平成30年5月31日
LA-EA4に引き続きLM-EA7買ったんだけど 一昨日に「また明日」と書きながら、その「明日」である昨日の更新をサボってしまった。「LM-EA7」の話題で行くつもりだったんだけど、もう少し使ってから話をまとめたいと思って次以降に回すことにした。 ところで最近制作中の模型の話をしないが、止まっているわけではなく、少ーーーしずつだけど一応進んでいる。6月中にお見せ出来ればいいんだけど、テンションの回復が遅いのでもう少し時間がかかると思われます。
てなわけで。
【あおざくら 防衛大学校物語】6巻(既刊):☆☆☆☆ 星4つは若干甘いかなあと思ったけど、最近三つ半を付けた他の漫画より明らかに面白いので4つにしておく。 新キャラ土方登場。一癖も二癖もありそうで、6巻最後でその牙(?)を剥く。いいところで巻の区切りが来るよなー。7巻スタートで「ごめん、言い過ぎた」になるのか、それとも「そう言われないように君が頑張るしかないんだよ」となるのか、はたまた掴み合いの殴り合いになるのか。ところで、名前で漫画中のポジションの重さがある程度分かるのかな、と思っていたのだが、そうすると坂木は何だろう? 某サイトで「坂本龍馬」って書いてあったけど全然ちが……あーあーあー、そういうことか。坂本乙女っていう姉がいたのは初めて知った……気がする。武井も新選組に由来しないと思ったんだけど、武田観柳斎ではないかとされている。武以外似ても似つかねー。もっとも、武田観柳斎は例の漫画で有名になりすぎたから(それがなければ絶対に知らなかった)もじり度合いを大きくする必要があったのかな。というわけで、この後はじめちゃん(*1)の登場に期待! 前半は夏休み編ということなのだが、漫画的にもただの中休みになると思われたところで、割と核心を突く話題に。自分にとっては低めの調理台に文句を言う近藤だが、妹に言われてはたと気付く。「オレがこの厨房を使うことはないんだ」
――W・H・Y?
死ぬまで自衛官やるつもりか? 自衛官にも定年的なものはあるだろ。その後、つまり老後に料理屋を継ぐってプランも考えられる……まあ、そうすると父親がかなりの老齢まで料理屋を頑張らなきゃいけないから厳しいか。でもあまりにも断定的過ぎるような……それでいて、この後再開する桂木との話題にも繋がるから、こういう表現でもいいのかな。 そして問題の中期スタート。小付、そして土方。次で仲直りするプランは……来月発売される最新8巻の表紙を見るとなさそうな気がしてきた。ちなみにその表紙は『防衛医科大学校物語』に挟まってたチラシで見た。
*1 言うまでもないが、斎藤一のこと。 *2 『防衛医科大学校物語』については本日分の最後の方にて(笑)
【MF GHOST】2巻(新刊):☆☆☆☆ この漫画、新刊チェックに使ってるサイトだと『MFゴースト』なんだけど、実際の単行本をみると英語かカタカナに統一すべきだと思ったので、今回からは『MF GHOST』ということにしておく。混ざってるから余計に「ゴースト出まくりのMFレンズか?」って勘違いするんだよ(なんでやねん)。 思ったんだが、相葉瞬って絶対作者の分身だよな(笑) 風貌とか運転技術はさておき、行動原理が。そう思わせて、「俺は後輩を気に掛けるいいやつなんだぞ」とこっそりアピールする作戦なのかもしれない。「女好きなところだけ作者そっくりであとは似ても似つかない」ってことにしておこうか(酷い発言だな、何か作者に恨みでもあるのか(*3))。 上位15人に入れなかった……と見せかけて、失格で繰り上げ。よくあるパターンですな。そして恋に引っ叩かれる主人公。この図どっっっっっっっかで見たことあるような気がするなあ(ちらっ)。どこだっけ、思い出せないなあぁ?(ちらちら) まあ、こういうところ作者の好みが表れてるなあって思って、先ほどの相葉云々の話になるわけですよ。この後カナタは、セブンちゃんは俺のもの宣言する相葉に「YES」で答えるわけだが、この後どーするんだよ(笑) 漫画の展開的には……だよな? カナタは「初対面の人をぶつような女性は好きじゃないです」と言っているが、恋は初対面じゃないので問題ない。 さて、15台のレースが始まるわけだが……残念なポイントと言えば15台もあるせいで、1台1台の描写が薄くなっていくところ。誰が何番の車に乗ってるかなんて覚えきれねーよ(笑) 作者も私より年が上のはずで、記憶力も弱ってるはずで、多分作業机の前に一覧表作って貼り付けてあるはずだ!(笑) それのコピーを単行本の付録として配らんかい!(笑) ただ、1巻読んで復習すると、カーナンバー40までは前年度のランキングに沿ってるということなので、純粋に番号が小さいやつほど去年は速かった、と思えばいいみたいね。 次巻予告で気になる表現が。「悲運のラリースト藤原拓海」……!? おい作者っ! 拓海に何しやがった!!
*3 純粋に何もありません。
【軍靴のバルツァー】11巻(新刊):☆☆☆☆ ドラマCDとやらには興味がなかったので通常版を購入。表紙カバー的には限定版欲しかったんだけどね。ただ、1巻からのテイストという意味では通常版の方が揃っているかもしれない。 戦争後のごたごた的なところから始まって、バーゼルラントの再建、そしてバルツァーの処遇、暗殺未遂……と本巻も盛りだくさん。話がサクサク進むのは大好きだよ。 ヴァイセン国王がバルツァーに「君は今でも外交カードとして有用だよ」と言ったり、第二王子が第一王子に「もう貴方には政治的利用価値がないから安心ですよ」みたいに言ったり……お前らもうちょっと優しい言い方は出来ないのか(笑) もっとも後者はともかく前者は、「私は出来るだけ君を守りたいと思ってる……いやその、外交カードとして有力だからね、け、決して君のことが気に入ったとかそういうわけじゃないからね」というアレ的な……って様子でもないよねえ(笑) 前にリープクネヒトと手を組むかも?みたいな展開になりかけたこともあったけど、結局やっぱりこの人とは相容れない展開が続くのか。やっぱり終盤には死んでそう(ぼそっ) そして一度主人公たちを窮地に立たせたホルベックの将軍(でいいのかな?)が再登場。次巻はまた“戦争”へと突入……?
【ドラゴンボール】完全版13巻(既刊) 完全版29巻を買った時にも思ったのだが、完全版コミックスってちょうどいいところで巻の区切りが来るなあ。通常コミックスがどうだったかほとんど覚えていないのだが。13巻の区切りがいいかどうかは人によるかもしれないけれど、アニメは14巻のところからタイトルに「Z」が付くようになる。最後の小さなコマで亀仙人が「最終回じゃないよ、もうちょっとだけ続くよ」とまだ終わりでないことを知らせてくれるが、このまま完結にしてしまってもいい内容だ。この「ちょっとだけ」が実は“大きな嘘”で、『ドラゴンボール』はまだまだ続くことになる。ここまでは序盤といっても良く、むしろ『ドラゴンボール』が今なお愛される漫画になった原動力がこの後に控えている。 というわけで、ピッコロ大魔王編の後半と言ってもいい前半最後の天下一武道会。人の体を借りた神とピッコロが対峙するが、魔封波がまたもや“不発”に終わる。成功したの最初の一回(亀仙人が話してくれた過去の話の中)だけじゃないか(笑) ただ、漫画の進行上は意味のあるもので、もしも鳥山明が最初に魔封波という技を出した時にここまで考えていたとしたら天才的だが、まあ流石にそんなことはないだろうな。 無事ピッコロ大魔王の生まれ変わりに勝利する悟空。他のメンバーが「悪対正義」として見る中、唯一悟空だけが天下一武道会の決勝として戦い続けた。今でこそ悟空ってそういうキャラクターなんだ、って感じだけど、当時は悟空の純粋さ?がカッコよくも思えた。最後にピッコロに仙豆を食べさせるあたりもスポーツマンシップらしかった。「漫画だから」なんだけど、これがこの後大きくプラスに作用していく。神様も消えるからピッコロを殺す選択肢はないのかもしれないけど、もしピッコロがいなかったらラディッツが地球に来た時点で「終わってる」からね。そういやベジータの時も止めを刺さずに見逃して、ナメック星で結果的に共闘する。悪く言えばワンパターンだが、少年漫画の王道なのかもしれない(笑) 話は戻るが、完全版29巻でも「もうちょっとだけ続くよ」があったが、当時は「またか……」だったんだよな……。二度目の「もうちょっと」は確かに「もうちょっと」と言える長さだった……かな?
【ドラゴンボール】完全版33巻(既刊) 二度目の「もうちょっと」もあと少し。 チビちゃんズ対ブウがメイン。にしても何ともアホっぽい戦い……これぞ鳥山明って感じだが、緊張感がなさすぎる(笑) 精神と時の出入り口を破壊してブウを封印したつもりのピッコロだったが、圧倒的パワーで時空を超えてしまったブウ。激高した理由が「ここには大好きなお菓子もなにもない」と言うことだったが、少し前にクリームソーダ飲んでなかったっけ? 漫画も読んでたし。どこから取り出したんだろう……。 何もしてないに見えてきっちり悟飯の潜在能力を引き出していた界王神のご先祖様。ここで「あれ? 悟飯ってナメック星の長老様に潜在能力引き出してもらってなかった?」っていうのは読みが甘い。いちナメック星人と界王神とで引き出せる潜在能力の量が違うのは当然のこと……もっとも、どうやらご先祖様がそういうことできるようになったのは魔法使いのバアちゃんとポタラで合体したからみたいなんだけど。ご先祖様曰く「スーパーなんちゃらなんぞ邪道よ」だが、これはインフレするスーパーサイヤ人への作者のセルフ批判だったのでしょうか(笑) この後、最近始まった続編でもいろいろバリエーションが増えているんだけど、結局そういう路線で行くのが人気が出ると分かって、渋々諦めた……のかな? スーパーの大安売りセールみたいにサイヤ人ばっかりスーパー化してピッコロの立場が全くないのもちょい残念なところ。いや、チビたちを指導したり何とか作戦立てたりと出番はあるんだけどさ。一方で天津飯は、(本気じゃないんだろうけど)ブウのエネルギー波からデンデを守ったりと、修行の成果が出ている様子。その前の地球人全滅エネルギー波も餃子と共にきっちり避けているし、天津飯実はかなり強くなってるんじゃない?(そういやこの二人は何故普通に下界にいたのか……) で、『ドラゴンボール超』を読み返す(笑) ふーん、ポタラで合体ってこの時に出て来てたのか……。シンとキビトが合体したのもこの時の出来事で……ぜーんぜん覚えてない。いやほんとこれまじで一回でも読んだことあったのか?レベルで記憶の中から抹消されている。もちろんだが、この後合体悟空とベジータがどうなるかも覚えていない。ただ、『超』に出てた“前作”ラストのダイジェストでは、再び悟空とベジータは分離して、ベジータがボコられてる隙に悟空が元気玉を作って魔人ブウを倒すという展開のようだ……そんなの読んだ記憶がないぞ(笑)
【落第忍者乱太郎】63巻(4月新刊):☆☆ なぜ突然『落・乱』!? 実はずっと単行本は買っていた。母親と長姉が読むので。私も以前は(40巻ぐらいまで?)読んでいたのだが、だんだん飽きて来て、「新刊が出たら買ってくるだけの係」となった。ちなみに毎年ほぼ4月10月末の発売日を守って30年以上経つ怖ろしいシリーズだ。 何故突然この巻を読んだかと言うと、31年目にして初のクラス替え、と帯にあったので気になったから。きちんと読むのは10年ぶり?ぐらいなのだが、変わってないことに驚く。普通の漫画って、連載が長くなると初期と中期と末期で絵がどんどん変わることが多いのに……。作品のテンションも63冊目にして衰えを見せないあたりも長寿の秘訣か。ただ、途中から「○○巻に出てきた○○さん」的なものが多くなってきて、覚えてないしただの同窓会みたいになってきて、何て言うかこう……ね。 ご存じ作者は尼崎生まれで、登場キャラクターの名前は尼崎近辺の地名にちなむものが多い。というわけで、一時期は「聖地巡礼」しているのではないかと思われる人の姿を見たこともある。尼崎にちなんだ漫画だから、うちの母も読み続けているわけなのだが、そういう意味では私も読むべきなのだが、途中で疲れてギブアップしたということ(苦笑)
【タヌキとキツネ】4巻(新刊):☆☆☆★ こちらは限定版を購入。アニメも漫画も面白い……というよりは「可愛い」。タヌキとキツネが可愛いのはもちろんのこと、ウサギさんの出番を増やして欲しいのが本音だったり、そしてこの4巻ではオオカミもいい仕事してるなあ……と。メインのタヌキとキツネについてはぬいぐるみも出ているが、漫画のテイストがきっちり再現されているか?という点については疑問。コップのフチに引っ掛けるやつはいい出来なんだけどなあ。
【女騎士、経理になる。】2巻(既刊):☆☆☆★ 珍しく真面目に間の文字のところを読んでみた。「ここは本編に搭乗する人物・団体・地名とは一切関係ありません」の一言に笑いを禁じ得なかった。そう来たか! その本編(フィクション、というルビが振ってあった)では新キャラの司祭補や理髪師の男(?)が出てくる。前にも書いた通り、Web掲載でもっと先の方の話を読んでしまっているのだが……一癖も二癖もあるこの人物たち、前者は仲間的存在になるはずだが、後者も敵ではなかったような? その割には無茶苦茶怪しい描き方してあって、続く3巻あたりで何か面白い話でもあるのかと期待。ちなみに、最近更新がないなと思ったら、Web掲載分は最初の3話だけになってしまったようだ。ちょうど単行本買い始めたし問題ないんだけど、タイミング良すぎ(笑) ひょっとして猫耳の漫画も買い始めたらWeb掲載分の更新が止まるのだろうか(笑)
【ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン】15、16、17巻(既刊):評価不能 衝撃的なラスト、とでも言っておこうか。確かにこれを知らずして『SBR』や『ジョジョリオン』を読んでも訳が分かるわけがない。作者が過去に縛られるのが嫌になって来て、全部白紙に戻したくてこの結末を選んだのかも、とも思う。どこかの漫画家が、「少年漫画はやっぱりハッピーエンドで終わらないとね」と発言していたが、このジョジョ第六部はハッピーエンド……とは言えないだろうな。ハッピーとか悲劇とか、そういう次元を通り越してしまっている。読者としての印象を言えば、これまで築き上げて来たものを全てぶち壊してしまった。DIOもジョースター家も全部過去のものにしてしまった。おそらくジョジョ随一の人気キャラである空条承太郎ももう二度と出てこない。そういう意味では悲しい気もする。何故か岸辺露伴はスピンオフで主人公やったりしてるけど(笑) 和月伸宏が、『るろ剣』の実写映画化の時にパラレルワールドとしての『るろ剣』を描いたが、ジョジョの第七部以降は第六部の流れを汲んだ壮絶なパラレルワールドということになるのだろうか。厳密に言うとパラレルワールドとはまたちょっと違うわけだけど、実質的には同じものだろう。いくつか私の物理観とは違うのだけれど、漫画だし、私の考えが正しいということもないし、これはこれでありだろう。この後またパラパラと『SBR』を読み返すだろうけど、『ジョジョリオン』の続きは……買わないだろうなあ。漫画の面白さ自体はさておき、スケールの大きさには感服した。ということで『ジョジョ』とはお別れすることにしよう。
【賢者の学び舎 防衛医科大学校物語】1巻(新刊):☆☆☆☆ ネットで「本日発売予定の漫画」を見ていて反応。『あおざくら』は「防衛大学校物語」だが、こちらは「防衛医科大学校物語」。防衛大学は何となく名前を聞いていたが、防衛医科大学というのは初めて見るかもしれない。今気付いたのだが、両者共に大学を「大学」とは略さず、「大学校」と書いている。こういうところは「らしい」気がする。 どうしても『あおざくら』と比較しながらの話になるが、両者共に主人公の志望動機が「お金がかからない」というところ(笑) しかし決定的に違うのは、『あおざくら』の近藤学生が対番の先輩におごってもらった時に狂喜乱舞したのに対し、『賢者の学び舎』の真木学生は顔色一つ変えずにおごりを拒否しようとする。この辺りはキャラクターのバックボーンの違いもあるからなのだが、同じ出版社だからということもあって違う設定にしたのかもしれない。どちらにせよ同じじゃ面白くないしね。 『あおざくら』はヒロインに幼馴染(たまにしか出番がない)と同級生の2人いる(?)。こちらは……父親の再婚相手ということになろうか。この辺りが物語の一つのキーになってくるのかと思いきや……ただのポジティブなイラン(?)の少女だった。そう、この再婚相手というのが(父親から見て)息子と年齢の変わらないイラン人。主人公真木賢人視点では義母ということになる。物語の序盤で「新校長」がうんたらかんたらという話があって、「おっ、ひょっとして家族をほったらかしにした父親が新校長か?」と思ったのだが違ったようだ。防衛医科大学校は(多分防衛大学校も)日本人しか入れないようだが、この伊奈波ハナレ(父方の姓ということで、真木は母方の姓のようだ)はきっちり日本国籍。というあたりで後半に気付いたのだが、主人公の父親である伊奈波和人は、ハナレに医師になる夢を叶えさせるために、日本国籍を取得する一番手っ取り早い結婚という手段を取ったのかも? 違いも有れど同じところもある。土居内という同期の人物がいるのだが……『ライジングサン』の吉永、『あおざくら』の沖田ポジション。ちょっとトロくて周囲に「自衛官向きではないのでは?」と思われる役回りだ。もちろんいずれも、確固たる意志を持って入ってきており、苦難の壁を乗り越えて進む意思を示している。『賢者の学び舎』の土居内は、さっそく1巻でこのシーンが登場する。で、最後の話で先輩からのシゴき?っぽいところでいろいろ質問されるのだが、趣味はと聞かれて「写真」――おっ? 何か応援したくなってきたぞ(笑)
『タヌキとキツネ』は随分前に5月に新刊が出る情報を掴んでいたのだが、時期が前過ぎてちょっと忘れかけていた。少なくとも4月末に「来月は〜」って書いたときには。そして『賢者の学び舎』は発売日に存在を知り、買ってみることにした。『落乱』は購入自体は続けていたのだが、私は読んでいなかったので当然感想文も書かず、今回もそうなる予定だった。ところがどっこい、久しぶりに“読んでしまった”ので感想文初登場となった。この3冊が「予定外」で、その他は計画通り。『ジョジョ』は半ば義務感で読んでいたので、“ようやく終わらせることができて”肩の荷が下りた気分(そこまで言うか!)。 6月は久しぶりに多い。最後の“3つ”同時進行『ドラゴンボール超』、4ヵ月定期『Q.E.D.iff―証明終了―』と『C.M.B.森羅博物館の事件目録』、いよいよ新刊に追い付く(予定)『あおざくら 防衛大学校物語』、遂に……じゃなくて早くも完結『しおちゃんとぼく』、そろそろ決着?『BUNGO―ブンゴ―』、結末が近そう『もののがたり』、完結が近そう『ライジングサン』。以上新刊が8冊。当然既刊シリーズもこれまでの流れで買う予定。『ドラゴンボール』完全版は後半部が最終巻となり、『あおざくら』は最後の既刊である7巻を買い、最新8巻に繋げる。『ジョジョ』が終わったので、また何か新タイトルを……と思っていたのだが、6月は多いので7月以降にしましょうかね。あと、雑誌だが『ジャンプSQ.』も6月から再開だ。 ところで、『私の少年』がヤングマガジンへ移籍するらしい。出版社が変わるせいで単行本が発刊し直しとなる模様。6月に講談社から「1巻」が発売される。こういう場合、昔なら買い直しすることが多かったのだが、当然今回は見送り。そして何故か、最新刊となる?5巻の発売が11月と本屋のサイトに出ていた。鉄道模型の新製品発表を思わせる先の話だ(笑) (2018-42 05-07)
平成30年5月29日
前回更新した直後に気付いたのだが、最初にタムロンの「28-75mm F/2.8 Di III RXD」のことに言及した時、何故か「SP AF 28-75mm F2.8 XR Di」としてしまっていた。「SP〜」は一眼レフ用の古いモデルである。何をどう間違えたのか自分でもよく分からないのだが、多分名称が長いのでコピペで済ませているうちに、何か勘違いが発生したのだろう。実にお恥ずかしい。このサイトにいらっしゃった皆様とタムロン関係者の皆様にお詫びと訂正を申し上げます。 カメラネタはあれからいろいろできたんだけど、今日は一先ず違う話題を。 特定健診の結果 去年報告をサボったやつです(笑) 本来は「説明会」というやつに出席しなきゃいけないみたいなんだけど、本年もぶっちしてきました(笑) なお、結果の紙を受け取るときに「帰る」宣言すると、Uターンする前に個別の指導が待ち受けている(笑) 今年も例外なく「HbA1cが高いですね」と指摘されたのだが、これだけは毎年下がらないからもうどうしようもないと思ってる。決定的にヤバい数値でもないし、俺のヘモグロビンはきっと寿命が長いんだ、って思うことにしてる。家に帰ってよく見ると、去年引っ掛かったGPTが大幅に改善。引っ掛かってないけどギリギリだった他の肝機能の数値もかなり改善。返す返すもHbA1cだけ改善しないのは謎。 で、体組成計の話も聞いてみたのだが、「アスリート指数」に関してはメーカー極秘らしくて、どこの数値を重視して決めているのかは不明。「相対的なものだと思います」って言われたので、例えばBMIとか推定基礎代謝量とかから計算で出せるものではないようだ。今回「71」ということで「アスリート」の仲間入りをした私は、去年から「11」もアップしている。「70」からアスリート“認定”を受けるのだが、「80」以上でさらにハイグレードな「プロスポーツ選手レベルのアスリート」扱いを受ける。来年も「11」上げることができれば、謎のプロスポーツ選手レベルの超一般人の誕生だ。今はこれが目標になっているかも??? なお、来年もそれだけ上げられるのか?という問題については成算ありである。この1年を振り返ると、後半三分の一ぐらいで運動強度を上げている(例のボールの一件も含めて)。同じペースで1年間通せばトレーニング量としてはこの1年以上ということになり、トレーニングが上手く筋肉量の増加に繋がれば充分狙えることになる。とはいうものの、最近体重が増えないのがちょっとした悩み。一度65kgを越えて「やった!」と思ったら、今は62kgまで落ちてしまった。体重を増やすには食べるしかないわけだが、最近食欲が頭打ちになってきた。今の食欲がどの頃から始まったのかというと、一度アホみたいに体重を減らした年の年末頃から。気が付くとお腹が空いていることが多くなって、そして気が付くと昼食あたりからガンガン食べられるようになっていた。それまではカロリー摂取を主に夕食に頼っていたのだが、その頃から昼と夜でそれまでの1.5倍ぐらいは食べるようになった。ちなみにきちんと朝食も食べるんだけど、「食べないよりはマシ」程度かな? まあ、その頃から人生史上最強クラスで食欲が旺盛な時期を過ごしてきたのだが、最近ちょっと微減かなあと感じ始めている。年齢のせいかもしれないし、体がブレーキを掛けているのかもしれない。前者だとするとこれから緩やかに体重は落ちていくだろう。後者だとすると食べる量と消費する量の均衡点が体重63kg前後ということになる。いずれにせよ、何年も前から掲げている目標は第一条件である体重65kgすら夢物語になりつつある。現状維持程度で体脂肪率10%未満へと切り替えることも考えなくてはならない。食欲が落ちていても「甘いものは別腹」で入れようと思えば入るんだけど、それすると今度こそ糖尿病へ急転直下になりそうだからねえ。そもそも糖分だけじゃ筋肉は付かないし。プロテインの量を増やすのも何かちょっと。と、やや悲観的ではあるが、普段は普通に頑張ってバット振り回している。 家ではトレーニング用の1200グラムを使っているのだが、今年から目標でこのバットを1日平均100回振ることを目指している。月単位で集計していて、努力目標で150回、さらに裏目標で200回。バッティングセンターに持って行くバットはもっと軽いので、これの回数には含めないことにしている。1月はギリギリ。2月の途中で思い立ってメニューを増やし、努力目標をクリア。3月は裏目標をクリア(それぞれその時点で追加の目標を設定した)。4月は努力目標クリアに留まったが、5月は後半何だか体の調子が良かったのでガンガン振り回して、本日で何と
「It's over 7000!!」(*1)
数日前に余裕を持って裏目標クリア。残りでどれだけ上乗せできるか面白がってたらちょっと狂気を感じるレベルに入って来てしまった。あと2日あるけど、明日は雨っぽいから休みかなー? 6月に入ると梅雨が待っているので、良くて努力目標ぐらいになるかと。代わりにバッティングセンターに3回ぐらい足を運ぼうかなとも思っている(普段は月に2回)。 と、特定健診から完全に話題が外れたところでまた明日。
*1 元ネタは『ドラゴンボール』の英語版、ナッパが悟空の戦闘力をベジータに聞いたときのベジータのセリフ「It's over 8000!!」(アニメ版だと何故か9000らしい)。 (2018-41 05-06)
平成30年5月24日
タムロン「28-75mm F/2.8 Di III RXD」発売 買ってません。これまでの侃侃諤諤のパターンだと、「買わないって言ってたけど欲しかったから買っちゃった(てへ)」なのだが、今回は買ってません。欲しいけど、まだその時じゃないってのが一番の理由で、第二の理由は今回こそは品薄で予約してないと手に入らないっぽい。ない袖は振れぬ。まあとにかく、今は本気でα7 IIIには「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」があればそれでいいと思っている。 とかいいつつ、LA-EA4は買ってしまった。後輩の結婚式に出席する予定なのだが、α7 IIIとGX7 MarkIIの「7コンビ」で行くことにした。広角ズームがないので、考えた末にマウントアダプターが一番手軽で安いだろう、ということになった。「16-35mm F4」はタムロンからお求めやすい価格で発売されることを期待しよう。俺、別にZEISSのマークに魅力感じないし。本来LA-EA4もLA-EA3ももっと後回しにするつもりだった。α99IIがあるからそれでいい、だったのだが、今回さすがに上記の7コンビにさらにα99IIを足すのは苦しいと感じた。GX7 MarkIIの目的は頼まれた4K動画の撮影の為で、α7 IIIでもα99IIでも4K動画は撮れるけど……被写界深度やら何やら考えるとGX7 MarkIIの方が適していると考えた。結局のところ2台持って行くから軽い方がいってのも大きいんだけどね。 今回は広角ズームの補充、という意味合いが強く、ZEISS銘の16-35mm F2.8ではなくコニカミノルタ時代の17-35mm F2.8-4を使うので(それしか持ってない)、トランスルーセントミラーとモーター内蔵のLA-EA4の購入となった。私の手持ちのα/Aマウントレンズはモーター非内蔵のものが多いので、実はLA-EA4の方が登板回数は多くなりそう。一方で、SSM搭載の2本とSTF135mmに関してはLA-EA3の方が有利なので、結局α7 IIIでα/Aマウントレンズを最大限有効活用しようと思うと両方必要になってくるんだけどね。今STF135mmも挙げたが、どちらにせよAFできないSTF135mmはトランスルーセントミラーがない方が少しでも感度が稼げるだろう……という意味でLA-EA3側に持ってきた。ひょっとしたらフォーカスエイドとかに関係したりするかもはしれない。でもまあ、100mmSTFがあるのにわざわざアダプターでSTF135mmはくっ付けないかな? というわけなのだが、実際手にしてみるとこのアダプターポンコツだなあ。α77と同じAFユニットかと思っていたのだが、α77より4点少ない15点しか測距点がない。α77から四隅を削った感じ。おまけにAPS-Cじゃなく35mm判だからその15点がかなり中央に寄っている。α‐7よりは広いかなあ?って感じ(苦笑) まあこれは仕方がないんだけど、モーターだけ内蔵してトランスルーセントミラーなしで、α7 IIIの像面位相差やコントラスト検出方式のAFが利かせられるようなアダプターって作れないものかね? せめてα99IIの79点載せたやつが欲しい。ソニーのAマウントへの情熱のなさを考えると、多分無理なんだろうなあ(遠い目) まあいいや、基本的にα/Aマウントレンズはα99IIで使うから。 LA-EA4を付けると下に出っ張るので、カメラを置くのに安定しない。多分縦位置グリップとセットで買うのが正解だったのだろう。しかしながらその縦位置グリップ、私が買おうと思った直前で某ヨから始まる家電量販店での価格がアップしてしまった。α7 IIIを購入してしばらくしてからドットコムで価格ウォッチングをしていたのだが、少し前に少しだけだが値下がりしていたのだ。そのタイミングで買えばいいのに、何となく放置していたら、買おうかなと思う前に元の値段に上がってしまい、値下がりしたのを見ているだけに買いづらくなってしまったのだ(ケチ)。ちなみに縦位置グリップはハンズオンさせてもらった。某社のバッテリー何たらグリップとは違って、こちらは優秀。α7 IIIはD810やα99IIと違って小ぶりなので、縦位置にしたときホールディングの安定感にやや欠けるような気がしている。だからα7 IIIの縦位置グリップはアリではないかと思っている。尤も、縦グリ付けたら重くて大きくなって外に持ち出すのを躊躇われることが予想されるのだが。あと、ソニーの公式ページでは「LA-EA4と縦グリを併用したら縦位置構えにくいから注意してね」という主旨のことが書いてあるのだが、実際両者を装着してみると充分併用可能。確かにLA-EA4の出っ張りのせいでスペースは狭くなるのだが、私の手があまり大きくないせいか大した問題ではない。これは嬉しい誤算で、余計に縦位置グリップ購入に気持ちは傾いた。あとはあのタイミングで値段の変動さえなければねえ(苦笑) 今はあまりやる気が起きないのだが、次に気合が乗ったら同じレンズでα99IIとα7 IIIの撮り比べをしてみようと思っている。画素数の多いα99IIの方がシャープに写りそう? 私が考えている可能性は、α7 IIIは画像処理エンジンのチューニングがシャープめになっているんじゃないかということ。α99IIとの撮り比べでそこんところが少しでも分かればいいなあ、なんて思っている。そしてきっと、最終結論は、「ま、細かいところはどうでもいいか」に落ち着きそう。 (2018-40 05-05)
平成30年5月17日
次に買うレンズは? 某ヨから始まる家電量販店の好感度がまた下がった(今日もまた前置きがうんと長いです)。本日フォトヨドバシの『ソニーEマウントレンズ完全レビューブック』が発売となった。ニコンFマウント版、キヤノンEFマウント版に続くシリーズ第三弾である。同じソニーでもAマウント版は……永久に出ないんだろうなあ(遠い目) まあ今更って感じもするし、別にいいんだけど(別に拗ねてないけど)。
さて
ざっと目を通して気になることがあった。ソニー純正の「E 35mm F1.8 OSS」が「広角」カテゴリーに分類されている。「35mmなら広角でいいんじゃないの?」――違います。このレンズはAPS-C判のイメージサークルしかカバーしていない。α7シリーズやα9でもクロップして使えるが、基本的にαの4桁シリーズ向けのレンズだ。メーカー公称の画角は44度で、いわゆる「標準レンズ」と呼ばれるカテゴリーに入るレンズなのだ。最初に気付いたのは、巻末の一覧で広角のところに入っていたシグマの30mmだ。こちらもやはりAPS-C判向けのレンズで(*1)、35mm判では45mmのレンズがほぼ同じ画角となる。世間では「標準=50mm」みたいなところがあるから、「45mm相当は広角に入っちゃうのかねえ」と思って白い目で見ていたのだが(*2)、それより画角の広いフォクトレンダーの40mmは標準カテゴリーに入っていた。支離滅裂やん。どうせあれだろ、担当した人間が一眼レフ至上主義でニコンキヤノンの本には力入れてもソニーだからって手抜きしたな?と思ってニコンのも見たのだが(キヤノンは持ってない)、そちらでもやらかしてました。「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」とシグマの「30mm F1.4 DC HSM | Art」の2本が広角カテゴリーのページに掲載されていた。但し、後者は巻末の一覧ページでは「標準」にカテゴライズされていて一貫性がない(前者は誤植で何に分類されているかよく分からない)。結論としては、「焦点距離の数字しか見てないのがバレバレ」ということだね。 巻末のスペック一覧表でもう1点気になることがあった。「画角」のところだ。メーカーの公式ページからコピペしてきたのかな?という感じでやや統一性に欠ける。焦点距離は多少の誤差を含むらしく、例えばA社の85mmがB社の90mmよりも画角が狭い、なんてこともあるそうな。焦点距離がきっちり正確であれば画角も計算できるはずなのだが、誤差がある故に正しい画角は我々ユーザーや一般販売店レベルには分からないのだ。念のためちょっと調べてみたけれど、同じメーカーでも50mmの画角がちょっと違ったりするし、別メーカーで比べてもわずかだが差があった。というわけで、コピペになってもここは仕方がないと思う。ただ、書き方は統一して欲しかった、という気はする。で、それ以上に気になったのがシグマレンズでの表記。シグマのミラーレス用であるDNシリーズは、APS-C判とマイクロフォーサーズ判の2種類が発売されている。画角の後ろの注記に「DN」とか「DC」とか「Eマウント」とかあるんだけど……。まず「DN」というのは、シグマの製品のうちミラーレス用であることを示す記号で、センサーのフォーマットを示すものではない。「DC」は「APS-C判向け」という意味だが、シグマ独自の表現であって一般的ではない。最後の「Eマウント」も、35mm判とAPS-C判と2種類あるのでどちらのことかそれだけでは分からない。場所によっては「Eマウント=APS-C、FEマウント=35mm判」という使い方をされているようだが、正式には「FEマウント」というものは存在しない。マウントの呼称は、その奥にあるセンサーのサイズがAPS-Cだろうが35mm判だろうが「Eマウント」である。というわけで、「DN」「DC」「Eマウント」、この3つは全部「APS-C判」と書くべきでは?――と思ったら、シグマの公式サイトにて「画角(DC)」とあるのを発見。「Eマウント」に関しても「Eマウント」としか書かれていない。犯人はお前か! ただ、この本はソニーEマウントレンズに関するものなのだから、「DC」はともかく、「DN」(多分DN注記の画角はマイクロフォーサーズ用のもの)は書く必要がないんじゃないの?と思ったり。 以上、「PHOTO YODOBASHI」への文句でした。
*1 マイクロフォーサーズ用も発売されいてるが、Eマウント用としてはAPS-C判だ。 *2 本来の「標準レンズ」の定義は、フィルムやイメージセンサーの対角線の長さと同じ焦点距離を持つレンズのこと。故に35mm判だと約43mm、APS-C判だと約28mm(キヤノンはもう少し短い?)、マイクロフォーサーズは約21mmとなるはず。
ここから本題です。前置きが長いのはウチの特徴だと思って諦めてください(反省の色なし)。タイトルがはるかかなた昔の話に思えるので再掲しておくと、『次に買うレンズは?』です。当初はもっと早くに掲載する予定だったんだけど、『Eマウントレンズ』の本が発売されることを知り、それを読んでからにしようと思ったのでこんなことになっちゃいました。くどいようですが、反省はしてない。だだだだ、だって、悪いのは「PHOTO YODOBASHI」なんだもんっ!(責任転嫁の八つ当たり) で、『完全レビューブック』の掲載本数は90本。新発売となるタムロンの「28-75mm F/2.8 Di III RXD」やシグマの単焦点シリーズは載っていない。Eマウントはタムロンやシグマ、トキナーだけでなく、中国や韓国のメーカーもいろいろと純正にないレンズを発売していて、よく言えば百花繚乱状態。ただ、私はどうしてもそうしたメーカーの製品品質への偏見が拭い去れず、やっぱり日本メーカーのレンズがいいなあ、と思っていた。が、最近そこに揺らぎが発生している。実績と言う点ではまだまだかもしれないけれど、タムロンやシグマがかつて歩んできた「安かろう悪かろう」路線から脱却したように、中国韓国メーカーのレンズも「安いが侮れない」ところには充分来ているのかなあと思う。 てなわけで候補がちょっと増えたりしたため、下書きを改訂してお送りする「橘雪翼が現在購入を検討しているレンズ」の始まり始まり〜。なお、後の「☆」マークは、使用頻度や値段、手持ちのレンズとの兼ね合いも考量した上での「次の一本になりそう」な度合いです。
● FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS :☆★ まず「純正」部門、先陣を切るのがEマウント超望遠ズームレンズ。「GM」マークのお高いやつである。ミノルタの70-200mm F2.8やニッコールの200-500mm F5.6があるから望遠域はほとんど視野に入ってなかったのだが、雑誌で読んでいたら「α7 IIIはF11でもオートフォーカスが作動する」と書いてあって興味が湧いて来た。2倍のテレコンバーターを装着すると望遠端が「800mm F11」になるが、それでもAFが作動するのだ! 「800mm F11」というスペックを見ると、一昔ふた昔前のMFレンズにありそうな雰囲気だが、こういうAFレンズが今までなかったのは「AFが効かないから」……かな? 一眼レフではなくミラーレスではあるが、AFが作動するようになったのは技術の進歩を感じる。ただ、単体としての「800mm F11」は今後も登場しないだろう。技術の進歩は光学設計にも及び、現在は「400mm F5.6」に2倍テレコンを付けても画質の劣化を最小限に抑えられるからだ。使いにくい「800mm」よりも「400mm」にプラスする汎用性の方が(写真界の)世間一般にも受け入れられやすいだろう。話がまた長くなってしまったが、100mm STFをニヤニヤ触りながら「G Masterレンズはこれ一本になるかもしれない」と言っていたのはどこのどいつだったか、早くも二本目の可能性が浮上してきた。尤も、テレコンとセットで買うとほぼ「α7 IIIと100mmSTF」のセットと同金額。この大きな壁に阻まれて「次の」に限れば実現度は低め。でも、将来的にはいつか……?
● Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS :☆☆★ GMではなくZEISSの広角ズーム。過去に撮った写真を見返していると、標準域で「これはいい!」と思うものはそんなに多くない。その辺りはまだまだ腕が未熟と言うことなのだろうが、広角や望遠の方が気に入った写真が撮れることが多いような気がする。というわけで、広角の整備を標準よりも先にする可能性が出てきた。手持ちのαレンズやFマウントレンズの広角は古いか焦点距離がやや極端かなので、“普通”かつ“新しい”ものとなると穴になっているのもポイント。、今、私が大好きなキャッシュバックキャンペーンもやっているので、その期間内に……となると「次の一本」の度合いはますます高まる。一方で、もう少し待っていればタムロンあたりから対抗馬が出るんじゃないかと思い始めて、心にブレーキがかかったりも。「ZEISS」マークのせいか、「16-35mm F4」としてはちょーっとお値段高いんだよねー。
● AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED :☆☆☆★ α7 IIIは買ったが、まだまだFマウントは捨てていない。というわけでお次はこちら、ニッコールレンズ。手持ちのラインナップで一番大きな穴が魚眼レンズ。そこにどんな大きくて深い穴が空いてようが、普通は問題にならない魚眼カテゴリー(笑) でもまあ、1本ぐらいは欲しいよね? ちなみに、こんなこと言ってるが魚眼はしっかり1本持っている。古くて極端なスペック(*3)のレンズだ。というわけで、さっきと同じく“普通”かつ“新しい”のが欲しいんですよ。魚眼な時点で普通じゃないけど、そこはさて置いて下さい。前々から円周魚眼にも興味はあったし、1本に2つ入ったこのレンズは魅力的。ズームを調節すれば「正方形フォーマットでの対角魚眼」としての使い方もできそうで、新しい世界が拓けるんじゃないかという期待もある。実際に店頭で見てみると、意外に小さくて少し驚く。中身がぎっしり詰まっているのか、持ってみると意外に重くて二度驚く(笑) というわけで、「GMレンズ」のときと同じく、「“4th NIKKOR”が“Last Nikkor”になるかもしれない」って言ってた割にはまだまだまだまだニッコールの最後は訪れそうにない(笑)
*3 唯一の手持ちの魚眼レンズは、開放F値が9.5なんです。
● PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED :★ ティルト及びシフト可能なレンズ。一応まだ候補には残ってます(笑) ただ、後述するサムヤンのレンズの存在を知り、欲しい度合いを示す星評価がさらに半分欠けることに……。このレンズの最大の問題は何と言っても値段。10万円台でもちょっと躊躇するのに、現実はその倍。欲しいけど買えない、の筆頭格と言っていいだろう。模型の撮影が増えたら話は変わってくるんだけど、最近制作が停滞しているのに何の模型を撮るつもりかな? 模型以外の被写体を発見したらまた話は変わってくるんだけど、今流行りの逆ティルトも後追いと言う名のただの猿真似な気がして撮る気が起きない。建築写真を撮るとしたらもっと広角になるから、共用もできないし……可能性はとことん低い。
● XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS :☆ 「Xマウント!? お前持ってないやんけ!」――もちろん本体とセットで買うんですよ。もちろんレンズキットとしてだ。「18-135mm」の方も気になったのだが、レンズキットの設定がなく、ばらばらに買うと完全に予算オーバーになるからダメ。と言う話の流れからも分かる通り、レンズが欲しいというよりは本体が欲しくて、本体だけでは撮影できないから消去法的?にこちらのレンズというわけ。その本体もそこまで積極的に欲しいわけでもなく、安くなったら一度富士フィルムのカメラも使ってみたいなあ、というとんでもなくいい加減な動機である。最終的にはX-T20が今後どこまで値下がりするかにかかっている。前にも書いたが、不満点もあるので今の値段では全く買う気がしないのだ。後継機が発表されれば“希望額”まで下がりそうな気はするが、後継機を見た上でX-T20で我慢できるかどうかは不明。OM-D E-M1の時は“型落ち上等”だったので、本気撮りでなければ多少は妥協できるタイプの人間じゃないかと自分で思いたい。ただ、ちょっと根性出せばα7 III(と安いキットレンズ)も持ち歩けることが先日判明したため、実現度がダウン。それから、α6500の後継機が登場しちゃったら、そちらに持って行かれる可能性も高い。もっとも、α6500の後継機が出た場合、型落ちとなるα6500で我慢できそうになく、かつ後継機が今のα6500よりも安いわけがなく……やっぱり根性出してα7 IIIを持ち歩きますか!
● 28-75mm F/2.8 Di III RXD :☆☆★ ここからレンズメーカー。先陣を切るのはタムロン。説明不要の“α7 III用”の小型軽量安価な高性能(期待)標準ズームだ。購入自体は決定的で、値段が落ち着くのを待つので「次の」になる可能性はちょっと低め? その間のシグマとトキナーの動きからも目は外せないが、両社が同じ路線で来るともあまり思えない。シグマは大きくて重くて高くなってもいいから高性能路線で、トキナーは個性的レンズで勝負しそう。もちろん対抗路線で来てもらうのは大歓迎だけどね。
● T-S 24mm F3.5 ED AS UMC :☆☆☆ 祝?侃侃諤諤初登場!となるサムヤン製レンズ。最近になってちょくちょく名前を聞くようになった韓国メーカーだ。レンズ名の「ED」はいいとして、「AS」とか「UMC」は手振れ補正や超音波モーターを想起させるのだが、残念ながらどちらもそれではない。「AS」はグラス非球面レンズで、「UMC」はウルトラマルチコーティングを示すらしい。紛らわしいよ(笑) ティルト、シフトができるレンズなのでもしやとも思ったのだが、さすがにそんな画期的なことはないらしい。まあともかく、このレンズの価値はあおり撮影が可能というところにある。さっきのPC-Eニッコールや後述のキヤノンのTS-Eの強力な対抗馬だ……というか、僅かに残っていた可能性をほぼゼロに叩き落したと言った方がいいか。何と言っても10万円を切る超お買い得価格が魅力的。機能的にもただただティルトとシフトができるだけでなく、レボルビング機構が付いていて角度が変えられるという点も特にニコンに対して優位だ。しかもこれ、Eマウント以外にもFマウントやAマウント用も発売されているらしい(例の完全レビューブックのニコン版には載っていなかったが、本より後にレンズが発売されたようだ)。Eマウント用を買うとそれ専用になっちゃうけど、AかFを買っておけばマウントアダプターでEマウントでも使えるわけで、活用範囲が広がる。現在の運用と用途を考えれば、ベストマッチなのはAマウント版? α77で模型撮影時にこれを使うとなれば、晴れてようやくE-PM2も引退させられる。α7 IIIで使いたくなった時のマウントアダプターも純正品が使える。当初、24mmという焦点距離の短さが気になったが、α77ならばセンサーサイズの関係で画角が狭くなる上に、模型撮影時はクロップ(正確には「スマートテレコンバーター」)することが多いので全く問題がない。むしろ下手に50mmだったりするよりもいいぐらい。というわけで、存在を再認識したのは今日の「Eマウント」の本からだったが、本日唯一のAマウントレンズで候補リストへ殴り込みだ。
● SP45mm F1.8 Di VC USD :☆☆★ いやね、この前ね、ちょっと何かで見てたらね、値段が定価の半額だったからね。半額だったら買ってもいいだろーという謎の論理が働いた。いくら半額でも半額で30万のレンズは厳しいけど、本レンズは半額で5万円切るわけだからね(と書いてて思ったが、60万のレンズが半額になったらやっぱりお買い得だよな……60万のレンズってサンニッパあたりか!?)。でも、冷静に考えると58mm F1.4買っちゃった後でこれ買うか?って話にもなる。45mmと58mmで写真の印象は変わって来るとは思うんだけど、両方所有したところで両方持ち歩くもしくは使い分けるこまめさは私にはなさそうだ。多分どちらか気に入った方しか使わない気がする。とは言え、そこは実際に使ってみないと分からない面もある。もし45mmの方を気に入ってしまったら58mmが勿体ないわけだが、それは45mmが自分に合っていたということだから諦めるしかない。無理して合わない58mmを使う方が体に悪い(ちょい大袈裟な表現)。なんて「買うための言い訳」をしている自分がいたりする。とにかく、値札の数字を見ていると何かの勢いで「これ下さい」って言っちゃいそうで怖い。某ヨから始まる家電量販店のカメラ売り場への出入りは、しばらくの間禁止しなきゃだめだな(笑)
● SP90mm F2.8 Di MACRO VC USD :☆☆ Fマウントにもマクロが欲しい!ということで、純正ニッコールと立場を争うのがコチラ。ただ、今のところ“外”でマクロ撮影する機会が少なく、αレンズの50mmマクロや100mmマクロも近所より外に出ることはほとんどない。2年前にタムロンの70-300mmF4-5.6を買う時、このマクロレンズも頭にあった。某植物園に行く直前のことで、普通に考えたらマクロレンズを買うべきなのに何故望遠ズームを選んだのか。その前の年に行った時、柵から離れた被写体を撮影したいのに近寄れないという思いをした記憶が強く残っていた。それで「マクロより望遠ズームの方が撮影倍率を高くできるのでは」という結論になり、事実望遠ズームはそれなりの役目を果たしてくれた。以降、このレンズを買う決定機が訪れず、今でもこうして悩んでいる。あったら使うだろうけど、α99IIと100mmマクロで充分な気も? 勢いで買っちゃう原因になりかねない割引率も、45mm F1.8と比べるとまだまだ(笑) よっぽど「今度の旅行で使いたい」という機会でもない限りは永遠の候補として残る運命にありそう。
● TS-E 50mm F2.8L マクロ :★ ティルト及びシフト可能なレンズ――のキヤノン製品。レンズメーカーではないのだが、使い方がレンズメーカー以上に本来の組み合わせではないので敢えてこの順番で。もちろんだけど、マウントアダプターでα7 IIIに付けるのである。実売価格はニッコールの方が安いのだが、こちらはティルトとシフトの角度を変えられる点で優れている。但しシフトは模型撮影で使うかどうか不明。それこそ建築写真でも撮るなら話は別だが、だったらもっと広角を買うべき――と言ったあたりはニコン“純正”と同じ話になる。元から可能性が低かったのだが、先述のサムヤン製レンズを知ってしまってほぼ「この話はなかったことに」。
● ULTRON 40mm F2 Aspherical SLIIS :☆☆ ここから(通常の)マニュアルフォーカスレンズ。禁断の領域へ突入します(笑) いずれもコシナのフォクトレンダーブランド。そのスタートはFマウントの1本。厳密に言うと、コレ、持ってるんだよね……OMマウントのを。少しリニューアルされていたと思うんだけど、基本は同じだったはず。OMマウントのは結構気に入っていたので、Fマウントのを買う計画は2年前のD810を買った直後からあった。ただ、今更MFレンズを買うのは……と実質凍結状態に。さらにその後、58mm F1.4も買ってしまったわけで。タムロンの45mm同様、「40mmと58mmとで写真は変わってくるけど(以下略)」。さらにさらにで、α7 IIIを手にした今なら、マウントアダプターを買うことでOMマウントのを使うこともできる。極めて非常に難しい立場にあるが、今日挙げたレンズ群の中では安価な部類に入るためまだギリギリ可能性が残っていたり。でも冷静に言って、DfならともかくD810でコレは買わないかなあ。
● Hyper Wide Heliar 10mm F5.6 ASPHERICAL E-mount :☆☆☆ 「10mmってAPS-Cだろ?」って思っちゃうんだけど、そんなことなくてばっちり35mm判のイメージサークルをカバーするらしい。「らしい」っていうのは未だに私も半信半疑だからです(笑) 一昨年に12mmという新たな領域に足を踏み入れた私が、今度は10mmという未開の地へ……面白そうじゃないですか。マニュアルフォーカス? 10mmだし開放F5.6だし、何とかなりますよ。値段がシグマの12-24mm F4.5-5.6の倍(シグマ購入時と10mm F5.6現時点での比較)するので、あの時ほどは気軽に買えないのが弱点。 実は直前まで大本命だったのだが、先日LAOWAという中国メーカーのブランドから10-18mmのズームが出るという話を聞いて、ちょっと揺らいでいる。『Eマウントブック』には出てないメーカーなのだが、名前自体は聞いたことがある。ヨドバシでは取り扱いがないのかな? 10-18mmと聞くとこれまたAPS-C用?と思ってしまうのだが、ちゃんと35mm判のイメージサークルを持つようだ。10mm単焦点と10-18mmズームとだと、汎用性で考えれば後者になっちゃう……よね? 後は値段とか日本で入手できるのかとかの問題になりそう。
● NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mount :☆☆★ 本来35mm判の“標準レンズ”は43mmであるべきで以下略。人の視覚に近いとか何とか言われるけど、いざ「あ、ここは標準レンズだな」と思って50mmレンズを付けると、画角の狭さに頭を傾げること多数。という自分の経験があって「本来の意味での標準レンズは43mm!」と主張し、OMシリーズでの40mmの愛用に繋がる。ただこれ、絶対的な物じゃなく個々人の感性ではないかとは思う。35mmが標準だという人もいれば、もっと広い28mmがいいという人もいる。野鳥撮る人なんかは「600mmが標準だ」って言うらしいし(笑) それはともかく、フィルムを使っていた最末期に愛用した40mm。あの時は開放F値が2だったが、こちらは1.2と明るく、何だかワクワクしてくる。値段もどこぞの50mmF1.4よりは安い。あとはマニュアルフォーカスという点をどう考えるか。開放で近距離だと全くピントが合わなさそう(笑) 拡大もできるけど、いちいち拡大してピント合わせてたら撮影テンポ悪すぎだしねえ。ということもあって、この後登場する「40mm F1.4」とポジションを争うことに。
● NOKTON classic 35mm F1.4 E-mount :☆☆ 誰? 明るい広角単焦点には魅力を感じないって言ってたのは? いや、正直なところ値段ですよ値段。35mm F1.4でこの値段なら検討する価値がある。軽量コンパクトだし。意外にも今まであまり35mmの単焦点を使って来なかったので、一度手にしてみるのも悪くはないと思っている。ちなみに今までに買った35mmは2本。多いか少ないかの判断は読者の皆様に委ねよう。1本はミノルタの旧モデルで、旅行に行く前に中古で買った。その後あまり使ってない。もう1本もミノルタの中古品で、マニュアルフォーカスのF1.8。こちらも買った直後に何度か使った後はあまり使ってない。んんっ? 数年後に「フォクトレンダーの35mm F1.4は買ってみた。但しあまり使ってない」って自白してそうだな。
● MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical :★ またまたマクロレンズです。そんなに必要なら四の五の言わずにFマウントもEマウントもマクロレンズ買ってるはず。現実にはそうじゃないので、マクロレンズはαの2本あれば十分という可能性が大……書いてる途中でそういう結論になってしまった。一応説明しておくと、フォクトレンダーブランドの65mmという独特の焦点距離を持つマクロレンズ。弱点としては最大撮影倍率が1/2しかないこと(αマウントの2本は両方等倍)。あと、値段をよく見ると安くない。純正のEマウントの50mmマクロが2本買えるやん。α7 IIIでマクロが使いたくなったら、マウントアダプターでαマウントの2本を使えばいいような気がしてきて、最終的に可能性がほぼ消滅。ニコンとキヤノンのあおりレンズもそうなんだけど、せっかく下書きしてたので勿体なくて残してるだけです(爆)
● NOKTON classic 40mm F1.4 :☆☆??? さっきの40mmと何が違うのか。開放F値が少し大きい。半段ほど暗いのだが、実はそこじゃなくて、こちらはライカMマウント互換のVMマウントレンズだ。何故今更レンジファインダー用のレンズなのかというと、AFマウントアダプターの存在である。マウントアダプター自体に繰り出し機構が組み込まれていて、ライカMマウント及び互換マウントを持つレンズを力技でオートフォーカスしちゃうという代物だ。マウントアダプター経由でα7 IIIに付けることになるけど、そのマウントアダプターのお陰でAFという大きなアドバンテージが生まれてしまった。40mm F1.2と比べると値段も安いし軽いしで、そういう意味でも大変魅力。肝心のAFアダプターの実力がどの程度か使ってみないと分からないので、まずはマウントアダプターより始めなきゃいけないんだけどね。さらには、Lマウントの43mm F1.9も持ってるから、この40mm F1.4に出番があるかどうかもじっくり考えないといけない。
● NOKTON classic 35mm F1.4 :☆☆??? こちらも同様。Eマウント用と焦点距離、開放F値は同じだが、AFマウントアダプターの性能次第であっちじゃなくこっちということになる。40mmの時も同じことが言えるのだが、フォクトレンダーのEマウント用はカメラに付けると「35mmレンズ」として認識され、そのまま手ブレ補正が使えるしExif情報にも反映される。Mマウントレンズの場合、手動入力が必要になって面倒。でも、実用性利便性で言えばAFできるかどうかの方が重要で、だからマウントアダプターの性能が大きく左右することになる。
● M-ROKKOR 28mm F2.8 :☆☆??? ● M-ROKKOR 90mm F4 :☆☆??? 最後は「ある意味純正」のMマウントMFレンズで締めておこう。ミノルタCLE用の交換レンズであり、現在新品では流通してないはずなので中古品を探すことになる。なお、このリストにない40mmF2は既に持っている。星の後のハテナマークの意味は、先の2本とは違ってAFマウントアダプター云々ではない。今日挙げた中でも実用性よりも趣味性に大きく傾いたチョイス、という意味が含まれている。28mmは既に持っている「G-ROKKOR 28mm F3.5 」の影響もあるし、90mmにしたってこれでなければならない理由は「ROKKOR」である以外にはない。逆に、ミノルタ大好き人間としては「M-ROKKOR」の3本を所有する喜びは他のものでは代用し難くもある。さすがに実用性と値段のバランスが大きく崩れたものに手を出すのはどうかと思っていたのだが、一応使えて、一応昔よりは安くなった?値段を見れば、まあ持っててもいいかな、と。どちらにせよ中古で探すことになるので、いい出会いを待つという形になる。いつまで経っても巡り合えない可能性もあれば、明日運命の出会いを果たして持って帰ることも有り得る。
全19本のラインナップだが、実質的に3本消えているので16本か。「全体的に星の数が少なくない……?」と思われた方、大正解。星の数が多かったら迷わず買ってるって(笑) 星の数が唯一3つより多いFisheye NIKKORは、実売価格も下がってきたようなのでかなり狙い目。サムヤンのアオリレンズも有力で、こちらは受注生産らしい。今から注文すれば、次の模型の完成に間に合うんじゃないかとも思ったり。最初は10mm単焦点を買う気満々だったんだけど、中国メーカーのズームレンズの話を聞いて一旦保留。その他のMFレンズは趣味に走りすぎ……な感じもするので、まあもうちょい後かなあ。広角ズームもかなり心が動いた。後輩の結婚式に呼ばれていて、α7 IIIを持って行こうと思ってるんだけど、広角ズームあったほうがいいかな?と。どうせ遅かれ早かれ買うんだろうし、だったら出番があるときに買ってしまって長く使うのが吉。でも、冷静に考えてマウントアダプターでαマウントの17-35mm F2.8-4を使えばいい話じゃないかとも思う。画質云々はあるかもしれないけれど、それを言い出したらGMレンズ買わなきゃいけなくなってただの予算オーバーになってしまう。マウントアダプターこそ「いずれは買うのだから」、出番がありそうなら早めに買って長く使うのがいいだろう。ちなみに、Mマウント互換のAFマウントアダプターの方は、当初は今頃買ってる予定だったのだが、ちょっと目を離した隙に市場在庫が枯渇気味に。出遅れた感もあるが、メーカーも在庫を切らしたというところにある種の疑問を抱いた。ひょっとしたら改良された新型が登場するんじゃないか?と期待している。 以上、今の時点での私の頭ン中でのお話で、明日になったらどうなってるかは全く分かんない(笑) 突然全く候補になかったレンズが「これいいやん! 早速買おう急いで買おう明日買おう!」って言いながら買いに行ってる可能性も無きにしも非ず。一説によるとこうやって迷っている時間が一番楽しいとか……いやいや、そんなことないよね。新しいかどうかに関係なく、いい写真撮れた時が一番楽しいよ! (2018-39 05-04)
平成30年5月9日
大谷シフト エンジェルス・大谷の様子をネットの速報でチェックしていて、「ショートゴロ」の打席があった。その後映像で見たところ、右方向(セカンド方向)に打球が転がって行く。「おやっ?」と思ったのだが、一、二塁間に野手が3人いる。そう、大谷シフトである。打球の方向に関係なく、遊撃手が捕球して一塁へ送球しアウトになれば「ショートゴロ」なのである。最近の日本のプロ野球でもたまに「内野5人シフト」などが見られるが、内野へ転がった打球で「センターゴロ」が記録されたりする。それと同じだ。 思うことが二つある。まず最初は、速報の画像、打球が転がっている方向を1、2塁間にした上で「ショートゴロ」にできないのかなあ? 記録よりも実際の打球の方向が知りたい。「ショートゴロ」の下に「大谷シフト」とでも注記を入れれば完璧だ。画像と「ショートゴロ」がワンセットで変えるのが面倒なら、注記で「大谷シフト、打球一、二塁間」と記すとか。無理かなあ? プロ野球速報だったら「投手ガッツポーズ」とか「フェンスギリギリ」とかいろいろ説明入れてくれるんだけど。 もう一つは、遊撃手が一塁手と二塁手の間に行くわけじゃないんだね、ということ。野球ができた頃は、遊撃手は今の位置に守っていたわけではなかった……というのは有名なお話。その時代に立ち戻って、相手打者によって遊撃手が守備位置を変える……という考え方は、さすがにこの現代においては古いだけか(笑) 遊撃手だけが動き回ると大変だから、二塁手、遊撃手両方が少しずつ位置をずらす……ってことになるんだね。
さて、「大谷シフト」では外野手の守備位置はほとんど変わらないようだ。ゴロのみが極端に引っ張り方向に固まり、飛球系の打球は左右、満遍なくでなくても散らばっているという分析の結果らしい。で、いつものようにバッティングセンターで左打席で打っているときに気付いた。私も左方向のゴロがない。引っ張りは上下いろんな角度で飛んで行くのに、逆方向はある程度角度の付いた打球しかない。私がもしどこかのチームで草野球デビューしたら、大谷シフトと同じシフトを敷かれるかもしれない。想像するとちょっと感激。但し、シフトを敷かれるほどバカスカ打てるかどうかはちょっと自信がない。そもそも相手投手の左右に関係なく左より右の方が打てそうな気がするので、某チームの前田君よろしく左打席封印となりそうだ。 と、ここでさらに考えると、右打席も逆方向へのゴロが少ない気がする。そもそも右打席で逆方向へ打つことが少ないのだが、それでもちょっと振り遅れた場合は右へライナーが飛ぶ。でも一、二塁間方向のゴロ……というのはあまり覚えがない。実は逆方向へのゴロって打つの難しいんじゃないの?という結論に落ち着いた。 野球関連の話題、ということで例のボールの問題その後。現在トータル10球に穴が開き、数だけで言えば初代メンバーが全員撃沈した形になる。今は二期メンバーを投入し、さらに2球控えがいる状態ではいるものの、夏が本格化するころには二期メンバーも全滅しているだろう。このペースだと出費が嵩む一方なので何かしらの対策を立てないといけない。一応、今使っているゼット社よりも安い値段のものは通販で発見できているのだが、「多少はマシ」という程度。もうちょい抜本的に何か考えなくてはいけないのだが、解決策が出る見込みがない。 もう一つ困っているのがバッティンググローブ。以前は「バッセンで半年使い、その後家での練習用で半年使う」というペースで消費していた。半年に一度新しいのを買えば良かったのだが……去年の12月頃、あまりにも摩耗が激しいので、ちょっと早い4ヶ月での入れ替えをした。しかし次はもっと早くダメになり、今度は3ヶ月で交換。さらにまずいことに、先月の末頃(家で使い始めて1ヶ月経たない頃)から滑り止めのパターンがなくなってツルツル滑るようになってしまった。一週間ほど我慢して使ってみたのだが、かなり厳しい。かといって一ヶ月で交換となると、先ほど書いたボール以上の出費となり大変悩ましい。 はっきり言って、鉄道模型やカメラに比べれば何てことのない出費だ。でも、その2つが金食い虫なので、せめて1つぐらいはお金のかからない趣味を……と思っているため頭を悩ませている。鉄道模型はともかくカメラの方は、α7 IIIと100mmSTFを買ったからしばらくもう何も買わなくていいや……と思ったはずなのに、今また色々と欲しいと思っているレンズがある(苦笑) できるだけ資金の貯蓄に勤しみたいわけだが、レンズは諦めて、もしくは計画を遅らせてボールと手袋に回しますかねー。一応私の中での序列は写真より上だし。 (2018-38 05-03)
平成30年5月2日
FE 100mm F2.8 STF GM OSS ちょっと間が空いちゃったけど、α7 IIIと同時購入したレンズFE 100mm F2.8 STF GM OSS のお話。実は3回ぐらい下書きしては書き直ししてるので、思い切っていつもとは違う話の流れにしてみようかと。 初回報告時に本体とレンズについて「満足度100点」と評価した。その後の本体の詳細レポート時にも「満足度100点」を貫いたのでレンズも……と思ったけど、若干シビアに95点。減点要素は、マクロ切り替えリングを操作しないと最短撮影距離の0.57mまで寄れない事。そのリングの操作感が(慣れてないだけかもしれないけど)好きになれない事。絞りリングで絞り操作しようとすると露出ステップが1/3段になる事。これらを勘案しても描写力がカバーして100点維持、の予定だった。しかしながら、初回報告時の「今までに見たことのないシャープさ」という評価を撤回することになった。このレンズの評価が下がったわけではない。シャープさについては文句なしだが、「今までに見たことのない」という部分を削除しておきたい。どうやら、新しいシステムのカメラと新しいレンズとを買った高揚感がそう思わせたのだろう。他のレンズも充分シャープでした。そう、例のAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G もある程度絞ればキレっキレだ(「三次元的ハイファイ」というのがイマイチよく理解できないだけ)。というわけで、FE 100mm F2.8 STF GM OSS の描写力は文句なし。接写するときに若干めんどくさいだけで、“STFなのに”AFで撮影できるし、手振れ補正も効果抜群(本体が強力なのかレンズが強力なのかは分からないけど)。“大満足の95点”である。 マクロ切り替えリングを見た時、最大撮影倍率がミノルタのSTF 135mm F2.8 [T4.5] よりも上がっているのかな?と思った。最短撮影距離は0.87mから0.57mに短縮。しかしながら、焦点距離が短くなっているので、その分寄らないと同じ撮影倍率にはならない――結論から言うと、STF135mmと同じ0.25倍だった。「同じ」なのにリングで切り替えが必要なのか……と少しがっかりしたのだが、STF135mmはMFレンズなので条件は一緒ではない。このクラスの単焦点レンズとしては寄れるほうなので、そう思って我慢することにしよう。切り替えリングの操作方法は、ボタンを押しながら回転させる。掛かったロックをボタンで解除するわけだが……ロック必要かなあ? ここは人にもよると思うし、なかった場合は私も「知らん間に切り替わってた!」と言ってそうだから、ロックはあった方がいいのかもしれない。でも、リングよりもスイッチ式の方が良かった気がする。焦点の合う範囲は、通常時「0.85m〜∞」、マクロ時「0.57m〜1m」と少し重なっている。ここはソニー偉い! 絞りリングは、カメラ側で操作するAのポジションと、リングで操作するポジションがある。STF135mmと同じだが、STF135mmには絞りが2組みあって、Aとそれ以外で違う絞りが作動した。レンズ側で操作する絞りの方がより円形に近い絞りだったはず。100mmSTFにはそういった説明がないので、今回は1組だけだろうか。だとすればAのポジションでカメラ側から操作すればいいだけなので問題なしということになる。ただ、絞りリングはマクロ切り替えリングと違い、ロックがないので意図せず動かしてしまうことがある。そこが一番の問題点で、不満だ。 描写力はピカ一。95点の原動力です(笑) ボケはもちろんのこと、よく分からないけど解像力が高いのも幻ではないはず(ここだけの話、最近ちょっとAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6G ED VR は開放だと微妙に甘いのかなと思い始めたり……)。ボディが2400万画素とD810やα99IIに比べたら少な目で、その分解像力が高く見えるのかもしれないが、だとすれば2400万画素はやはり理想的です(笑) 何だかんだ言っているけど、結局のところ細かいことは良く分からないんですがね(爆) 最後に、このレンズの概要を。ソニーがEマウントレンズの最高級シリーズとして立ち上げた「G Master」の1本。その中でも特徴的なのが、「アポダイゼーション光学エレメント」を組み込みボケ描写を追求している点。かつてのミノルタの“最高の一本”にも数え上げられるSTF 135mm F2.8 [T4.5] の後継者だ。口径はFナンバーで2.8だが、光量としてはF5.6相当となる(T5.6)。STF135mmの時はF2.8でT4.5と1段半分だったのが、100mmSTFでは2段分暗くなっている。アポダイゼーション光学エレメントの効果が強くなっているのだろうか? 焦点距離は135mmから100mmと短くなっているが、レンズ構成枚数の増加、AFやOSS搭載のせいかレンズ重量はあまり変わらず。フィルター径も同じ72mmだ。135mmF2.8や100mmF2.8といったスペックのレンズとしては前玉は巨大だが、STF135mmの時に読んだ話によると、口径食を出さないために前玉を大きくしているという。おそらく今回もそうだろう。 「全ては描写力のために」というレンズなのだが、それでも“たったの”700グラムと重くはない。実はSTF135mmとあまり変わらない大きさ重さなのだが、レンズの構成枚数が増え、OSSユニットとAF用モーターが追加されていると考えれば妥当なところだろうか。ソニーにはいろいろと文句を付けたいところもあるのだが、「STF」の後継レンズを「G Master」シリーズの1本としたことには称賛を贈りたい。“先代”STF135mmはミノルタαシリーズを代表する一本だったが、今回もシリーズの顔となるべく気合いの入ったレンズであることが窺える。今のところ「このレンズのために本体α7 IIIを買った」状態で、レンズ単体で言えばGMシリーズ唯一20万円で買えるレンズ(2018年3月末時点での某量販店での値付け)でありながら、私にとっては本体とセットでD810やα99II以上の出費となった。それでもその価値があると思わせる、そんな素晴らしいレンズである。今はまだ「撮らされている」状態だが、そのうちいい写真が撮れることに期待しよう。 (2018-37 05-02)
平成30年5月1日
1勝目 5月になった今日、今季初観戦。秋山完封……未遂の1失点完投勝利。打線は初回から繋がり、今永から3点先制。4回は初回にタイムリーを打った下位打線がチャンスを作り、梅野の犠牲バントからの秋山タイムリー。ここからさらにチャンスを活かして2点追加。6回には上本が今季初本塁打で加点。上本は今日、3打数3安打2打点1本塁打の大活躍。ロサリオ、福留、梅野がノーヒットだったのだが、それを感じさせない今日の阪神打線だった。
阪神らしからぬ試合を見てしまい、今季の勝ち運を全部使い果たしてしまった気がする(笑) (2018-36 05-01)
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