鉄道模型制作報告
「80系100番台」その2
設計完了、プリントアウト

 型紙の作図が終わったのでシール紙にプリントアウトし、t0.3mmのプラ板に貼り付ける。この辺りの工程は70系300番台の時と同じ……なのだが、今回いきなり本番のシール紙にプリントしたところ、中間のモハ80が微妙に長く出力されてしまった。データーを見ても原因不明で、次回に向けて少し不安が残った。
 前回「結局アップしてない」と言っていたサハ75の話だが、70系300番台の制作報告その1(上記リンク)でデーター作成の様子は挙げていた。今回もサハ75と同じく「外張り、内張り」の2枚方式である。しかしちょっとしたところで様相は異なる。

型紙に沿って切り抜く

 以下も70系300番台と概ね一緒なのだが、一応今回は今回で作業経過を記しておく。型紙に沿って窓やドア部を切り抜く。上が「外張り」で下が「内張り」だ。「内」の外周及びドアは「外」に合わせて切り抜けばいいので、接着前の段階ではこういった感じになる(外周は上辺のみカットし、接着時の位置合わせの手間を軽減してある)。
 「内」の方が窓の枚数が多いが、両端の少し縦長のものは戸袋窓用になる。この先の工程で、この箇所の「外」にHゴム押さえの表現をする。

貼り合わせた後の裏側から

 窓は「内」の方が大きくなっていた。内側から見ると窓周辺に段差が出来るが、最終的にこの凹みに窓セルを貼り付けていくことになる。「その1」の試作との大きな違いは、試作では左右方向にしか遊びがなく、上下方向は厳密にサイズを合わせて作らなければならなかったところ、現在作っているものは上下左右どちらにも遊びがあるので、窓セルにある程度の誤差が許されるところだ。

さらに工程が進んだところ

 貼り合わせた後、ドア部をエッチングパーツに合わせてサイズ調整しつつ開口する。その後外周も切り落とし、ようやくキットの側板っぽくなってきた。まだ板厚が不足するので、内側から補強がてらもう1枚貼り合わせる予定だ。外側はウィンドシル、ヘッダーの表現や先述のHゴム表現などが残っている。
 写真はモハ80の1両分だが、もう1両も工程は進んでいる。来週はクハ86を中心に進め、全4両をこの写真の状態にするのが目標だ。

(2023.11.05)
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