「ソユーズロケット+搬送列車」組み立てました

グッドスマイルカンパニーの「ソユーズロケット+搬送列車」

  フィギュアのイメージが強いグッドスマイルカンパニーから発売されている、プラモデルの「ソユーズロケット+搬送列車」を組み立ててみた。例によってソユーズロケットの説明は省略。スケールは1/150で一応「Nゲージ」と一緒。しかしながら、実物が巨大すぎるが故に同じNスケールでもかなりの存在感となる。右にちょこっと見えているJR北海道のDD51はNゲージではない。例のアオシマのOスケールである。ソユーズロケットの大きさを少しでも感じて頂けたら。

横向きにもディスプレイできる
一般的なNゲージ車両との比較(先日完成させたモハ43……選択した車両の色がイマイチ良くなかったな)

  ロケットは立てた状態だけでなく、輸送列車に載せた状態でもディスプレイできる。その気になればNゲージの線路上を走行させることもできそう……だが、カーブで問題がありすぎるだろうということで私はパス。そこを頑張るより本家のNゲージの制作を頑張りたいというのもあって、息抜きというか、気軽にサクッと作る方向性で行かせてもらった。そもそも走れるようにしたところで牽引する機関車をどーするのって話がありますからねー(ネット見てるとそれもどうにかした猛者がいらっしゃるようで)。
  宇宙船本体もあって、もちろん組み立てたのだが、こちらは作っててあまりテンション上がらなかったので写真省略。ロケット本体の白い部分に格納することもできるのだが、格納したら見えないじゃないの、ということで私は格納することは考えず展開状態で制作した……という文字情報のみに留めます(笑)

角度を変えて後方より

  プラモデルの印象としては、某鉄道模型のプラスチックキットよりは部品の合いも良く、困るようなところはほとんどなかった(ちょっとはあった)。ディティールは全体的に骨太? 一部作り直したろか、とも思ったのだが、気楽にサクッと行く方針を貫くことにして、特にパーツの置き換え等はしていない。それでもゲート処理をして、合わせ目を紙やすりで均して、はめ合いの硬い部分を削って……とやっているとそれなりの作業量に。
  ちょっと困ったのは色レシピがなかったこと。成形色で済ませても良かったのだが、そこは腐ってもモデラーの端くれ、やっぱり塗らなきゃということでネットの作例を参考にしたりしなかったりで塗ってみた。私の塗った色は……
・ロケットの白い部分……ガイアノーツ(GN)Exホワイト
・ロケットのオレンジ……グリーンマックス(GM)の黄かん色
・ロケットのメイン……クレオスのニュートラルグレーに同ウッドブラウン、GNのExホワイト少々
・銀色……GNのステンレスシルバー
・車両本体……GNのピュアブラウンに同Exブラック
・車両のオレンジ……GMの朱色1号
・車両のグレー……GMねずみ色1号
・台車……半艶ブラック(確かクレオス)
ロケットの噴射口は、輸送時には赤いカバーがされていることもあるようだが、説明書の写真だと透明カバーの時のこともあったようで、私は手間を省くために「透明のカバーが付いている」ということにして塗らなかった。



  さてさて最後に。何故私はこれを作ろうと思ったのか。もちろん漫画の影響である(笑) その漫画とは? 「『Dr.STONE』。その名もずばり『ソユーズ』という人物が出てきているし、千空の父親の百夜は宇宙に出ていて石化光線の難を逃れた」――と思わせておいてそうではありません
  正解は『ロケットマン』。『Q.E.D.iff―証明終了―』の作者の加藤元浩の完結作品が、今回のプラモデル制作の動機になった漫画である。『ロケットマン』では、主人公水無葉が出会った謎の人物「R」がロケットを作っていて、物語のラストはそのロケットを完成させて葉と2人で宇宙へと旅立つ。宇宙空間へ出た時の、Rのセリフが印象的だった。せっかく集めた部品がほとんど地上に落ちてしまったな、と感慨深げに漏らしたのだ。去年の終わり頃、モハ42系をちんたら作っている頃にこの製品のことを知り、『ロケットマン』のワンシーンを思い出して組み立ててみたくなったのである。

(2020.02.13)

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