ワールド工芸ジハニ6055を組み始める

新しいハンダゴテ(右)

  以前買って積んであったワールド工芸ジハニ6055の組み立てを開始した。ほどなくしてハンダゴテが壊れたのは、昨日の侃侃諤諤本編を参照していただきたい。といっても、壊れたとしか書いた記憶ないけどね(笑) で、ハンダ付けの作業が途中もいいとこで終わっていたので、今日チャリンコかっ飛ばしてホームセンターまで買いに行って来た。姉には「そんなときだけフットワーク軽いわね」と褒められてしまったよ(照) ちなみに、ハンダ付けの際、塩化亜鉛が気化するので……健康に悪そうだから塗装用のマスクをして作業していた。それを見た姉は一言、「怪しい人がいる」――っるっせーな!
  画像は、左が今まで使っていたハンダゴテで、右が新しい物。左は酸化してどす黒くなっているが、右の新品状態はピカピカ。しかし、今日一日で……左ほどは行ってないが、それでもピカピカさは失われてしまった。なお、左のコテ先を右の新品に移植した上で使用した。

あらためて説明書を読むと……

  私が買ったのは、「ジュニア」の80ワット。用途対比表によると……「電子工作/模型/プリント基板」のところには「―」(不適)と書かれている。えっと、私はこれで模型作ってるんですが? 先日、ワールド工芸キワ90を作ったとき、モーターの配線もこれでやったんですが?(電子工作……?) 前者は「銅/真鍮/ブリキ」なのでいいとして、後者はモーターが壊れる可能性があるのでやっぱもうちょっとワット数の弱いものを使うべきかなあ……。でも、出力調整用のアダプターを買ってきて使っているので、それを最小にしてしまえば問題はあまりないかもしれない。

隔月刊の鉄道模型雑誌「N」の2008年8月号

  ちょっと誌面構成が子ども向け?っぽい鉄道模型雑誌「N(エヌ)」、何故か私はこれを毎号買っている。どこが子ども向けっぽいのかというと、まず文体。そして、実写解説の写真の多くに模型を使っているのが気にかかる……。「○○系は登場時はこうだったけど、後年に改造されてこうなりましたよ」みたいな説明の横に、模型の拡大写真を比較した物が載せられているのだ。模型では逐一そういうのが再現されるとは限らないだろう。模型じゃ説得力弱いよ。まあ確かに、最近のはそこまで作り込まれる傾向にあるのだが……でも最新号だったかはやっちゃってた。「くろしお」用のクハ381-500、実車は「電気連結器に改造されている」のだが、模型は買ってきたそのままの状態では電気連結器が付いていない。しかし、模型の買ってきたそのままでの写真を使って「電気連結器に改造されている」と記述したら……嘘じゃないにしろ、写真載せてる意味がないじゃないか。
  ま、そういうところはあるのだが……実写解説に編成表が載っているので意外に資料として使えるのと、ワールド工芸のキット組み立て記事があるので買うようになった。で、写真の2008年8月号のワールド工芸製品は「ジハニ6055」なのだ!

「ジハニ6055」組み立て紹介記事ページ

   ワールド工芸製キット組み立て経験が豊富で、目を瞑っていても完成させられるぜ!ぐらいの達人クラスなら何もこんな雑誌に頼らなくてもいいのだが、私は残念ながらワールド工芸製品に対しては初心者もいいところ、ド素人である。で、"ド素人"でもきっちり完成させられるようなキットと説明書を作っているメーカー(キングズホビーとかアルモデル)もあるのだが、残念ながらワールド工芸はそうではない。組み立ても難しいし、何より説明書が手抜きである。手抜きは言い過ぎにしても、キングズホビーやアルモデルと比べると不親切である。グリーンマックスと並んで、老舗メーカーのくせに説明書が下手くそだ。もちろん、実際の部品を手にとって説明書と見比べながら考えれば普通に完成させる自信はある。自信はあるのだが、何も目の前に教科書があるのにわざわざ避けることもない。これが1両1000円ぐらいの安価なキットならば「俺が教科書だ!」と見栄も張れるのだが、残念ながらワールド工芸のキットは……………………かなり高価である。失敗すると、ちょっと泣ける。事実先日、失敗しちゃったんで泣きました。先日のは練習台と割り切っていたのでまだしも、今回は失敗させたくない。ので、素直に雑誌の組み立て記事を頼ることにした。 

(2009.02.10)

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