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「怪しいな。君、ちょっと交番まで来なさい」
「待って下さいよ! 自分はそんな怪しい者じゃないです!
 間違っても最近ここらをうろついてる変質者じゃ…あっ」

 失態を悟り、慌てて口を押さえたが全ては後の祭りだ。
 警官はぎょろりと目を剥き、露骨に君の腕を掴みにかかった。

「おい、おとなしくせんか!」

 ここでつかまったら…全てが終わってしまう!
 最悪の昨日までよりもっと酷い明日が始まることになってしまう!
 交番に行けばもっと手厳しく取り調べられるだろう。そして今自分が持っているのは、妖しいことこの上ないアイテムだ。

「冗談じゃない! 捕まってたまるか!」
「貴様、抵抗するかっ!」

 捕まるわけにはいかない。あの女を、マユミを…それにシンジに不幸を分配するまでは。そして奴らの幸せを奪い取るまでは!

 半ばパニックに陥った君は、遮二無二警官に掴みかかった。


警官
技術点: 体力点:10

 負けたら公務執行妨害のおまけ付きで君は交番に連行される。
 断じて負けるわけにはいかない。

 しかし、ここで大きな問題がある。もし君が武器を持たないのなら、君はダメージを1点しか与えられないのだ。たとえ運試しに成功しても2点のダメージにしかならない。対する警官は2点のダメージを君に与えてくる。
 望遠カメラを使えば、君もダメージを2点与えることができるようになるが、カメラは壊れて失われてしまう。


 カメラを武器に使う、使わないはともかく勝ったら…こちらへ

 負けたら? 敗者の逝くべき場所は決まっている。地獄さっ!






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