点検から帰って来たD810
やっぱり甘い……気がする

 D810のピントが甘い気がしたのでAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR と共に点検に出してみた。ニコンによるとどちらも「ピント精度に問題なし」だった。一応より精密には調整してくれたらしいが、これまでも問題がなかったとのこと。で、再度撮影。うん、やっぱり甘いね。左が中央で右が左端のAFポイント。中央はひょっとしたらマシになったかもしれないけど、左端は相変わらずと言ったところ。もしかすると割と本気でD810がプチ引退する日が近付いたかもしれない。

ラフに撮ってみたものよりその1

 敢えて三脚で固めて撮るんじゃなくて、普段の撮影で多い手持ちで撮影してみた。被写体はねんどろいどのエイヤフィヤトラで、中央のAFポイントを使用。例によって「660×440」で等倍切り出しを行っている(以下3枚同じ)。まるでダメではないが、やはりどこか甘い気がする。

ラフに撮ってみたものよりその2

 次に剣心。ピント合ってるように見える……が、もしかしてこれ、目の描写が細かくないから合ってるように見えるだけってオチ???

ラフに撮ってみたものよりその3

 元々「あれ? ピント甘くない?」って感じたのはリリアたんを撮影していて。これはやや端の方のAFポイントを使ってみたのだが……絶対的にダメなわけではないが、α7 IIIとかα99 IIがF1.4のレンズでガッチガチに合ってるのを見るとほんの僅かに甘い気がする。

 ちょっとだけ気になった可能性があって、ソニー機はシャープネスが高い設定になっていて、それでピント面がシャープに見えるだけってオチかもしれない。だってどう考えても古いミノルタの85mmがニコンの新しめの85mmよりシャープなのはおかしいもん。


タペストリー撮ってみた

 ふと思い立って平面のものを撮ってみた。あれ? これぐらいだったら十分だよねー。被写体はタペストリーで、左が写真全景、右は等倍切り出し……ではなく、「600×900」に切り出したものを「300×450」にリサイズしている。やーや甘めに見えなくもないが、等倍切り出しだと布の繊維もきっちり見えるので問題なし。特に最初の初音ミクに比べたら完全に合格である。

も1つ思ったのが

 春に撮ったリリアたんの写真だが、こちらは求めるシャープさが出ている。但し、これは85mmで1段絞ったものなので厳密な比較ではない。ふと思ったことがあって……これより上の写真は全てISO400、梅と並べて撮ったこの写真はISO100。もしかして感度が2段上がってて、そのせいで画質が落ちてピントが甘いように見えてるだけ??? いや、それもないか。α7 IIIはともかくα99 IIはD810より高画素で高感度には弱いはず。それにα99 IIで撮ったカットもほんの僅かなざらつきは感じたものの、ピントが甘く見えることはなかった。
 余談だが、この春載せたリリアたんの写真はα7 IIIで撮ったもの。

 以上、まとめると「24-120mmF4はあまり信用できない」。他のレンズならいざしらず、一番基本になる標準ズームなのが痛い。今更Fマウントの標準ズームを買い直す気にもなれないので、ミラーレスへの早期転換を頭に置きつつもう少しだけこのまま使い続けてみる。やっぱり駄目、となったらいよいよXデーである。

(2023.11.08)
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 なお、またしても未紹介アイテムがしれっと出て来ているが、侃侃諤諤ではよくあることなのであまり気にしないように。