鉄道模型制作報告
「PLUM 201系京阪神緩行線」その3
LED設置、配線の様子

 何故か完成後の「鉄道模型制作報告」です(笑) 先週の突貫工事の暫定完成更新が私の中ではちょっとズルだったのと、完成が間に合わなかったときの更新用に撮った写真をアップしとこうということで、「その2」から完成までの間のちょっとしたお話をお送りします。

窓ガラスのマスキング

 めちゃくちゃ時間が掛かって精神的にもしんどかったのが窓ガラスのマスキング。GMのEVOキットとかだったら窓ガラスのサッシは塗装済なんだけど、この辺はプラモメーカー故か「自分で塗れ」のスタンス。エナメルで筆塗りした方が楽は楽なんだけど、エナメルシンナーはプラスチックに浸透していくのでクリアパーツに塗るのは危険と判断し、マスキングしてアクリル塗料をエアブラシで吹き付けた。
 ちなみに完成状態を見るとサッシは中段と下段しか塗られていないが(下の方のチョッパ制御云々の写真が分かりやすい)、このマスキングだと上段にも色が入るはずである。これは作業途中で実車では上段のサッシがほぼ見えないことに気付き、「中下」だけを銀色に塗る方針に変更したのだ。その方がマスキングも圧倒的に楽で……楽をしたいのなら外観上ガラスとして見える部分だけをマスキングすればいいのに、几帳面と言えば聞こえはいいが無駄にサッシ以外の部分全てをマスキングするから手間と時間が掛かってしまうんだ。
 ちなみに(2回目)、ドア間の窓ガラスパーツには「上中下」の3段分のモールドがあるのに対して車端部は「中下」だけ。謎。その車端部のパーツをマスキングにしていて疑問に感じ、実車写真でどう見えるかを確認した、というのが先ほど書いた経緯の詳細。メーカーの作例だと、ドア間は3段、車端部は2段という変なサッシの入り方になっていた。最初は201系がそういう車両なのかと思ったよ……。

クーラーのメッシュ部分が抜けている

 クーラーのパーツはメッシュ部分がきちんと抜けている。裏から別パーツのファンを組み合わせる構造だ。とっても気合が入っていて“模える”ポイントではあるのだが、写真に撮って拡大してようやく確認できるレベル。残念ながら肉眼では見えない。とっても残念だ。

車体が傾く原因?

 非常に良く出来たキットだったが、配管パーツと台車の接触が少し気になるところ。暫定完成の状態ではクハ200の車体が気になるレベルで傾いていて、原因を探ったところ配管パーツの取り付け部がここだけ少し分厚い? というわけでカッターナイフで少し削いで台車に干渉しないようにしてみた。クハ200は直ったのだが、今度はクハ201が傾いているように見え始めてしまった(昨日更新のライト点灯状態状態の写真を見るとよく分かる……と書こうとして、暗くてよく分からないことに気付いた)。

余談

 おまけ(?)。ライト点灯状態を撮影するために作ったコード付きユニジョイナー。ユニトラックを2本並べ、このユニジョイナーで線路の内同士外同士を電気的に接続すれば2本の線路の極性が逆になり、一方はヘッドライト、残るをテールライト点灯状態にできる。
 たまにしか作らないHOでしか使えないアイテム……に思えてその実、カトーのユニトラックはNとHOでジョイナーが共通なのでNゲージ撮影時にも使えるのだ。でもやっぱり、N作ってもたまにしかライトを組み込まないので滅多に活躍する機会がない残念アイテムなのだった。

(2023.10.11)
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