WPC TOKYO 2006で展示されているWS009KEを触ってきたので使用感を報告します。 |
|||
全体的な印象 | |||
「auのインフォバーっぽい」という話の通りの概観。インフォバーとtalbyを足して2で割る方が近い感じも。 SIMを入れても70gちょっとと言うことで去年出たWX310シリーズと比べるとかなり軽量級の感触。 画面の大きさは2インチで標準的。大きくもなく小さくもなく。 |
|
||
メニュー構成・動作 | |||
良くも悪くもWX310SA/Jと同じメニュー構成。ブースにいたウィルコムの人?は「310SA/Jと同じNetFrontのソフトを使っている(と思う)」というような事を言っていたので納得と言えば納得。 機能的には310SAからカメラとドキュメントビューアとJAVAを引くと「出来上がり」。WX310SA/Jを使っている人はすんなり移行できそうです。ただアラーム件数が10件近くあったり、スケジュールやアドレス帳の表示形式がちょっと変わっていたりという細かな変更点もありました。 動作は噂どおりのサクサク。今使っている310SAもそうもっさりしているわけではないですが… |
|||
|
|
|
|
写真左:メニュー画面。画面上部の時間表示は、時間表示/月日時間併記を選択できる。 |
|||
通信 | |||
ライトメールは絵文字・アニメ絵文字対応。 310SA/Jで「バグ」と言われているメールボックス内にいると(メール閲覧や作成中だと)Eメールを自動受信しないという、ちょっと困った仕様は009KEでも同様。センターにメールがある旨のアイコンは出ますが、メールボックスから出ないと(待ちうけorメール以外のメニューに行かないと)受信を始めてくれません。 ブラウザはWX310SA/Jと同じ感じ。触った限りではほとんど違いを見つける事は出来ませんでしたが…唯一見つけたのがWEB中の文字入力場所の小ささ。 下のGoogle検索を開いた画面の写真の中央にある青い点が文字入力(検索語句入力)の部分。小さすぎと思うのは私だけではないはず。Yahoo!を開いても同じでした。どこかの設定で変えられるのか、どうにも出来ないのかは不明。 ユーザエージェントはMohera/3.0(ABCDEF;GHI/HOGEHOGE01/2;1/1/C128) NetFront/3.3(ウィルコムモード)Mozilla/4.08(MobilePhone; NMCS/3.3) NetFront/3.3(ネットフロントモード)の2種類。[es]では発売前に出回っていたのと発売後で変わっていたので変更の可能性もあり。 位置情報の取得はできそうでしたが、フリースしてしまい展示機では取得できませんでした(あらかじめメニューで位置情報を吐き出せるよう設定しておく必要がある可能性も)。 |
|||
|
|
|
|
写真左:Google検索を開いてみた。中央に僅かに見える青い点が文字入力(検索語句入力)場所に当たるのだが… |
|||
最後に… | |||
[es]の時は『買いでしょう』と書きましたが、正直言ってこの端末はそこまで言い切れない部分も。 というのも単にカタログスペックで見たときWX300Kがカメラ・フルブラウザ付きで10000円、WX310Jがフルブラウザ・ビューア機能付きで17000円で販売されている事を考えると、この端末の値段がお高く感じます。 ただ(ウィルコム端末として)かなり軽量級である点、SIMを差し替える事でnico.や他のジャケットと併用可能な点、(おそらく)動作がサクサクという点を評価できれば高くないでしょう。 ウィルコムの思惑として「ニッチな市場1つに1つのSIM端末」というのがあるようなので、それなりの需要は見込めるのかもしれません。 そうだとすると(余談ですが)nico.を基本として「フルブラウザを載せただけ」のが009KEとすると、nico.に「カメラを載せただけ」「おサイフ機能を載せただけ」というのも出るのでしょうか?今後の動きに期待です。 |
|||