを組み込む

ビスタEXの先頭車にライトスイッチを組み込んでみた

  先日、トミックスビスタカーとレールクラフト阿波座のビスタEXコンバージョンキットを使って製作した近鉄特急ビスタEX。ビスタEXは他の特急型車両と連結して走ることも多い。ので、先頭部にはTNカプラーを装着。残念ながらトミックスからは他の形式の特急型車両が出ていな……あー、アーバンライナーがあるけど、あれとは連結しないので却下。代わりにグリーンマックス製品があるので、それと繋げてガンガン走らせるのが正しい遊び方というものだろう。しかしながら、トミックスのビスタカーにはヘッドライトやテールライトをオンオフするスイッチが付いていない。模型の発売当時にはそんな発想がなかった。トミックス製品にはビスタカーと繋げる他の形式も存在しないので尚更考えないだろう。そのビスタカーをベースに改造したわけだが、ライト関係はほぼ無加工なのでスイッチもないまま。そのまま繋げると、編成の途中の先頭車のヘッドライトやテールライトが点灯してしまって見栄えが悪い。それは嫌だというわけでライトスイッチを組み込んでみた――と言ってもこの写真じゃあ分からんよねえ。

スイッチはこちら

  車体を裏返したこの位置にスイッチを取り付けた。前側の台車のすぐ後ろである。ライトの基盤もこの付近にあるため、スイッチの位置も自ずとその近くということになる。
  車両を真横から見るとほんの少しだけスイッチが見えてしまうのだが、車両を真横から見る機会なんてあまりないし、真横から見たところでそう目立つものでもないのでよしとする。

取り付け方法は至って簡単?

  この前、グリーンマックスの完成品シリーズ21の先頭動力車にライト用スイッチを組み込んでいたが、そのとき使ったのと同じスイッチを使用している。このスイッチ、小さくていいのだが少々操作が固い。というわけでもう少し大きくていいからスイッチングしやすいものを探していた。が、次に大きいのはNゲージには大きすぎるので、結局はこのスイッチに落ち着きそうである。このスイッチには謎の突起が存在する。シリーズ21に組み込んだ時は削ったのだが、今回はちょっとでも固定に役立つかと利用することにした。床板の2つの穴は、その突起を嵌め込むための穴である。その突起だが、画像では被写界深度が足りずにボケているが、じーっと見てもらえば分から……ないよね。というわけでスイッチ部分だけを拡大した画像を用意。画像をクリックしてもらえれば、ボケボケ画像だけど突起があるのが分かってもらえると思います。
  スイッチの端子に電線をハンダ付け。橘雪翼はこんなときにも80ワットのハンダゴテを使います。パワーコントローラーで出力を半分以下にはしてあるけれど。その電線を床板の四角い穴に通し、スイッチ本体を先ほど説明した部分にゴム系接着剤で固定。四角い穴は、おそらく成型の都合で出来た物と思われるが、ありがたく有効活用。本当はこの四角い穴にスイッチを埋め込むのが一番スマートだったのだが、集電板兼用のウェイトに干渉するのと、端子と基盤の位置があまりにも近すぎて工作しにくかったので断念。穴自体はスイッチのサイズにぴったりだったんだけどね。

電線長すぎた

  で、電線の先をそれぞれ基盤の接点、集電板の適当な箇所に接触させてやる。なお、画像ではほとんど分からないが、集電板にはセロハンテープを貼って基盤と絶縁してある。電線が長すぎて折りたたむのに苦労した上に、こうして見るとかなり見苦しい。でもいいんだ、組み立ててしまえば見えないし、おまけにきちんと機能してくれるんだから。

(2009.10.30)

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